今年は元旦から能登半島地震に襲われ、未だに行き場の無い膨大な被災者が苦しんでいる。繰り返される自然災害の対策は、対症療法の一時しのぎで専ら地元自治体に任されている。国レベルでの抜本的対策(災害救助即応隊の新設とか)が必要とされているところである。
一方で高給を欲しいままにしている国会議員達は、ようやっと自分たちの、使途を明らかにしない「政策活動費」や、パーティのキックバックなる裏金造りを、問題にし始めた。庶民から搾り取っている税金の確定申告時に、政治家の膨大な使途不明金の存在は、いくらなんでもまずいんじゃないかというわけである。少しは人並みに恥を知りはじめたか。
しかしこうなっても、与党自民党の「政治家達」は、自分たちの利権を飽くまで離そうとせず、国民に知らせず金儲けする生き方に固執している。せめてこういう人達を国会から追い出すことは出来ないか?
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/373.html
自民・甘利前幹事長に「裏金1億円」ネコババ疑惑…落選危機だった自身の選挙に“流用”か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336220
2024/02/15 日刊ゲンダイ
また、新たな疑惑が発覚(自民党の甘利明前幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
「私は未来を見通せる。その私がいなくなれば大変なことになる。未来は変わっちゃう」──あの街頭演説の陰で「裏金」をネコババしていたのか。ダーティーイメージがつきまとう甘利前幹事長に、また新たな疑惑だ。
時は2021年の衆院選のさなか。使途公開の義務がない党の政策活動費(政活費)1億円を、落選の危機にあった自身の選挙に“流用”していた可能性がある。日刊ゲンダイの調べで、その痕跡が浮かび上がってきた。
◇ ◇ ◇
「政治とカネ」をテーマに14日に開かれた衆院予算委員会の集中審議で、野党は事実上の「裏金」である自民の政活費を追及。立憲民主の井坂信彦議員がターゲットに据えたのは、岸田政権下で幹事長を務めた甘利氏だ。在任期間は21年10月1日から11月4日までの35日間。このわずかな期間に甘利氏は8回に分け、計3億8000万円の政活費を受け取っていた。在任時には衆院選があり、支出は衆院解散の前後に集中。井坂氏は「自身の選挙に使ったのではないか」と問いただした。
当時は落選危機で錯乱状態
なぜなら甘利氏は当時、衆院選の陣頭指揮を執る立場ながら、最終盤で全国遊説を見送り。立憲の新人候補の猛追を受け、落選の危機が強まり、自身の選挙区に張りついた。街頭では「私の手の中には日本の未来が入っている」「私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫。ほぼ錯乱状態だった。結局、選挙区で敗れた甘利氏は比例復活したものの、幹事長として歴代2番目のスピード退任の辛酸をなめた。それだけに井坂氏の訴えには説得力がある。
金額も支出の時期の怪しさも突出
「私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことでなのであります!」と絶叫(2021年衆院選最終盤、地元での街頭演説で)/(C)日刊ゲンダイ
日刊ゲンダイも当時の政活費の支出状況を確認すると、興味深い事実が判明した。衆院の解散から公示日の間は党幹部11人に計3億6500万円が支出されたが、公示日が過ぎてからはただ一人、甘利氏のみ。公示翌日の10月20日と選挙終盤の同25日に5000万円ずつ、計1億円を受け取っていた。自民党関係者は「党幹部が公認候補の陣営に現金を配る『陣中見舞い』の原資は政活費。選挙応援に入った際、必ず金一封を手渡すのが慣例です」と語る。選挙終盤に地元に引きこもっていた甘利氏には、この自民の因習を守ることは不可能だったろう。
また、直近の国政選挙における政活費の支出状況も調べたが、19年参院選は二階幹事長(当時)が公示直後に2回、計6500万円を、22年参院選は茂木幹事長が公示翌日に5000万円をそれぞれ受領。甘利氏のケースは金額も支出時期の怪しさも抜きん出ている。落選危機を脱するため、党の「裏金」をネコババした疑いは深まるばかりだ。
「衆院選の経費を記す甘利氏の『選挙運動費用収支報告書』の出入記録に、この記載がなければ、選挙買収など公選法違反に該当するような使い道を疑わざるを得ません。否定するなら、政活費の使途を全面公開すればいいのです」(神戸学院大教授・上脇博之氏)
ネコババ疑惑について甘利事務所に質問状を送付したが、期限までに回答を得られなかった。
さらに中国新聞は14日、甘利氏が党選対委員長を務めていた19年の参院選で、8060万円の政活費を原資に全国の公認候補へ陣中見舞いとして「裏金」を配り回っていた疑いを報道。個人が年間に政治家や政治団体などに寄付できる上限額(3000万円)を定めた政治資金規正法に抵触する恐れがあり、違法性が認められれば公民権停止の憂き目が待っている。
未来を見通せる甘利氏の目には、将来の自分のどんな姿が映っているのか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/374.html
※2024年2月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※紙面抜粋
※2024年2月15日 日刊ゲンダイ2面
※文字起こし
ゴマカし答弁連発(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
相変わらず、ゼロ回答の連続だった。
14日、自民党派閥のパーティー裏金事件に絡み「政治とカネ」の問題をテーマに、衆院予算委員会の集中審議が行われた。1月26日に通常国会が召集されてからわずか半月で2度目の集中審議である。いかに異例の展開であることが分かろうというものだ。
なぜ、長年にわたり裏金づくりが行われてきたのか。ため込んだカネを何に使ったのか。少しは実態が明らかになるかと思いきや、岸田首相はノラリクラリ。多くの国民が呆れてしまったのではないか。
自民党が党所属議員を対象に実施したアンケート調査結果を巡っては、設問が2つしかなかったため、2022年までの5年間の不記載額と議員85人の名前が羅列されているだけ。実態解明からは程遠い内容だった。立憲民主党の山井和則議員が「これでは何も分からない」と追及すると、岸田は「アンケートと合わせて党幹部による聞き取り調査を行って参った。そうしたさまざまな手段を通じて実態把握に努めている」とゴマカしの答弁だ。
立憲の本庄知史議員は、不記載の85人に記者会見で説明させるよう求めた上で、「説明責任を果たしていないと判断した人たちは処分すると明確にしてください」と要求。ところが、岸田は「本人の説明責任の状況を踏まえて判断する」と、やはり正面から答えなかった。
与党・公明党の国重徹議員にも「自民党総裁として、疑念を持たれている議員に踏み込んだ説明を尽くすよう強く指示をしていただきたい」と詰められたが、「事情を最もよく知る関係者本人が説明責任を尽くすことが重要」と言うだけで「強く指示する」と明言することはなかった。
岸田は昨年末の記者会見で「信頼回復のため火の玉となって自民党の先頭に立つ」などと言っていたが、熱のない答弁を連発。これで信頼を回復できると思っているのだとしたら、とんでもない勘違いだ。
法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。
「『火の玉』どころか、岸田首相は答弁するたびに信頼を失っている。実際は『火だるま』です。また、会見で『信なくば立たず』とも発言していましたが、まさにその言葉通りの状況になっています。集中審議では、アンケートや聞き取りの実施を強調していましたが、いずれも中身はいい加減。とにかく“やってるフリ”をして、早く幕引きしたいということなのでしょう」
政倫審では実態解明は困難
終始、岸田が逃げとゴマカしの答弁を繰り返す中、焦点となったのは、政治倫理審査会の実施だった。
政倫審は、ロッキード事件を受け1985年に国会法を改正して設置された。審査される議員本人が申し出ることで開かれる。また、政倫審の委員の3分の1以上が申し立て、出席委員の過半数が賛成することでも開催が可能だ。原則非公開で、審査対象の議員の出席に強制力もない。事実と異なる発言をしても、罪に問われるような厳しさもない。
そんな、ルールが“緩め”の政倫審の開催にすら、岸田は消極的だ。集中審議では、野党側が政倫審開催と安倍派5人衆と二階元幹事長の出席を求めたが、岸田は「国会でお決めになること」とゴニョゴニョ。与野党は衆院政倫審の幹事懇談会を16日に開き、野党の開催要求について協議するという。
しかし、そもそも、裏金をせっせとため込み、ようやく訂正した収支報告書にも平気で「不明」と書くようなペテン師集団を政倫審に呼んだところで意味はないだろう。さも、政倫審が「重大焦点」かのように扱われているが、国民はだまされてはいけない。むしろ、政倫審でオシマイなんて、ふざけてもらっちゃ困る。
85年の政倫審設置当時、衆院事務局に職員として勤め、法整備の責任者だった元参院議員の平野貞夫氏はこう言う。
「もともと、政倫審は、疑惑を持たれた議員が自ら弁明し、国会議員としての正常な地位を確保するための場として設けられたものです。今回の一件は、長年にわたる組織的な裏金づくりという不法行為であり、問題の根は深い。審査対象の議員が出席を拒める政倫審では、実態解明に限界があるでしょう。強制的に出頭を求めることができ、虚偽の発言をすれば偽証罪に問われる可能性がある証人喚問で関係した議員を追及しなければ、実態解明は困難です。野党は政倫審にこだわり過ぎず、証人喚問を求めていくべきです」
与党は「政倫審開催」を国会対策の材料にしているフシすらある。
「来年度予算案の年度内成立のためには、3月2日までに衆院を通過させなければならない。そのためには野党を納得させる必要があるが、自民党としては安倍派5人衆らの証人喚問はとても受け入れられない。ハードルが低めの政倫審開催に応じる姿勢を見せることで、野党の態度軟化を狙っているのだろう」(官邸事情通)
どこまでも盗人猛々しいやり口だ。
「不明」「不明」のオンパレード
息を吐くようにウソをつくペテン師集団は、やはり証人喚問で徹底的に追及するしかない。
2700万円超も裏金化していた萩生田前政調会長は収支報告書を訂正したものの、支出・収入総額も翌・前年の繰越額も「不明」だらけ。「何かをごまかしたり、隠したりする意図があったわけではない」「支出を精査し、使途について説明ができる形にしてから訂正したいと考えた」などと見苦しい言い訳を展開。高木前国対委員長が訂正した収支報告書も「不明」「不明」のオンパレードだ。
収支報告書を訂正し、3500万円もの書籍購入代を追加した二階の感覚も、庶民からかけ離れている。
世耕前参院幹事長や橋本元五輪相、丸川元五輪相に至っては、いまだに収支報告書の訂正すらしていないありさまだ。
要するに、「懐に入れてしまったから、詳細に書けない」ということではないのか。
もし、個人の収入にしていたら「雑所得」として申告が必要で、課税対象となる。集中審議で岸田は、党幹部による聞き取りの結果として「個人として資金を受けた議員は把握していない」と言い、全員が課税対象とならない「政治団体」として受領したと説明したが、いかにも怪しい。
この間の報道で、複数の安倍派の議員秘書が、派閥からのキックバックについて「(議員本人に支出される)政策活動費だと思っていた」と証言したことが分かっている。議員本人が個人としてキックバックを受けたなら、やっぱり課税対象だ。
インボイス制度の導入で、国民は1円単位で税金を徴収されているのに、裏金議員の税逃れなど許されるはずがない。こんなヤカラは脱税でお縄が当然だろう。
「複数の議員が収支報告書を訂正しましたが、使途を詳細に示した例はありません。これでは、『選挙でカネを配ったのか』『税を逃れて懐に入れたのではないか』と勘ぐられても仕方がないでしょう。こんな形で収支報告書を訂正しても、国民の政治不信はますます高まるばかりです。岸田首相は裏金議員を厳しく批判し、党として重い処分を下すべきです。でなければ、信頼回復など到底無理だと思います」(五十嵐仁氏=前出)
本気で「火の玉」になる気があるのなら、岸田は証人喚問に積極的に応じるべきだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/375.html
[2024年2月15日12時42分]
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202402150000373.html
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は15日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、岸田文雄首相が14日の衆院予算委員会で、16日から始まる所得税の確定申告を前に「法令にのっとり適切に申告、納税を行うようお願いしたい」と答弁したことを踏まえて「これほど国民を馬鹿にした話は無い」と投稿した。
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件への対応に批判が集まる中での岸田首相の答弁を受け、「裏金さておき」としたメディア報道の見出しを引用しながら「これほど国民を馬鹿にした話は無い。日々税金を好き勝手に使い、醜く裏金化してきた反省も実態解明も一切せず、『足りないから金をよこせ』とは。こんなふざけた政権は一刻も早く引きずり下ろすべきである」とポストした。
首相の納税呼びかけ答弁に対しては、インターネット上でも怒りのコメントが殺到。「裏金さておき」「裏金さておき納税呼びかけ」「法令にのっとり適切に申告」「納税しろ」などの言葉が、次々にトレンドワードになっており、裏金事件への国民の不信感が高まる中、自民党の総裁という「当事者」である岸田首相の、人ごとのような答弁への怒りが高まっている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/376.html
2024.02.16
https://www.daily.co.jp/gossip/2024/02/16/0017335583.shtml
元明石市長の泉房穂氏が16日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ネット上で自身への批判意見が増加していることを明かし、「組織的な動きのようにも感じる」とつづった。
泉氏はXで「愚痴」と題して文章を投稿。「今年に入り、ネット上での厳しい意見が急に増えてきたように感じている」とした。
さらに「言葉じりの一部や趣旨を曲解するなどして、一斉にネット上にあふれんばかりの批判を浴びせかけてこられることも増えてきている」とも報告。その上で「組織的な動きのようにも感じるのだが、考えすぎなんだろうか・・・」と吐露した。
この投稿に「バイトです」「組織的だと思いますよ」「泉さんの大人気に困る人達がいるのでしょうね」といった賛同意見が多く寄せられた。一方で「テレビ出たからでしょ」などと疑問視する意見も散見された。
泉氏はNHK、テレビ朝日の局員などを経て2003年に衆議院議員に。11年から22年までは兵庫県明石市の市長を務めた。昨年12月からは、テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜、前8・00)にコメンテーターとして出演。政治問題などに舌鋒鋭く切り込み、政治評論家・田崎史郎氏との度重なる論戦でも話題となっている。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/377.html
瞳は雄弁…岸田首相「政治とカネ」野党追及に“秒速”で目のパチパチが止まらない
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336231
2024/02/16 日刊ゲンダイ
なぜニヤニヤ?(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
自民党派閥の裏金事件をめぐる国会論戦がちっとも深まらない。
岸田首相も出席した14日の衆院予算委員会の集中審議。「政治とカネ」をテーマに実施されるのは、今国会で2回目だ。野党が代わる代わる裏金事件の実態解明を求めたものの、岸田首相は「説明責任を果たすよう促している」の一点張り。不毛な7時間だったが、岸田首相の脳内がチラ見えした。
政倫審と総裁選
野党側トップバッターとして質問に立った立憲民主党の山井和則議員は、持ち時間30分をフルに使い、政治倫理審査会への二階元幹事長と安倍派幹部の出席を要求。政倫審の野党メンバーは前日、自民党の田中和徳会長に正式に申し入れており、あとは岸田首相の号令ひとつだからだ。
「決断しないのは自民党、岸田総理が決断しない限り実現しない。止めているのは岸田総理ですよ」「この場で自民党として、安倍派幹部や二階議員に政倫審出席を促すと明言してください」と求める山井氏。「党として説明責任を果たすよう促して参りましたし、これからも促して参ります」とかわす岸田首相。こんなやりとりを15往復も繰り返した。
言質を取らせない防衛ラインを死守するため、岸田首相はゼロ回答をリピート。後半にはニヤニヤする余裕すら見せていたが、業を煮やした山井氏からこう突っ込まれると、秒速で目をパチパチパチパチパチパチ……。
「岸田総理は総裁選のことを考えておられるんですか。二階議員や安倍派幹部に(政倫審に出席するよう)言ったら、9月の総裁選で安倍派は応援してくれないかナー、二階派を敵に回すと総裁続投無理かナー。脱派閥とおっしゃる総理が、いちばん派閥の論理で動いているんじゃないですか」
一般に、まばたきの急増はストレスなどに伴う緊張が原因とされる。痛いところを突かれたのか。
「岸田総理の総裁再選に向けた本気度は、かつてないほど高まっています。派閥解消で政権基盤は弱まったものの、三頭政治で影響力を誇示してきた麻生派と茂木派も弱体化した。ポスト岸田に色気を見せる面々も決め手に欠ける。総すくみが政権に妙な安定感をもたらしているため、『行くところまで行くぞ』と気を強く持っているようです」(官邸事情通)
内閣支持率は政権維持の「危険水域」を深掘りし、自民党の支持率もダダ下がり。誰が言ったか知らないが、まさに「岸田一狂」だ。
「4.28衆院3補選は不戦敗の見通しの長崎3区も含め、全敗もあり得る。能天気な岸田首相が謳歌している我が世の春は、この春に終わるかもしれません」(政治評論家・野上忠興氏)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240216-OYT1T50009/
結果として、資金の還流と不記載という仕組みは派閥ぐるみ、もとい「自民党ぐるみ」で「長年にわたって続けられていた」。
自民党の独自調査でありながら、余りにもあからさまであり、隠しきれないと観念したのだろう。
自民党が「犯罪者の集まり」、「反社集団」と自白した瞬間だ。
有権者は、この事件を契機に覚醒しなければ、日本が民主主義の社会であることの意義を失うことになる。
そして、まだまだ追及の手を緩めるわけにはいかない。
これとても、もともとバレバレの話であり、小さな正直に惑わされることなく、巧妙に隠された「大きな嘘」「大きな犯罪」を暴かなければならない。
真っ当な社会、真っ当な法治国家であれば、ここからは「司直」の出番なのだが・・・。
まだまだ、泥棒が盗人を取り調べるがごとし。
以下に記事の全文を転載する。
自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、自民党が15日に公表した報告書では、多数の議員が違法性を認識していた実態が浮き彫りになった。問題意識を持った議員も最終的に「派閥の指示」に従い、是正には動かなかった。
自民32人は還流を認識、11人は不記載も把握…自民議員らへの事情聴取報告書
「気持ち悪いと思ったので使わなかった」
「『裏金』みたいなものではないかと思い、全額残した」
報告書では、派閥の政治資金パーティー収入のうち、還流などで議員側に渡った資金を使用しなかった議員らのこうした認識が匿名で紹介された。
聴取対象となった議員ら85人の約4割にあたる31人は還流資金を「使用していなかった」と回答しており、最も多い理由は「不明朗な金銭だったから」(13人)だった。
還流資金を政治資金収支報告書に記載していないことを自ら認識していた議員らは11人に上り、いずれも安倍派(清和政策研究会)の所属だった。
聴取では、「派閥事務局から『収支報告する必要はない』と言われたのを信じていた」「派閥事務局からの説明を受け、記載しなくても合法だと認識した」との説明があった。一部の議員は収支報告書に別の費目で記載していた。
ある議員は「疑義がないように『清和研』の文字が入った口座で保管していた」と振り返り、派閥会長を務めた細田博之・前衆院議長に返却を申し出たり、安倍晋三・元首相に「おかしい」と懸念を伝えたりしたと明かした。
一方で、「派閥の会員は、派閥から指示されると、外れたことはできない」といった声もあり、結果として、資金の還流と不記載という仕組みは派閥ぐるみで長年にわたって続けられていた。
報告書は還流資金の収支報告書への不記載について、「疑問や違和感を有していた者が相当数いたのに、根本的な是正の端緒にできなかった」と指摘。安倍派内で2022年に是正の動きがあったのにもかかわらず、不正が続けられたことについて、「当時の幹部が何らかの問題意識を持っていた可能性は払拭できない」とも断じた。
記事の転載はここまで。
記事で「・・・多数の議員が違法性を認識していた実態が浮き彫りになった。・・・」と言うように、報告書で書かれていることは、「組織的犯罪」の自白だ。
しかも、全体像からすれば、ほんの一部でしかないのだろう。
多数の議員が違法性を認識し、そして実行していた「組織的犯罪」。
犯罪に加わった議員の名前を明らかにして通報しないのは、犯人隠避の罪に問われることになる。
記事で名前が挙がっているのは、細田博之・前衆院議長と安倍晋三・元首相。
いずれも、既に鬼籍に入り、法の裁きを逃れし者。
このことが、調査のいい加減さと、なおも「犯罪の隠蔽」の意図を露わにしていると言えよう。
にも拘らず、国民の信頼を失って久しい「司直」は、相変わらず動く気配を見せない。
「死人に口無し」。
「もの言わぬ死者に罪を被せ、生き残れし者は、人でなし」。
そして、
「権力に阿り、犯罪を見逃す者は、ろくでなし」。
こんな醜悪な事件が、日本の憲政史上にあっただろうか。
今私達は、「国会議員の組織的犯罪」を目撃し、糾弾し、断罪しようとしている。
私達は、犯罪を犯せし者を「塀の内側に送れ」と、声を上げなければならない。
犯罪者は、「立法府から排除し」 身柄は「塀の内側に送れ」。
そうすることが、法治国家を取り戻す、唯一の道だ。
そうすることが、このような事件の再発を防止する、唯一の道だ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/379.html
否定できない428総選挙シナリオ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/02/post-5d50f3.html
2024年2月14日 植草一秀の『知られざる真実』
超低空飛行を続ける岸田内閣。
この低空飛行内閣を支えている最大の功労者は野党第一党の立憲民主党だ。
岸田内閣を退場させて新しい政権を樹立する。
政権交代に対する主権者の強い期待感が存在すれば、政治状況は一変する。
2009年9月に政権交代が実現した。
鳩山民主党が衆院総選挙で圧勝して政権交代を成就した。
この局面では鳩山民主党に対する絶対的な期待があった。
総選挙の投票率は7割に迫る水準まで上昇。
鳩山民主党は300議席を超す議席を獲得して新政権を樹立した。
この鳩山内閣を破壊したのは鳩山内閣内部に潜伏していた守旧勢力である。
対米従属、官僚主導、大資本支配政治に政権は回帰した。
菅直人内閣、野田佳彦内閣は2009年8月総選挙の果実を強奪した「転向内閣」に過ぎなかった。
この「転向内閣」が、鳩山内閣が提示した基本路線をすべて破壊して安倍自民党に大政を奉還した。
岸田内閣の支持率は地を這う状況であり、内閣不支持率が6割にも達している。
主権者である国民は岸田内閣退場を求めているが、野党による政権樹立への期待は一向に高まらない。
これが岸田内閣を支える支柱になっている。
前回の衆院総選挙は2021年10月。
任期満了は2025年10月。
他方、岸田文雄氏の自民党総裁任期は本年9月まで。
岸田氏が続投を希望するなら、その前に衆院総選挙を実施して「勝利」することが必要不可欠。
総選挙なしに自民党総裁任期切れを迎えれば続投は困難と見られる。
このことから、本年春の総選挙の可能性が存在する。
4月28日に3つの衆院補選が実施される。
現状では自公候補の3勝は困難である。
仮に3敗すれば、その時点で岸田首相辞任が確定的になる。
4月28日を衆院総選挙投票日にしてしまう。
予算を成立させ、政治資金規正法抜本改正案を提示して総選挙に突き進む。
この可能性を否定できない。
ところが、野党の足並みは乱れ切っている。
野党共闘妨害に全力を注いでいるのが「連合」。
「連合」の実権を握っているのは「6産別」。
「6産別」はかつての「同盟」の系譜を引く。
「同盟」は1960年に設立された民社党の支援母体として創設された「御用組合連合」と呼ぶべき存在。
その民社党創設に資金を投下したのがCIA。
CIAは日本の革新勢力が一枚岩で結束することを妨害するために民社党創設に力を注いだと考えられる。
この民社党・同盟が統一協会の「国際勝共連合」と極めて深い関係を有した。
「国際勝共連合」はKCIA、CIAと深く関わり、米国の反共政策の一翼を担った。
このことを踏まえると「連合」が野党共闘を徹底的に妨害している背景を容易に理解できる。
日本政治刷新を実現するには「勝共の連合」による「野党共闘妨害」を排除することが必要不可欠である。
共産党を含む野党共闘を妨害する理由がない。
共産党を含む真の野党共闘を牽引する中核野党が必要不可欠。
市民が主導して中核野党を立ち上げ、広い野党共闘連帯を構築することが急務である。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/380.html
呆れた自民の「裏金」調査報告書…反省ゼロ、中身は安倍派幹部への愚痴だらけ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336274
2024/02/16 日刊ゲンダイ
安倍派幹部にくだくだと恨み節(塩谷座長=前席左)/(C)日刊ゲンダイ
一体、何を調べていたのか。自民党は15日、派閥パーティーの裏金事件を受けて実施した党幹部による聞き取り調査の結果を公表した。2週間近くもかけたのに、中身はスカスカ。なぜ、平然と裏金づくりが行われてきたのか、カネを何に使ったのか──、肝心の実態解明からは程遠い内容で、匿名による安倍派議員の発言録は幹部への不平・不満のオンパレードだ。
◇ ◇ ◇
調査の対象は、安倍派と二階派の現職議員や選挙区支部長、各派閥の幹部を含む91人。聴取項目は、2020〜22年分の収支報告書の訂正内容や、派閥からのキックバックの存在を認識していたか否か、受領した資金の管理方法などだ。
全20ページの報告書のうち何より目立つのは、3ページにわたって記された安倍派議員たちの幹部への恨みつらみの言葉である。聞き取りに対し、議員がこぼした愚痴の数々が、匿名ながらくどくどと書き連ねてある。
〈派閥なら派閥らしく、トップが腹を据えるべき〉〈派閥の若手議員よりも重鎮議員の方の危機意識が低かった〉〈派閥の上に立つ人間が責任をとらないといけないと思う〉
さらに、22年の安倍派パーティーの直前に、会長だった安倍元首相が「キックバック中止」を指示。その後、撤回された経緯を巡っては、こんなボヤキ節も。
〈安倍さんが止めると仰ったのに、その後に復活したのだから、その方針を覆した人がいるのではないか〉〈誰がその決定をしたのかについては、誰も語らない〉
〈派閥から記載するなと言われたものを記載するわけがない〉と、派閥側に責任を押し付ける発言もあった。
見逃せないのは、安倍派の「不記載スキーム」の開始時期に関する記述だ。具体的な時期は〈判然としない〉としつつも〈遅くとも10数年前から行われていた可能性が高い〉〈場合によっては20年以上前から行われていたこともうかがわれる〉と報告書は指摘。十数年から20年前といえば、森元首相が会長を務めていた時期(1998〜2000年、2001〜2006年)と重なる。だったら、サッサと追加調査を開始。森本人からみっちり事情を聴いて、シロクロつけるべきだ。
現金隠しには追徴課税がスジ
愚痴ばかりが目立った(聴き取り調査報告書)/(C)日刊ゲンダイ
さらに驚くのは、裏金の管理方法についてまとめた項目だ。受領した議員全85人中、39人が「現金」、12人が「現金及び銀行口座」。現金の保管場所として「事務所の金庫」「鍵の掛かった事務所の引き出し」「専用の箱(物理的なボックス)」「引き出しの小さい金庫」を例示し、まるで脱税社長の「現金隠し」さながら。
また、キックバックを受け取った85人中、31人が「(カネを)使用していなかった」と回答。その理由に「気持ち悪いと思っていたので使わなかった」との声も紹介している。仮に、受領した裏金を金庫に入れたまま使わなかったとしたら、「所得隠し」「脱税」ではないのか。
「意図的に裏金づくりをやっていたわけですから、管理方法が金庫だろうが銀行口座だろうが脱税であることに変わりはありません。世論の批判を受けてか、自民党内で、キックバックを不記載にしていた議員に対し納税させる案が浮上しているようですが、これは脱税を自白したも同然。長年にわたり裏金化していた悪質さに鑑み、税務署は議員に重加算税を課すべき。でなければ、国民は納得しないでしょう」(立正大法制研究所特別研究員の浦野広明氏=税法)
そもそも報告書は裏金を「還付金」、中抜きを「留保金」と言い換え、反省の色ナシ。裏金議員の愚痴など、誰が聞くものか。改めてキチンと実態を調査し、不正に蓄財していたヤカラに追徴課税を払わせるべきだ。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/381.html
裏見魔太爾朗
@WaK3KqnS9huzSp6
·
自民党裏金議員をコキ下ろしたのは『1870万円詐欺逮捕と証拠隠滅』の辻元清美というお笑い
そして、党を代表して政治とカネを追求しているのが記載漏れの安住さんという謎人事…政治活動よりもブーメラン芸に拘り過ぎているのはナゼなのか🧐
h ttps://msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E8%A3%8F%E9%87%91%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%82%92%E3%82%B3%E3%82%AD%E4%B8%8B%E3%82%8D%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AF-1870%E4%B8%87%E5%86%86%E8%A9%90%E6%AC%BA%E9%80%AE%E6%8D%95%E3%81%A8%E8%A8%BC%E6%8B%A0%E9%9A%A0%E6%BB%85-%E3%81%AE%E8%BE%BB%E5%85%83%E6%B8%85%E7%BE%8E%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84/ar-BB1hY5cn?ocid=socialshare&pc=U531&cvid=709caf44d20941be82defaa7f155f32b&ei=46
午前11:13 · 2024年2月9日
尖閣海底屋台
@Jpnseatakeshima
·
返信先: @WaK3KqnS9huzSp6さん
日本のマスコミは報道の体をなしてませんね。
画像
午後9:22 · 2024年2月9日
🇯🇵一太郎(Omasa)🇲🇾
@omasa1111
·
返信先: @WaK3KqnS9huzSp6さん, @hy8zb8さん
笑えますな…
午後0:52 · 2024年2月9日
h ttps://twitter.com/i/status/1755801899834695828
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/382.html
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2024年2月