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2024年7月14日02時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] 防衛省218人処分 あり得ない不祥事とその対応 大臣が辞めず、首相が外遊では「お国」はオシマイ(日刊ゲンダイ)

※2024年7月13日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋

※文字起こし


ワシントンで取材に応じるも聞き慣れた謝罪の言葉のみ(C)共同通信社

 異常事態だ。防衛省は12日、自衛隊員による「特定秘密」の漏洩や、海上自衛隊員による潜水手当の不正受給、不正飲食、内局幹部によるパワハラがあったとして、懲戒免職11人、停職83人を含む計218人(延べ220人)の処分を公表した。

 処分対象者には事務次官と統合幕僚長、陸海空の幕僚長が含まれる。200人以上の一斉処分は極めて異例なことだ。潜水手当を巡っては、海自の隊員62人が実際には潜水していないのに潜水したことにするなどして、不正受給していた。2022年10月までの5年半で約4300万円に上る。また、海自の隊員22人が、基地内に住む隊員だけに無償提供される食事を、資格がないのに食べていた。不正飲食の食事代は去年3月までの3年間で計約160万円に上るという。

 海自については、潜水艦修理に絡み、川崎重工業が隊員に金品や飲食を不正に提供していた疑惑も浮上。川崎重工が架空取引で捻出した裏金は年間2億円に上り、総額は少なくとも十数億円規模だという。裏金はゲーム機「ニンテンドースイッチ」や釣り道具、家電製品や工具の購入に充てられていたケースもあったという。裏金自民もビックリの中身である。

 なぜこのタイミングで不祥事が続々と発覚したのか。海上自衛隊の元3等海佐で軍事研究家の文谷数重氏はこう言う。

「防衛省は、国会が閉じたタイミングを見計らって情報を出してきたのではないかと思います。会期中だと政府追及の的になり、防衛省の担当職員も連日、深夜までの対応に追われる。そうした事態を避ける狙いがあったのでしょう」

ブラックボックスを盾にやりたい放題

 防衛省はこの政治的空白を狙ってきたというわけだ。秋の総裁選まで政局が動きづらい「凪」の時期でもある。自民党に忖度してこのタイミングを選んだことも考えられる。しかし、そんな小手先でゴマカし切れるような問題ではない。事は極めて深刻だ。中でも潜水艦修理を巡る川崎重工からの裏金の実態は、とても国民の納得を得られるものではないのだ。

「潜水艦のどこを直すのかについては乗員が決められる部分があります。川崎重工は仕事を取るためにサービスを提供したのではないか。潜水艦は巨大な耐圧タンクで、潜水浮上のたびに伸び縮みします。ついている配管は傷みやすく、交換の工賃は高くなる。また、空調機器も二酸化炭素除去機能や防振対策があるので高単価です。工事箇所が増えるほど川崎重工は儲かるのです」(文谷数重氏=前出)

 裏金は、潜水艦の建造費や検査・修理経費などに上乗せされ、防衛省側に請求されることによって、結果的に税金から支払われていた可能性がある。自衛官の私腹を肥やすために税金が使われるなど、決して許されないはずだ。

 防衛ジャーナリストの半田滋氏はこう言う。

「防衛費の詳細な中身について、政府は『手の内を明かせない』との理由で説明を避けてきました。もちろん、一定の機密性は保たれなければならない。しかし、ブラックボックスであるのをいいことに、防衛省や自衛隊はやりたい放題が当たり前になっているのではないか。裏金や潜水手当の不正受給などは、その典型です。国民の生命と財産を守るという、自衛隊の原点から著しく外れています」

安倍政権時の特定秘密保護法が現場に混乱を招いた


辞職は否定(木原防衛相)/(C)共同通信社

 政治責任も問われるべきだ。特に、今回の一件を機に、やりたい放題を始めた安倍政権の検証が必須である。何しろ、自衛隊員が漏洩させた特定秘密の基準である「特定秘密保護法」が成立したのは、安倍政権時の13年のことだからだ。国民の反対の声を押し切って、強行採決されたのだった。米国の意向に沿ってつくられたこの悪法が、現場の混乱を招いたのは間違いない。前出の半田滋氏はこう言う。

「海自が保有する艦艇54隻のうち38隻で、特定秘密の不適切な扱いが発覚しています。これだけ出てくるということは、特定秘密にすること自体に無理があったと思わざるを得ません。特定秘密に指定する必要のない情報を指定してしまった結果、現場でミスマッチが起きたということです。漏洩が問題視されたのは、船の航行ルートを示すデータ『航跡』ですが、特定秘密保護法の施行前は普通に乗組員が扱っていた情報です。それまで普通に目にしていた情報が突然、特定秘密の指定対象になれば、混乱するのは当然。ある意味、自衛官は被害者と言えます。今からでも法律の妥当性を検証した上で、防衛大臣を含めた政治家の責任を問うべきでしょう」

 ところが、岸田首相も木原防衛相も頬かむりである。

 木原は12日の閣議後会見で神妙な面持ちで「深くおわび申し上げる」と謝罪したが、辞職は否定。「悪い部分があるとすれば、しっかりと改革していく」と再発防止を誓ってみせた。処分は、たった1カ月分の大臣給与の返納だけだ。

 岸田も本来は辞職モノだが、「国民の皆さまにご心配をおかけしていることに、おわびを申し上げなければならない」と聞きなれた謝罪の言葉を発するだけ。NATO(北大西洋条約機構)首脳会議への出席のために訪れていた米国を離れ、12日にドイツに到着。「外交の岸田」アピールしか眼中になく、危機感ゼロである。

防衛費増なのに1300億円が不用のアベコベ

 こんな不祥事の原因は、突き詰めればこの政権の無責任体質そのものだ。魚は頭から腐るというが、政権トップが平然とやりたい放題を繰り返しているのだから、防衛省のモラルが崩壊するのも当然といえば当然だ。

 国会に諮らず、岸田が勝手に決めた防衛費倍増も「数字ありき」で中身ナシだとハッキリしている。23年度予算に計上した防衛費6.8兆円のうち、約1300億円を使い残して不用額となったのだ。

 折しも、防衛省が12日公表した24年版防衛白書は台湾海峡情勢について「中国側の軍事活動活発化により、緊張が高まる可能性も否定できない」と危機感を示し、防衛力強化の必要性を強調。そのために大増税まで予定しているというのに、カネが余るとはどういうことなのか。

 防衛費倍増に伴い契約や事業の実施が想定以上に増え、年度内に必要な支出を精査しきれなかったことが原因とされるが、そんないい加減な話があるか。結局、米国に言われるがままに防衛費の倍増を決めただけだから、「数字ありき」で中身を詰めていなかったに違いない。

 防衛省は組織管理も金勘定もデタラメの極み。これまでもパワハラやセクハラが発覚してきた。そこへきて、今回のあり得ない不祥事である。ただでさえ、自衛隊は人手が不足しているのに、この体たらくでは、より人材離れが進んでいくだろう。

 米国の武器だけは“爆買い”するが、肝心の人がいなくて、この国を守れるわけがない。責任者が大臣席に居座り、政権トップはノンキに外遊では、この国はオシマイだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/877.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 世界を核戦争へと導こうとしている勢力に従属している岸田首相(櫻井ジャーナル):戦争板リンク 
世界を核戦争へと導こうとしている勢力に従属している岸田首相(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/622.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/878.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 防衛省の「統合司令部」が高めかねない戦争協力リスク 安保法成立8年 攻撃されていなくても自衛隊出動?(東京新聞)
2023年9月19日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/278149

 他国を武力で守る集団的自衛権の行使を容認した安全保障関連法が成立して、19日で8年となった。岸田政権は2024年度末、防衛省に陸海空の各自衛隊などを一元的に指揮する常設の「統合司令部(仮称)」を創設する方針。在日米軍の運用・作戦指揮権を握る米インド太平洋軍司令部との連携強化が目的で、日米の軍事的な連携をさらに強める。日米の一体化が進めば、日本の主体性は弱まり、米国の戦争に協力を強いられるリスクが高まりかねない。(川田篤志)

◆24年度末に240人態勢で発足へ
 統合司令部の創設は、昨年末に防衛大綱を改称して策定した「国家防衛戦略」に盛り込まれた。防衛省は組織のあり方について検討を重ね、8月末の24年度予算概算要求で関連費を計上した。司令部は防衛省庁舎がある東京・市谷に240人態勢で発足させる。
 統合司令部は、平時から部隊運用を束ねる計画の作成や訓練を重ね、日本が攻撃を受けた「武力攻撃事態」など有事への対応に備える。米軍との連携も強化し、新設ポストとなる統合指揮官は、インド太平洋軍司令官のカウンターパート(対応相手)となる。
 従来は、制服組トップの統合幕僚長が米統合参謀本部議長とインド太平洋軍司令官の両者と調整に当たっていたが、自衛隊と米軍の対応関係や指揮系統を明確化する。日米一体運用の円滑化が一層進むことになる。

◆「極端な指摘は当たらない」
 米政府は、日本を含む広大な地域を管轄するインド太平洋軍の所掌を見直し、在日米軍に指揮統制機能を与える組織改編を行う可能性がある。台湾を巡る米中の武力衝突などが発生した場合、日本が直接攻撃を受けていない段階で、自衛隊の出動が求められる恐れもある。
 木原稔防衛相は15日の記者会見で「自衛隊と米軍は独立した指揮系統に従って行動し、日米一体となって活動するという極端な指摘は当たらない」と述べた。それでも、有事の際に一体的に行動する自衛隊と米軍の指揮や作戦統制をどう線引きするのかは不明瞭だ。
 拓殖大の川上高司教授(安全保障論)は、自衛隊だけで中国軍に対抗できない中、日本が侵攻された場合に米国が助けない「捨てられる」リスクを恐れ、日本側が米国に接近していると指摘。日米一体化が進みすぎた結果、台湾有事になれば「日本は米国の戦争に巻き込まれる可能性が高い」と危惧きぐする。
 安全保障関連法 集団的自衛権の行使容認を柱に、安倍政権だった2015年に成立した。日本への直接攻撃がなくても、米国など密接な関係にある他国が攻撃され、日本の存立が脅かされる場合を「存立危機事態」とし、他に適当な手段がないなどの要件を満たせば、日本が武力で他国を守る集団的自衛権を行使できると定めた。歴代政権は集団的自衛権について「必要最小限度の自衛権行使」を逸脱して憲法上許されないとしてきたが、安倍政権は憲法解釈を変更して容認を閣議決定した。

【関連記事】「あの時示された民意忘れるな」 安保法成立7年 国会前デモの歴史的意義は 中野晃一上智大教授に聞く
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/879.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 「アッコにおまかせ!」存続危機 都知事選ミスリードで大炎上…和田アキ子には“75歳の壁”が(日刊ゲンダイ)

「アッコにおまかせ!」存続危機 都知事選ミスリードで大炎上…和田アキ子には“75歳の壁”が
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357327
2024/07/09 日刊ゲンダイ


和田アキ子(C)日刊ゲンダイ

 東京都知事選の投票方法について、7日に放送された「アッコにおまかせ!」(TBS系)が、誤った情報を伝えたことが問題となっている。

 番組では、宇内梨沙アナ(32)が「(候補者の)名前を間違えると、無効になってしまいます。正しく、立候補した名前で書いてください。ひらがなで立候補している人はひらがなで、漢字で立候補している人は漢字で書くようにしてください」と説明。しかしその後、候補者の名前をカタカナやひらがなで記入しても、候補者と特定できれば有効になると訂正して謝罪した。

 これに対し、元TBSキャスターで立憲民主党の杉尾秀哉参院議員がXで「私の古巣ではあるが、これは看過出来ない」とかみついた。

「アナウンサーがアドリブで言える内容ではないし、そもそも局のチェック体制はどうなっているのか。通りいっぺんの訂正、謝罪ではなく、局としてキチンと説明してもらいたい」

 いわば、“身内”に猛批判されてしまった格好だが、今や同番組の世間からの評判は散々だ。

「SmartFLASH」は全国の30代から60代の男女500人に聞いた「もう終わってもいいと思う長寿番組」のランキングを8日に配信。対象は地上波で30年以上続いている主な長寿番組だが、「アッコにおまかせ!」は120票で、2位の「新婚さんいらっしゃい!」(53票=テレビ朝日系)にダブルスコア以上の差をつけて不名誉な1位を獲得してしまった。ちなみにそれ以下は、3位「NHKのど自慢」(NHK)、4位「サンデーモーニング」(TBS系)、5位に「徹子の部屋」(テレ朝系)と「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)と続く。

 同番組は1985年10月スタート。今年秋、放送開始40年目に入る。芸能から政治経済、社会まで、司会の和田アキ子の歯に衣着せぬ物言いが人気となり、和田は“芸能界のご意見番”の地位を不動のものとした。スポーツ紙芸能担当記者はこう話す。

「今は和田の発言がネット上でたびたび炎上することもあり、その発言は以前に比べて、かなりソフトで常識的なものになっている。一方、出演者の和田に対する忖度や遠慮は画面からも見て取れる。和田の高齢化と共に、番組に“制度疲労”が起こっていることは否定できないでしょう」

視聴率は5〜6%、ギャラも妥当な額だが…

 現在、和田は74歳。長寿番組としては、87年の放送開始から37年以上続いたテレビ朝日系の討論番組「朝まで生テレビ!」が、地上波放送が終了し、10月からBS朝日へ移行すると報じられたことも記憶に新しい。司会の田原総一朗は90歳だ。また、今年3月に「サンデーモーニング」を勇退した関口宏は降板時、80歳だった。

 その一方で、報道・情報番組系の司会者の勇退年齢を見てみると、小倉智昭が「とくダネ!」(フジテレビ系)を降板したのは73歳、ビートたけしの「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)降板は75歳、みのもんたが「ケンミンSHOW」(読売テレビ、日テレ系)を降板したのは75歳(その後、一時的に復活)。

 番組司会者も、どうやら「後期高齢者」と呼ばれるようになる“75歳の壁”があり、それを乗り越えれば、もうひと踏ん張り行けるというわけか。キー局編成関係者はこう話す。

「かつて2ケタあった『アッコにおまかせ!』の視聴率(世帯)は現在5〜6%。しかし、これは日曜のこの時間帯にしては善戦しており、即座に打ち切り対象になるような数字ではない。いろいろ批判はあるものの、和田の発言がネットニュースでたびたび取り上げられることも視聴率的には奏功していると思います。和田のギャラも1本推定30万円程度で決して高額ではない。和田の気力や体調次第ですが、局はまだ行けるとみていると思います。しかし、いずれやってくる世代交代の波は避けられませんが」

 TBSは、日曜昼をいつまで和田におまかせできるのか。

  ◇  ◇  ◇

 かつては「ゴッド姉ちゃん」の名にふさわしい権勢を振るうも、近年は丸くなりすぎた感もある和田アキ子。

 ●関連記事【もっと読む】70代高齢芸能人の満身創痍ぶり 和田アキ子は立って歌えず、神田正輝は番組5週連続欠席…では、和田の近況について詳報している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/880.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は… ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)

都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は… ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357407
2024/07/11 日刊ゲンダイ


石丸伸二氏(C)日刊ゲンダイ

 都知事選の結果は出た。投票率が上がったことは良かった。その上での結果だ。これが民意なのだから仕方がない。蓮舫推しであった私には残念至極だ。

 しかし驚いたのは石丸伸二氏の2位だ。165万票、無党派層の4割。とくに若者を惹きつけた。蓮舫氏の街宣の人の集まり具合は凄かったが、どうやら今はそういうことではないらしい。途中抜け出した大学生は「話が難しくてわからない」と言った。Z世代は「政治的な話や党派対立を嫌う」とも言われる。いや政治家の演説で政治的な話をするなと言われても、と思うが石丸氏はそれを実践した。

 最後の街宣を聞いたが、政策の話など一切ない。自分の生い立ちや頑張ってきた話。まるで夏フェスのエンディングだ。私には気持ち悪いが聴衆は酔っていた。

 以前からXには過去の安芸高田市の市議会の様子などが流れていた。随分パワハラ体質の人だなと思った。実際に、ある議員とは訴訟になり、敗訴している。他にも選挙のポスターの印刷代金100万余を公費で賄える30万しか支払わず、印刷会社から訴えられこれも敗訴し支払いを命じられた(判決は7月5日。だがマスコミは選挙翌日の8日に一斉に報じた。えー⁉)。

 そして選挙後のインタビューがひどかった。まず質問に必ず顔をしかめ時間を置く。質問がとんちんかんだと言わんばかりに。そして難癖をつける。質問者がひるむとここぞとマウントを取る。不毛な会話が続く。どの局もこの連続。

 ただTBSラジオの荻上チキ氏と武田砂鉄氏はかなり頑張った。どう見ても石丸氏がおかしく異常に見えたと思うのだが若者は違うらしい。そもそも彼らはテレビも見ないしXも見ない。

 見るのはショート動画とYouTube。そしてそこには石丸氏を称えるような動画ばかりだ。

 映画は倍速で見る、ギターソロは飛ばす、長い本は読めない、という若者たちのスマホに、検索しなくても石丸氏のカッコいいショート動画が現れる。一度見たら同じようなものをAIが選んでどんどん見せてくる。

 そこで興味を持ったから自分でもっと調べてみよう、他の人と比べてみよう、などということはしないんだな。文句なく飛びつくんだ。

 水道橋博士によると、まだ12歳のジャーナリスト、中学生新聞くんが「この人、厨二病ですね」と言ったそうで。中1に言われるって。

 しかし思えば過去にも、小泉純一郎や橋下徹に熱狂し、騙されていた時期がある。学ばないなあ我々は。


ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/881.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 共産、連携否定論の火消しに躍起 立民代表選での争点化を警戒(共同通信)
https://nordot.app/1184797079347888920




共産党としては、他党のことであり、「立民代表選での争点化を警戒」するということは当たらない。

そのあたりは良く弁えているだろう。

むしろ、「立民代表選での争点化」は望むところではないか。

煮え切らない立憲民主党が、「自公政権の打倒」との大義を掲げて、どう闘い、どのような行動をとるのか、この際はっきりすべきなのだ。

立憲共産党と揶揄され、おちょくられて、その度にふらついているようでは国民は到底ついていけないし、ついてこない。


現状の立憲民主党の党勢では、自公政権を倒し。政権交代を実現するためには、完全な「野党共闘」の構築が生命線となる。

政権交代が可能な完全な「野党共闘」といえば、立憲民主党と共産党のみの「共闘」では不十分なのは自明だ。

政権交代を成し遂げようとするならば、完全な「野党共闘」の必要性については異論の出る余地はないのではないか。

だからこそ、自公政権とその取り巻き勢力は「野党共闘」、なかんずく「共産党との共闘」を恐れるわけだ。

普通であれば、小選挙区では当選が難しくても候補者を立て、その効果で比例区の得票数の積み上げを図る、との戦術をとるところだろう。

共産党は、これまでも「野党共闘の大義」を重視して、小選挙区での候補者を降ろし、野党候補の一本化に積極的に協力し、結果比例区での得票数を減らしても、歯を食いしばって堪えている。

その事は、選挙の時の共産党の振舞を見れば明らかではないか。

自公政権の場合は、そのあたりは素直に、小選挙区は自民党、比例区は公明党と住み分けることで、双方納得して協力効果を最大限に引き出している。

具体的には、選挙区は「自民党候補」に、比例区は「公明党」と書くよう「双方が共に」街宣車に並び立ち、有権者に訴えているということだ。

「共に闘う」とはそういう事であり、立憲民主党の言うような、小選挙区だけは野党候補の一本化を求め、比例区ではそれぞれの主張を訴え切磋琢磨しましょう的なやり方は、本当の「共闘」とは言えないものだ。

「れいわ新選組」が「共闘」に組しないと、方針を転換したのも、「本当の共闘」とは程遠い現実に嫌気がさしたためではないのか。

共産党、或いはれいわ新選組の候補が一対一で自公候補と闘っているその場に、立憲民主党が応援弁士として街宣車に並び立った例を私は知らない。


そこの意識を変えなければ、完全な「野党共闘」は成就しない。

このことについては、立憲民主党の責任は重大だ。

記事に書かれている、

「共闘を再構築すれば勝てる。立憲主義の大義を踏まえ、一本化していくしかない」

との田村智子委員長の言葉は、「野党共闘の大義」すなわち「自公政権の打倒」を目指して「本当の共闘」を続けるとの決意表明だろう。



以下に記事の全文を転載する。


東京都知事選での蓮舫氏敗北を機に立憲民主党と共産党の「連携否定論」が噴出、共産が火消しに躍起となっている。党勢維持に苦心する党にとって、野党共闘は現状を打開する切り札だからだ。秋の立民代表選で争点化し、見直しの機運が高まれば次期衆院選への影響は必至で、幹部は議論の拡大を警戒している。

 立民との共闘維持へ、当面の課題は70を超える小選挙区で競合する次期衆院選での候補者調整だ。比例票獲得を重視する共産は無条件での取り下げには後ろ向きで、作業は難航が予想される。田村智子委員長は13日、記者団に「共闘を再構築すれば勝てる。立憲主義の大義を踏まえ、一本化していくしかない」と訴えた。

記事の転載はここまで。



立憲民主党の中で、政権交代のためには完全な「野党共闘」の必要性を訴え続けているのは小沢氏。

なかなか進まない「野党共闘」に、泉代表と執行部の責任を問うている。

そのことを、同じく共同通信が報じている。

『立民・小沢氏、泉代表に退陣要求 「体制変えねば沈没だ」』

https://nordot.app/1183322619090256797?ncmp=post_rcmd

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は9日、次期衆院選での政権交代に向けて泉健太代表に退陣を求めた。自身が率いるグループ会合後、記者団に「野党の共闘態勢を構築できる体制に変えなければ駄目だ。泉氏なら沈没だ」と述べた。泉氏の任期満了に伴う9月の代表選に擁立を目指す考えも重ねて表明した。重鎮の発言を受け、党内政局が加速する可能性がある。

 小沢氏は、執行部を一新しなければ「国民民主党や日本維新の会と話ができない」と強調。小選挙区で野党候補が競合したまま選挙戦となれば「全滅だ。国民は嫌でも、結果的に自民党政権になる」と訴えた。

 泉氏に対して「良くも悪くもぴしっとした自己主張、信念を持たなければいけない」と注文を付けた。

 枝野幸男前代表らベテランの代表選出馬が取り沙汰されている点に触れ「年寄りだろうが若かろうが、共闘態勢を組める代表を選ばなければならない」と主張した。一方、自身が推す候補者は「まだ白紙だ」とした。

 党内には「今の小沢氏にかつての影響力はない」(幹部)と冷ややかな見方もある。


引用はここまで。


立憲民主党の現状を見れば、次期衆議院選に向けた候補者が今も200名に届いていないという。

衆議院議員の定数は令和3年時点で、465人(小選挙区289人、比例代表176人)

全員当選しても、過半数に遠く及ばない・・・。

この責任は誰がとるべきなのか。

政権交代は5年先、10年先を目指すというならいざ知らず、これで次期衆議院選での政権交代を目指すというなら、「野党共闘」で闘い、「連立政権」を目指すしかないのは明らかだ。

例え今回の「敵失」で、自公の過半数割れまでは実現したとしても、第2自民党を自認する維新が自公に取り込まれてしまえば、政権交代は成就しない。

今の立憲民主党の取り組み方では、政権交代は実現できないと考えるのは、衆目の一致するところではないか。


政党支持率で「れいわ新選組」の後塵を拝している「国民民主党」のみに秋波を送っていても、焼け石に水の如し。

「連合」に引き摺られて、立憲民主党の基本政策、理念を変えようものなら、それこそ、自殺行為であり、国民にも見捨てられて、国民民主党の後塵を拝することにもなりかねない。

小沢氏が言う。

「国民民主党や日本維新の会と話ができない」

この指摘に対する反論は聞こえてこない。

立憲民主党代表が政治生命をかけて取り組まなければならない事ではないのか。


人には、我慢の限界というものがある。

共産党も人の子。

「本当の共闘」が出来ないようであれば、「れいわ新選組」同様「野党共闘」を見限り、立憲民主党から離れていくのではないか。

そんな事態を見たくはないが、立憲民主党には「求心力」どころか「遠心力」しか働いていないような気がしてならない。



「立民代表選での争点化」は望むところではないか。

「自公政権の打倒」との大義を掲げて、どう闘い、どのような行動をとるのか、この際はっきりすべきなのだ。


それは立憲民主党自身が決めることだ。

有権者もはっきりすることを望んでいる。









http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/882.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 食器泥棒から税金泥棒へ 小池百合子の「血も涙もない」人生 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES)


食器泥棒から税金泥棒へ 小池百合子の「血も涙もない」人生【適菜収】 
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2996051/
2024.07.12 適菜 収 だから何度も言ったのに 第67回 写真:アフロ BEST TiMES

小池百合子が圧倒的な勝利で都知事3選を決めた。2位に入ったのは蓮舫ではなく石丸伸二。この人物の正体も実に興味深いが、やはり目が離せないのは小池だ。「令和の妖怪」と呼ばれる日も近い。嘘とデマでのしあがり、刑事訴訟を3件も抱えている小池だが、この先、どこまで東京を壊すのだろうか。『おい、小池! 女ファシストの正体』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第67回。


小池百合子

■ああ無情

 過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙は、現職の小池百合子が、3回目の当選を果たした。291万8015票。創価学会などの組織票、反日カルトとつながる自民党の支援、さらには大手メディアの掌握……。圧勝は予測通りだった。

    *

 一方で、小池に対する不満を爆発させている人も多かった。私は投票日前日に行われた池袋の街頭演説を見に行ったが、「やめろ」「カネ返せ」「嘘つき」「泥棒」と怒号の嵐だった。天候も荒れに荒れ、小池の演説は30分延期。SNSでは天もお怒りのようだとの書き込みもあった。そもそも小池は都知事選に出馬していいような人物ではない。

    *

 昔、ホテルのビュッフェでパンをバッグに詰め込むおばあさんを見かけたことがある。京都の料理屋で猫の形の箸置きを盗み、店主に見つかると「別にいいじゃない」と逆切れしたおばさんもいた。しかし、ヒルトンから銀食器などを盗み続けたという小池のエピソードは尋常ではない。

    *

 最近も文春がネット記事で報道していたが、小池がカイロにいたときの同居人が証言している。これは『女帝 小池百合子』(石井妙子)に書いてある小池がエジプトのカイロに留学していた時代のエピソード。父親の小池勇二郎はしばしば日本からカイロにやってきた。彼はいつもナイル・ヒルトンホテルに宿泊し、小池は父親に会いに行っていた。そこでルームサービスを取り、食器をテーブルクロスごと包んで、持ち帰っていたという。コーヒーカップ、皿、ナイフ、フォーク、シュガーポット……。小池は普通の人間ではない。小池は以前、「私はAI」と言ったが、たしかに人間らしい心がない。嘘をついても、良心の呵責を覚えない。「血も涙もない」という言葉があるが、小池にはモラルや常識が介在する余地はない。

    *

 SNSでは、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』と重ね合わせて、主人公ジャン・バルジャンが、銀の食器と銀のスプーンを盗んだ話を持ち出す人もいた。しかし、ジャン・バルジャンは改心している。小池の暴走は止まらない。

 私は中勘助の『銀の匙』を思い出した。銀の匙をきっかけに過去のエピソードが蘇ってくる。SNSでは。「小池が窃盗を行っていたのは昔の話だ。もう時効なんだから蒸し返すな」という趣旨の小池を擁護(?)する輩も現れたが、その窃盗癖が、今の小池の立ち居振る舞いに如実に現れているのだ。自分の利益のためなら、社会に迷惑をかけても、なにも感じない。

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 前々回のこの連載でも述べたが、小池の人格を示す有名なエピソードがある。拉致被害者家族連絡会元事務局長の蓮池透氏のツイートである。

《2002年9月17日、涙の記者会見をしている横田さんご夫妻の真後ろに立っていたのは小池百合子氏。終了後、一度出て行った小池氏、戻って来て一言。「あったあ!バッグ」「私のバッグ、拉致されたかと思った」

 あれ以来彼女のことは信用していない》

 嘘とデマでのしあがり、刑事訴訟を3件も抱えているような人物が、都庁を牛耳っていること自体が異常。食器泥棒が税金泥棒になったというオチ。窃盗癖があるので、自分のバッグも「盗まれた」と思ってしまうのだろう。

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 自民党では元泥棒が国会対策委員長にまで出世したが、社会のルールを守れない人は政治家になるべきではない。


小池百合子

■大手メディアの腐敗

 自民党の派閥のパーティー券をめぐり、政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されていた議員などですでに起訴された人を除く42人について、東京地検特捜部は不起訴処分とした。これが日本の現状。そもそも不記載額が4000万円を超えたら逮捕で、4000万円を満たない議員は立件しないって、意味不明にも程がある。裏金のキックバック自体が犯罪である。要するにすでに日本は法治国家ではない。いつの日になるかわからないが、日本もきちんと悪い人が逮捕されるような国になればいいですね。その前に滅びる可能性のほうが高そうだが。

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 石破茂が名古屋市で開かれた党愛知県連大会であいさつし、党の現状について「われわれは(民主党政権時代の)3年3カ月の間、何が間違っていたのか、日々反省会だった。あの野党の時の反省をどこかに忘れてしまったのではないか」と危機感を示した。

 石破さんの言っていることはもっとも。自民党はもう一度、下野して、最低でも3年3カ月は反省したほうがいい。それでもまともな政党に戻る保証はどこにもないが。

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 日本衰退の流れに棹をさしてきたのが大手メディアである。今回の都知事選でもそれが明らかになった。小池の出馬表明後の囲み取材では、記者の質問を、こともあろうに幹事社であるテレビ朝日の記者が「いつも勝負服のカラーで緑色の服を着られていますけど、本日はそういう服を着られていませんが」と関係のない話を始めて妨害。投開票日当日にはTBSが選挙妨害のデマを流した。

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「アッコにおまかせ!」(TBS系)という番組ではアナウンサーが「(候補者の)名前を間違えると、無効になってしまいます。正しく、立候補した名前で書いてください。ひらがなで立候補している人はひらがなで、漢字で立候補している人は漢字で書くようにしてください」と発言。もちろんデマである。漢字で立候補している人をカタカナやひらがなで記入しても有効になる。

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 その後、番組内で訂正・謝罪はあったが、アナウンサーが発言したときに、間違いを指摘する番組の出演者はいなかった。

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TBSは死んだ。

文:適菜収

適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171

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