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2024年7月03日02時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] 小池知事「テレビ私物化」画策のア然…都知事選討論会からは逃げるくせに、自分都合で電波利用(日刊ゲンダイ)


小池知事「テレビ私物化」画策のア然…都知事選討論会からは逃げるくせに、自分都合で電波利用
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/356993
2024/07/02 日刊ゲンダイ


討論会はダメだけど単独インタビューならOK(C)日刊ゲンダイ


愛想がいいのは街頭演説の時だけ(C)日刊ゲンダイ

 討論会から逃げ、メディアを自分のためだけに利用する──。7月7日の投開票日まで残り5日、いよいよ終盤戦に差しかかった東京都知事選。ライバルの蓮舫前参院議員が「公開討論会」を呼びかけても、現職の小池知事は聞く耳ナシ。テレビ討論会のオファーを断り続けていると蓮舫氏に暴露されたが、われ関せずだ。議論を避けるクセに、勝手知ったるテレビ局には水面下でムチャぶりの連続。あろうことか「テレビ私物化」を画策しているというのだ。

  ◇  ◇  ◇

 蓮舫陣営によれば、ほぼすべての在京民放テレビ局から討論会のオファーがあるというが、小池氏は「公務優先」を理由に逃げ続け、ただの一度も実現していない。そもそも、民放各局がオファーしている情報・報道番組は、ほとんど公務の入らない夜の時間の放送にもかかわらずだ。

 つまり「公務」は激論回避の逃げ口上。ボロが出るのを避ける口実に過ぎない。実際、各局に小池陣営は「単独出演によるインタビューなら受ける」と打診しているというのだ。

「当然、小池知事のみを単独で出演させれば番組としても『選挙の公平・公正性』の疑念を生じさせることになります。その事態を避けるため、他の主要候補との共演を条件にすると小池陣営は突っぱねてくるので結局、番組としては断らざるを得ない」(民放テレビ局関係者)

「私だけをテレビに出して」と言わんばかりで、随分と高飛車な女帝ではないか。

事前通告なしの質問にブチ切れ


愛想がいいのは街頭演説の時だけ(C)日刊ゲンダイ

 テレビ討論会が無理ならばと、ある番組が知恵を絞った結果は、VTR収録で主要候補へ同じ質問をブツけ、さらに事前アンケートで他の候補に聞きたいことを答えてもらい、その相手に番組キャスターが代わって尋ねるという、いわば“疑似討論会”だ。

「そのような形式で、すでに収録を終えている番組もあるようですが、その際も小池陣営は事前に『質問事項』の提示を求めてくるそうです。それ以外の質問をすると小池陣営は露骨に嫌がり、抗議までしてくると聞きます」(別の民放関係者)

 学歴詐称疑惑や神宮外苑再開発、都庁幹部の三井不動産グループへの大量天下り、プロジェクションマッピングのムダ遣い、関東大震災で虐殺された朝鮮人への追悼文停止──聞かれたくないことは山ほどあるのだろうが、いずれも小池氏の自業自得。言うまでもなく「公共の電波」は小池氏のモノではないのだ。

 蓮舫氏の猛追に焦る小池氏は、自分に都合のいい形でのテレビ出演に向け、条件をさらにつり上げることも予想される。

 そんなテレビ私物化に手を貸すメディアが現れれば、「情けない」のひと言だが、せめて女帝に聞くべきことはキチンと聞いてほしい。それこそキャスターの腕前が問われる。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/782.html

記事 [政治・選挙・NHK294] ステルスで圧勝など、そうは問屋がおろさない 百合子の失速 蓮舫の猛追「最終攻防」(日刊ゲンダイ)

※2024年7月2日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年7月2日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


3選に向けアクセルの小池都知事(左)、追い上げ迫る蓮舫氏(C)日刊ゲンダイ

 疑惑の女帝が3選を狙う首都決戦は終盤に入った。事実上の与野党対決の構図となった東京都知事選は、7日の投開票まで残り5日。自民党、公明党、国民民主党都連、特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」、そして連合東京の支援を受ける小池百合子知事(71)は手段を選ばずに逃げ切りを図っている。

 一方、立憲民主党、共産党、社民党が支援する蓮舫前参院議員(56)は必死の食らいつき。2期8年に及んだ小池都政に評価すべき点はないが、有権者はどう審判を下すのか。目が離せない。

 ラストサンデーを含む先週末に実施された情勢調査などによると、現職有利のセオリー通り、小池が先行。追う蓮舫を数ポイント差でリードしている。広島県安芸高田市長を任期途中で辞めた石丸伸二氏(41)や、「保守派の受け皿」を自任する元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は勝敗に絡めそうにない。

 それにしても、この選挙戦は何から何まで異様だ。史上最多の56人が立候補したのもさることながら、醜聞まみれの現職が一切リセットできないまま地位に恋々とし、小ざかしい戦い方をするのは前代未聞。最大の要因は言うまでもなく、学歴詐称疑惑である。

 かねてくすぶっていた疑惑が再燃したのは告示前。都ファ事務総長だった元側近の小島敏郎氏が火をつけた。小池の出世と切っても切れない輝かしい経歴「カイロ大卒」をめぐり、月刊誌で「学歴詐称工作に加担してしまった」と懺悔の告白。公選法違反(虚偽事項の公表)罪で、小池に対する告発状を東京地検に提出した。

女帝とエジプトの底知れなさ

 ビックリ仰天なのが、この先の展開だ。告発直後の小島氏が開いた会見にカイロ大の元幹部が参戦。こう熱弁をふるい、小池を徹底擁護した。

「小池さんはスイスイとは卒業しなかった。5〜6月の試験でアラビア語ともうひとつの科目を落とし、9月に追試を受け、結果発表は10月。彼女は確かに10月に卒業した」

「(文学部の)副学部長時代に私は『OB係』の古い資料を調べ、修得科目も細かくみた。学業実態のある卒業だと確信している。追試を受けた学生に限れば彼女の成績はトップ。だから『首席』と勘違いしたのだろう」

 エジプト側の工作の一環かどうかは判然としないが、小池が「エジプトの父」と公言する後ろ盾のハーテム元情報相(故人)は「プロパガンダの父」と呼ばれていた。疑惑を否定するにしても、小池とエジプト側の一連の動きは底知れないものがある。果たして、学歴詐称問題は鎮火するどころか、燃え盛るばかりだ。

 そうして、スポットライト大好物の小池はコソコソと動き回り、平日は公務を隠れ蓑にした隠密選挙戦に精を出し、テレビ討論会も拒否。週末のみ街頭に立ち、八丈島、奥多摩町、青梅市、JR北千住駅前で演説。ラストサンデーはチャーターした小型船に乗り込んで江東区を船上遊説後、JR蒲田駅前でマイクを握った。裏金事件で下野前夜の自民は独自候補を擁立できず、小池にしがみついている。イイ関係を続けてきた公明は前のめりで応援。現職は露出を避け、自公与党がステルス支援。組織票で勝てると踏んだものの、皮算用は皮算用でしかなかったのか。小池の選挙運動は一転、2日はJR秋葉原駅電気街口で演説する予定だという。

「蓮舫は怖くない」から転換し、攻撃力最大に


候補者乱立で掲示板がみすぼらしく…(C)日刊ゲンダイ

 都知事選の最終攻防は小池の失速、蓮舫の猛追。女帝と一味がステルスで圧勝なんて、そうは問屋がおろさない。蓮舫陣営は居直って攻勢をかけるしかない。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう指摘する。

「蓮舫氏は攻撃力の高さに定評があるのに、選挙戦で生かし切れていません。情勢は見ての通りで、現職の小池氏は攻守ともに強い。終盤で一気にまくるには、〈蓮舫さんは怖くない〉という戦い方を転換するほかないでしょう。〈私がなぜ青筋を立てて批判するのか。おかしな政治が続いているからです〉と真正面から訴えた方がよほど無党派層に響く。出馬表明した会見では『反自民政治、非小池都政』をスローガンに掲げ、〈国民の声は『政治とカネの自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしい』。その先頭に立つのが私の使命だ〉と言っていたじゃないですか。原点に立ち返るべきです」

 蓮舫のやり方については、選挙ウオッチャーで知られる吉本興業所属のお笑い芸人・山本期日前(31)も東京新聞(電子版)の取材にこう答えていた。

「演説はすごく上手い。毎回、前日の小池さんの失点を演説に組み込んで、さすがだなと思うんですけど、笑顔で『実はいい人なんです、怖くないんです』みたいな話を毎回入れているのが逆に怖く感じるというか。一度キャラがついたものを覆すのは無理なので、むしろ鋭いキャラを武器にした方がいいと思う」

■小池3選は岸田自民党の容認

 小池の「カイロ大卒」が学業実態を伴わず、紙ペラ1枚の後付けであれば、半世紀もウソをつき続けてきたことになる。減らず口の女帝は演技力においても何枚も上手だ。裏金自民と同様に、政治資金パーティーをめぐる政治資金規正法違反の疑いが報じられても頬かむり。それでいて票集めにつながるアピールには余念がない。告示前に「物価高騰対策臨時くらし応援事業」と銘打ち、住民税非課税など約190万世帯に1万円分の商品券や電子ポイントの配布を発表。露骨な選挙買収だ。先月末には中小企業が経営統合するための支援をする「TOKYO白馬の騎士・ファンド」や、後継者に悩む企業と開業したい若手をつなぐ「TOKYO版事業承継マッチングプラットフォーム」の創設などへの取り組みを打ち出した。ふざけた選挙戦と付け焼き刃のバラマキで逃げようなんて、都民をナメるにもほどがある。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言った。

「小池氏の戦い方は『横綱相撲』なんて評されていますが、横綱は平幕と同じ土俵に上がる。現職の強みを最大限に利用し、自分だけができる選挙運動にかまけているのはフェアではありません。公明正大に政策を競い合ってほしいもの。2期8年の小池都政でわれわれの暮らしが上向き、豊かになったという実感があるのか。東京の合計特殊出生率(2023年の人口動態統計)が0.99に低下し、出生率と出生数がともに8年連続のマイナスとなったのは手をこまねいていたからではないのか。明治神宮外苑再開発に伴う樹木伐採では、住民の合意形成はおざなりではないのか。関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典に7年連続で追悼文を送っていない。検証しなければならない問題は山積みです」

 小池の勝利は自民党の連敗ストップとイコール。つまり、内閣支持率がつるべ落としの岸田政権の勝ちになる。ヨタヨタ政権を浮揚させていいのか。

 岸田降ろしの急先鋒となっている菅前首相は、横死した安倍元首相の三回忌法要後のしのぶ会で、アベノミクスによって日本経済が持ち直したと称賛していたというからア然だ。加速する円安、それが引き起こす物価高騰に追い詰められている国民の暮らしは眼中にないと言ったも同然である。尊厳も守られない。沖縄県で米兵が起こした複数の性犯罪事件の隠蔽は、米国隷従の自民の体質を改めて浮き彫りにした。小池3選はそんな政治を了とするということだ。これ以上の悪政はとてもじゃないが受け入れられない。そう思うのは、決して一部ではないはずだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/783.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 法解釈の変更は「安倍政権の守護神」の「定年延長が目的」…黒川弘務元検事長をめぐる衝撃判決、その舞台裏(東京新聞)
2024年7月3日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/337526

 東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年延長に関する文書の開示を国に命じた6月27日の大阪地裁判決。国家公務員法の解釈変更を「黒川氏の定年延長が目的」と断じた判断は、安倍政権への批判が渦巻いた当時の記憶を呼び覚ました。衝撃の判決はどのように導かれ、検察OBはどう受け止めているのか。(西田直晃、山田祐一郎)

◆大問題だと国も分かっていたから「かたくなに認めてこなかった」
 「特定の人物のために法解釈をねじ曲げた事実を、裁判所が認めた意義は大きい。国が大問題だと分かっていたから、かたくなに認めてこなかった経過があぶり出された」
 今回の判決を、原告の上脇博之・神戸学院大教授(憲法学)が振り返る。自民党派閥の裏金問題を告発してきたキーパーソンだ。
 発端は2020年1月。改正前の検察庁法で、検察官の定年は63歳(検事総長は65歳)と決まっていた。ところが31日、当時の安倍晋三政権は閣議決定で、63歳の誕生日を控えた黒川氏の定年を半年間延長。歴代政府が「適用されない」とみなしてきた国家公務員法の定年延長制について、安倍氏は「(検察官にも)適用されるように法解釈を変えた」と国会で述べた。政権に近いとされる黒川氏を次の検事総長に据えるための「政治介入」と物議を醸した。

◆「アベノマスク」訴訟を断じた裁判長
 法務省はこれまで「黒川氏個人のためではない」という姿勢を示してきたが、今回の判決は「(理由は)黒川氏の勤務延長しかあり得ない」と断じた。解釈変更の閣議決定は黒川氏の退官予定日のわずか7日前。対象が黒川氏に限られ、他の検察官への周知がなかった点も考慮された。
 上脇氏が「大きな分岐点だった」と振り返るのが、元法務次官の辻裕教氏に対する昨年12月の証人尋問だ。「他の検察官への解釈変更の周知の有無を原告側が尋問した際、辻氏が『やっていません』と答えた。法解釈を一般化するのが行政の仕事だが、全く逆で、特定の人物のために動いていた事実が鮮明になった」
 今回の裁判長は、安倍政権がコロナ禍対策で全国に配布した「アベノマスク」を巡る訴訟で、政府に行政文書の開示を命じる判決を出した徳地淳氏。徳井義幸主任弁護士によると、証人尋問で「第三者として見れば、定年退職に間に合わせたように見えなくはない」と問いかけたという。「口ぶりから不信感がにじんでいた。当たり前の市民感覚を持っていた」

◆控訴したら「政府は批判を浴びるだけ」
 訴訟を通じ、法務省側は「黒川氏のためではない」との主張に終始。徳井氏は「証人尋問も拒否。うそを貫き通す構えだった」とみる。上脇氏は「出廷した官僚の胸中は分からない。『安倍政権の後始末だ』という思いもあったのかもしれない」と推し量る。
 一方、判決では、法務省と安倍内閣の相談に関わる文書の開示請求が、「折衝があった証拠がない」として退けられた。徳井氏は「記録の開示を求める訴訟では、文書の存在を原告側が立証する必要がある。相談があったかどうかは『職務上の秘密』とかわされるため、ハードルは非常に高い」と唇をかむ。上脇氏は「今後は国会の仕事だ。証人喚問でも、第三者委員会の設置でもいい。判決を受け止め、疑惑にふたをしないでほしい」と強調する。
 控訴期限は11日。原告側は訴訟の目的は達成したとして、控訴する意向はない。徳井氏は語る。「誰が見ても、間違いない判決だ。国は控訴しても、あらためて批判を浴びるだけだ」

◆「どんなに有能でも定年には勝てない」政府は簡単に覆した
 判決は、検察官の定年にかかわる国家公務員法の解釈変更について「目的は黒川氏の定年を延ばすことにあった」と踏み込んで指摘した。検察OBはどうみているのか。
 元特捜検事の坂根義範弁護士は「裁判長の誠実さが見られる」と話す。徳地裁判長とは、司法試験合格後に研修する司法修習の同期。「短期間で解釈が変更され、黒川氏の退官に間に合うように進められたことの不自然さを指摘した。素直に事案を見て、国民の視点も踏まえた判断だ」と強調する。
 長年にわたり、63歳(検事総長は65歳)と定められていた検察官の定年。黒川氏と同期で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「検事の世界では、どんなに有能でも定年には勝てないというのがあった。退官間近の検事はこの高い壁を意識してきた。それが政治的な動きの中でいとも簡単に変更された。これでは特定の目的のために恣意(しい)的な運用を許すことになる」と改めて問題視する。

◆「それだけ政権に便利な人だった」黒川氏
 黒川氏の定年が閣議決定で延長された2020年1月前後は、相次ぐ安倍政権の疑惑への検察の対応に批判が高まった時期。森友学園に関する財務省の文書改ざんや国有地の値引きについて、佐川宣寿元国税庁長官らを不起訴とし、検察審査会の不起訴不当議決を受けた再捜査でも再び不起訴とした。
 安倍氏の後援会による「桜を見る会」前日の夕食会を巡る疑惑で公設第1秘書が略式起訴されたが、安倍氏は不起訴に。河井克行元法相と妻の案里元参院議員の公選法違反事件も発覚していた。
 「安倍政権の守護神」とやゆされることもあった黒川氏。元東京地検検事の落合洋司弁護士は「特定の検事の定年が職務に支障を来すことは通常考えられず、定年延長の必要性はなかった。それでも延長されたのは、黒川氏がそれだけ政権に便利な人だったということだ」と指摘する。

◆「メンツもある」から国側も控訴せざるを得ない?
 今回の判決に対し、国側は「メンツもあり、控訴せざるを得ないのではないか」と落合氏は見通す。「控訴しなければ、これまでの主張がうそだったことになる。組織として認めることはしないはずだ」
 22年7月に安倍氏が死去し、昨年末には自民党派閥の裏金疑惑が浮上。東京地検特捜部が安倍派など派閥事務所を捜索したが、幹部議員の立件は見送られた。今回の大阪地裁判決の翌日に検事総長就任が閣議決定されたのが検察ナンバー2の畝本直美東京高検検事長で、SNSでは一連の処分への批判が出ている。
 前出の若狭氏は、大川原化工機事件や大阪地検特捜部が捜査した業務上横領事件で冤罪(えんざい)が相次いでいることなどを挙げ、強調する。「いま検察は岐路に立たされている。危機的状況の検察の信頼回復へ畝本新総長の手腕が問われる」

◆デスクメモ
 アベノマスクの単価黒塗りを巡る訴訟で、国は「ない」としていたメールを「ある」に修正。「公にすると国の利益を害する」等の主張は退けられ、控訴も断念した。情報隠しは「政権への忖度(そんたく)」と識者。約3億枚調達され、約500億円が支払われた政策の結末だった。(本)

【関連記事】政権に近い黒川東京高検検事長 「異例」の定年延長の背景は
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/784.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 過去最高の税収72兆円でも喜べない…「インフレ増税」と「円安」のWパンチが国民生活を襲う(日刊ゲンダイ)

過去最高の税収72兆円でも喜べない…「インフレ増税」と「円安」のWパンチが国民生活を襲う
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/357056
2024/07/03 日刊ゲンダイ


勝手に増えていく「インフレ増税」は国には楽(C)日刊ゲンダイ

 岸田政権が雀の涙ほどの定額減税を「恩恵だ」と胸を張る一方、過去最高の税収増とは我慢ならない。昨年度の国の一般会計税収が72兆1000億円に上ることが1日、判明した。過去最高だった22年度の71兆1373億円を上回り、4年連続で過去最高を更新する。

 昨年度税収は想定を約2兆5000億円も上回る。今年度は税収70兆円弱を見込むが、想定より上振れの可能性もある。

 過去最高税収の要因は、歴史的な円安で輸出企業を中心に法人税収が堅調だったこと。物価高を背景に消費税収も増えたとみられる。経済評論家の斎藤満氏がこう言う。

「企業が儲かって税収が増えるのは良いとしても、問題は消費税収と所得税収です。実質消費が落ち込んでいるのに、物価高のせいで消費税収が増えている。加えて、実質所得が目減りしても、賃上げによって名目所得は増えているから所得税額も高くなる。社会保障負担も重い。過去最高の税収はいわば、国民生活の犠牲の上に成り立っているのであって、決して喜ばしいことではありません。一方、国にとっては、表立って増税しなくても、インフレによって勝手に税収が増える『インフレ増税』という楽なパターンなのです」

剰余金は防衛費に回るのが実態


ますます著しく進行する円安は放置で…(C)日刊ゲンダイ

 税収増を1人当たり4万円の定額減税で還元した気になっている岸田首相である。今さら期待できないどころか、22年度の一般会計の決算剰余金3兆3911億円のうち、法律で優先的に使うことが定められている国債償還費や地方交付税交付金に振り向けた約2兆円を除き、残る約1.4兆円を防衛力強化資金に積み立てたり、防衛関係費の一部に充てたり、防衛費増に回しているのが実態だ。

 一方、足元で進行する円安は放置の体たらくである。2日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=161円台に下落。1986年以来、約37年半ぶりに安値を更新した。

「ドル円の購買力平価は1ドル=100円前後が望ましいとされる中、1ドル=160円は賃上げ分を吹き飛ばしています。このままでは海外からの輸入に頼るエネルギー価格などは上がっていくでしょう。円安に歯止めをかけるため利上げに踏み切ろうにも、政府・日銀は戦力の逐次投入よろしく動きが鈍い。利上げしても結局は国債の利払いが増えて歳出増になってしまい、税収分を国民に還元する余力が残るか怪しいものです」(斎藤満氏)

 インフレ増税と円安のダブルパンチで国民生活は苦しくなるばかり。「増税メガネ」には一刻も早く退場してもらいたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/785.html

記事 [政治・選挙・NHK294] つばさの党弾圧の基本構造(植草一秀の『知られざる真実』)
つばさの党弾圧の基本構造
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/07/post-32811c.html
2024年7月 2日 植草一秀の『知られざる真実』

東京都知事選立候補者が56名に達したが都知事就任を目指して真剣に立候補していないと見られる候補者も多い。

特定勢力が大量の候補者を立候補させて、ポスター掲示板のスペースを営利目的で利用する行動も伝えられている。

本来の目的、制度の趣旨に反するもので賛同できない。

しかし、法規制違反でなければ取り締まることは難しい。

法令遵守が求められるが法令に反していなければ摘発することは難しい。

政見放送の内容が適正でないとの声も聞かれる。

しかし、法令違反でなければ摘発することは難しい。

望ましくない行動が確認できるなら、そのような行動を排除するためのルール変更が必要になる。

問題が生じぬようにルール変更を検討するべきだろう。

メディアが流布する情報には「このような行動はけしからん」とするものが多い。

しかし、問題行動を非難するなら、より重大な問題に対する対応に光を当てるべきだろう。

はるかに重大な問題が放置されているときに、その重大問題に言及せずに些少な政治行動を非難するのは本末転倒だ。

はるかに重大な問題は政治腐敗問題。

政治資金規正法の根幹を踏みにじる重大犯罪が表面化した。

政治資金収支を意図的に、かつ組織的に収支報告書に記載せず、裏金を創作していた問題。

自民党の巨大組織犯罪だ。

裏金不正議員は85名。

1000万円で線を引くと、この水準を超えた者が21名確認されている。

21名の刑事責任を追及することが当然だ。

ところが、日本の警察、検察は重大犯罪の大半を無罪放免にした。

政治権力の犯罪は取り締まらない。

これが日本の刑事司法の基本。

逆に、小池3選を危うくする学歴詐称疑惑を追及したつばさの党幹部3名に対しては逮捕・勾留を繰り返し、身柄拘束を続けている。

「現代版特高警察」が跋扈する。

小池3選の障害になるからつばさの党幹部3名を逮捕・勾留し続けている。

森友事件も同じ。

国有財産をタダ同然の破格値で払い下げて国家に巨大な損失を与えた財務省の犯罪は無罪放免にされた。

虚偽公文書を大量に作成した巨大犯罪も無罪放免にされた。

その一方で、安倍晋三夫妻の深い関与を明らかにした籠池泰典氏夫妻は逮捕・勾留され実刑が執行された。

自民党の巨大裏金犯罪は氷山の一角のみをかすかに摘発しただけだ。

この問題を通じて、改めて浮き彫りにされたのが「政策活動費」。

政治資金規正法は政治家個人への寄附を禁止している(21条の2)。

ところが、政党が行う寄附を例外として認めている(21条の2の2項)。

この制度を利用して実行されているのが「政策活動費」。

自民党では幹事長に毎年10億円の政策活動費が寄附され、その使途が一切公開されない。

政治活動の公明と公正を確保するにはこの「政治資金の闇」を排除することが必要不可欠。

政治資金規正法改正で最低限必要だったのが政策活動費廃止または使途全面公開。

しかし、実行された法改定では10年後の黒塗り領収書公開しか定められなかった。

裏金制度を維持する法改定が強行された。

このような対応を示す国会が選挙掲示板の不正利用や、政見放送の中身を批判する資格がないことは明白。

やるべきことをやらずに、些末な問題だけを取り上げることは本末転倒の極致。

このザル法制定を推進したのが自公維だ。

都知事選で東京都の主権者は自公維にNOの意思を表示するべきだ。

気鋭の政治学者・政治思想家である白井聡氏との共著が7月1日にアマゾンにて先行販売開始された。

『沈む日本 4つの大罪
経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
(ビジネス社)


https://x.gd/3proI

ぜひご高覧賜りたい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/786.html

記事 [政治・選挙・NHK294] “もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機(日刊ゲンダイ)

“もうひとつの首都決戦”都議補選「自民」は負け越し必至…「都ファ」は4候補が全員討ち死に危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357057
2024/07/03 日刊ゲンダイ


東京・中野区候補の「都民ファーストの会」の荒木千陽氏(C)日刊ゲンダイ

 東京都知事選と同じ7日投開票のもうひとつの首都決戦・都議補選。国政選挙の前哨戦として裏金事件で大逆風の自民がどこまで負け込むのか注目されている。都内の9選挙区(江東区、品川区、中野区、北区、板橋区、足立区、八王子市、府中市、南多摩=多摩市と稲城市)で行われており(定数各1)、自民は南多摩を除く、8選挙区に候補を擁立した。

「現状、勝てそうなのは北区だけ。江東区は横並びの接戦。全敗は避けられても負け越す恐れが高い。茂木幹事長が3日と4日応援に入る。秋の総裁選に向けたアピールもあるのでしょうが、人気のない茂木さんが来ても逆効果じゃないか」(自民党関係者)

思わぬ苦戦に最終日に小池都知事が応援調整中

 旗色が悪いのは自民だけじゃない。都知事選ではリードしている小池百合子知事(71)が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の候補も全員討ち死にしそうになっているのだ。

 都議補選で都ファは中野区、北区、板橋区、南多摩に擁立。都議会は現状、自民が最大会派(27議席)、都ファが第2会派(25議席)なのだが、告示前の下馬評では、都ファが最大会派に躍り出る可能性さえ囁かれていた。ところが、各種情勢調査では苦戦している。

「中野は小池知事の秘書の元職・荒木千陽さんで、早々に頭一つ抜けると思われていたが、現状、共産候補がトップで荒木さんは2番手、自民が3番手。小池知事の学歴詐称疑惑を告発した元側近・小島敏郎氏が荒木落選を狙って候補を立てたことが、ネガティブキャンぺーンになっている」(都ファ関係者)

 板橋は、無免許運転が発覚して辞職した元都ファ都議の選挙区。都ファへのイメージが悪い。北区は区議選トップ当選経験者を擁立したが、勢いがない。痛いのは南多摩だ。都ファ都議の死去に伴う弔い選挙で、都ファ有利とみられていたのに、フタをあけてみれば立憲候補に負けている。

 自民も都ファもダメで、各選挙区で優位な戦いを進めているのは、候補擁立をすみ分けた立憲民主党と共産党である。

「小池知事はかわいがっている荒木さんだけは何としても当選させたい。最終日に荒木さんの中野区に応援に入る方向で調整している」(前出の都ファ関係者)

 小池知事は3選を果たしたとしても、側近を落とせば、メンツ丸つぶれだ。

  ◇  ◇  ◇

 小池都知事の父親は「大ボラを吹く人でした」――石原都政で“懐刀”と呼ばれた元副知事が明かす。関連記事【小池百合子と学歴詐称】で詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/787.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 「泉おろし」は必至…立憲民主党代表選は「旧世代」に大政奉還するしか手はなし 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)

「泉おろし」は必至…立憲民主党代表選は「旧世代」に大政奉還するしか手はなし 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/357063
2024/07/03 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


野党第1党の立憲民主党も代表選を迎える(泉健太同代表)/(C)日刊ゲンダイ

 いよいよドン詰まりに追いやられている岸田文雄首相が、9月の自民党総裁選で再選を果たす秘策はあるのか、ということばかりが政治面を賑わしているけれども、野党第1党の立憲民主党も同じ9月に代表選を迎える。そこではやはり、泉健太代表が再選される可能性があるのか、ないとすれば次は誰なのかが焦点である。

 泉は、誰からも「いい人」と言われる好青年であるには違いないが、半面、かつての民主党政権時代も内閣府政務官に就いただけで重要ポストの経験はなく、自分で決断して全体をグイグイ引っ張っていくタイプとは正反対でリーダーシップに乏しい。それでも、2021年の総選挙に負けた責任を取る形で枝野幸男前代表が辞任した後に彼が代表になれたのは、はっきり言って、当分の間政権交代の機会が訪れそうもなく、首相には向かない人物を代表に据えておいても心配ないという負け犬根性からのことだった。

 岸田政権がここまで弱り果ててもなお倒れないで済んでいるのは、それ以上に立憲民主党が頼りなさそうに見えるからで、その原因の第一は泉の存在そのものにある。したがって9月に向け「泉おろし」が始まり代表選が行われるのは必至の情勢ではあるけれども、1974年生まれ、衆院8期の泉と同じかさらに下には候補はいない。となると、結局、民主党政権を担った世代に大政奉還するしか手がなさそうだ。

 その中では、最近の予算委員会での裏金問題追及でも改めて存在感を示した野田佳彦元首相(57年生まれ、9期)が再登板への意欲満々だが、左派系からは集団的自衛権解禁や原発再稼働はじめ政策面で「あまりに保守的で自民党と同じ」である上、「自ら政権を投げ出して安倍第2次の長期政権を生み出した戦犯」という批判が根強い。そこで、野田復活を阻止するには枝野元官房長官(64年生まれ、10期)を担ごうという話が左派系の中で進んでいて、本人もその気だという。枝野は別に左派ではなく「保守リベラル」を名乗っているが、赤松広隆元衆院副議長が旧社民党系議員を中心につくった党内最大のグループ「サンクチュアリ」(現会長は近藤昭一=58年生まれ、9期)の「顧問」に就いている。

 こうして、立憲の代表選は今のところ、モロ保守派の野田と保守的ではあるがリベラル色の強い枝野の争いになる可能性が濃厚と言える。


高野孟 ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/788.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 米兵の性的暴行、沖縄県に連絡なし…玉城デニー知事「対応とれず極めて問題」 首相に、上川外相に、防衛省に抗議(東京新聞)
2024年7月3日 20時45分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/337746

 在沖縄米兵による性的暴行事件が相次いで発覚したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は3日、外務省で上川陽子外相と面会し、再発防止策の徹底や県への速やかな情報提供などを求める抗議文を手渡した。地元紙が事件について報じるまで政府から県に連絡がなかったことについて「県として何ら対応をとることができなかった。極めて大きな問題だ」と訴えた。
 玉城氏は上川氏に対し、米兵に対する外出制限措置の厳格化や再発防止策の公表なども求めた。上川氏は「(米側に)綱紀の粛正と再発防止を申し入れた。被害者のことを思うと心が痛む」と述べた。
 これに先立ち、玉城氏は防衛省で鬼木誠副大臣と、首相官邸で栗生俊一官房副長官と面会。岸田文雄首相に宛てた抗議文では「悪質な事件がたて続けに発覚し、県民に強い不安を与えている」と指摘した。
 政府は米兵による重大事件に関して、政府内や関係自治体との情報共有のあり方を検討する方針を示している。外務省幹部によると、外務省や警察庁、法務省による協議が始まっているという。

◆報道発表していない事件、昨年から5件
 林芳正官房長官は3日の記者会見で、昨年以降、報道発表していない在沖縄米兵の性的暴行事件は計5件に上ると説明。今月になって判明した3件はいずれも不起訴になったという。政府はこれまで、被害者の名誉やプライバシーへの影響を考慮して事件を公表しなかった捜査当局の判断を踏まえ、県に情報を提供しなかったと説明している。(中沢穣)

【関連記事】繰り返される米兵の性的暴行事件に怒りの声 「国が基地を押し付けたせい」「隠蔽許さない」外務省前でデモ
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http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/789.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 《内部文書入手》小池百合子都知事“肝煎り部署”で残業時間月45時間超が続出 「労働基準法の上限を遵守できていない」(文春オンライン)
https://bunshun.jp/articles/-/71826



また暴かれた・・・小池都知事の「嘘」の一つ。



都知事選挙がいよいよ最後の直線コースに入った。

まさにこれからという矢先に、「ブラックボックス」に隠された、小池都知事にとっては、極めて「不都合な真実」が、文春によって一つ暴かれた。

今回暴かれた「不都合な真実」は、小池「都知事の嘘」

この記事によって、多くの都民が「小池都知事が嘘を吐いている」と薄々感じてきたその疑念が確信に代わる。

その確信が「嘘つきタヌキ」との怒号に変わるのに時間は要らない。

「ブラックボックス」を開ける、ということはこういうことだ。

小池都知事、小池都政の闇の部分が白日の下に晒され、そのことで正しく都民の審判を受ける・・・。




以下に記事の抜粋を転載する。


現職の小池百合子都知事(71)が、前参院議員の蓮舫氏(56)らをリードする展開の東京都知事選(7月7日投開票)。2期8年に及ぶ小池都政の在り方が問われる中、「週刊文春」は、部署別の超過勤務状況を取りまとめた内部文書を入手した。小池氏は2016年の都知事選で「残業ゼロ」などの公約を掲げていたが、文書からは都庁職員の残業時間が労働基準法で定められた上限を超えていることが窺え、波紋を呼びそうだ。

■総務局人事部職員支援課長が各局長らに宛てた文書

 3選を狙う小池氏が2016年の都知事選で掲げた公約が、「7つのゼロ」だった。「待機児童」など7項目のゼロを目指すとしたが、実際にゼロを達成したのは、「ペット殺処分」のみ。「残業」については、都職員1人あたりの平均残業時間は13.5時間(2015年度)から、16.8時間(2022年度)へと逆に増加している。

 今回、「週刊文春」が入手したのは、総務局人事部職員支援課長が2024年2月7日付で、各局(室・本部)長らに宛てた〈超過勤務命令の上限時間の遵守及び長時間労働面接の確実な実施について(通知)〉と題された文書など。〈近年、全庁の超過勤務時間数は高止まりの傾向にあり、令和5年度においてもその傾向は継続しています〉とし、各局長らに超過勤務命令の上限時間の遵守を求めている。

■上位に並ぶのは新設された知事肝煎りの部署

 さらに、職員らの厳しい労働環境を如実に示すのが、〈部別超過勤務状況(令和5年11月実績)〉と題された文書だ。職員1人あたりの超過勤務時間数の多い部署から順番に並べられており、1位は、財務局主計部の102.2時間、2位は教育庁グローバル人材育成部の89.5時間、3位はデジタルサービス局総務部の72.6時間、4位はスタートアップ・国際金融都市戦略室の54.8時間、5位は中央卸売市場管理部の48.4時間と続く。労働基準法では、時間外労働の上限は原則として⽉45時間と定められているが、11の部署が45時間を上回っていた。

「小池都政で新設された肝煎りの部署が上位に並んでいます。労働基準法を遵守できていない部署も多く、幹部らは小池氏と深く関わる部署に『異動したくない』と言っている。知事の思い付きでいつどんな指示が来るかわからないからです。特に知事と近い政策企画局では、数十人が昨年度末に退職したといいます」(都庁元幹部)

■「都庁から民間企業への、また、民間企業から都庁への転職が」

 小池氏に見解を尋ねたところ、都庁を通じて、以下のように回答した。・・・

(以下省略)



 7月3日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および7月4日(木)発売の「週刊文春」では、「小池都知事の8年を完全検証する!」と題し、6ページにわたる特集記事を掲載。東京五輪やコロナに関する予算の検証や、選挙戦で連呼する「8100億円の財源確保」のカラクリ、小池氏が力を注いでいる婚活支援事業の実態、石原慎太郎元都知事や森喜朗元首相、内田茂元都議らに対する小池氏の攻撃的な口ぶりなどについても詳しく報じている。


記事の転載はここまで。



キッカケは、都の内部文書の流出。

何故「文芸春秋」なのか、他のメディアには送られてきていなかったのか?

メディア側での「もみ消し」、「隠蔽」などはなかったのか、興味をそそられる事案に違いない。



都政の闇「ブラックボックス」には、まだまだ数えきれないほどの「不都合な真実」が隠されている。

それは、「金」、「癒着」、「汚職」、「人事」、「独裁」、「ひいき」、「キックバック」、「天下り」・・・

都政に求められる「公正」とは対極に位置する、都知事の絶大な権力が生んだ「不正」の数々。

これらは、内部告発ではなかなか表に出てこない。

その多くは、世に出る前に「権力」によって握り潰され、何事も無かったかのように闇に葬り去られる。

そんな「ブラックボックス」も都知事なら開けることが出来る。

「都知事にしか開けることができない」と言った方が正解かもしれない。

小池都知事の様に、「ミイラ取りがミイラに」ならなければの話だが・・・。


「公正な都政」を望む都民は、「ブラックボックス」が開けられるのを楽しみに、投票用紙に「れんほう」、「蓮舫」と書くのだろう。

そんなチャンスに恵まれた都民が羨ましい。

一方で、メディアの論調は、蓮舫氏の人格攻撃に近い見苦しさ、汚らしさがある。

メディアの「傲慢さ」が鼻について仕方がない。

このことも、「メディア」と「都知事の権力」との癒着を示している証左ではないか。

都の抱える問題点を洗い出し、分析し、その結果を踏まえて、それぞれの公約で訴える政策を比較検討し、公正に「都民の選択」への情報を提供しているメディアは極々稀にしか目にしない。

その事が、今回の都知事選挙で顕著なのも、「ブラックボックス」に隠された問題の一つを暗示している。


「第4の権力」と言われるメディア、マスコミ。

その権力の使い方を誤るなかれ。

かつては、「社会の木鐸」と言われて、社会的に尊敬されていた・・・。

あまりに昔のことで、忘れてしまったか。







http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/790.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ(日刊ゲンダイ)

小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/357058
2024/07/03 日刊ゲンダイ


激しいヤジにも“我関せず”と逃げ切り(C)日刊ゲンダイ


小池百合子都知事が街頭演説をした秋葉原駅前では、こんなプラカードを示す人々も(C)日刊ゲンダイ


秋葉原駅前へ突入を試みる、つばさの党の選挙カー(C)日刊ゲンダイ


聴衆エリアに入るため手荷物検査を受ける人の中には、プラカードを持参する人も(C)日刊ゲンダイ


笑顔で聴衆とタッチする小池百合子都知事(C)日刊ゲンダイ


ついに平日に街頭へ(C)日刊ゲンダイ

 女帝が「オタクの街」に降り立った──。

 東京都知事選(7月7日投開票)で3選を狙う小池知事が2日、アニメや漫画などの若者文化で知られる秋葉原で街頭演説を行った。これまで麻生太郎や安倍晋三両氏など自民党総裁が選挙戦最後の訴えの場として選んできた、いわば「聖地」だ。

 小池知事のSNSには漫画をイメージしたかのような告知画像。アキバを選んだのは、若者政策を中心に据えるライバルの蓮舫前参院議員への対抗心?

 しかし、肝心の聴衆はやや少なめだった。平日の帰宅ラッシュで人通りが多い時間帯にもかかわらず、鉄柵で囲われた聴衆エリアは3分の2ほどしか埋まらない。熱心に拍手を送るのも若者ではなく、中高年が多かった。聴衆エリア外で足を止める人も大勢いたが、3人で演説を聞いていた若者が「え、伊東純也(サッカー選手)、書類送検されたの!?」と関係ない話をしだす始末。いまいちノリ切っていない様子だった。

反小池のプラカード、猛烈なヤジも飛ぶ


小池百合子都知事が街頭演説をした秋葉原駅前では、こんなプラカードを示す人々も(C)日刊ゲンダイ

 しかも、会場で目立っていたのが反小池集団だ。20人ほどが、「公約達成0」「さようなら小池」などと書かれたプラカードを掲げ、会場を徘徊。しきりに大声でヤジを飛ばし、演説の音声は度々かき消された。小池知事も負けじと「サブカルチャーこそが日本の……」などと、ご当地アピールをかますが、「うそつき!」などと猛烈なヤジに邪魔される。

 これには小池陣営の都議も「あれはもう仕方ないと思っています。あちらにも自由があるので、出て行けとも言えません」と諦め顔。スピーカーの音声があまり鮮明ではないのも相まって、聴衆もところどころ演説の内容を聞き取れていない様子。会場の位置によっては特に音がぼやけて聞こえづらく、しらけムードさえ漂っていた。

 やや寂しい演説にもなったが、小池陣営は「こんなに人が来てくれましたから」と得意げだった。当の小池知事も、ヤジなど気にしていないようなそぶりで演説を続けた。ある意味、余裕しゃくしゃくを演出してみせたのだった。 

(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ)

  ◇  ◇  ◇

 小池都知事は31年前、ミニスカートにギプスで選挙戦に臨んだのをご存じだろうか? 関連記事【写真発掘!】小池百合子は31年前、ミニスカにギプス姿で選挙戦に出ていた! では、出陣第一声のダラダラ演説の様子も詳しく報じている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/791.html

   

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