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2024年5月27日00時55分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] 自民4戦全敗で岸田退陣論加速(植草一秀の『知られざる真実』)
自民4戦全敗で岸田退陣論加速
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-12dad4.html
2024年5月27日 植草一秀の『知られざる真実』

5月26日に実施された静岡県知事選で立憲、国民が推薦する前浜松市長の鈴木康友氏が勝利した。

自民が推薦した元静岡県副知事の大村慎一氏は落選した。

本ブログ、メルマガが求めた結果が実現した。

川勝平太氏前知事は4月1日の静岡県入庁式でのあいさつで失言があり知事を辞職した。

その辞職に伴う県知事選で自民推薦候補の大村慎一氏の応援演説をした上川陽子外相が問題発言をした。

「産まずして何が女性か」

「産みの苦しみは本当にすごい」

と述べた。

「産まずして何が女性か」の発言は、明らかに子を産まぬ女性に対する侮辱発言。

川勝知事を辞職に追い込んだメディアが公平なら上川陽子外相も辞職に追い込むのが順当だった。

しかし、政治権力と癒着するメディアは上川外相に対しては激しい攻撃を展開しなかった。

メディアの偏向。

これが日本をダメにしている大きな要因だ。

川勝平太知事は4月1日の発言以前から激しい攻撃を受け続けてきた。

リニア中央新幹線建設を止めてきたからだ。

利権に群がるシロアリやハイエナやゴキブリがかまびすしい。

コロナも同じ。

利権に群がるシロアリ、ハイエナ、ゴキブリがワクチン大合唱を演じた。

しかし、ワクチン接種に連動して日本の死亡者が激増。

2020年比で死亡数が年間20万人も増えた。

史上最悪の薬害問題が広がっていると見られる。

しかし、ワクチンの危険性を指摘した優れた人々は脇に置かれ、ワクチン利権に狂奔したシロアリの類が跋扈する。

川勝知事がリニア新幹線工事を止めてきたことは大きな功績。

JR東海は無謀な計画を掲げ、安倍元首相との癒着関係をテコとして活用してリニア新幹線建設を強行してきた。

しかし、多数の問題が噴出しており、建設完了の見通しはまったく立っていない。

川勝平太知事が止めてきたのはリニア新幹線の静岡工区。

リニアが大井川上流の地下を通過する。

このため、JR東海は大井川上流を管理する静岡県の許可を得なければ大井川上流の地下を通過するトンネル工事に着工できない。

工事で大井川の流量が減少すると見込まれ、川勝知事は工事着工に許可を出さずに来た。

JR東海は2027年度の竣工を目指してきたが、ついにこれを断念した。

リニア開業が2034年以降になることをJR東海が公表した。

建設の遅れは静岡県の工事の遅れだけが原因でない。

重大な問題が噴出してJR東海が立ち往生しているのが現実である。

今回の知事選ではリニア反対を明示した共産党推薦の森大介氏が立候補した。

リニア建設を中止に追い込むには森氏の当選が有効だったが、情勢調査で森氏の当選可能性は低いと想定された。

この現実を踏まえるなら、できるだけリニア建設に前のめりでない候補者を当選させることが次善の策になる。

この観点から、自民党推薦の大村慎一候補を落選させ、立憲・国民推薦の鈴木康友氏を当選させることが望ましいとの見解を表出してきた。

その期待通りの結果が出た。

4月28日の衆院3補選で自民党は3戦全敗を喫した。

今回の静岡知事選で4戦全敗になる。

これは岸田首相への不信任である。

岸田文雄氏は国民の支持を完全に失っている。

政治は民意の信託によって成り立つもの。

民意の信託を失った岸田文雄氏は現実を謙虚に受け止めて首相を辞任する考えを示すべきだ。

次の衆院総選挙で政権を刷新することが求められる。

その方向に大きく歩を進める静岡県知事選結果になった。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/456.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 吉村洋文「0歳児に選挙権付与」発言の愚かさと国民のカネを流用していた「反社自民党」 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES)


吉村洋文「0歳児に選挙権付与」発言の愚かさと国民のカネを流用していた「反社自民党」【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2877260/
2024.05.23 適菜 収 だから何度も言ったのに 第64回 BEST TiMES

座間市老舗銭湯での客の迷惑行為、維新議員と秘書たちの公共施設の乱用、吉村洋文の「0歳児選挙権付与」発言、裏金議員たちの「弁明の意思なし」……わが国はなぜここまで底が抜けてしまったのか? その答えは、「公共性」「パブリック」という概念の破壊にあった。『日本人は豚になる 三島由紀夫の予言』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第64回。


吉村洋文

■「公共」という概念

 座間市にある老舗銭湯「亀の湯」が、客の迷惑行為やルール違反が多過ぎることを理由に閉店するという。カスハラ、備品の盗難、サウナの無断利用などが横行していた。私もぬるい湯がある銭湯によく行くが、たしかにマナー違反の客は多い。先日は60代後半くらいの男が、浴槽で顔を洗ったり、浴槽に髪をつけていた。タオルを浴槽に入れるバカもたまにいる。どういう人生を歩めばああなるのか少し気になる。

    *

 結局、銭湯の浴槽で顔を洗うような奴が維新の会を支持しているのだと思う。当てずっぽうに言っているのではない。論理の飛躍でもない。自分さえよければいいという人々が、「法律で禁止されているわけではない」などと言いながら、「公共」「パブリック」という概念を破壊してきたのである。

    *

 東京15区の補選の際、維新の国会議員の秘書たちが集められたという。秘書団の一部に配られた文書には、「会館は選挙活動、選挙運動が禁止をされていますので、目立たないように作業をお願いします」との注意書きがあった。要するに、禁止されていることを承知の上でルールを無視したわけだ。「週刊現代」が秘書会会長に質問状を送ると、「他党においても立候補のための記者会見場として利用されているように、議員会館の利用規則に明確な禁止規定はありませんが誤解を招かぬように注意を促しました、説明が足りなかった部分は今後改善します」と回答があったとのこと。規則に明確に書いてなければなにをやってもいいという連中の集まりが維新である。

    *

 吉村洋文がまたバカなことを言い出した。次期衆院選の公約に少子化対策として、0歳児への選挙権付与を盛り込むという。成人までは親が代理行使するというが、一体どこまでバカなのか。義務教育からやり直したほうがいい。維新は以前一票の格差是正に努めると言っていたが、これは、一票の格差どころの話ではない。近代国家の前提を全否定するカルトの妄言だろう。

    *

 お仲間の三浦瑠麗は以前「戦争したくないならお年寄りと女性に徴兵制を導入すべき」という趣旨の発言をしていたが、「0歳児からの徴兵制」とか言い出しかねない。

    *

 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐり、収支報告書の不記載があった議員のうち、衆議院の政治倫理審査会に出席していない議員44人全員が「弁明の意思はない」と回答。参議院でも29人全員が出席しない意向を明らかにした。要するに、自民党の自浄作用はゼロ。シンプルに解党でOK。

     *

 この件に関し、維新の音喜多駿が「自民党の裏金議員たちに反省は一切なく、党そのものに自浄作用もまったくない。改めて、呆れ返るばかり」とSNSに投稿。「反省も自浄作用もない」のは維新も同じ。自分たちの顔、鏡で見たことないのか?


河野太郎

■自民党は「反社」そのもの

 中国新聞の大スクープが注目を集めた。2013年の参院選の際、安倍晋三が自民党公認候補に現金100万円を裏で渡していた疑いを報道。

 また、自民党政権で官房長官を務めた人物が、国政選挙の候補者に官房機密費を使い現金を渡していたことを同紙に証言。前任の長官から提供先のリストを引き継ぎ、定期的にカネを渡す相手がいたという。

    *

 官房機密費の原資は税金であり、国の安全保障などを目的として使うもの。それを自民党という特定の組織の選挙のために横流ししていたわけで、特別背任罪や業務上横領罪になる可能性が高い。

    *

 国民のカネを勝手に使うって、悪党にしても程がある。自民党は日本および日本人の敵。以前の自民党は「反社と関係の深い政党」だったが、いまや「反社そのもの」。

    *

 岸田は自民党の女性局の会合に出席。「来月からはいよいよ1人4万円の所得税、住民税の定額減税を行います。こうした減税もしっかりと加えることによって、地域の皆さんに豊かさを感じていただく」と発言。定額減税は「消費や投資にもつながっていく」「経済の好循環が30年ぶりに戻ってくる。元気な日本を取り戻す」とのこと。

 バカなんですかね。年間4万円の減税で、豊かになるわけがない。消費税の足しにもならない。自民党に捜査が入れば、日本は少しは元気になると思うけど。

     *

 選挙が近づくと始まる自民党恒例の北朝鮮批判。岸田は「すべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現へ全力で果断に取り組む」「一瞬たりともむだにせず、今こそ大胆に現状を変えていかなければならない」と発言。安倍も同じような話を繰り返していたが、岸田は安倍政権で外相をやっていた人物であり、その結果が今。「私直轄のハイレベル協議を進めたい」などと言っていたが、低レベル極まりない。

     *

 二階俊博の三男・伸康が、次期衆院選で和歌山2区から立候補すると表明。裏金事件のときに公設秘書だった立場として「連帯して責任を負う」とのこと。意味不明。「連帯して責任を負う」なら、父親に代わって50億円の政策活動費の件も含め、全部自白すればいい。

     *

 自民党総務会長の森山裕は、派閥裏金事件で離党勧告処分を受けた世耕弘成に対し、来年の参院選で対抗馬擁立を見送るべきとの考えを示したとのこと。これも恒例のパターン。ほとぼりが冷めたら復党という茶番か。

     *

 次の総理候補、石破茂、上川陽子、河野太郎、小泉進次郎、高市早苗といった名前が挙がっているが、どれも嫌だという人に朗報。自公維に投票しなければいいだけ。自民党が下野すれば、どれも総理にならない。

文:適菜収

適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/457.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 舛添要一(下)昔の友人として言わせてもらえば、政界をキッパリ引退した方がいい  小池百合子と学歴詐称(日刊ゲンダイ)

舛添要一(下)昔の友人として言わせてもらえば、政界をキッパリ引退した方がいい 小池百合子と学歴詐称
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340603
2024/05/24 日刊ゲンダイ

国際政治学者・舛添要一(下)


国際政治学者の舛添要一氏(C)日刊ゲンダイ

 2人が知り合ったのは41年前。ともに30代だった。東京都の小池百合子知事はエジプトから帰国後、疑惑を招く「カイロ大学文学部社会学科首席卒業」という特異な経歴を引っ提げ、キャスターから政治家に転身。権力の階段を駆け上がった。因縁の間柄と言える国際政治学者の舛添要一氏は、4つの理由で政界引退を勧告する。

  ◇  ◇  ◇

「ハッキリ言って、彼女が持ちこたえたのは何もやらないから。私が嫌われたのは、いろんなことをやり過ぎたから。それで役人に煙たがられた」

 舛添氏は先代の都知事。30年周期で繁華街をリノベーションする都市計画を構想し、防災対策にも注力した。水害による広域避難に備え、江戸川を挟んで県境を接する千葉との間に3本の橋を架ける立案をしたが、辞職でパーになった。

「彼女は都市計画も防災対策も関心がない。国際金融にも興味がない。票につながる時だけ動く。築地市場移転を引っかき回し、豊洲移転を遅らせた。東京五輪の会場変更騒動もそう。いずれも私が知事時代に調べ上げて結論を出したのに、パフォーマンスに利用した。8年前の選挙公約『7つのゼロ』で達成したのは『ペット殺処分ゼロ』だけです。上昇志向の強い人だから、都知事は最終目標ではない。国政に復帰して首相になりたい。踏み台で下手を打って、私みたいに失脚したらまずいわけですよ。何もしないのが一番いい」

 しかし、小池の野望はついえた。子飼いを擁立した目黒区長選、子分を担いだ衆院東京15区補選は大惨敗。神通力の喪失は隠しようがない。

国政復帰は国家リスク

「学歴詐称疑惑を鎮火させるため、20年に駐日エジプト大使館が卒業を認定するカイロ大声明をSNSで発信しました。彼女はエジプトに大きな借りをつくった。外交は国政です。彼女が国会議員になり、大臣になったらエジプトの意向を無視できなくなる。パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止をめぐり、エジプトは仲介交渉を担っています。日本の見解を求められた場合、エジプト寄りの意見を言わざるを得なくなる。国政復帰は日本にとってリスクでしかない」

 そうでなくても、小池が再選を果たして以降、都はエジプト関連予算を増額。少なくとも22年までに計9700万円を費やしている。行き場を失った小池の基本路線は、しがみつき3選だ。

「この先4年間、都政で何を実現したいのか? それが全く見えないのですから、東京で暮らす人、働く人にとっても3選はプラスにならない。学歴詐称は公選法(虚偽事項公表罪)に違反しますが、3年の公訴時効は成立している。卒業証書などを偽造した場合、時効7年の公文書偽造、時効5年の私文書偽造に問われる可能性があるものの、あと3年静かにしていれば乗り切れる。昔の友人として言えば、政界をキッパリ引退した方がいい。これ以上、傷つかない方がいい」

(坂本千晶/日刊ゲンダイ)

▽舛添要一(ますぞえ・よういち) 1948年、福岡県生まれ。東大法学部政治学科卒。東大教養学部政治学助教授などを経て、舛添政治経済研究所を設立。国政では参院議員2期、厚労相を務めた。2014年に都知事就任、16年辞職。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/458.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 立憲民主党・蓮舫参院議員が東京都知事選出馬へ! 首都決戦は「女の戦い」に(日刊ゲンダイ)

立憲民主党・蓮舫参院議員が東京都知事選出馬へ! 首都決戦は「女の戦い」に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340735
2024/05/27 日刊ゲンダイ


“女帝”と直接対決に挑む(C)日刊ゲンダイ

 立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に出馬する意向を固めたことが分かった。きょう(27日)にも正式に表明する見通しだ。

 立憲民主党は共産党や市民団体と都知事選に統一候補を擁立する方向で協議を重ねてきた。選挙関係者によると、きのう(26日)に投開票された2つの選挙での勝利が、蓮舫氏の決断を後押ししたという。

 1つは、事実上の与野党対決だった静岡県知事選だ。立憲と国民民主党が推薦した鈴木康友前浜松市長(66)が接戦を制し、初当選。自民党推薦の大村慎一元副知事(60)は落選した。さらに、4月の東京・目黒区長選に前都議2人が出馬したことに伴い実施された都議補選(目黒区=欠員2)で、立憲の西崎翔前都議(40)が当選。自民党、共産党の候補を含む5人による激戦を制し、小池知事が支援した自民候補が敗れた。

 26日の2選挙に先駆けて、4月の衆院3補欠選挙でも立憲は全勝。こうした流れを受け、蓮舫氏は都知事選への出馬に前向きな姿勢を示しているという。

 蓮舫氏は、前回2022年参院選では改選議席6の東京選挙区で、4位当選だった。トップ当選だった16年から順位を落としたとはいえ、知名度はバツグン。29日の都議会定例会の開会日に出馬表明する現職・小池百合子知事(71)にも引けを取らない。国会での鋭い質問も、たびたび注目を集めている。

 一方、裏金事件でボロボロの自民党は今回、独自候補擁立を断念。知事選での「敗北」を避けるため、小池氏の支援に回る方向で調整している。日本維新の会は候補を模索中。また、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が無所属での出馬を表明している。

 女帝への強力なライバルの出現により、夏の首都決戦は「女の戦い」になる。勝敗の行方は分からなくなってきた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/459.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 定額減税「来年も実施」の口車も効果ナシ “恩着せメガネ”岸田首相の懐刀が言及もどの口が?(日刊ゲンダイ)

定額減税「来年も実施」の口車も効果ナシ “恩着せメガネ”岸田首相の懐刀が言及もどの口が?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340736
2024/05/27 日刊ゲンダイ


どの立場で言う?(岸田首相の側近、木原誠二幹事長代理兼政務調査会長特別補佐)/(C)日刊ゲンダイ

 国民をナメるにもほどがある。6月に始まる定額減税は1回こっきりなのに、給与明細への明記が義務化されるなど、その恩着せがましさに悪評ふんぷん。すると、岸田首相の最側近が来年も実施する可能性を示唆しだした。定額減税の名目は円安が招くインフレ対策。継続すれば「今年、物価上昇を上回る所得を必ず実現する」と力む岸田首相の目標は未達ということになる。矛盾全開なのは人気取りが目的だからに他ならない。フザケルナ!

 岸田首相の「懐刀」と呼ばれる自民党の木原誠二幹事長代理が26日、「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)に出演。1人当たり所得税3万円、住民税1万円を本来の税額から差し引く定額減税について「この政策は去年決めたが、足元の円安はこの1月からさらに進んでいる」と言及し、こう続けた。

「定額減税の目的は官民でしっかり物価高を超え、所得を上げていくということ。物価の状況が改善せず、なかなか乗り越えていけない、またデフレに戻るということであれば私は来年だって考えないといけないと考える」

 この日は与野党対決の構図となった静岡県知事選の投開票日で、人気取りなのがミエミエだ。延命しか頭にない岸田首相にとって絶対に落とせない選挙。9月の党総裁選で再選するためには、その前に解散総選挙に突っ込むしかない。果たして自民が推薦した元副知事は敗れ、岸田政権にとって衆院3補選全敗に続く4連敗となった。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「岸田首相が政権浮揚をかける外遊のさなか、解散シナリオを左右する重要選挙にブツけてニンジンをぶら下げたのでしょうが、エサにもなりはしません。そうこうしているうちに防衛増税や、子ども・子育て支援金の徴収が始まる。定額減税を延長したところで、それを実感する間もなく、新たな負担に押しつぶされますよ」

「効果なし」75%

 日経新聞とテレビ東京の世論調査(24〜26日実施)によると、定額減税が物価対策として「効果があるとは思わない」との回答が75%を占めた。岸田首相は「来年以降に物価上昇を上回る賃上げを必ず定着させる」とも言っているが、ピント外れの政策に意気揚々としている政権は何をやってもダメ。「恩着せメガネ」にはお引き取り願おう。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/460.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 自民安倍派・菅家一郎氏が裏金で所得税逃れの疑い…党支部に1201万円寄付し360万円還元か(日刊ゲンダイ)

自民安倍派・菅家一郎氏が裏金で所得税逃れの疑い…党支部に1201万円寄付し360万円還元か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340738
2024/05/27 日刊ゲンダイ


安倍派の菅家一郎元副復興相(C)共同通信社

 自民党の裏金問題で、今度は裏金を寄付することによる所得税逃れだ。安倍派の菅家一郎元副復興相が2021年、安倍派からキックバックされた678万円を原資に、自身が当時代表を務めていた党支部に計1201万円を寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることがわかった。27日の毎日新聞が報じた。

 同紙が入手した21年の菅家氏の控除申請に関する書類によると、寄付した計1201万円分を控除対象として記載。専門家によると約360万円の還付を受けた可能性がある。

 派閥からの裏金を原資に、個人が税控除を受けるなど不適切極まりないが、菅家氏は「派閥からの寄付として計上しないよう言われていたことから、やむなく個人名義として政治団体に計上した」などと説明している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/461.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 小池都知事「早期出馬表明」は3選への焦りそのもの SNSでは「#小池百合子落選運動」勃発!(日刊ゲンダイ)

小池都知事「早期出馬表明」は3選への焦りそのもの SNSでは「#小池百合子落選運動」勃発!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340737
2024/05/27 日刊ゲンダイ


今回は「風」頼みでは厳しい(都知事選3選出馬の意向を会見する小池百合子都知事)/(C)共同通信社

 随分と早いタイミングでの出馬表明だ。

 東京都の小池知事が、29日の都議会定例会の開会日に、都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を正式に表明する。

 前回2020年の知事選では告示6日前に出馬を表明したが、今回は約3週間前。「スピード表明」を決めたのにはワケがある。

「今回の知事選では、4月の衆院3補欠選挙で全敗し、静岡県知事選でも推薦候補が負けた自民党は独自候補の擁立を断念。小池知事に乗っかることで『知事選敗北』を避けたい思惑がある。小池知事としても自民の支援を受けたいため、互いに水面下で握り、事実上の相乗りになっています。そのため、これまで『風』だけで選挙を戦ってきた小池知事も、今回は自民党の支援団体をくまなく回って支援要請しなければなりません。早期に出馬表明し、挨拶回りに時間をかけたいのでしょう。焦りの裏返しと言えます」(都政関係者)

原因は“神通力”の凋落

 女帝焦燥の最大要因は、小池知事自身の疑惑や“神通力”の凋落だ。

「目下、元側近の告発で『カイロ大卒業』の学歴詐称疑惑が再燃中。4月の目黒区長選、衆院東京15区補選では支援候補が落選し、求心力の低下も著しい。前回知事選では、特に無党派層の支持が厚く、366万票を獲得して圧勝しましたが、今回はそう簡単にはいかないとみられています」(同前)

 そんな“女帝”にバッドニュースだ。小池知事の3選出馬が25日に報じられるや、X(旧ツイッター)では「落選運動」が勃発。〈#小池百合子落選運動〉というハッシュタグ付きの投稿があふれているのだ。〈首都東京の知事が学歴詐称だなんて絶対嫌〉〈東京都の樹木を伐採し自然環境を破壊しまくっている首謀者〉〈税金をプロジェクションマッピングなんかに注ぎ込んでる〉といった批判が殺到している。

 小池知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」関係者が言う。

「目黒区長選や東京15区補選では、知事が演説しているにもかかわらず、足を止める人は少なかった。多くの批判が“動員力”の低下につながっていることは、知事本人も分かっているはずです。『風』だけで勝てるとは思っていないから、今回は支援団体回りに力を入れるのでしょう。ただ、自民党に近づきすぎるのは危険。裏金事件がマイナスに作用するのは確実だからです。我々としても、都議会でずっと対決してきた自民党と一緒に選挙をやるなんて勘弁です。士気にも影響しかねません」

 いよいよ“女帝”陥落が現実となるか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/462.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 天に唾で知事選敗北リニア派(植草一秀の『知られざる真実』)
天に唾で知事選敗北リニア派
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-4d896f.html
2024年5月27日 植草一秀の『知られざる真実』

天に唾するとはこのこと。

静岡県知事の川勝平太氏は4月1日の新規採用職員への訓示の場で不適切な発言をした。

「県庁というのは、別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりということと違って、基本的に皆様方は、頭脳、知性の高い方たちです」

たしかに配慮を欠く発言だった。

これを、

「県庁というのは、別の言葉で言うとシンクタンクです。世の中には実にさまざまな仕事があって、どの仕事もすべてが貴重でかけがえのない仕事です。どの仕事が上でどの仕事が下などということはまったくありません。

すべての仕事はかけがえがなく、どれも貴重な仕事ですが、そのなかで、県庁での仕事においては、みなさんの頭をフルに活用してもらわなければなりません。この大切な仕事に対して、誇りをもって一生懸命に取り組んでいただきたいと思います。」

などと述べていたら問題にならなかっただろう。

しかし、この発言が大々的に取り上げられた。

その結果として川勝知事が辞意を表明した。

川勝知事辞職に伴い、知事選が実施された。

知事選は立憲・国民が推薦する鈴木康友前浜松市長と自民が推薦する静岡県元副知事の大村慎一氏による与野党対決の様相を示した。

リニア反対を明示して共産党推薦の森大介氏も出馬したが情勢調査で当選には届かないとの見通しが示された。

この知事選で大村氏の応援に入った上川陽子外相が失言した。

「産まずして何が女性か」と発言。

「産みの苦しみは本当にすごい」とも述べた。

大村氏を知事として産み出すことを述べたものだが、

「産まずして何が女性」

「産みの苦しみは本当にすごい」

は明らかに女性の出産を念頭に置いた表現。

「子を産まぬ女性は女性と言えるのか」と受け取られる発言だった。

メディアは新規職員への訓示での失言で川勝氏を知事辞職に追い込んだ。

この事例を踏まえれば上川外相は応援演説での失言で外相辞任に追い込まれておかしくなかった。

川勝氏失言で吐いた唾が上川氏に降りかかってきた。

上川氏の失言を擁護するなら川勝氏の失言も擁護するのが順当。

川勝氏の失言で辞職に追い込むなら上川氏の発言でも辞職に追い込むのが順当。

静岡県ではかつて同県選出の自民党議員であった柳沢伯夫厚労相が「女性は産む機械」と発言して批判を招いた。

上川発言は柳沢発言の再演でもあった。

自民党の静岡議員団がすごい。

上川陽子外相、柳沢伯夫元厚労相に加えて、宮澤博行元衆議院議員、吉川赳衆議院議員、山崎真之輔元参議院議員などが顔をそろえる。

宮澤氏は妻子を持ちながら別の女性と金銭援助を伴う同居をしていたことなどが週刊誌で報じられて議員辞職。

吉川議員は2022年6月に、18歳の女子大学生と飲酒したなどが週刊誌で報じられ、自民党を離党したが辞職していない。

山崎氏は2021年に、一般女性との不適切な関係があったことなどが週刊誌で報じられ、自民党を離党したが辞職しなかったが、2022年の参院選で落選。

これらの豪華メンバーが顔をそろえるのが自民党静岡国会議員団。

川勝知事が激しい人物破壊工作を受けたのは川勝知事がリニア新幹線工事を止めてきたことが背景。

川勝知事は「命の水を守る」としてリニア新幹線工事を止めてきた。

リニア利権勢力にとって川勝知事はペルソナ・ノン・グラータ=好ましからざる人物

それゆえに激しい攻撃を受け続けて来た。

しかし、選挙戦中に「リニアと水」の問題が顕在化した。

岐阜県でリニア工事による深刻な水位低下が発生していることが明らかになった。

JR東海は当初、事実を隠ぺいした。

川勝知事のリニアへの対応は適正だったと言える。

鈴木氏と大村氏による事実上の与野党対決選挙になったが、リニア建設に前のめり姿勢を示したのは大村慎一氏。

鈴木康友氏はリニアを推進するとしたが、諸問題を確実に解決することを前提にすることを明示した。

一部メディアが選挙戦の終盤で大村氏が猛烈に追い上げていると報道したが、結果は鈴木氏の圧勝だった。

大村氏への投票を促進するために虚偽情報を流布した疑いが濃厚だ。

日本全体が頭を冷やしてリニア問題を再検討する必要がある。

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