★阿修羅♪ > アーカイブ > 2024年3月 > 07日05時00分 〜
 
 
2024年3月07日05時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK293] 脱法・幹事長の薄汚さにも唖然だ 脱税集団に突き付けるべきは補選の全敗(日刊ゲンダイ)

※2024年3月6日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年3月6日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


自身の説明責任は逃れ、かたや「個人の説明が重要」、もはやこの国の危難は底なし(岸田首相=参院予算委、5日)/(C)日刊ゲンダイ

「説明責任」「政治責任」……。自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡る国会質疑で、壊れたレコードのように同じ言葉を繰り返している岸田首相。

 何らまとまりもなく、説明にすらなっていない話をダラダラ続けるだけで、具体的で的確な対応策を打ち出すわけでも、総理総裁として明確な方向性を示すわけでもない。

 もはや、こんな男が首相で居座り続けていること自体が日本にとって不幸であり、まさに国難と言っていい。内閣支持率が2割台に落ち込み、過去最低を更新し続けているのも当然ではないか。

 5日の参院予算委でも、野党議員から裏金事件の実態解明を求める声が上がったにもかかわらず、答弁に立った岸田は相変わらずノラリクラリでヤル気なし。

 自身の処分などを問われると、「法改正など結果を出すことで、責任を果たしたい」とシレッと言い放ち、裏金事件に関与した議員の役職登用についても「説明責任、政治責任を果たしたという判断が求められる」などと、例によってナントカの一つ覚えのような発言ばかりだったから呆れてしまう。

キックバックの不記載よりも悪質

 親分が親分なら子分も子分。裏金事件の全容解明が1ミリも進んでいない中、茂木幹事長にも新たなカネの問題が浮上。収支報告の記載が厳格な資金管理団体「茂木敏充政策研究会」から、公開基準の緩い別団体「茂木敏充後援会総連合会」にカネを寄付し、使途を分かりにくくさせる“マネーロンダリング”の手法で裏金をつくっていたとされる疑惑だ。移されたカネは10年間で総額3.2億円にも上っていたというから、キックバックによる裏金事件以上の衝撃と言っていい。

 一部報道では、資金管理団体から別団体に付け替えする手口は「茂木派方式」と呼ばれていたといい、実際、茂木派事務総長を務める新藤経済再生担当相も、自身が代表を務める「自由民主党埼玉県第2選挙区支部」から別団体の「新藤義孝後援会」にカネを移動し、その総額は10年で約2.5億円にも上っていた。

 4日の参院予算委で立憲の蓮舫議員は「茂木派は法の抜け穴を使って裏金をつくっているのではないか」と声を荒らげ、怒りの表情を見せていたのも当然だろう。

 派閥パーティーの裏金事件では我関せずと「シロ」を装いながら、裏では脱法行為に手を染めていた可能性を指摘されている茂木。ザル法と呼ばれる規正法の問題点を理解した上でカネを付け替えていた確信犯の疑いがある分、ある意味、キックバックの不記載よりも悪質と断じざるを得ない。

 茂木は過去の予算委で閣僚席から野党議員を罵倒する姿が報じられ、その人間性が度々問題視されていたとはいえ、あらためて、その腹黒さ、薄汚さに唖然呆然。それでいて、よくもまあ、「収支の見える化や透明性の向上を図ることも検討していく必要がある」などと言えたものだ。

 岸田も岸田で「本人が説明することが重要」などとコトの重大性に気付いてないからアングリだ。

 元参院議員の平野貞夫氏はこう言う。

「世論調査では裏金事件を巡る自民党の対応に回答者の8、9割が納得していないにもかかわらず、岸田首相や茂木幹事長はその状況に気付いていない。岸田首相は国民の声を聞くと言っていたが、まるで国民生活に関心がないのでしょう」

驕り高ぶった自民党に納税者の怒りを示すべき

 結局、裏金事件を巡る衆参予算委や衆院政治倫理審査会(政倫審)の質疑を通じて、ハッキリしたことは岸田の嘘八百と安倍派の国民愚弄だ。

「火の玉となって国民の信頼回復に取り組む」

「政治の信頼回復に向けて、私自身が先頭に立って、これらを必ず実行してまいります」

 岸田はいつも言うだけで一切、何もしない。これまで、どこの先頭に立ったのか。何を実行したのか。裏金事件の発覚前と今で一体、何か改善されたことはあるのか。

 聞かれたことには答えず、自身が国民の前で断言したことも、まるでなかったかのごとく他人事。世間一般ではこういう人間を「嘘つき」「詐欺師」と呼ぶのだ。「嘘つき首相」といえば「桜を見る会」前夜祭を巡る国会答弁で計118回の虚偽答弁が指摘された安倍元首相がいるが、今回の事件で総額約5.8億円の裏金が判明した安倍派の面々もまた嘘つきばかりと指摘せざるを得ない。

 発覚当初は「適正に処理している」と横並びでトボケていながら、その後、「政策活動費として受け取った」「派閥から記載しなくていいカネと言われた」などと説明が二転三転。逮捕者が出るとダンマリを貫き、特捜部の捜査が一段落した途端、「俺も」「私も」と相次いで収支報告書を訂正。と思いきや、これがまた「不明」ばかりの記載というデタラメぶり。

嘘はバレてもつき続けるのが安倍派のお家芸

 政倫審では、秘書や会計責任者に責任を押し付けて知らぬ存ぜぬの幹部の茶番劇を見せられ、いまだに「すべてを正直に話す」「ため込んだ裏金は重加算税を含めて納税します」という議員は皆無。議員辞職どころか離党もせず、まるで何事もなかったかのように振る舞っている。違法、脱法行為の不記載で隠してきた裏金をいい加減な「訂正」で表のカネにロンダリング。どう見ても政治家ではなく犯罪集団だろう。嘘はバレてもつき続けるのが安倍派のお家芸なのだろうが、これが派閥が訴えていた「美しい国」の意味なのか。

 過去に事務総長を務めた下村元文科相が政倫審に出席の意向を示したことについて、新聞は「全容解明なるか」などと期待を込めて書いているが、幹部を外されたとはいえ、しょせんは安倍派。仮に出席したところで「洗いざらいすべてを明かします」なんてなるわけがない。詰まるところ、自民党の金権腐敗が底なしと分かった今、脱税集団に突き付けるべきは、証人喚問と4月の衆院補選(東京15区、島根1区、長崎3区)で鉄槌を下すこと。

 自民を全敗に追い込む以外に方策はないのだ。

 ジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「国会中継で岸田首相の答弁を見た有権者もいい加減、うんざりしているでしょう。立憲の泉代表が保守王国の島根に入った際、多くの有権者から『自民キックバック党を倒せ』と声が掛かったと聞きます。そうした怒りは全国に広がっています。驕り高ぶった自民党を選挙で痛い目にあわす。世論は今、その方向に確実に向かっています」

 納税者の怒りを「脱税犯罪集団」に見せつける時だ。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/557.html

記事 [政治・選挙・NHK293] <独自>自民・杉田水脈議員に疑惑発覚!父親を政治団体の“名ばかり会計責任者”にしていた(日刊ゲンダイ)

【独自】自民・杉田水脈議員に疑惑発覚!父親を政治団体の“名ばかり会計責任者”にしていた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/337001
2024/03/04 日刊ゲンダイ


自民党安倍派の杉田水脈衆院議員は取材を拒否(C)日刊ゲンダイ

 自民党安倍派の杉田水脈衆院議員の政治資金管理団体「杉田水脈 なでしこの会」(兵庫県宝塚市)で会計責任者を務めていた人物が、政治資金規正法に抵触する“名ばかり責任者”である疑惑が日刊ゲンダイの調べで明らかになった。その会計責任者は杉田氏の父だった。

 杉田氏の父は「なでしこの会」の2022年、23年に会計責任者として兵庫県に届け出られていたが、安倍派議員への東京地検特捜部による取り調べが進む中、今年(24年)1月15日付で、突如、別の会計責任者に異動(更迭)届が出されていた。

娘に頼まれたが中身はノータッチ、ハンコも押していない

 1月下旬、兵庫県内の自宅前で日刊ゲンダイの取材に応じた杉田氏の父は、「(会計責任者を)いつやったか覚えていないです。もう中身もノータッチ。名前だけ貸していて。(政治資金収支報告書も)全然見たことがない。ハンコも(押して)ない。東京も行ってないし。(団体のある)宝塚も行ってない。前の会計責任者に事情があって、娘から会計責任者になってくれ、とは言われています。だから勝手に娘が名前を使うたというのではない」と明かした。今年、会計責任者が引き継ぎ変更されたことも知らなかった。

 それで会計責任者というのはありえないと問うと、「申し訳ないです。問題になったら、名前とかハンコとか押してあるんだから、責任を問われたら、それは責任をとらないといけないと思います。私、知りませんというわけにはいかんし。でもこんなことがあるとは思わんかったからね」と話した。

 兵庫県選挙管理委員会は、実態のない会計責任者の規正法上の問題について次のように説明する。

「会計責任者には、当該団体の会計事務の最終責任者として、会計帳簿の備え付けおよび記載、収支報告書の提出、更迭があった場合の後任者への引き継ぎ、会計帳簿等の保存などの義務が課せられており、これらに違反した場合、法第24条、第25条の罰則の適用があるとともに、法第28条により公民権が停止される」

 24条では、3年以下の禁錮、50万円以下の罰金とあり、その罪は決して軽くはない。

「たとえ記載すべき収入支出が全て正しく記載されていたとしても、会計責任者がなんら了承していない内容について、会計責任者の氏名を用いて宣誓を行っていれば、虚偽となる可能性はある」(兵庫選管)ともいう。

 杉田氏の事務所に会計責任者や署名押印の実態について質問をしたが、「回答はしない」と取材は拒否された。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/558.html

記事 [政治・選挙・NHK293] 国税庁は大困惑…公式Xで「確定申告」呼びかけ大炎上!自民裏金議員への国民の怒り爆発(日刊ゲンダイ)


国税庁は大困惑…公式Xで「確定申告」呼びかけ大炎上!自民裏金議員への国民の怒り爆発
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/337148
2024/03/06 日刊ゲンダイ


鈴木俊一財務相の答弁も火に油…/(C)日刊ゲンダイ

 さすがに国税庁の職員も困惑しているようだ。ポスターにつづき、今度は公式X(旧ツイッター)アカウントが炎上している。

 国税庁は今月2日、<!こんな収入の申告漏れにご注意!>とビックリマークつきのタイトルをつけて、こう投稿。

<収入の申告漏れがある場合、適正な申告をしていれば納める必要の無かった税金を納めることになる場合があるため、ご注意ください!>

 そのうえで、わざわざ「退職金の収入がある方」「株主優待を受け取った方」「ふるさと納税の謝礼として特産品を受け取った方」など、確定申告が必要なケースを列挙している。

 2月16日から3月15日まで確定申告が行われているため、例年通り、適正な申告を呼びかけたのだろうが、自民党議員の裏金が発覚し、しかも裏金には課税されない可能性が高いとあって、国民の怒りを一斉に買っている。

「いいえ。注意されるべきは全ての裏金議員に必要な税金を課していない国税庁のほうですよ」「国税庁 ちゃんと仕事してください!」「永田町でちゃんと仕事して下さいよ」--といったリプライが1500も殺到しているのだ。

 鈴木財務大臣が国会で、「(納税するかどうかは)疑惑を持たれた政治家が政治責任を果たすという観点から判断されるべきだ」と、“議員任せ”のような答弁をしたことも、火に油を注いでいるようだ。

 税務署の現場の職員は、納税者から嫌みを言われることも多いという。はたして公式Xの炎上をどう受け止めているのか。

「例年、確定申告の時期には、さまざまな手段を使って申告を呼びかけています。今年も公式Xを使って周知徹底しました。そのXに対して、いくつものコメントが寄せられていることは承知しています」(国税庁広報)

 いまや国税庁が確定申告を呼びかけるほど反発を招いてしまう状況だ。政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「インボイス制度まで導入され、庶民は厳しく徴税されています。『なぜ、裏金議員から税金を取りたてないのか』と、国民が国税に対して怒りを向けるのはよくわかります。ただ、現場の職員に怒りをぶつけても解決しない。かといって、政府が国税を動かしたり、国税が世論受けを狙って動くのも、差し障りがあります。前例を作ってしまうと、将来、政治権力や国税が、政敵や特定勢力を潰すために恣意的に動くようになりかねないからです。とりあえず、国民が裏金議員に対して『納税しろ』と迫りつづけることです」

 自民党の総裁として岸田首相が「裏金議員には自主的に納税させる」と宣言すれば、自民党議員も観念するのではないか。裏金議員が納税しない限り、タックスペイヤーの怒りは収まりそうにない。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/559.html

記事 [政治・選挙・NHK293] 3.29予算成立で岸田首相が解散画策か…政治刷新vs裏金・派閥“色分け総選挙”に安倍派が悲鳴(日刊ゲンダイ)

3.29予算成立で岸田首相が解散画策か…政治刷新vs裏金・派閥“色分け総選挙”に安倍派が悲鳴
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/337149
2024/03/07 日刊ゲンダイ


処分に戦々恐々…(C)日刊ゲンダイ

 永田町では、4月の衆院3補選に合わせた衆院解散・総選挙の臆測が急速に広がっている。

 4日の参院予算委員会では、立憲民主党の辻元清美代表代行が「4月、イチかバチかの“裏金解散”、考えているんじゃないですか」と岸田首相に問う場面もあった。

 岸田首相は「まったく考えておりません」と答えたが、この答弁について見解を聞かれた自民党の森山総務会長は、5日の会見で「きのうは、そうだったのだと思います。きのうまでは、です」と意味深な発言。4月解散の可能性については「総理でないと分からない」とケムに巻き、否定はしなかった。やはり岸田首相は、やる気なのか。

「総理周辺は『やるなら赤組・白組選挙になる』と言っていました。党内を政治刷新派と裏金・派閥の守旧派に色分けして、政治改革で信を問うというのです。総理は説明責任を果たそうとしない安倍派にも、党の危機にまったく動かない茂木幹事長にも怒り心頭で、選挙で叩き落とすつもりです。小泉郵政選挙の手法で、自民党内の争いに注目が集まれば、野党は埋没し、低支持率でも勝てるという計算があります」(官邸事情通)

 岸田首相と気脈を通じる森山総務会長は、5日の会見で裏金議員の処分について「17日開催の党大会までに整理できればいい」と言っていた。岸田も「できるだけ早いタイミングでけじめ」と言っている。

 自民党が党則で定める党紀委員会の処分には、重い順に@除名A離党の勧告B党員資格の停止C選挙における非公認D国会および政府の役職の辞任勧告E党の役職停止F戒告G党則順守勧告の8段階がある。

 岸田首相は安倍派の裏金議員を党の要職や閣僚から駆逐しただけでなく、衆院の委員会理事からも外す方針だ。すでにDの役職辞任までは事実上、進んでいるわけで、その上で改めて処分を科すとなると、軽くてもC非公認かB党員資格停止になる。

小泉郵政解散のパクリ

 そんな状態で選挙に突入したら、裏金議員はたまったものじゃないだろう。公認候補は改革派、非公認は抵抗勢力ときれいに色分けされてしまう。大量落選は避けられない。

「呼ばれてもないのに突然、政倫審に出席したり、岸田総理は何をしでかすか分からない怖さがある。自分の保身延命のためなら愛着ある派閥も解散する男です。党内に抵抗勢力を仕立て上げ、4月選挙を強行しかねない。それに、本音では政治資金規正法の改正に手をつける前に総選挙をやってしまいたいはずです」(自民党閣僚経験者)

 予算成立後の後半国会では、裏金事件を受けた政治資金規正法の改正がテーマになる。「法改正で責任を果たす」と首相自身が言っている以上、会期末までに改正法を成立させなければ政治生命はオシマイだ。

 だが、野党が求める連座制の導入や政策活動費の廃止などに自民党は後ろ向き。かといって、抜け穴だらけの法改正では世論が納得しない。規正法改正の本格議論に入る前に選挙に持ち込んだ方が都合がいいのだ。

「政治刷新」や「規正法改正」を掲げて改革派ヅラして総選挙を乗り切ってしまえば、しばらく選挙はない。後はのらりくらり、形ばかりの骨抜き法改正で済ませる算段である。

 自民党は3月29日までに参院で予算案を成立させる方針だ。成立後には首相会見が予定されている。その場で「解散宣言」が飛び出すのか。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/560.html

記事 [政治・選挙・NHK293] 日立市が原発事故の避難計画案 避難路の被災や渋滞に複数の代替経路(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASS367D1LS36UJHB006.html?iref=pc_preftop_ibaraki


これは、紛れもない現実の世界での「無恥との遭遇」(Close Encounters of the 4th Kind)。

一刻も早く逃げねばならぬ。


地震で電柱1本が道路に倒れ掛かっただけで、車での通行は不能になる道路。

そこに、代替経路を求める・・・愚か。

危機管理の要諦は、最悪の事態を想定して対策を考えておくことではなかったか。

「原発の安全神話」が脆くも瓦解してしまった今、「道路の安全神話」にすがる愚かな役人、放射能が漏れても無理して逃げなくてもいいと、今更、「放射能安全神話」を持ちだす、原子力ムラの無恥。

放射能が漏れたかどうか、住民に周知することすらできないことを想定すべきなのに・・・。

自然災害は、そこに原発があるかどうかは斟酌しない。


以下記事の全文を転載する。

 日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)の重大事故に備え、茨城県日立市は6日、広域避難計画案を市議会全員協議会で示した。今月下旬の市防災会議で決定する。原発30キロ圏内に策定が義務づけられており、県内の対象14市町村のうち、7番目の策定になる。

 同市は全域が原発の30キロ圏内で、約16万8千人の全市民が避難を強いられる可能性がある。放射性物質の拡散前に避難する5キロ圏の「予防的防護措置準備区域(PAZ)」が3地区約2万3500人、まず屋内に退避し、状況に応じて避難する5〜30キロ圏の「緊急時防護措置準備区域(UPZ)」が20地区約14万4500人だ。

 避難先は福島県内の17市町村と決まっている。計画案では、23地区ごとの避難先の自治体を示し、中継所となる施設の名称や住所、電話番号などを記載して、カーナビなどですぐ検索できるようにした。地区ごとの主要避難経路を示した上で、道路の被災や渋滞に備え、多くの地区で代替となる避難経路を複数挙げた。

 また、それぞれの地区で避難に必要な45人乗り大型バスの台数も示し、23地区合計で最大延べ約750台が必要だとした。住民アンケートで得られた利用率20%で算出したという。

 原発事故と同時に他の災害が発生する「複合災害」への対応については、地震や暴風雨などから身を守る行動を最優先にするという基本的な方針を示した。昨秋の台風13号被害などを踏まえ、複合災害で孤立状態に陥った場合は、国や県と協議し避難経路の応急復旧や避難手段の確保を検討するともした。

 市は2017年末に計画の素案を示し、住民説明会やアンケートなどを実施してきた。しかし、昨年のアンケートでは、原発からの距離に応じて避難行動が異なることを知らないと回答した人が8割近くになっていた。計画案は今後の課題として、住民に対し広域避難のルールや避難先・経路の周知、計画に基づく継続的な訓練などを挙げた。

 6日の全員協議会で、小川春樹市長は「(広域避難計画)策定後は、市民へ丁寧に説明させて頂く。定期的かつ継続的に訓練を実施し、避難の実効性を高めたい。必要に応じて計画の修正、見直しをしていく」と述べた。

 市の担当者は「市町村でできることは限られているので、国や県と連携し補っていきたい」と話した。(張守男)


記事の転載はここまで。


市の担当者が言う。「市町村でできることは限られているので、・・・」

婉曲的に言っているが、担当者の責任感が言わせる、せめてもの意思表明なのだろう。
絞り出すようにして・・・「とても逃げることなど出来ない・・・」と。

「机上」ですらそうなのだから、実際に重大事故が起きてしまったら、周りは「阿鼻叫喚」、まさに「生き地獄の様相」になるのではないか。

電気、ガス、水道が止まり、携帯電話も繋がらなくなり、信じられるのは、自分の目と耳。
自治体職員だけは、被害を受けないという安全神話は能登半島地震で夢と消えた。

状況把握できるのは、自分の見える範囲、聞こえる範囲のことだけ。
信じられるのは、自分の見える範囲、聞こえる範囲の事象だけ。

逃げる前に、家族を救出しなければならない人もいるだろう。
その救助作業を手伝う人もいるだろう。

「住民は広域避難のルールを知らない」と役人は嘆く。

どっこい、住民は、避難計画なるものが画餅であることを知っている。

原発立地の自治体は、原発30キロ圏内に策定が義務づけられている避難計画が立てられないという「現実」から目を逸らしてはいけないのではないだろうか。

原発に重大事故を引き起こすような自然災害が発生した時、住民は逃げることが出来ないと、自治体住民に事実を告げ、その上で、原発の稼働を認めるかどうか、住民の判断を求めるべきではないか。

原発に重大事故が発生した時、住民は逃げることが出来るという「幻想」を振りまくのは、もはや神秘的な詐欺と言っていい。

私達は、神話の世界ではなく、現実の世界に生きている。

現実の世界では、自然災害は、そこに原発があるかどうかは斟酌しない。

原発立地に住む数十万人もの市民が放射能の灰を被り、強い放射線を浴びてしまうような、そんな「未知との遭遇」は御免こうむりたい。


日立市の避難計画策定は、県内の対象14市町村のうち、7番目の策定になるという。

未だ、半数の自治体は避難計画の策定が出来ていない。

住民の命を最優先に考えれば、当然の結果と言えよう。

避難計画が策定出来たと嘯く方が「不誠実」だと住民は知っている。

神話の世界と違って、現実の世界は常に厳しい。


原発は日本に「あってはならないもの」ということだ。

それが、避難計画策定に頓挫した日本での、論理的帰結だ。

各自治体に丸投げされた「避難計画策定」という作業は、もはや壮大な「時間の浪費」でしかない。






http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/561.html
記事 [政治・選挙・NHK293] 自民党の裏金問題とそれを使った選挙戦…批判されるべきは与党の「昭和の国会運営」だ ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)

自民党の裏金問題とそれを使った選挙戦…批判されるべきは与党の「昭和の国会運営」だ ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/337133
2024/03/07 日刊ゲンダイ


立憲・山井議員は議事進行を遅らせる「フィリバスター」戦術を使ったが…(C)日刊ゲンダイ

 2024年度予算案が、異例の土曜日の集中審議を経て2日に衆院を通過した。

 予算案は衆院から参院送付後30日を経過すれば自然成立する憲法の規定がある。政府・与党は年度内成立が確実になる2日までに衆院を通過させることにこだわっていた。

 その理由を与党は「早期能登半島復興のため」と言って国民感情を味方につけようとするが、それは建前で、予算の自然成立が決まっていれば、参院での野党の裏金への厳しい追及も、のらりくらりとかわして時間稼ぎすればいいからと考えているのではないか。

 そもそも迅速な支援と言うなら地震が起きてすぐに補正予算を組めばよかった。実際過去の大地震ではそうしてきた。しかし野党が求めても岸田政権は拒否したのである。しかも今回の予算は予備費であり、これは何に使っても良い金で、確実に被災地に使われるとは限らない。最近はどうもこの予備費に味をしめているふしがある。

 だいたい自民党の裏金問題で審議が遅れ、政倫審を公開するかで揉めた。議論が足りないのは与党の責任ではないか。

 やっと完全公開で開かれた政倫審も知らぬ存ぜぬのオンパレード。塩谷氏に至っては「納税するつもりはない」と言い切り、確定申告の時期に「納税は自分で決められるのか」と国民の怒りを買った。

 それでも1日に予算案を衆院に通そうとした与党に野党は反発。立憲民主党は採決時期を遅らせるために小野寺予算委員長の解任決議案を提出し、立民の山井議員は趣旨弁明に2時間54分を使った。フィリバスターという採決を遅らせるための手法だ。

 一時は1日深夜に及ぶと思われた国会だったが、立民が翌日2日の国会開催で合意し、異例の土曜日の国会になった。

 今度は腰砕けの立民に失望し、れいわ新選組の大石晃子議員が1人で牛歩戦術をやったが、「1分以内に投票しろ」と言われ無効になった。

 与党は、こういった野党の戦略を「昭和の国会運営だ」と揶揄した。では何か。他にスマートな令和のやり方があるのだろうか。昔なら党全員で牛歩をやったり、ピケを張って委員長を閉じ込めたりしたものだ。それしか議席の少なさを克服できるものがないからだ。

テレ朝の政治部キャップが仰天発言

 驚いたのは報道ステーションでテレビ朝日の政治部キャップが「こんな古いやり方では国民の支持を得られない」と発言したことだ。

 与野党両方切ってみせたということなのだろうが、そもそも自民党の裏金問題、それを使った選挙戦、それがもう「昭和のやり方」ではないか。批判するならこっちだろう。お互いの言い分をただ並べて「与野党の攻防が続く」とスポーツ中継のような報道は、さらに政治不信を招き視聴者の無関心をあおるだけではないか。


ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

関連記事
大石あきこ議員「立憲。なんで今日採決させるんですか! さすがにこれはないでしょ 恥を知れ!」
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/525.html

「処分されるべきは自民党ウラガネ議員」…大石晃子&櫛渕万里れいわ議員「厳重注意」処分にSNSは怒りの渦(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/556.html

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/562.html

記事 [政治・選挙・NHK293] 米軍の攻撃による空襲被害者への補償は、米国政府がおこなうべきだ

 元のスレッドで、スレ主「蒲田の富士山」さんにより、初期非表示になっているコメントを再掲します。




 私は「反米右翼」や「反米左翼」ではないが、米軍の攻撃による非戦闘員の空襲被害者への補償は、主として米国政府がおこなうべきだと思う。

 戦争は勝者総取りではなく、戦争の勝者も敗者も、軍の攻撃による被害者に対して、それぞれ補償をおこなうべきである。

 もし世界政府が存在するならば、世界政府に対して戦争被害の補償を申請できる制度が整えられることが望ましい。



[スレ主【蒲田の富士山】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)TOR


http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/550.html#c2



「新自由主義」から「新共産主義」へと、政治と経済のパラダイムシフト(潮流変化)を導き、
人と社会の未来を築(つ)くる、『新共産主義クラブ』.

© 2024 新共産主義クラブ.

The New Communist Club builds the future for human and society,
leading the paradigm shift, the change of the tide,
in politics and economy from neoliberalism to new communisim.

Copyright © 2024 New Communist Club. All Rights Reserved.



「新共産主義クラブ」のウェブサイトは、阿修羅掲示板のサーバー内の下記のURLにあります。

http://www.asyura.us/ncc/


http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/563.html
記事 [政治・選挙・NHK293] 「日本は消滅するだろう」イーロン・マスク氏が“予測”した根拠 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)

「日本は消滅するだろう」イーロン・マスク氏が“予測”した根拠 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337195
2024/03/07 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


日本は若者たちに、夢のある将来への希望を持たせられるのか(C)日刊ゲンダイ

 米実業家のイーロン・マスク氏は電気自動車の「テスラ」、宇宙開発の「スペースX」などの会社を所有し、2021年の保有資産は3200億ドル(約48兆円)にも達する。

 マスク氏は、米サイト「Not the Bee」の<日本の出生率は過去最低を記録 1人の赤ちゃんが生まれるたびに2人以上が死亡>という投稿に反応し、X(旧ツイッター)で、<もし何も変わらなければ日本は消滅するだろう>と“予測”した。

 この投稿は2日後の閲覧数が8020万回に達して注目を集めたが、その背景となる日本社会の現実を見る。

▽日本の出生数は、第1次ベビーブーム期中の1949年に最多の269万6638人。そして第2次ベビーブーム期中の1973年に209万1983人となった。

▽2016年に出生数が100万人を割り込んで以降、減少が加速した。

▽2023年に出生数は過去最少の75万8631人となった一方、死亡数は159万503人となった。

 一般的には、人口が安定した状態を維持するには、出生率が2.1である必要がある、といわれる。日本では1973年の世界石油危機以降、その水準を下回る状況となり、昨年時点で日本の出生率は1.3程度。今では若い女性の人口が激減していることもあり、仮に出生率が2.1となっても、人口は減少する。

 日本の人口が6000万人を割る時も視野に入ってきたが、今後の日本はどうなるのだろうか。

 かつて駐ウズベキスタン大使だった時、日本の官界、経済界の首脳が訪問してきた。彼らは「この国(ウズベキスタン)で工業を起こすのは難しい。国際的競争力を持つには国内市場の土台が必要で、人口が1億人以下だと企業は難しい」などと発言していた。

 新しく生まれる人口が少なければ社会の老齢化が進み、65歳以上の人口が40%を超える事態も予想される。当然、今の年金、医療制度は維持できないだろう。

 マスク氏が「日本は消滅するだろう」と“予測”したのは、おそらく「経済が国際的競争力を持ち、年金医療制度の整っていた日本社会は消滅する」との意味だろう。

 こうした危機は日本政府もある程度認識し、少子化対策を打ち出してきたものの、事態は確実に悪化している。

 日本は今、実質賃金がどんどん低下しているが、それは賃金が上がらない構造的な仕組みを抱えているからだ。つまり、若い世代が将来、夢のある生活をイメージしにくく、子どもを持つ意欲が低下している。

 とはいえ、今の日本社会が外国人を受け入れるのは簡単ではない。労働力の一部はやがて機械で補われ、国際的な競争力を持つ日本は消えるのである。


孫崎享 外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/564.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2024年3月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。