薬物の強制接種プロジェクトは続くのか?
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2024.07.05 櫻井ジャーナル
2019年12月に中国湖北省の武漢でSARS(重症急性呼吸器症候群)と似た重症の肺炎患者が見つかった発表された。翌年の1月30日にWHO(世界保健機関)は緊急事態を宣言、3月11日にパンデミックを宣言して「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動」は始まる。
しかし、この騒動がインチキであり、問題はウイルスではなく「ワクチン」というタグがつけられた遺伝子操作薬だということが明確になってきた。その遺伝子操作薬を全世界で接種を推進させるプロジェクトの中心にアメリカの国防総省が存在していることもわかっている。
2009年1月から10年8月にかけて「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」が流行していると騒ぎになり、この時もWHOはパンデミックを宣言しているが、その直前にパンデミックの定義が変更されていなければ、この宣言はできなかった。この変更で「病気の重大さ」、つまり死者数が多いという条件が削られたのだ。この豚インフルエンザは通常のインフルエンザより穏やかで、パンデミックを宣言するような状態ではなかった。COVID-19のケースでも、以前の定義ならパンデミックは宣言できなかった。
そうした舞台裏が知られるようになったにも関わらず、今年1月15日から19日にかけて開かれたWEF(世界経済フォーラム)の年次総会では「疾病Xに備える」というセッションがあった。未知の病原体によって深刻な国際的大流行が引き起こされると脅しているのだ。
疾病Xを宣伝している組織のひとつがCEPI(疫病対策革新連合)である。この組織の概念はジェレミー・ファラーとスタンリー・プロトキンが執筆、2015年7月に「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された論文「世界的なワクチン開発基金の設立」に示されている。CEPIは2017年1月、WEFがダボスで開いた会議で発足した。ファラーが理事長を務めたウェルカム・トラストはCEPIの主要スポンサーのひとつだ。また、ファラー自身は2023年にWHOの主任科学者に就任している。
CEPIが設立された2017年の10月にはジョンズ・ホプキンズ健康安全保障センターが「SPARSパンデミック:2025 - 2028」なる報告書を発表している。そこにはミネソタ州セントポールでSARSタイプの感染爆発が起こるというシナリオが書かれ、その架空の感染症は「セントポール急性呼吸器症候群(Saint Paul Acute Respiratory Syndrome)」の頭文字を取って「SPARS」とされている。SARSをもじったのだろう。感染期間は2025年から28年と設定されている。
CEPIの理事会にはラジーブ・ベンカヤという人物が含まれている。ジョージ・W・ブッシュが大統領だった2002年から03年にかけての時期にホワイトハウス・フェローを務め、さらにバイオ防衛担当ディレクターを経て大統領特別補佐官およびバイオ防衛担当シニアディレクターとして活動、バイオ・テロリズム研究グループを率いていた。ホワイトハウス時代、ベンカヤはフランシス・タウンゼント国土安全保障担当補佐官の直属で、その時、ロックダウンを考え出したとも言われている。
ホワイトハウスを離れたベンカヤはビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団でグローバル・ヘルス・プログラムのワクチン・デリバリー・ディレクターを務め、2011年には武田薬品のグローバル・ワクチン・ビジネス・ユニットを率いることになった。Gaviの理事を務め、CEPIのほかIAVI(国際エイズワクチン推進構想)の理事会メンバー。CFR(外交問題評議会)の終身会員でもある。
Gaviはワクチン推進団体で、1990年に発足した「子どものワクチン計画」の後継組織として2000年にWEFの年次総会で設立された。活動資金はWHO、UNICEF(国連児童基金)、世界銀行、ビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団などから得ている。
CEPIはWHOを含め、ワクチン利権集団に支えられている。疾病Xをこの組織が宣伝する理由は明白だろう。CEPIは新たな疾病に対し、迅速に対応するプログラムを開始する。その中に「mRNAワクチン」が含まれていた。最初の疾病Xとして登場したのがCOVID-19にほかならない。
COVID-19の病原体にはSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)という名前がつけられたが、その病原体は単離されていなかった。存在が確認されていなかったのだが、なぜかCOVID-19のゲノム配列が公表されたのだ。
おそらく、そのゲノムの一部をPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査に利用し、「陽性者」を「感染者」とみなし、WHOや日欧米の政府はパンデミックを演出した。
本ブログでは繰り返し書いてきたが、PCRは特定の遺伝子型を試験管の中で増幅する技術で、その増幅サイクル(Ct)を増やしていけば医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても陽性になり、しかも偽陽性が増えていく。偽陽性を排除するためにはCt値を17以下にしなければならず、35を超すと偽陽性の比率は97%になるとも報告されている。PCRを開発、1993年にノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリスはこの技術は分析のものであり、診断を目的にしていないと語っていた。
PCRの問題は西側の有力メディアも認識していたはずである。例えばニューヨーク・タイムズ紙は2007年1月に掲載した記事で、PCRのような高感度の簡易検査は、伝染病が蔓延していると誤って判断させる原因になりうると警鐘を鳴らしている。同紙によると、ニューハンプシャー州にあるダートマース・ヒッチコック医療センターで2006年4月にあった出来事がそうした一例。
PCRを診断に使うことが不適切だということを隠しけれなくなったのか、WHOは2021年1月にPCRについて「診断の助け」だと表現するようになる。PCRの陽性者と「感染者」を同義語として扱ってはならないということだ。そして2021年7月、アメリカのCDC(疾病予防管理センター)はこのパネルを同年12月31日に取り下げると発表した。2021年以降、PCRでパンデミックを演出していた人びとは詐欺師だと言われても仕方がない。
COVID-19の前にもWHOはパンデミックを演出してる。2009年1月から10年8月にかけて騒がれた新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)だ。この時もWHOがパンデミックを宣言、有力メディアが危機感を煽っていた。パンデミックだったと言い張る人もいるが、これについては西側の有名メディアもインチキだと報じていた。
2009年5月30日付けのフランス紙『ル・ジャーナル・デュ・ディマンシュ』は「豚インフルエンザ・ワクチン」を全てのフランス国民に接種させる極秘計画を作成中だと報じていた。
また当時、BSE(牛海綿状脳症)、いわゆる「狂牛病」は、牛の皮膚の下に入り込んだ昆虫を殺すため、牛に接種したワクチンが原因だとする証拠が示されている。
2006年にベルギーとオランダで「青舌病」が発生したと報告された後、ドイツ、スイス、オーストリアの当局は家畜を守るとしてワクチン接種や薬物治療を義務付けた。この病気は通常、気づかれないほど軽いもので、死亡する例は稀だったが、ワクチンによって大量死、出生率の低下、乳量の減少、心臓発作、その他の深刻な影響をもたらしたという。
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【Sakurai’s Substack】
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