都庁を牛耳る詐欺師「小池百合子」の最大の問題 適菜収「それでもバカとは戦え」
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2024/06/28 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
無視するかはぐらかし、恫喝に逃げ回る(八丈島演説での小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ
小池百合子の最大の問題はこれまで多くの嘘をついてきたことではない。今、現在も、毎日のように嘘、デマ、ゴマカシ、論点のすり替えを繰り返していることである。多くの有権者は単なる詐欺師が東京都庁を牛耳っていることを知らない。小池周辺メディアがテレビで嘘、デマを垂れ流しているからだ。
一方、小池をよく知る人物は、口をそろえたように小池の危険性を指摘する。地域政党「都民ファーストの会」元事務総長の小島敏郎は、「嘘は良くない。検察は捜査に乗り出してほしい」と小池を刑事告発。同党を離れた都議の上田令子は「嘘をついてでも当選し、あとは権力を牛耳るために自民党をはじめとする利権をブラックホールのように吸収していく」と批判。
小池のエジプト留学時代に同居していた北原百代氏は「文芸春秋」に寄せた手記で、「あなたは日本の法律に違反することをして、今の地位を築きました。また権力者で居続けることによって、秘密を守り続けています」と述べている。
疑惑の数々に小池は一切答えない。無視するかはぐらかすか恫喝するか逃げ回るだけだ。
都知事選出馬表明後の囲み取材では記者の質問を、こともあろうに幹事社であるテレビ朝日の記者が「いつも勝負服のカラーで緑色の服を着られていますけど、本日はそういう服を着られていませんが」と関係のない話を始めて妨害。
小池が八丈島で街頭演説を行った際にも記者の質問を関係者が妨害した。
メディアから広告代理店まで一体となって小池に関する事実が隠蔽されている。
都庁舎の壁面をスクリーンに見立てたプロジェクションマッピングに関し、都から2024年8月まで入札指名停止中の「電通」のグループ会社「電通ライブ」が担当していた件についても、まともな説明は一切なし。
小池がやっていることは、すべて世の中を欺くための工作である。嘘を指摘されると困るので、公約はリモートで発表。質問者は小池が指定した人物5人だけだった。
しまいにはAIを使って、「8年間で97%減!待機児童対策」とSNSでデマを流した。これも統計の基準を変えるだけのいつもの小池の手法。案の定、返信できるアカウントは制限されていた。いい加減、小池にだまされるのはやめよう。
適菜収 作家
近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/742.html