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2024年6月04日04時20分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] 彼らはみんな盗人だぞ 国民は辟易 「首相の決断」という三文芝居(日刊ゲンダイ)

※2024年6月3日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年6月3日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


「苦渋の決断!?」を演出(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党の裏金事件に端を発した政治資金規正法改正をめぐる国会審議は、今週がヤマ場だ。先週末の与ゆ党会談で、岸田首相は公明党と日本維新の会の抱き込みに成功。支持母体の創価学会に突き上げられている公明の主張を丸のみし、イイトコ見せて失速に歯止めをかけたい維新のプランを取り込み、抜け穴だらけの自民案での法改正実現に望みをつないだ。とどのつまり、政治とカネの問題の抜本的な解決が期待される「令和の政治改革」は、30年前の「平成の政治改革」に劣る結果になりかねないということだ。

 規正法改正案を議論する衆院政治改革特別委員会が設置されたのは、およそ2カ月前。世論無視の自民がザル法のザル改正でお茶を濁そうとするため、与野党の修正協議で2回もはねつけられ、一向に仕上げに向かわなかった。そうして、5月中に改正案を衆院通過させる自民の青写真は崩壊。焦った岸田が公明と維新に抱きつき、再修正案への賛成を取り付けたというわけだ。

 それで何がどう変わったのか。答えは、ほぼ変化なしだ。

 政治資金パーティー券購入者の公開基準を「10万円超」から「5万円超」へと引き下げ。公明の要求によるものだ。政党から支出を受けた議員に使途報告義務がなく、ブラックボックス化した政策活動費については、年間の使用上限を設定し、10年後に領収書を公開するなどの規定が付則に盛り込まれた。これは維新がこだわった。結局、規正法改正の本丸である公選法に準じた連座制の導入も、政策を歪めてきた企業・団体献金の廃止も棚上げ。献金で集められないカネの受け皿となっている政治資金パーティーの透明化も徹底しない。骨抜きそのものなのだ。

金権腐敗の根っこをすべて温存

 にもかかわらず、党首会談後のムードはまるで三方よし。公明の山口代表が「ギリギリの場面で首相の決断が示されたことを大事にしたい」とベタ褒めの上、「今後も連立政権を維持し、国民の信頼を取り戻していきたい」と言えば、維新の馬場代表も「我が党の考えが100%通った」「非常に大きな前進だ」と成果をこれでもかと強調。およそ8時間後に官邸でぶら下がり取材に応じた岸田は、「今国会で改正を実現しなければ政治への信頼回復はできない。こうした強い思いから自民として思い切った、踏み込んだ案を決断した」と胸を張っていた。3日の特別委で質疑。4日には特別委と本会議で採決し、衆院を通過させる構えだ。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう指摘する。

「自民党のシナリオ通りのデキレース。この間の流れで、それがよーく分かりました。与党案をまとめられなかった自民党が行き詰まった。すると、岸田首相が政権を支える麻生副総裁や茂木幹事長の反発を乗り越え、苦渋の決断で公明党に歩み寄り。こんな猿芝居で世論を丸め込めると踏んでいるのですから、国民をナメ切っています。結局、裏金づくりの実態解明はなされず、党内処分は実害のない大甘、再発防止策もおざなり。金権腐敗の根っこである企業・団体献金、政治資金パーティー、政策活動費はすべて温存する。万事、今まで通りなのです。改革幻想を振りまくのもいい加減にしろ、と言いたい。自浄能力を完全に失い、トコトン腐敗堕落し、民意とかけ離れた自民党にまんまと欺かれている大手メディアも情けない」

公維と握った自民再修正案「評価せず」7割


聞く耳持たない総裁にぷんぷん(自民党の麻生副総裁と茂木幹事長=左)/(C)日刊ゲンダイ

 この国の大新聞を読んでいると頭がおかしくなりそうだ。「同じ穴のムジナ」であることを体現した公明の首相礼賛や、犯罪者集団と揶揄される維新の「100%通った」などという戯言を垂れ流し、スカスカ合意で採決強行に無批判のデタラメ。マトモなのは、東京新聞くらいだ。

 社説(1日付)でこう書いていた。

〈抜本改革を避けてきた岸田文雄首相が、内容が不十分な再修正案の成立を強行するなら、衆院解散・総選挙で国民に信を問うよう求める。裏金事件を反省しない自民党や裏金議員が立法府にとどまり続けることの是非を判断するのは、主権者たる国民である〉

 汚いカネにまみれた政党に国政を任せられやしないし、裏金議員にバッジをつけ続ける資格はない。そんな連中とニマニマしながら握った公明や維新は当然、連座の対象だ。

 大手マスコミ各社による世論調査では、大半が自民案にノーを突きつけてきた。JNNの調査(1、2日実施)でも、その流れは変わらない。自民の再修正案について「評価する」としたのは28%で、「評価しない」と回答した70%を大きく下回った。鉛筆をなめた程度の微修正に留飲を下げるお人よしはそういない。内閣支持率が反転するわけもなく、前月調査から4.7ポイント下落し、25.1%に沈んだ。ちなみに、岸田が政権浮揚をかける定額減税(1人あたり所得税3万円、住民税1万円)については60%が「評価しない」と回答した。

港区長選も負けて連敗記録更新

 組織的な裏金づくりに邁進してきた自民は、どこから見てもみな盗人だ。「首相の決断」という三文芝居に国民が辟易しないわけがない。党内は揉めているらしいが、ドロボー同士の内輪揉め。国民愚弄の世紀の茶番を繰り広げる自民に対し、大手メディアはなぜ下野を迫らないのか。

 政治評論家の本澤二郎氏はこう言った。

「報道機関に露骨な圧力をかけた第2次安倍政権以降、大手メディアの多くが政府・自民党の応援団に成り下がってしまった。政治改革をめぐる議論はようやく入り口に立った程度なのに、政権の意向に沿って『やった、やった』と言わんばかりにもてはやしている。そんな体たらくだから、2024年の『報道の自由度ランキング』(国際NGO国境なき記者団発表)で日本は70位。G7最下位で、民主主義国家を名乗れる状況ではありません。『政治とカネ』が透明化されなければ、政治不信は深まる一方です。自民党政権に政治改革は断行できない。国民の負託に応えられない岸田内閣は総辞職し、野党に政権を託すのが憲政の常道なのです」

 2日に投開票を迎えた東京・港区長選では、自公が推薦した5期目の現職が新顔の元区議に敗れた。衆院3補選、静岡県知事選と大型選挙で負け続けの自民にとって手痛い敗北だ。

 目黒区長選、神奈川・小田原市長選、静岡県議補選、都議補選(目黒区)のほか、岸田のお膝元である広島・府中町長選でも負けている。いよいよ、機が熟してきた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/519.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 維新・馬場代表に飛び交う“入閣密約”説…規正法改革法案で自民にスリ寄り「賛成」(日刊ゲンダイ)

維新・馬場代表に飛び交う“入閣密約”説…規正法改革法案で自民にスリ寄り「賛成」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/341074
2024/06/04 日刊ゲンダイ


自民党案に賛成し、「合意書」まで交わし…(C)共同通信社

 まさか、こんな簡単にパクッと食いつくとは──。自民党議員も驚いているらしい。

 自民党が新たに提示した「政治資金規正法改正案」に賛成すると決めた「日本維新の会」。維新の馬場代表は、自民党の岸田総裁と「合意書」までかわしている。

 馬場代表は「一歩でも二歩でも改革を進めていくのが維新だ」「100%我が党の考え方が通った」と満足げだったが、さすがに、維新の議員からは「次期衆院選にマイナスだ」と嘆きの声があがっている。自民党案は、実際にはほぼ「ゼロ回答」だからだ。

 もともと維新は主要野党と一緒に、▽企業・団体献金の禁止▽政策活動費の廃止または領収書の全面公開▽議員が会計責任者と同等の責任を負う「連座制」の導入--の3点セットを自民党に求めていたが、自民党の修正案にはまったく入っていない。

 しかも、自民党と「合意」した、@旧文通費の使途公開A政策活動費の領収書などの10年後の公開--も、実行される保証がない。維新が自民とかわした「合意文書」は、旧文通費をめぐって維新が求めていた「今国会で結論を得る」ことに触れていない。さらに、政策活動費の公開についても、領収書の公開のあり方は「細部はこれから詰めていく」という。

 これには、維新を創設した橋下徹弁護士も「当初は(自民党が)維新の案を丸のみしたのかと思ったが、(改正案の)文面を見てみると、全部『検討』ばかり」「検討すると言って結局やっていないのが、いまの自民党政治だ」「維新が『検討』のままで(改革案に)賛成したら、国民から総スカンを食らうんじゃないのか」と疑問視していたほどだ。

 なのに、どうして馬場代表は、自民党が差し出した餌にパクッと食いついたのか。政界では、馬場代表の「入閣説」が囁かれている。

「もともと自民党の地方議員だった馬場さんは、自民党と連立を組むことにまったく抵抗がないのだと思う。5月17日に配信されたラジオNIKKEIのポッドキャスト番組に出演した時、『政策が実現するなら与党に入る選択肢は排除しないのか』と問われ、『そういうことです』と答えただけでなく、その後、吉村洋文共同代表から『与党入りしたら維新は消滅する』とクギを刺されても、23日の会見で『たとえば連立入り、閣外協力、パーシャル連合などいろんな連携の形がある』と、再び、連立入りを口にしている。『万博担当大臣』として入閣する“密約”があるのではないか、という見方もでています」(政界関係者)

「維新は第2自民党」と公言している馬場代表。連立入りした方が、有権者もスッキリするのではないか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/520.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 小池都知事3選の“不安材料”は田母神俊雄氏の出馬と維新の出方…最悪「100万票」がパーに?(日刊ゲンダイ)

小池都知事3選の“不安材料”は田母神俊雄氏の出馬と維新の出方…最悪「100万票」がパーに?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/341073
2024/06/04 日刊ゲンダイ


かっての神通力は消え…(C)日刊ゲンダイ

 いまだ現職の小池知事が都知事選の出馬表明に踏み切らない。立憲民主党の蓮舫参院議員が参戦。有力対抗馬の出現で、今か今かとメディアの注目を集める「じらし作戦」に転じたようだが、「正攻法」に出られない事情もあるのだろう。

 かつての神通力は消え、目黒区長選、衆院・東京15区補選、目黒区都議補選と応援した候補は3連敗中だ。

 JX通信社の都内有権者対象のネット世論調査(先月18〜19日実施)の結果、小池の支持率は33%。前回知事選直前の支持率69.7%から半分以上も減らしている。

今回は200万票台の激戦に

 前回は次点の4倍強にあたる約366万票で小池が圧勝したが、今回は激戦が予想される。政治ジャーナリストの田崎史郎氏は先週放送のテレビ朝日系番組で「200万票台の戦いになるのでは」と指摘していた。

 田崎氏は、2022年参院選東京選挙区の開票結果から、蓮舫を含めた立憲2候補と共産党・れいわ新選組の両候補の総得票数約229万票が、蓮舫の基礎票と分析。同じく自公3候補と小池の愛弟子・荒木千陽氏が獲得した計約257万票を小池の基礎票と踏んだ。

田母神俊雄はもう「過去の人」だが…


保守票を奪う(都知事選に立候補を表明する元航空幕僚長の田母神俊雄氏)/(C)共同通信社

 ここからどこまで浮動票を上積みできるか、または基礎票の下振れを避けるかが、勝敗を左右しそうだが、小池都知事には不安材料がつきまとう。

 まず田母神俊雄・元航空幕僚長の出馬だ。田母神氏は14年の都知事選で約61万票を獲得したが、公選法違反罪(運動員買収)に問われ、18年に有罪判決が確定。昨年まで5年の公民権停止処分を受けていた。もはや「過去の人」で「日本軍復活」や「大麻解禁」を公約に掲げるが、それでも出馬会見で本人が「自民党も候補者を出せないなら保守系都民が投票する人がいない」と語った通り、保守系を中心に小池都知事の票を奪いかねない。

「静岡県知事選では裏金事件の逆風により、自民支持層の3割が対立候補に投票していた。前回参院選の自民2候補は計154万票。2〜3割弱を田母神氏に食われれば、小池都知事の基礎票から30万〜40万票が流れる計算です」(都政関係者)

 次は日本維新の会の出方だ。前回都知事選で推薦候補が約61万票を、前回参院選では公認候補が約53万票を獲得。全国政党化を目指し、独自候補の擁立を模索しているが、現在も難航中だ。

「擁立を見送れば、維新票の多くは蓮舫氏よりも、支持層の重なる小池知事に流れるでしょう。票の上積みを期待してか、小池知事サイドが水面下で維新側と接触するなど、連携を探る動きもあるようです。ただ、物別れに終わり、維新が候補者を立てればアテ込んだ50万〜60万票がパーです」(永田町関係者)

 最悪の場合、小池都知事は100万票近くを失いかねない。田母神氏と維新に苦しめられる女帝である。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/521.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 自民&維新「合意文書」はマスコミ撮影目的のいい加減な代物…これが土壇場でゴネる中身か?(日刊ゲンダイ)
自民&維新「合意文書」はマスコミ撮影目的のいい加減な代物…これが土壇場でゴネる中身か?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/341129
2024/06/04 日刊ゲンダイ


これが超アバウト文書

 4日、自民党が衆院特別委員会で採決する予定だった政治資金規正法改正案。自民・公明・維新の修正合意案だが、3日夜、急に維新がゴネ出したため採決は延期。再修正案を作るハメになった。

 維新の音喜多政調会長は「例外や抜け道がある状態で修正案に賛成することは難しい」なんてもっともらしいことを言っているが、「おい、おい」である。5月31日に岸田首相と維新の会の馬場代表が交わした合意文書の内容はまるでアバウト。例えば<政策活動費は使用上限を決めて、10年後に領収書を公開する>とあるが、音喜多氏のクレームは「領収書公開が50万円超はおかしい」というもの。そもそも10年後の公開に何の意味があるのか。

「岸田・馬場の党首会談はわずか10分。文書にサインをするのが目的で、マスコミ撮影がメインでした」(関係者)

 いい加減な合意文書をもとにイチャモン付けの維新、「採決できれば中身はどうでもいいや」の岸田首相。この改正案、丸ごとインチキである。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/522.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 大地動乱の時代 <原発もリニアも巨大地震に耐えられない>(植草一秀の『知られざる真実』)
大地動乱の時代
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-36e389.html
2024年6月 4日 植草一秀の『知られざる真実』

私たちは謙虚になるべきと思う。

大自然の巨大な力に人間が太刀打ちできることはない。

日本列島はかつてユーラシア大陸の東端に陸続きで位置していた。

youtubeで

「小麦粉ときな粉で日本を作ろう(フォッサマグナ実験)」

というタイトルの動画が公開されている。

https://www.youtube.com/watch?v=BWSYuFfhawA

以下の解説が付されている。

「日本列島のでき方が簡単にわかる実験です。
弓なりに曲がった日本列島の真ん中に、隠れた地質の大きな割れ目(フォッサマグナ)があります。どのようにフォッサマグナができたのでしょうか。
小麦粉を使って簡単に再現できます。
割れ方が気に入らなければ何回も実験できます。

フォッサマグナについて知りたければ、フォッサマグナミュージアムまで。
https://fmm.geo-itoigawa.com/

日本列島がどのようなメカニズムで組成されたのかが分かる。

「大鹿村中央構造線博物館」のウェブサイトも参考になる。

https://mtl-muse.com/study/earthquake/aroundjp/

「日本列島の骨組みを組み換えた大断層」

「中央構造線ってなに?」

などの解説が示されている

この解説を元に地震と活断層の関係を以下に記す。

「活断層」とは、最近の時代に、地表や地表付近にくりかえし食いちがいが生じた断層のこと。

地殻は通常数十万年程度で大きく変わらないなら、最近の時代にずれ動いた断層は、近い将来にもずれ動いて地震を発生すると考えられる。

ここでいう「最近の時代」とは、おおむね200万年前〜現在。

しかし、工学的指標としては、たとえば原子力発電所の重要構造物の耐震設計については12万5000年前以降を「最近の時代」とし、必要な場合は約40万年前以降まで遡って活動性を評価する(原子力規制委員会新規制基準)。

200万年前以降にずれ動いた断層を「活断層」とするが、原発建造では、これが12万5000年前以降に動いていなければ「活断層」とみなさないということ。

本来は、より安全な方向に基準を定めるべきだが、現実は逆。

地表の活断層の地下延長部で発生する地震でも、マグニチュードが6.5以下の規模では地表地震断層が出現しない。

内陸の地殻内地震の震源は深さ10km程度がふつうだが、この場合、マグニチュード6規模の地震では地震地表断層が出現しない。

これに対して、マグニチュード7.0以上の地震では震源断層の一部が地表に出現し、マグニチュード8.0の地震では震源断層のほぼ全長の上端が地表に出現する。

したがって、地表に活断層が観察される場所では、過去にマグニチュード7.0以上の地震が繰り返し発生し、これからも発生することが予想されるということになる。

日本列島は太平洋プレートとフィリピン海プレートが大陸プレートの下に沈みこんでいる「沈み込み帯」にある。

この日本列島とその周辺で発生する地震には3〜4通りのタイプがある。


海洋プレートが沈み込む直前に海洋プレート内で発生する地震がある。

このタイプの地震で海底に地表地震断層が生じるような浅部で発生するものが「アウターライズ地震」。

遠方のため海岸で感じる揺れが弱い割に大きめの津波が来ることがある

沈み込んだ海洋プレートを一枚岩や床板を意味するスラブと言うが、その沈み込んでいくスラブの中で発生する地震を「スラブ内地震」と呼ぶ。

強い警戒が求められるのが、沈み込んだ海洋プレートと大陸プレートの境界面で発生する「プレート境界型地震」。

太平洋プレートは1年に約10cm、フィリピン海プレートは1年に約4cmの速度で沈み込む。

広い面積のプレート境界面がずれ動くために規模の大きな(マグニチュードの大きな)地震が発生する。

沈み込まれている日本列島側(大陸プレート側)の地殻の上部で発生する地震が「上部地殻内地震」。

マグニチュードはプレート境界型地震よりも小さめだが、震源断層が陸地の浅い地下に生じるため、震源域付近の地表の揺れは強くなる。

ただし、強く揺れる範囲は狭くなる。

石橋克彦神戸大名誉教授が指摘するように、日本は「大地動乱の時代」に移行している。

頻繁に大地震が発生している。

原発もリニアも巨大地震に耐えられない。

自然の力を謙虚に認めて、日本の国情に合わない原発やリニアから訣別する冷静な判断が求められている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/523.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 「都議会のドン」を猛批判していたが…「百合子の乱」から8年、小池都政の“不都合な事実”とは?(文春オンライン)
https://bunshun.jp/articles/-/71178


「田崎史郎さん、忘れちゃったの?」

「コメンテーターの皆さん忘れちゃったの?」


「文春オンライン」が冷静な記事で呼びかけている。


8年間の「小池都政」を改めて振り返り、皆が「忘れちゃった振り」をしている「小池都政の影の部分」を炙り出し、現在のメディアの悪意に満ちた偏向報道に警鐘を鳴らしている。

そんな記事に出会うことができた。

この「文春オンライン」の記事を読んだ後に、巷に溢れる蓮舫氏に対する「これまでのようなコメント」を聞いたら、

「・・・東京都民がどう判断するか。ちょっと引いちゃう人もいるかもしれないですね」



私のコメントは邪魔でしかないので割愛し、代わりに、記事の最後の文章を引用、紹介したい。

「いつの間にか自民と手を組んだ小池都政。政策決定の過程も不透明。これは都民の税金の使われ方の話でもある。その小池氏が3期目にも出馬濃厚というのだから、検証を求める候補者が一人でも多く都知事選に出るのは当然であり健全に思える。チャンピオンは堂々と論戦を受け、チャレンジャー達は攻めればいい。都民のジャッジの材料(論戦)は多いほどいいではないか。選挙とはそういうものだ。」

「それとも都政の過程が明らかになると困る人がたくさんいるの? 」



ここに記事の全文を転載するので、是非、一読することをお勧めしたい。



記事はここからは始まる。


先週は東京新聞のスクープから1週間が始まった。

『蓮舫氏 都知事選出馬へ きょうにも会見、表明』(5月27日)

 蓮舫氏の会見後、「政治ジャーナリスト」の田崎史郎氏は午後のワイドショー「情報ライブ ミヤネ屋」で次のように述べた。

「これから蓮舫さんは、政策発表をして、夢を語るようになるんでしょうけども、蓮舫さんの魅力は、きょうの会見でもよく表れているんですが、攻撃性なんですね。攻撃性に対して、東京都民がどう判断するか。ちょっと引いちゃう人もいるかもしれないですね」

 これは読売テレビ特別編集委員の高岡達之氏による「批判票だけで、蓮舫さんは勝ち目があるんでしょうか?」との質問に対する答えだ。

 蓮舫氏の「攻撃性」とは、会見で述べた「裏金事件、『政治とカネ』の自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする」という言葉を指す。つまり田崎氏らの言葉には「都知事選なのに自民党の批判ばかりでいいのか?」という意味も含まれている。

 別の番組ではタレントの真鍋かをり氏が『蓮舫氏による都知事選での自民党批判に「ウンザリ」発言連発』(中日スポーツ6月2日)。

■小池劇場を忘れちゃったの?

 これらのコメンテーターの言葉を聞き、人間とは忘れやすい生き物だと自戒を込めて思った。なぜなら8年前、小池百合子氏が都知事選出馬の際に掲げたのはズバリ「反自民」であり自民党への「攻撃性」そのものだったからだ。

 しかも小池氏が奇妙だったのは自民党員でありながら自民を攻撃していたことだ。メディアは「小池劇場」と興奮していた。コメンテーターの皆さん忘れちゃったの?

 おさらいしよう。2016年の都知事選で自民党東京都連は候補者の選定で混迷していた。最初に名前が出たのはこの人だった。

『桜井パパやはり固辞』『知名度は息子のもの』(日刊スポーツ2016年7月1日)

 自民はタレント・櫻井翔氏の父で前総務事務次官の桜井俊氏を担ごうとしていた。桜井氏によると自民党の出馬要請は6月29日にあったという。実は同じ日に小池氏は立候補の意向を表明していた。小池氏“奇襲”のプレッシャーもあってか、桜井氏は自民からの要請を固辞。そのあと自民党都連は元総務相で元岩手県知事の増田寛也氏を軸に調整する方針を固めた。

『小池降ろし 自民都連 増田氏に出馬要請へ』(スポーツニッポン2016年7月2日)では、“百合子の乱”の収束へ、カードを早めに切る形となったと伝える。

 つまり小池氏は都知事選に出馬する気満々だったが自民党都連は他の候補を出そうとしていた。公認が欲しい小池氏は都連会長だった石原伸晃氏に仕掛け、世の中にも訴えるという構図。

■「都議会のドン」「ブラックボックス」を猛批判

 伸晃氏は、小池氏が都連の意思決定過程について「ブラックボックスだ」と批判した点について「会合に出て来なければ、白か黒かも分からない」「小池さんは、だいたい今まで都政に興味なんて持っていなかった。無関心で何も知らない」と反撃した。

 しかし時すでに遅し。小池氏は無所属で出馬。自民党都連幹事長の内田茂氏を「都議会のドン」と呼び、政治手法をブラックボックスと名付けて喝采を浴び圧勝した。自民党への攻撃、批判を掲げて都知事選を戦ったのは小池百合子その人だったのである。田崎史郎さん、忘れちゃったの?

 では8年前、なぜ小池氏は突如として都知事選に興味を示したのか? これには当時の小池氏が第2次安倍政権でカヤの外だったことを指摘する声が多い。小池氏が都知事選に当選した3日後の記事ではこう書かれている。

《安倍が小池への不信感を持つようになったきっかけの一つが、2012年の総裁選で小池が地方創生相の石破茂(59)を応援したことだとされている。さらに、07年の第1次安倍政権下で女性初の防衛相を務めた小池が、内閣改造で自身の再任を固辞し、安倍の意に逆らって退任を突然表明したことも一因とみられる。》(日本経済新聞2016年8月3日)

 小池氏は安倍政権を第1次の時点で見限ったが、想定外の第2次安倍政権が誕生した。長期政権となりそうなこの時期に小池氏は居場所が無かった。再びスポットライトを浴びるべく矛先を変え、小池氏は都知事選に出馬したという見立てが多いのだ。

■就任から1年経つと…

 人間にはさまざまな野心があろう。だから都知事になる過程や思惑も人それぞれあっていい。問題は都知事になってからの政治だ。ここで小池氏が都知事に就任して1年後の各紙記事を見てみよう。

『顧問重用「密室政治」と批判も』(朝日新聞2017年8月2日)

 小池氏は自ら選んだブレーン14人を「都顧問」としているが、都幹部らが知らないうちに決まる重要政策もあると報じる。

《都によると、小池氏と顧問の日常的な協議内容は記録されない。ある都幹部は指摘する。「知事と顧問の議論は後で検証できない。都議選で知事は自民党都連について『(物事の決め方が)ブラックボックス』と批判したが、自分も同じことをやっている」》

 同じ日の読売新聞も『小池都政 顧問が動かす』と大きな見出しで伝えた。都政をブラックボックスと叫んで当選した小池氏は、1年後には自分も同じことを指摘されていたのだ。

■自民党への“大きな借り”

 小池都政のブラックボックス。知事の元側近の小島敏郎氏は学歴詐称工作に加担したことを「文藝春秋」(2024年5月号)で告白したが、4年前の学歴詐称問題における都議会対策で、

《自民党の二階さんや都連には大きな借りができた。その結果、自民党寄りに変節していったのでしょう。》

 と述べている。小池氏は自分の“秘密”を守り続けるために権力を保ち続けなければならない?

《それゆえ、小池さんは、都議会多数派と足並みをそろえ、都庁官僚の支持を得て、権力を持ち続けること自体が最優先になっています。》(小島氏)

 いつの間にか自民と手を組んだ小池都政。政策決定の過程も不透明。これは都民の税金の使われ方の話でもある。その小池氏が3期目にも出馬濃厚というのだから、検証を求める候補者が一人でも多く都知事選に出るのは当然であり健全に思える。チャンピオンは堂々と論戦を受け、チャレンジャー達は攻めればいい。都民のジャッジの材料(論戦)は多いほどいいではないか。選挙とはそういうものだ。それとも都政の過程が明らかになると困る人がたくさんいるの? 


記事はここで終わっている。



「それとも都政の過程が明らかになると困る人がたくさんいるの? 」


田崎史郎さんも忘れちゃった「小池都政の“不都合な事実”とは・・・」これか?












http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/524.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 自民・維新の修正協議不調で衆院特別委流会…SNS《さすがは悪党自民。党首会談の合意文書すら平気で反故に》(日刊ゲンダイ)
自民・維新の修正協議不調で衆院特別委流会…SNS《さすがは悪党自民。党首会談の合意文書すら平気で反故に》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/341160
2024/06/04 日刊ゲンダイ


公党間の合意なんて屁みたいなものと……(C)日刊ゲンダイ

《バレた?てへぺろみたいな感じか》《第1自民としては内心、第2自民なら「分かってくれるよね」と思っていたんだろう》――。

 SNS上ではこんな反応が目立つ。

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けた政治資金規正法改正案。岸田文雄首相(66)が出席し、質疑と採決を行う予定だった衆院政治改革特別委員会が4日、流会となった。

 自民と日本維新の会の修正協議が間に合わなかったためで、自民は維新の主張を反映した修正案を同日中にも提出し、あらためて5日の特別委で採決、6日の衆院通過の日程で調整するという。

 岸田首相と維新の馬場伸幸代表(59)は5月31日、自民が「最終回答」とした再修正案で合意。馬場氏は「100%、我が党の考え方が通った」と大ハシャギだったが、裏金を続ける抜け穴づくりのためなら「全集中」する自民がそう簡単に白旗を上げるはずがない。

「50万円以下」なら従来通り非課税、非公開でカネを使用できることに

 岸田、馬場の両党首が署名した合意書では、政策活動費について「年間の使用上限を設定し、10年後に領収書、明細書等とともに使用状況を公開する」となっていたにもかかわらず、自民が示した条文では「(1件当たり)50万円超」という文言を忍び込ませていたのだから唖然茫然。これでは「50万円以下」なら従来通り非課税、非公開でカネを使用できることになってしまう。

《さすがは悪党自民。党首会談の合意文書すら平気で反故にする》

《政権与党が野党と合意し、署名した文書すら守らないとは。国民向けの政権公約も守る気ないだろ》

《公党間の合意文書すら無視する自民は論外だが、そもそも政策活動費の何が問題なのかも理解していないことが分かった》

 ネット上では、批判を通り越して呆れる声の方が多いが、維新の修正案についても疑問の投稿が少なくない。

《そもそも10年後に領収書公開って何よ。すり寄って喜んでいたら騙されたと分かった維新(笑)》

《外交機密文書じゃあるいまし。10年後の領収書公開もおかしい》

 第1、第2の両“自民”とも、規正法改正の議論を一からやり直すべきではないか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/525.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 日本人謎の大量死/パンデミック条約反対デモ、日比谷に4万人以上が集結もメディアはガン無視(Total News World):医療板リンク 
日本人謎の大量死/パンデミック条約反対デモ、日比谷に4万人以上が集結もメディアはガン無視(Total News World)

http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/627.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/526.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 選挙報道の自由が特例であり続ける理由 輪記子 それ、当たり前のことですか?(日刊ゲンダイ)

選挙報道の自由が特例であり続ける理由 輪記子 それ、当たり前のことですか?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/341078
2024/06/03 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


2024年都知事選に立憲民主・蓮舫氏が出馬表明。多くの報道陣が会見場に集まった(C)日刊ゲンダイ

 選挙が近い。前回もそれに絡むコラムを書いたが、今回は「選挙報道」(の自由)について考えてみたい。

 公職選挙法は第13章に「選挙運動」が規定されていて、第13章は同法の129条から178条の3まである。この第13章の中の148条で「新聞紙、雑誌の報道及び評論等の自由」が規定されている。なぜ「選挙運動」の章で「新聞・雑誌の選挙報道」が規定されているのだろうか。

 まず条文の文言の確認。148条1項は〈新聞紙(これに類する通信類を含む。)又は雑誌が、選挙に関し、報道及び評論を掲載するの自由を妨げるものではない。但し、虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない。〉と規定している。

 ここでも大切なのは「原則」として新聞紙または雑誌が選挙に関して報道・評論を掲載するのは自由だということ。これをまずはおさえよう。どうも「自由」をおそれる人が多すぎて心配になるので原則を強調しておきたい。

 条文を読んだだけではなぜ「選挙運動」の章に規定されているのか分からない。そこで本コラムを書くにあたって「逐条解説 公職選挙法」という分厚い本を参照することにする。

 それによると、公選法規定前の昭和23(1948)年の「選挙運動等の臨時特例に関する法律」が、新聞・雑誌に対して一般の文書図画等と同様の制限を加えたことが表現の自由を害すると強く批判されたことを受け、公選法148条で「社会の公器としての新聞紙及び雑誌が、その本来の使命である報道及び評論によって、国民に正しい批判のための資料を提供することを期待し、その報道及び評論の自由を尊重して、一般の選挙運動の制限に対する選挙法上の特例として本条が設けられた」という経緯だそうである。そのため制限が加えられる「選挙運動」の特例という位置づけで「選挙運動」の章で規定されているということである。

 新聞・雑誌には「社会の公器」としての役割を期待するとともに、市民としては新聞・雑誌が特定候補者や特定政党の「広報」になり、「社会の公器」としての役割を見失っていないか常に観察し続けなければならない。私たちの社会が真の意味で民主主義を実現させていくためには、選挙が近くても遠くても常にこれを「当たり前」にしていかなければならないと思う。


三輪記子 弁護士

1976年、京都市生まれ。東大法学部卒、立命館大法科大学院修了。2010年に弁護士登録。コメンテーターとしてテレビなどのメディア出演のほか、「弁護士三輪記子のYouTubeチャンネル」などネットでも発信。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/527.html

   

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