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2024年6月09日01時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] 政治家はつかみ金温存 庶民は地獄の猛暑と生活苦(日刊ゲンダイ)

※2024年6月8日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋

※文字起こし


採決で起立する岸田首相(C)日刊ゲンダイ

 このところ、新聞に書いてあることの意味が分からず、頭が混乱することがある。7日の読売新聞にも、そんな一行があった。

<首相は政治資金規正法改正案を今国会で成立させたうえで、重点政策の「デフレ脱却」を実現するなどして政権浮揚を図り、総裁選に突入する戦略を描いている>

 はて? 政治資金規正法改正案の成立が政権浮揚になるのか。少なくとも、首相はそう考えているらしい。そして、今はデフレで、もっとインフレにして「デフレ脱却」すれば、これまた国民の支持が集まり、総裁選に有利と、首相は踏んでいるらしい。

 国民はア然ではないか。岸田だけ違う国に住んでいるのか、と思ってしまう。今度の規正法改正を評価する国民がいたら、呼んできて欲しいものだ。自民党は企業・団体献金は禁止せず政治資金パーティー券購入者の公開基準を5万円超に引き下げただけで、小口化による抜け穴を堂々と残した。政策活動費の廃止を見送り、10年後の領収書提出も細部は不明。独立機関の監査とやらも“これから検討”という国民愚弄だ。連座制についても巧妙で、会計責任者のせいにして言い逃れできるよう曖昧にしている。

 要するに「濡れ手に粟で裏金を掴む」手法はそのまま残したわけで、これが「総裁選再選戦略」とは国民にケンカを売っているのも同然だ。

「デフレ脱却」で再選というふざけた戦略

 そこに輪をかけてふざけているのが、首相の再選戦略のもうひとつ、「デフレ脱却」なのである。

 岸田が指しているのは賃上げと物価上昇の好循環のことで、6月から1人4万円の定額減税で、個人消費に火がつくと踏んでいる。このトンチンカンにも国民の怒りが爆発している。経済評論家の斎藤満氏は呆れ顔でこう言った。

「今度の減税は政治的に最低のやり方です。公費を4兆円も使うのに、まったく、実感が得られないからです。減税には恒久的な定率減税と一時的な特別減税があり、後者は貯金に回ってしまう傾向が強い。それでもドカンとやれば、まだ消費に回りますが、今回の減税は1回限りのうえに、給付ではなく、税金の軽減なので、そもそも税金が少ない人は複数回に分けて軽減する。ちょぼちょぼの分割軽減では実感を味わえません。まして振り込みが2カ月に1回の年金生活者などは、家族分も含めた減税がいつ“完結”するのか見当もつかない。これでは消費に火が付くわけがありません。そのうえ、この間にも物価は上がっていくのです。政治家の裏金ルートは温存するくせに、こんな愚策で国民に大きな顔をされたらたまりません。政党助成金を廃止し、裏金に課税するのが先ですよ」

 これが国民のまっとうな声というものだが、実感が乏しいことがわかっている岸田は減税の給与明細への明記を求め、それが企業の経理担当者の怒りを買っている。裏金を温存、正当化する法改正と恩着せがましく無意味な減税。それが「総裁選戦略」とは、お花畑もいいところだ。

クーラーもつけられず病院にも行けない6月以降


怪しい会合の菅前首相(C)共同通信社

 それでなくても、庶民の今後の生活苦は凄まじいものになりそうだ。痛みを知らないのは裏金政治家だけである。

 まず、東京都の消費者物価指数によると、5月の電気代は前年比13.1%の上昇だった。再生エネルギーの特別賦課金が乗ってきたからだ。そこにもってきて、6月請求分からは電気・ガス代への政府補助が半分になる。これにより、どの電力会社でも6月は過去最高の値上げになるとみられている。

 すでに猛暑の気配なのに、今夏はおいそれとクーラーのスイッチすら入れられなくなる。猛暑と生活苦の地獄絵だが、それで体調を崩したら、もっと地獄だ。6月1日からは診療報酬も入院基本料も上がっているのだ。せめてうまいもんでも食べたいが、帝国データバンクによると、6月以降614品目の食料品が値上げである。うち、3割が円安による値上げで、要するに自民党のせいだ。こうして円安を加速、放置することで、大企業を儲けさせ、そこから企業・団体献金をせしめ、裏金化するのが自民党のビジネスだということを忘れちゃいけない。

 だから、今回もそれを温存し、庶民には円安・物価高を押し付ける。実質賃金は25カ月も下がり続けているのに、その非を認めず、バカげた減税で「デフレ脱却」などとうそぶいている。そんな亡国の戦略を国民が黙認、放置すると思ったら大間違いだ。

ポスト岸田の主導権争いが始まった

 それだけに岸田周辺では一気にきな臭いにおいが立ち込めるようになってきた。国民は愛想を尽かし、その反感の凄まじさを肌で知った自民党議員が右往左往で浮足立ってきたのである。

 今月4日、横浜市議の佐藤茂市連会長が「党の支持率は危機的だ」「2009年の政権交代に匹敵する」「(岸田総裁は)自ら身を引く決断をしていただきたい」とぶち上げたのは周知の通り。青森でも県連幹部の間で同様の意見が出たと思ったら、「待ってました」と動き出したのが菅前首相だ。6日に都内の寿司屋で小泉進次郎元環境相、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相、萩生田光一前政調会長らと会食。「反岸田の号砲か」などと報じられている。政治ジャーナリストの山田惠資氏はこう言う。

「岸田首相は今回の規正法改正で、自民党内と国民の双方から総スカンを食らいましたね。パーティー券購入者の公開基準を巡って、公明党と妥協したことで党内は“あり得ない”と怒っているし、国民世論は本質的な問題にメスを入れなかった姿勢を批判している。岸田首相にしてみれば、“この法案が通らなければどうにもならない”“通ればどうにかなる”と思っていたのでしょうが、成立のメドが立って、むしろ、追い詰められている感がある。ま、解散を封じられた今、通らなければ、即、行き詰まったでしょうが、それがちょっと先送りされただけです。この先、国会閉会後に改造をやるのか、できるのか。次に総裁選で誰が出てくるのか、出てこないのか。その時、誰がポスト岸田を主導するのか。菅さんの会合のメンバーには麻生さんの天敵、武田良太氏が入っている。菅さんと麻生さんの主導権争いが始まったという見方もできますね」

 言うまでもないが、そこに国民の視点はない。どうすれば、自分たちがヌクヌクと生き残れるか。自民党にあるのはそれだけだ。そこに国民の本質的な怒りがある。それに気づかない自民党は岸田もろとも沈んでもらうしかない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/564.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 1回ポッキリ定額減税の裏で忍び寄る…6月スタート「こっそり増税」と「がっつり負担増」(日刊ゲンダイ)

1回ポッキリ定額減税の裏で忍び寄る…6月スタート「こっそり増税」と「がっつり負担増」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/341362
2024/06/09 日刊ゲンダイ


国民には分かりにくいようにこっそりと…(岸田文雄首相)/(C)日刊ゲンダイ

 景気の先行きは暗い。内閣府が7日発表した4月の景気動向指数は、数カ月先の景気を表す「先行指数」が前月比0.1ポイント減の111.6と、3カ月ぶりに低下。物価高を背景に消費者心理を示す消費者態度指数が悪化した。消費減を招く要因は何も物価高に限らない。「恩着せメガネ」こと岸田首相肝いりの定額減税が今月から始まった裏で、負担増が密かに国民生活へと忍び寄る。

  ◇  ◇  ◇

 1人あたり4万円の定額減税は今のところ、今年だけの1回ポッキリの予定。岸田は「消費者マインドを喚起し、さらなる投資や賃上げにつながる経済好循環を実現する」と気炎を上げるが、1人あたり月3000円ちょいでは施しにもならない。

 給与明細に減税分を明記させてまでアピールする一方、公的医療保険料に上乗せして徴収する事実上の増税「子ども・子育て支援金」については「税と医療保険は違う」と屁理屈をこねて明記に後ろ向きだ。

「増税メガネ」のトラウマなのか、国民には分かりにくいように、こっそりと増税と負担増を進めているからタチが悪い。実は今月から負担ラッシュ突入だ。ただでさえ電気代には5月支払い分から再生エネルギー特別賦課金をこっそり上乗せ、月500円ほど増えたのに、政府による電気・ガス代の補助が6月支払い分から半減。7月支払い分からは消滅だ。標準世帯では年間3万円ほどの負担増となる。

 さらに今月から「森林環境税」として住民税に年間1000円が上乗せされる。この時期に届く納税通知書を見て「何コレ!?」と初めて知った人も多いはず。森林整備や木材利用の促進などが目的だが、もとをたどれば東日本大震災の「復興特別税」。「特別税」の徴収が昨年度で終了したタイミングで「森林環境税」に看板を掛け替えられたのである。

 森林保全関連の資金は2022年までの4年間で、国から自治体へ計約1500億円も配分されたが、約35%にあたる525億円は未使用のまま。「森林環境税」も一部が塩漬けになる可能性は否めない。取られ損だ。

「政策に一貫性が欠ける」


生活は苦しくなるばかり(C)日刊ゲンダイ

 こっそり負担増はまだある。今月1日から改定された診療報酬の引き上げに伴い、初診料は30円増の2910円、2回目以降の再診料は20円増の750円に。入院した際にかかる基本料金(入院基本料)も1日あたり50〜1040円引き上げられた。皆さん、ご存じですか? 淑徳大大学院客員教授の金子勝氏(財政学)がこう言う。

「肝いりの定額減税は収入や世帯によって受益がバラバラですし、子育て支援金も負担と給付のバランスが悪い。減税や支援を打ち出しながら、その実、何をどうしたいのか狙いが見えてこない。政策的な目的がないから、減税や支援をうたいながら国民負担も平気で増やす。ゆくゆくは防衛増税が待ち受けていますが、防衛費増につながる円安インフレは放置。岸田首相はすべてが場当たりゆえ、政策も一貫性に欠けるのです」

 かくして国民不在のまま、岸田の自己満足を満たすためだけの実効性のない政策が並ぶのだ。

 すでに足元では、今年1月から生前贈与加算の延長という実質増税が始まり、4月からは後期高齢者の医療・介護の両保険料が引き上げられた。10月には社会保険の加入対象が「従業員101人以上」から「同51人以上」の事業所で働くパート労働者にも広がる。

 ざっと並べただけでも、負担、負担、負担の嵐。雀の涙ほどの定額減税もがっつり負担増なら、ますます意味を失う。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/565.html

記事 [政治・選挙・NHK294] リニア新幹線と原発・核開発(植草一秀の『知られざる真実』)
リニア新幹線と原発・核開発
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-90cb94.html
2024年6月 9日 植草一秀の『知られざる真実』

静岡県知事選で自民党が敗北した。

前任の川勝平太知事が辞職したのは川勝平太氏に対する激しい攻撃が実行されたためである。

4月1日の新規職員への訓示の場で失言したことは事実だが、失言は川勝知事だけの問題でない。

その後の知事選応援演説で「産まずして何が女性か。産みの苦しみは本当にすごい」と発言した上川陽子外相は何もなかったかのように外相の座に居座っている。

つまり、川勝知事は失言のために辞職したのではない。

日本の支配勢力にとって邪魔な存在であったために排除されたということ。

「邪魔」になった原因は川勝知事が静岡県でのリニア新幹線工事を止めたことにある。

リニア建設を強行したい勢力にとって川勝知事が邪魔だったのである。

逆に言えば、川勝知事の最大の功績がこの点にある。

リニア建設は現在の日本、これからの日本にとって必要なものでない。

仮に建設が強行されても、早晩廃止される運命が待ち構えていると思われる。

時代の変化に適応してアップデートできない人々が無理やり強行しようとしている代物である。

しかし、リニア建設強行勢力にとって川勝氏辞職は悲願の達成の意味を持った。

激しい攻撃を展開し続けた結果として、遂に念願が叶えられた。

しかし、この「成果」を活かすには条件があった。

後任知事にリニア推進派を起用すること。

この目的達成のために自民党が総力を結集した。

リニア推進派の大村慎一候補の当選に総力を結集した。

選挙戦最終局面では痛々しい虚偽報道まで展開された。

選挙戦で先行する鈴木康友候補に対して大村慎一候補が猛烈に追い上げて大村氏逆転の可能性があるとの報道が展開された。

これは虚偽報道の一種であったと言える。

この報道を展開したのがフジサンケイグループ。

結果は大差での鈴木康友候補の圧勝だった。

激戦報道は大村氏への投票を誘導するために実行されたものと考えられる。

鈴木康友前浜松市長はリニア反対を表明してはいない。

しかし、大村氏と比較して鈴木氏はリニアに対して慎重な対応を示していた。

大村氏は選挙戦の演説で、リニアが開業すれば在来の東海道新幹線の静岡駅停車が1.5倍になることを訴えた。

しかし、この発言も正確性を欠く。

JR東海は試算結果として大阪延伸が実現した場合に静岡駅停車が1.5倍になるとしているが、名古屋開業では1.1倍に過ぎない。

大阪延伸など夢のまた夢の現状で、静岡駅停車が1.5倍になるとの訴えは明らかに誇大である。

自民党が総力を結集して大村氏当選に力を注いだが、結果は鈴木氏の圧勝に終わった。

鈴木氏は表向きリニアに前向きな姿勢を示しているが、JR東海がクリアしなければならない課題はあまりにも多い。

第一が水の問題。

第二が大深度工事の問題。

第三が残土処理の問題だ。

『紙の爆弾』2024年7月号(アマゾンベストセラー1位)に広瀬隆氏のyoutube動画での報告をまとめた論考が掲載されている。


https://x.gd/gxGg8

「リニア新幹線建設の目的は原発の復活だ!」

というタイトルの論考。

リニアには上記の重いハードルに加えて、いくつもの重大な問題がある。

その一つが巨大な電力消費量。

もう一つの問題は地震災害のリスクだ。

さらにリニアが東濃ウラン鉱山地域を通過するため、工事で発生する掘削残土に危険な放射性物質が含まれる危険が大きい。

鈴木新知事はリニアに拙速な対応を示さない可能性が高いが、これが正道である。

この機会にリニア建設の是非論議を高め、時代にそぐわないリニア建設を中止する国民的英断を示すべきだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/566.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」 小池百合子と学歴詐称(日刊ゲンダイ)

元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」 小池百合子と学歴詐称
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340920
2024/05/31 日刊ゲンダイ


元衆院議員の若狭勝弁護士(C)日刊ゲンダイ

 学歴詐称疑惑が再び燃え盛る中、東京都の小池百合子知事が3選に向けてエンジンを吹かせている。前回の立候補表明は告示6日前だった。初出馬から支え、女帝たらしめたひとりが元衆院議員の若狭勝弁護士だ。しかし、2017年に若狭氏が落選したことで、その縁はプツリと切れた。側近としてこの問題をどう見ていたのか。元東京地検特捜部副部長としての見立ては──。

 さかのぼること8年。自民党に籍を置いたまま党都連のドンを敵に仕立て上げ、「東京大改革」を引っ提げて知事のイスを取りに行った女帝の傍らには、常に若狭氏の姿があった。

「あれは(カイロ大学の)卒業証書だったか、卒業証明書だったか。知事選告示前、小池さんから〈どうのこうの言われてるんだけど、ちゃんと卒業してるの〉とサラッと見せられたことがありました。当時は問題意識を持っていなかったし、アラビア語も読めないので〈ああ、そうですか〉で終わってしまった。公選法(虚偽事項公表罪)の公訴時効は4年。ですから、次の選挙公報に経歴をどう記載するかが焦点のひとつになります」

 四半世紀前に勃発したミッチー・サッチー騒動も学歴詐称疑惑が火種になった。衆院選に出馬したタレントの野村沙知代氏の経歴「米コロンビア大留学」に疑いが浮上し、女優の浅香光代氏が東京地検に告発。若狭氏は特捜部の主任検事として捜査にあたり、嫌疑不十分で不起訴とした。

サッチー騒動捜査から見える今後

「辞書の解説によると、『留学』の幅は広く、〈外国で学ぶ〉といった意味合いもある。そうしたことから、虚偽記載と断定はできないと結論付けました。小池さんにしても、正規の手順で卒業していなくとも、人間関係を駆使して『卒業認定』とされた可能性がある。当局が認めていれば、選挙公報に再び『カイロ大卒』と記載しても、処罰するのは難しいでしょう。駐日エジプト大使館がSNSで発信したカイロ大声明の捏造疑惑についても、当局が事後承諾すれば文書偽造は問いづらい」

 圧勝で初当選した女帝は地域政党「都民ファーストの会」を立ち上げ、17年の都議選でも大勝。勢いに乗って国政政党「希望の党」を結成して衆院選に臨むも、「排除発言」などが仇となって惨敗し、戦友の若狭氏もバッジを失った。

「直後に〈顧問になってよ〉という話がありましたけど、応じなかった。その後の関わりはないです。1年ほど前に執り行われた豊島区長の告別式で顔を合わせただけ」

 政界引退後ほどなく出演した医療バラエティー番組で、「落選ストレスで余命7年」と宣告された。そろそろだが……。

「今は体調バッチシ! 元気モリモリで若返りがすごい。あの時はヤケ食いがひどくて、ハーゲンダッツとか(メイトーの)なめらかプリンをガバガバ食べていた。小池さんは希望の党の綱領や規約作りを僕に丸投げ。それに候補者選定、合流した民進党との候補者調整、候補者のフォローなんかもやっていたんです。心底くたびれた。振り返ってみると、妻から〈死んじゃうから、このままだと死んじゃうから〉ってよく言われていました。今は運動を兼ねてゴルフをやる時間もあるし、本当に幸せ」

(取材・文=坂本千晶/日刊ゲンダイ)

▽若狭勝(わかさ・まさる) 1956年、東京都生まれ。中大法学部を卒業後、旧司法試験に合格し、83年に検事任官。東京地検特捜部副部長や東京地検公安部長などを歴任し、2009年に退官。衆院議員を2期務めた。現在は「弁護士法人わかさ」代表。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/567.html

記事 [政治・選挙・NHK294] いまの日本は“複合物価上昇”…「良い物価上昇」と「悪い物価上昇」が入り交じる 経済ニュースの核心(日刊ゲンダイ):経済板リンク 
いまの日本は“複合物価上昇”…「良い物価上昇」と「悪い物価上昇」が入り交じる 経済ニュースの核心(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/404.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/568.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 石原都政で“懐刀”と呼ばれた元副知事が明かす 小池都知事の父親は「大ボラを吹く人でした」 小池百合子と学歴詐称(日刊ゲンダイ)

石原都政で“懐刀”と呼ばれた元副知事が明かす 小池都知事の父親は「大ボラを吹く人でした」 小池百合子と学歴詐称
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/341138
2024/06/05 日刊ゲンダイ

M渦武生(元東京都副知事)


元東京都副知事の濱渦武生氏(C)日刊ゲンダイ

 リレーインタビューの最後は、石原慎太郎元都知事の「懐刀」と呼ばれ、石原都政で副知事を務めたM渦武生氏。実は小池百合子知事の父・勇二郎氏(故人)と大学生の頃に知り合い、勇二郎氏の選挙を手伝ったこともある。その父から直接、「百合子はアラビア語が全然できない」と聞かされたという。

  ◇  ◇  ◇

「勇二郎さんは大ボラを吹く人でしたね。自分は海軍の将校だったと言うわけ。でも、どうも話がおかしい。私の親父は終戦時に海軍大尉だったんです。で、いろいろ話を聞くと、ケッケッケッと笑って『君ね、嘘も100回言えば本当になる』と言う。驚いたよ。細かく詰めていくと天才的に話をそらす。百合ちゃんもそれを踏襲している」

 M渦氏が勇二郎氏と知り合ったのは、参院議員に初当選した石原が立ち上げた政治団体「日本の新しい世代の会」だった。関西地区の専務理事をしていたのが貿易商の勇二郎氏で、M渦氏は学生部の理事。勇二郎氏が1969年の衆院選に旧兵庫2区から無所属で立候補した際、石原から「手伝ってやれ」と言われ、選挙事務所となった尼崎支部で専従で活動した。支部長は後に国会議員になった鴻池祥肇元防災担当相で、共に勇二郎氏の選挙を手伝った。

「貿易商と言っても、余った石油を集めて転売するのが勇二郎さんの商売だった。『僕は当選したら通産政務次官になれるんだ。そうすれば傾いた会社を立て直せる。だから応援してくれ』というような話だった。しかし、何千票かしか取れずに落選。その後、後始末もせずにいなくなった。当時、百合ちゃんは甲南女子に通う高校生。兄の勇くんは選挙の手伝いに来たけど、百合ちゃんは一度も来なかった」

「過去を悔いて、正直にお話しなさい」

 しばらくして、M渦氏が衆院議員に鞍替えした石原の公設秘書になると、勇二郎氏から「会いたい」と電話がきた。1973〜74年ごろのことだ。気乗りしなかったが、指定された東京・銀座の三笠会館で会った。

「そこで、勇二郎さんからカイロにいると聞かされた。そして、こう言ったんです。『百合子が向こうで大学に行ってるんだが、アラビア語が全然できない。だから向こうの本を日本に持ってきて、いま全部翻訳してもらっている。日本語で丸暗記して、授業や試験に臨むようにするんだ』。そんなことで、できるのかなと思いましたけどね。その後、百合ちゃんが日本新党から参院選(92年)に出馬すると勇二郎さんから連絡があり、『手伝ってくれ』と言われましたが、二度とだまされたくないので断りました」

 小池が父親のホラ吹きを受け継いだのを目の当たりにした忘れられないシーンがある。初出馬した2016年の都知事選の街頭演説で、がんサバイバーのライバル候補・鳥越俊太郎氏を「病み上がりの人」と言い、鳥越氏がテレビ討論の場で「差別だ」と批判した際のことだ。

「彼女は『私そんなこと言っていません』と押し通したんです。鳥越さんが『うっ』って詰まって、『言ったじゃないか』と声が裏返った映像まで覚えています。過去にあったこともなかったと言い張ることで、彼女は自分をも納得させるわけです。それでメディアも大衆もだませると思っている」

 2期目を終える小池都政に、M渦氏は「何もやっていない」と辛辣だ。「最初の公約だった、通勤ラッシュ対策で2階建て電車を走らせる構想はどうなったのか」と笑う。それでも小池は3選出馬するつもりだ。

「過去を悔いて、正直にお話しなさい」

 M渦氏からのメッセージだ。 =おわり

(小塚かおる/日刊ゲンダイ)

▽M渦武生(はまうず・たけお) 1947年高知県生まれ。関西大文学部新聞学科卒。石原慎太郎、鴻池祥肇の秘書を経て、2000〜05年東京都副知事。東京交通会館副社長、東京都参与などを歴任。

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http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/195.html

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/569.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 「屋内退避」を押し付けられても「なんとしても逃げる」と原発近くに暮らす人は考える 難題ばかりの避難計画(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/332398?rct=national





「・・・自然災害と原子力災害が同時に起きることを想定」(伊藤信太郎原子力防災担当相)したら、

「・・・住民の被爆は避けられない。」

そんなこと分かっているけど。止められない「原発」。

不治の病か、原発依存症、原発マネー依存症。



<住民を守れるか 東京電力・柏崎刈羽原発再稼働を問う>

東京新聞の連載記事・・・中編。

政治板では「原発事故」に関する記事には興味は薄そうだが・・・(一応大臣の発言もあるとはいえ)。

東京新聞の連載記事、取り上げた以上、分かっているけど止められない。(ご容赦を)




以下に記事の全文を転載する。


<住民を守れるか 東京電力・柏崎刈羽原発再稼働を問う>中編

 「自然災害と原子力災害が同時に起きることを想定し、前に進めていきたい」

 伊藤信太郎原子力防災担当相は7日の会見で、東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県の花角(はなずみ)英世知事と内閣府で前日に面会したことに触れ、強調した。伊藤氏は、自治体に義務づけられた原発事故の避難計画づくりを支援する責任者だ。

 伊藤氏は6日の面会で、花角知事が昨年から求めていた事故時の避難道路整備について、国が全額を負担すると伝えた。再稼働の地元同意を早期に取り付けたいという狙いが透ける。

 だが国の思惑とは裏腹に、花角知事は面会で別の要求もした。能登半島地震の教訓から屋内退避を前提とすることに疑問を投げかけ、見直すよう求めた。地震や津波の複合災害が起きれば、家屋倒壊のほか電気や水などライフラインが止まり、家にとどまれない。家にとどまれない。その現実を突き付けたのが、能登半島地震だった。


 <屋内退避> 原発で深刻な事故が起きた際、原発から5〜30キロ圏内は避難の前段階として放射線による被ばくを避けるため、自宅や避難所で待機。空間放射線量が上昇すれば、避難する。目安は1時間当たり20マイクロシーベルト。原子力規制委員会が示す原子力災害対策指針に基づく。規制委は4月から、屋内退避の具体的な期間などの検討を始めた。


 柏崎刈羽周辺で特有の大雪が降った場合も同様だ。原発5キロ圏の住民は深刻な事故が起きれば即時避難が原則だが、雪で移動が難しい場合は自宅などで屋内退避してもらう方針を内閣府が示す。だが、雪での屋内退避もライフラインが途絶えれば現実的に難しい。

◆「救助に来てもらえるのか」「冬季は原発を運転しないで」

 原発から北におよそ2キロ、日本海の波打ち際から10メートル程度の柏崎市の宮川地区でも、能登半島地震で津波警報が発令された。住民らは自宅を脱出し海抜約25メートルの寺に避難。寺は古く、強い余震に耐えられない。住民らは屋外で過ごし、寒さのあまり、警報解除前に自宅に戻った人も多かった。

 地震から4日後、地区住民らでつくる自主防災会は原発事故時の避難についてアンケートし、全世帯の9割に当たる75軒が答えた。

 「救助に来てもらえるのか」「なんとしても逃げる」「車がある人は、行ける所まで避難を始めると思う。大混乱になる」「避難経路を確保できない冬季は原発を運転しないで」。否定的な意見が多く寄せられた。屋内退避の方針についても「知らない」と答えたのが51軒に上った。

 内閣府の担当者は「自宅が倒壊したら、地域の指定避難所に避難することになる」と、あくまでも屋内退避にこだわる。だが、宮川地区の避難所は海に近く、津波が来れば使えない。

◆「住民の被ばくは避けられない」

 東電福島第1原発事故での住民の被ばくや放射能汚染の調査を続け、新潟県の福島事故検証委員会のメンバーだった木村真三・独協医科大准教授は、屋内退避の実効性を疑問視する。

 「放射能をやり過ごすといっても、特に気密性の低い木造家屋には放射性ヨウ素が入ってきやすい。当然被ばくする。水や食料の問題もあり、家の中にずっといられない」

 宮川地区の避難訓練に参加したこともある木村氏はこう指摘する。「原発を再稼働させたいなら、最悪の事態を想定した避難計画を立てるべきだ。だが、全てを想定することはとても無理で、住民の被ばくは避けられない」

<住民を守れるか 東京電力・柏崎刈羽原発再稼働を問う>

 東京電力が柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で核燃料の装塡(そうてん)を終えて1カ月余り。国は事故時の住民避難のための予算付けを約束するなど、再稼働に向けて地ならしを進める。だが、本当に住民がスムーズに避難し、命を守れるのかは疑問を残す。能登半島地震では、立地する柏崎市内で大渋滞が起きたほか、屋内退避の困難さも浮き彫りにした。再稼働すれば、電気を享受する首都圏に住む私たちにとっても無関心ではいられない。3回にわたり、避難の実効性を考える。(この連載は渡辺聖子、大野孝志、荒井六貴が担当します)


記事の転載はここまで。



政府も、東電も、「再稼働ありき」の意思を隠そうともしない。

いつの間にやら、避難計画は「自治体の責任」で立案しなければならないことにされていた。

政府も東電も、自治体に「不可能」を押し付けて、自らは高見の見物。


原発の重大事故も、起きれば自然災害が原因、避難できず、住民が被爆しても、避難計画の杜撰さによるもの・・・。

政府も東電も責任を負う意思は皆無。

「・・・前に進めていきたい」と言う大臣の言葉も、

何故か、「・・・前に進めていただきたい」としか聞こえない。


住民は「救助に来てもらえるのか」、「なんとしても逃げる」と言う。


原発の「再稼働を止める」という選択肢を忘れてはいまいか。













http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/570.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 小池百合子知事、190万の低所得世帯に商品券1万円支給/ネット「えげつない」「想像を絶するあざとさ」(Total News World)
小池百合子知事、190万の低所得世帯に商品券1万円支給/ネット「えげつない」「想像を絶するあざとさ」
http://totalnewsjp.com/2024/06/08/koike-106/
2024/6/8 Total News World



東京都が190万の低所得世帯に商品券1万円を支給、物価高対策 小池百合子知事が発表

2024/6/7

東京都の小池百合子知事は7日の定例記者会見で、物価高対策として、住民税非課税など都内約190万の低所得世帯に、1万円分の商品券や電子ポイントを支給すると発表した。17日から受け付ける。都によると、予算規模は約227億円。

ウェブかはがきで申し込む必要があり、島嶼部や山間部は商品券などを使える店が限られることから現金を支給する。小池氏は「原材料費が上がっていることや円安で、日用品や食料品の価格が高騰している。厳しい状況は続くと思うので活用してほしい」と話した(産経新聞



ネットの声

ここまでやるか?

悲報、選挙費用を都民が負担するって感じかね。

えげつない。こんなの許されるのか?

蓮舫よりも酷いんじゃないのこの人。

江戸時代の御上みたいだね。与えてやってる感がハンパない。

はっきり言ってヘリコプターマネーなどなんの効果もない。あるとしたら、だったら小池に入れようかなという有権者。

想像を絶するあざとさ。。

円安で厳しいのは今始まったことじゃないだろ。なんで今なの?2年前でしょ?

選挙前のいつものお小遣い

物価高は継続的に発生してるから、ほとんど意味ないと思う。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/571.html

   

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