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2024年7月18日04時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK295] 改めて全てが倒錯だった都知事選 立憲民主よ、排除すべきは腐りきった連合だ(日刊ゲンダイ)

※2024年7月17日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年7月17日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


立憲民主の泉健太代表(C)日刊ゲンダイ

 疑惑の女帝が余裕の3選を決めた東京都知事選、同日投開票された都議補選のショックは広がるばかりだ。

 裏金事件でダウン寸前の自民党は独自候補を擁立できず、小池百合子知事に抱きついた上のステルス支援で大型選挙連敗を表向きストップさせたが、存亡をかけた補選は2勝6敗の大惨敗。判明分だけで2728万円もの裏金をつくりながら、小池とのパイプ優先で続投した党都連会長の萩生田光一前政調会長はきのう(16日)、辞任表明に追い込まれた。都連の幹部会合後、ぶら下がり取材に応じた萩生田いわく、「指揮を執った私の責任は大きかったと思ってます」「国政のさまざまな影響もあったというふうに判断しました」。今さら形ばかりのケジメではあるが、仕切り直して来年の都議選や参院選に備える構えだ。年内に解散総選挙へ突入する可能性も十分ある。

 かたや相も変わらずグチャグチャやっているのが立憲民主党とその周辺だ。小池の対抗馬として送り出した蓮舫前参院議員はマサカの失速。ポッと出の前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏の後塵を拝し、3位に沈んだ。それでやり玉に挙げられているのが、共産党との連携である。

 首長選おきまりで蓮舫は無所属で立ったが、立憲、共産、社民党と組んで戦った。現職の小池が裏金自民、その下駄の雪の公明党、日本維新の会とゆ党の座を争う国民民主党都連、特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の全面支援を受けていたのだから、野党ががっちりタッグを組まなければ挑みようがなかった。そこへ案の定の猛批判だ。発信源は強烈な共産アレルギーで知られる連合の芳野友子会長。連合は立憲の支援組織であるにもかかわらず、「誰がトップであろうとも“知事与党”であることが絶対」(連合関係者)がスタンスの連合東京は勝ち馬とみた小池支援に回った。

その言い草に蓮舫もカンカン

 それにしてもまあ、芳野氏の言い草は「それ見たことか」と言わんばかり。都知事選投開票から4日後、11日に行われた立憲の泉健太代表らとの会談で「4月の衆院東京15区の補選で共産党と並んで活動したことに、連合として看過できないという見解をまとめたが、今回の都知事選ではさらに共産党が前面に出すぎて、蓮舫氏が共産党の候補者のように見えてしまった」などとタラタラ。その後のぶら下がり取材でも、「東京の取り組みは全国に与える影響が非常に大きく、共産党が前面に出すぎて逃げた票があったのではと申し上げた。衆院選に向けて戦いやすい形は立憲民主党と国民民主党、それに連合がひとつのかたまりになることで、選挙区調整は両党の間で行ってほしい」とネチネチやっていた。

 連合会長というのは裏金自民の回し者なのか。一緒になって小池を応援した連中が「共産党排除」を押し付けるなんて倒錯としか言いようがない。共産の小池晃書記局長は「根拠を示してほしい。共産党のせいにさえすれば何でも通用するというような非常にレベルの低い発言だと言わざるを得ない。看過しがたい」とカンカンで、当の蓮舫もX(旧ツイッター)にこう投稿している。

〈現職に挑戦した私の敗因を、現職を支持した貴女が評論ですか。
私は今回公契約を活用した労働条件改善を強く提案。若者の雇用環境改善も提案しました。
本来、労働者を守る連合が要求する内容でもあります。
組合離れはこういうトップの姿勢にもあるかもしれませんね〉

 怒り心頭なのはもっともだ。

政府与党におもねる労働貴族に発言の資格なし


一体どこを見ているのか(連合の芳野会長)/(C)日刊ゲンダイ

 都知事選を注視し、公式ユーチューブチャンネルなどで発信してきた精神科医の和田秀樹氏もこう指摘する。

「連合会長に『共産党排除』を言う資格があるのでしょうか。はなはだ疑問です。労働組合は何のために組織されるのか。労働者の賃金を引き上げるためです。30年以上も賃金は横ばいなのに、企業は550兆円超もの内部留保をため込んでいる。この間、労働者の代表を標榜する連合はストを呼び掛けるどころか、ろくにアクションを起こさなかった。労組の体をなしていません。彼らは労働貴族です。共産党は旧ソ連や中国のような体制をつくろうとしているのではなく、労働分配率を向上させるのが基本的な考え方。連合会長は立憲民主党が共産党と連携すると票が逃げると言いますが、勤め人を軽視する自民党をよしとするから小池知事に相乗りしたわけでしょう。『労使協調』とか言って政府や大企業におもねり、物価上昇を上回る賃上げを引き出せない。それでも労組なのか、という話ですよ。右往左往している泉代表はコトの本質が分かっていないのでしょう」

 いま世論が求めているのは野党が中心となった政権樹立だ。ANNの世論調査(13、14日実施)でも、次期衆院選を経て「自公政権の継続を期待する」と回答したのは38%にとどまり、「政権交代を期待する」の43%を下回った。自民下野への圧力は強まっている。

自民党の手下か第2経団連か

 一方、2021年10月に芳野体制に移行した連合は常に野党共闘に横やりを入れてきた。岸田政権発足直後の衆院選で共産と「閣外協力」に踏み込んだ立憲が公示前勢力を割り込むと、「(連合が一丸となる)困難さを増長させた」と批判。新年交歓会やメーデー中央大会に岸田首相を呼んだり、自民の麻生副総裁や小渕組織運動本部長(現・選対委員長)との会食にのこのこ出かけていた。

 この間、実質賃金は過去最長の26カ月連続のマイナス。野党を分断させ、腐敗与党を増長させ、手取り減を傍観するだけの連合は百害あって一利なしだ。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言った。

「連合は一体どこを見ているのか。労働者を代弁する組織なのか。野党を応援しているのか。あるいは第2経団連を目指しているのか。はたまた第2自民党か。自民党の手下のように振る舞ったり、立ち位置がさっぱり分からなくなっている。連合の動きが野党に対する誤解を招き、ひいては国民にとってマイナスに作用しています」

 立憲が排除すべきは腐りきった連合の方だろう。

 女傑2人とは異質なトリッキーさで見せ物になった石丸に票を投じた有権者はどう見ているのか聞きたいものだ。政党不信を深め、小粒なポピュリストと一体化した無党派層は内ゲバを冷笑しているのではないか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/102.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 晴海フラッグは「都有地9割引」の果てにマネーゲームの舞台と化した 小池都政3期目 どうなる負のレガシー(日刊ゲンダイ)

晴海フラッグは「都有地9割引」の果てにマネーゲームの舞台と化した 小池都政3期目 どうなる負のレガシー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357630
2024/07/17 日刊ゲンダイ

集中連載(上)


明りのともる部屋はまばらな「晴海フラッグ」/(C)日刊ゲンダイ

 7日投開票の東京都知事選で「逃げの選挙」を徹底し、小池知事はまんまと3選を果たしたが、2期8年で積み上がった「負のレガシー」からは逃げられない。東京五輪の選手村を改修し、ファミリー向けマンションを整備するはずだった「晴海フラッグ」の問題もその一つだ。

 海の日3連休初日の13日夕、本紙記者が現地を訪れると人影は少ない。敷地の外れにある公園で5、6人の子どもたちが楽しそうに遊んでいるくらいで、驚くほど静かだ。

 今年1月から入居が始まり、2年後にはマンション23棟、5632戸に1万2000人が住む「新たな街」が誕生する触れこみだが、そんな賑わいの気配は感じない。

 複数の住人に話を聞くと「住むには快適」と声をそろえる。「交通の便が心配でしたが、バスの本数が多く、苦になりません」(ある住人)とも。

「ただ、私の実感では入居棟の2〜3割の部屋には誰も住んでいない。やはり『あの問題』が影響しているのでしょう」(別の住人)

投機目的の法人が買い占め

「あの問題」とは、晴海フラッグの分譲マンションが転売・賃貸目的の投資家や法人に買い占められ、投機マンションと化していることだ。NHKが登記簿をもとに「サンビレッジ」という街区の1089戸の所有者を調べたところ、全体の4分の1以上の292部屋が法人名義での取得。棟によっては法人名義の部屋が全体の4割以上を占めていた。また、個人名義では最も多い人で10戸を所有していたという。

 実際に日が暮れると、明かりのともる部屋はまばら。周辺の月島や豊洲のタワマンと比べても真っ暗な部屋が圧倒的に多い。東京都が投機目的の購入を想定せず、申し込み戸数の制限など規制を設けることなく黙認したツケだ。晴海フラッグはもともと、都有地。都民の共有財産だった土地がマネーゲームの舞台となってしまったのだ。

 しかも、周辺地価の9割引きという破格値で、三井不動産レジデンシャルなど11社の事業グループに“投げ売り”された経緯がある。いわくつきの譲渡契約を締結したのは2016年12月、就任1年目の小池だった。

「都議会や都財産価格審議会にも譲渡価格を事前に諮らず土地を処分。本来なら地方自治法の規定に反します」と言うのは「晴海選手村土地投げ売りを正す会」の市川隆夫事務局長だ。

 正す会のメンバー32人は17年8月、売買は違法だとして都に周辺地価との差額の賠償を求める住民訴訟を起こした。1、2審は敗訴し、最高裁も今年3月に上告を棄却。6年7カ月に及ぶ法廷闘争は終わった。

「都側は都市再開発法108条2項で地方自治法の規定を免れると主張しましたが、所管の国交省の見解は『都有地などの財産の管理処分には適用できない』。しかし、この点に気づいたのは2審の結審直前。結局、最高裁は2審までの都の主張を追認し、国交省の見解について評価を避けました」(市川隆夫氏)

 三井不動産グループには都の幹部OB14人が天下り。法解釈をねじ曲げ、天下り先に便宜を図ったようにも映る。今後も正す会のメンバーは「一般の感覚からみて、おかしいことには『おかしい』と声を上げ続ける」と意志を固めている。  =つづく

(取材・文=今泉恵孝/日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/103.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 兵庫パワハラ知事「無制限95問」なのに小池都知事たった「15分10問」…メディア対応“雲泥の差”(日刊ゲンダイ)

兵庫パワハラ知事「無制限95問」なのに小池都知事たった「15分10問」…メディア対応“雲泥の差”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357766
2024/07/18 日刊ゲンダイ


地位を手放す気はない(兵庫県の斎藤元彦知事)/(C)共同通信社


媒体を選別できない都議会では仕方なく? 大勢の記者に囲まれる小池氏(C)日刊ゲンダイ


質疑応答では記者を厳選(C)日刊ゲンダイ

 いつまでしがみつくのか。県職員へのパワハラ疑惑など疑惑まみれの兵庫県の斎藤元彦知事が、地位に恋々としている。

 疑惑は元県幹部の男性がパワハラや贈答品受け取りなどを告発した文書の配布で浮上。男性は懲戒処分を受け、7日に死亡した。自殺とみられる。男性は斎藤知事が出張の際に特産品のワインをねだる音声データや百条委員会の出席に備えた陳述書、「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージも残しており、遺族がまとめて議会に提出した。

 この間、斎藤知事に5回も辞職を進言してきた副知事が涙ながらに引責辞任を表明。3年前の知事選で斎藤氏を推薦した自民党県連会長の末松信介参院議員が「大きな正しい決断をしてほしい」と事実上、辞職を要求した。

 多くの県民を含め「辞めろ」の大合唱だが、斎藤知事はどこ吹く風。1時間40分に及んだ16日の定例会見で厳しく進退を問われても「県民から大きな負託を受けている」「県政を前に進めることが、私の責任の取り方」などと同じ答えをグルグル繰り返し、辞職を重ねて否定した。

 驚くべき厚顔無恥のふてぶてしさだが、斎藤知事はこの日、のべ19人の記者から計95問を受け、質問が尽きるまで会見を続けた。

3選後初の定例会見で都政のPRを長々と


規制を設け、答えたのはたったの10問(C)日刊ゲンダイ

 パワハラ知事の肩を持つ気は毛頭ないが、先の都知事選を制した小池百合子知事とは雲泥の差だ。

 12日に小池都知事は3選後、初の定例会見に臨んだが、都政のPRを長々と続け、会見40分のうち質疑応答は15分。原則1人1問しか受け付けず、答えたのは10問のみ。それでも普段よりは多いくらいで、先月18日の都知事選の公約発表会見は会場から記者を締め出し、オンライン形式で開催。国内外のメディア約120社が参加したが、質問できたのはたった5社だけだった。

「コロナ5類移行後もフリー記者の参加はオンラインのみ。小池知事に指名されず排除された記者もゴロゴロいます。よほど耳の痛い質問を受けたくないのでしょうが、差別的な報道対応です。都庁記者クラブも知事の言いなりで、自由参加を促すことはない。本来あるべき会見の姿とはかけ離れています」(ジャーナリスト・横田一氏)

 小池都知事自身のSNSも投開票日の投稿を最後に沈黙。選挙期間中はショート動画を流し、「AIゆりこ」を駆使していたのに、当選した途端にプッツリだ。都民をナメきっている女帝は兵庫のパワハラ知事以下だ。

  ◇  ◇  ◇

 斎藤知事のパワハラなど多くの疑惑をめぐり、内部告発文書を配布し、懲戒処分を受けた元兵庫県西播磨県民局長の男性職員が死亡したが、さらに別の職員の自死を隠蔽している疑いが浮上した。●関連記事【もっと読む】は必読だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/104.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 日本は米国の都合のいい財布? ウクライナ支援「5200億円拠出」報道に国民が抱く複雑心境(日刊ゲンダイ)
日本は米国の都合のいい財布? ウクライナ支援「5200億円拠出」報道に国民が抱く複雑心境
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357749
2024/07/18 日刊ゲンダイ


国民には厳しく他国には大盤振る舞い(C)日刊ゲンダイ

《国際社会のために必要なのはわかる。わかるけれど…》《昔ながらの感覚で酒屋や米屋が町内会のお祭りでたくさんの負担を求められている感じ(笑)》ーー。SNS上では複雑な心境を示す意見が少ない。

 共同通信などが、G7(先進7カ国)で合意したロシアの凍結資産を活用するウクライナ支援を巡り、日本が33億ドル(約5200億円)を拠出する方向で最終調整に入った、などと報じたためだ。

 報道によると、米国と欧州連合(EU)が総額500億ドルのうち、200億ドルずつ拠出。残る100億ドルについて日本、英国、カナダの3カ国で分担するという。

 支援は融資であり、ロシアの凍結資産から生じる運用益を返済に充てる方針のようだが、具体的な見通しは不明だ。米国大統領選の結果次第では、凍結資産の扱いもどうなるか分からないだろう。こうした中、ネット上で見られるのは日本の財政状況を懸念する声だ。

5月の「実質賃金」は過去最長を更新する26カ月連続のマイナス

 財務省によると、国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」は3月末時点で約1297兆円にも上る。前年同期から約27兆円も増え、実に8年連続で過去最高だ。さらに「異次元緩和」などを背景に、2022年から顕著になっている「円の独り負け」というべき円安進行の結果、資源高、物価高によって国民生活が打撃を受けている。5月の「実質賃金」も過去最長を更新する26カ月連続のマイナスだ。

《国立大の学費負担増のニュースがあったが、ウクライナ支援よりも先じゃないの?そう考えるのは私だけ?米国の言いなりで都合のいい財布に使われていない?》

《米国はいいよ。武器をどんどん買ってくれるから。支援しても回収できるでしょう。日本は。5000億円もあれば国民に対する財政支援がいろいろできると思うけど》

《日本政府は融資や借款というけれど、焦げ付いた時はどうするの。もとは私たちの税金。裏金政権にはその感覚がない》

 岸田政権は5年で43兆円という規模の防衛予算増を掲げ、今後、さらなる国民負担が強いられることが予想されている。消費増税、年金削減……などと生活がどんどん苦しくなっている今、国際貢献とはいえ、果たして気前よくポンと「5200億円」の負担をする余裕があるのだろうか。

  ◇  ◇  ◇

【関連記事】では国民生活に厳しい岸田政権の姿について掲載している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/105.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 石丸伸二氏の民放3局「出禁」宣言に漂う半端ない“ガチ感”…YouTubeで延々メディア批判し威圧(日刊ゲンダイ)


石丸伸二氏の民放3局「出禁」宣言に漂う半端ない“ガチ感”…YouTubeで延々メディア批判し威圧
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357767
2024/07/18 日刊ゲンダイ


メディア批判が大好き(C)日刊ゲンダイ


投開票日のテレビ各局インタビューでキレ散らかした石丸氏(C)日刊ゲンダイ


ネット動画媒体からの質問は「まともだった」(C)日刊ゲンダイ

 ネット上で延々とメディア批判を繰り広げている。今月7日投開票の都知事選で落選した、石丸伸二・前安芸高田市長(41)のことだ。現在はテレビ番組に出演するほか、自身のYouTubeチャンネルで生配信をしたり、彦根市の和田裕行市長(53)とオンラインで対談したり、すっかりユーチューバーが本職となってきた。

 生配信ではしばしば、メディアへの不満をぶちまける。安芸高田市長時代には議会の様子の「切り抜き動画」で一躍、知名度を上げたクセに、14日の配信では「テレビ朝日のインタビューは話切り抜きすぎ」と主張。16日の配信では批判がエスカレートし「(インタビューの)フルの動画をアップしない限り、テレ朝の取材もう二度と受けないです」と断言した。

 さらに日本テレビ、TBSラジオの選挙特番での噛み合わないやりとりがよっぽど不満だったのか、両メディアを名指しし「4年後に僕が都知事選に出るってなったら、大本命じゃないですか。どのメディアも取材したいじゃないですか。でも、『日テレはそういう態度とってたんで、絶対に取材受けません』と宣言する。ほら、困るでしょ。もう一個あげましょう。TBSの取材、一切受けません」と、出禁宣言だ。4年後に取材拒否って、一体何サマのつもりなのか。

 今年3月には大阪府の吉村知事が、大阪維新の会合でテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターを務める玉川徹氏について「今批判するのはいいけど(万博に)入れさせんとこと思って」と「万博出禁」をにおわせ、大炎上。「権力の乱用だ」との批判もあり、後に「僕自身が間違えていたと思います」と謝罪・撤回した。

 双方ともトンデモ発言ではあるが、吉村知事の「出禁」発言は党の集まりで冗談交じりに語ったこと。対する石丸氏の「出禁発言」には本気さが漂い、ガチ感が半端ない。すぐ「出禁」を持ち出しメディアを威圧するような人物は、やはり上に立たせてはいけない。

  ◇  ◇  ◇

 石丸氏は都知事選後、連日テレビ番組に出ているが、やはり馬脚を現した。一方的に話す街宣やユーチューブと違い、出演者との対話を強いられる番組で政治家として「中身ナシ」を露呈していたのだ。●関連記事【もっと読む】は必読だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/106.html

記事 [政治・選挙・NHK295] 「都民ファーストの会」は小池都知事のイエスマン集団…来年の都議選は軒並み“アウト”の可能性 小池都政3期目 どうなる負のレガシー(日刊ゲンダイ)

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「都民ファーストの会」は小池都知事のイエスマン集団…来年の都議選は軒並み“アウト”の可能性 小池都政3期目 どうなる負のレガシー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357706
2024/07/18 日刊ゲンダイ

集中連載(中)


3選後、ゴキゲンで自民党本部を訪問(C)日刊ゲンダイ

 女帝の「イエスマン集団」と揶揄されているのが、小池都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」だ。2016年の小池知事初当選の翌年に実施された都議選(定数127)で55議席を獲得し、最大会派に。23議席だった公明党などと共に知事与党として過半数を得た。

礼賛とアピールばかり

 都議会では質問に立っても小池知事への礼賛を垂れ流すだけで、追及はナシ。それどころか、野党系会派の議員が小池知事に厳しい質問を展開するや「知事は一生懸命やっているだろうが!」とヤジを飛ばすこともあった。そのせいで、この8年間の小池都政は「キャスチングボートを握る公明党の案を知事が丸のみし、都議会で追認するだけだった」(都議会野党関係者)。二元代表制を形骸化させた、文字通りの負のレガシーと言える。

 彼らの本質が見えたのが、今年3月の都議会定例会でのことだった。立憲民主党議員が同月中旬の予算特別委員会で、知事本人に答弁を求めても担当局長に答えさせている小池知事の姿勢を「答弁拒否」などと批判。すると、後日の本会議で都ファと自公が立憲都議の発言の取り消しを求める動議を提出し、3会派の賛成により可決されたのだ。都民の負託を受けた議員の発言の削除を迫る異常事態だった。

「本会議で登壇した都ファ議員は『都議会の信頼を著しく失墜させる言動』『断じて許されない!』と妙に演技がかった言いぶりでした。要するに『俺たち、知事のために頑張ってます』とアピールしたかったわけです」(都政関係者)

礼賛とアピールばかり


盛大な政治資金パーティーも開催(C)日刊ゲンダイ

 そんな茶坊主集団の今後はどうなるのか。7日の都知事選と同日投開票だった都議補選で3議席を獲得したものの、現有議席は28。当初の半分という体たらくである。

「3年前の前回都議選で、選挙前議席数の45から31に減らした。とはいえ、選挙前に永田町で出回った議席予想データでは都ファは13議席だった。事前予想に比べて踏みとどまったのは、小池知事が過度の疲労で療養に入ったことで、同情票が集まったから。こんなミラクルはそうは起きない。来年の都議本選は、本当に13議席になるか1ケタ台に落ち込んでもおかしくないだろう」(都ファ関係者)

 肝心の小池知事の応援も期待できない。都知事選で小池知事が自民・公明と握ってしまったため、都議選で都ファだけを応援するわけにはいかないからだ。実際、小池知事は都議補選の期間中、都ファ候補の応援には行かなかった。来年の都議選は軒並み“アウト”か。 =つづく

(小幡元太/日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/107.html

   

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