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2024年5月25日03時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] なぜ、この政党だけ「金がかかる」と言い張るのか 世の中から自民党議員の一掃を(日刊ゲンダイ)

※2024年5月24日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年5月24日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


「言い逃れが完全に出来る」それが自民党改正案(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 自民、立憲民主両党などがそれぞれ提出した政治資金規正法改正案が23日、衆院政治改革特別委員会で実質審議入りした。

 自民派閥の政治資金パーティーの裏金事件を踏まえた改正案審議。今国会の会期末が1カ月後に迫る中、岸田首相(自民総裁)は会期内成立を目指すとしているものの、裏金事件を起こした張本人である自民の改正案が最も抜け穴だらけなのだからどうしようもない。

 政治資金収支報告書に関し、自民は議員に「確認書」作成を義務付ける案を作成。

 提出者の鈴木・党政治刷新本部座長は特別委で、「再発防止の徹底が一番大事だ。政治家に直接確認させる仕組みを導入し、言い逃れを完全になくす」と訴えていたが、「確認書」作成の抑止効果などまるで期待できない。議員が「秘書が悪意を持って作成した」などと言い訳すれば好き勝手にできるからで、「言い逃れを完全になくす」仕組みになっていないのは明らかだ。

 パーティー券購入者の公開基準を現行の「1回20万円超」から「同10万円超」に引き下げることについても、同党の藤井・党政治刷新本部ワーキンググループ事務局長は「切りが良く基準として分かりやすい」と自信満々。しかし、「切りが良く分かりやすい」基準で金額を決めるなら「1円」から公開すればいい。それがなぜ、1万円でも5万円でもなく、10万円にこだわる必要があるのか。まったく意味不明だ。

国民をバカにしている悪辣政党の本質見たり

 極め付きは“腐敗の温床”として公明党を含む他の政党がそろって不要を訴え、廃止を求めている政策活動費について自民が頑なに温存しようとしていることだ。

 鈴木は「支出項目ごとに収支報告書に記載する。間違いがあれば法律違反となる非常に重い手続きだ」と理解を求めていたが、百歩譲って廃止ではなく公開としても、なぜ、支出金額や使途など全てを公開対象としないのか。

「間違いがあれば」と言うが、現行の収支報告書の記入さえも、中身の分からない「訂正」を乱発してゴマカしているのが自民なのだ。信用できるはずがないだろう。

 立憲民主の柚木議員が呆れた様子で「領収書を公開しないのは『裏金活動の自由』を守るためではないか」と皮肉っていたのも当然ではないか。

「盗っ人たけだけしい。信なくば政策活動費なしだ」。22日の参院予算委で、立憲民主の辻元代表代行も政策活動費の廃止が不可欠だと強調。答弁を求められた公明の斉藤国交相は「私は政策活動費を受けていないし、支障を感じたことはない」と“同調”する場面があったが、要するに連立を組む公明さえも自民案は「取るに足らない愚案」と見放しているに等しい。

 自民案は「抜け穴」だらけの「ザル」そのもの。それを百も承知でシレッと国会に提出する姿勢こそが問題で、裏金事件を起こした当事者意識の欠落に加え、国民をバカにしている悪辣政党の本質を示しているわけだ。

 元参院議員の平野貞夫氏がこう言う。

「規正法改正案の審議など八百長そのもの。今の改正案で何が変わるのか。一からやり直すべき。30年前に規正法改正が叫ばれた要因は、いわゆるバブル経済のツケだったが、今回は裏金事件という議会制民主主義の崩壊が原因。本気で規正法を改正するのであれば、有識者などを含めて真剣にたたき台をつくるべきです」

カネの流れを透明化すると利権のおこぼれにあずかれなくなる


自民腐敗政治は政権交代しかない(C)日刊ゲンダイ

 入りも出も抜け穴確保にシャカリキになっている自民。

 規正法の改正ではなく火事場ドロボーのごとく党を挙げて改悪に血道を上げるその姿勢は異常、異様と言わざるを得ないが、なぜ、この政党だけ政治には「金がかかる」と言い張るのだろうか。

 国会議員はただでさえ世界一高いといわれる年間約2200万もの歳費(1人当たり)をもらい、東京都内の一等地にある議員宿舎にタダ同然の家賃で住み、JRも無料。「第2の歳費」と呼ばれる月額100万円の調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)もある。

 さらに与党第1党である自民には160億円余りの政党交付金(24年分)が国から支給されているのだ。マトモな金銭感覚を持っていれば足りないはずがない。

 そもそも家計で考えれば「金がかかる」なら支出を見直し、収入に見合った生活をすればいいだけ。政治も同じで、必要以上に金がかからないように工夫するべきなのは言うまでもない。

 ましてや「金がかかるから」などと言って立法府の国会議員が常習的に違法、脱法行為の裏金づくりに手を染めるなど言語道断。裏金議員が訂正した収支報告書を見る限り、飲み屋や飲食店に対する支出ばかりで、この支出の一体、どこが政治活動なのか。

 乾いた雑巾をこれでもかと絞るように庶民から税金を吸い上げながら、自分たちはあの手この手の違法、脱法行為で金をかき集めて懐に入れる。全く論外だ。

自民は腐敗政治の体質が染みついている

 詰まるところ、自民が「金がかかる」とイチャモンをつけて規正法改正にヤル気なしなのは、すべての政治資金の流れがガラス張りにされると困るからだろう。

 企業・団体献金の廃止に反対なのも、集めた金をこっそり中抜きすることができなくなる上、地元の公共事業を裏で差配するなどしてキックバックを得ることもできなくなるからだ。自民議員にとって裏金こそが力の源泉。裏金で仲間を束ね、利権まみれの政治でこの国を操ってきたため、金の流れを透明化すると、利権のおこぼれにあずかることができなくなるわけだ。

 自民はそうやって長年続けてきた腐敗政治の体質がべっとりと染みついている。繰り返すが、抜け穴だらけのザル法案を平気で出してくるのも、おごり高ぶった政治姿勢が骨の髄まで染み渡っているため、庶民の怒りや切実な思いなどに愚鈍になっているからだろう。

 岸田がたった1回の、それもわずか4万円という定額減税を誇らしげに取り上げ、「元気な日本を取り戻す」「豊かさを感じていただく」と強調しているのも庶民感覚とかけ離れている証左だ。

 小学生の小遣いではあるまいし、月3000円余りで「豊かさ」を感じる国民がいると本気で思っているのであれば救い難い。国民生活に寄り添い、最も国民感情に敏感になるべき総理大臣、与党の国会議員がこの体たらく。さらに裏金事件に対する反省のカケラも見られないとなれば、だったら「消えてもらうしかない」が国民の願いだ。

 裏金議員はもちろん、世の中から自民党議員の一掃を図るべきで、それが歴史の必然なのだ。

 ジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「衆院3補選で全敗し、自民は少しは裏金事件を反省しているのかと思ったら全く感じていない。国民世論をバカにしているのでしょう。公明党にさえも見放されつつある今、もはや政権交代しかありません」

 自民も全員議員が落選となれば、さすがに目が覚めるだろう。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/435.html

記事 [政治・選挙・NHK294] ニュー山王ホテル前に左右市民が集結、「分断洗脳工作超え、日本の主権取り戻せ」 5/23日米合同委員会廃止要求デモ(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2062288.html
http:/

 日米合同委員会の廃止などを求める「#みちばた」主催の第4回集会が23日、東京・南麻布のニューサンノー米軍センター(通称・ニュー山王ホテル)前で開かれ、市民約30人が集まった。愛国団体「一水会」の木村三浩代表も初参加し、左右の立場から「分断・洗脳工作を乗り越え、日本の主権を取り戻そう」との意見が相次いだ。

写真@
手紙を受け取ろうとしないニュー山王ホテル。白シャツの男性は(左から)甲斐さんと川口さん(2024.5.23筆者撮影)

 第1回集会で示した3つの要求項目への返答を求める手紙を手渡そうとしたが、またも受け取りを拒否された。

 一連の集会は2月1日に第1回が開かれ、日米合同委員会米側代表の在日米軍副司令官、ジョージ.B.ラウル4世准将宛ての要求文書の手渡しが試みられている。文書の内容は@日米合同委員会の廃止A過去行われた同委員会の全議事録の公開B同委員会で取り決められた全密約の白紙撤回――を求めるもの。受け取りは拒否されたが、半月後に福生市内の郵便局でラウル氏本人に受け取られたことが確認されている。

 第3回目は事前告知なしで開催。道路使用許可を警察にもらいに行くと、必ずホテルと反対側での活動しか許されないからだ。このため、参加者も10人ほどにとどまった。

 今回は第2回同様、3つの要求に対する返答を求める新たな手紙を作成。ラウル氏本人に手渡すことを目指すとともに、これを国民運動にするため立場を超えた幅広い市民の集結を呼び掛けた。初回から参加の「主権者国民平和独立会議」代表の金野奉晴さんに加え、「一水会」の木村代表や流山市議の宇田桜子(うた・さくらこ)さんも姿を見せ、左右論客が集まる多彩な顔ぶれの集会となった。

 集会は午前10時半から12時40分まで開かれた。制服・私服の警察官の姿は初回から倍増した。朝から六本木ヘリポート(米側は「赤坂プレスセンター」と呼ぶ)に米陸軍のブラックホークが盛んに発着しているのが筆者に確認できた。

 初めに主催者を代表して、甲斐正康さんがあいさつ。「本日この米軍センターで合同委員会が行われているかもしれない。ということは、2月1日に提出した手紙を受け取ったジョージ.B.ラウル氏がいるかもしれない」と報告した。

写真A
返答を求める手紙を手にする甲斐さん(2024.5.23筆者撮影)

 「近隣の皆さま、毎月うるさいと思われるのは当然と思うが、日本にとってとてもとても大事な抗議街宣。私たちはこの国の真の主権を求め行動している。無名の市民・国民こそ本気で動き、日本の主権を取り戻しましょう。本日は右翼の方、左翼の方、たくさんおられます。政治的思想の違いは一旦横に置いて、真の主権を取り戻した後に、政治的思想の違いを乗り越えた皆さまで、そのときはけんかしましょう」と促した。

 「#みちばた」のNao Lionさんが作った『CIA音頭』を口ずさみ、参加者が唱和。今回は1番だけでなく、2番と甲斐さんが創作した3番以降も披露した。

わざと撃たせたトンキン湾 マッチポンプいつものやり方で 平和を愛するふりをして 爆弾落として金もうけ
CIA CIA 日本の宝を 狙ってる
CIA CIA うっとおしいな
選挙に 関与する

原爆投下に朝鮮戦争 ベトナム戦争にイラク戦争 気に入らねえ国には爆弾落とす 逆らえばどうなるか分かってるな
CIA CIA 憲法改正早くしろ
CIA CIA 一緒によその国
爆撃 レッツゴー

ここはCIAの総本山 ホテルと名の付く米軍施設 大都会の一等地に治外法権 その名もニュー山王米軍センター
CIA CIA 異論反論は認めません
CIA CIA オスプレーに軍拡
やりたい 放題

 マイクを渡された共同主催者の「YouTuber.JT3Reload」こと川口智也さんは、米国例外主義の問題を取り上げた。1995年の沖縄米兵少女暴行事件でも犯人の米兵は当初、日米地位協定と日米合同委員会の規約によって日本の警察に引き渡されなかった例や、イラク戦争での女性や子供も容赦しない民間人への空爆、南米のコンドル作戦での拉致や拷問に言及。

写真B
米兵の差別意識を問う川口さん(中央、2024.5.23筆者撮影)

 ホテルの方に向き、「もし米国人の命と同じ価値があるという認識があれば、こんなことは起こらない。私たち日本人や南米、中東の人たちと米国人の命の重さに、違いはあるのでしょうか」と問い掛けた。

 甲斐さんは、持参した今回の要求文書を読み上げた。2月1日に示した要求3項目を改めて記し、引き続き返答を求めた上で、「我々は明らかに不平等な協定や、我が国の民主主義を無視した委員会への憤りを強く持っている」として、3つの例を挙げた。すなわち、@ファントムが墜落して一般市民6人が死傷した1977年の横浜米軍機墜落事故A女児3人が拉致・強姦され負傷した1995年の沖縄米兵少女暴行事件B2016年に発覚した、嘉手納基地や横田基地からの有機フッ素化合物(PFAS・ピーファス)汚染――である。

 これらの根本原因が日米地位協定と同25条に基づく秘密会議の日米合同委員会だとし、同委員会の廃止と同協定の改正または破棄、最終的には日米安保条約の解消を目指している立場を表明。「親愛なる同盟国である在日米軍副司令官のジョージ.B.ラウル4世准将に要求文の返答を本日、聞きに伺った」と結んでいる。

 続いて、希望参加者によるマイクリレーが行われた。

 対米自立の闘いに50年間取り組んできた木村氏は、わが国に130もの米軍基地と7212もの関連施設が存在している異常な状況に言及。この是正を求める自分たちの訴えが国民に浸透していないとの認識を示すとともに、その原因は分断・洗脳工作にあると分析した。


対米自立への意識拡大策を提言する「一水会」木村代表(2024.5.23筆者撮影)

 「米国が日本にいてくれることによって北朝鮮のミサイルが飛んで来ないかもしれないとか、中国の海軍が増強されて危ないとかいうようなメディアコントロールによって、人々の意識が完全に解体されている。そこをどう突破していくかを考えないと」と吐露。

 「日本国内の分断に対して、国民の意識をどうやってわれわれと協調させていくかという闘いはもちろん重要だ」として、主婦ならば主婦の間で正しい情報を広げていくことや、米兵を説得して除隊させ運動の先頭に立ってもらうこと、官僚を改心させること、見込みのある国会議員との連携拡大などを提唱した。

 その上で、「敗戦から1世紀となるあと20年以内に米軍の駐留なき安保を実現し、本当の意味での米国との対等な関係、そしてアジア近隣諸国との平和と共存を実践し、その理念を世界に広めていく。そういう国家として進んでいかなければならない」と訴えた。

 川崎市に住む佐久間吾一さんは、「日米合同委員会廃止!!」と書かれた自作ののぼりを携えて駆け付けた。マイクを渡されると、自身は保守の立場だが「左の方がやっていた」インターネット番組で知って来たことを明かした。

写真C
自作ののぼりを背に左右の垣根を超える必要性を説く佐久間さん(2024.5.23筆者撮影)

 「日本国憲法は国民主権をうたっているので、われわれ国民は左右いろいろ議論して政策を決定していくのが本来のあり方。しかし、安全保障にしても、日本国民から全く信任を受けてもいない外国の軍隊と委員会で話して決められているというのは憲法の国民主権に反している。それを憲法学者も言わないし、地上波のマスコミでも出てこない」と批判。

 「ここに集まって、こういう委員会はやめるんだという意思表示を定期的にどんどんしていけば、気付く人がいっぱい出てくると思う。グループや左右の垣根を越えて、主権は日本国民にあるんだということを訴え続けていくのが大事」と主張した。

 宇田さんは冒頭、自身が中米エルサルバドル人の父親と日本人の母親を持つことを明かした。「父はスペイン語を話します。マヤ語やピピル語が話されてましたが、キリスト教が入って来て植民地にされた。宗教というのはものすごいパワーを持っている」と指摘。

写真D
日中韓の連帯を訴える宇田さん(2024.5.23筆者撮影)

 「日米合同委員会にも統一教会の人間が入っているし、自民党も統一教会と一緒にやっている。この教会は日本人がサタンであり、韓国人が良いという教義で、キリスト教の流れをくむ。このような宗教が行政や政治の中にどんどん入ってきて、日本の政治の根幹を揺るがしてきた」と提起した。

 環太平洋連携協定(TPP)を結ばされて農家がつぶれ、食料自給率がさらに下がる一方で、米軍が日本を守ってくれているとか、米軍が撤退すれば中国が攻めてくるなどの錯覚を持たされたり、韓国で従軍慰安婦の教育をする一方で、日本の本当の歴史がGHQによって隠蔽(いんぺい)されてきた実態を挙げ、教育・マスコミによる洗脳と分断工作を糾弾。

 「日本と中国、韓国は本当に頭のいい人種で、連帯したら大変なことになる。だから、田中角栄のように日中国交回復したら、ロッキード事件が起きた。米国が日本を守っているという幻想に、早くみんな気付いてもらいたい」と訴えた。

 金野さんは、「日本人に尊厳があるのか」と挑発した上で、「日本人の尊厳のなさは、吉田茂から始まっている」と主張。旧日米安保条約を一人で勝手に署名した史実を説明し、「戦後の国賊館を建てたいのが私の夢」と皮肉った。

写真E
憲法での理論武装を提唱する金野さん(2024.5.23筆者撮影)

 戦後日本人が抱かされている錯覚を、金野さんも糾弾。「在日米軍は日本をためにいるとか、中国に攻められたらどうするんだと質問されることがある。それに答えるには、日本国憲法を知っていないと駄目」と諭し、自作の小冊子を示した。

 それによれば、在日米軍は憲法第9条の「その他の戦力」に該当するので違憲。中国から攻められる事態は、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて………」と続く憲法前文に違反すると指摘。「外国から攻められたらどうするんだという前に、平和外交努力をすべき。それをやらずに、日本に再軍備させるのが米国の狙い」と一蹴した。

 戦争を画策する主体は軍産複合体に諜報(ちょうほう)機関であるCIAを加えた「UMIC」(U.S Military Industrial CIA)であると指摘。世界に駐留する米軍のうち、5万3000人を擁する在日米軍は断然世界一であると指摘。

 「日本がいかに弱腰外交、命乞い外交をやっているか。私たちがそのまねをしては駄目。勉強して説明できるようになりましょう」と促した。

 8人のマイクリレーが終わった時点で、参加者を代表して甲斐さんと川口さんが新たな手紙を手渡しにホテルの正面玄関に向かった。ジャーナリストは警察によって同行を許された。今回はIWJに加え、サルサ岩淵さんが運営するTTBジャーナルと、毎日新聞が取材に来た。


ホテルへ手紙の手渡しを試みる甲斐さんと川口さん(2024.5.23筆者撮影)

 信号を渡りホテルの前で手紙を渡そうとする。今回は前回までいた日本人の顔をした警備員の姿はなく、白人と黒人の屈強な警備員2人が立つ。しかし、甲斐さんと川口さんに歩み寄ろうともしない。警備員の右腰には、黒革の拳銃のホルスターが提げられている。

 「受け取る意思があるのかどうか」「ここに手紙を置いていっていいのか」と甲斐さんが大きな声で問い掛け、川口さんが英語に通訳するが、警備員2人は全く取り合おうとしない。

 時折、反対側の歩道から「甲斐さん頑張れ、甲斐さん頑張れ」のコールが聞こえる。12分超粘るも結局、無視されたまま退散を余儀なくした。

 「応援団」の元に戻った甲斐さんはやり取りを報告。手紙を郵送することに加え、次回6月は外務省前で集会を開くことを発表した。「外務省の人たち日本人。私たちの敵ではないと思っている。私たちの熱意が伝われば必ず、日米合同委員会廃止に向け、行動を共にしてくれると信じている。外務省を味方にしましょう」。日にちは後日、SNS(交流サービス)で伝えるという。

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ホテル正面玄関前は警察が待ち構え、演説を許さない(2024.5.23筆者撮影)

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記事 [政治・選挙・NHK294] 実質賃金2年連続マイナス…“恩着せメガネ”岸田首相が必死「減税」アピールも裏目しか出ず(日刊ゲンダイ)

実質賃金2年連続マイナス…“恩着せメガネ”岸田首相が必死「減税」アピールも裏目しか出ず
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340649
2024/05/24 日刊ゲンダイ


たった1回の「減税」で、この物価高…(C)日刊ゲンダイ

 滑稽を通り越して、もはやイタい。6月から始まる定額減税のアピールに必死の岸田首相のことだ。「減税の恩恵を実感していただく」(岸田首相)ため、減税分を給与明細へ明記するよう義務づけたのだが、そうまでして「増税メガネ」の汚名を払拭したいのがミエミエ。肝いりの名誉挽回策は逆に国民の怒りを買っているのに、悪びれもせず「広報を強化」などとのたまう。見る者・聞く者が共感性羞恥を抱いてしまうというか、いたたまれなくなるというか……。

  ◇  ◇  ◇

 厚労省が23日発表した昨年度の毎月勤労統計調査(確報、従業員5人以上)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年度から2.2%減。2年連続でマイナスとなった。

 30年ぶりの高水準に沸いた賃上げもむなしく、物価上昇に追いつかず、賃金は目減り。財布の紐が固くなるばかりの国民の歓心を得ようと、岸田政権が打ち出したのが看板倒れの減税だった。

 定額減税では、1人あたり年間で所得税が3万円、住民税が1万円減税される。1人あたり月3000円あまりの小遣い程度に過ぎないが、岸田首相は22日の参院予算委員会で「来月から国民は減税効果を実感できる」と鼻高々に主張。悪評ふんぷんの減税分の明細への記載義務化については「政策効果を国民に周知徹底し知ってもらう上で効果的だ」と強調した。

明記させない方がいいレベル

 岸田首相の脳内では「ほら、減税だよぉ〜」とニンジンをぶら下げれば人気を集められる想定なのだろうが、現実は甘くない。生活費の足しにすらならない「施し」でドヤ顔しているだけでもイタいのに、ここぞとばかりに「集中的な広報など発信を強めていく」と鼻息荒い。やることなすこと、ことごとく裏目に出ている。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。

「政府統計で明らかなように、岸田内閣が発足してから賃金は目減りし続けています。物価高で相対的に所得がガタ減りしている中、世間からすれば『手取りが1人あたり4万円増えます』と言われたところで、『なんだ……』って感じでしょう。恒久的な減税ならまだしも、たった1回ですし、これから電気・ガス代の補助金が消え、防衛増税も待っているわけですから。定額減税は弥縫策にすらなりませんし、明細に書かない方がいいレベル。電気・ガス代の補助を続けてくれる方が、どれだけ助かることか。岸田政権がまず講じるべきは、足元の物価上昇に歯止めをかけることです。庶民の苦しみをまったく理解できていないばかりか、くみ取るセンスも感じられません」

増税分も「明細書に明らかにされるものである」と強弁


それならこれから待ち受ける「防衛大増税」も明記したら?(代表撮影)

 減税分を明記するなら、増税分も同じ扱いにするのが道理だ。

 22日の参院予算委で、野党議員から「増税の時はどうするのか」と問われた岸田首相はタジタジになりながら、「増税についても明細書に明らかにされるものである」と強弁。それなら防衛増税に転用される復興特別所得税についても、事実上の負担増であることを明記するべきだが、一体どうするつもりなのか。口が滑ったでは許されまい。

 一方、医療保険料に上乗せして徴収する「子ども・子育て支援金」の明記については、増税と変わらないのに「税ではなく、医療保険と位置づけられている」とノラリクラリ。詭弁にも程がある。

「子育て政策も負担増ではなく、扶養控除を拡充するなど別の方法があるはずです。負担増のシワ寄せを真っ先に受ける若者や高齢者など、社会的弱者がこぼれ落ちているように思えてなりません」(五野井郁夫氏)

 岸田首相は昨年3月、WBCの始球式で元高校球児とは思えない山なりの暴投をかました。政策も絶望的なコントロールとは、いくら何でも勘弁して欲しい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/437.html

記事 [政治・選挙・NHK294] "小池スターリン"を叩き出せ‼/<未来党>木宮みつき 都知事選出馬 公式記者会見 2024.05.21

5月21日火曜14時から【未来党】東京都知事選立候補予定、木宮みつき氏
記者会見が東京都庁5Fで行われました。


【高画質・高音質】木宮みつき 都知事選出馬 公式記者会見 2024.05.21



X.未来党本部【公式】[画像クリック↖]


未来党ホームページ[画像クリック↖]

【未来党の政治活動日程!】

5/26(日)
 14:00 新宿駅東口/スタジオアルタ前
 16:00 池袋駅東口
 18:00 渋谷駅/ハチ公前

5/29(水)
 14:00 八王子駅北口
 16:00 立川駅北口
 18:00 吉祥寺駅

5/30(木)
 14:00 新橋駅SL広場前(変更)
 16:00 浅草駅
 18:00 錦糸町駅/南口


http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/438.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 「小泉同窓会」誘い蹴った上川陽子外相の政治センス “次の首相”候補は永田町の作法に疎い?(日刊ゲンダイ)

「小泉同窓会」誘い蹴った上川陽子外相の政治センス “次の首相”候補は永田町の作法に疎い?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/340648
2024/05/25 日刊ゲンダイ


上川陽子外相は「次の首相」の常連化/(C)日刊ゲンダイ

 岸田政権が必勝を期す静岡県知事選(26日投開票)をめぐる「うまずして発言」で炎上、足を引っ張る上川外相(71=衆院静岡1区)が永田町でも眉をひそめられている。

 小泉政権で要職を務めたメンバーが定期的に集う「同窓会」の誘いを固辞。自民党の長老たちを袖にしたというのだ。女性国会議員の中で最も「総理のイス」に近いとされるが、永田町の作法には疎いらしい。

 くだんの同窓会は今月14日に都内で開かれた。集ったのは小泉純一郎元首相(82)、自民党の武部勤元幹事長(83)、山崎拓元副総裁(87)らだ。

「みなとっくに政界を引退しているので、現役の政治家を招くのがお約束。小泉元総理を除けばメンバー最年少の武部氏が事務局のような役回りをしていて、上川さんに声をかけたそうです。小泉政権時代は大臣未経験だった上川さんは有資格者ではありませんが、世論調査の『次の首相』で常連の旬の女性。〈一回メシでも〉ということだったようですが、上川さんの返事はノー。生臭いOBを煙たがったのか、イジられるのが嫌だったのか」(与党関係者)

趣味は神輿担ぎ

 その日の上川氏は在京で、夜まで公務が詰まっていたわけではなさそうだ。法相時代は西日本豪雨の最中、オウム真理教幹部の死刑執行前夜にもかかわらず、「赤坂自民亭」の“女将”をやって酒をあおっていた。飲酒を伴う会食が苦手なタイプでもあるまい。

「上川さんは機微に弱いというのか、あうんの呼吸が通じない人。若手時代は公認調整で揉めて離党に追い込まれた上、前回の静岡県知事選でも候補者擁立の根回しができず、禍根を残した。法相にしろ外相にしろ、厳しい質問は〈個別案件については答弁を差し控える〉で逃げるし、党務経験も中途半端で矢面に立ったことがない」(地元関係者)

 上川氏が蹴っ飛ばした同窓会には、小泉政権で防衛庁長官を務めた石破茂元幹事長が参加。待ち構える報道陣に対し、山崎拓氏が「総選挙がなければ総裁選にたくさんの候補者が出て、石破氏も立つと思う」と支持をにおわせたことから、石破氏の動向にますます注目が集まる。

「永田町で同窓会を知らない人間はいないし、影響力も大きい。馳せ参じた石破氏をもり立て、総裁選再出馬に向けて背中を押した。ムゲに扱った上川さんは政治的センスを欠いています」(前出の与党関係者)

 ちなみに、上川の数ある趣味のひとつが「神輿担ぎ」。なるほど、担ぐ方が向いている。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/439.html

記事 [政治・選挙・NHK294] <静岡県知事選>最終盤現地ルポ 裏金と醜聞で大逆風…苦戦の浜松で見た“自民隠し”戦法(日刊ゲンダイ)

【静岡県知事選】最終盤現地ルポ 裏金と醜聞で大逆風…苦戦の浜松で見た“自民隠し”戦法
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/340641
2024/05/24 日刊ゲンダイ


23日、劣勢の浜松市で演説する大村慎一候補と自民党の城内稔衆院議員(C)日刊ゲンダイ

 裏金の余波はどこまで広がるか……。

 川勝平太前知事の辞職に伴う静岡県知事選(26日投開票)はいよいよ最終盤。自民党が推薦する大村慎一元副知事(60)と、立憲民主、国民民主両党が推薦する鈴木康友前浜松市長(66)の事実上の一騎打ちとなっている。

 23日、日刊ゲンダイ記者が訪れたのは静岡県浜松市。大村陣営は県西部で苦戦しており、特に浜松市は鈴木氏が16年間市長を務めた地で、完全アウェー状態。なんとか支持層を広げたいところに襲いかかったのが、裏金事件や浜松市のお隣、磐田市が地元の宮沢博行前衆院議員の女性スキャンダルだった。

 大村陣営の自民党市議は「浮動票などは結構持っていかれているでしょう。党本部で起きたゴタゴタのとばっちりを受けています」と不満を漏らす。

 とはいえ、古くからの支持層の信頼はつなぎとめられているようだ。この日、大村氏は自民党の静岡県連会長を務める城内実衆院議員の地元で城内氏に先導され、浜名湖周辺を遊説。郊外のホームセンターで行われた演説には、150人ほどの聴衆が集まった。大村氏が「県民の手に県政を取り戻し、突然の知事の辞任による混乱をオール静岡で立て直したい」と大声で訴えると、聴衆から「頑張れー」と声援が飛んだ。

「大村さんは自民党というより『オール静岡』」


注目の争点は、“自民党”ではなく、辞職した川勝平太知事(左)の路線を続けるか否か、だというが…(右は、立憲民主、国民民主推薦の鈴木康友候補)/(C)日刊ゲンダイ

 ただ、やはり演説では自民党について積極的には触れていない。城内氏は応援演説で「裏金事件と大村さんは関係ない」と訴え、あえて自民党色を消そうとしているように見える。城内氏を直撃するとこう話した。

「自民党の名前を出すとマイナスになる? それはありますが、旧民主党系の人も応援してくれているので、バランスを取っている。大村さんは自民党というより『オール静岡』です」

 実際、前出の自民党市議も「確かにいま自民党の名前を出すと少なからず悪影響があるが、自民党アピールに消極的な理由はそれだけではない」と、こう続ける。

「メディアでは与野党対決なんて言われますが、川勝知事路線の県政を続けるのかという争点の方が大きい。鈴木候補には、川勝さんを長年支えてきた地元の大手自動車会社『スズキ』の鈴木修相談役が付いていますから」

“自民隠し”戦法が奏功しているのか、「差は縮まりつつある。最後まで分からない」と、陣営は鼻息が荒かった。投開票日は26日だ。

(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/440.html

記事 [政治・選挙・NHK294] マイナ保険証「通報」促す河野氏 自民党内からは冷ややかな声(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20240524/k00/00m/010/296000c




政治家としては筋が悪い。

マイナ保険証「通報」促す河野氏。

 
国民からは「冷たい視線」。


以下に記事の全文を転載する。


河野太郎デジタル相が先月、マイナ保険証が使えない医療機関の「通報」を促した文書を巡り、配布先の自民党内から冷ややかな声が上がっている。マイナ保険証の利用率は向上せず、内閣支持率も低迷する中、党関係者は「支援者への呼びかけなんて今の状況ではとてもできない」と漏らす。

 文書では、マイナ保険証の利用率が低迷している要因について、「医療機関の受付での声掛けにあると考えられます」と説明。国会議員の支援者に「マイナ保険証の利用を働きかけて」と呼びかけた上、受け付けできない医療機関があれば、マイナンバー総合窓口に連絡するよう求めた。河野氏は記者会見で、こうした要請について適切かと問われ、問題ないとの認識を示していた。


記事の転載はここまで。


何の問題も無い「現行保険証」を廃止して「マイナ保険証」に切り替えるという政策の「動機」が、そもそも不純。

持つ、持たないは個人の自由としている「マイナカード」を全員に保有させるために、「皆保険制度」を悪用したということは、最初から国民に見透かされている。

不純な動機に加えて、システムの不具合、政策推進者の不誠実が重なれば、「マイナ保険証」を金を出して作らせたとしても、「マイナ保険証」の利用率が上がる筈もない。

システムの不具合に対する対策、対応にしても、上がらない利用率を向上させようとする対応にしても、全てがその場限りの「弥縫策」の域を出ることもない。

最後は、「通報」。

「弥縫策」もここまで落ちてしまっては、国民の「不安」は「不信」に変わる。

事ここに至っては、「現行保険証の廃止の撤回」と、どうしても「マイナ保険証」を残したければ、どちらを使用するかは「個人の都合に合わせて個人が選択する」というシステムにするしかないだろう。

このまま、ほとんどの国民が反対している「現行保険証の廃止」を強行しようとすれば、来る「衆議院選挙」での一大争点となって、それだけで自公政権の崩壊は火を見るよりも明らかだ。


願わくば、来る衆議院選挙まで「現行保険証の廃止」の撤回はしないでね・・・。





http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/441.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 国家公務員も使っていないマイナ保険証を強制するな ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)

国家公務員も使っていないマイナ保険証を強制するな ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340550
2024/05/23 日刊ゲンダイ


紙で十分(C)日刊ゲンダイ

 さてマイナンバーカードだ。いよいよ紙の保険証の廃止が始まる12月が近づいてきた。マイナンバーカードは任意のはずなのに、どうしても普及したい政府は保険証を人質に取りマイナ保険証を事実上強制しようとしている。

 私は抗議の意味もありマイナンバーカードを返納した。ホリエモンに「こんな便利なのに、ラサールとかバカじゃない」などと言われた。

 いやマイナンバーカードそのものは別にあってもいい。あらゆるものをそこに紐付けされるのが怖いのだ。しかも「何があっても国は責任取らない」と規約に書いてあるんですぜ。怖いでしょ。

 さらに皆さんはご存じかどうか。自分自身を証明する身分証明書。これがどんどんマイナカードに集約されてきている。

 ある種の公的書類の受け取りやさまざまな入会手続きに、今や保険証は使えない。写真がないからだ。ではパスポートはどうか。こちらも使えない。今や住所が書かれていないからだ。海外で自分を証明してくれるパスポート、なのに自国内では証明書にならないという不思議。マイナ普及のために、どんどん外堀を埋められているのだ。

 しかしマイナ保険証の利用率は全く上がらない。昨年12月には4%ちょい。最近は6%。岸田総理が「利用者は増加している」と言ったが、おいおい、たった2%を評価か。だったら「政権交代すべき」の52%の声を評価しろ。

 この増加のカラクリは、医療機関にマイナ保険証を促したら最大20万円補助を出すと決めたからだ。さらに薬局にも最大10万。薬局の窓口で「マイナ保険証がないと薬がもらえない」と勘違いする人も出てきてトラブルになっている。

 さらに河野大臣は「マイナ保険証を使えない医院があったら報告しろ」と密告を促す恐怖政治。あの強権政治そのものが恐怖だ。

 そもそも今のマイナカードは基本的な設計からやり直さなきゃいけない、デジタル的にレベルの低い代物だ。セキュリティーにも問題がありすぎる。カードと暗証番号と電器屋で買えるリーダーがあれば、誰でも読み取れる。偽造業者は「3日で作れる」と豪語する。

 その証拠に実は官僚たちもマイナ保険証を使っていない。国家公務員の利用率5.7%、防衛省に至っては3.5%。それはやはり、国家の中枢にいる人間が情報流出された日には大問題だからだろう。

 そんなもの国民に押し付けるな。

 毎回持って行かなきゃいけないマイナ保険証、月に1回でいい紙の保険証。紙でいいだろ。

 頼む河野太郎。もうそろそろ次の役所に移ってくれ。


ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/442.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 政治資金規正法改正ホントにヤル気あるのか?自民、維新、立憲が互いに批判展開の泥仕合(日刊ゲンダイ)

政治資金規正法改正ホントにヤル気あるのか?自民、維新、立憲が互いに批判展開の泥仕合
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340700
2024/05/25 日刊ゲンダイ


自民党藤井比早之議員は「10万円はキリが良く分かりやすい」と説明(C)日刊ゲンダイ

 結局、中途半端な改革に終わるのではないか。

 自民党の裏金事件を受け、与野党が提出した政治資金規正法改正案を巡る論戦が、衆院政治改革特別委員会で本格化している。焦点は、裏金を根本から断ち切る改革を実現できるか否かだが、自民党に日本維新の会、立憲民主党それぞれが互いの批判を展開し、泥仕合の様相である。

■自民党は「奇数はダメ」

 ヤル気のなさが際立つのは自民党だ。パーティー券購入者の公開基準を現行の「20万円超」から「5万円超」に引き下げるよう、公明党や維新が求めているのに、自民党は「10万円超」に執着している。23日の特別委で立憲の柚木道義議員に「なぜ5万円はダメで10万円はいいのか」と問われると、自民党案提案者の藤井比早之議員は「10万円はキリが良く分かりやすい」と説明。5万円だとキリが悪いと言わんばかりで、意味不明だ。

「自民党は『奇数ではダメ』と考えているようです。パー券は通常1枚2万円ですから、3枚売れば6万円となり『5万円』の基準を超え、公開の対象になってしまう。だから、彼らからしたら偶数でないと都合が悪いわけです。かといって、『6万円超』『8万円超』ではキリが悪い。『10万円超』が最も据わりが良いということです」(官邸事情通)

なし崩しは許されない


立憲本庄議員は「法案成立・施行前は各議員の判断に委ねるのが党の方針」と発言(C)日刊ゲンダイ

■維新は自民に“助け船”か

 不自然なのが維新だ。議員個人に拠出され、使途公開義務がない「政策活動費」を巡るスタンスがハッキリしない。維新案は、年間の支出額に上限を設け、使途の報告書や領収書は10年後に公表するというものだ。立憲や国民民主党が掲げる「禁止」よりも緩く、50万円超の支出項目の開示しか義務付けていない大甘の自民党案に寄り添っているように見える。

「例えば、外務省が作成する外交文書は即時公開すると支障を来す恐れがあるため、30年後に開示するルールがある。維新が念頭に置いているのは、こうした考え方だろう。『外交関係など使途の公開になじまないものもある』との理由で使途公開を拒む自民党と平仄を合わせたような案だ。維新は自民党に“助け舟”を出し、最終的には水面下で握るつもりではないか」(永田町関係者)

■立憲は「パーティー温存」

 肝心の立憲は何とも情けない。24日の特別委で自民党の山下貴司元法相が、立憲の大串博志選対委員長や岡田克也幹事長が近くパーティーを開く予定で、安住淳国対委員長は既に開催したことを指摘。すると、立憲案提出者の本庄知史議員は「法案成立・施行前は各議員の判断に委ねるのが党の方針だ」と答えるのがやっと。改正案でパーティーの全面禁止を訴えているのだから、開催を控えるのがスジではないのか。

「与野党ともに本当にヤル気があるのか微妙な展開になっている。特に立憲は『自分たちは自民党とは違う』と金権政治への反対姿勢を貫き通すべきです。ところが、結局、自民党と本音は同じで集金システムを温存したいということなのでしょう。このままでは、政治改革はなし崩しになってしまいかねない。野党も国民の怒りを理解していないとしか思えません」(政治評論家・本澤二郎氏)

 自民党は週明けにも公明党や野党と修正協議を始める見込み。裏金事件の実態解明は進まず、規正法改正も妥協案に終われば、批判は野党にも向かうだろう。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/443.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 静岡県知事選にどう臨むか(植草一秀の『知られざる真実』)
静岡県知事選にどう臨むか
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-b54433.html
2024年5月25日 植草一秀の『知られざる真実』

静岡県知事選が明日5月26日に投票日を迎える。

立憲、国民が推薦する前浜松市長の鈴木康友氏と自民が推薦する元静岡県副知事の大村慎一氏が競り合っていると報じられている。

政権に近いメディアは選挙戦の最終局面で大村氏が追い上げて鈴木氏に迫っていると報じているが信憑性が低い。

大村氏への投票を増やすために虚偽情報を流布していると見られる。

2010年9月に実施された民主党代表選。

菅直人氏と小沢一郎氏の一騎打ちだった。

このとき、日本経済新聞経済部長を経てテレビ東京副社長に就任していた池内正人氏がウェブサイト「あらたにす」に寄せた記事に次のように記述した。

「大新聞が得意の世論調査をやればいい」

民主党代表選で小沢一郎氏が選出されないように世論調査を「活用」することを考えるべきだと主張した。

新聞社が「世論調査」を特定の目的実現のために恣意的に「利用」していることを窺わせる内容。

このようなことを平然と述べるから「マスゴミ」と揶揄される。

静岡県知事選で自民党推薦候補が敗北すると自民党は4月28日の衆院3補選を合わせて4戦全敗になる。

岸田首相にレッドカードが突き付けられる。

これを回避するためにメディアに協力を要請し、「偽りの情勢調査結果」が流布されているのだと思われる。

5月のJNN(TBS系列)世論調査で岸田内閣支持率が上昇したとの報道も同類と思われる。

日本のメディアの腐敗は救いようのないレベルである。

川勝平太知事は4月1日の入庁者へのあいさつで失言した。

この失言をメディアが執拗に追及して川勝平太知事は知事を辞職した。

しかし、辞職に伴う選挙の応援で演説した上川陽子外相も失言した。

「産まずして何が女性か」

「産みの苦しみは本当にすごい」

と述べた。

「産まずして何が女性か」の発言は、子を産まぬ女性に対する侮辱発言。

川勝知事を辞職に追い込んだメディアが公平なら、上川陽子外相も辞職に追い込むのが順当。

しかし、政治権力側の失言は追及しない。

川勝平太氏に対しては失言前から激しい攻撃が繰り返されてきた。

理由は単純明快。

川勝知事が中央リニア新幹線建設を阻止してきたからだ。

中央リニア新幹線は静岡県を通過する。

その経路が大井川上流を横切る。

河川法の規定でJR東海は河川の管理者である静岡県の許可を得なければ静岡工区の建設を行うことができない。

川勝知事はリニア新幹線工事が「命の水」に与える影響を重視してリニア新幹線建設工事を許可してこなかった。

このために、リニア新幹線工事が進捗していない。

JR東海は2027年開業の予定を提示してきたが、これを正式に断念し、リニア開業が2034年以降にずれ込むことを公表した。

リニア新幹線建設は中止するべきである。

私はそう考える。

多数の市民、そして静岡県民がそう考えている。

この意味で川勝平太知事の行動は高く評価されている。

しかし、リニア新幹線建設を強行したい勢力にとって川勝平太知事は邪魔な存在だった。

このことから、川勝平太知事に対する不当な攻撃が続いてきた。

その川勝知事を辞職に追い込んだ手法が同様に用いられるなら、上川陽子外相も辞職に追い込まれるのが当然。

しかし、主要メディアは上川外相を追及しない。

この国の歪んだ現実が改めて浮き彫りになった。

5月26日に実施される知事選にリニア建設反対を明示する候補者が出馬した。

共産党推薦の森大介氏。

森氏の当選が望ましいが、当選を勝ち取ることができる情勢にはないとされる。

そうであれば、次善の策として、リニア建設に前のめりの候補者を落選させることが重要になる。

トップをめぐりせめぎ合っているとされる鈴木康友氏と大村慎一氏の両氏を比較すると、大村氏がリニア建設に前のめりである。

したがって、明日26日の投票においては、大村慎一氏への投票を極力阻止し、鈴木氏への投票を増大させる対応が求められる。

この投票行動は岸田首相に対する不信任の意思表示を兼ねるから一石二鳥の効果を発揮する。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/444.html

   

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