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2024年7月13日09時20分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] セコすぎ岸田首相 血税使いお膝元で大宣伝!衆院広島1区に「G7広島サミット記念館」開館(日刊ゲンダイ)


セコすぎ岸田首相 血税使いお膝元で大宣伝!衆院広島1区に「G7広島サミット記念館」開館
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357523
2024/07/13 日刊ゲンダイ


「広島サミット記念館」内は岸田首相だらけ(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選まで2カ月あまり。勇退を求める党内外の声に耳を傾けない岸田首相は再選に向け、全力投球している。11日まで米ワシントンでNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議に出席。さらにドイツへ飛ぶなど、政権浮揚に血眼だ。人気取りのためには見境がない。その極致と言えるのが、昨年のG7広島サミットの選挙利用だ。お膝元の衆院広島1区では血税を使った岸田首相の大宣伝が展開されている。

  ◇  ◇  ◇

 ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃出席で沸いた広島サミットの開会から1年経った5月19日、各国首脳が原爆死没者慰霊碑への献花などで訪れた広島平和記念公園内に新施設がオープンした。「G7広島サミット記念館」だ。G7首脳も見学した広島平和記念資料館の出口の真正面という抜群の立地で、見学は無料。広さ約111平方メートルの平屋建て、冷暖房完備だ。県によると、整備費は5000万円。今年度の運営費は1900万円で、管理を担う広島市といずれも折半するという。

「歴史的なサミットが広島で開催されるのは、最初で最後かもしれません。(2016年に伊勢志摩サミットが開かれた)三重県でも(伊勢志摩サミット記念館を)やっているので参考にしつつ、平和について考えるきっかけになればということで開館しました。(持ち回りの議長国を日本が務める)次回サミットが開催される見通しの2030年末まで公開予定です」(県地域政策局地域政策総務課)

 入り口の真正面には慰霊碑前の記念写真を使った特大パネルがドーン。センターはむろん岸田首相だ。3日間のプログラムを詳細に説明したパネルのほか、会議で使用された円卓やイスなども展示。モニターに映し出されているのは、首相官邸の公式ユーチューブチャンネルが配信している岸田首相が主役の動画「G7広島サミットの軌跡」だ。右を見ても左を見ても岸田、岸田、岸田。文雄、文雄、文雄。ものすごい情報量だ。

「9日までの集計で延べ3万5928人が来場しました。1日平均で691人です」(市企画総務局秘書課)

6年8カ月も猛烈アピール


建物脇は休憩する外国人観光客が鈴なり(C)日刊ゲンダイ

 サミットの日本開催は1979年の東京を皮切りに7回。そのうち、2008年の洞爺湖と16年の伊勢志摩については、地元自治体が記念館を現在も運営しているが、ホスト役だった福田元首相の地盤の群馬、安倍元首相の山口からはだいぶ距離があった。

 一方の広島をめぐっては、岸田首相が就任から7カ月後に「広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はない」と打ち出し、衆院広島1区内にメイン会場を集約させた。県と市が財政負担する記念館設置によってさらに6年半、身銭を切らずに選挙区内でアピールできる。

 その宣伝効果はプライスレス。ただでさえ落選危機がささやかれる中、東京都知事選で善戦した前安芸高田市長の石丸伸二氏が殴り込みをにおわせ、現職首相なのに首の皮一枚だからなおさらだ。何をやってもダメダメな上にセコ過ぎる。一刻も早い退場が筋だ。

  ◇  ◇  ◇

 能登半島地震から半年経ち、被災者たちは今も避難所生活を余儀なくされている。だが岸田首相が果たして、どれほど「寄り添う気持ち」があるのか……。

 ●関連記事【もっと読む】では、被災地視察のヤル気のなさを詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/870.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 蓮舫氏が東国原英夫氏の「昔からの友人」を全否定!しかも「生理的に嫌われている」のはむしろ東国原氏(日刊ゲンダイ)
蓮舫氏が東国原英夫氏の「昔からの友人」を全否定!しかも「生理的に嫌われている」のはむしろ東国原氏
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357377
2024/07/09 日刊ゲンダイ


生理的に嫌われているのは……(C)日刊ゲンダイ

「わたしとあなたは友達じゃないけど わたしの友達とあなたは友達」〜。

 2000年代初めに「月刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された「ギャグマンガ日和」のアニメ主題歌にはこんな歌詞があったが、このケースも同じだろう。

 8日のTBS系「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」で、東京都知事選に落選した蓮舫・前参院議員(56)を「昔からの友人」と断言したにもかかわらず、蓮舫氏から友人関係を完全否定された元宮崎県知事で元衆院議員の東国原英夫氏(66)のことだ。

 東国原氏は番組で、「僕は昔から友人なので厳しいこと言いますけど(略)蓮ちゃん、やっぱり生理的に嫌いな人が多いと思います。本当に厳しいこと言いますけど。現場を見てそうでした」などとコメント。その上で、「非常にいいヤツなんです、彼女は」とも言い切っていたが、蓮舫氏は9日に更新したX(旧ツイッター)で、東国原氏を《私の友人ではありません》と突き放したのだ。

 これを受け、ネット上では《ヒガシ、蓮舫さんが友達は妄想、エアーだった》《これは恥ずかしいな。蓮ちゃんとかキモイな》《職場にもいる。オレ、あいつと友達とか言ってエラソーに話す人。実は嘘という》……などと“祭り状態”になった。

宮崎県知事に就きながら1期で投げ出し

 東国原氏はなぜ、蓮舫氏のことを「昔からの友達」と勘違いしたのだろうか。テレビでコメントを求められ、思わずリップサービスしてしまったのか分からないが、蓮舫氏も「知らない他人」から「生理的に嫌いな人が多い」と好き勝手に言われたら、さすがに怒り心頭だろう。

 東国原氏は石丸伸二氏(41)についても「この人になぜ熱狂が集まるのか。理解できない」と言い放っていたが、SNS上では《あなたが言えるのか》と突っ込まれる事態に。

《「どげんかせんといかん」と言って宮崎県知事に就きながら、1期で投げ出し。安芸高田市長を1期で辞めた石丸さんと同じ。むしろ、石丸さんのことがよく分かるでしょ》

《宮崎県を踏み台にしたマンゴー知事。そんな無責任の人が他人の選挙のこと、演説のこと、いろいろ言えるでしょうか》

 百歩譲って、東国原氏が蓮舫氏と「友人」だったとしても、「本当の友人」であれば「生理的に嫌い」などとテレビで悪口は言わないだろう。ネット上の反応を見る限り、東国原氏を「生理的に嫌い」と思っている人が少なくないようだが……。

  ◇  ◇  ◇

●関連記事【もっと読む】では、都知事選投開票後もテレビで続く“蓮舫叩き”の異常などを追っている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/871.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 東京都知事選で石丸伸二氏を支持した「意識高い系」の空っぽさ 古谷経衡 猫と保守と憂国(日刊ゲンダイ)

東京都知事選で石丸伸二氏を支持した「意識高い系」の空っぽさ 古谷経衡 猫と保守と憂国
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357399
2024/07/10 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


古谷経衡氏(提供写真)

 大番狂わせとはこのことである。都知事選挙で石丸伸二氏が落選したとはいえ、蓮舫氏を約40万票上回る約166万票を取り、堂々の2位に浮上した。本連載「石丸伸二から感じる耐えがたい危うさ」(6月27日付)でも述べた通り、石丸は自己顕示欲や承認欲は旺盛だが、具体的な知識や教養が伴わないため、キラキラした空論しか言えない典型的な「意識高い系」である。石丸の2冊の著書「覚悟の論理」「シン・日本列島改造論」から分かることは、コスパ(コストパフォーマンス)、つまり合理性と効率、損得勘定がすべてであるということだ。とりわけ石丸のコスパ最優先の世界観は都内の若年有権者に響いたと思われる。

 損なこと・無駄なことはやらない。得だと思えば最短で結果が出る戦略を実行する。聞こえはよいが、要は弱者切り捨ての正当化であり、自己責任論の亜種である。出口調査では、10代〜30代の若年層から強く支持されたことが明らかになっている。若者に限ったことではないが、いまやコスパとタイパ(タイムパフォーマンス)は社会をハック(うまくやり抜く)するために必須と理解されている。

 2時間を超える映画を見ることができず、15分に短縮したファスト映画が横溢し、本や記事を読むことが苦痛なので要点だけをまとめた「見出し記事」で何かを分かった気になる。議論より「論破」が好き。こうした知的怠惰の層は確実に増えており、ユーチューブやティックトックのまとめ動画に触れたのがキッカケで石丸を支持した者も多い。石丸を支持した西村博之氏、堀江貴文氏らのメンツを見れば、支持層の知性水準がおのずと分かろうというものだ。

 石丸の大番狂わせは政治不信の結果なのだろうか。否である。既存の政治家が何を言い、何をやり(あるいはやらないか)すら、自分で調べることが面倒で小難しいと考えている人々が石丸を支持した層の主体である。世の中に全く無関心というわけではないが、民主主義に参加する際の最低限度の作法すら身に付けておらず、具体的な知識も持っているわけではない──。こういう空っぽな連中には、「石丸程度」がちょうど良かったというだけではないか。

 東京に住み、働いている中産階級の若年層にはこうした「意識高い系」が多い。貧困層ではないが、さりとてエリートではない。社会問題に関心を持っているが、読書習慣がないので議論や討論に参加できるレベルではない。小金儲けが大好きで、投資セミナーやオンラインサロンに積極的に参加する。情報源はネット動画。乏しい情報だけで世の中を知った気になり、それを他者にひけらかすことで自己の優位性を確かめようとする。

 石丸はこうした知的怠惰が生んだ結果に過ぎない。明らかに国政を目指す気マンマンの石丸が、仮に参院全国比例で出馬すれば当選は間違いないであろう。「石丸的なモノ」が堕落の象徴として国政で可視化される日は、すぐそこまで来ている。


古谷経衡 作家

1982年生まれ。立命館大学文学部史学科卒。令和政治社会問題研究所所長。「左翼も右翼もウソばかり」「日本を蝕む『極論』の正体」「毒親と絶縁する」「敗軍の名将」「シニア右翼」など著書多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/872.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 立民・泉代表、退陣要求に反論 「もめてる暇ない」挙党一致訴え(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/339936?rct=politics




「もめてる暇ない」


これって、認識誤ってないかい?

立憲民主党では、任期満了での代表選挙でも、「揉めてる」ことになるんかい?



以下に記事(共同通信配信)の全文を転載する。


立憲民主党の泉健太代表は13日、自身に退陣を求めた同党の小沢一郎衆院議員に反論し、挙党一致を呼びかけた。新潟県新発田市で記者団に「政権交代へ皆で力を合わせて向かっている最中だ。もめている暇はない」と語った。

 党内からの退陣論に関し「一部あるかもしれないが、ほとんどない」と強調。次期衆院選を見据え、月内に党の政策集を整理する考えも示した。小沢氏は9日、任期満了を9月に迎える泉氏が続投すれば、党が「沈没する」と述べた。


記事の転載はここまで。



多くの人が、代表選に立候補して、「政権交代」に向けての戦略を、「国民の生活が第一」の政策を、党勢拡大への取り組みを、「野党共闘」の在り方を、などなどについて論争をし、次の代表に相応しい人物を選ぶというのが、当然の進め方。


任期満了での代表選挙を前にして、小沢氏の「泉氏ではだめだ」との意見は、一つの意見として受け止めるべきではないか。

泉氏が「続投したい」と言うのが、一つの意見になるのと何ら変わりがない。

代表選挙が「揉めてる」ことになるのなら、選挙後に取り組む「挙党一致の行動」は無理じゃわ。


記者の「誘導質問」に易々と乗ってしまうのは、公党の代表としては。チョット危いかな?






http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/873.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 岸田すら代えられない自民党 「党刷新の顔」で小泉進次郎が出てくるポエム(日刊ゲンダイ)

※2024年7月12日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年7月12日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


党刷新の顔(小泉進次郎元環境相)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党の党勢を占うとされた「東京都議補選」(7日)は、結局、自民党の惨敗に終わった。自民党は最低でも「4勝4敗」を目標にしていたが、「2勝6敗」という惨憺たる結果だった。

 さすがに自民党内からは、「いま衆院選をしたらボロ負けするとよくわかった」「このままでは政権交代までいってしまう」と悲鳴があがっている。

「自民党議員は、都知事選よりも、党勢が直接反映される都議補選の結果を重視していました。衆院小選挙区と同じく当選者は1人、しかも無党派層が多い東京の補選は、次期衆院選を占う先行指標になるからです。だから、党幹部が連日、応援に入った。なのに大敗してしまった。もはや、党勢回復の手だては、不人気な岸田首相には退陣してもらい、9月の総裁選でトップの顔を代えることくらいしか残っていません」(自民党関係者)

 実際、都議補選の結果をみれば、岸田首相では“選挙の顔”にならないことはハッキリしている。都議補選が惨敗に終わったら「岸田おろし」の号砲が鳴る──と、メディアも報じていた。

 ところが、だ。自民党内から「岸田退陣」を求める声は、ほとんどあがってこない。都議補選後、「岸田総裁は国民の声に耳を傾けて辞職し、新しい総裁を9月に選ばなければいけない」と、表だって岸田退陣を訴えたのは、東京選出の大西英男衆院議員くらいのものだ。

 驚くことに、岸田本人も、辞める気はサラサラないらしい。6月21日、事実上の通常国会閉会を受けて開いた会見でも、「気力は十分みなぎっている。やる気、気力、これからもしっかり示していきたい」と語ってみせた。

 月刊誌「選択」は、「『岸田再選』消えない理由」と報じている。

「鈍感力が強いのか、岸田さんは本気で9月に再選されるつもりでいるようです。6月21日の会見でも『道半ばで重要課題が山積している』と続投に意欲をにじませていた。物価高対策として電気、ガス代の補助を復活させたのも、総裁選での再選を意識してのこと。6月末からスタートさせた地方行脚も、前回2021年の総裁選の票の出方を分析しながら、視察スケジュールを組んでいる。本人は『自分に代わる者はいない』と自信を持っているといいます」(政界関係者)

岸田続投の悪夢も

 しかし、内閣支持率が15%まで下落しても、都議補選が惨敗に終わっても、それでも「岸田おろし」が本格化しないとは、自民党も末期的と言うしかないのではないか。

 一昔前の自民党だったら、危機感を強めた中堅や若手がとっくに「岸田おろし」に動いていたはずだ。実際、麻生政権の時は、若手が次々に声をあげ、閣僚までが退陣を迫っていたくらいである。

 なのに、散発的にしか「岸田退陣」を求める声があがらないのだから、自民党はかつてのエネルギーを完全に失っている。政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

「9月に総裁選を控えているために『勝負は3カ月後だ』と、かえって“岸田おろし”の動きが鈍くなっているということはあるでしょう。問題は、このままでは本当に“岸田続投”の可能性さえあることです。かつての総裁候補は、田中角栄にしろ、竹下登にしろ、自ら手勢を率いて総裁選に挑むパワーがあったが、いま“ポスト岸田”に名前があがっているのは、石破茂にしろ、河野太郎にしろ、同志が少なく、自力では総裁選に挑むことすら難しい顔ぶればかりです。麻生太郎や菅義偉といったキングメーカーに頼ろうとしている。“ポスト岸田”候補にパワーがないのでは、“岸田おろし”だって迫力が出ませんよ」

 それにしても、支持率15%の岸田すら代えられないなんて、自民党の人材払底も、行き着くところまで行き着いたのではないか。

 新聞に名前が出てくる「ポスト岸田」候補の面々も、石破茂、河野太郎、高市早苗、茂木敏充……と、手垢にまみれた同じ穴のムジナばかりだ。石破茂は、次回は5回目の挑戦になる。他に人はいないのだろうか。

 若手は若手で、福田達夫、小林鷹之、斎藤健といった名前が取り沙汰されているが、最初から勝てる見込みはほとんどなく、この際、名前を売っておこうといった程度の連中ばかりだ。

 いまや、小泉進次郎が「党刷新の顔」だというのだから、ほとんどポエムである。環境大臣の時、無能ということが発覚し、完全に化けの皮が剥がれたのに、9月の総裁選に出馬したら「大本命」だというのだから、いかに自民党に人がいないのか、よくわかるというものだ。

安倍政権の10年で人材が消えた


トリックスター(石丸伸二氏)/(C)日刊ゲンダイ

「人材の宝庫といわれた自民党から人材が消えたのは、やはり安倍政権の10年間が大きかったと思う。かつて、国民政党と呼ばれていた時の自民党は、右から左まで本当に幅が広かった。異論を排さず、議員の考え方も多種多様でした。だから、いわゆる“振り子の理論”も使えた。右寄りの政権が行き詰まると、リベラル色の強いリーダーを首相に就けるなど、“疑似政権交代”を重ねることで、自民党は政権を維持してきた。幅が広かったから、いざ党が危機に陥った時も、隠れていた人材が頭角を現した。ところが、安倍政権の10年間で自民党は“アベ政治”一色になってしまった。どこを切っても同じ顔の金太郎あめ。しかも、安倍首相は、異論を排し、逆らった者を徹底的に冷遇したから、イエスマンばかりが増え、人材が育たなかった。いま“ポスト岸田”が不在なのも、アベ政治の帰結です」(本澤二郎氏=前出)

 しかし、政権政党から人材が枯渇し、その結果、国民の支持を失った岸田が9月の総裁選で再選されたり、小泉進次郎のような男が総理総裁に就くようなことになったら、この国は、いよいよ政治の底が抜けてしまうのではないか。

 石丸伸二・前安芸高田市長のようなトリックスターが、都知事選で支持を集めているだけに、日本の民主政治は瓦解する恐れがある。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「自民党の支持率は、16%にまで落ち込んでいます。もはや自民党を支援してきた有権者すら、自民党を見限っているということです。イギリスでは、政権政党だった保守党が国民の信頼を失って総選挙で大敗を喫し、野党の労働党が地滑り的な勝利を収め、14年ぶりに政権交代が起きています。労働党が支持されたというより、保守党が国民から怒りと不信を買ったことが原因でした。日本でも、イギリスと同じ現象が起きれば、政権交代となるでしょう。しかし、日本では、自民党に対する不信感が、いまや既成政党全体への不信感に拡大している状況です。都知事選で2位になった石丸氏のような勢力が議席を伸ばす可能性があります」

 この状況になっても、自民党議員は「9月の総裁選に多くの若手が出馬して、メディアジャックすれば、自民党の支持率は回復する」と、甘く考えているという。末期的である。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/874.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 連合・芳野会長「共産党で蓮舫票逃げた」の支離滅裂…小池百合子氏を支援しながらどの口が?(日刊ゲンダイ)
連合・芳野会長「共産党で蓮舫票逃げた」の支離滅裂…小池百合子氏を支援しながらどの口が?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357525
2024/07/12 日刊ゲンダイ


そろそろ離れた方が…(C)日刊ゲンダイ

 発言があまりに支離滅裂すぎるのではないか。

 7日投開票された東京都知事選を巡り、11日、立憲民主党幹部と会談した芳野友子・日本労働組合総連合会(連合)会長(58)が蓮舫・前参院議員(56)の敗因について「共産党が前面に出すぎて、蓮舫氏が共産党の候補者のように見えてしまった。票が逃げたのではないか」などと持論を展開したことだ。

 芳野氏の発言に対し、立憲の泉健太代表(49)は「蓮舫氏は堂々たる戦いをしたが、教訓をどう生かしていくか党内で話し合いをする」などと苦笑い。一方、発言を聞いた共産党の小池晃書記局長(64)は会見で、「根拠を示してほしい。何の根拠もなく、共産党のせいにさえすれば何でも通用するというような、非常にレベルの低い発言だと言わざるをえない。看過しがたい」とカンカンだったが、無理もない。

 連合傘下の「連合東京」は知事選で小池百合子知事(71)の支援を表明。芳野会長も、小池氏について「全体的に連合東京の政策に理解をいただき、評価できる。関係性も良いのではないか」などと絶賛していたからだ。

「1つの塊」になる動きを最も阻害しているのは一体誰なのか

 そもそも、連合(東京)は小池氏を支援し、その小池氏が当選したのだから「敗因分析」もヘッタクレもない。

 芳野会長の立場でみれば、蓮舫氏の票が逃げて良かった、となるはずではないのか。勝った候補を支援しながら、負けた候補の敗因を上から目線で分析するなど矛盾にも程があるだろう。

 芳野氏はまた「衆議院選挙に向けて戦いやすい形は立憲民主党と国民民主党、それに連合が1つの塊になることで、選挙区調整は両党の間で行ってほしい」とも語っていたが、「1つの塊」になる動きを最も阻害しているのは一体誰なのか。

 SNS上でも、こんな声がある。

《立憲や国民はいい加減、芳野会長に引導を渡した方がいい。というよりも早く手を切るべき》

《芳野さんは大局的な視点で物事をみられない。連合という労組が機能しないはずだ》

 ちなみに今年1月5日付の「2024年連合新年互礼会 会長挨拶」の【政治関連】にはこうある。

「正義を語り、未来を語り、人々に生きる希望を与えるのが政治家の仕事です。自らその価値を貶めるようなことをするべきではありません。誰もがなろうと思ってなれる仕事ではないからこそ、多くの人々の願いが託されているということをもう一度、胸に刻んで、その信頼を裏切ることのないようにしていただきたいと思います」

 裏金事件の舞台となった自民党最大派閥「清和政策研究会」に長く所属し、横文字を使った公約をいくつも掲げるだけで実際は何もしない。議会では部下に答弁をさせるばかりで、自分は逃げ回る。そんな人物が果たして「正義を語り、未来を語り、人々に生きる希望を与える政治家」と言えるのだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 共産党嫌いで知られる芳野氏は歴代の連合会長と異なり、自民党に急接近する動きもみられる。●関連記事【もっと読む】【さらに読む】では、立憲と共産が近づくことを執拗に嫌がる芳野氏の言動を追っている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/875.html

記事 [政治・選挙・NHK294] メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪(日刊ゲンダイ)

メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357568
2024/07/13 日刊ゲンダイ


選挙が終わったらバッシングの嵐(C)日刊ゲンダイ

 東京都知事選で政党の支援なく165万票を獲得し、“旋風”を巻き起こした石丸伸二前安芸高田市長(41)だが、投開票直後から一転、バッシングを浴びている。テレビ出演時の横柄な対応に批判が噴出。質問者との対話が成立しない独特な物言いがSNSなどで「石丸構文」と名づけられた。政界からも「ちょっと怖かった。引く人もいるのではないか。政治家になるなら包み込む温かさも必要」(国民民主党・榛葉幹事長)という発言が飛んだ。

 中でも、まさに多くの人が“引いた”のが、11日のテレビ朝日系「グッド!モーニング」での発言だ。斎藤ちはるアナ(27)との単独インタビューで、投開票日の特番で元乃木坂46・山崎怜奈(27)の質問を「前提が正しくない」と切り捨てたことについて、「女こどもに容赦するのは優しさじゃない」「(頭を)ポンポンとやってあげる感じがよかった? それも失礼ですよね」と持論を展開。これには「今どきこんな言葉がさらっと出てきてしまう人なのね」などとガッカリ感が広がった。

 市長時代のユーチューブからの支持者にとっては「いつもの石丸構文」なのだろうが、都知事選で石丸氏の存在と「政治屋の一掃」などの発言を知り、改革期待を抱いた人たちは、選挙後の落差に戸惑っている。

「ネガティブ情報を伝えない選挙報道は大きな曲がり角」

 もっとも、そうした石丸氏の人物像は、大メディアがきちんと報じていれば、都知事選期間中には分かったはずだ。抱えている民事訴訟は5連敗。4年前の市長選のポスター印刷代金を支払わず、業者に訴えられた裁判は最高裁で敗訴が確定。投票日4日前には「市議から恫喝を受けた」と主張したことが名誉毀損だと訴えられた裁判の控訴審で、恫喝の事実がないとして、石丸氏側が敗れた。

「女こども」を彷彿させる市長時代の発言もある。理解のない年長者について「ほとんど全員自分より先に死にますから。僕らの勝ちです」と言い放っていた。

 選挙が終わった途端、石丸氏の危うい本性が次々あらわになるのは、裏を返せば、選挙中にそれらがほとんど報道されなかったから。討論会もなく画一的な選挙報道では、真に大事な情報が有権者に伝わらない。

 40年以上テレビ報道に携わるジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「選挙報道は大きな曲がり角に来ています。テレビは放送法で公平性を求められ、新聞も平等を重視するので、告示後は各候補を横並びにした報道になるうえ、前向きな発言を取り上げ、ネガティブな情報は報じない。しかし、これでは有権者にとって何の参考にもならず、投票の判断材料として役に立っていません。ちょうど都知事選期間中に米大統領選のテレビ討論がありました。討論は、政策論争はもちろんのこと、発言や表情から人間性も見える。有権者が『なるほど』と思える参考材料になり得ます。選挙プランナーの調査では、日本ではネット全盛の今でもテレビ報道を投票の参考にする人が5割だそうです。日本の選挙報道も変えていかないといけない」

 石丸旋風は大メディアの怠慢がつくり上げた徒花だとも言える。

  ◇  ◇  ◇

 タレントのラサール石井さんが、石丸伸二氏に心酔する若者たちに懸念を示している。●関連記事【もっと読む】都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は… は必読だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/876.html

   

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