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2024年7月10日00時37分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] <まるでAI絵に描いたような>なぜかすべての東京23区、市で 上からユリコな不思議<1ユリコ 2石丸 3れんほう>
なぜか すべての区、すべての市でコイケ→石丸→れんほうの順番になっている。

まるで絵に描いたようだ。

これは2週間以内に異議申し立て→再開票を必ずせよ。


都知事選
https://www.r6tochijisen2.metro.tokyo.lg.jp/

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/007/002/d00209761_d/fil/kaihyoujoukyou.pdf
https://www.city.kita.tokyo.jp/senkan/kuse/senkyo/kekka/kekka/240707_tochijikaihyo.html
https://www.city.higashikurume.lg.jp/shisei/senkyokanri/1024639.html
なぜか都知事選の蓮舫氏と石丸氏のグラフはうり二つ<2週間以内に異議申し立て→再開票をせよ>
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/828.html
なぜか都知事選の蓮舫氏と石丸氏のグラフはうり二つ<2週間以内に異議申し立て→再開票をせよ>
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/828.html
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http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/828.html
令和2年7月5日都知事選<世田谷区選管>なぜか山本太郎票と小野たいすけ票はうり二つ
http://www.asyura2.com/20/cult27/msg/406.html
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なぜか 山本太郎票とほぼ同じ票数の小野たいすけ氏
http://www.asyura2.com/20/cult27/msg/401.html
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令和2年7月5日東京都知事選<練馬区選管>500票バーコード電子プログラムの単位時間別配分割合グラフ
http://www.asyura2.com/20/cult28/msg/367.html
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http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/844.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 都知事選は小池勝利…日本を救うために野党が着手すべきこと 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)

都知事選は小池勝利…日本を救うために野党が着手すべきこと 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357336
2024/07/09 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


ブラックボックス都政はますますひどくなる(都知事選に勝利した小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ

 都知事選は「萩生田百合子」こと小池知事が勝った。公開討論会も2度だけ。テレビも新聞も争点が何かについて一切報道しなかった。そのせいで彼女は4つの疑惑について都民や国民に答えず、一貫して逃げ回った。1つは学歴詐称疑惑、もう1つは公約破り、3つ目は大手不動産との癒着と都有地の破格の払い下げ、そして裏金自民党都連との連携である。ブラックボックス都政はますますひどくなるだろう。

 一方、石丸伸二候補が無党派の4割を集め2位になった。トランプや欧州右派のようにネット攻撃を仕掛ける右派ポピュリズムを思わせる動きが目立った。安倍友だったドトールの鳥羽博道名誉会長の支援まで受けている。石丸氏は、安芸高田市長時代に居眠り議員を攻撃。舌鋒の鋭さを売りにしたが、同議員側から一過性の脳梗塞になったとの診断書の提出を受けたのに、それをシュレッダーにかけて細断してしまったのだ。ちなみに、その後、同議員は死亡している。さらに石丸氏は、全員協議会の席で山根温子議員に恫喝されたとSNSで叩いたが、1審、2審で敗訴し、市が名誉毀損で賠償を命じられている。ところが、メディアは石丸氏の問題をまともに検証していない。小池批判票をせき止め、「新しい戦前」をもたらしたメディアの責任は非常に重い。

 先の沖縄県議選に続いて、自民党は都知事選でも裏金問題を隠蔽しながら「勝利」した。岸田首相はこれを機に居直り、秋の自民党総裁選で自らの延命を狙うに違いない。岸田が総裁に再選すれば、恐らく大型の補正予算を組んでから総選挙に出て、国民の目線を徹底的に裏金問題からそらせるだろう。仮に、石破茂が総裁になっても事態は大きく変わらない。裏金議員を新たに処分もできないし、新たな政治資金規正法改正もできない。政治がどんどん壊れ、経済も衰退が止まらないだろう。

 この都知事選で明らかになったことは、裏金問題を契機にした風頼みで野党の手に政権が転がり込んでくることはまずなくなったことだ。では何をすべきか。

 徹底的に裏金問題を解明しつつも、いまのボロボロの日本経済にキチンと向き合うべきである。目下、円安で長期金利が上昇し、かつ株価が上昇している。経済学の法則からはあり得ない現象である。つまり、投機マネーが日本経済をもてあそび、食い散らしているということだ。

 野党がこの経済危機に正面から切り込んで対抗するアジェンダを作る以外に、日本を救う手はない。自民党から政権交代することもありえない。覚悟を持って政策を立て直すべき時である。


金子勝 淑徳大客員教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/845.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 都民はまだ悪夢の結末にうなされている 改めて石丸躍進の危うさ、怖さの分析が必須(日刊ゲンダイ)

※2024年7月9日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年7月9日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


過去最多過去最悪だった都知事選、こういう危うい時代に洗脳、劇場型の口先だけ政治家が躍進する恐ろしさ…(C)日刊ゲンダイ

 17日間の首都決戦が浮き彫りにしたのは、もくろみ通りに3選した東京都の小池百合子知事(71)のシタタカさにとどまらない。政党政治に対する都民、そして国民の嫌悪もあぶり出した。立憲民主党、共産党、社民党と組んで戦った蓮舫前参院議員(56)は惨敗。かたや小池は裏金事件でダウン寸前の自民党、その下駄の雪の公明党、国民民主党都連、特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の全面支援を受けていたのに、連中を表に出さないステルス戦術で惑わしに成功。疑惑の女帝の本領を発揮した。

 既成政党への忌避感がかくまで高まらなければ、広島県安芸高田市長を1期目の途中で放り出した石丸伸二氏(41)の2位浮上は起き得なかった。最終学歴は京大経済学部卒。メガバンクの三菱UFJ銀行に14年ほど勤務した経験などから「経済を知り、行政を知る力」を売りにしていたが、その実像は政策をマトモに語れない減らず口だ。倫理観も相当に疑われる。今年4月配信の市の公式ユーチューブチャンネルでは「理解のない上の世代は敵に回してもいいじゃないですか。ほとんど全員、自分より先に死にますから。僕らの方が長く生き残るんですよ。僕らの勝ちですよ」とニタニタしていた。人間性をこれほど端的に表した発言もそうない。危うさ満点の石丸がなぜ躍進を遂げたのか。

ハーメルンの笛吹き男

「石丸氏が善戦のチャンスをつかんだのは、告示前日に日本記者クラブが開いた公開討論です」と指摘する法大大学院教授の白鳥浩氏(現代政治分析)は、こう続ける。

「現職の小池氏、対抗馬の蓮舫氏らと並び、主要4候補の仲間入りを果たしたことで同じ土俵に上がることができた。『ネットユーザーの一部に知られた地方の首長』に過ぎなかったのが、マスコミによって選挙戦の軸となる人物だとお墨付きを与えられたのですから、有権者の目に留まりやすくなる。街宣をいくつか見ましたが、演説は短いし、うまくない。政策もロクに訴えない。〈経済人として初の都知事になる〉とも言っていたのも、不安になりました。都知事を3期務めたマルクス経済学者の美濃部亮吉氏の存在はどこへ? それでも、〈東京を変えて日本を変えよう〉といった抽象的ながら、切り取りやすいショートフレーズを多用し、SNSを駆使して『石丸推し』の輪を広げたことで、若者を中心とした無党派層の約4割を取り込む結果となった。小泉元首相の『劇場型政治』、あるいは『ハーメルンの笛吹き男』を彷彿とさせます。その先には一体何があるのか」

 石丸を押し上げたのは、むろん「推し活」だけではない。安倍元首相夫妻と親密なドトールコーヒー創業者の鳥羽博道名誉会長(86)が後援会会長を務め、自民に近いオールド世代が陣営を支えた。

「新聞各紙にビラを折り込んだほか、電話作戦も大展開。固定電話を持つ年配層に猛チャージし、新旧織り交ぜた選挙戦術を駆使した」(陣営関係者)というから、億単位のカネが動いた可能性がある。選挙戦終盤には、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係をめぐる疑惑も噴出した。

 自民は都知事選と同日投票だった都議補選で2勝6敗。裏金議員の萩生田光一党都連会長のお膝元である八王子市も落とす大惨敗を喫した。完全に信頼を失っているわけだが、大手メディアは何かと野党分断を煽り、延命に手を貸してきた。そうこうしているうちに、政党政治はついに決壊。こういう険しい時代に洗脳、劇場型の口だけ政治家が大暴れする恐ろしさといったらない。

世論、メディア、司法に通用しない「石丸構文」


英仏は若者がまともな政治に戻したのに東京とこの国はどこへ行くのか(仏総選挙、左派勝利に歓声を上げる若者たち=パリ) (C)ロイター=共同

 開票後に取材を受けた石丸は例の調子で国政進出をにおわせ、「選択肢としては当然考えます。例えば衆院広島1区。岸田首相の選挙区です」とブッ込んだものだから、永田町はザワザワ。「石丸新党を立ち上げて衆院選に大量擁立する」「元首長も仲間に加わる」「日本維新の会の一部が合流する」など、あれこれ飛び交っているが、捕らぬ狸の皮算用だろう。賞味期限は切れ始めている。生中継で各社の個別インタビューに応じた石丸の横柄かつ対話不可能な言動が話題になり、X(旧ツイッター)で「石丸構文」がトレンド入り。要するに「何を言っているか分からない」ということだ。

 TBSラジオの開票特番で石丸とやりとりしたライターの武田砂鉄氏は、Xにこう投稿していた。

〈これまで、相手が動揺したり絶句したりする場面を意図的に作り出し、優位に立っていると思わせる構図を作り続けてきたのだろうが、受け止めるほうが動揺したり絶句したりしなければ、一瞬で彼自身の不安定さが明らかになる〉

〈当然ですが、最たる問題は、こういった場に登場せずに、聞かれたくないことがあるからとメディアから逃げ続けた小池百合子氏〉

 疑惑の女帝がテレビ討論会から逃げ回ったのが、石丸には奏功した。当初から動向がガンガン報じられていたら、化けの皮はあっと言う間に剥がれていただろう。抱えている民事訴訟は5連敗。4年前の安芸高田市長選で選挙ポスターの製作を受注した会社から代金支払いを求められた訴訟は、最高裁が石丸の上告を受理せず、敗訴が確定。「論破」は司法には全く通用しなかった。市長時代の言動をめぐる訴訟でも市を通して上告したが、雲行きは極めて怪しい。

「生みの親」は自民党

 ついでに言えば、石丸の政界入りの道筋をつくったのは自民だ。安倍元首相の側近気取りだった河井克行元法相夫妻が地元の広島で起こした大規模買収事件をめぐり、当初は関与を否定した児玉浩安芸高田市長(当時)の現金授受が判明。辞職後の市長選に児玉に仕えた副市長しか手を挙げず、無投票当選の公算が高まったところに石丸が参戦した経緯がある。自民の宿痾である金権腐敗が政党政治をぶっ壊し、その間隙を縫って小粒なポピュリストが天下取りを目指す。どう転んでも国民不在。この国には救いがない。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言った。

「石丸氏が安芸高田市で議会との対立を深めたのは、住民から権力を委任されたという民主主義の原則も二元代表制も全く理解していないからでしょう。〈当選すれば何をやってもいい〉と思い違い、〈オレの権力を行使して何が悪い〉という考えが根底にある。独裁者の発想で、非常に危険です」

 欧州の若者は国民不在に怒り、マトモな政治を取り戻しつつある。英国では不祥事を連発し、経済政策もメチャクチャだった保守党が下野。労働党が14年ぶりに政権に返り咲いた。あのルペン氏が率いる極右政党「国民連合(RN)」が再び台頭しているフランスでは、マクロン大統領がイチかバチかの大勝負に出た総選挙で左派連合「新人民戦線(NFP)」が巻き返し、極右政権の誕生をすんでのところで阻止。サッカー界のスーパースターのエムバペ選手が「緊急事態だ」と投票を呼びかけていた。民主主義を守りぬく矜持の違いがまざまざである。漂流する東京、そしてこの国はどこへたどり着くのか。悪夢の結末の終わりは見えない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/846.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 大宣伝・印象操作・巨大選対(植草一秀の『知られざる真実』)
大宣伝・印象操作・巨大選対
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-4b77c4.html
2024年7月10日 植草一秀の『知られざる真実』

小池百合子氏にとって石丸伸二氏は文字通り救いの神。

都知事選には56名が立候補したが主力候補は小池氏と蓮舫氏だった。

反小池氏が蓮舫氏に集中すれば勝敗は拮抗したはず。

現に、小池氏292万票に対して石丸・蓮舫氏票が294万票だった。

294万票を一人が獲得していたら小池氏は落選していた。

蓮舫票を引きはがす「第三の候補」が必要だった。

「第三の候補」のなり手は石丸氏以外にもいた。

AI技術者の安野たかひろ氏、医師の内海さとる氏だ。

この2名のいずれかを、石丸氏のようにメディアが大宣伝していれば、その人物が石丸氏の代役を務めただろう。

石丸氏が浮上した原動力はメディア大宣伝にある。

しかし、石丸氏が「第三の候補者」である合理的な理由は存在しなかった。

しかし、メディアは選別的に石丸氏に対して特別の対応を示した。

メディアにはマスメディアとネットメディアの二つがあるが、共通するのはどちらも巨大資本が支配力を有していること。

石丸氏の引き立てが巨大資本の利害に合致したということ。

2008年以来、メディアが大宣伝を展開する対象は同じカテゴリーに含まれる。

「対米隷属で新自由主義」

がメディア大宣伝の条件である。

もう一つ、見落とせないのは石丸選対が大がかりであったこと。

大がかりな選対を用意するには巨大な資金が必要になる。

巨大な資金が投下される巨大な選対が用意された。

巨大な資金を用意した黒幕が存在したということ。

石丸氏の個人の力で大量得票を実現したわけではない。

そのことを本人が自覚していないとすればおめでたい。

「メディア大宣伝」、「印象操作」、「巨大選対」が得票激増をもたらした。

選挙戦術上、「印象操作」の賞味期限は投票日で構わない。

投票日まで「好印象」を演出できれば目的を達成できる。

しかし、投票日を過ぎると「印象操作」で見えなかった部分が見え始める。

元々、有権者は石丸氏をよく知って支援したわけではない。

「印象操作」、「メディア大宣伝」、「巨大選対」に誘導されただけである。

投票日が過ぎて、「印象操作」で伝わらなかった部分が判明してくる。

本人の力が「印象操作」を上回っていれば、投票日後も支持が増大する。

しかし、石丸氏の場合は投票日が支持のピークになったのではないか。

人々との円滑なコミュニケーションを図ることが政治家として業績を積み上げる上で必要不可欠。

このコミュニケーション能力の不足が露呈し始めたと見られる。

そもそも、石丸氏は安芸高田市の市長任期をまっとうしていない。

市長任期を残すなかで、安芸高田市の市民から市長を辞職して都知事選に出馬することを強く求められたのなら、任期途上での市長辞職にも正当性があると言えるだろう。

しかし、そのような市民の声に押されて都知事選に出馬したわけではない。

逆に、安芸高田市では石丸市政に対する批判が強まっていたと見られる。

また、市長選に出馬した際のポスター制作費用を踏み倒していたとの訴えが起こされ、最高裁で石丸氏の敗訴が確定した。

議員から恫喝を受けたとの主張に対して事実でないとの訴えが起こされ、これも裁判で敗訴している。

石丸氏の市長辞職に伴う市長選では石丸路線を否定する候補者が新市長に選出された。

石丸氏は都知事選を踏み台にして国会議員や県知事に就任することを目論見ていると思われるが、そうなると都知事選での訴えが何であったのかとの疑問も浮上することになる。

だが、石丸氏のおかげで小池百合子氏のマイナスイメージが極めて見えにくくなった。

この面で小池氏は最大の恩恵享受者である。

この点までが石丸氏大宣伝戦略の目論見に含まれていたとすれば、小池3選アジェンダを構築したプロデューサーの腕は確かということになる。

小池氏の学歴詐称疑惑はまったく消えていない。

また、神宮・築地再開発に関する官民癒着の疑惑も解消していない。

小池氏に対する疑惑追及はこれから本番を迎える。

この点を再確認しておく必要がある。

気鋭の政治学者・政治思想家である白井聡氏との共著が販売開始になった。

『沈む日本 4つの大罪
経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
(ビジネス社)


https://x.gd/3proI

ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/847.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 衝撃テレビ映像!小池知事支援はステルスじゃない…都知事選圧勝の背景に裏金自民への応援おねだり(日刊ゲンダイ)
衝撃テレビ映像!小池知事支援はステルスじゃない…都知事選圧勝の背景に裏金自民への応援おねだり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/357308
2024/07/08 日刊ゲンダイ


自分から裏金自民に支援依頼していた(C)日刊ゲンダイ

 裏金事件で大揺れの自民党への「ステルス支援」は小池百合子知事(71)からの依頼だった。7日投開票された東京都知事選で、同日夜に放送されたテレビ朝日系「サンデーステーション」で衝撃的な映像が流れた。

 番組では17日間の選挙戦で9日しか街頭演説に立たなかった小池氏がなぜ、圧勝することができたのかという舞台裏を報じていたのだが、最初の驚きの映像は選挙戦13日目に小池氏が都庁前のホテルに現れ、自民党を支援する約300の各種業界団体に支援を呼びかけていた場面だった。

 小池氏「先行しているとかリードしているとか、あれは陰謀です。どうぞ皆さんここで締めないと、私、小池百合子3期目ができません。これからパリで日本の選手、金メダルを目指します。この都知事選挙は金メダルしかありません。どうぞ皆さん、皆さんのスマホいっぱいお友達、業界の仲間入っていますよね、あいうえお順で、費用は皆さんにもっていただいて。あいうえお順に上からどんどんどんどんかけていただきたいんです。あと5日です、5日しかありません。どうぞ皆さん今日は、あ行からさ行、次はな行から次というふうにお友達電話してください。小池金メダル。一票入れてねということをお願いしていただきたい」

小池氏は自民党都連の支援方針が報じられた際、「エールをしっかり受け止める」などと言っていたが……

 そして仰天だったのは、この4日前に自民党都連の深谷隆司最高顧問(88)と都連担当者が携帯電話でやり取りする場面だった。

 深谷氏は、小池氏が「一票入れて」と呼びかけた各種団体の会合で、小池氏サイドから自民党議員の出席を遠慮するよう担当者が明かしている様子を見せつつ、「厚かましい野郎だな、あいつ」など言い、続けて「裏金問題やなんかで叩かれている自民党と同じ土俵に乗りたくない。けれど選挙は応援してもらいたい。僕から言わせれば随分好きなこと言ってるなって感じがするよね」と苦笑い。そしてこう暴露したのだ。

「小池さんが萩生田(光一衆院議員)くんに応援を頼んだ。その2人で会ったという報告はありました。要するに協力を求めてきた。だから出来るだけのことはしましょうかということ」

 小池氏は自民党都連の支援方針が報じられた際、「エールをしっかり受け止める」などと言っていたはず。この発言だけを聞くと、都連が「勝手連」的に応援するのは歓迎するーーかのように受け止められていたが、そうではなく、実際は小池氏側から応援を頼んでいたわけだ。

 深谷氏の発言が事実であれば、自民党都連の「小池ステルス支援」は単なる“やらせ”。小池氏は自ら裏金自民に「おんぶにだっこ」の協力をお願いしていたわけだ。

 ◇  ◇  ◇

 それにしても、テレ朝はこんな大スクープを取材、収録しながら、投開票日まで報じないとは有権者も唖然茫然だろう。関連記事【もっと読む】では「ステルス支援」を装っていた萩生田氏らの活動を追っている。


小池氏選挙なぜ強い?集会映像を独自入手“自民と連携”舞台裏「あつかましい」の声も【サンデーステーション】(2024年7月8日)

2024/07/08 ANNnewsCH

17日間の選挙戦で9日しか街頭演説に立たなかった小池知事。それでも圧勝となりました。なぜ選挙に強いのか、17日間の選挙戦からその秘密を探りました。

■“自民と協力”実態は? 非公開会合の映像入手

選挙戦初日、候補者たちが街頭で支持を訴えていた頃、小池知事は公務として大手町の森を視察していました。

(小池百合子氏)「夕方など時間がある時に選挙戦を行っていく。二刀流・ハイブリッドで行きたい」

“公務優先”。それが17日間の選挙戦の戦い方。2期8年。現職の余裕でしょうか?4人の立候補者による討論会では…

(蓮舫氏)「まさか外苑の再開発の事業者から都知事はパーティーのチケットの購入とか受けていませんよね?」

(小池百合子氏)「パーティーの開催につきましてはそれぞれ法律にのっとった形で公表をさせていただいているところでございます」

(石丸伸二氏)「今の蓮舫さんの質問はイエスかノーかで答えられるのでイエスかノーかで答えていただきたいと、おそらく視聴者全員思ったと思います。もう一度お願いします」

(小池百合子氏)「私はこれまで政治のパーティーという形で開かせていただいております」

正面から質問に答えず、慎重な言い回しでいなす小池知事。

(田母神俊雄氏)「事務所を私が築地に構えたら小池知事の悪口を言う人が多いです、すごく。(移転が)1年遅れたということで」

(小池百合子氏)「ちょっとお友達選んだ方がいいと思いますけれども」

動画のタイトルは「小池ゆりこ都知事アラビア語本当に喋れる!?」。

(小池百合子氏)「お宝映像じゃないですか」

学歴詐称疑惑に対する反論の意味合いもありそうです。さらに…

(AIゆりこ)「私の知事就任後、2017年6月に東京都公立学校教員勤務実態調査を初めて行い…」

小池知事の発案で、知事としての実績を“AIゆりこ”が伝える動画も配信。街頭に立つよりも公務を優先させる小池知事が力を入れていたのが、SNSを使った積極的な情報発信です。こうした知事の戦い方に他陣営からは…

(立憲民主党 辻元清美 代表代行)「堂々と街頭に立つべきだと思いませんか。そしてぜひやってほしいのは、自民党の萩生田東京都連会長と二人三脚でやっているんですよ、今選挙。裏金王の萩生田さんと」

しかし選挙戦中盤を過ぎてもスタイルを変えません。公務で都内の幼稚園を視察した時のこと…

(園児)「好きな色を教えてください」

(小池百合子氏)「好きな色ね、みんな真っ赤だね。好きな色はね、ここだけの話だけどね、緑」

また、選挙戦期間中こんな場面もありました。公務で奥多摩町のダムを視察。それからおよそ1時間後…街頭演説ではいつもの勝負服に。

Q.公務に名を借りて選挙活動をしているのではないかという指摘も聞かれるが?

(小池百合子氏)「視察に行くことについて何ら問題もないと思っております。むしろもっともっと見ていくところはあるかと思っております」

公務を優先させた選挙戦。各種情勢調査では序盤から終盤まで一貫して「優勢」や「リード」が伝えられました。

その裏では、選挙戦の前から小池知事による“組織固め”が始まっていました。告示日前日に訪れたのは立憲民主党の最大の支持母体、連合の東京支部です。

(連合東京 斉藤千秋会長)「連合発足以来、こんなに知事と連合東京が距離を詰めて政策実現を一緒に話し合える関係を作れているのは今しかない」

(連合東京関係者)「連合東京は小池さんのポスター貼りを半分ほど手伝った。連合の中には、小池さんも嫌だけど、蓮舫さんに入れるよりましだという人もいる」

さらに、選挙戦3日目に開かれた公明党の支持母体・創価学会の集会で配布された文書には…

(創価学会の集会で配布された文書)「公明党の提案と小池都知事の決断により、子育てや高齢者の支援策などが次々と実現してきました。共産党が全面支援する人物が都知事になれば、これまでの改革が後退し、都政は混乱します」

これに呼応するように街頭演説では…

(小池百合子氏)「第2子の保育料無償化ということで、都議会でも公明党の皆さんからも提案があった。そういう中で今度はさらに進めて第1子から保育料を無償化するように拡大をして参りたいと思いますが皆さんいかがでしょうか?」

さらに選挙戦13日目、番組のカメラは“水面下での動き”を捉えていました。小池知事が訪れたのは、都庁の目の前のホテル。メディアを完全にシャットアウトした非公開会合。独自に入手した映像に写っていたのは、自民党を支援する約300の各種業界団体の人々です。

(小池百合子氏)「先行しているとかリードしているとか、あれは陰謀です。どうぞ皆さんここで締めないと、私、小池百合子3期目ができません。これからパリで日本の選手、金メダルを目指します。この都知事選挙は金メダルしかありません。どうぞ皆さん、皆さんのスマホいっぱいお友達、業界の仲間入っていますよね、“あいうえお”順で、費用は皆さんにもっていただいて。あいうえお順に上からどんどんどんどんかけていただきたいんです。あと5日です、5日しかありません。どうぞ皆さん今日は、“あ”行から“さ”行、次は“な”行から次というふうにお友達電話してください。小池金メダル。一票入れてねということをお願いしていただきたい」

(会合の参加者)「我々聞いていても、さすがだなと。まあはっきり言って、(蓮舫さんと)どっちにしようかなと思ったけど、でもやっぱり小池さん」

(東京都私立中高父母の会 中央連合会)「1000人以上いらっしゃったと思います。僕らも立ち見でした」

(東京都宅建協会)「宅建業者は多分ほとんどは小池さんで行くんじゃないかと思いますけどね」

自民党を支援する「各種団体の総決起大会」ですが、会場に、自民党議員の姿はなく、のぼりやビラにも自民党の文字はありませんでした。

■自民に“ステルス” 要求か 都連幹部「厚かましい」

実は、この会合の4日前、自民党都連の深谷隆司最高顧問が都連の担当者に問い合わせていました。

(自民党都連 深谷隆司 最高顧問)「小池のためにさ、各種団体が会合を開くだろ?ホテルで」

(都連担当者)「はい、はい」

(自民党都連 深谷隆司 最高顧問)「我が党から誰か代表して演説やるとか出席するようになっているの?」

(都連担当者)「議員はちょっと遠慮してほしいという話です」

(自民党都連 深谷隆司 最高顧問)「小池の方から各種団体に議員が出るのを遠慮してくれって言っているの?」

(都連担当者)「ええ」

(自民党都連 深谷隆司 最高顧問)「厚かましい野郎だな、あいつ。分かりました。はい、分かりました」

「裏金問題やなんかで叩かれている自民党と同じ土俵に乗りたくない。けれど選挙は応援してもらいたい。僕から言わせれば随分好きなこと言ってるなって感じがするよね」

これは、告示日前日に都議会自民党が出したとされる小池知事との選挙協力についての文書。出陣式・第一声については赤字で「議員の参加・動員はございません」。各種団体総決起大会についても赤字で「議員は参加無し」。自民党議員は表に立たず“ステルス支援”に徹する方針が記されていました。

(自民党都連 深谷隆司 最高顧問)「今はね、実際問題、小池さんと蓮舫さんの戦いでしょ?要するに我々にとっては共産党っていうのは政敵だから。そこと手を結んだ蓮舫さんは政敵になるわけだ。そうすると、対抗して出ている小池さんをもっとしっかり勝たせなきゃなという感じになってくるね」

安倍元総理が“ジョーカー”に例えた小池氏の政治手腕

小池氏が政治の世界に飛び込んだのは今から32年前。

(日本新党 小池百合子 参院議員(当時40歳))「永田町は、今日はサファリっぽいんですけれども、猛獣とか珍獣とかいらっしゃると聞いたので、タヌキもいるって話も聞いております」

新党ブームの風に乗って日本新党から出馬した小池氏。その後、新進党や自由党、保守党を渡り歩き、自民党に入党します。小泉総理大臣に重用され、2003年、環境大臣として初入閣。

(小池百合子環境大臣(当時))「『クールビズ』という名称にさせていただきました」
その後、女性で初めて総裁選にも挑戦します。

(自民党 小池百合子 衆院議員(当時))「まず私自身が総裁選に立候補できたこと、これもすごい。これはまずすごいことであり、まさに自民党が自民党を超える日、その一瞬に少しでもお役にたてたかと」

そして2016年、都知事選に出馬を表明。都議会自民党の体質を批判し、女性初の都知事となりました。

その後、いわゆる「モリカケ問題」で安倍政権の支持率が急落すると…

(小池百合子代表(当時))「希望の党代表、小池百合子でございます」

新党を結成して政権奪取も狙いました。

安倍元総理は回顧録の中で、小池氏をこう評しています。

(「安倍晋三 回顧録」から)「小池さんは、常にジョーカーです。手札の1から13の中にはないのです。相手に勢いがあるときは、近づいてくるのです。しかし、相手を倒せると思った時は、バッとやってきて、横っ腹を刺すんです。『あれ、わき腹が痛いな』とこっちが思った時には、もう遅い」

自民都連の深谷最高顧問によれば、今回、小池知事の方から支援を求めてきたといいます。

(自民党都連 深谷隆司 最高顧問)「小池さんが萩生田くんに応援を頼んだ、その2人で会ったという報告はありました。要するに協力を求めてきた。だから出来るだけのことはしましょうかということ」

■都議選では微妙な関係 自民の対立候補を応援

選挙戦最終日、自民党都連・萩生田会長の姿は地元・八王子にありました。

(自民党都連 萩生田光一会長)「逆風の中での選挙となってしまいました。逆風の原因を作った1人として、改めて市民の皆さんにご心配おかけしたこと、お詫びを申し上げたいと思います」

実は、都知事選と同じ投開票日で都議の補欠選挙も行われています。

Q.今回の補選が国政に与える影響はどのように?

(自民党 石破茂元幹事長)「当然ある。だから一生懸命。そういうことです」

自民党は9選挙区のうち8選挙区に候補を擁立。しかし3選挙区で小池知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」の候補と対決しています。そのうちの1つ、中野区では、小池知事の秘書・荒木千陽(ちはる)さんが立候補しています。対する自民党の出井良輔さんは都知事選では小池知事を支援しますが、都議補選では小池知事の側近と対決を余儀なくされています。

(自民党 出井良輔候補)「私から見ると、あっ、いつの間にそうなっちゃったのかなっていうのが本当のところだと思います」

Q.(小池さんの)応援には前向きか?

「いやいや、応援はしますよ。応援しないという選択肢は僕にはないので。応援したいかしたくないかというと微妙なところがありますよね」

小池知事との間でどのような話し合いがあったのか?萩生田都連会長に聞きました。

Q.具体的にどういった支援を?

(自民党都連 萩生田光一会長)「それぞれの立場で皆さん応援してくれていると思いますよ。本人たちの戦い方があるので、言われた通りのことやっているだけです」

Q.場所によっては都民ファ候補と対立するが?

(…スタッフと立ち去る)

都議補選での必勝を掲げる深谷最高顧問。
・・・記事の続き、その他のニュースはコチラから!

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/848.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 立憲、都知事選敗北で異例の「総括」へ 共産との連携見直しは否定的(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASS793C1YS79UTFK00GM.html?iref=pc_politics_$PAGE_TYPE_EN_list_n




今回の都知事選挙では、数々の「異常」が有権者の眉を顰ませた。

候補者の乱立、掲示板の商品化、ふざけた政見放送などなど、政治に対するモラルの低下の激しさをうかがわせるものが多い。

いずれも、憲法で保障されている権利(自由)について無知か、はき違えていることに起因するものだ。

その中でも、「メディアの報道姿勢の異常さ」は特筆に値する。

このことも、所謂「報道の自由」を完全にはき違えている結果と言わざるを得ない。

「報道の自由が保障されている」とされているのは、報道が「国民の知る権利に奉仕するもの」だからとの前提に立っている。

そんなものは糞喰らえとばかりに、今回は特に、小池都知事の醜聞隠しと、「蓮舫叩き」の執拗さ、陰湿さは異常を超えて「病的」ですらあった。

民主党が政権を奪取した直後から下野するまでの間に見られた、民主党政権の閣僚を標的にしたメディア総動員での人格攻撃を思い出した人も多かったのではないか。

これほどの執念を、自民党と旧統一教会との関係解明に、自民党の裏金事件の真相解明に、或いは、選挙を契機に都政の「ブラックボックス」の追及に傾けることができれば、日本のメディアもジャーナリズムを取り戻すドアを開けることができたかもしれないが・・・。

ま〜、今の体たらくでは、「権力の犬」になり果てて、食っていくしか能が無いとの結論しか導き出せない。

そんな中、立憲民主党が、都知事選挙の敗北を「総括」するというニュース。

「勝敗は兵家の常」という。

「負けに不思議の負けなし」ともいう。


立憲民主党の幹部、重鎮も思い出したのではないか、「あの時」のメディアの「狂気」を。



以下に記事の全文を転載する。

立憲民主党の岡田克也幹事長は9日の記者会見で、東京都知事選で支援した蓮舫氏の敗北について、党本部主導で「総括」に着手する考えを明らかにした。

 党幹部によると首都のトップを決める地方選とはいえ、党本部による総括は異例という。

 岡田氏は「無党派層を取る戦略を持っていたが、必ずしも沿わない部分があった。分析、検証して次の総選挙に生かす」と語った。

 無党派層の支持を欠いた要因について共産党との連携と見る向きがあり、総括でも最大の焦点になる可能性があるが、岡田氏は「何か足を引っ張ったとは思っていない。無党派層を取りに行くのは我々がしないといけないことだ。共産に(蓮舫氏支援を)しっかりとやって頂いたことは、全然関係のない話だ」と述べた。(大久保貴裕)


記事の転載はここまで。


メディアの「狂気」に比べて、岡田氏の意識はまだ冷静だ。

「何か足を引っ張ったとは思っていない。無党派層を取りに行くのは我々がしないといけないことだ。共産に(蓮舫氏支援を)しっかりとやって頂いたことは、全然関係のない話だ」


「・・・無党派層を取りに行くのは我々がしないといけないことだ。・・・」

小池氏、石丸氏と蓮舫氏、三者の中で後れを取ったとされている「無党派層の支持」。

政策論争から逃げ回った小池氏、中身が空っぽの、お題目を並べただけの石丸氏。

そんな人の後塵を拝した蓮舫氏。

投票率は前回よりも5%ほど上昇し、約60%だったという。

その前の補選3連勝との違いはなんなのか。


立憲民主党は、何処に原因を求めるのか・・・。

「野党共闘」は、どこに反省点を求めるのか・・・。


来たる総選挙での政権交代の成否は、この「総括」にかかっていると言っても過言ではない。


今回の都知事選挙で改めて分かったことは、

日頃は不偏不党を装っている「メディア」も、ご主人様危うしとなれば、ギバをむき出しにして「野党共闘」に襲い掛かってくる。

そのメディアの「第4の権力」といわれるほどの力はまだまだ衰えていない。

そのメディアがネガティブキャンペーンを張れば、「野党共闘」は素手で闘っても勝ち目はない。

SNSが「第5の権力」といわれるほどの影響力を持ちだしている昨今、ネット戦略が重要さを増していることは間違いない。。

そして、その範疇については「おじさん」ではダメなこともはっきりしている。

選挙戦略も世代交代が必要ということになるのか。


立憲民主党の「総括」に期待したい。


http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/849.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 岸田首相まさかの落選危機…石丸伸二「広島1区」殴り込みの本気度とインパクト(日刊ゲンダイ)

岸田首相まさかの落選危機…石丸伸二「広島1区」殴り込みの本気度とインパクト
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357396
2024/07/10 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


盤石の地位のはずが…(C)日刊ゲンダイ

選択肢としては当然、考えます。たとえば、衆議院広島1区。岸田首相の選挙区です」──。

 東京都知事選の投開票が行われた7日、記者から国政選挙への考えについて聞かれ、こう答えていた石丸伸二・前広島県安芸高田市長(41)。

 都知事選で、蓮舫・前参院議員を上回る165万票を獲得し、2位と健闘しただけに、“次”を考えているのは間違いない。

 どこまで「広島1区」が本気なのかは不明だが、自民党関係者からは、「いまの勢いだと岸田首相は敗れる可能性がある」と弱気の声があがっている。

 世襲議員の岸田首相は、初当選以来、大差で10回連続当選しているほど選挙には強い。しかし、県庁所在地のある「1区」は、無党派層が多く、過去、自民党議員が各地で敗れる「1区現象」が起きている。

 しかも、岸田首相の足元は盤石ではない。広島1区内の海田町長選(昨年11月)、府中町長選(今年5月)と、岸田首相が支援した候補が次々に負けているのだ。

 自民党が5月に実施した選挙情勢調査によると、自民党は全国の1区で劣勢に立たされ、場合によっては岸田首相さえ落選の可能性があるという。「週刊ポスト」最新号が伝えている。

 もし、石丸氏が次期衆院選で「広島1区」から出馬したらどうなるのか。

 政治評論家の有馬晴海氏は「石丸氏は地元・広島での評判が良くない。岸田首相には勝てない。大差で負けるのではないか」と予測している。

現職総理は自分の選挙活動がほとんどできない


「考えないはずはないでしょう?例えば広島1区の岸田首相の選挙区とか」(C)日刊ゲンダイ

 しかし、まったく別の見方もある。

「岸田首相が当選を重ねてきたのは、相手に恵まれていたからです。有力な対立候補がいなかった。石丸伸二は、都知事選で知名度をあげたうえ“選挙上手”です。少しでも“石丸勝利”の雰囲気が出てくると、有権者が面白がって投票に動く可能性がある。岸田首相にとって痛いのは、現職の総理は全国を飛び回る必要があり、自分の選挙活動はほとんどできないことです。かといって、総理を退陣した後の選挙だと“終わった人”だと見られ、票が集まらない恐れがあります」(政界関係者)

 石丸氏の本命は、2025年11月に行われる広島県知事選という声も根強く、名前を売るために「広島1区」に出馬するのではないか、という見方もでている。岸田首相は気が気でないのではないか。

  ◇  ◇  ◇

「次の衆院選は、できる範囲で『自民の裏金議員に投票してはいけない』と周りに呼びかけるべき」と識者が断言する。

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