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〈スクープ〉
裏金の“源” 自民党政治パーティー 販売先リストが語る脱法手法
https://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/#2024051901
しんぶん赤旗日曜版 2024年05月19日
裏金事件で注目される自民党派閥の政治資金パーティー。購入者の大半は企業・団体といわれているものの、その実態は闇の中でした。その一端が編集部入手の極秘資料で判明しました。
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※1面文字起こし
自公案「パー券購入者の公開基準引き下げ」は無意味 編集部が独自入手
裏金事件で注目される自民党派閥の政治資金パーティー。 購入者の大半は企業・団体といわれているものの、その実態は闇の中でした。その一端が編集部入手の極秘資料で判明しました。
公開が必要な20万円超のパーティー券を企業が購入していたにもかかわらず、公開されないよう、政治家側と結託し、違法・脱法の疑いのある行為で、公開基準を超えないように隠していたー。極秘資料は、いくら自民・公明両党がパーティー券購入者の公開基準を引き下げても意味がないことを示す動かぬ証拠です。パーティー券購入を含む企業・団体献金の全面禁止しかありません。
編集部が入手したのは、自民党の茂木敏充幹事長が会長の茂木派「平成研究会」に所属 する井野俊郎・元防衛副大臣(衆院群馬2区) 事務所が作成した2021年分の派閥パーティー券の販売先リスト(写真、画像は一 部加工) です。
21年12月13日に開催された茂木派のパーティー「平成研究会セミナー」。リストによれば、井野氏側はこのパーティー券を合計846万円分販売しまし た。
現行の政治資金規正法では、1回のパーテ ティーで20万円超購入し大口購入者の名前を政治資金収支報告書に記載し、公開することになっています。しかしリストには、大口購入者であるにもかかわらず、政治家側と企業側が結託し、違法・脱法と疑われる手口を使い、公開しないケースが複数ありました。
・同一企業が合計50万円を支払いながら、このうち30万円分を従業員名義で個人が購入したとして処理。
・同一企業が計4万円支払いながら、名義を関連会社に分散。
さらに闇の実態を追います。