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2024年5月01日00時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK294] <日本は「戦争する国」になった>クーデターを容認する「護憲派」はありえない(櫻井ジャーナル):国際板リンク 
<日本は「戦争する国」になった>クーデターを容認する「護憲派」はありえない(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/568.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/226.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 8時に「瞬殺」でもしがみつき まだ辞めない総スカン首相 驚くべき鉄面皮(日刊ゲンダイ)

※2024年4月30日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年4月30日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


8時に決まった「岸田NO」(衆院島根1区補欠選挙、当選を決め、万歳する立憲民主党の亀井亜紀子氏=中央)/(C)共同通信社

 注目された衆院3補選は下馬評通り、岸田・自民に国民の鉄槌が下った。

 与野党一騎打ちとなった島根1区は立憲民主の亀井亜紀子が圧勝、自民が不戦敗だった長崎3区、東京15区はいずれも立憲の候補が制した。

 この結果を見て、日本中が「山が動く」予感と興奮に包まれているのではないか。政治記者歴50年の野上忠興氏も、そんな一人だ。

「長年、選挙予想をしてきました。289小選挙区と言っても、すぐに◎を打てる鉄板選挙区が自民党にはいくつもあった。島根1区はイの一番に自民に◎をつけてきた選挙区ですよ。そこが8時の開票と同時に落選が決まった。それにまず驚き、翌日、新聞の出口調査を見てさらに驚いた。自民の支持層の2、3割が亀井氏に流れていたからです。統一教会が動かず、学会票にも愛想を尽かされ、岩盤支持層も崩れた。明らかに潮流が変わったことがハッキリわかりました。これは一時的な現象ではありませんよ。カネにまつわる怒りですから、選挙を先送りしたところで、国民は絶対に忘れません。私も政権交代前夜の予兆と興奮を感じています」

 2012年の安倍政権以来、国民はイヤというほど、政治のデタラメ、横暴を見せつけられてきた。モリ・カケ・サクラは言うに及ばず、大企業だけを利し、庶民を切り捨て、そのくせ、自分たちだけが裏金で潤い、破廉恥な醜聞を繰り返してきたのは周知の通りだ。しかし、いざ選挙になると、分断された野党は利権政党の前に屈してしまった。野党もどきの維新や国民民主が有権者をひっかき回し、自民は図に乗り、やりたい放題。自分たちの私腹を肥やすだけでは飽き足らず、庶民にはインボイスと大負担増を並べてきた。あまりの理不尽に対する怒り、悔しさ、やりきれなさ。マグマのようにたまった積年の恨みが今、自民党という汚物の山を動かそうとしているのだ。日本中から「思い知ったか、自民党!」の声が聞こえてきそうだ。

選挙結果にまるで他人事の岸田首相

 ところが、この選挙結果を突きつけられ、なお、政権にしがみついているのが岸田首相だ。

 29日の読売新聞には目をこすりたくなるような話が載っていた。選挙結果を受けて岸田は周囲にこんな心境を吐露したというのである。

「不祥事の後の選挙はこういうものだ」

 まるで他人事、評論家のセリフではないか。この発言にこそ、岸田の裏金問題に対する意識が読み取れる。「あれは安倍派の話。オレには関係ない」ということだ。

 だから、岸田が通り一遍の謝罪を口にしても、国民には響かない。「火の玉」「先頭に立つ」など、空疎な言葉が空回りする。

 それが完全に見透かされているのに気づかない。恐ろしいほどの神経だ。自分のことしか眼中にないのだ。

島根補選は岸田信任投票ではないか

 今度の補選では元東京地検検事で弁護士の郷原信郎氏が立憲の候補の応援に入った。松江出身の郷原氏は岸田が裏金問題で自分に処分を科さなかったときに「最終的に国民、党員の判断をいただく」と啖呵を切ったことを捉え、こう訴えた。

「岸田首相の言う“国民の判断”とは選挙のことです。今度の3補選は裏金問題が発覚してから初めての選挙です。その中で、自民党が候補者を立てられたのは島根1区だけです。岸田首相にとって、この選挙区こそが国民の審判を仰ぐ場なのです」

 まったくもって、その通り。ここでの補選には岸田の「信任投票」の意味合いがあったことは言うまでもない。岸田だって、十分、自覚しているはずで、だからこそ、2回も応援に入った。2度目は岸田の独断で急きょ決まって周囲も慌てた。その結果が開票と同時の「瞬殺」「惨敗」だったわけで、「“今すぐ辞めろ”が国民の声」と謙虚に受け止めるべきなのである。

地球の裏側弾丸ツアーで「やる気」の怖さ


2度目は異例だった島根入り(最終日、錦織功政氏の最後のお願いに駆けつけた岸田首相=左)/(C)共同通信社

 それなのに、岸田の鉄面皮たるや、鋼のごとしだ。朝日新聞には、読売とは別のコメントが載っていた。

「(3補選の全敗は)みんな予想していた(ことだ)」

 これものけぞる発言だ。「大したことじゃねえだろ」とでも言いたいのか。で、連休中はフランス、ブラジル、パラグアイを3泊6日で強行する「地球の裏側弾丸ツアー」に出かける。国民は円安で海外どころじゃないのに、イイ気なものだ。しかも、この旅の目的がグローバルサウスでの「顔売り」なのだ。ブラジルは今年のG20の議長国でもある。だから、パートナーシップを深めて、ともに世界をリードしていく。こんな魂胆、野望なのだろうが、このやる気にもゾッとする。一体、いつまで首相をやる気なのか。改めて、郷原信郎氏にも聞いてみた。

「今度の補選は錦織功政さんという自民党の候補者が負けたのではなく、岸田首相が惨敗したのだと思っています。私の訴えに島根の人の反応がすごくよかったし、今度だけは自民党に投票できないという思いが亀井さんの票につながったのでしょう。岸田首相は自分への審判として重く受け止めるべきです。他人事のようなセリフでゴマカすなんて最悪です」

 なぜ、自分に裏金処分を科さないのか、と聞かれれば、「それは国民の判断を仰ぐ」と言い、その審判が下れば、「オレのせいじゃない」とばかりに居直る。党内は党内で、そんな岸田を傍観している。「いまは内輪もめをするときじゃない」とか言って様子見を決め込んでいる議員ばかりだ。信じられない弛緩である。この間にも市場では狂乱の円安が進んでいる。市場は「レームダック政権だから安心」となめている。それなのに、平然と居座り、居直る首相。政権交代への国民の興奮も束の間、それが悲鳴に変わるかもしれない。

規正法次第で総裁選前倒しの展開も

 この先、政局はどう展開していくのか。いつまでこんな政権が続くのか。国民の高揚が冷えていくのを待つ気なのか。有権者は気が気じゃないが、前出の野上忠興氏の見立てはこうだ。

「基本的には今度の補選で岸田首相の退陣は決まったとみています。首相は会期末の減税解散を模索するでしょうが、この補選結果でできるわけがない。羽交い締めにされるだけです。ただ、今すぐ岸田おろしになるかというと、コップの中の嵐をしていては、ますます国民から見放されてしまう。派閥も解体し、反主流派を形成しにくい事情もあります。9月の総裁選まで様子見、総裁選で引きずりおろせばいい。そんな考えが党内の主流ではないですか。総裁選をやり、新総裁で支持率が上がれば解散・総選挙。上がらなければ、裏金問題の風化を待つ。限りなく、任期満了に近い選挙になるかもしれません」

 だとすると、国民から総スカンの政権があと半年も続くのか。

「補選3連勝で勢いづく立憲民主は後半国会でもガンガン、政治と金を追及していくでしょう。政治資金規正法改正がのっぴきならなくなる事態もあり得ます。そうなれば、首相退陣や総裁選の前倒しが現実味を帯びてきます」(野上忠興氏=前出)

 立憲は規正法改正で政治資金パーティーの全面禁止を掲げている。自民党はのめるわけないが、国民世論は抜け穴だらけの自民党案に呆れている。自民党内では茂木幹事長の更迭、「石破幹事長で目くらまし」なんて案もあるらしいが、そんな小手先で流れが変わるとも思えない。

 今後は鉄面皮首相を立憲がいかに追い込み、それを国民世論が後押しするか。岸田退陣を一刻も早めることが国民生活にとって肝心だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/227.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 表紙を替える熱あるか 伊東正義と自民党 論説委員・竹内洋一(東京新聞)
2024年5月1日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/324509

 感情や勘定に流されずに生きたい―。そう願う時、ハードボイルド小説を読みたくなる。先日、ある直木賞作家の短編集を書店で購入した。
 帰宅後、未読の文庫が積み重なる本棚に同じタイトルを見つけた。別の出版社が表紙を替えて発売した新装版を誤って買ってしまったのだ。積読(つんどく)ゆえの重複購入に、硬骨ならぬ筆者はうろたえた。
 「本の表紙だけを替えても中身が変わらないと駄目だ」
 官房長官や外相を務めた伊東正義は1989年、リクルート事件で退陣する竹下登首相の後継に推され、こう固辞した。結局、後継首相には宇野宗佑が選ばれ、自民党は直後の参院選で惨敗した。
 首相の座を目前に動じなかった伊東はハードボイルドを地で行く人物だった。その名言をよそに、表紙の張り替えが奏功した例も少なくない。
 直近では2021年秋、菅義偉首相は新型コロナ対策の遅れを批判され、総裁選への再選出馬を断念した。代わって就任した岸田文雄首相が衆院解散・総選挙に踏み切り、自民党は勝利した。
 さらに遡(さかのぼ)ること20年。支持率の低迷が続いた森喜朗首相は01年春に退陣し、後継の小泉純一郎首相が夏の参院選で大旋風を巻き起こした。
 自民党の表紙を替えるスキルを侮ってはならない。
 国政選挙が近づくと、所属議員の生き残りたいという欲求の総和が原動力となり、不人気の首相を降ろし、新たな「選挙の顔」を選ぶ。言い換えれば、時の首相と国民世論の隔たりを是正し、政権与党であり続ける能力である。
 伊東発言から35年。表紙の張り替えが繰り返され、政治の中身はどうなったか。
 裏金事件で明らかになったのは、少なくとも自民党の金権体質は何ら変わっていないということだ。有権者にそう見透かされ、自民党は4月末の衆院3補選で全敗した。
 岸田内閣が支持率低迷から抜け出す気配のないまま、衆院議員の残り任期は1年半となり、来夏の参院選も迫る。従来なら、そろそろ自民党議員の生存本能が蠢(うごめ)き、表紙を替える機が熟してくる頃だ。
 しかし、今の自民党からは所属議員が国民の信頼回復に向けて首相や党執行部に改革を迫る「熱」が伝わってこない。つまり、表紙を替える技量の劣化が兆している。
 当の首相は権力維持に固執し、9月の党総裁選での再選を諦めてはいない。6月23日の国会会期末に向けて支持率が上向けば、イチかバチかの衆院解散・総選挙を探る可能性もないではない。
 党内抗争劇に惑わされないようにしたい。首相が続投するにせよ、代わるにせよ、私たち有権者は選択に備えねばならない。そして、政党や候補者の表紙だけではなく、中身も見極めて投票したい。
 こう呼びかける手前、表紙を替えた短編集の中身は味読した。藤原伊織さんの「ダナエ」は掛け値なしの傑作だと請け合う。

【関連記事】衆院3補選 全敗の自民に「顔を洗って出直せ」…立民幹部、裏金解明や政治改革を要求 岸田政権のゆくえは
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/228.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 岸田首相含め政務三役31人、渡航費用12.6億円!円安放置し“血税ごっつぁん”外遊三昧のア然<リスト付き>(日刊ゲンダイ)


岸田首相含め政務三役31人、渡航費用12.6億円!円安放置し“血税ごっつぁん”外遊三昧のア然【リスト付き】
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/339563
2024/04/30 日刊ゲンダイ


ユーは何しに?(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 歴史的な円安・物価高に苦しむ庶民を尻目に、税金で海外出張とはいいご身分である。ゴールデンウイーク(GW)期間中の閣僚の外遊ラッシュが今年も繰り返される。岸田首相は5月1日から6日までの日程で、フランス、パラグアイ、ブラジルを訪問する。

 岸田首相は南米訪問に先立ち、フランスのパリに本部がある経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会で2日に基調演説を行い、マクロン大統領と会談する予定。日本の首相としては約10年ぶりとなる南米への個別訪問でも首脳会談を予定しており、新興・途上国「グローバルサウス」との関係強化を狙うという。

 GW期間中に日本を離れるのは、岸田首相を含め大臣20人中14人。すでに外遊へと旅立った副大臣・政務官をあわせると、計31人が37カ国を訪問予定だ(別表)。雁首そろえて何しに行くのか。

 OECD閣僚理事会やG7会合への出席など、目的がハッキリした外遊もある一方、「政府要人との会談等」など、あいまいな内容も。すべてが物見遊山ではないにせよ、「ファーストクラスで渡航する大臣は1回あたり1000万〜2000万円程度の費用がかかると見込まれる」(政府関係者)というから出費はバカにならない。

 2016年5月に野党議員が出した質問主意書への政府答弁によれば、当時1回分の外遊費用は首相が約2億円、大臣が約3000万円に上る計算だった。副大臣・政務官が大臣の半分の費用と仮定して、今回の渡航費用をはじき出すと、全体で約8.4億円。

費用は2016年の約1.5倍増


単純計算で12・6億円の出費。独自外交の展開も乏しく、外遊の成果が見えない(C)日刊ゲンダイ

 16年が平均1ドル=108円だったことを加味すれば、足元の水準1ドル=160円では約1.5倍も費用がかさむことになる。今年の外遊も例年の規模感と同じなら、単純計算では12.6億円の出費である。

「個人的に行くのならまだしも、問題は国民から預かった税金を使って何をしているのかということです。そもそも、対米追従ばかりで独自外交を展開していないのだから、外遊の成果が見えない。だから毎度、『物見遊山に行っているだけ』との批判が出る。政府にとって慣例になっているだけで、円安・物価高に苦しむ庶民なんて知ったことではないのでしょう」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 しかも、外遊先として集中しているのが欧米だ。最多7人がフランスを訪れ、次いで4人がベトナム、ベルギー、イタリア、アメリカを訪問する。ことごとく円の価値が下がっている国である。

 一方、庶民の選択肢は対照的だ。大手旅行会社JTBの推計では、4月25日〜5月5日に海外旅行に出かける人は前年比約68%増の52万人の見込みだが、人気旅行先ベスト3は上位から、円安の影響が小さい韓国や東南アジア、台湾。ちなみにコロナ禍前の19年のベスト3は上から東南アジア、ヨーロッパ、ハワイだった。

 円安のせいで海外旅行は、すっかり高根の花。一体どこまで“貧乏”になってしまうのか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/229.html

記事 [政治・選挙・NHK294] オランダ軍が沖縄県内で訓練 米軍の日程に参加 識者「日米安保条約違反が常態化している」(沖縄タイムスプラス)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1350654
引用:
>オランダ軍の海兵隊が3月、米軍北部訓練場で行われた米海兵隊の訓練プログラムに参加していたことが27日分かった。
>沖縄防衛局はオランダ軍の来沖を把握していなかったが、第3海兵師団の交流サイト(SNS)が訓練の動画を流していた。
在日米軍基地で米軍以外の他国軍が訓練することは日米安全保障条約で認められないが、
>条約を逸脱して他国が訓練に参加するといった事例はたびたび起きている。
>識者は「事実上の安保条約違反が常態化している」と問題視している。


Pars todayもこの件を報道しています
https://parstoday.ir/ja/news/japan-i124186
>在日米軍基地の中で第3国の軍隊が活動することは、1971年に当時の福田赳夫外相が、日米安保条約下では認められないとの政府見解を示しました。
>しかし、2016年に英国海兵隊が米軍キャンプシュワブなどで訓練をしていたことが明らかになった後、当時の安倍政権は第三国の軍隊が在日米軍基地で訓練することについて、
>「いかなる態様であっても日米安保上禁じられているものではない」「個々の事案に即して判断される」と解釈を変更しました。
>沖縄タイムスは社説で、「第三国の使用については、日本と国連軍地位協定を結ぶ11カ国が、国内7カ所の米軍基地を使用できる。
>そのうち県内は嘉手納基地、普天間飛行場、ホワイトビーチの3カ所となっている。
>今回、訓練に参加したオランダ軍は日本と地位協定を結んでおらず、そもそも北部訓練場は対象外である」と指摘しています。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/230.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 抗議活動ができる「特権」をパレスチナのために あの「約束」を果たすため、38歳女性は街頭に立つ(東京新聞)
2024年5月1日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/324500

<その先へ 憲法とともに@>

 ロシアのウクライナ侵攻など国際情勢の不安定化を理由に、防衛費の増額や武器輸出のルール緩和がなし崩し的に進む。平和国家の在り方が揺らぐ中、言論の自由、平等、健康で文化的な生活など、憲法が保障する権利は守られているだろうか。来年で終戦80年を迎えるのを前に、さまざまな人の姿を通して、戦後日本の礎となった憲法を見つめ直す。

◆足を止める人は少なくても
 そぼ降る小雨。足を止める人は少ない。それでも、疋田香澄(ひきた・かすみ)さん(38)=神戸市東灘区=は何度も、何度も声を張り上げた。
 「パレスチナへの暴力に反対します!」「日本にできることがあります!」
 民間人犠牲者が増え続けるイスラエルのガザ侵攻。4月下旬、神戸市中央区のJR元町駅東口では、疋田さんの呼びかけで集まった15人がジェノサイド(民族大量虐殺)に抗議した。関西一円から駆け付けたのは、特定の政治団体に所属していない「生活感のある市民たち」(疋田さん)。休日のわずかな時間を活用し、家族や飼い犬と連れ立って参加する。フルタイムで働く疋田さんも同じ。2歳の一人娘を胸に抱く。

◆「ガザの壁はあと50センチほど高い」
 原点は、早稲田大卒業後の2014年、旅行先のドイツで出会った年下のパレスチナ人女性の言葉だ。
 「分断」の象徴だったベルリンの壁沿いをともに歩いていると、「ガザの壁はあと50センチほど高い」と女性がつぶやいた。ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の記念碑にも同行した。別れ際に「日本でできることはあるか」と尋ねると、少し驚いた女性は「世界中の多くの人はパレスチナとパキスタンの違いさえ分からない。パレスチナの状況を伝えてほしい」と話したという。
 昨年10月、ガザ侵攻が始まると、「約束を守らないといけなかった。いてもたってもいられなかった」。毎週日曜に街頭に立った。1人で始めたが、SNSでの呼びかけで、今では数十人に達する日もある。
 ガザの死者数は3万4000人を上回った。パレスチナ保健当局の推計によれば、犠牲者の7割以上を女性と子どもが占める。「理解を超える虐殺が許されれば、私たちは『人を殺してはいけない』という根源的な倫理観すら失う。誰かが殺されてもいい世界は、私やあなたが殺されてもいい世界ということになる」。その思いが日増しに強くなる。

◆国会議員へのアンケート
 ドイツで約束した「日本でできること」を探った。友人やデモで出会った人たちと協力し、「ガザ『人道危機』国会議員アンケート」を実行。疋田さんは「自宅の冷蔵庫の買い替え費用」を転用し、仲間とともに返信用封筒と切手を添えた質問状を郵送した。ガザの人道危機をどう捉えるのか、恒久的停戦に向けた国会決議を行うべきか。こうした7項目への回答をウェブで閲覧できるようにした。
 回答率は1割強。一部野党や日本パレスチナ友好議員連盟を除けば、人道危機への問題意識は物足りず、イスラエルの出展が決まった大阪・関西万博を推し進める「日本維新の会」の回答はゼロ。ある所属議員は「党として回答しない」と電話をかけてきた。
 「市民が選んだ国会議員がどんな考えで、どんな行動を取るのか。可視化したかった。自ら議員に働きかけるのもありだと、多くの人に知ってほしかった」と狙いを語り、こう続けた。
 「回答は今も受け付けている。結果は少なくとも、国政選挙の投票日までは示すつもりです。

◆沖縄へ、福島へ、足を運ぶ
 西日本の地方都市出身。19歳で上京し、働きながら通える早大の夜間学部に入学した。沖縄戦で強いられた集団自決に関心が湧き、現地に足を運んだ。
 卒業直前に福島第1原発事故が発生し、ほぼ毎週のようにボランティアに通い詰めた。2018年まで、被災児童・生徒に外遊びの機会を提供する「保養キャンプ」に携わり、避難先での生活や子育ての相談に乗ってきた。成果や課題をまとめた書籍も刊行した。
 沖縄の地上戦と福島の原発事故。「両方とも、弱者にしわ寄せが及んでいる。国家や首都圏といった大きな存在のために、小さな存在や個人が追い詰められてしまうのは、とてつもなく不平等だ」と強調する。

◆大国の見て見ぬふり
 パレスチナの歴史も同じように感じる。ナチスによるユダヤ人迫害と、その苦難を逃れた人々によるイスラエルの建国の過程では、70万人ものパレスチナ人が難民として追いやられた。大国が見て見ぬふりを続けてきたことで、今に至るまで小さな命が危機にさらされている。
 「娘と同じくらいの年齢の子もいる。個人が人生そのものを奪われることには耐えられない。許してはいけないことだ」
 「現場主義」は学生時代から変わらない。「『これが正しい』と自分なりに思ったなら、法律違反でもなければ、性格的にブレーキをかけられない」。4月中旬に神戸から単身上京し、「STOP パレスチナへの暴力」と記したプラカードを掲げながら、イスラエル大使館の正面に1時間半ほど立ち続けた。警視庁に大使館から抗議が寄せられ、複数の警察官に「国際問題になる」と約20メートル離れた場所に誘導されたが、「法的根拠はない」と言われたので断ったという。
 「警察官は悪くないし、このやりとりで昼食を食べられなかったようだ」。そう思いやりながら、言葉に力を込める。「国際人道法に違反しているのは、私ではなくイスラエルだから」

◆原発事故後と似た違和感
 原発事故直後、福島県入りした際に抱いた違和感と似ているという。「原発に対して何か発することに、悪いことをしていないのに、漠然とした不安を感じる空気が満ちていた。『公安関係者が見ている』『逮捕されたらどうしよう』という声もあった」
 同時に、平和憲法を頂く民主国家・日本での生活や抗議活動を「特権」とあらためて感じている。
 「あの場所がパレスチナだったら、イスラエル軍に銃撃されて一瞬で終わり。憲法や法律に守られているからこそ、個人は権力と対峙(たいじ)できる。まっとうな行動をしている個人が、排除されない社会を維持したい。望ましいのは暴力や支配を受けない状態だが、パレスチナ人は違う。私が特権を持っているのなら、より弱い立場の人のために行動しないといけない」
 憲法の前文には、こんな言葉もある。〈われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない〉。議員アンケートなど、日々の活動の中で深く意識するようになった。「日本政府も、ジェノサイドを止めるため、国際社会で積極的な役割を果たしてほしい」
 仕事、育児、市民運動。三つを成り立たせるのは困難を極めるが、夫の協力を得ながら、今後も神戸だけではなく、九州や首都圏のスタンディングデモにも参加するつもりだ。
 「原発事故でも、ガザ侵攻でも、まず子どものことが頭に浮かんだ。今は一緒に暮らす小さく、弱い人を意識する。守らないといけない」。傍らのまな娘の頭をなでた。(西田直晃)

◆デスクメモ
 戦争に反対し、自由に意見を言い、選挙で選んだ代表を通じて政治参加する—。疋田さんの言葉から見える憲法の「平和主義」「基本的人権の尊重」「国民主権」は、実は私たち皆を守っている。先人に感謝しつつ、どう生かしていくか。3日の憲法記念日に向けて、考えていきたい。(本)

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http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/231.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 岸田政権によって日本の健康保険制度が破壊される 金子勝の「天下の逆襲」(日刊ゲンダイ)

岸田政権によって日本の健康保険制度が破壊される 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/339573
2024/04/30 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


異常なほどの「マイナ保険証」強制、日本の健康保険制度の根幹を破壊する(河野太郎デジタル相)/(C)日刊ゲンダイ

 裏金問題で自壊状態の自民党が、国民生活を支える健康保険制度を破壊し始めている。

 河野デジタル相は欠陥カードのマイナ保険証の強制に躍起だ。マイナ保険証での受け付けができない医療機関があった場合、「公的相談窓口に通報しろ」という文書を自民党議員に配布した。岸田首相も「政府と同じ立場」だと認めた。しかし、欠陥カードのマイナ保険証の利用率はわずか5%程度。12月に紙の保険証を廃止すれば、日本中が大混乱するだろう。岸田政権は、健康保険の制度を根幹から壊そうとしている。

 すでに健康保険制度は少子高齢化の中で風前の灯火である。大企業の会社員らが加入する健康保険組合の2024年度の赤字見通しは、なんと6578億円だ。昨年度の赤字は5621億円。年々、膨らんでいるのは、高齢者医療への拠出金拡大が主な原因である。中小企業の協会けんぽ、市町村の国民健康保険も厳しい状況だ。今後、保険料の引き上げは避けられないだろう。そこにこそ医療DXで在宅を組み込んで健康管理し、医療費を削減すべきなのに無策だ。

 この状況で「子ども・子育て支援制度」の財源を、医療保険料の上乗せに求めようとしている。関連法案が既に衆院を通過してしまった。これは、マイナ保険証と並ぶ世紀の悪政だ。本来、医療を支えるための保険を、なぜ子育て対策に流用するのか。理由が全く成り立たない。

 子育て対策に財源が必要なら、防衛費を見直すべき。これでは増税の方がマシだ。税金であれば、所得が高い人ほど負担が重くなる「応能負担」をとって不公平感が生じづらい。国民への説明も十分に可能なはずだ。ところが、増税をゴマカしたい岸田が財源を医療保険に頼ったため、逆に不公平感が生まれている。健康保険制度は、組合健保と協会けんぽ、国保に公務員の共済組合、75歳以上の後期高齢者医療制度に分かれており、それぞれ負担のあり方が違うのだ。

 そのため、同じ所得でも負担率が全く異なってしまう。例えば、後期高齢者医療制度に加入する人で年収300万円以上の所得があった場合、1人当たりの負担額は月750円。一方、会社員らが加入する被用者保険だと、年収400万円でも負担額は同650円となる。後期高齢者の方が被用者保険に比べ、負担が重くなってしまうのだ。負担割合があまりにバラつきすぎで、政策としての一貫性が保たれていない。

 戦後日本は、国民皆保険制度を通じて世界最高レベルの平均寿命と医療水準を保ってきた。ところが、いよいよ裏金政権の手によってそれも崩壊寸前だ。早期退陣を求める他にあるまい。


金子勝 淑徳大客員教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/232.html

記事 [政治・選挙・NHK294] 国民・玉木氏、「小池人気」の当て外れる 定まらぬ立憲との距離感(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASS4Z2CZPS4ZUTFK007M.html?iref=pc_politics_top




国民民主党の「悪あがき」もここまで。


自分たちの体たらくを棚に上げて、小池人気にあやかって目立とうなどと考えること自体、消えゆく政党の断末魔でしかない。

そもそも、国民民主党は真っ先に東京15区の補選で独自公認候補の擁立を決め、あろうことか、立憲民主党に支援を要請していたのではなかったか。

そんな経過を踏まえれば、独自候補の擁立に失敗したとしたら、次に採るべき行動は、立憲民主党候補の支援というのが常識的なところだろう。

にも拘らず、法に触れる可能性をちらつかせて独自候補を降ろした国民民主党が、今度は「道徳に悖る行いを繰り返してきた男」を推薦する。

結局「志よりも思惑」、タマキ国民民主党はタヌキを選択した。

ただ勝ち馬に乗りたい、卑しき根性。

どっこい、一度頓挫した「国民・ファーストの会」の夢よもう一度も、結果は「泡沫の夢」。

あの自民党ですら支援しなかった「五体不満足」だけが売りの男を担いでも、結局は「泡沫候補」以下に沈んだ。

政治を志すのであれば、受け止めるべきは、「有権者の不満足」であると思い知ったのではないか。


須藤元気氏が言う。

「野党統一候補の話は進んでいましたが、消費税減税を『チラシに書いちゃいけない』という話があったので、僕の方からお断りした」

そんな須藤氏、「思惑よりも志」、組織の支援を断っても堂々の次点。

今回の選挙で、いぶし銀のごとく輝いた男。国会議員の職を失いはしたが、何れ戻ってくるのではないか。

タマキ氏には真似のできない「人としての違い」を強く感じさせる。



以下に記事の全文を転載する。


国民民主党は、衆院東京15区補欠選挙で小池百合子・東京都知事が支援する作家の乙武洋匡氏を推薦したが、5位に沈んだ。「小池人気」を当て込んだ玉木雄一郎代表の狙いは外れた。一方、ともに民主党を源流とする立憲民主党との距離感も定まらないでいる。

 立憲候補に約3万票差で敗れた翌29日、玉木氏は大阪市内での記者会見で「支持者を固め切れなかった」と敗因を語った。

 東京15区をめぐり国民民主の対応は二転三転した。当初は独自候補を立て、島根1区と長崎3区で立憲候補を支援する代わりに東京での支援を要請した。ところが、「本人の過去の行為に法令違反の可能性がある」として独自候補の取り下げに追い込まれると、乙武氏の推薦に転じる。立憲が東京15区で擁立した候補は支援しなかった。

 知名度の高い小池氏と乙武氏に賭けた形だが、共産党が候補を下ろして立憲と一本化したことへの反発もあった。結果、乙武氏は惨敗。投開票日、玉木氏は記者団の前に現れなかった。一方、立憲は東京15区を含め、補選全勝で勢いに乗る。

 裏金事件以降、自民党への批判を強める玉木氏は立憲に接近。補選直後にも泉健太代表と連絡を取り合うなど関係構築に動いているが、課題は多い。玉木氏はこの日の会見で、憲法や原発政策で一致しないままでの連携は「結局バラバラになってしまう」とも指摘した。



記事の転載はここまで。


玉木氏は「支持者を固め切れなかった」と敗因を語る。

少ない支持者をも固めきれない無能な政党の代表。

そもそも固めようとしても、肝心の支持者などいないのではないのか。


自民党が推薦するなら支援しない・・・。

共産党が支援するなら推薦しない・・・。


何様?・・・この「悪 ガキ」。


国民民主党公認では名古屋市長にもなれそうにない・・・か。

ここにも「志よりも思惑」が先走る姿が見え隠れする。

東京新聞が報じる。

「大塚耕平氏、国民民主を離党 来春の名古屋市長選出馬に向け」

https://www.tokyo-np.co.jp/article/324387?rct=politics


国民民主党瓦解への号砲。






http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/233.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 1ドル=160円台突入を指をくわえて傍観か…34年ぶり円安水準で問われる財務省の姿勢と曖昧説明(日刊ゲンダイ):経済板リンク 
1ドル=160円台突入を指をくわえて傍観か…34年ぶり円安水準で問われる財務省の姿勢と曖昧説明(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/372.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/234.html
記事 [政治・選挙・NHK294] 世界的潮流のワクチン薬害検証(植草一秀の『知られざる真実』):医療板リンク 
世界的潮流のワクチン薬害検証(植草一秀の『知られざる真実』)

http://www.asyura2.com/23/iryo12/msg/504.html



http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/235.html

   

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