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2024年5月15日03時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] この図太さ、無神経は何なのか 自民党は反省どころか「悪い」と思っちゃいないのだ(日刊ゲンダイ)

※2024年5月14日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年5月14日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


「袖の下」が当たり前、自民党は「事故みたいなもの」程度にしか感じていない(オトガメなしの森元首相、議員辞職を迫られた塩谷立元文科相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 この連中の図太さ、無神経は一体何なのか。

 自民党の裏金事件を巡り、離党に追い込まれた世耕前参院幹事長の地元で、森山総務会長が世耕を“ウルトラ擁護”だ。

 和歌山市の自民党県連で11日に開催された「政治刷新車座対話」終了後、世耕が改選となる来年の参院選「和歌山選挙区」で、森山は自民党として対抗馬の擁立を見送る考えを示したのだ。あろうことか、世耕を「将来のある方だ」と持ち上げ、「県連の判断にゆだねるしかないが、個人的に申し上げるとしたら賢明な判断をお願いしたい」とまで言い放った。

 はて? 世耕はそんなタマか。世耕は組織的な裏金づくりに手を染めた安倍派の参院議員グループの元トップ。4月上旬の党紀委員会で離党勧告処分を受けた。自民党から「クビ」を宣告されたはずなのに、なぜ森山は擁護するのか。和歌山選挙区はめぼしい野党候補がいない。自民党が対抗馬を立てなければ、世耕は当選確実。選挙での勝利を“禊”として、復党を許すつもりだろう。

 結局、「離党勧告」なんて名ばかりで、建前に過ぎないわけだ。世耕は「人身御供」みたいなモンで、世論のほとぼりが冷めたら「自民党に戻ってこいよ」と言っているに等しい。ハナから世耕のクビを本気で切る気などサラサラなく、世耕本人も残ったクビの太さを実感しているはずだ。

 この調子だと、1年間の党員資格停止処分を受けた西村前経産相や下村元文科相ら、安倍派幹部も実質「おとがめなし」。何食わぬ顔で、またフンゾリ返るに違いない。2021年、コロナ禍の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブ通いが発覚し離党勧告処分を受けた松本純元国家公安委員長ら「銀座3兄弟」が、今やシレッと全員復党したことを忘れてはいけない。

 自民党にかかれば、コロナ禍の銀座豪遊も裏金事件も似たような感覚で「ちょっとした事故みたいなもの」。「のど元過ぎれば」くらいにしか思っちゃいないのだ。世耕への対抗馬見送りに言及した森山のナメたセリフには、自民党の腐敗・堕落の全てが詰まっている。

自民党では「裏金は文化」


森山裕総務会長(右)は離党した世耕弘成前参院議長(左)をあり得ない“ウルトラ擁護”/(C)日刊ゲンダイ

 自民党がここまで裏金事件に無反省でいられる理由は明白である。裏金で政治を回し、薄汚い金が飛び交うのが当たり前の組織だからだ。

 中国新聞は9日から連日1面トップで、安倍元首相が13年の参院選で自民の公認候補に現ナマ100万円を渡した疑いを追及。当事者である候補が匿名を条件に、安倍から直接、個室で100万円入りの封筒を渡されたことを証言。政治資金収支報告書に記載がない裏金で、同紙は税金が原資の官房機密費から出た可能性を指摘している。

 裏金をバラまいて選挙に勝てば、業界団体から巨額のカネが転がってくる。それをまた裏金として党内で配り、仲間を増やす--、裏金をもとにして権力基盤を築き上げるのが、自民党の体質であり、文化なのだ。

 昨年末、安倍派大臣の一斉更迭で辞任した鈴木淳司前総務相は退任会見で「裏金は文化」と明かしていたが、まさに的を射た発言だったわけだ。

「過去にも、河井克行元法相が19年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で実刑判決を受け、最近では柿沢未途前法務副大臣が東京・江東区長選を巡る公選法違反の買収などの罪で有罪判決が確定しています。カネを配って権力基盤の強化を図ることは、自民党にとって当たり前の習慣と言えます。そのツールを奪われてはかなわないから、裏金スキームを手放すつもりはないのでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)

「袖の下」が当たり前の文化だから、自民党は裏金事件に反省どころか、「悪い」とすら思っちゃいないのだ。

悪しき伝統の“継承”にヤル気満々

 そんな組織犯罪グループが目下、政治資金規正法改正に向けた議論を進めているが、チャンチャラおかしい。政治改革など、どだい無理な話。実際、自公両党が先週にまとめた与党案の概要はスカスカで生煮えだ。

 実務者である自民党政治刷新本部座長の鈴木馨祐衆院議員もフザケている。12日のNHK「日曜討論」で、抜け穴だらけの与党案を野党議員に批判されると「視聴者の方はご理解いただくと思うんですけども、再発防止の話と、自民党の力をそぎたいという政局的な話がゴッチャになっている」と語ってみせた。全国放送で被害者ヅラだ。

 さらに、「ファクトに基づいた議論をしっかりやっていくということが極めて大事」とか言っていたが、ある意味でこの発言は“ごもっとも”である。裏金の「ファクト」に基づく法改正の議論は確かに大事。本人は、野党の指摘が事実に基づかないものであると言いたげだったが、ひょうたんから駒である。

 裏金の「ファクト」は明々白々だ。原資は、言わずもがなのパーティー券収入。購入者の大半は企業と業界団体である。事実上の「献金」であるパー券収入を通じた特定の企業・団体との癒着が、裏金事件の本質であり、「ファクト」だ。

 この「ファクト」に基づけば、法改正を巡る与党案がいかにナンセンスかがよく分かる。パー券購入者の公開基準を引き下げたところで、政治資金パーティーそのものを禁じて原資を断たなければ、裏金づくりは根絶やしにはできない。要するに、自民党は悪しき伝統文化の温存に執着しているのである。

法の「抜け穴」づくりには積極的

 だから、政治改革もやる気なし。伝統文化の“継承”のために、安倍派「5人衆」の面々と、お目付け役の森元首相が蠢いていたことも分かってきた。

 月刊「文芸春秋」6月号のインタビューで、森は安倍派座長だった塩谷元文科相を人身御供にすべく動いた実態をゲロっていた。5人衆の総意を受けた森は、塩谷と面会し「ここはいったん議員辞職して次をねらったらどうかね。全責任を取るので仲間を救ってください、と申し出れば、君は立派だと光り輝くよ」などと迫ったそうだ。格好の身内を生け贄に差し出し、裏金文化の温存を画策。世耕の離党勧告に通底する手口で、やはり、森山のセリフには自民党の全てが詰まっている。

 大手メディアは規正法改正案を巡る自民党の「消極姿勢」を批判しているが、むしろ彼らはヤル気満々だ。裏金文化を未来永劫残すためには、積極姿勢をムキ出しである。

「献金を通じて密接な関係を築いた企業・団体の利益のために政治を行うのが、自民党という政党の存在意義と言えます。だからこそ、事実上の企業・団体献金である政治資金パーティーの禁止には手を付けない。また、選挙の際のバラマキの原資になったと指摘される政策活動費についても、廃止してしまえば選挙での常勝が揺らいでしまう。企業・団体からの支持を失いかねません。すると、結果的に自分たちの存在意義がなくなるわけです。それが困るから、規正法改正案を巡る議論で、自民党は制度の抜け穴づくりに必死になっているのでしょう」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)

 こんな盗人集団に任せていたら、また同じ事件を起こすだけ。即刻、退場願うしかあるまい。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/352.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 市民のヤジが処罰される日…「つばさの党」にガサ入れ、選挙妨害への規制強化に自民前のめり(日刊ゲンダイ)


市民のヤジが処罰される日…「つばさの党」にガサ入れ、選挙妨害への規制強化に自民前のめり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340157
2024/05/14 日刊ゲンダイ


フル装備の機動隊員を従え政治団体「つばさの党」の事務所を家宅捜索(C)共同通信社

 ヤクザ事務所へのガサ入れのような物々しさだった。先の衆院東京15区補選で他陣営の街頭演説を妨害したとして、警視庁捜査2課が13日、公選法違反(選挙の自由妨害)の疑いで政治団体「つばさの党」の事務所などを家宅捜索。与野党問わず選挙妨害への規制強化の声が高まっているが、市民の自由を奪いかねない「デマ」には要注意だ。

  ◇  ◇  ◇

 つばさの党の黒川敦彦代表(45)、出馬・落選した根本良輔氏(29)の自宅にもガサが入った。告示日に国民民主・都民ファーストの会推薦の乙武洋匡氏の街頭演説中、近くで大音量の演説をするなどの行為が公選法に抵触するとして、2人は選挙期間中に警告を出されていた。

 国政選挙で候補者を出した政治団体が他陣営への選挙妨害を巡り、強制捜査を受けるのは異例だ。

 事務所の建物入り口には、甲冑のような防具をまとった機動隊員を配置。反社組織さながらの扱いには、捜査当局の「一罰百戒」「みせしめ」の思いが強くにじむ。

 強制捜査を受け、自民党の茂木幹事長は「罰則強化など実効性のある対応をしっかりと検討していきたい」と法改正に意欲マンマン。既に日本維新の会は公選法の「選挙の自由妨害罪」を適用しやすくする改正案の概要をまとめている。

「乙武氏を応援した小池都知事も、つばさの党の嫌がらせに怒り心頭。国会の議論よりも先に、6月の定例都議会で都ファを通じて悪質な選挙活動を制限する条例案を提出するとも言われています」(都政関係者)

 選挙の自由妨害罪の法定刑は4年以下の懲役もしくは禁錮か、100万円以下の罰金。問題は規制や罰則の強化を求める議論の中に筋違いの意見が混じっていることだ。例えば維新の音喜多駿参院議員は自身のXに〈警察が極めて慎重・及び腰になっている〉理由として〈札幌における事件がきっかけだと思います〉と投稿していた。

 札幌の事件とは、2019年参院選で札幌駅前で遊説中の安倍元首相に向け、「アベやめろ」「増税反対」と地声で叫んだ市民2人が警察に取り囲まれた上、強制移動させられた「ヤジ排除問題」を指す。2人は道警に損害賠償を求めて提訴。1審は2人とも勝訴したが、2審は判断が分かれ、敗訴した1人は現在、上告中である。

「ヤジ排除問題」との混同はデマに等しい


「表現の自由」で何でも許されるわけではない(C)日刊ゲンダイ

 音喜多氏以外にも1審敗訴以来、警察の対応は慎重になったとの論調を目にするが、この裁判で問われているのは警察の「やりすぎ行為」が妥当か否か。さすがに警察もヤジを選挙妨害として摘発していない。選挙妨害とは判例に基づき、〈組織的かつ拡声器などを使って演説を妨げる行為〉と専門家は指摘している。

「短いヤジを飛ばしただけで強制排除された市民の裁判と今回の選挙妨害は次元が異なり、混同するのはデマに等しい。規制強化の動きに押されたとはいえ、警察は判決にひるむどころか、図らずも現行法で選挙妨害を十分に取り締まれることを実証しました。東京15区補選に候補を立てず選挙妨害の実害ゼロの自民が、法改正に前のめりなのも不思議です。選挙妨害に便乗し政権批判を封じ込めたい狙いはミエミエで、この動きだけでも市民のヤジを飛ばす自由を萎縮させる効果があります」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 ヤジに切れる政治家といえば、17年都議選の安倍元首相を思い出す。つばさの党の行為と市民のヤジを切り分けないと、あの日、指をさされた「こんな人たち」が処罰される日は近づくだけである。 

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/353.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 野放しの巨大組織犯罪集団(植草一秀の『知られざる真実』)
野放しの巨大組織犯罪集団
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-4db30f.html
2024年5月14日 植草一秀の『知られざる真実』

政権交代を求める声は拡大している。

最大の背景になっているのは自民党の裏金巨大犯罪。

組織ぐるみの犯罪である。

自民党が巨大犯罪集団と化しているということ。

警察は基準が不明確な選挙活動での威嚇的捜査を行う前に、巨大な犯罪組織の摘発に総力を結集するべきではないか。

また国税当局は組織的な脱税行為が行われていることに対して本格的な税務調査体制を敷くべきである。

巨大な組織犯罪が野放しにされる一方、権力に対して歯向かう政治活動を不明確な基準で弾圧するのでは戦前への回帰になる。

特高警察の復活と受け止められることになる。

「政治とカネ」の問題が声高に叫ばれて久しい。

2009年に政権交代が実現して鳩山由紀夫内閣が樹立された。

日本政治史上の金字塔である。

政権交代を牽引したのは小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏。

「小鳩の春」が到来した。

しかし、「小鳩の春」は暴力的に破壊された。

「プラハの春」を彷彿させる。

2006年4月に民主党代表に就任した小沢一郎氏が民主党大躍進を牽引した。

しかし、小沢一郎氏に対して2006年から執拗な人物破壊工作が展開され続けた。

米・官・業・政・電の利権複合体が支配する日本政治の根幹が破壊される恐怖の裏返しが、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に対する人物破壊工作であったと考えられる。

その小沢一郎氏に対する凶悪犯罪と呼べるものが2009年3月3日の秘書逮捕だった。

西松建設OB組織である新政治問題研究会と未来産業研究会からの寄附を小沢氏資金管理団体が事実通りに収支報告書に記載して提出した。

これを「虚偽記載」だとして小沢氏秘書の大久保隆規氏が突然逮捕された。

検察の主張は「寄附行為者の実体は西松建設であり、収支報告書に寄附行為者として西松建設と記載しなければ「虚偽記載」になる」というもの。

この容疑で秘書が突然逮捕された。

まったく同じ方法で収支報告書を提出した政治団体が他に12もあったが、小沢氏資金管理団体だけが摘発された。

しかし、翌2010年1月13日の第2回公判で西松建設元取締役総務部長の岡崎彰文氏が法廷で証言。

二つの政治団体に実体があることを証言した。

したがって、小沢氏資金管理団体の収支報告書は完全に正当なものであることが明らかにされた。

2009年3月3日の逮捕事案が「西松事件」と呼ばれるものだったが、この「西松事件」によって小沢一郎氏は2009年5月に民主党代表を辞任した。

引責辞任ではない。

選挙への悪影響を除去するために、筋を曲げて小沢氏が辞任した。

この「西松謀略事件」がなければ2009年に小沢一郎内閣が誕生していた。

日本政治史を転覆させる凶悪な犯罪的行為を検察が取ったことになる。

その後も小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に対する謀略行為は延々と続けられた。

結果として、2009年9月に誕生した鳩山由紀夫内閣はわずか8ヵ月半で破壊されてしまった。

しかし、この間の詳細な経緯を正確に知る国民は圧倒的少数である。

「悪夢の民主党政権」という言葉が誤用され、大半の国民が真実を知らない。

5月20日(月)午後2時から衆議院第一議員会館大会議室でISF(独立言論フォーラム)主催公開シンポジウムが開催される。

テーマは「小沢事件とは何であったのか
〜司法とメディアの共犯関係を問う〜」


https://x.gd/nmKpv

小沢一郎氏(ビデオ出演)、平野貞夫氏、孫崎享氏、郷原信郎氏、山口一臣氏と共に私も報告をさせていただく。

参加申し込みは下記URLから。
https://isfweb.org/symposium-form/?post_id=35042

15年の時間が経過して、いま再び、政権交代への期待が高まる。

過去を検証し、未来に生かすことが必要だ。

過去を温めて新しき方向を知らなければならない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/354.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 自民・塩谷立氏に議員辞職を迫った“一般人”森喜朗元首相の何サマ…《まるで「マフィア」》(日刊ゲンダイ)
自民・塩谷立氏に議員辞職を迫った“一般人”森喜朗元首相の何サマ…《まるで「マフィア」》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/340196
2024/05/14 日刊ゲンダイ


なぜ絶大な権力が……(C)日刊ゲンダイ

《「元総理大臣」というだけで、有権者から選ばれた国会議員を呼び出し、「辞めろ」と迫る異常》《「自民党」という組織はまるで「マフィア」のようだ》――。

 SNS上でも驚きの声が尽きない。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、最大派閥だった安倍派(清和政策研究会)でキックバックを始めたとされる頃に同派会長を務めていた森喜朗元首相(86)に対してだ。

 衝撃の声が上がるきっかけとなったのは、同派座長だった塩谷立・元総務会長(74=自民離党)が13日のBS日テレに出演した際、森氏から裏金事件の責任を取り、議員辞職を含めて対応するよう迫られていたことを告白したからだ。

 塩谷氏によると、辞職を迫られたのは1月下旬に森氏を訪ねた時だったといい、「聞き置いて、そのまま自分の中でしまっていた」と説明していた。とはいえ、ヤクザ組織ではあるまいし、すでに政界を引退している「一般人」から「現職の国会議員」が辞職を促された格好だ。塩谷氏は当然、快く思わなかったに違いない。

 文藝春秋のスクープインタビュー「森喜朗元首相『裏金問題』真相を語る」では、この時の様子について、森氏が「ここはいったん議員辞職して次をねらったらどうかね。全責任を取るので仲間を救ってください、と申し出れば、君は立派だと光り輝くよ」などと語りかける場面が出てくる。言葉遣いは丁寧だが、見方を変えれば親分が子分を“恫喝”していると受け取られても不思議ではない。

国会の場に出てきて証人喚問に応じるべき

 森喜朗氏は首相時代の政権支持率はわずか8%、失言はしょっちゅうで、立派な体躯とは正反対の「サメの脳みそ」などと揶揄された。引退後も自民党でカネや利権絡みの怪しい問題が浮上するたびに“黒幕”では――と報じられてきた。それなのになぜ、今でも絶大な権力があるのか。

 元総理としてそこまで絶大な権力があるなら、自身のお膝元でもある石川県の能登半島沖で起きた大地震被害に苦しむ被災者支援に取り組むべきでは。自らボランティアに出向くことは無理でも、率先して被災地に入り、それこそ政治家として培った知見を活かして助言ぐらいできるはずでは。

《悪事の裏に森あり、みたいに頻繁に名前が出てくるが、なぜ、そんなに力があるのか》

《引退した元首相で、今でも現役議員にあれこれ口出しする人ってみたことないな》

《「力の源泉」は何なのか。結局はカネということなのか。だから自民は政治資金規正法の改正にヤル気なしということか》

 ネット上でも森氏の「力の源泉」に関する疑問の投稿が少なくない。

 裏金事件を巡り、「自分は全く関係ない」などと語っているという森氏。ならば、自らの潔白を証明し、余生を「立派に光り輝いて」過ごすためにも、国会の場に出てきて証人喚問に応じるべきだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/355.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 「今の野党のままでは自民は過半数とる」 次期衆院選に立憲・小沢氏(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASS5G23WJS5GULFA00SM.html?iref=pc_politics_top





今の野党のままでは、・・・駄目だぁ〜。


小沢氏の予言通り、自民党が過半数を取れるかどうか分からないが、今のままでは自民党が仮に過半数を取れなかったとしても、第2自民党、第3自民党と連立を組むことで、自民党政権は続くことになる。

国民は、それを「政権交代」とは言わないし、そんなことを望んでもいない。

そんな結果が見えている中で、「維新」だ、「国民民主党」だ、と「仲間」を装いつつ、政策協定の無い「候補者調整」が、政権交代の手っ取り早い手段だと考えるのは、大きな間違いであり、将来に禍根を残すことになるのではないか。

有権者は、彼らを「ゆ党」と揶揄する。

すなわち、「国民の生活が第一」を目指し、腐敗した自公政権に対峙する「野党」と認めていないのだ。


小沢氏いわく。

「・・・人間関係、信頼関係だ。」

であればこそ、今の維新と東西で「住み分ける」ことも、「候補者調整」することも、立憲民主党にとっては「自殺行為」になる。

言い換えるならば、「ミイラ取りがミイラになる」ことにしかならない。

簡単に言えば「裏切られる」。・・・あの「希望の党」騒動の時の様に。

国民としても、そんな「ゆ党」に裏切られるのは「真っ平御免」だ。



以下に記事の全文を転載する。


立憲民主党・小沢一郎衆院議員(発言録)

 今の野党のままでは、自民党は(次の衆院選で)過半数すれすれ(の議席を)取るよ。でも、野党がちょっとでもまとまれば絶対に(野党が)勝つ。国民は、「自民党も野党もだめだ」というものから、「自民党に代わってもらいたい」という心理になりつつある。だから野党がちょっとでもまとまれば絶対に勝つ。難しいことではないんだよ。

 (日本維新の会は)今の(立憲)執行部に対して批判しているだけ。お互い大人になって、天下のために譲り合って力をあわせなくちゃ。人間関係、信頼関係だ。野党第1党の(立憲・泉健太)代表には、(維新との信頼関係が)ないんじゃないか。「あの人なら絶対に信頼できる」というふうにならなきゃだめだ。(国会で記者団に)


記事の転載はここまで。


「政権交代」は目的ではないはずだ。

「政権交代」は、腐敗した自公政権、腐敗した日本社会を正すための「手段」だ。

従って、「政権交代」を実現した暁に生まれる「新しい日本の社会」、「政治のあり様」が、有権者に示されていなければならない。

当然ではないか。

今はまだ、そのことが示されているとは言えない。

今の野党のままでは、・・・駄目だ!。

国民と政党の間でも、必要なものは「・・・人間関係、信頼関係だ。」


立憲民主党が単独で政権を担うことができないなら、最初から「連立政権」を前面に押し出して、有権者に政権交代の可能性を周知し、目指す日本の社会と新しい政治の実現に向けて、国民を糾合するべく、必死に訴えるべきだ。

「野党」に必要なのは、投票率50%の票の取り合いではなく、投票率70%以上を目指して、無党派層、政治的無関心層をも動かすような、「夢」と「希望」を、そして「政権交代の可能性」を有権者に訴えていくことではないか。


その事が出来ているとは言えない。

今の野党のままでは、・・・駄目だ!。




http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/356.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 万博遠足の休憩所はガス爆発現場!大阪府が計画「児童・生徒 無料招待」でも真っ平ごめん(日刊ゲンダイ)

万博遠足の休憩所はガス爆発現場!大阪府が計画「児童・生徒 無料招待」でも真っ平ごめん
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340156
2024/05/14 日刊ゲンダイ


どうしても行かせたい(大阪の吉村洋文府知事)/(C)日刊ゲンダイ

「子や孫のための政治をやってほしいという高齢者も多い」――。大阪府の吉村知事が13日の会見で、次期衆院選の公約に「0歳児への選挙権付与」を盛り込む考えを示した。若い世代を中心とする政治への転換を訴え、「子や孫のための政治」と発言したのだが、そう思うなら、ガス爆発の現場に子どもを招待するのはいかがなものか。

 府は万博に府内の小中高校と特別支援学校の児童・生徒約85万人を無料招待する事業を計画中。夏休み前のピーク期間に1日あたり約1万4000人の児童・生徒の来場を見込む。今月末までを期限に学校側へ意向調査を行い、「遠足への参加希望や希望日、交通手段などの聞き取りを進めている」(府教育庁教育総務企画課)という。

 見学ルートや避難計画などの詳細は検討中だが、すでにツッコミどころは満載だ。万博遠足について、共産党の府カジノ・万博PT責任者を務める辰巳孝太郎元参院議員は自身のXで〈パビリオンは選べない(抽選)〉〈万博駐車場から入口まで1キロ徒歩移動。→小1だと30分かかる〉〈児童・生徒は1.4万人/日なのに昼食をとる団体休憩所は2000人まで〉などと指摘している。

休憩所は巨大リングからも遠い


子どもたちの休憩所は「夢洲1区」、この区域はメタンガスが1日1トン以上出ている埋め立て地(C)共同通信社

 会場入り口まで30分歩かされ、興味のないパビリオンを見させられた挙げ句、ランチの場所も確保できない――これだけでも過酷な遠足だが、ランチの場所に想定されている団体休憩所の位置が最悪だ。府教育庁の資料によると、万博会場となる夢洲の西端、屋外イベント広場横のトイレ建設中にメタンガスによる爆発事故が起きた「夢洲1区」に設置されるというのだ。改めて辰巳氏に聞いた。

「1区はメタンガスが1日1トン以上出ている埋め立て地ですから、危険なのは当然。そんなところに安心して子どもたちを連れて行けません。引率する学校側も大変です。何より、吉村知事から『爆発事故が起きたけれども、安全だから大丈夫』との発言もない。加えて、団体休憩所は、パビリオンが密集する巨大リングからかなり離れています。会場内の施設配置にも首をかしげざるを得ません」

 夢洲1区から団体休憩所を移動しないのか。万博協会に尋ねたが、期限までに回答はなかった。

 ガス抜き処理を施しているとはいえ、再び事故が起こる可能性はゼロではない。大人の自己満足のために子どもの安全を犠牲にしてはダメだ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/357.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 政倫審「みんなでサボれば怖くない」…自民・参院裏金議員が全員欠席の言語道断(日刊ゲンダイ)
政倫審「みんなでサボれば怖くない」…自民・参院裏金議員が全員欠席の言語道断
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340182
2024/05/14 日刊ゲンダイ


衆院政倫審はどうなるか……(C)日刊ゲンダイ

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、衆院の政治倫理審査会(政倫審)は14日、派閥からキックバックされたカネがあったにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載していなかった安倍、二階両派の議員44人に対する審査を議決。田中和徳会長(75=自民)は審査会で弁明するか否かを20日正午までに対象議員に確認する方針だ。

 議決には強制力がなく、44人の今後の対応に注目が集まっているが、参院の裏金議員は「みんなでサボれば怖くない」ということらしい。自民党の石井準一参院国対委員長(66)は13日、参院の政倫審の審査対象になりながら未出席だった議員29人について、同日までに出席するかどうかの回答期限を迎えたものの、全員が欠席の意向を示したと明らかにしたのだ。

「院で立ち上がった正式な委員会の場での出席要請に対し出席をしないのは、与党として誠に遺憾なことだ。残念だ」

 石井氏が同じ党の議員にここまで踏み込んで発言するのも珍しいが、それはそうだろう。

 政倫審という仕組みは、政党間などの取り決め事項ではない。国権の最高機関である国会の正式な機関として、それも、野村哲郎会長(80=自民)の名前で出席を求める説明文書が発出されていたのだ。にもかかわらず、そろって「ゼロ回答」だったとは驚く。

自民党は国民の怒りの炎に燃料を投下し続けている

 石井氏は野党側に「全員欠席」を報告しつつ、今後は、政倫審の幹事懇などを経て、改めて29人に出席を求める議決を行う方針を示していたが、呆れるのは欠席の理由だ。

「一定の責任は明確にした」などと説明していた、と報じられているが、一体どんな責任を明確にしたのか。検察に立件された議員以外、誰一人として辞職もしていない上、市民団体から「脱税行為」などと指摘されているにもかかわらず「納税」したという事実もない。

 いつ、何の目的で始まり、キックバックのカネは何に使ったのか。この謎はいまだに明らかになっておらず、「訂正」された政治資金収支報告書は「不明」のオンパレード。党の大甘処分が決まっただけで、責任を果たすどころか逃げ回るばかりではないか。

 百歩譲って「一定の責任を明確にした」のであれば、もはや隠すこともないはず。政倫審に出席して、すべてを明らかにすればいい。

《いまだに悪い事をしたと思っていない。自民は解体的出直しではなく、解体でいい》

《我が家は自動車税の納税期限を迎え、間もなく固定資産税の納税通知書が届くだろう。滞納すればすぐに督促状だ。で。自民の裏金さんたちは?まだ納税もせず、言い逃れしているのか》

《自分の政治団体の資金さえ適法に扱えない国会議員に大切な税金を扱ってほしくない》

 自民党は国民の怒りの炎に燃料を投下し続けているようだ。

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