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2024年6月18日05時35分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] 誤魔化そうとする大メディア報道 都知事選の争点はただ一つ 裏金自民への審判だ(日刊ゲンダイ)

※2024年6月17日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年6月17日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


ずばり裏金自民を裁くことだ(都知事選候補の蓮舫氏と小池百合子都知事=右)/(C)日刊ゲンダイ

 今月12日、ようやく、東京都知事選への立候補を表明した小池百合子都知事。「18日が大安なので、その日に公約を出したい」などと言っていたが、そうなれば、ワイドショーなどは競うように紹介する映像が目に浮かぶようだ。フリップを並べて対抗馬の蓮舫参院議員との比較など、連日のように騒ぐ。もちろん、小池は織り込み済みで、4年前の都知事選で打ち出した「東京大改革2.0」をバージョンアップしたような「東京大改革3.0」を打ち出し、「働きやすい東京」「災害に強い東京」などを一方的に打ち出してくるとみられている。それを大メディアが連日、ああだこうだとやれば、それが都知事選の争点、焦点になっていくのだろうが、騙されてはダメだ。

 小池といえば、そうやって、メディアを使った派手なキャッチフレーズで、都民をけむに巻いてきた「常習犯」なのである。東京都庁関係者も「小池さんは自分に有利なタイミングで票につなげる政策をぶち上げることしか考えていない」と皮肉る。指示された裏方は大変なのだが、選挙直前に打ち出した低所得者層への商品券配布なんか典型だ。

 有権者はそんな小池マジックに目を奪われず、この選挙の本質を見極める必要がある。小池に先んじて立候補表明した蓮舫が最初に明言したように「小池は自民返りした」政治家だ。裏に自公与党が蠢いているのは明白で、この都知事選は衆院3補選、静岡県知事選、小田原市長選、目黒都議補選、港区長選などに続く「岸田自民党への審判」なのだ。それも最大級、岸田にトドメを刺すべき選挙なのである。

ステルス選挙が笑っちゃう支援強制文書

 とはいえ、裏金政治への審判ということになれば、とてもじゃないが、小池陣営=自公に勝ち目はない。そこで、彼らは争点隠しにシャカリキになるのだ。

 自民党はステルス選挙だし、もちろん、選挙応援にも入らない。なるべく自民色を打ち消し、国政とは無関係に小池の「東京大改革」を最大限に打ち出していく。教育や子育てに関心を持っていき、蓮舫の政策にかぶせていく。そんな作戦なのだろうが、もうインチキがバレている。

 自民党東京都連の萩生田光一会長が都連の各総支部、議員に宛てた“裏指示書”がネット上に出回ってしまったのである。そこに書かれていることはエグい。自民党都連として「3点の方針」を明記しているのだが、1、蓮舫による共産党主導の革新都政を絶対阻止しなければならないこと。2、小池都知事が出馬する場合は、自民党は小池都知事への全面支援を行うこと。3、今後の支援の方法などについては都連4役にご一任いただくこと、と選挙支援を「強制」しているのである。

 それも蓮舫を呼び捨てにし、共産主導とレッテル貼りし、敵意むき出し。全共闘セクトの文言みたいだが、ここで思い出して欲しいことがある。小池は2016年、自民党都連のことを「意思決定がわからないブラックボックス」と猛批判。票をかき集めた過去がある。裏でコソコソやっている萩生田自民党都連こそ、ブラックボックスもいいところなのではないか。しかし、今度はシレッと支援を受ける。会見で聞かれると「大変心強い」などと言う。機を見るに敏な風見鶏政治家の面目躍如だ。

与野党対決隠しに加担の面々


裏金議員張本人が自民党都連会長で都知事選にも暗躍(萩生田光一同会長=14日)/(C)日刊ゲンダイ

 ステルス作戦の自民党だけでなく、今度の選挙では露骨な「与野党対決隠し」「与野党対決潰し」が行われている。

 連合の芳野友子会長は蓮舫支援について、共産党との関係を問題視、「連合は共産党とは考え方が全く違う。連携していくことは非常に難しい」と力説した。

 連合は前回も野党系候補の宇都宮健児氏を支援せず、小池支持に回ったので、別にニュースでも何でもないのだが、今回はこうした発言が話題になる。連合が支援しないことで「与野党対決とはちょっと違う」というムードが醸成されていくからだろう。連合内も分裂していて、当然、蓮舫支持も多いのだが、その辺はなかなかニュースにならない。

 国民民主の榛葉幹事長が蓮舫について「共産党さんとガッツリやっておいて、(国民民主も)ご一緒に、と言ったってご一緒できない。これでは本当に『立憲共産党』だ」と揶揄したのもそうだ。予算案に賛成するような「ゆ党」の蓮舫嫌いはご勝手にだが、こうした発言が垂れ流されることで、「野党分裂」に見えてしまう。「足並みそろわず」などと書くところもある。こうした報道を見るにつけ、日本の大メディアの正体を思い知らされるようだ。

「都庁と自民党、企業とメディアが1本の線でつながっているんですね。八王子市長選では自公が推薦する初宿和夫候補が小池都知事の応援を受けて当選しましたが、元都庁の局長です。対立候補は都民ファーストの会の元都議だったが、小池さんはブラックボックスと批判してきた自民党に寝返った。江東区長選では自、公、国民、都民ファーストが推した候補者が勝ちましたが、こちらも東京都の部長です。そんな小池都政がすすめるのが築地や神宮の再開発ですが、三井不動産はじめ、大手ゼネコンがズラリ、事業予定者として名を連ねている。その三井不動産や再開発の関連企業には都庁の幹部が天下る。三井不動産は大量のテレビCMを流してメディアが潤う。事業予定者の中には読売新聞、朝日新聞も入っている。都庁のプロジェクションマッピングを担っているのは利権五輪で逮捕者を出した電通の子会社です。利権に群がっている彼らにしてみれば、革新都政のちゃぶ台返しが困るのでしょう」(淑徳大大学院客員教授・金子勝氏)

 だから、蓮舫には立憲共産党のレッテルをペタリと貼り、争点を別のところに持っていって、陰に陽に小池都政を支援する。

 有権者はゆめゆめ、今度の選挙の争点を見誤らないことだ。

都知事選は国政の審判になることが多い

 生き残りに必死の小池自身も「与野党対決潰し」に懸命だ。14日の会見でも「あまり国政を持ち込むと都民は戸惑われるのでは」と蓮舫を牽制。8年前は自民党を目いっぱい腐して初当選したくせに、本当に勝手だ。とはいえ、東京都は特殊な事情がある。首長の選挙の争点に「国政が持ち込まれる」ことが多いのだ。ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう解説してくれた。

「東京都は日本一流動人口が多いので、4年間で大体3割くらいの人が入れ替わってしまう。彼らに10年後の東京都をどうするかを訴えても響かないのです。だから、東京都知事選ではそのときの国政の争点が持ち込まれることが多い。それで、革新都政が生まれる。古くは美濃部都政、青島都政、革新ではないけれど、石原慎太郎都知事も中央の政策の是非を東京都知事選に持ち込んで勝った知事です。その辺を蓮舫さんはよく知っていて、反自民を争点に掲げたのは流動人口の中の無党派層を意識してのことだと思います。いくら、国政と都知事選は違う、と言っても、都民は“はいそうですか”とはならない。面白い選挙戦になっていくと思います」

 小池=自民党の思惑どおりにはならないわけだ。岸田内閣の支持率は直近の時事通信の世論調査で16.4%と低迷。岸田が起死回生に賭けた定額減税も65.3%が「効果なし」とボロクソだった。そんな中で迎える都知事選。投開票日の7.7は岸田政権のご臨終になるかもしれない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/644.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 辺野古反対・容認同数に 沖縄県議選、割れる民意(東京新聞・共同)
2024年6月17日 01時30分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/334011?rct=politics

 任期満了に伴う沖縄県議選(定数48)は16日投開票され、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する勢力と容認する勢力が24議席ずつで同数となった。政府が移設工事を進める中、反対と容認の民意が二分された形だ。知事支持派も少数となり、玉城デニー知事の移設阻止戦略に影響が出る可能性もある。投票率は45・26%で過去最低だった。
 玉城氏は17日未明、県議選で知事支持派が少数となった選挙結果に関し「真摯に受け止める。非常に厳しい県政運営を余儀なくされる」と那覇市内で記者団に語った。
 県議選は全13選挙区に計75人が立候補し、無投票の石垣市(定数2)を除く12選挙区で73人が46議席を争った。内訳は知事支持派が立憲民主、共産、社民各党など計33人。不支持派が自民、公明両党など計32人。中立が無所属など計8人。辺野古反対は無投票当選も含め計40人。
 改選前勢力は、知事支持派と不支持派が24議席ずつで同数。不支持派の議長は採決に加わらないため、支持派が議会運営で主導権を握ってきた。辺野古反対勢力は公明党を含むため過半数を占めていた。
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/645.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 「小池百合子都知事を今朝、公職選挙法違反容疑で刑事告発しました」 元側近・小島敏郎氏が語る“7つの重大証拠”(文春オンライン)
2024年6月18日


https://bunshun.jp/articles/-/71481
https://bunshun.jp/articles/-/71481?page=2
https://bunshun.jp/articles/-/71481?page=3
https://bunshun.jp/articles/-/71481?page=4


「都民ファーストの会」の事務総長を務めた弁護士の小島敏郎氏(75)が、公職選挙法違反(虚偽事項公表罪)の容疑で小池百合子東京都知事(71)を刑事告発したことが「週刊文春」の取材でわかった。本日6月18日(火)午前9時、東京地方検察庁に告発状が提出された。

告示直前に刑事告発に踏み切った理由
「文藝春秋」5月号(4月10日発売)にて、カイロ大学に小池氏の卒業を証明する声明文を出してもらうなどの“学歴詐称工作”に加担した旨を告白した小島氏。小池氏が6月12日、3期目を目指して都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補する意向を表明したことを受け、刑事告発するに至った。当初は選挙公報経歴に「カイロ大学卒業」が記された時点で告発が行われると見られていたが、この段階で踏み切った理由を小島氏が明かす。
「公職選挙法235条1項(虚偽事項公表罪)の趣旨は、有権者が誰に投票すべきかを判断するに際し、候補者についての正しい判断資料が提供されることが必要であるというところにあります。公職の候補者または公職の候補者になろうとする人にとって、自身が経験した事項でありかつ有権者の投票行動に影響を与える可能性のある事項が『経歴』にあたります。
 現実の社会状況からすると、学歴を詐称することは実際の自分よりも経歴において自己を過大に表現し、より有利な評価を得て票を集めようとするものです。当選を目的とした行動であることは明らかなので、経歴が選挙のために広く使われることを認識して詐称していれば法律の趣旨に反します。
 小池氏の場合、カイロ大学卒業という経歴を50年近くにわたって世間に流布し、議会で質問されても答弁拒否をすることで意図的に放置してきました。こうした点から、選挙公報経歴に『カイロ大学卒業』と記されるか否かが判明していない現段階でも十分に公職選挙法違反に問えると判断し、刑事告発する決断をしたのです」

1976年10月卒業の矛盾
 告発するにあたり小島氏が重要視しているのが、2020年の都知事選に向けた政策発表記者会見時に公開された「卒業証書」と「卒業証明書」である。小島氏は今回、1970年代のアラビア語に精通した専門家に両文書の和訳を依頼。そこから見えてきたのが、計7つの“重大証拠”だという。
 まず「卒業証書」から見ていこう。
(1)〈1976年10月の文学部における試験結果の確認後、1976年12月29日、大学評議会は決定した〉
「小池氏はこれまで一貫してカイロ大学を1976年10月に卒業したと主張してきました。2020年に駐日エジプト大使館がフェイスブックに掲載した小池氏のカイロ大学卒業を認める声明文(カイロ大学声明)にも、1976年10月に卒業した旨が記載されています。ところが、卒業証書には1976年12月29日に卒業したとはっきりと記されている。小池氏の『1976年10月卒業』という主張と矛盾するのです」
ヒジュラ暦では1398年に該当する
(2)〈良の評価で社会学科の文学士号を授与する〉
 「4行目に『良』の評価で社会学科の文学士号が授与されたことが記されていますが、カイロ大学の成績評価は『優』、『良上』、『良』、『可』、そして不合格が2段階。『良』の評価では小池氏が主張している首席卒業はまず不可能でしょう」
(3)〈1978年11月&ヒジュラ暦1397年〉
「いずれも『卒業証書』の発行時期ですが、発行日の日付がないことに疑問を感じます。また、イスラム社会で用いられる暦であるヒジュラ暦(太陰暦)の方には月の記載がありません。専門家が調べたところ、西暦1978年11月はヒジュラ暦では1397年ではなく、1398年に該当することも判明したのです。実際に作成されたのが随分後だったことから、1978年11月に該当するヒジュラ暦での年月日が分からなかった可能性があります」
(4)〈授与された者(サイン空欄) 学生登録番号(空欄)〉
「最終行左側の〈授与された者〉の欄に小池氏のサインがされておらず、右側の〈学生登録番号〉が空欄になっていることも卒業証書の信憑性を疑わせます」

監査統括官のサイン欄が空欄
 では、「卒業証明書」の方はどうだろうか。
(5)〈本学部は証明する。Mr.コイケ・ユリコ 1952年7月15日、この日付で日本で生まれた〉
「小池氏が男性形のMr.で表記されている点です。一部に『カイロ大学が発行した卒業証明書では、よくあること』との指摘もあるようですが、アラビア語の専門家がいる文学部を持つカイロ大学がそのことを自ら“公式に”認めているのでしょうか」
(6)〈監査統括官(サイン空欄)〉
「監督統括官のサイン欄が空欄なことにも違和感を覚えます。監督統括官は試験段階の監査と監視、審査、試験結果の作成などを任務とする委員会のトップ。その人物のサインがない卒業証明書は『瑕疵ある卒業証明書』と言えるでしょう」
「日本の民主主義の根幹にかかわる重大事件」
(7)〈1977年1月12日発行〉
「この発行年月日が最大の疑問点です。『卒業証明書』は1977年1月12日発行と記されていますが、『卒業証書』は1978年11月発行。1976年12月29日に卒業したという『卒業証書』の記述を踏まえると、『卒業証明書』だけ卒業したとする日から2週間足らずのうちに迅速に発行され、『卒業証書』は2年後に発行されたという不思議な順序になるのです。また、卒業日が1976年12月29日だとすると、同年の12月は残すところ30日と31日だけになります。31日はイスラム教の世界では休日の金曜日だったことに加え、小池氏が正月に日本に帰国していたことを考えるとこの日程の中で小池氏は一体、いつ『卒業証明書』の発行をカイロ大学側に要請し、いつ受け取ったのでしょうか」
 これら計7つの“重大証拠”に加え、カイロ大学声明の発出経緯について小池氏が自身の関与を否定していること、カイロ大学時代の同居人である北原百代氏の証言を直接聞いたことなどを踏まえ、小島氏は学歴詐称を確信したと話す。
「小池氏は長年にわたって虚偽事実の隠蔽をしており、情状は重いと言わざるを得ません。本件は外国の関与や影響によって日本の政治や選挙が歪められる恐れがあり、主権の独立性という日本の民主主義の根幹にかかわる重大事件だと考えます」
 刑事告発に対する受け止めについて小池氏側に書面で問い合わせると、次のように回答した。
「卒業についてはカイロ大学が認めています。卒業証書と証明書はカイロ大学の正式な手続きにより発行されたもので、何度も公にしています。卒業を証明出来るのは大学のみであり、他者ではありません。選挙のたびにこうした話が取り沙汰されることは残念であり、カイロ大学の名誉を棄損するものと考えます」

午後1時から参議院議員会館内で記者会見を
 最後に小島氏はこう主張する。
「嘘がまかり通っている現状をどこか諦めてしまっている有権者が多いのが現状だと思います。ただ、潤沢な都の税収で開催されるイベントで楽しませてくれれば良いなどと考えているうちに、小池氏の公約である小池氏の公約である『首都防衛』を盾にした『排除と粛清』や『仲間内だけでの独断政治』が強化されて民主主義が崩壊してしまいます。権力に対する諦めがより政治を悪くすると思っております。
 検察には知りうる限り関係者の名前も伝えたうえで告発しました。今後、日本の主権に関わる重大な問題として捜査が行われるものと考えております」
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/646.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 衆院議長の私邸にまで届いた“札束の山”…そこから与野党への分配が慣行に 私が見た政界の裏金と機密費(日刊ゲンダイ)

衆院議長の私邸にまで届いた“札束の山”…そこから与野党への分配が慣行に 私が見た政界の裏金と機密費
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/341715
2024/06/18 日刊ゲンダイ


元参院議員の平野貞夫氏(C)日刊ゲンダイ

 衆院事務局33年、参院議員12年と、半世紀近く政治のど真ん中にいた。宮沢喜一首相から「永田町のナマズ」と、皮肉なニックネームをつけられたこともある。不名誉の言い訳に私が衆院事務局時代、内閣機密費に「仕事」として関わったことを話しておく。

 多くの人たちは、昔から内閣機密費が大量に政党や政治家に流れて、政治を動かしてきたと思っている。内閣機密費がそうなったのは、昭和41年ごろからだった。理由は米・ソ冷戦下で、本来の機密費の役割である安全保障のための対外情報の収集や対応は、米国がやっていたからだ。

 佐藤栄作内閣が「戦後政治の終局」ということで、韓国との国交回復対策に韓国の政界・財界・マスコミに巨額の費用を使った。予算がなく政府が銀行から借金をした。昭和40年だった。借金の返済や対外対策に昭和41年度予算で、内閣と外務機密費を大幅に増大した。それまで自民党政権の国会対策の経費は、政権派閥の裏金が主流だった。

 その時、私は園田直衆院副議長(自民)の秘書で、園田副議長のところに佐藤内閣から届く個人的機密費を管理していた。昭和42年11月に園田氏は厚生大臣に就任して、私は事務局に復帰した。

500万円の内閣機密費を「恒例のものです」


裏金まみれ(C)日刊ゲンダイ

 そして6年たって前尾繁三郎衆院議長秘書になる。昭和48年5月だった。7月中旬、田中角栄内閣の二階堂進官房長官が、前尾議長私邸に「500万円」の内閣機密費を持参した。「恒例のものです」と置いて帰った。前尾議長は二階堂官房長官が玄関を出るなり、100万円ずつ白い封筒に入れた紙袋を廊下に放り出し、私に「こんなことをするから、日本に民主政治が育たないんだ!」と怒って、私に処分しろと命令する。困った私は、100万円が入った封筒を拾い集め紙袋に入れ、国会に持ち帰り知野虎雄事務総長に相談した。

 知野事務総長は「4、5年前から、そんなことが始まっているようだ。前尾議長ならそう言うだろう。君が与野党の理事に丁重に渡しておくことで処理しては」とアドバイスをしてくれた。私は、野党第2党になって厳しく自社55年体制を批判していた共産党を除き、自・公・民の理事に届けたところ、公明は受け取らなかったので、品物に代えて三越本店から「お中元」を送った。

 残余のカネは議運委員長に渡した。園田副議長時代は個人として処理をされたものが、慣行となっていたことに驚き、内閣と国会の関係がこれでよいのかと心配になった。

 昭和51年12月の任期満了まで、中元と歳暮の時期に8回配分した。2年目から公明党が受け取るようになった。社会党の理事の中には、時期になると「平野君まだか」と声をかける者もいた。この慣行が現在もつづいているか、別の形となっているかは知らない。 (つづく)


平野貞夫 元参院議員

元参院議員。1935年生まれ。高知県出身。衆院事務局に入局し、園田直副議長の秘書、前尾繁三郎議長の秘書を務める。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/647.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 小池都知事は《「しがらみ」でがんじがらめ》? パーティーの集金力は国会議員顔負け(日刊ゲンダイ)
小池都知事は《「しがらみ」でがんじがらめ》? パーティーの集金力は国会議員顔負け
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/341750
2024/06/18 日刊ゲンダイ


しがらみばかりのようだが…(C)日刊ゲンダイ

「しがらみにとらわれず、時代が求めることを先取りして、大義と共感で物事を進める発想力とまとめ力と実行力だと思っている」

 6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に3選を目指して出馬表明した小池百合子知事(71)。自身の首長としての強みを6月14日の会見で問われると、余裕の表情でこう答えていた。

「しがらみ」とは一般的に「束縛や制約、働きかけなどによって自由や行動が制限されること」の意味。つまり小池知事は、自分は誰からも行動を制限されることはなく、自由な発想で動くことができる、と言いたいわけだ。

 ただ、今国会でヤマ場を迎えている政治資金規正法改正案を巡っては、もともとは自民党派閥の裏金事件の舞台ともなった「政治資金パーティー」が発端だ。政治家がパーティーを開催したり、企業や団体からの献金を受け取ったりすることで、特定の人物、業界などと「しがらみ」が生まれ、国民のためにある本来の政治ができなくなる――。

 野党が見直しを求めているのもそのためだが、6月4日の都議会で日本共産党議員から「パーティー券の購入を含めて企業・団体献金が政治をゆがめているという認識はないのか」と問われた小池知事は、「法(政治資金規正法)の在り方について国会でまさに議論されていると認識している」と答えただけだ。

小池知事の資金管理団体「百成会」は国会議員顔負けの集金力

「しがらみ」を嫌うのなら、「パーティーや企業、団体献金は排除します」と言えばいいのに、なぜ、歯切れが悪かったのか。小池知事もパーティーや企業、団体献金が自身にとって重要な資金源だからなのか。

 東京都選挙管理委員会が公表している政治資金収支報告書(2022年分)によると、小池知事の資金管理団体「百成会」はこの年の5月に「小池百合子と『東京の持続可能な成長を進める』勉強会」、同11月に「小池百合子と『東京の持続可能な成長を進める2.0』勉強会」という名の政治資金パーティーを都内ホテルで開催。それぞれ1920万円(373人参加)、1992万円(396人参加)の収入があり、インテリア大手「ニトリ」が150万円、東京都医師政治連盟が100万円などを支払っていた。

「百成会」は新型コロナの影響でパーティーが開けない年もあったものの、2019年のパーティー収入は約4500万円もあったから、国会議員顔負けの集金力だろう。これでは「裏金自民」との政治姿勢の違いを打ち出すために、「パーティーや企業、団体献金は排除します」と断言しないのも合点がいく。

 小池知事は自民党の国会議員時代、裏金事件の“本丸”となった「清和政策研究会」出身。総務会長も経験しているから、「ブラックボックス」と指摘されている「政策活動費」の闇についても承知している可能性がある。

 SNS上で《小池さんは「しがらみ」でがんじがらめ》などと揶揄する声が出ているわけだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/648.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 日本経済衰退主因の政策運営(植草一秀の『知られざる真実』)
日本経済衰退主因の政策運営
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-cce0a5.html
2024年6月18日 植草一秀の『知られざる真実』

「骨太の方針」と呼ばれるものがある。

あまりにも陳腐なネーミング。

本来の名称は「経済財政運営と改革の基本方針」。

このなかにも意味不明な言葉が用いられている。

「改革」だ。

何かを変えることを「改革」と表現しているのだが、何をどう変えるのかによって「改正」にもなるし「改悪」にもなる。

「改革」という言葉にはプラスのニュアンスが含まれているから、いかなる改悪であっても「改革」の言葉をかぶせてしまえば良い制度変更であるかのように偽装できる。

だから名称は単純に「経済財政運営の基本方針」とすべきである。

方針が良いものであるか悪いものであるのかを判定するのは主権者である国民。

運営側が「改革」と称して「良い制度変更をする」と、判定を強要するのは不当だ。

2001年1月、省庁再編で内閣府に経済財政諮問会議が設置された。

このとき、当時の宮澤喜一財務相が「諮問会議では骨太の議論をする」と発言したために、「経済財政運営と改革の基本方針」の通称が「骨太の方針」とされたといわれる。

骨太の議論をすることは構わないが「経済財政運営の基本方針」に「骨太の」と付すのは奇妙。

言葉が陳腐であるだけでなく、基本方針に対する評価を発表する側が名称に盛り込むことがおこがましい。

企業が経営計画を発表する際に

「素晴らしい経営計画」、「立派な経営計画」、「最高の経営計画」などの修飾語を付すようなもの。

実際に日本経済は25年間、凋落を続けてきた。

2001年に小泉内閣が「骨太方針」を発表し始めてから、現在まで経済の凋落が続き、日本国民の生活は悪化の一途を辿っている。

その原因は三つ。

第一は市場原理至上主義が採用されてきたこと

第二は大企業利益だけが追求されてきたこと

第三は財政収支均衡主義が根幹に置かれたこと

大資本と富裕層の利益だけが追求された。

このことは、裏を返せば一般国民=労働者=消費者の利益が踏みにじられてきたことを意味する。

大企業の利益を拡大するために諸制度が改変された。

これを「改革」と称してきた。

「改革」は大資本利益を増大させる制度変更で、同時に、一般労働者の不利益を増大させる制度変更だった。

このことを端的に示しているのが労働者一人当たりの実質賃金推移。

1996年から2023年までの27年間に労働者実質賃金は16.7%も減少した。


※実質賃金指数 紙面クリック拡大

労働者分配所得が減少した一方で、大企業利益は激増した。

株価上昇は日本経済好調の反映ではなく大企業利益好調の反映。

大企業利益は労働者所得減少を踏み台にして達成されたもの。

「改革」の代表は労働規制の撤廃。

派遣労働が拡大し、正規労働者が激減して非正規労働者が激増した。

「働き方改革」という名の「働き方改悪」も強行された。

長時間残業が合法化され、定額働かせ放題労働プランも拡大された。

経済財政運営の歪みの象徴が税制の改変。

消費税大増税と法人・個人大減税が同時並行で進められた。

消費税が導入された1989年度から現在までに消費税で500兆円が吸い上げられたが、同じ期間に法人と個人の税負担が610兆円も軽減された。


※消費税35年間累計額 紙面クリック拡大

庶民から税金をむしり取り、この税収が大企業と富裕層の減税に充てられた。

個人消費の推移を見ると個人消費の停滞が消費税増税を連動していることが一目瞭然だ。

この日本経済がいま、景気後退の入り口に立っている。

経済政策運営を根底から刷新しなければ日本経済は深刻な不況に転落する。

「骨太」という陳腐な名称の政策方針を全面撤回することが強く求められる。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/649.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 都ファ元事務総長・小島氏が会見 学歴詐称疑いで小池都知事の告発状提出(2024年6月18日)(THE PAGE)
都ファ元事務総長・小島氏が会見 学歴詐称疑いで小池都知事の告発状提出(2024年6月18日)

2024年6月18日 THE PAGE(ザ・ページ)

※01:01:24〜 再生開始位置設定済み

「都民ファーストの会」元事務総長で弁護士の小島敏郎氏は、18日午後1時から都内で記者会見を行う。小島氏は今年4月発売の月刊誌「文芸春秋」で、東京都の小池百合子知事の“学歴詐称”問題に関する手記を掲載していた。


※動画のコメント
https://www.youtube.com/watch?v=C2MuSXKKLAI

@user-tk3do5wj4o
3 時間前
これだけ明白な証拠が揃っているのだから、東京地検は本腰入れて対応しろよな️
こういう犯罪者を立候補させること自体が東京都民として恥ずかしい。

@bjlmtk6889
3 時間前
告発されるようなことしてんだから仕方ない。絶好の落選運動

@user-we2lw3nf2c
4 時間前
小島さん正義の戦い頑張ってください。国民は応援しています。️

@user-fo5ig5nf6b
3 時間前
許せない!小池百合子、しっかり罰を受け給え!

@suikasuika
3 時間前
学歴詐称して公金チューチューした報いをしっかり受けて欲しい

@yujiyamada879
3 時間前
次から次に小池都知事を擁護するアラビア系の記者などが出て来て話をする事で、ますます胡散臭さと疑惑が広がっていきます。正に外国権力に弱みを握られて、エジプトの利権の為に働くエージェントではないですか。こんな人を日本の要職につける事はあってはならないと思います。小島さんを応援しています。これからも頑張って下い。

@user-mw5mi6nn1f
1 時間前
エジプト人がこれほど必死に小池都知事を擁護するからには、相当エジプトにお金を小池都知事が回している証拠だ。

@miyanskywalker
3 時間前
有言実行、素晴らしい。
嘘つきとは大違い!!

@kazuhikonakamura2071
4 時間前
学歴詐称する人間を都知事にしてはダメ

@user-sc6xj7zi4u
4 時間前
小池都知事、頭丸めて謝罪会見しろや!断髪式や!

@an2317
5 時間前
選挙直前になって公費で金券ばらまく公職選挙法違反タヌキを許すな
こんなのOKなら現職が圧倒的に有利なの素人にもわかる話

@jessicacarpediem4532
4 時間前
小島さんの言うとおり、小池本人が、自らの言葉で語り、疑問に答えるべき。排除しかしないのでは、あまりに知性が低すぎる

関連記事
小池百合子都知事、カイロ大学の「卒業証書」週刊ポストで公開(NEWSポストセブン)
http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/385.html

「小池百合子都知事を今朝、公職選挙法違反容疑で刑事告発しました」 元側近・小島敏郎氏が語る“7つの重大証拠”
https://bunshun.jp/articles/-/71481

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/650.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 小池氏と蓮舫氏、記者会見の形式に違い 同日に都知事選の公約発表(朝日デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASS6L2QLXS6LOXIE00BM.html?iref=pc_politics_top__n




小池都知事はオンラインでの記者会見。

目論んだのは、「不都合な真実」に対する「質問の排除」、「不都合な真実」を解き明かそうとする「メディアの排除」。

その事は、誰の目にも明らかだったろう。

質問はたったの5人の記者。

当然、その5人は事前に決められていて、事前に擦り合わせ済だろう事は容易に想像される。

そして、案の定・・・。

東京新聞の記事によれば、

https://www.tokyo-np.co.jp/article/334293

「・・・神宮外苑の再開発や小池氏の学歴問題についての質問は出なかった。東京新聞はズームで「挙手」をしていたが、指名されなかった。」


恥じることなく茶番を演じる権力者、その権力者に手を貸すメディア。

下手過ぎる田舎芝居、とても笑えない。

情けなくて、泣きたくなる。




以下に記事の全文を転載する。


20日告示、7月7日の東京都知事選に立候補する現職の小池百合子氏(71)と参院議員の蓮舫氏(56)が18日、それぞれ会見を開いて公約を発表した。選挙戦の軸になるとみられる2人の公約発表が同日になったが、会見の方法は対照的だった。

 小池氏の会見は完全オンライン。午前10時、画面に姿を現した小池氏は「企業ではオンラインの決算説明会も増えている。直接的かつ効果的に私の考え方をお届けする」と説明した。

 小池氏が「東京大改革3.0」と題した公約を説明した後、質問記者は小池氏が指名。会見開始から約40分後に、司会者が「時間の都合上、あと1社」とし、終了した。質問できたのは、新聞社、テレビ局、それ以外の計5人の記者だった。

 会見後、小池氏は報道陣の取材に「大変多い参加者が見込まれたのと、回線の確保の安定性などを考えてオンラインにした」と説明した。

 一方、蓮舫氏は午後2時から都内の会場で会見を開いた。人数制限はなく、写真記者を含む約80人の記者が詰めかけた。

 「7つの約束」を掲げた公約を蓮舫氏が説明した後、司会者が「後ろのスーツの方」などの表現で指名。会見開始から約1時間で、計19人が質問した。

 質疑の中で小池氏のメディア対応について問われた蓮舫氏は「皆さんの評価だと思う。私はできるだけ多くのメディアの皆さんの声を聞きたいと思っている」と述べた。(太田原奈都乃、中村英一郎、土舘聡一、松田果穂)


記事の転載はここまで。


「質問の排除」、「メディアの排除」、反旗を翻した「側近の排除」、そして選挙が終われば、邪魔な「有権者も排除」。

都民も、自分が「排除されている側にいる」そのことに気付いてから後悔しても遅い。


蓮舫氏は言う。

「私はできるだけ多くのメディアの皆さんの声を聞きたいと思っている」

こういう姿勢でなくては、都民の声など聞くはずもない。


「2番じゃダメなんですか?。」

そう言って、2番の人でも排除しない。

「排除」の対極にあるのが蓮舫氏の態度。

そんな人物を都知事に選ぶべきだろう。


大きな争点は、都政の闇「ブラックボックス」の扱い。

小池氏は、絶対に開けさせない、と権力にしがみつこうとする。

蓮舫氏は、開けたい、開けさせてほしい、と権力を掴もうとする。


どちらに「都民の権力」を信託すべきかは明らかではないのか。








http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/651.html

   

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