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2024年7月26日08時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 案の定出てきた私的流用 乱立総裁選 裏金幕引きの目くらまし(日刊ゲンダイ)

※2024年7月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年7月25日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


岸田首相も茂木幹事長も総裁選で頭がはいっぱい(新たな疑惑浮上の堀井学衆院議員=右)/(C)日刊ゲンダイ

「とうとう出たね。。。」──ダウンタウンの松本人志じゃないが、案の定だ。選挙区内の有権者に香典を渡したとして公選法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた堀井学衆院議員(自民離党=比例北海道)に、新たな疑惑が浮上した。安倍派から還流された裏金のうち数百万円を私的流用した疑いがある。

 堀井は2018〜21年、計2196万円のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載せず裏金化。一部の現金約500万円は、堀井自身が東京から北海道に運び出し、地元事務所で管理していたとされる。

 これまで堀井は自ら運んだ裏金を「秘書から教えられてキックバックの金と知った」とし、「事務所の維持費や支援者との交際費に使った」などと説明。2月に20〜21年分の裏金計1086万円を収入として、資金管理団体「ともに歩き学ぶ会」の収支報告書に追記・訂正した際には、全額を「使途不明金」として計上していた。

 ところが、堀井の説明は全くのデタラメ。「使途不明金」とはよく言ったもので、裏金は香典の原資となった疑いだけでなく、堀井本人のスーツ代や靴代、クリーニング代のほか、2年前には自身のXに「サウナー歴36年」と投稿した趣味のサウナ利用代にも流用していた疑いが、新たに判明したのだ。

 事務所内でいさめる声があったものの、堀井は経費として扱うよう求めたというから、盗人猛々しい。裏金は結局、堀井がサウナで流したドロドロの汗と共に消えていたわけで、自民党が実施した裏金議員への党内調査が実にいい加減だったと改めて証明された。

夏休み返上で党内調査をやり直せ

 岸田自民党は派閥裏金事件を受け、2月に所属国会議員を対象にしたアンケート調査を実施。A4の紙ぺら1枚に、設問は「記載漏れの有無」「記載漏れがあった場合の金額」の2つだけ。いつ誰が何にいくら使ったのか、実態を解明する気はゼロで、単なるアリバイ調査に過ぎなかった。

 同時に匿名を条件に裏金議員ら92人の聞き取り調査を行ったが、こちらの報告書も裏金の使い道は「会合費」「車両購入費」「人件費」などと項目でのみ説明。「政治活動費以外に用いた、違法な使途に使用したと述べた者は一人もいなかった」と総括したが、こんな形だけの調査をうのみにするバカはいない。

 いくら身内同士の甘い匿名調査とはいえ、「ハイ、確かに裏金を違法に使いました」と正直に告白し、外に漏れれば刑事訴追が待っている。“裏金サウナ”の堀井を含め、真相を打ち明けるマヌケはいないし、聞き出せるわけもなかった。

 それでも岸田首相は国会などで「検察が捜査を尽くして得られた事実」と強調しながら、「政治活動以外への使用、違法な使途は把握されていない」と繰り返し強弁して、再調査を拒否。改正政治資金規正法とは名ばかりの抜け穴だらけのザル法成立でお茶を濁し、裏金事件の幕引きを狙ったのである。

 しかし、岸田が言い訳の材料に使った「検察の捜査」の結果、党内調査と矛盾する「違法香典」と「私的流用」の疑いが、とうとう噴出したのだ。調査が真っ赤なウソだった以上、やり直しがスジ。夏休み返上で裏金の全容解明に努めるべきだ。

この期に及んで自分の生き残りが最優先


なぜか注目の的(菅前首相)/(C)日刊ゲンダイ

 実際、堀井以外の裏金議員にも私的流用が行われている可能性は十分にある。本紙の調べでは、世耕弘成前参院幹事長(自民離党)が裏金1542万円の一部を原資に「ドンペリ」など高級シャンパンやワインを買い漁り、収支報告書に「贈答品代」として計上。金額は21〜22年の2年間で45万6030円に上る。

 ほかにも22年7月には高級万年筆で知られるモンブラン銀座本店で5万3900円分の「贈答品」を購入。報告書に添付された領収書の宛名は「世耕弘成」の個人名義だ。いずれも地元選挙区・和歌山の有権者に贈っていれば、堀井の香典と同じく公選法違反罪(寄付の禁止)に問われかねない。プライベートの支出を政治団体に振り替えていたら政治資金規正法違反の疑いが生じる。

 ちなみに「裏金ドンペリ」の1本は、21年12月24日に購入したもの。仮に世耕本人がイブの夜に誰かとグラスを傾け、裏金が「泡」と消えていたとすれば、ロコツなまでの私的流用となる。

 また、杉田水脈衆院議員(比例中国)も裏金1564万円の一部を地元選挙区内のカラオケスナックに支出し「政治活動費」に計上していた。22年3月の自民党大会に出席後、都内からトンボ返りし、1万6000円を支払い、領収書は宛名ナシの空白だ。杉田は自身のXで「アニソン好き」を公言。趣味のカラオケに興じた支出を「政治活動費」と呼ぶには相当ムリがあり、堀井のサウナと同様に私的流用を疑う余地はある。

「裏金は政治家個人の雑所得とみなし、課税すべきです。しかも、堀井氏のような裏金の私的流用は、不正行為の伴う所得隠しであり、より悪質。『1000万円以下の罰金、または10年以内の懲役』の懲罰を科すべきケースです。『国民は増税、自民は脱税』では示しがつきません。検察当局もこの点を重視して、捜査を尽くしてほしい」(立正大法制研究所特別研究員の浦野広明氏=税法)

下野だけが金権腐敗の解決手段

 いくら「汗」と「泡」に消えた裏金のデタラメ使途が暴かれようが、自民党に自浄能力を期待するだけムダだ。

 9月の総裁選まで2カ月を切り、「岸田降ろし」を画策する面々の水面下の動きが連日、報じられるようになったが、重鎮が誰を推すとか、誰と誰が会食したといった類いの記事ばかり。党内の誰からも裏金事件の全容解明を求める声や、失われた信頼を取り戻す「政治とカネ」の抜本的な改革プランは出やしない。

 世論調査では「次の首相候補」ナンバーワンの石破茂元幹事長や、現職閣僚では河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保相が出馬への意欲を見せ、若手・中堅議員からは小林鷹之前経済安保相や斎藤健経産相らを擁立する動きも伝わってくる。

 石破か河野か、やはり本命は小泉進次郎元環境相か、はたまた加藤勝信元官房長官か--と、なぜか非主流派の菅義偉前首相が誰を担ぐのかにも注目が集まり、論外とはいえ、本人はやる気満々の茂木敏充幹事長を含め、「ポスト岸田」として取り沙汰される候補の名前は次から次だ。

 候補者乱立の総裁選になりそうだが、投票権を持つ自民党議員たちの評価基準は「誰なら選挙の顔として票が取れるか」が最優先。この期に及んでも皆、自分の生き残り策しか考えていない。「刷新感」のあるリーダーに代われば、きっと総選挙も乗り切れるとタカをくくっているのだ。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言った。

「金権腐敗の解決法として派手な総裁選を演出するのが、自民党政権延命の常套手段です。今回も総理・総裁という『選挙の顔』をすげ替え、裏金批判をそらすつもりでしょう。しかし、本の表紙だけを替えてもダメ。いくらトップを取り換えようが、金権腐敗体質を絶対に変えたくない議員が支えている以上、自民党の本質は大きく変わりようがない。裏金事件を巡る一連の自浄能力に欠けた動きで、国民もそのことはよく分かったはずです。今度ばかりは総裁選のバカ騒ぎで有権者をゴマカしきれません。総選挙で自民を下野させることが、唯一の金権腐敗の解決手段なのです」

 大体、小選挙区制で執行部に選挙資金も公認権も握られているとはいえ、自民党内にまともな政治家がいれば、とっくに党を割っている。乱立総裁選は裏金幕引きの目くらまし。決して茶番劇に惑わされてはいけない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/161.html

記事 [政治・選挙・NHK295] たった50円で?岸田政権が最低賃金引き上げに「好循環」とドヤ顔も現実ガン無視に庶民激怒(日刊ゲンダイ)
たった50円で?岸田政権が最低賃金引き上げに「好循環」とドヤ顔も現実ガン無視に庶民激怒
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358212
2024/07/26 日刊ゲンダイ


この人に庶民感覚が分かるわけがない(C)日刊ゲンダイ

《国民の声を本当に聞いていないな》《ここ最近は視察ばかりしているが、何を見ているのか》ーー。ネット上では批判の声が目立つ。2024年度の最低賃金(時給・全国加重平均額)の引き上げ額の目安が過去最大の「50円」と決まったことについて、岸田政権が物価と賃金の好循環につながると受け止めている、などと報じられたためだ。

 岸田文雄首相(66)は25日、記者団に対し、連合(日本労働組合総連合会)の集計で春闘の平均賃上げ率が5.1%だったことに触れつつ、「最低賃金の力強い引き上げを歓迎したい」「労務費の(価格)転嫁、生産性向上のための自動化・省力化投資を支援していく」と強調した。

 「令和の所得倍増」を掲げる岸田政権が発足したのは2021年10月。当時の最低賃金は930円だった。その後、23年度に初めて1000円を超える1004円となり、今年度は1054円になる見通し。「物価高を上回る賃上げ」を目指す岸田首相にとっては政権発足から124円の時給引き上げは“成果”と映っているのだろう。

自民党国会議員はウン千万円の裏金をため込み、サウナにスーツ…

 だが、物価や資源の高止まり状態は続いたまま。5月の毎月勤労統計調査(速報値)でも、物価変動を反映させた実質賃金は26カ月連続で減少している。「過去最大」の引き上げ幅とはいえ、「50円」程度では“焼け石に水”ではないのか。にもかかわらず、岸田政権が意気揚々と「好循環」とアピールしていることについては違和感が広がっているようだ。

 SNS上ではこんな声が出ている。

《好循環?たった50円ぽっちで?ありがたく思えと。マジでふざけているな》

《時給50円引き上げで8時間働いても400円増えるだけ。400円だよ。夏祭りのかき氷も変えないよ。これが所得倍増か》

《日本は本当にG7でいいのか?経済の先進国と言われる国の時給引き上げがわずか50円で好循環なのか。分からん》

 これが庶民の本音だろう。一方で、自民党国会議員はウン千万円の裏金をため込み、サウナにスーツ…だから許しがたい。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】では、裏金自民の悪辣さを深掘りしている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/162.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 広島原爆の日の式典、周辺での「平和運動」を締め出しへ 公園一帯で「入場規制」、プラカードやのぼりは禁止(東京新聞)
2024年7月26日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/342847

 8月6日の広島市の平和記念式典で、原爆ドーム周辺を含めた平和記念公園の全域に入場規制を広げる市の方針が波紋を広げている。メイン会場から離れたエリアも手荷物検査を受けないと入れず、プラカードやのぼりの持ち込みを禁止。安全対策を理由とするが、法的根拠はなく行きすぎた表現規制との懸念も。背景には近年の平和行政の変質も指摘される。(山田雄之、山田祐一郎)

◆物議を醸した「園内での禁止行為」
 広島市は5月、平和記念式典で、入場規制エリアを昨年まで対象外だった原爆ドーム周辺を含む公園全体に広げる「安全対策」を発表した。当日午前5〜9時に入場規制し、6カ所のゲートで手荷物検査を行うとした。
 これに加えて物議を醸したのが園内での禁止行為。「式典の運営に支障を来す」としてマイクや拡声器のほか、プラカードや横断幕の持ち込み、はちまきやゼッケンの着用まで禁じ、従わなければ退去を命令することがあるとした。
 規制強化の理由としたのは昨年の式典の際、原爆ドーム周辺で市職員に活動家の集団が腕を組んでぶつかるなどした「衝突事案」だ。5人が暴力行為法違反の疑いで逮捕、起訴された。
 松井一実市長は記者会見で「参列する市民の安全を最優先に考えての措置」と強調。「原爆ドームや供養塔の周辺で毎年、慰霊に関する行事をしている団体もあると思うが」と問われると、「今までのような集会はできなくなるかと思いますね」と淡々と応じた。

◆「核廃絶の思いを自由に伝えたいと考える人は多い」のに
 被爆者たちの受け止めはさまざまだ。広島県原爆被害者団体協議会の箕牧(みまき)智之理事長(82)は「こちら特報部」の取材に「騒動を起こす人がいることも事実。犠牲者を追悼するために厳粛に式典を行いたい。規制は仕方ない」と理解を示す。一方、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(79)は「祈る場所は必要以上に制限されるべきではない。反戦や核廃絶の思いを自由に伝えたいと考える人は多い」と話した。
 6月上旬、日本ジャーナリスト会議(JCJ)広島は「ゼッケンなどの着用禁止は表現の自由に抵触する。取り消すべきではないか」と市長あての質問状を出した。JCJ広島幹事の難波健治さん(76)は「そもそも式典を巡る問題は騒音だった。いつのまにか安全の問題にすり替わった」と強調する。

◆「条例は関係なく法的根拠はない」
 どういうことか。会場周辺のデモで拡声器が使われたことを受け、市が2019年に参列者に行ったアンケートでは、音が聞こえたという人の約6割が「式典に悪影響がある」と回答。市議会は21年、議員提案された「市民の理解と協力の下に、厳粛の中で行う」と定めた市平和推進基本条例を賛成多数で可決した経緯がある。ただ「厳粛」の具体的な規定はなく、県弁護士会などは「市民の表現を萎縮させる」と懸念を示していた。
 公園からの退去などを市民に強制できる根拠はあるのか。市の市民活動推進課の担当者は取材に対し、手荷物検査や禁止行為による退去命令について「条例は関係なく法的根拠はない」と断言。「安全な式典にするための必要最小限の規制。表現の自由を制限するとは思わず、あくまでご協力いただくもの」と述べた。プラカードなどを使って平和や核廃絶を訴えたい人については「規制終了後や公園外でしてほしい」と話した。

◆「ここまであからさまな表現の自由の制限は…」
 デモの音量に対する「騒音規制」の問題だったはずが、いつの間にか目的が「安全対策」にすり替わったという今回の出来事。広島大の田村和之名誉教授(行政法)は「別の場所から大音量が発せられる可能性があり、騒音問題の解決になるのか疑問だ」と話す。
 「式典が安全に行われることに異論はないが、論理の飛躍だ。差し迫った危険の発生が具体的に予見されるわけでないのに、短時間とはいえ拡声器やプラカードといった表現活動を禁止するのは言論の自由や集会の自由の制限に当たる」と憲法違反を指摘する。その上で「ここまであからさまな行政による表現の自由の制限は最近、目にしたことがない」とあきれる。
 松井市長は5月の会見で、衝突事故の再発防止のため、式典会場外の区域も式典会場と位置付けて規制する考えを説明した。田村さんは「式典として使用実態がない場所は自由利用が原則であり、市長の説明は詭弁(きべん)だ」と批判。都市公園法の原則に反し、正当な理由なく住民の公共施設利用を拒んではならないとする地方自治法にも違反するとした上で「屋外の平和公園で式典を行う以上、騒音は避けられない。行政が必要以上に規制すれば、異を唱える人を排除することになる」と危ぶむ。

◆広島の平和行政が変質していないか
 近年、広島の平和行政を巡っては平和団体が懸念を示す問題が相次いできた。広島市教委は、平和学習教材に引用掲載してきた漫画「はだしのゲン」や、1954年にビキニ環礁で米国の水爆実験で被ばくした「第五福竜丸」の記述を2023年度から削除。市民団体が実施したオンライン署名では、約半年間で削除に反対する声が5万9000筆以上寄せられた。
 昨年6月には広島市の平和記念公園と、旧日本軍の真珠湾攻撃を伝える米パールハーバー国立記念公園が姉妹協定を締結。同年9月の市議会で市幹部が、米国の原爆投下の責任議論を「現時点では棚上げにする」と答弁し、被爆者団体などから批判を受けた。今年の式典を巡っても、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを招待する方針を表明。ウクライナ侵攻以降、招待していないロシアへの対応との違いを「二重基準」と会見で指摘された松井市長が声を荒らげて否定する場面もあった。
 「根拠やプロセスを説明しないという松井市長の政治姿勢が年々、顕著となっている」と指摘するのは広島市立大の湯浅正恵教授(社会学)。「行政は法律や条例の規則に基づいて政策決定をするべきなのに、納得できる説明がない状況が続いている」。7月には突如、来年以降の式典招待国の基準も見直す考えを示した松井市長。湯浅さんは「近年にない特殊な状況」と受け止める。

◆「アメリカのご希望に沿う岸田首相、追従する広島市」
 「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」は先進7カ国(G7)広島サミット後の昨年7月、「広島市平和行政の変質を問う声明」を発表し、現状への危機感を訴えた。
 共同代表を務める森滝春子さん(85)は「広島市の平和行政の変質は、原爆被害が見えなくなることを望む米国に沿った岸田首相の政策に、市が追従していることによって起きている」と危ぶむ。「G7の広島ビジョンも米国の核の傘の下での核抑止論を肯定する内容。その場所に広島が利用された」と批判する。
 今回の入場規制が原爆被害の実相を伝える上での悪影響を及ぼすのではないかと懸念する。「世界や日本から原爆被害者を悼みに来るのに、法的根拠なく入場を厳しく規制すれば、近づかない方がいいという人が出るかもしれない。被爆者が減る中、マイナスの効果しかない。それを止められないのは歯がゆい思いだ」

◆デスクメモ
 前に公園内の韓国人原爆犠牲者慰霊碑に足を運んだ。日本は米国の原爆の被害者だが、アジアとの関係では加害者でもある。立場の違いも含め原爆の実相を知り、犠牲者を悼み、核なき世界を願う場と思ってきた。戦後79年の夏空に「NO WAR」と掲げられる公園であってほしい。(恭)

【関連記事】広島市が平和記念式典にイスラエル招待へ、ロシアは侵攻以降招いていないのに…それダブルスタンダードでは?
【関連記事】広島平和記念公園とパールハーバーの姉妹協定 被爆者らはなぜ懸念するのか
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/163.html
記事 [政治・選挙・NHK295] 河野太郎を脅かす 石丸伸二の「伸びしろ」 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ)

河野太郎を脅かす 石丸伸二の「伸びしろ」 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358186
2024/07/26 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


まだ伸びしろがあるように見える(石丸伸二前広島県安芸高田市長)/(C)日刊ゲンダイ

 幼稚な大人が多い。思春期の女の子みたいにプンプン怒って周囲の気を引こうとしたり、突拍子もないことを言って自分をアピールしてみたり。

「かまってちゃん」といえば、定期的に作家引退宣言と撤回を繰り返すネトウヨの百田尚樹や、SNSに意味不明の文章やシャンパンを飲む自分の写真などをアップする三浦瑠麗が有名だ。橋下徹やほんこん、へずまりゅうらも同じカテゴリーだが、一時期ほどの勢いはない。賞味期限切れだし、社会もメディアも彼らにかまってあげられるほどの余力を失っているのだろう。

 こうした中、トップを走るのが河野太郎である。無能なのに自己評価は極めて高い。チヤホヤされると満面の笑みを浮かべ、批判されると激怒する。

 河野のSNSを見ると、本当に自分が好きで好きでたまらないのだなとよくわかる。自分のかわいい似顔絵が描かれた「太郎のクッキー」の写真をアップしたり、自民党の役員会にはいていく靴下を公開したり、自分の顔をプリントしたマスクをつけたり、G20サミットの写真と共に「タローを探せ」と投稿したり。このレベルの「かまってちゃん」はなかなかいない。

 しかし、ここにきて河野のポジションを脅かす人物が現れた。広島県から東京にやってきた石丸伸二という男である。

 都知事選に出馬し、第2位につけたものの、パワハラ体質や地元でさまざまなトラブルを起こし裁判沙汰になっていることなども報道され、あっという間にメッキが剥がれたが、まだ伸びしろがあるように見える。

 根拠のない自己肯定感、幼児的万能感、コミュニケーション能力の欠如を「突破力」と思い込む痛々しさ。いずれも河野に引けを取らない。

 河野の最大の特徴は、人の意見に耳を傾けないことだった。記者の質問には「次の質問どうぞ」、都合の悪い指摘には「所管外だ」、オンライン会議では幹部職員に対し「日本語わかるヤツ、出せよ」。約28分間の会議で河野は「はい、ダメ」「はい、次」と計13回繰り返したが、その内容は、3年に1度見直しが行われる「エネルギー基本計画」の中の、「程度」と「以上」という文言の表記についてだった。

 石丸も記者からの質問にまともに答えないが、これ以上日本に「河野太郎」はいらない。


適菜収 作家

近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/164.html

   

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