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2024年4月03日02時10分 〜
記事 [政治・選挙・NHK293] 世論調査も政権交代へ 形式的な大甘処分に国民の驚愕(日刊ゲンダイ)

※2024年4月2日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年4月2日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


自分にも甘い2人(岸田首相と茂木敏充幹事長=右)/(C)J M P A

「永田町の常識は世間の非常識」という使い古された表現を改めて実感する。いつ、誰が始め、何に使ってきたのか──。自民党派閥の裏金事件は、真相解明がちっとも進展しないのに、幕引きに向けたセレモニーだけは急ピッチだ。

 茂木幹事長は1日、裏金議員を処分する党紀委員会の招集を要請。4日にも処分を決定する。対象は収支報告書に不記載があった安倍派と二階派の議員ら85人のうち、不記載額が5年間で「500万円以上」かつ派閥幹部の39人に絞り込み。いきなり半数以上が外れた。

 裏金づくりは法令に反し、国会議員が法令を守るべき立場にあるのは言うまでもない。「裏金は犯罪と脱税」が国民の声で、先月16〜17日実施のANN(テレビ朝日系列)世論調査では、83%が不記載があった議員への処分を求めていた。

 金額の多寡を問わず、全員処分が「世間の常識」だ。これだけでも甘すぎる処分だが、非幹部で不記載額「1000万円未満」は8段階ある処分のうち、下から2番目に軽い「戒告」で片づけるようだ。文書や口頭で注意されてオシマイで、現職16人が対象となる。無罪放免組と合わせて実に約7割の裏金議員を不問に付すも同然だ。

 不記載額「1000万円以上」もしくは派閥幹部は下から3番目に軽い「党の役職停止」で調整。安倍派の事務総長経験者の高木毅前国対委員長や松野博一前官房長官、裏金2728万円と現職3位の萩生田光一前政調会長ら安倍派幹部「5人衆」らが該当するという。

 裏金事件を受け、5人衆はすでに党の役職から離れており、こんなチンケな処分は今さら痛くもかゆくもない。これらを非常識と言わずして何と言えばいいのか。

「銀座3兄弟」はそろって復党

 結局、比較的「厳しい」処分を受けそうなのは、岸田首相が自ら追加聴取に乗り出した安倍派幹部4人のみ。安倍元首相の死後、派閥の裏金キックバックを復活させる疑惑の謀議に参加した塩谷立、下村博文両元文科相と西村康稔前経産相、世耕弘成前参院幹事長の破廉恥4人衆である。

 それでも2番目に重い「離党勧告」処分を科されるのは一部にとどまり、ほかは上から4番目の「選挙における非公認」を軸に調整。衆参トップの塩谷、世耕の責任が特に重いとの見方もある。

「世耕さんは昨年10月、参院本会議の代表質問で、岸田総理に『リーダーとしての姿が示せていない』と苦言を呈し、その後も月刊誌で『言葉に情熱を感じない』と“ダメ出し”。常に批判的な姿勢が総理の不興を買い、『離党勧告』を突きつけられるのではないか」(自民党関係者)

 とはいえ、世耕1人に重い処分というわけにもいかず、党内からは「お飾り座長に過ぎなかった塩谷さんも、巻き込まれて気の毒」と妙な同情論が聞こえてくる。岸田は党幹部に「処分をきつくしないと国民は納得しない」と伝えたらしいが、単に世耕への私怨を晴らしたいだけではないか。

 大山鳴動して、ようやく大きめのネズミ数匹--。それでも4人のうち誰が「離党勧告」や「非公認」をくらったところでタカが知れている。いざ選挙となれば自民の看板を失うのはシンドイだろうが、2005年の郵政選挙の「造反議員」のように刺客を立てられるわけではあるまい。

 勧告に従って離党したって、決して重い処分とは言えない。ほとぼりが冷めたらシレッと復党が許されるのが「自民の常識」だ。21年、コロナ禍の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブでの“豪遊”が発覚。離党勧告処分を受けた田野瀬太道衆院議員、松本純元国家公安委員長、大塚高司前衆院議員の「銀座3兄弟」だって、今や兄弟そろって復党している。

「キックバック復活」以上に深い闇に斬り込め

 銀座3兄弟は自発的に離党を表明。党は「それだけでは不十分」と判断し、離党勧告を突きつけた経緯がある。今年2月のBSフジの番組で、茂木は「今までの基準からすると厳しかった」と漏らしたが、自粛破りの銀座通いより、裏金の政治責任の方が重大なのは自明の理だ。

 だったら、自ら「けじめ」をつけることなく、グズグズと責任逃れに終始した安倍派幹部には、最も重い「除名」処分を科すべきだが、恐らく次の選挙で「みそぎ」を済ませれば一件落着。身内にはとことん甘いのが、「自民の常識」だ。国民驚愕の大甘処分は、非常識にも程がある。

 ここにきて岸田が処分を急いでいるのも、政権浮揚の足がかりにしたい国賓訪米までの逆算ゆえ。サッサと裏金事件にケリをつけ、来週に迫る晴れ舞台に臨めば、沈滞ムードは一掃と踏んでいるのだろう。自分にもとことん甘いのが「岸田の常識」なのである。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言った。

「派閥ぐるみの裏金づくりで誰がどんな役割を果たしたのか、真相究明はそっちのけ。ロクな調査もせず、裏金の多寡と役職の軽重のみで処分を急ぐから『罪なき罰』の適当な処分となり、後は頬かむり。いつもの『やってる感』の演出に大手メディアも手を貸しています。安倍派幹部4人の処分について自民党の言い分を垂れ流し、なれ合い関係で処分の相場観を勝手に醸し出す。それより重くなると一緒になって『厳しい処分』などと言い繕い、批判の逃げ道を用意する始末です」

 そもそも安倍派のキックバック復活はそれほど重要か。大罪のように扱う大マスコミも「永田町の常識」に染まっている。安倍派の裏金づくりは1990年代後半ごろに始まった疑いがある。四半世紀に及ぶ長期間、悪しき慣習が継続した「非常識」に目を向け、その深い闇を暴く方が、よっぽど重要だろう。

しつこく本気で「裏金は脱税」と訴えるべき

 開始を疑われる時期の派閥会長は森喜朗元首相だ。日本テレビの報道によると、追加聴取の場で安倍派幹部4人の一部は、“大罪”のキックバック復活に「森が関与した」と新たに証言。22年8月の謀議直後、内閣改造・党役員人事で森が5人衆を要職にねじ込むほど影響力を持っていたことを考えれば腑に落ちる。

 岸田は国会で「森聴取」をにおわせたが、その実、本人に聞かずじまい。党関係者が水面下で森から話を聞き、開始や復活の経緯を把握していないとの説明を受け、〈高齢の森氏にこれ以上話を聞く必要はないとの判断に傾いた〉と共同通信は報じた。政界引退から10年以上が経った86歳が、今なお党内処分にまで隠然たる力を発揮しているなら、世間の常識との乖離が激しすぎる。

 加えて二階俊博元幹事長の処分まで見送り。自派閥の裏金2億6460万円で派閥の会計責任者は在宅起訴、自身の裏金は現職最多3526万円で事務所の秘書が略式起訴されても、85歳が自ら「監督責任を取る」として次の選挙に出ないと表明すれば処分なしの非常識にはもう絶句だ。身勝手な理屈に国民はたまげるほかないのか。

「今の自民党はこの期に及んで特権意識から抜け出せず、国民を甘く見ています。組織ぐるみの裏金づくりは犯罪であり、脱税です。自民派閥の裏金は計9.7億円。国税や検察当局も世論を無視できず、脱税疑惑集団の摘発へと動かすほど、声を上げ続けるしかない。野党も次の選挙は本気で共闘し、『裏金は脱税』だとしつこく言い続ければ、必ず世論は味方しますよ」(立正大法制研究所特別研究員・浦野広明氏=税法)

 前出のANN調査に続き、先月30〜31日に実施したJNN(TBS系列)の世論調査でも、次の衆院選で「政権交代をのぞむ」が42%に上り、「自公政権の継続をのぞむ」の32%を上回った。この機運を野党が生かしきれず、元のもくあみに終わることだけが絶対に避けたい「非常識」だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/784.html

記事 [政治・選挙・NHK293] 大阪万博「玉川徹氏は禁止」…吉村府知事オラオラ発言で大炎上→詭弁屁理屈で釈明の何サマ(日刊ゲンダイ)

大阪万博「玉川徹氏は禁止」…吉村府知事オラオラ発言で大炎上→詭弁屁理屈で釈明の何サマ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/338375
2024/04/03 日刊ゲンダイ


二言目には「国家事業」と言いながら、私的な感情で批判。あまりにも狭量な心(大阪の吉村洋文府知事)/(C)日刊ゲンダイ

 悪評に事欠かない2025年大阪・関西万博が新たな火種で炎上している。火をくべたのは、こともあろうに開催地の大阪府の吉村知事。日本維新の会の共同代表であり、日本国際博覧会協会(万博協会)の副会長だ。目玉の大屋根(リング)に批判的なコメンテーターに対し、出禁を通告してネタにする狭量さを見せつけた。二言目には「万博は国家事業」と言うくせに、苦言に耐えられなくなると排除。敵と味方を峻別し、敵を徹底的に叩く維新クオリティーそのものだ。

 問題発言が飛び出したのは、先月23日に茨木市で行われた「維新タウンミーティング」。マイクを握った吉村知事はリングに言及し、「いま批判しているね、名前言いませんけど、『(羽鳥慎一)モーニングショー』の玉川とかね。いま批判するのはいいけど、入れさせんとこうと思って。『見たい』って言うても、もう『モーニングショー』は禁止。玉川徹は禁止と、言うたろうかなと思う」とオラオラ感たっぷりに語り、会場は笑いに包まれた。お寒い光景だ。

 在阪ジャーナリストの吉富有治氏はこう言う。

「目の前にいるのは支援者。本音交じりの冗談で笑いを取りにいったんでしょうが、公党トップの発言としては不適切にもほどがある。質も低い。ジョークの腕を磨いて出直してほしい。維新は敵を攻撃して不満を吸収する手法で党勢拡大を図ってきましたが、懐の狭さを露呈したことで、やはり限界が見えました」

 夢洲の会場建設現場で先月末にガス爆発事故が起きたのも逆風だ。幸い人的被害は発生していないというが、埋め立てられた廃棄物から可燃ガスが発生し続けている。

「誤解を恐れずに言えば、夢洲の一部は火薬庫のようなもの。国内外から人を呼び寄せるような場所ではないのです。〈いのち輝く〉ではなく〈いのち危うし〉がピッタリくる」(吉富有治氏)

 維新がやたら強調する経済波及効果もサッパリ。経産省が先月末に発表した試算では約2.9兆円。17年の1.9兆円、18年の2.5兆円からジワジワ伸びているが、当初の大風呂敷にはほど遠い。誘致決定前の17年、代表の松井一郎知事は〈万博が誘致出来れば、その経済効果は6兆円以上〉とツイートしていたものだ。

 出禁発言の真意を聞かれた吉村知事は1日、「僕自身に出禁にする権限があれば問題だが、権限がないのは当然のこと。そんなことはあり得ない、できないという前提での発言だ」と釈明。チンケな知事だ。

関連記事
「何様だよ」吉村知事 大阪万博“玉川徹は出禁”発言で「万博の私物化」と大炎上(女性自身)
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/782.html

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/785.html

記事 [政治・選挙・NHK293] リニア推進派待望の川勝知事辞任(植草一秀の『知られざる真実』)
リニア推進派待望の川勝知事辞任
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-75e2e3.html
2024年4月 2日 植草一秀の『知られざる真実』

静岡県の川勝平太知事が辞意を表明した。

4月1日の入庁式での不適切発言を受けたもの。

不適切発言の責任は問われなければならないが、これによってリニア中央新幹線の工事にブレーキをかける存在が不在になる。

リニア推進勢力にとっては待望の事態が現実化した。

川勝平太知事の辞職によってリニア中央新幹線の静岡工区着工が推進されることが想定される。

NHKニュース報道は川勝平太氏がリニア新幹線工事着工に反対してきたことを不適切な行動であるかの印象を与えるニュース原稿を読み上げたが、リニア中央新幹線建設の是非が明らかになるのは数十年も先のことだ。

重大な問題が明らかになってリニア新幹線建設の過ちが明らかになる可能性が十分にある。

リニア新幹線建設の是非は国民全体に関わる重大問題。

原発を推進するのか。

核兵器を開発し、保有するのか。

これらの問題に匹敵する国民全体に関わる重大問題である。

リニア新幹線建設の是非を判定するための基準は

1.経済性
2.技術への信頼性
3.環境適合性

この基準に照らして考えるとリニア新幹線建設は適正でない。

このリニア建設にブレーキをかけてきたのが川勝平太知事だった。

そのために川勝知事に有形無形の巨大な圧力がかけられてきたことが推察される。

不適切発言とリニア新幹線賛否を結びつけることは適正でない。

将来、リニア新幹線建設が誤りであったと判定されるときに、川勝知事の見識が再評価されることになると推察される。

リニア新幹線の大きな問題は膨大な電力を消費すること。

リニア新幹線稼働と東京電力柏崎刈羽原発の再稼働がリンクすると見られている。

リニア稼働を既成事実とし、必要電力を賄うとの理由で柏崎刈羽原発稼働が推進される可能性が高い。

技術への信頼性にも大きな疑念が残されている。

神戸大学名誉教授で地震研究者の石橋克彦氏は

『リニア新幹線と南海トラフ巨大地震
「超広域大震災」にどう備えるか』(集英社新書)
https://x.gd/m390G

で警鐘を鳴らす。

石橋氏はリニア新幹線が何本もの第一級の活断層をトンネルで横切る計画であることから、活断層による内陸大地震か南海トラフ巨大地震で大惨事になる恐れがあると警鐘を鳴らす。

石橋教授は以下の指摘を示す。

日本列島の陸域の大地震は、ほとんどが深さ15〜2キロより浅い「上部地殻」で発生する。

そこでは山地や盆地の形成といった地殻の変動を生む「造構力」が、おおむね水平に、絶えず働いている(プレート運動に起因)。

この造構力はゆっくりとではあるが「古傷」(活断層やプレート境界面)への圧力を強めていき、「古傷」が耐えきれなくなると「ズレ破壊」(震源断層運動)を起こす。

これが地震である。

鉄道や道路は、活断層を横切れば、それが活動したときに致命的被害を受ける恐れがある。

1930年の北伊豆地震で、東海道本線の丹那トンネルは横ズレの断層運動で約メートルずれた。

リニア新幹線(品川―大阪)は、中央構造線や糸魚川―静岡構造線をはじめ12の活断層をトンネルで横切るように設計されている。

そのさい国交省の中央新幹線小委員会は、活断層や地震の影響をまったく考慮しなかった。

そもそも小委員会に地震の専門家を入れなかったのである。

政府はM9クラスの南海トラフ地震が2021年1月1日から30年以内に70〜80%の確率で発生すると評価している。

リニア新幹線が開業した後の営業時間帯に南海トラフ地震が発生すれば何が起こるのか。

列車の大事故と損傷、トンネル内部の損壊・大量出水を招きかねず、また、リニアが南アルプストンネルを抜けた地点は、V字谷が深く地質がもろいので、大規模な斜面崩壊や地滑りが起こり、列車が埋まってしまう危険性もある。

川勝平太知事の辞任がリニア建設静岡工区着工とリンクすることに戦慄が走ることを見落とすべきでない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/786.html

記事 [政治・選挙・NHK293] 「在日の金くん」ヘイト投稿…3世男性が同窓生を提訴 直接の注意をスルーされても「差別止めたい」の覚悟(東京新聞)
板違い??

本来ならば、社会板かもしれませんが・・・

―――以下引用

「在日の金くん」ヘイト投稿…3世男性が同窓生を提訴 直接の注意をスルーされても「差別止めたい」の覚悟(東京新聞)
2024年4月3日 12時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/318920

 「在日の金くん」ー。.
 X(旧ツイッター)でこう呼びかけ、在日韓国人への敵意をあらわに繰り返された差別的投稿は自分に向けられていたとして、東京都内に住む3世の男性が先月、投稿者への損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こした。投稿者は男性の高校の同学年で、50年来の交流があったという。男性が裁判に踏み切った思いとは。(山田雄之)

◆「『在日』も『金』も私にとって大切な言葉」
 「投稿を見たとき、自分を指していると思った。本人に直接注意したのに聞かないから訴えた。『在日』も『金』も私にとって大切な言葉。人間としての尊厳を損なわされたんです」。原告の金正則さん(69)は3月29日の提訴後、東京都内で開いた会見で涙ぐみながら語った。
 訴状によると、被告は福岡市に住む高校の同学年の男性。2021年3月〜今年1月、Xで「在日の金くん」との言葉を入れながら、「朝鮮人ってやっぱりばかだね。救いようがないよな」「もう日本にたかるの止めなよ」といった人格を侵害したり、名誉を損なわせたりする投稿を15件繰り返した。金さんは精神的苦痛を受けたとして、慰謝料110万円の支払いを求めている。
 金さんによると、被告は以前から別の交流サイト(SNS)で実名で在日韓国人や朝鮮人へのヘイト投稿を続けていた。クラスメートではないが、卒業後も同窓会などで交流があった。金さんは18〜19年に面会や同窓会のメーリングリストで被告に注意したが聞き入れられず、20年から「在日の金くん」投稿が始まった。

◆被告の男性は取材の電話に答えて…
 提訴した15件の投稿以外には、金さんの親や子どもに触れた内容もあったという。金さんは「ネット上でのヘイトだけど、顔を知っているので身近な感じ。生活圏の中で差別を受けるのはつらい」と話した。
 「金」姓は韓国人の姓の約2割を占めるという。投稿の一部に金さんが高校時代まで名乗っていた日本名、親しい友人の名前が記されており、自らに向けられたものだと「特定できた」とした。代理人の神原元(はじめ)弁護士は「投稿は差別的言動であり、人格否定。差別的言動自体が違法行為だ。裁判所は差別だとしっかり認めてほしい」と主張する。
 被告の男性は2日、東京新聞「こちら特報部」の電話取材に応じ、金さんとは「ゴルフをしたり、お酒を交わしたりしてとても仲が良かった」と話した上で、投稿理由については「お答えすることはできない」とした。

◆属性による差別は『次は私かな』という恐怖と緊張を強いる
 金さんは「『在日』の誰もがヘイトを経験する」と説明。裁判にあたり、他の在日の人から聞き取った被害例として、匿名で送ってきた年賀状での誹謗(ひぼう)中傷、就職活動で朝鮮人だと分かると面接担当の態度が急変したことなどを挙げた。「『在日』などの属性で縛る表現は、属性で見られて差別を受けたことのある人に『次は私かな』と恐怖と緊張を与える。社会にあるさまざまな属性による差別を将来に受け継がせるのを止めたい」と訴えた。
 金さんを支援する法政大名誉教授・前総長の田中優子さんや元日弁連会長の宇都宮健児弁護士も会見に同席した。田中さんは「民族や国籍、LGBTQなど差別はたくさんある。自分たちは加害者にも被害者にもなる」として、「金さんだけの問題ではない。社会全体として解決しなければならない。差別する側が持っている脆弱(ぜいじゃく)性にも目を向ける必要がある」と話した。
 宇都宮氏は16年施行のヘイトスピーチ解消法に禁止規定や罰則がなく、差別による暴力や犯罪が続いているとして、差別禁止法の必要性を指摘。今回の訴訟について「日本社会に潜む差別意識を取り上げている。差別は戦争につながる。人権意識を定着させる重要な闘いだ」と強調した。

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http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/787.html
記事 [政治・選挙・NHK293] 公明、皇族数の確保策を提出 「喫緊課題」と衆院議長に(東京新聞・共同)
こんな、政党でございます。

―――以下引用

公明、皇族数の確保策を提出 「喫緊課題」と衆院議長に(東京新聞・共同)
2024年4月2日 13時24分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/318828?rct=politics

 公明党の北側一雄副代表は2日、安定的な皇位継承に向けた党の意見書を額賀福志郎衆院議長に提出した。北側氏は、皇族数の確保を「喫緊に解決すべき課題」と位置付け、今国会中に各党で合意形成できるよう要請。額賀氏は、自民党の見解がまとまり次第、衆参両院議長の下での各党協議を呼びかける考えを示した。
 意見書は、政府の有識者会議が示した(1)女性皇族の婚姻後の身分保持(2)養子縁組による皇統に属する男系男子の皇族復帰―の2案に沿って検討するよう求めた。秋篠宮家の長男悠仁さま以降の皇位継承資格は「将来の検討課題」とした。公明は尾辻秀久参院議長にも提出する。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/788.html
記事 [政治・選挙・NHK293] <Q&A>離党勧告…それでも「しれっと復党」するのでは? 自民の裏金議員の「処分」って重い?軽い?
2024年4月3日 06時00分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/318902

 自民党は4日、派閥パーティー裏金事件に絡み、安倍派の衆院側、参院側でそれぞれトップだった塩谷立氏、世耕弘成氏に対し、最も重い「除名」に次ぐ「離党勧告」の処分を言い渡す方針です。離党勧告を受けて党を離れても、ほとぼりが冷めたころに復党する議員もいるのが実態で、深刻な政治不信を引き起こした今回の裏金事件につり合う内容なのか疑問の声もあります。(大野暢子)

◆離党しないと除名される

Q 離党勧告を受けた議員はどうなりますか。
A 通達から10日以内に再審査を申し立てず、離党届も出さなかった場合は除名されます。離党するので当然、選挙で党の公認は得られません。無所属で衆院選に出た場合、比例での重複立候補はできず、小選挙区で勝てなければ落選します。党を通じて配分される政党助成金は支給されず、総裁選への立候補や投票も不可。復党には党紀委員会の審査が必要です。

Q もう一段軽い「党員資格停止」の内容は。
A 3カ月から2年の期間とともに言い渡される処分で、その間は離党者に近い環境での議員活動を強いられます。党会合や総裁選への参加、選挙での公認は認められません。

Q さらに一段軽い「選挙での非公認」は。
A 選挙で公認を得られないことを除けば、他の自民党議員と同じ環境で活動できます。過去に処分例はなく、非公認となる期間も定まっていません。

◆郵政造反、コロナ会食でも「復党」

Q 過去に大規模な処分が行われた例は。
A 2005年に郵政民営化法案が自民党の大量造反で否決された際、当時の小泉純一郎首相が衆院選で造反者を公認せず、「刺客」として対立候補を送り込むなどの措置をとりました。衆院選後の党紀委で11人を除名、27人を離党勧告、2人を党員資格停止1年としました。当時の離党者は野田聖子元総務相や森山裕総務会長らで、復党後に閣僚や党要職を務めた例も目立ちます。

Q 近年の例は。
A 新型コロナウイルスの緊急事態宣言下の東京・銀座で深夜に会食したとして、3衆院議員が党幹部の勧告で21年2月に離党しました。ただ、3人中2人が1年もたたずに復党を認められ、既に全員が復党を果たしています。

【関連記事】【一覧表あり】岸田首相が責任とらない自民党の「処分」 二階俊博氏や森喜朗氏も「不問」で収まるのか
【関連記事】裏金問題を打開したい岸田首相の「聴取」って…実態は「密談」では? 気付けば「岸田1強」への権力闘争
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/789.html
記事 [政治・選挙・NHK293] 維新馬場代表に“おもろないねん”の大合唱 吉村知事「万博出禁」発言に寒すぎフォローで火に油(日刊ゲンダイ)

維新馬場代表に“おもろないねん”の大合唱 吉村知事「万博出禁」発言に寒すぎフォローで火に油
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/338404
2024/04/03 日刊ゲンダイ


大阪・関西万博の「リング(大屋根)」に触れる馬場伸幸・日本維新の会代表(C)日刊ゲンダイ

 さすがの維新クオリティーと言うべきか。乾いた笑いしか出てこない。大阪府の吉村知事がテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターを務める玉川徹氏を名指しして「万博出禁」をにおわせて大炎上している問題だ。

 コトの発端は、先月23日に大阪府茨木市で行われた「維新タウンミーティング」。吉村知事は税金のムダ遣いと猛批判されている大阪・関西万博の大屋根(リング)に言及し、「(万博を)今批判するのはいいけど、(玉川氏を)入れさせんとこうと思って」「入れさせてくれ(リングを)見たいって言っても禁止って言ったろうかなって」とニヤニヤ言い放った。万博を主催する日本国際博覧会協会の副会長にあるまじき問題発言だ。

 これに維新の馬場代表がフォローを入れたのだが、逆に火に油を注いでいる。

〈イッツ・ア大阪ジョーク。わからんかな?〉──。1日、自身のXに吉村発言の記事を引用しながら、こう投稿。軽いノリで「大阪ジョーク」と言い繕ったことが笑いに厳しい大阪人の逆鱗に触れたのか、〈寒すぎてまた冬来るわ〉〈ぜんぜんおもんないねん〉と辛辣なコメントが殺到した。

 ちなみに、正しくは〈イッツ・アン〉だ。先月27日には、国会運営について〈「和を持って尊しとなす」では憲法審査会は進まない事は火を見るより明らかです〉(ママ)と恥ずかしげもなくXに書き込んでいた。普段から「和を以て貴しとなす」なんて思っていないのがアリアリだ。

 おもろないうえ、英語にも漢字にも弱いんか。

大阪市長は「別にいいんじゃないですかね」


横山英幸大阪市長(右)は「何が問題かわからない」(吉村洋文大阪府知事=左、と)/(C)日刊ゲンダイ

 吉村知事と府市トップで維新タッグを組む大阪市の横山市長もフォローにならない自説を展開した。

 1日の記者会見で吉村発言の認識を問われ、「僕や知事に(万博)会場への出入りを禁止する権限はない」と繰り返し強調。「多分あのー、知事もフラストレーションがたまって、ああいう発言をされています」と問題発言を正当化し、公党トップの発言としてふさわしいかどうかを尋ねる記者に「別にいいんじゃないですかね。何が問題なのかちょっと分からない」と開き直った。

 こんな態度では万博への逆風が一層高まること必至だ。先月28日には万博会場で屋外イベント広場のトイレの溶接作業中、付近にたまっていた可燃性ガスに火花が引火して爆発事故が発生。幸いにもケガ人は出なかったが、開催への不安は強まるばかりである。

 吉村発言をかばえばかばうほど、お寒い維新の地金が出るだけ。スベってんゾ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/790.html

記事 [政治・選挙・NHK293] 裏金処分の線引き「500万円」が裏目…大荒れ自民党が3つに“分裂”、怒りの矛先が岸田首相に(日刊ゲンダイ)


裏金処分の線引き「500万円」が裏目…大荒れ自民党が3つに“分裂”、怒りの矛先が岸田首相に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/338405
2024/04/03 日刊ゲンダイ


岸田首相の基準に自民党内は大荒れに反発、収拾不可能…(C)日刊ゲンダイ

 収拾がつきそうにない。

 岸田首相は2日、裏金議員の処分に向け、党幹部と協議した。処分対象は収支報告書に不記載があった安倍・二階両派の議員ら85人のうち、派閥幹部のほか、2022年までの5年間の不記載額が「500万円以上」の39人。会計責任者が立件された岸田派会長だった岸田首相自身と、不出馬表明した二階元幹事長の処分は見送る方針だ。

 安倍派の衆院側、参院側でそれぞれトップだった塩谷元文科相と世耕前参院幹事長は「離党勧告」と重い処分が科され、「500万円以上、1000万円未満」は「戒告」と、比較的軽い処分が下される見込み。4日にも正式な処分が決定する。

 この「500万円」の線引きを巡って、自民党内は大荒れだ。不記載額が1289万円で処分対象となった菅家一郎元復興副大臣は「(基準が)非常に分かりづらいし、私の取り扱いも含めて非常に不満だ」とブチまけていた。

 一方、「500万円未満」だった議員も不満を募らせている。処分対象から外れた安倍派議員の秘書はこう言う。

「5年で500万円ということは、年間平均100万円ということ。販売ノルマを超えてこれだけのパーティー券をさばくのは、普通では無理です。キックバックを期待して意図的に売ったとしか思えない。逆に、500万円未満の議員のキックバックは“事故”みたいなもの。コロナ禍で販売ノルマが減っていたのに、パー券を売りすぎてしまった人が多い。500万円以上の議員と一緒にしてもらいたくないですね」

「全員、処罰すべき」と無派閥議員


500万円ボーダーで“処分ナシ”議員も。そもそも国民は納得せず(安倍派「清和政策研究会」最後の議員総会)/(C)日刊ゲンダイ

 揉めているのは裏金議員だけじゃない。裏金とは無関係の議員も、彼らなりの事情で怒っている。無派閥の青山繁晴参院議員は2日、フジテレビの取材に「処分を免れた人が次の選挙で主権者に説明できるんですか。『わたしは正しい』とはまさか言えないでしょう」と、“処分ナシ”の議員が出ることに憤っていた。

 無所属の中堅議員はこう言う。

「総理の基準はよく理解できませんね。500万円で線を引いたら、499万円だった議員はおとがめなしでしょ。それでいいんですか。国民からしたら、10万円だろうと500万円だろうと不記載に変わりはない。全員、処分すべきですよ。私は裏金なんか関係ないのに、地元に帰るとお叱りを受けます。サッサと厳しい処分を下してもらわないと困りますよ。総理の対応は中途半端で遅い。まあ、いつものことですがね」

「裏金が多かった議員」と「少なかった議員」「無関係だった議員」で党内は3分裂。このままでは、岸田首相への反乱が起きかねない。

「全員処分してしまえば党内の猛反発は免れない。かといって、裏金が多い議員を処分しないと国民の怒りを買うのは確実です。総理としては、党内の見方と世間の見方でバランスをとって、最終的に『500万円以上』に基準を置いたようだ。苦肉の策ということです」(官邸事情通)

 前出の中堅議員は「岸田総理で選挙を戦う気はない」と吐き捨てた。下手をすれば「岸田降ろし」勃発もあり得る。いよいよ立ち往生する可能性が高まってきた。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/791.html

記事 [政治・選挙・NHK293] <衆院東京15区補選>須藤元気「右でも左でもない、私たちの生活を取り戻す」(田中龍作ジャーナル)
【衆院東京15区補選】須藤元気「右でも左でもない、私たちの生活を取り戻す」
https://tanakaryusaku.jp/2024/04/00030541
2024年4月3日 18:01 田中龍作ジャーナル


須藤元気氏。ファイティングポーズがさまになる。=3日、参院会館 撮影:田中龍作=

 「須藤元気が門前仲町駅の4番出口で(自らの著書である)『減税救国論』のパンフレットを配ってるよ」。江東区の選挙通から連絡が来たのは2週間くらい前のことだった。15区から出るつもりだなとニラんでいた。

 須藤は立憲民主党在籍時、消費税減税についてツイートし、志を同じくする山本太郎の選挙(2020年、都知事選)で応援演説したため党幹部から厳重注意をくらった。離党届けを出したが認められなかった、という経緯がある。

 その須藤がきょう3日、衆院東京15区補選(28日投開票/16日告示)への出馬会見を行った。

 「偏った政策のおかげで私たちの生活が奪われた。一部の富裕層のみを優遇するバランスを欠いた政策であることは明らか」。話の趣旨が4年前、山本の選挙での応援演説と同じだ。まったくブレていない。

 「苦しんでいる国民のために『消費税減税』と言っているのに、それが言えないのが政治の世界だなんて」。須藤は口惜しさをぶつけるように話した。

 経団連の労働部が連合で、連合の政治部が立憲民主党だ。政権与党の自民も野党第一党の立憲も経団連に支配されているのだ。庶民は搾り取られるだけである。


マスコミの選挙写真撮影に応じる須藤元気氏。=3日、参院会館 撮影:田中龍作=

 「こんなに真面目で勤勉な日本人が一生懸命働いているのに30年間経済が発展しないっておかしくないか。国民の生活が苦しくなるっておかしくないか。政治がいけないんでしょ」

 「与党も野党も国民の方を向いて政治をしていないって国民は皆気付いている」。図星である。投票したい野党がないのが原因だ。

 「与党も野党も一度壊して新たに救国政権を作る時じゃないですか。右でも左でもない。私たちのリアルな生活を取り戻すんです」「国民の方を向いた政治を一緒に作って下さい」。須藤は声を絞り出すようにして訴えた。

 自民党の現職議員が2人続けて逮捕起訴された東京15区。カネも組織もない無所属候補の須藤が単騎戦いを挑む。

 政界の格闘家は今回の選挙戦を織田信長の「田楽桶狭間」に譬えた。なかなかの策士である。(文中敬称略)

   〜終わり〜

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