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2024年7月08日01時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] 蓮舫氏大敗≠ノ立憲衝撃「信じられない」 共産との連携、裏目か(毎日新聞)
蓮舫氏大敗≠ノ立憲衝撃「信じられない」 共産との連携、裏目か
https://mainichi.jp/articles/20240707/k00/00m/010/147000c
毎日新聞 2024/7/7 22:02(最終更新 7/7 22:45)


東京都知事選の開票速報を厳しい表情で見つめる立憲民主党の辻元清美代表代行(手前から2人目)と長妻昭政調会長(同3人目)=東京都千代田区で2024年7月7日午後8時15分、宮武祐希撮影

 東京都知事選で元立憲民主党参院議員の蓮舫氏の票が伸び悩み、立憲内に衝撃が走った。

 「非常に厳しい結果になった。結果をしっかり分析した上で、次につなげていきたい」。立憲の大串博志選対委員長は7日夜、自民党などが支援した小池百合子氏の3選確実の報を受け、党本部で記者団にそう語った。

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を追い風に、4月の衆院3補欠選挙、5月の静岡県知事選などで連勝し、政権交代に向けて勢いに乗る立憲は、首都決戦では党内有数の知名度を誇る蓮舫氏を擁立。都知事選で現職に新人が勝った先例はなく、自民、公明両党が支援する現職の小池氏に仮に及ばなかったとしても「肉薄できれば意義のある結果になる」との読みがあった。

 しかし蓮舫氏は終盤にかけて勢いを失い、小池氏との当選争いどころか、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏と2、3位を争う展開に。蓮舫氏の街頭演説などには多くの人が集まり続けていただけに、立憲関係者からは「信じられない」との声が上がっていた。

 蓮舫氏の支持が広がらなかった理由について、自民が小池氏に公式な推薦などは出さず「ステルス支援」に徹したことで、裏金への世論の批判を追い風にしきれなかったとの分析がある。裏金という国政を舞台とした問題を都知事選に持ち込もうとしたことへの批判もつきまとった。更に、共産党との連携が裏目に出たのではとの指摘がある。

 立憲は都知事選候補者の選定段階から共産と連携。蓮舫氏が支持層の拡大を目指して「オール東京」を掲げたことを踏まえ、立憲、共産とも蓮舫氏の「推薦」は見送ったが、街頭演説では立憲と共産幹部が並び立ち、蓮舫氏を応援する場面も見られた。こうした振る舞いが無党派層や、岸田政権に批判的な保守層に嫌気された可能性があるという。無党派層に支持を広げきれなかったことについて立憲幹部は「(無党派層の)多くは改革派の保守を求めているということなのだろうか」と語った。

 都知事選大敗を受け、立憲は「政権交代」に向けた戦略見直しを求められる。9月予定の代表選への影響も予想される。【源馬のぞみ、田中裕之、田辺佑介】

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/826.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 小池3選アジェンダ通りの都知事選(植草一秀の『知られざる真実』)
小池3選アジェンダ通りの都知事選
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-0a691f.html
2024年7月 7日 植草一秀の『知られざる真実』

小池3選アジェンダが目論み通りに機能した。

小池3選アジェンダとは

1.学歴詐称疑惑封印

2.反自公票分断

3.裏金封印

小池氏の学歴詐称疑惑を厳しく追及していたのはつばさの党。

つばさの党幹部は選挙期間中、身柄を完全に拘束された。

公選法違反事案は無数に存在する。

もっとも悪質な公選法違反は選挙買収であると言えるだろう。

過去に明らかな選挙買収の事実が明らかになった事例が多数存在する。

安倍晋三氏の桜を見る会前夜祭での利益供与疑惑もそのひとつ。

しかし、警察も検察も権力側の犯罪は取り締まらない。

小池氏の実効支配下にある警視庁は小池氏の意向通りに動いた。

つばさの党を凶悪犯罪者に仕立て上げて学歴詐称疑惑追及を封印した。

4月28日衆院補選との最大の違いがこの点にある。

メディアは小池氏の学歴詐称疑惑を掘り下げない。

メディアとの癒着が選挙戦術の核心であったと言える。

衆院補選とこれまでの地方自治体首長選挙で自民党が連戦連敗した背景は裏金巨大犯罪である。

都知事選でも小池氏を全面支援する自民党の問題が争点に浮上した。

この議論を封殺したのは「都知事選争点は都政」とする主張の流布だった。

メディアのキャンペーンである。

そして、都知事選構図を決定づけたのが反自公票分断戦術だ。

石丸伸二氏はこの目的を達成するための「第三の候補戦術」として用意されたと見られる。

石丸氏得票が伸びた最大の背景はメディアによる大宣伝。

2012年に泡沫政党「維新」が年末選挙で大政党にのし上がったが、これとまったく同じ図式である。

この年の8月に野田民主党内閣が消費税大増税法制定を強行した。

背徳の消費税大増税法制定だ。

これに真正民主党議員が抵抗した。

50名以上の民主党国会議員が離党して「国民の生活が第一」を結党した。

これが正真正銘の「第三極」政党だった。

しかし、主要メディアは「国民の生活が第一」を一切報道せず、連日連夜、「維新」を「第三極」として宣伝し続けた。

12月総選挙で未来の党(国民の生活が第一)は議席数を61から9に減らし、維新は11から54に激増させた。

メディア大宣伝とメディア報道封殺がもたらした結果だった。

低質化と悪質化が激しく進行する日本の主要メディアだが、人々の行動を誘導する悪魔的な力を発揮する。

今回都知事選では石丸氏に関心が注がれる報道が展開され続けた。

若く、斬新な候補者として安野たかひろ氏が存在する。

メディアが石丸氏報道に偏り、安野氏報道をないがしろにする合理的理由は存在しない。

しかし、メディアは都知事選告示のはるか前の段階から石丸氏だけを宣伝し続けた。

小池3選を実現するために最重要の方策は、反小池票が一人に集中することを阻止すること。

反小池票をかすめ取る「第三の候補」がどうしても必要だった。

その「第三の候補」として用意されたのが石丸伸二氏である。

政策の流れで言えば「対米隷属・新自由主義」であると推察される。

CIAが最大の力を注いでいるのが「対米隷属・新自由主義」政治勢力の育成だ。

これを彼らは「改革」勢力と称する。

若い人々を中心に「改革」という言葉に吸い寄せられる。

この勢力を育成・強化して、ゆくゆくは日本政治を既得権勢力と、この「対米隷属・新自由主義勢力」の二大政治勢力体制に移行させることを目論む。

「対米隷属・新自由主義勢力」として育成・強化が目論まれてきた対象が、「みんなの党」、「維新」、「希望の党」の流れであり、石丸伸二氏はこのカテゴリーに含まれる人物として大宣伝の対象とされたと考えられる。

日本の主権者がこの構図を正確に理解しないと、早晩、CIAの目論み通りの日本政治構造が構築されてしまうリスクが高まる。

気鋭の政治学者・政治思想家である白井聡氏との共著が7月1日にアマゾンにて先行販売開始された。

『沈む日本 4つの大罪
経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
(ビジネス社)


https://x.gd/3proI

ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/827.html

記事 [政治・選挙・NHK294] なぜか都知事選の蓮舫氏と石丸氏のグラフはうり二つ<2週間以内に異議申し立て→再開票をせよ>
なぜか多くの開票所で都知事選の蓮舫氏と石丸氏のグラフはうり二つになっている

https://www.r6tochijisen2.metro.tokyo.lg.jp/

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/007/002/d00209761_d/fil/kaihyoujoukyou.pdf
https://www.city.kita.tokyo.jp/senkan/kuse/senkyo/kekka/kekka/240707_tochijikaihyo.html
https://www.city.higashikurume.lg.jp/shisei/senkyokanri/1024639.html

これは、蓮舫氏の得票数が、誤って分割されている可能性がある。再開票が必要である。

また、うつみさとる氏の得票数もかなり実際の得票数と違い、なんらかの形で

候補者をたがえてバーコード認識されている可能性があるため

異議申し立て→再開票をすべきである。準備せよ


http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/828.html
記事 [政治・選挙・NHK294] おい、小池! 希代のペテン師・小池百合子の「逃亡劇」一部始終 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES)


おい、小池! 希代のペテン師・小池百合子の「逃亡劇」一部始終【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2960207/
2024.07.03 適菜 収  だから何度も言ったのに 第66回 BEST TiMES

都知事選候補者たちによる公開討論会が話題になっている。政治資金パーティーや、豊洲に移転した築地市場をめぐっては小池百合子に質問が集中。案の定、小池は逃げ回り、はぐらかし、関係のない話を始めて、けむに巻いた。先日は2回目の刑事告発を受けた小池だが、数々の疑惑はなにひとつ解明されていない。東京都民はいつまでこの古狸の暴走を許すのか? 『おい、小池! 女ファシストの正体』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第66回。


小池百合子

■「小池を選べば萩生田が付いてくる」

 都合の悪い質問から逃げ回る小池百合子。逃亡しながら煙幕を張り、その間に次の嘘をつく。こうしてすべてをやりすごそうとする。騙される人間がいる限り、化け狸は、世の中を欺き続ける。

    *

「公約はほとんど未達のくせに」と小池を批判するSNSの投稿があるがミスリードだ。正確には「すべて未達」である。基準や定義を勝手に変えて、「実現した」とドヤ顔で大嘘をつくのが小池。小池はただの嘘つきである。わかっている人はわかっていない人に教えるべきだ。

    *

 私は小池の観察を続けてきたのでわかるが、事実を認めた方がプラスなら、即時に事実を認め、世の中を騙したほうが得するなら即時にそうする。それが小池。そこにモラルや常識が介在する余地はない。小池は普通の人間ではない。

    *

 選挙が近づくと、急いで庶民派ぶるのも小池のおなじみのパターン。世の中をけむに巻くために、使えるものは、幼児から焼き鳥、子犬までなんでも使う。でも、子供は正直。汚い人間であることは子供に見透かされている。子犬を抱きしめながら、ペットの「殺処分ゼロを達成」を謳うデマ動画(定義を勝手に変更)も流していたが、子犬の嫌そうな表情がナイス。

    *

「小池を選べば萩生田が付いてくるⒸ有田芳生」って、なかなかいいフレーズですね。ついでに自民党と統一教会もついてくる。

    *

 都庁舎の壁面をスクリーンに見立てたプロジェクションマッピングに関し、都から2024年8月まで入札指名停止中の「電通」のグループ会社「電通ライブ」が担当していた件についても、まともな説明は一切なし。

    *

 小池が発表した「東京大改革3.0」もいかにも広告代理店的。内容はゼロ。

    *

 AIが人類に害を及ぼす可能性を指摘する声が拡がる中、小池はAIを使って「8年間で97%減!待機児童対策」とデマ動画を流しはじめた。それを指摘すれば、「あれは私ではなくてAIゆりこが言ったことよ。ふふふ」とか言いかねない。

   *

 AIは人間が制御できなくなる危険性がある。AIを使った兵器の開発、サイバー攻撃も懸念されている。また、人間から情報を隠したり、勝手に危険な行動を取る可能性もある。そしてなにより人の心がない。小池はかつて「私はAI」と言ったが、それだけは本当だったのかもしれない。

    *

 歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリは『サピエンス全史』で、AIに警鐘を鳴らす。

《高度な知能を備えたさまざまなアルゴリズムが、すでに、私たちが自分自身を知るよりもよく私たちのことを知るようになっており、私たちはデータの奔流に呑まれてあがき、社会はその奔流に溶けて消えかねないところまできている》

《一世紀か二世紀後の地球は、ネアンデルタール人やチンパンジーから私たちがかけ離れている以上に、私たちとは違った存在によって支配されているだろう》

    *

 小池を観察する限り、人類の崩壊はもう少し早いかもしれない。


泉健太

■泉健太というトンデモないボンクラ

 立憲民主党代表の泉健太と日本維新の会代表の馬場伸幸が、テレビ番組で自公政権に代わる枠組みについて意見を交わしたとのこと。泉が他の野党との連立もいとわない姿勢を示したのに対し、馬場は共産党との協力を牽制。「切れますか、共産党“お前は来るな”と。選挙で協力してしまえば、そう簡単に共産党を切ることはできないと思う。安直に野党同士が組んで、数合わせで自民党を上回ったからいいだろうということではない」。

 ボンクラの泉は答える。「立憲民主党が作る政権という意味では、共産党は連立に入りません。明確です」

 あほくさ。要するに、どちらも第2自民党をめざしているだけ。泉は9月で代表の任期が満了。立憲は泉を降ろした後、党の立て直しを急ぐべきだ。次の党代表が、次の総理大臣になる可能性があるのだから。

    *

 いんちき臭い連中がやりはじめた万博は迷走。メキシコ、ロシア、アルゼンチンは撤退。万博協会が策定する防災計画では、南海トラフ巨大地震が発生した場合、最大15万人が孤立することを想定。また、大屋根(リング)に「落雷の危険性が高い」とのこと。こんな危険なところ、カネをもらっても行きたくないよね。

    *

 会場予定地で発生したメタンガス爆発について、参加国にきちんと伝えていないことも判明。すでに国際社会の信用を失っている。さらにはメタンガスだけではなく、猛毒の硫化水素も噴出。これはウンコの臭いとのこと。「2025年日本国際博覧会」は、正式名称を「2025年日本ウン国際博覧会」に変えてはどうか。

文:適菜収

適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/829.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ(日刊ゲンダイ)

裏金自民に衝撃!東京都議補選「2勝6敗」の大惨敗…ステルス支援の都知事選勝利ふっ飛ぶ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357274
2024/07/08 日刊ゲンダイ


萩生田光一都連会長(右)の地元も敗北(C)日刊ゲンダイ


馬場貴大候補の出陣式に駆けつけた萩生田光一(C)日刊ゲンダイ


落選した馬場貴大候補と挨拶する萩生田光一(C)日刊ゲンダイ


萩生田光一氏の面をつけてプラカードを示す人も現る(C)日刊ゲンダイ

 もうひとつの首都決戦として注目された東京都議補欠選挙。都知事選で小池知事にステルス支援を強いられた自民党にとって、こっちがホントの戦場だったが、予想された通り、裏金自民への忌避感がクッキリ結果に表れた。「知事選勝利」が吹っ飛ぶような大惨敗である。

 都議補選は9選挙区(江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市、南多摩=多摩市と稲城市)で行われ(定数各1)、自民は南多摩を除く、8選挙区に候補を擁立した。

 結果は2勝6敗。欠員が生じる前は5議席あったのに、板橋区と府中市の2つしか勝てなかった。岸田自民はトコトン嫌われたものだ。裏金事件へのフザケタ対応を世論は許していない。自民選対は「なんとか4勝」を目指していたが、逆風どころか暴風雨である。

 象徴的なのは、裏金2728万円をつくっていた萩生田都連会長の地元・八王子市だ。告示日に萩生田氏は、「逆風の原因を私自身がつくってしまった。申し訳ない」と謝罪したが、自民新人は一騎打ちとなった諸派元職に4万票以上の差をつけられた。

 不祥事続きの江東区では、都議会自民党の幹事長を務めた4期の元職が無所属新人に敗れた。

 一方、裏金議員の下村元文科相の地元・板橋区では、自民元職が勝利。「都民ファーストの会の候補のタマが悪かった」(都政関係者)ことに救われた。

「自民の調査では、江東、品川、北もなんとか最後は競り勝てるのではないかと望みをつないでいたのですが……」(自民党都連関係者)

地方からの「岸田降ろし」がますます顕著に


都知事選での小池百合子氏勝利は自民の勝利にカウントできない(C)日刊ゲンダイ


「岸田降ろし」が顕著に(C)日刊ゲンダイ

 4月の衆院3補選で全敗して以降、自民は地方選挙で連戦連敗の流れが続いている。

 都知事選での小池氏勝利は自民の勝利にはカウントできない。都議補選の大惨敗は、岸田政権の今後に影響を与えるのは間違いない。

「自民党イコール地方組織と言ってもいい。地方組織がしっかり選挙運動をやって支えていることが自民の強さ。ところが地方選挙で負け続け、屋台骨が揺らいでいる。深刻なのは、地方組織が選挙運動の手を抜いているわけではなく、ポスターを貼らせてもらえないなど、自民への嫌悪感が広がっていることです。地方の怒りはますます中央へ向かう。総裁選での岸田首相の再選は厳しくなる。地方からの岸田降ろしが顕著になるでしょう」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 立憲民主党も振るわず、3選挙区に擁立し、獲得は1議席。共産は4区で全敗。維新も2区でゼロ。一方、都ファは小池効果か、4区で3議席。諸派と無所属が計3人当選した。

 都議補選にも既成政党不信の影だ。

  ◇  ◇  ◇

 都議補選の告示日の6月28日、自民党都連会長を続ける萩生田光一氏は地元・八王子市に現れていた。日刊ゲンダイの直撃取材でのやり取りは、関連記事【もっと読む】萩生田・自民都連会長が逆風下に地元八王子に現れたワケ…厳戒態勢の都議補選初日に直撃 で詳しく報じている。

関連記事
萩生田・自民都連会長が逆風下に地元八王子に現れたワケ…厳戒態勢の都議補選初日に直撃(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/747.html

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/830.html

記事 [政治・選挙・NHK294] すべてが異様だった都知事選を総括・分析 悪夢のような結末は歴史の分岐点になる予感(上)嘘とゴマカシ、醜聞まみれの百合子圧勝に心ある有権者の絶望(日刊ゲンダイ)

※2024年㋆8日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年㋆8日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大

すべてが異様だった都知事選を総括・分析 悪夢のような結末は歴史の分岐点になる予感(上)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357277
2024/07/08 日刊ゲンダイ

嘘とゴマカシ、醜聞まみれの百合子圧勝に心ある有権者の絶望


何から何まで異様だった都知事選、騙し欺き都知事が圧勝とは…(C)日刊ゲンダイ

 何から何まで異様だった都知事選は7日に投開票され、悪夢のような結末に終わった。

 現職の小池百合子東京都知事(71=自民、公明、都ファ支援)が291万票を得て、3選。当初、一騎打ちとみられた蓮舫前参院議員(56=立憲民主、共産、社民支援)は128万票と伸びず、小池を追い詰めるどころか、石丸伸二前安芸高田市長(41)に逆転されるボロ負けだった。

 この選挙結果にケチをつける気はないが、絶望的になってくるのは、この国の民主主義の危うさの方だ。小池は正々堂々と戦って勝ったわけではないのである。

 公務を理由に政策論争から逃げ回り、噴出する疑惑への質問を封じるためにオンライン会見などで記者を制限、公開討論に応じたのも2回だけだった。その一方で、選挙直前の6月に低所得者層に1万円の商品券を配るなど、“買収まがい”のようなことをした。

 そんな小池を自公は支援したが、裏での票固めに徹し、表には出ないように身を潜めた。つまり、まっとうな審判を避けるために、現職都知事が、ありとあらゆる策を弄し、民主主義の“当たり前”を踏みにじった選挙戦だったのである。

 それなのに、フタを開ければ小池の圧勝、開票と同時に当確が出る「ゼロ打ち」だった。政治を真剣に考えている有権者ほど、この結末には暗澹たる気持ちになったのではないか。

「何から何まで異様な都知事選でしたね。国民から猛烈な批判を受けている与党が候補者を出せずに、小池氏にステルスで抱きついた。それなのに、野党は批判票を受け止められずに、無党派層は分断された。ネット社会の若者は石丸氏に流れ、マトモな政策論争もないまま、目立たない戦術に徹した小池氏が消去法の雪崩現象で圧勝した。56人もの候補者が出て、選挙を金儲けにしたり、面白がる風潮の中で、民主主義が流動化していく懸念を強く感じる選挙でした」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 改めて言うまでもないが、小池は学歴詐称など複数の疑惑で刑事告発されている。元側近は次々離反し、小池を「嘘つき」と断罪している。

「都民ファーストの会」元事務総長の小島敏郎氏は「嘘は良くない。検察は捜査に乗り出してほしい」と言い、エジプト留学時代に同居していた北原百代氏は「あなたは日本の法律に違反することをして、今の地位を築きました」と月刊誌で書いた。

 小池は今後、検察から事情を聴かれることになるし、そうなれば、改めて自民党に接近し、国政への野望を抱く可能性も大いにある。

 果たして小池は4年後も都知事をやっているのか。その時、都民が目覚めても遅いのだが。

まんまと奏功した政権与党のステルス抱きつきに加担した大メディア


この先4年も、だ…(C)日刊ゲンダイ

 政権与党の自公両党は前回の都知事選に続き、自前の候補を擁立できなかった。裏金事件の猛逆風で誰を立てても惨敗は確実。そのため、嘘つき女帝にひれ伏し、ステルス支援という姑息な手段を選んだ。主導したのは萩生田党都連会長である。

 役職停止処分をくらった「ミスター裏金」が今なお都連会長に収まっているのは、小池とのパイプ役を期待されてのこと。自公と小池の協力関係には腐臭がプンプン漂う。

 選挙の裏に萩生田アリの「萩生田百合子」の争点化を嫌い、小池は自民党色を徹底排除。序盤は街頭に立たず、自身の疑惑の核心を突くフリー記者を完全無視し、テレビ討論会も公務を理由に断り続け、最後まで「逃げの選挙」を貫いた。

 そのくせ、自民の組織票欲しさに、党都連が呼びかけた「各種団体総決起大会」に駆けつけ、せっせと“組織固め”に精を出した。「いただき女子」も真っ青のいやしさだが、まんまと奏功した政権与党のステルス抱きつき、不都合な真実を隠す小池のダメージコントロールに、大手メディアも加担したのだ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

「2期8年を務めた現職知事が議論から逃げるのは『恥』です。小池知事にテレビ討論会を断られたら、その旨を視聴者に伝え、他の主要候補だけで開催すればいい。小池知事の逃げの姿勢を知らせるのも、有権者の投票行動に有益な情報となる。一方でテレビのコメンテーターは蓮舫氏の小池都政に対する批判や提言を『攻撃』と言い換え、ネガティブな印象操作も行った。これでは現職知事への忖度です。健全な民主主義は情報の開示と真摯な議論があればこそ。選挙の実相を伝えない大手メディアは、もはや民主主義の敵です」

 最終盤に小池の街宣で巻き起こった「辞めろ」コールを伝えたり、石丸の危うさを検証する報道はほぼ皆無だった。大手メディアがまともに機能していれば都民の「地獄の選択」は避けられたに違いない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/831.html

記事 [政治・選挙・NHK294] <新聞テレビは権力側にある>都知事選 負けたけど横につながれた 蓮舫出馬で得たもの(田中龍作ジャーナル)
【都知事選】負けたけど横につながれた 蓮舫出馬で得たもの
https://tanakaryusaku.jp/2024/07/00030966
2024年7月7日 23:21 田中龍作ジャーナル


敗戦の弁を語る蓮舫氏。目を赤くする場面もあった。=7日夜、千代田区一ツ橋 撮影:田中龍作=

 蓮舫氏は敗れはした。だが私たちは貴重なことを学んだ。

 「横につながる」ということだ。暗黒の独裁政権を倒すには、あらゆるものを乗り越えてつながらなければならない。

 イデオロギーの違い、支持政党の違い、階層の違い・・・を問題にしていたのでは人民戦線は組めない。

 田中自身、立憲はそれほど好きではないが、今回の選挙では蓮舫氏を支持した。

 もうひとつ収穫があった。新聞テレビという記者クラブメディアは明らかに権力側にある、ということが改めて明白になった。市民がSNSなどでもっと発信していかなくてはならない。

 一人街宣は大きな成果だった。従うのは自らの良心のみ。民主主義の原点である。それが知らず知らずのうちに横につながり大きな輪となった。

 開発優先の小池知事が再選された結果、神宮外苑や日比谷公園の伐採が迫る。横につながって阻止しなければならない。


支持者の集会に飛び入り参加した蓮舫氏。若者たちの目が真剣だ。=6日夕、新宿駅南口 撮影:田中龍作=

 〜終わり〜 




http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/832.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 石丸伸二氏 ひろゆき氏が指摘した旧統一教会との疑惑≠否定「論理が飛躍している」(東スポ WEB)
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/308613



政界デビューして間もない人物が、これほどまでダーティーな話題に塗れているのも珍しい。

市長時代の醜聞、そして今回の選挙スタッフの闇、珍しいから悪目立ちしているのか。

旧統一教会の関係者が、或いは旧統一教会と関係が深い自民党の関係者が、選対本部長をやったり、街宣車に並び立って演説したりしたということが事実であれば・・・

これはもう「社会的にアウト」でしょ。


新聞「赤旗」によれば、

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-07-05/2024070504_04_0.html

石丸氏は、「政治屋の一掃」などと豪語しますが、「裏金議員」の一人である自民党の萩生田光一衆院議員が主宰するTOKYO自民党政経塾の小田全宏塾長代行が、石丸氏の選対本部長を務めています。

ということらしい。

自民党の萩生田光一衆院議員といえば、安倍氏亡きあと、旧統一教会と最も深い関係を持つ人物とされている御仁だ。


また、6/17の東京新橋での街頭演説のYouTube動画があり、そこには、政治評論家の田村重信氏が応援演説をしていたことがSNSで拡散されている。

田村重信氏といえば、

『世界日報社が制作するインターネット番組「パトリオットTV」は田村重信がキャスターを務め、多彩なゲストが出演している』

と、旧統一教会との関係が知られている人物。


それらの人物との関りを問われた石丸氏、

言い訳にもならない、しどろもどろながら、やっと出てきた言葉が、・・・。




以下に記事の全文を転載する。


東京都知事選に立候補していた石丸伸二氏が7日、ABEMA TV「ABEMA Prime 東京都知事選2024」にリモート出演。ひろゆき氏からかけられた疑惑≠否定した。

 ひろゆき氏は当初、石丸氏の応援を表明していた。しかし、「X」(旧ツイッター)を通して、選対本部長や、街宣車に同乗していた人物などから、旧統一教会とのつながりを指摘。「個人的にはアウトです」と態度を翻していた。

 平石直之アナから「ひろゆきさんが指摘してる陣営のスタッフの件については、改めてどんなふうにお話しされますか」と質問された石丸氏は「これもう、他に言う事がないんですけど、特定の例えば宗教だったりそういう団体に何か関係があるわけではありません」と否定した。

 続いて「選挙運動中に、そういう…なんだろな…その話がある方の手を借りたというのは確かにありますけども、そこから手伝いを受けたというのはさすがに論理が飛躍していると思います」と主張し「その話で言うなら、私がかつての同僚と話をしただけで、『三菱UFJ銀行がバックについてる』っていうふうになっちゃいますよね」と説明した。


記事の転載はここまで。


旧統一教会との関りを指摘され、そのことを問われているのに、

「これもう、他に言う事がないんですけど、特定の例えば宗教だったりそういう団体に何か関係があるわけではありません」

人は「嘘を吐く」とき、余計なことを付け加える習性がある。

石丸氏も人の子。

「統一教会」という言葉を口走ることを必死でこらえている姿がなんとも滑稽ではある。

「選挙運動中に、そういう…なんだろな…その話がある方の手を借りたというのは確かにありますけども、そこから手伝いを受けたというのはさすがに論理が飛躍していると思います」

と、なおも「統一教会」という言葉を口走ることを必死でこらえている

結果的に、「統一教会」との関係の疑惑が真実味を帯びて伝わってくる。

「恥を知れ!、恥を!」

以前、安倍氏が

「募ってはいるが、募集はしていない」」と国会で答弁していたけが、それと同等か、それ以上に「飛んでる・・・」

「手は借りたけども、手伝ってもらってはいない」

ちなみに、

小田全宏氏は統一教会機関紙の世界日報のインタビューを受けているとのこと。

また、

広島県内の首長と県議、広島市議を対象に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を尋ねた中国新聞の取材では『安芸高田市の石丸伸二市長は回答しなかった』と記されているそうだ。

「恥を知れ!、恥を!」

ボランティアの数を誇っているようだが、それとても、「そこから」派遣されてきたのではとの疑念は払拭できない。

自民党によれば、無償で選挙を手伝ってくれる統一教会の信者には「助かった」と言っているが。


「その話で言うなら、私がかつての同僚と話をしただけで、『三菱UFJ銀行がバックについてる』っていうふうになっちゃいますよね」と説明した。

典型的な「論点ずらし」。

そんな風になるわけがないって・・・。

これ以上追及すると、「プッツン」されそうなので、この辺で止めとこッと。







http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/833.html
記事 [政治・選挙・NHK294] すべてが異様だった都知事選を総括・分析 悪夢のような結末は歴史の分岐点になる予感(中)蓮舫ボロ負けで政権交代機運は遠のいたのか(日刊ゲンダイ)

※2024年㋆8日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年㋆8日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大

すべてが異様だった都知事選を総括・分析 悪夢のような結末は歴史の分岐点になる予感(中)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357278
2024/07/08 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし

批判票がトリッキーな石丸に流れたのは政党政治の分岐点


深まる自己陶酔(石丸伸二氏)/(C)日刊ゲンダイ

 事実上の与野党対決の構図だった都知事選に番狂わせが起きた。

 広島県安芸高田市長を1期目途中で放り出した石丸がマサカの善戦。2位に躍り出た。市の公式ユーチューブチャンネルでニタニタしながら「理解のない上の世代は敵に回してもいいじゃないですか。ほとんど全員、自分より先に死にますから」と倫理観を疑われる発言をしたのは、ホンの3カ月前。若気の至りでは片づけられない。トリッキーな男の躍進は危険な兆候だ。

 陣営を支えたのは、安倍元首相夫妻と親密なドトールコーヒー創業者の鳥羽博道名誉会長(86)を中心とする自民党に近いオールド世代。「SNSを活用したネット戦略が注目されていますが、電話作戦も大展開。固定電話をもつ年配層に猛チャージし、新旧織り交ぜた選挙戦術を駆使した。カネと人がモノをいった」(都政関係者)という。

 資源はどこから湧いてきたのか。分刻みの街宣をしても政策の訴えはほぼ皆無。「自信を持って東京を動かしましょう」と言うのがせいぜいだったのに驚異の集票力だ。

 統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係も深い人物が支援することもあり、終盤に疑惑が噴出。石丸が公式X(旧ツイッター)に〈宗教団体と一切関係がありません。統一教会や創価学会と繋がっているなどというデマを流している人がいるので、注意して下さい〉と投稿するなど、火消しに追われたが、致命傷にならず走り切った。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう指摘する。

「自民党の裏金事件は言うまでもなく、既存の政党政治に嫌気が差した有権者が一定数いる。『首長経験のあるフレッシュな若手』がその受け皿になってしまった。抽象的な公約を並べた石丸氏に無党派層が期待を投影し、うまい具合に食い込んだと言えます。裏を返せば、当選させたら何をやるか分からない。安芸高田市で議会と対立した経緯にしても『オレの権力を行使して何が悪い』という考えが根底にある。住民から権力を委任されたという民主主義の原則を理解していないのでしょう。小池氏よりもひどい独裁者になりかねなかった」

 どうりで選対はグチャグチャだ。

「勝てると勘違いした石丸氏は周囲の助言に耳を傾けず、独善性全開。〈あれは単なるユーチューバー〉と陰口を叩かれていた」(陣営関係者)

 開票後に国政進出について問われた石丸は「選択肢としては当然考えます。例えば衆院広島1区。岸田首相の選挙区です」と高揚感たっぷり。

「東京一極集中の是正」を掲げるのだから、まずは広島へハウス! 有言実行を見てみたい。

蓮舫ボロ負けで政権交代機運は遠のいたのか


立憲民主の戦略ミス(蓮舫氏)/(C)日刊ゲンダイ

 予想外だったのは蓮舫の惨敗だ。小池VS蓮舫の戦いになるはずが、石丸にも追い抜かれ、結局、3位だった。メディアの出口調査によれば、東京の大票田である無党派層の投票先は、石丸4割、小池3割、蓮舫は2割しか取れず。小池NOの批判票も石丸に奪われた。

 蓮舫は若者政策に重点を置き「影に光を当てる」と訴えるなど、自民党的な利権政治を都政に持ち込んでいる小池との違いを打ち出したが、小池が討論に出てこないこともあり、争点が有権者に響かなかった。

 蓮舫は敗因について今後分析するとしつつ、「私の力不足。そこに尽きる」と言った。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は敗因をこう分析する。

「出馬会見で蓮舫氏は、『反自民政治、非小池都政』と宣言したのに、選挙戦では『自民党との戦い』という位置づけを貫かなかった。若者政策もいいが、現職と政策合戦をしても限界がある。『怖い』と言われることを意識してソフトイメージで戦ったが、むしろ『私がなぜ怒っているのか。おかしな政治が続いているからです』と真正面から訴えた方が無党派層に響いた」

 最近の世論調査では「自公政権の継続」より「政権交代」を望む声が上回っている。立憲は蓮舫の勝利か、負けるとしても接戦に持ち込み、来たる衆院選への弾みにしたかったはずだ。しかし、頼みの蓮舫が惨敗し、野党は仕切り直し。蓮舫が共産から全面支援を受けたことで、早速、立憲内からは「共産色が出すぎた」などと、不満が噴き出しつつある。

「共産との共闘が問題なのではなく、『立憲共産党と萩生田百合子とどっちが正しいと思いますか』という戦いに持ち込めなかった立憲の戦略ミスですよ。もっと蓮舫氏を野党統一候補として打ち出すべきでした。これで政権交代の機運は後退するでしょう。しかし、自民党の『政治とカネ』問題を忘れちゃいけない。自民党が勢いづくなら、野党はますます厳しいチェックを怠ってはいけない」(角谷浩一氏=前出)

 今後、責任問題や路線問題で立憲内はガタガタしそうだが、自公の思うツボ。政治不信がさらに深まり、岸田政権と石丸のようなヤカラを喜ばせるだけだ。

この都知事選の結果は自民も立憲も嫌だという刹那の民意


投票率は4年前を5・62ポイント上回る60・62%(C)日刊ゲンダイ

 東京に限らず、首長選の立候補者は幅広い支持を集めるために政党色を薄め、無所属で出馬するのがお決まりだ。しかしながら、この首都決戦はバリバリの政党対決。小池の裏には国民的に嫌悪されている自民党、公明党、国民民主党都連、特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」、そして連合東京。対する蓮舫は立憲民主党、共産党、社民党の支援を受けた。事実上の一騎打ちだったはずが、東京ではほぼ無名の石丸が2位に食い込んだ。

 想定外の展開になったのは、自民に近いオールド世代を抱き込んだ石丸のジジ殺し戦術やネット駆使だけでは説明がつかない。自民は無論イヤ、かといって政権交代を目指す野党第1党の立憲もイヤ。そうした刹那の民意が表れたと言っていい。

「蓮舫氏が小池氏に迫る構図とみられていたのに、それが崩れたのは立憲民主党をはじめとする野党の日和見な姿勢も影響したのではないか。国政では自民党と全面対決しても、地方選挙では平気で相乗りをする。東京は流動人口が多いですから、茶番だと鼻白む有権者が少なくないのでしょう。世界に目を転じても、中間政党は左右の間をウロウロするものですが、それにしたって立憲民主党は国民の信頼を勝ち取れていない」(金子勝氏=前出)

 仏総選挙でルペン氏が事実上率いる極右政党「国民連合(RN)」が躍進。既成政党への不信を募らせた世論がドラスチックな変化を求める危うさは日本でも同じだろう。

 のちのち、この知事選が歴史の転換点だったということになるのか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/834.html

   

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