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2024年1月05日01時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK292] 改めて国民は戦慄 活断層ばかりの国でまだ原発を動かしている狂気(日刊ゲンダイ)

※2024年1月4日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2024年1月4日 日刊ゲンダイ2面

改めて国民は戦慄 活断層ばかりの国でまだ原発を動かしている狂気
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/334244
2024/01/04 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


目を覆いたくなる惨状(石川県輪島市のビル倒壊現場)/(C)共同通信社

 2024年の元日早々、石川県能登地方を中心に最大震度7の巨大地震が襲った。地震のエネルギーを示すマグニチュードは7.6。いずれもM7.3だった1995年の阪神・淡路大震災と2016年の熊本地震の本震と比べても40倍以上の大きさだ。能登半島地震は改めて、この国が地震大国だという現実をまざまざと思い知らせた。

 発生直後には11年の東日本大震災以来となる大津波警報が発令。NHKも民放も緊急特番に切り替わり、アナウンサーは「東日本大震災を思い出してください」「高台に逃げてください」と絶叫調で呼びかけたが、現地の人々は大いに戸惑ったことだろう。震度7を観測した石川県志賀町の高台にあるのは、原子力発電所だ。日本海に面した北陸電力・志賀原発の敷地周辺は、なだらかな丘陵地である。「3.11を思い出せ」と連呼されるほど、あの原発事故の悪夢がよぎる。はたして避難してよいのか──。

 実際、能登半島地震は志賀原発にもダメージを与えていた。燃料プールから1号機で約95リットル、2号機で約326リットルの水がこぼれ、放射能の総量は約1万7100ベクレルと約4600ベクレル。さらに1号機では、プールの冷却ポンプが約40分間停止し、使用済み核燃料を冷やせない状態となった。

 また、1、2号機では外部電源を受け入れる変圧器計2台の配管が壊れ、絶縁や冷却のための油漏れが発生。電気が受けられない状況になったが、別系統の外部電源を利用してプールの冷却などは維持できているという。

異常ナシと涼しげに言い放つ「隠蔽したい病」

 志賀原発は1、2号機とも福島第1原発と同じ沸騰水型と呼ばれるタイプで、未曽有の事故が起きた11年に運転を停止。今も1号機の燃料プールに672体、2号機に200体の使用済み核燃料が貯蔵されているが、運転停止から13年近くが経ち、核燃料の発する熱は大幅に下がっていた。

 おかげで事なきを得たが、稼働停止中でもこれだけのトラブルに見舞われたのだ。稼働中に巨大地震に襲われていたら、どうなっていたのか。想像するだにゾッとする。

「原発立地地域で震度7の巨大地震が発生すれば、まず誰もが知りたがるのは『原発は大丈夫か』ということです」と言うのは、これまで原発の問題を縷々指摘してきた元経産官僚の古賀茂明氏だ。こう続ける。

「ところが、地震発生当日の会見で、林官房長官が発した言葉は『現時点で異常がない』でした。程なく行われた原子力規制庁の会見で、志賀原発に冷却ポンプの一時停止などの異常があったと伝えたにもかかわらずです。規制庁が発表したトラブルは当然、林氏の耳にも入っていたはず。本来なら『重大事につながるような不具合の報告は受けていない』と真摯に説明し、国民の不安解消に努めるべきでした。ましてや、広大な敷地内にある巨大な原発関連建造物と、その中にある設備や配管・配線を一つ一つ点検するのは大変な作業です。今なお全てのチェックは終わっていない可能性が高い。規制庁の発表だって、北陸電力の報告をうのみにしただけで『原発に関して電力会社は平気で嘘をつく』という福島原発事故の教訓を生かし切れていない。どう考えても『異常はない』とは軽々に言えない状況で、林氏も政府の一員として原発の不具合を過少に報告する『隠蔽したい病』に毒されていると疑わざるを得ません。原発を動かすためなら、大事に至らない限り『異常はない』と涼しげに言い放つ。無責任極まりない態度です」

地震大国の原発回帰はもってのほか

 能登地方では、22年6月に震度6弱、23年5月に震度6強を観測するなど3年以上にわたって「群発地震」の状態が続いていた。ただ、今回の地震の規模は桁違い。ずれた断層は能登半島西端から新潟県・佐渡島近くの日本海まで長さ150キロに及んだ可能性がある。

 日本海側は「原発銀座」と称される原発の密集地。今回の揺れは震源地から離れた新潟県の東電・柏崎刈羽原発にも影響を与え、志賀原発と同様に燃料プールから水がこぼれた。

 気象庁は今後1週間、震度7級の地震再発への注意を喚起しているが、政府も電力会社もお構いなし。昨年末に柏崎刈羽原発の運転禁止命令を事実上、解除し、福井県の関西電力・大飯、美浜両原発は稼働中だが、その方針をいずれも見直すそぶりすら見せやしない。

 そもそも志賀原発も再稼働へ動き出した矢先だった。原子炉建屋直下に活断層がある懸念を拭えず、16年には原子力規制委員会の有識者調査団も「活断層と解釈するのが合理的」との見解をまとめた。しかし昨年3月に規制委は2号機の安全審査で、敷地内を走る10本の断層は「活断層ではない」とする北陸電力の主張を容認。審査申請から8年半で、2号機は26年1月までの再稼働を目指すことになったのだ。

 昨年11月末には経団連の十倉会長が志賀原発を視察し、「カーボンニュートラル実現とエネルギー安全保障の確保を両立するため、原子力の積極的活用が不可欠」とあいさつ。「核エネルギーは科学の力で得た貴重な財産」「人類の英知」と強調し、「一刻も早く再稼働できるよう心から願っている」と言い放った。

 十倉会長の怪気炎は、脱炭素を旗印に原発政策を大転換させ、「原発回帰」にカジを切った岸田政権と表裏一体だ。政府も財界も巨大地震が原発密集地を直撃しようが、あくまで経済効率を最優先。安全性など度外視で、原発無理やり再稼働の姿勢を崩そうとしない。

列島全体が1000年に一度の活動期入り

 冷静に考えれば、活断層だらけの日本で原発推進なんて正気の沙汰ではない。武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)はこう警告する。

「東日本大震災以降、日本列島は500〜1000年に一度、巨大地震が連鎖的に発生する活動周期に入ったとみられる。ここ十数年、列島全体が地震被害に見舞われているのも、そのせい。日本には少なくとも2000の活断層があり、場所が不確定の活断層も無数にある。南海トラフはもちろん、いつ、どこで今回のような巨大地震が発生してもおかしくない」

 しかも、日本の原発は驚くほど地震に弱い。民間の耐震住宅だって3000ガル以上の耐震性があるのに、原発の耐震設計基準は1000以下が大半だ。いざ直下で地震が発生すれば、ひとたまりもないが、各地の運転差し止め訴訟で電力会社は「原発の直下で地震は起こらない」と非科学的なロジックを繰り返すのみ。原発事故の可能性を完全に無視しているのだ。

 気象庁は震度7を観測した志賀町の揺れの最大加速度が2826ガルと発表。一方、北陸電力は志賀原発1号機の原子炉建屋地下2階の計測震度は5強で、最大加速度は399.3ガルだったという。ちなみに、志賀原発の耐震基準は1000ガル。この範囲内で収まったのは偶然なのか。前出の古賀茂明氏はこう言った。

「今回の能登半島地震は、この国の原発施設の巨大地震への備えが不十分であることを改めて浮き彫りにしました。地震大国・日本の原発回帰なんて、もってのほかという『神の啓示』と受け止めるべきです。普通の感覚なら原発再稼働は『やっぱり、やめておこう』となりますが、何としても原発を動かしたい政府の手にかかれば『あれだけの巨大地震にも耐えられた』と再び安全神話の材料にしかねません。再び重大事故が起きない限り、後戻りできないような姿勢は常軌を逸しています。事故が起きてから間違いに気付いても手遅れなのです」

 この国でまだ原発を動かしているのは狂気の沙汰だ。国民の不安に岸田首相はどう答えるつもりなのか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/805.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 拡散希望!2日のJALエアバスと海保ボンバルディア接触事故は国交省の重過失安全義務違反である!




2日に起こったJAL516便と海上保安庁ボンバルディア機との接触炎上事故は国土交通省が
間違った印象を国内マスコミにタレ流し、自分達の犯罪的不作為を意図して隠蔽しようと
している。

日本での報道は管制がC5の待機場に海保機を誘導した後にそれを受けた海保機はそれを認
識して了解した旨を記入しているが、事前に確認した米CNNの資料にはその記述がなされて
いない。
人気ユーチューバーの深田萌絵さんによると、少なくとも4日未明まで国交省は事故の原
因は判らないとしながらも何処かのトップダウンの如く早くも警察が業務上過失致死の容
疑で大怪我をしての入院中の海保機機長の捜査をしているが「彼一人を悪者にした幕引
きは許されない」との事だが、その通りである。

各機に備えている信号発振器であるトランスポンダーをどちらの飛行機も搭載しているの
であれば管制塔がそれを把握しやすくなる筈であるが当該事故を起こした2機とも、管制
塔による注意喚起を与えた文言は何処にも入っていない事から、この
トランスポンダーを搭載していないか、旧式のトランスポンダーを積んでいる可能性を指
摘している。

先月25日〜27日と媒体が変わると多少の日にちのズレは有るが、旅客機と海保機がこれ
ほど入り乱れて滑走路を共有している空港にあって緊急停止灯なるものが故障していて機
能していなかった可能性も彼女は指摘していたが、4日になってCNNもその指摘を放送するに
至った。

字幕には ”Records show runway warning lighs out of service"
(記録によると滑走路警告灯が使用不能になっている)

と表示されているし、その前で注意深く見てみる必要があるが、当該海保機の最後に有るは
ずの了解コメントのメモ書きも無い事が分かる。


そして4日未明に入ってきた最新情報ではエアバスからフランスの調査員と同型機、エンジ
ンサプライヤーとしてイギリスの調査団が派遣されてくる見込みであるが、大嘘を何処まで
突き通せるかが見ものである。




http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/806.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 裏金捜査を「検察のクーデターだ!」と安倍派議員が逆ギレ…呆れた感覚に国民の怒り爆発(日刊ゲンダイ)

裏金捜査を「検察のクーデターだ!」と安倍派議員が逆ギレ…呆れた感覚に国民の怒り爆発
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/334290
2024/01/05 日刊ゲンダイ


裏金化は慣習化のようなものだった。判っているだけでも総額6億円規模(C)日刊ゲンダイ

 自民党安倍派の裏金事件を巡る同派所属議員の無反省な態度に、国民の怒りが爆発している。

 目下、東京地検特捜部が安倍派幹部を聴取するなど、捜査を進行中。そんな中、ネットメディア「MINKABU」が3日に〈自民党大物議員『こんなの、検察によるクーデターだ!』安倍派に本気でケンカを売る気なのか…〉と報じるや、SNSが大炎上している。

 記事では、かつて安倍派に所属していた閣僚経験者の「こんなの、検察によるクーデターみたいなものだよ!」とのコメントが掲載されている。これに、X(旧ツイッター)では批判が続出。〈凄まじい逆ギレ〉〈犯罪者捕まえようとしてるだけなのに何がクーデターなのか?〉〈とんでもない驕りだ〉といった声が上がっている。〈検察がんばれ〉がトレンド入りするほどの状況だ。

 安倍派のパー券販売ノルマ超過分のキックバックによる裏金は、直近5年間で5億円に上るとされる。さらに、ノルマ分だけを派閥に納め、超過分を「中抜き」していた議員が複数いることも分かっている。中抜き分は計約8000万円で、裏金は総額6億円規模になるとみられている。それなのに「検察のクーデター」とはどういう了見か。逆ギレもいいところだ。

「遊興費に使ったわけじゃない」と言い訳


〈検察がんばれ〉がトレンド入り(安倍派・清和会事務所の家宅捜索で、押収品が積み込まれたとみられる車両が出る)/(C)日刊ゲンダイ

 どうも、安倍派議員は裏金づくりを悪いことだと認識していないフシがある。日刊ゲンダイにも、複数の安倍派議員からこんな声が届いている。

「今回の一件は、単純にキックバック分を収支報告書に記載しなかっただけのこと」「高級クラブやキャバクラなど、遊興費に使ったわけじゃない」「人件費や事務所費などマトモな政治活動費に充てている」「そもそも、収支報告書に記載しなくていい政策活動費だ」

 呆れた感覚ではないか。

「安倍派議員にとって裏金化は、長年にわたって続けられてきた慣習のようなもの。『政治にはカネがかかるんだから仕方ない』程度の感覚なのだろう」(官邸事情通)

「永田町の常識は世間の非常識」とはよく言ったもの。前明石市長・泉房穂氏は99人の安倍派議員について、民放番組で「全員いなくなったって誰も困らない」「きれいに一掃してもらって新たな方が立候補された方が、日本の夜明けが始まると思う」と言っていたが、その通りだ。この際、全員クビにした方が、日本の将来のためになるのではないか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/807.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 2024年は「安倍残党」を完全駆除する正念場…一味を支えてきたメディアの正体も明らかに 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ)

2024年は「安倍残党」を完全駆除する正念場…一味を支えてきたメディアの正体も明らかに 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/334304
2024/01/05 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


これからが正念場(安倍派・清和会事務所に家宅捜索に入る東京地検特捜部の係官ら)/(C)日刊ゲンダイ

 2023年、振り返れば、いい年だったのかもしれない。日本の凋落が止まらず、将来を悲観する人が増える中、最後の最後、首の皮一枚でつながった感がある。特に安倍晋三と周辺一味の正体が明らかになったのは大きい。安倍派パーティー収入裏金事件は、単なる個別の政治家の犯罪ではなく、組織的犯罪であり、もっと言えば、国家の私物化の一環である。結局、政治家が悪事に手を染めていたのではなく、悪党が政治に手を染めていたのだ。

 連中は国のカネを使って、やりたい放題やってきた。石川県知事の馳浩は東京五輪招致に関し、安倍から「カネはいくらでも出す」「官房機密費もあるから」と告げられたとうっかり漏らしている。元官房長官の河村建夫も、選挙向けなどに月1億円を機密費として使っていたことを暴露。自民党に有利になる情報や近畿財務局職員に関するデマを流してきた工作員「Dappi」の正体も裁判で明らかになった。

 IT関連企業「ワンズクエスト」と社長の小林幸太らの主要な販売先は自民党だった。さらには訴訟が提起された後、少なくとも22年まで、小渕優子が代表を務める政治団体が「ワンズクエスト」と取引を続けていた。

 昨年末から東京地検特捜部は安倍派議員の関係先に強制捜査を行い、わずかな光が見えてきたが、まだ安心はできない。自民党が下野したわけでもないし、岸田文雄はどさくさに紛れて、総裁任期中の憲法改正などと言い出している。

 安倍周辺カルトの動きも活発だ。安倍を「不世出の政治家」と礼賛した統一教会(現・世界平和統一家庭連合)は、「世界日報」で安倍派をめぐる動きに激怒。「【政界一喝】安倍派報道の屈辱に負けるな」というコラムには「安倍元首相と安倍派の名誉にかけて、その遺志を受け継ぐ有志らによって再起し、日本国のために立ち上がらなければならない」とある。

 これからが正念場だろう。奇跡的にやってきたこのタイミングで、安倍の残党を完全に駆除しない限り、日本の再浮上はない。幸いなことに社会の正常化は少しずつ進んでいるように見える。大阪・関西万博も完全に行き詰まり、維新の会の化けの皮も剥がれてきた。悪党は根の部分でつながっている。この先は安倍一味を支えてきたメディアの正体も明らかにしなければならない。


適菜収 作家

近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/808.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 志賀原発「異常なし」から考えた 運転中だったら?「珠洲原発」だったら? 震度7の地震は想定内なのか(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/300551?rct=national


記事によれば、
「・・・1993年に稼働した志賀原発1号機は99年に制御棒3本が脱落し、臨界事故を起こしたが、北陸電が事故を公表したのは2007年になってからで、「事故隠し」と批判された。・・・」

今回の震災での「事故」は何時まで隠し、何時公表されることになるのか。

人の意図に反して発生し、焦げ臭いにおいがして、消火器による消火作業が実行されていても、「火災」は無かったと強弁する、北陸電。

案外近いうちに、内部告発があるやも・・・

そしてまた、記事によれば、
「・・・今回の地震の震源となった断層は、あらかじめ知られていた断層ではないという。・・・」

そういえば、福島の事故の時も、あの地域での大地震の発生確率は0%だったような。

我々は、地球や海洋、そして自然に対して、もっと謙虚に向き合う必要があるのではないか。

まだまだ、分からないことが多いと。

自然そして放射能の恐ろしさばかりではなく、「原発の安全神話」にしがみつく政府の無能の怖さも再確認する機会になったのでは・・・

記事には貴重な市民の声が拾われている。

「・・・道路が寸断され、すぐには逃げられない状況。・・・」

になることも改めて確認することになった。

「・・・住民はこんなに不安を抱えながら生きている。」

「・・・これだけの地震大国でも原発を推進する国の方針は正しいのか。・・・」

国民の偽ざる気持ちではないか。

代替の電源など、いくらでもあるにも拘わらず・・・。




以下に記事の抜粋を記す。

元日の北陸を襲った能登半島地震。震度7という激震と津波が大きな被害をもたらしたが、地震直後から大いに気になったのは、震源に近い北陸電力志賀原発(石川県志賀町)だ。外部電源の一部を喪失し、変圧器からの油漏れや核燃料プールの水漏れなどはあったが、原子力規制委員会は「大きな異常はなし」とする。しかし、志賀原発は1度、原子炉建屋直下に活断層ありと判定されるなど、いろいろといわくのある原発。今回耐えたから大丈夫と言えるのか。(曽田晋太郎、宮畑譲)

◆不安を抱え続ける周辺住民、避難先の高台で「ひと安心」

 「地震が起きた直後は何の情報もなく、東日本大震災の時のように急に事故が起こるかもしれないと思い、とても不安だった」・・・

 ・・・志賀原発は運転停止中といえ、近くに暮らす住民は常に不安と隣り合わせだ。志賀町に住む70代の男性は「大津波警報が出て、すぐに高台に避難した。・・・道路が寸断され、すぐには逃げられない状況。・・・」と語る。

 規制委事務局の原子力規制庁は今回の地震で志賀原発に「大きな異常はない」と発表した。ただ、地震による影響は多々あった。

◆「火災」は勘違い、変圧器の油漏れ

 同庁や北陸電力の発表などによると、原発内の変圧器で当初、点検した作業員が「爆発音がして焦げ臭い」と報告し、林芳正官房長官も1日午後の会見で「変圧器の火災が発生し、消火した」と説明したが、実際は勘違いで火災は起きていなかった。ただ、地震で同原発の1、2号機の変圧器の配管が壊れ、計約7100リットルの油が漏出。外部から受電する系統の一部が使えなくなり、別の系統に切り替えて電源を確保した。

 また、地震の揺れで1、2号機の使用済み核燃料プールの水が計約420リットルあふれたが、外部への流出はなかった。一方、北陸電は2日午前の段階で1、2号機の敷地内にある取水槽の水位について「有意な変動はない」としていたが、同日夜に「約3メートル変動していた」と訂正した。プラントへの影響はないという。

◆「大事故」は起きなかったものの本当に「大丈夫」か

 確かに東京電力福島第1原発事故のような事態には至っていない。だが、それで「大丈夫」となるのか。

 金沢市在住で「北陸電力と共に脱原発をすすめる株主の会」の中垣たか子さん(72)は「・・・安全上問題はないと言っているが、外部に放射能が漏れていないからいいみたいな態度が問題で、原発が潜在的に危険という認識が欠けているのでは。小さな異常の積み重ねが大きな事故の引き金になりかねない。大事故が起こる前に立ち止まってもらわないとあまりに危険だ」と訴える。

 前出の志田さんも・・・切実な思いを語る。「福島の原発事故が特別ではないと、改めてその怖さを強く感じた。住民はこんなに不安を抱えながら生きている。これだけの地震大国でも原発を推進する国の方針は正しいのか。もう誰もが不安を感じることがないように、原発政策を見直してほしい」

◆住民の反対運動で中止になった幻の原発計画

 地元住民に不安をもたらす志賀原発。その来歴はいわく付きだ。

 ・・・志賀原発の廃炉を求める活動をしている金沢大の五十嵐正博名誉教授は「珠洲原発は・・・計画が中止となったが、もし高屋町に建設していたら、大変なことになっていたと思う」と想像する。

 志賀原発はできてからも、トラブルが続いた。

 1993年に稼働した1号機は99年に制御棒3本が脱落し、臨界事故を起こしたが、北陸電が事故を公表したのは2007年になってからで、「事故隠し」と批判された。06年に稼働した2号機は11年3月、東日本大震災が起きた日に定期検査入りして運転を停止した。その後、1、2号機とも動いていない。

 16年には、原子力規制委員会の専門家チームが、1号機の原子炉建屋直下にある「S-1断層」などを「活断層の可能性は否定できない」と評価。事実上、再稼働は不可能とされた。

◆覆った活断層の評価 再稼働を目指していたところで…

 ところが23年3月、隣接する2号機の再稼働の前提となる新規制基準への適合審査会合で、規制委は「敷地内に活断層はない」とする北陸電の主張が妥当だとし、16年の判断を覆した。・・・

 まさに今年、再起を図っていた志賀原発だったわけだが、今回の地震は大きな影を落とす。

 日本原子力発電敦賀原発(福井県)の断層調査を行った経験がある、名古屋大減災連携研究センターの鈴木康弘教授は「これほど大きな地震を起こす断層が志賀原発の近くにあるという想定はなかった。この地域でどういう地震が起きるのか、抜本的に見直さなくてはいけない。前提条件が相当変わった」と指摘する。

 さらに、能登地方の断層は複雑で、一見、大きな断層と関係がないように見えても、連動する可能性は否定できないという。鈴木氏は「今回の地震を機にもう一度、点検をさせるのか、新たな規制基準を示すのか。これは原子力規制庁の責任問題だ」と強調する。

◆過小評価はできない「外部電力の喪失」

 一方、原発のハード面の安全対策としては、北陸電や政府が「大きな異常ではない」とした外部電力の一部喪失も見逃せない。・・・

 ・・・北陸電は、1、2号機とも不具合が発生したのとは別の系統から外部電力を受け、非常用ディーゼル発電機もあるため、安全上の問題はないとしている。しかし、上沢氏は「今後の余震や別の地震が起きた時のことを考えると、非常に脆弱(ぜいじゃく)な状態になっている」と不安視する。

 その上で、上沢氏もやはり根本的な断層の問題を指摘する。「原発直下の断層が動かなくても、周辺には多くの断層がある。どれかが動けば、影響を受ける可能性は高い。北陸電力は不適切な場所に建ててしまったことを認めて廃炉にするべきだ。今回の地震はその好機と捉えてほしい」

◆デスクメモ

 今回の地震の震源となった断層は、あらかじめ知られていた断層ではないという。となるとその影響は、今までの志賀原発の断層議論では想定されていなかっただろう。原子炉建屋直下の活断層あるなしといったミクロな話ではなく、トータルで原発の適地かどうかを議論すべきでは。(歩)


記事の抜粋はここまで。


23年3月、当初「原発の直下に活断層がある」としていた規制委は、「敷地内に活断層はない」とする北陸電の主張が妥当だとした。

政府が出した原発再稼働の方針に影響され、忖度あるいは圧力があったことは容易に想像されよう。

そして今回の大地震。

名古屋大減災連携研究センターの鈴木康弘教授は「これほど大きな地震を起こす断層が志賀原発の近くにあるという想定はなかった。・・・前提条件が相当変わった」と指摘する。


敷地内で活断層が動かなくても、火災が発生し、外部電源を喪失する事態になることを目の当たりにすれば、誰しもが、

「・・・原子炉建屋直下の活断層あるなしといったミクロな話ではなく・・・」

と言いたくなる。

「・・・北陸電力は不適切な場所に建ててしまったことを認めて廃炉にするべきだ。・・・」

この議論を突き詰めていけば、地震大国の日本には「原発立地は存在しない」という自明の結論に達する。

「原発の安全神話」はあくまでも神話であり、現実の世界では「妄想」でしかなかったということだろう。

原発ムラの住民も、そんなことは百も承知で、確信犯的に原発利権に群がっているのがあからさまで、そのことが許しがたい。








http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/809.html
記事 [政治・選挙・NHK292] またも「適切に」で逃げるつもりなのか 政治資金パーティー、裏金問題に具体策示さない岸田首相  (東京新聞)
またも「適切に」で逃げるつもりなのか 政治資金パーティー、裏金問題に具体策示さない岸田首相
東京新聞 2023年12月14日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295860

岸田文雄首相は13日の記者会見で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題について「強い危機感を持たなければならない」と繰り返した。一方で、まずは事実確認が必要として、真相究明や再発防止に向けた具体策は示さなかった。党総裁や首相として自らの責任をどう取るかや、政治資金規正法の改正や派閥解消の必要性を問われても明言を避けるなど、抜本的な対策にも後ろ向きな姿勢が目立った。(大杉はるか、中根政人)

◆「党全体の問題」なのに説明は個々人の対応?
 「国民の信頼回復のために、火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組んでいく」。首相は会見の冒頭、党改革に全力を挙げる方針を訴えた。
言葉では強い決意を示したが、具体策については「党所属の議員と膝詰めの議論を集中的に進める。改革はこれから確認される事実に基づき明らかにしていく」と抽象的な内容ばかり。政治資金パーティーの裏金問題は「党全体の問題」と何度も発言しているのに、説明責任に関しては「自らしっかり調査し、事実を確認することが求められる」と個々人の対応に任せ、党総裁として指導力を発揮することはなかった。

◆リクルート事件では再発防止の「構え」を見せたのに
 政治とカネの問題を巡っては、1988年に発覚したリクルート事件の際、自民は総裁直属機関として、89年1月に「政治改革委員会」を設置するなど再発防止に取り組む構えは見られた。国会では、衆参両院の特別委員会で、関係者の証人喚問などに乗り出したが、今回は真相究明の動きが鈍い。
 首相はこれまで、自らの党内基盤の維持のため、派閥の意向を重視して入閣待機組を起用した人事を「適材適所」と主張していたが、安倍派(清和政策研究会)の松野博一官房長官らを交代させることを余儀なくされた。交代後に新たな疑惑が出た場合の責任を聞かれたが「仮定に基づく質問に答えるのは適切でない」と正面から答えなかった。
「適切に対応する」と捜査を理由に回答を拒む議員の疑惑をどう払拭するかに関しては「できるだけ早く説明する」と述べるだけ。法律の「抜け穴」をふさぐ法改正への認識を問われても「法律の問題であるという議論になることもあり得る」と明確な方針は示さなかった。

◆「派閥」と呼ばず「政策集団」と繰り返し
 また、政治とカネの問題の根源である派閥を解消すべきではないかと問われたが「さまざまな声に応えて政治の信頼回復に努めなければならない」と一般論に終始。会見では派閥と呼ばずに「政策集団」と繰り返し、派閥の問題を直視しない姿勢が見られた。
 法政大大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は「自民党の活動は、国民一人が250円を負担する政党交付金という税金で支えられている。不祥事への対応について、岸田首相の責任感が見えない。なぜ人ごとなのか」と疑問視。「岸田氏では問題解決はできない。新首相で抜本的な改革をしなければ国民の政治不信は増すばかりだ。自民党の派閥が裏金をつくっているのなら、自民党が政党交付金を満額受け取るのは許されない」と批判した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295860

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/810.html
記事 [政治・選挙・NHK292] 覇気なし岸田首相の年頭会見…「被災地に向け総理の言葉で…」と求められても原稿棒読み(日刊ゲンダイ)

覇気なし岸田首相の年頭会見…「被災地に向け総理の言葉で…」と求められても原稿棒読み
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/334291
2024/01/05 日刊ゲンダイ


用意された手元の原稿に目を落としては…(4日、年頭会見をする岸田首相)/(C)JMPA

 元日の能登半島地震の発生直後から幾度となく取材に応じているものの、〈下を向いたまま原稿棒読み〉などとSNS上で非難されていた岸田首相。マグニチュード7.6の巨大地震であり、時間が経つにつれ、被害の甚大さが明らかになっている。さすがに4日の年頭記者会見こそは、自らの言葉で強いメッセージを発するのかと淡い期待をしたが、あっさり裏切られた。

 40分間の会見は、終始いつもと変わらぬ無表情で、プロンプターを使った冒頭発言以外は、ほとんど下を向いて用意された原稿を読むばかり。「令和になって最大級の地震」と口では言うものの、その深刻さは伝わらない。

 被災地の地元紙である北國新聞の記者が、「被災地の現状をどのように感じておられるか、総理の言葉で被災者に向けて聞かせてください」と求めた際も、頻繁に下を向いて原稿を読んでいた。

 そして驚いたのは、司会者が会見終了を告げた直後のこと。挙手しても当てられなかった記者のひとりが、「原発について質問させてください。地震から3日目でいまだ総理が原発について一言もコメントしないのは異常です」と呼びかけた時の岸田首相のリアクションだ。記者に視線を向けることなく、「にやり」と笑ったのを日刊ゲンダイ記者は見逃さなかった。そして岸田首相は、聞こえないふりをして去って行った。

「政治とカネ」も昨年末から進展なし

 政治評論家の野上忠興氏が言う。

「岸田首相の言葉には、魂がこもっていない。どうして国民を安心させるような言葉が出てこないのでしょうか。異常なほどの“鈍感力”というか何というか。自民党派閥の裏金疑獄への対応と同じで、格好はつけてごまかしていますが、他人事のように聞こえてしまう」

 年頭会見のもうひとつの重大テーマは自民党の「政治とカネ」をめぐる問題だったが、岸田首相は「国民の信頼を回復し、政治を安定させる」と言うものの、「来週、自民党総裁直属の政治刷新本部(仮称)を立ち上げる」程度で、昨年末から何も進展していない。

 5日は震災対応についての与野党党首会談が開かれる。「政治とカネ」の閉会中審査は未定。「まさか災害で救われたなんて思っていないだろうね」(野上忠興氏)。被災者支援は当然だが、政治とカネは別問題だ。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/811.html

記事 [政治・選挙・NHK292] (解説) 日本政治を揺るがす裏金疑惑 岸田政権はどうなるのか (BBC 英国放送協会)
【解説】 日本政治を揺るがす裏金疑惑 岸田政権はどうなるのか
BBC 英国放送協会 2023年12月23日放送
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-67800084

日本の政治が数十年に一度といわれる危機を迎えている。裏金疑惑に揺れる政府は、イメージの回復に躍起となっている。

どうにか政権を延命させようと岸田文雄首相が奮闘するなか、この2週間で、長期与党・自民党の閣僚4人が辞任した。

内閣支持率は、過去10年超で最低の17%にまで落ち込んでいる。

国民の怒りはソーシャルメディアで沸騰している。

今の事態が、日本の統治の改革につながる転換点となることを期待する声もある。しかし、問題の焦点は自民党だという声もある。1955年から、ほぼ一貫して日本を支配してきた自民党なのだと。

自民党は以前から、同じようなスキャンダルを引き起こしてきた。アジアの民主主義をリードする日本の有権者が幻滅して、冷ややかなのは、それも理由の一部だとアナリストらは話す。

どんなスキャンダルなのか

日本のメディアは数カ月前から、自民党の議員らが派閥の政治資金集めのパーティー収入の一部を懐に入れているとの疑惑について報じてきた。

疑惑報道の大部分は、昨年暗殺された安倍晋三元首相が率いていた有力派閥、安倍派に関するものだ。

安倍派は議員99人が所属する、最大派閥だ。最近まで内閣の最重要ポストをいくつか押さえていた。

その所属議員らが少なくとも計5億円を裏金にしてきたとの、疑いが持ち上がっている。一部メディアは、総額は10億円近くに達すると報じている。

検察は今週、安倍派と、別の有力派閥の二階派の事務所を家宅捜索した。さらに、自民党の6派閥のうち岸田首相の岸田派を含む5派閥について、パーティー収入の過少申告の疑いなどで捜査しているとされる。

日本では、政治家がイベントを主催し、チケットの売り上げで政治資金を集めるのは一般的だ。だが今回、多くの自民党議員らは、派閥パーティーのチケット収入の「キックバック」を受けながら、政治資金収支報告書に記載せず、懐に入れたり裏金にしたりした疑いがもたれている。

裏金が政治ネットワークの維持や増強に使われることは、日本の政治ではよく見られることだと、静岡県立大学の竹下誠二郎教授(経営情報学)は話す。

「日本で国会議員の地位を保とうとすれば、仲間を大切にすることが求められる。県や市町村で支えてくれる人たちや地方政治家たちだ」

「私の考えだが、そうした人々に賄賂を贈るには現金が必要だ。正式な方法での寄付は禁止されていて、もうできないからだ」

政治資金をめぐる不正疑惑への国民の怒りが高まるなか、松野博一官房長官ら岸田内閣の4閣僚が辞任した。

松野氏は岸田首相の右腕として政府全体で政策を調整し、政府の「顔」の役割も果たしていた。辞任の数日前には野党が松野官房長官の不信任決議案を提出したが、岸田氏は松野氏を擁護した。

しかし、辞任を求める圧力は強まった。岸田氏は松野氏と、安倍派の他の3閣僚(西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農相)および宮澤博行防衛副大臣ら5副大臣を交代させざるを得なくなった。

首相はどうなのか

岸田首相は、捜査対象の2大派閥に関わっていない。ただ、岸田派でも実際の収入より少ない金額が政治資金収支報告書に記載されていた疑いがあると報じられている。

岸田氏自身はこれまでのところ、不正への関与は取りざたされていない。今月7日には自分が率いる岸田派(宏池会)の会長を退くと表明した。

さらに岸田氏は、政治の浄化を約束。政治資金規正法改正の可能性も示しながら、「火の玉」となって信頼回復に取り組むと決意を述べた。

しかし、岸田氏が国民の信頼を失っていることは、下がり続ける世論調査の支持率に表れていると、アナリストらはみている。

岸田氏は2021年10月、当時の安倍首相に代わる自民党党首に選出された。対立する各派閥から、仕事を任せられる人物だとみなされた。

だが、首相就任後は数々のスキャンダルに見舞われてきた。自民党と旧統一教会とのつながりが批判され、自らの息子が首相官邸をパーティーに利用していたことが問題視されるなどした。

数十年ぶりのインフレ高進に各家庭が直面するなか、有権者らの間には、生活費上昇の危機に対する不満や不安が広がっている。

岸田氏にとって救いは、自民党の党首選が来年9月までないことだろう。河野太郎デジタル相や石破茂氏のような潜在的なライバルは、国民に人気があるが、党内の支持を欠いている。

総選挙も、衆院の解散がなければ2025年までない。そのうえ、野党はあまりに弱く、分裂し、あるいは単に「無能」とみられていると、前出の竹下教授は言う。

竹下教授によると、国民の多くはまだ、2009〜2012年の民主党政権時代の影響から抜け出せていない。この間、福島原子力発電所はメルトダウンを起こし、多くの人が日本経済が壊滅的な打撃を受けた時期だと考えている。

民主党は官僚組織との連携に苦慮していたとも、アナリストらはみている。

冷めていく有権者

現実的に政権を取って代わる党がないことが、自民党の不正スキャンダルが明るみになるたび、有権者らが冷めた気持ちになっていく理由の一つとなっている。

「自民党の汚職や不正を目の当たりにして、人々は非常にネガティブな気持ちになる。だが、投票してもしなくても大して変わらないと考えている」と竹下教授は言う。

「日本の国民の間で投票率や政治への関心が最低レベルまで落ちているのは、そのためだ」

そうした考えから、今回の事態が自民党支配を終わらせたり、日本の政治を大きく再定義したりすることは望めないと、竹下教授のようなアナリストたちはみている。

代わりに注目しているのが、これが自民党政治にどう影響するかだ。有力者が排除されることで、減税から外交問題、さらには首相の主要政策である防衛強化に至るまで、政府の方針が変わる可能性がある。

竹下教授は、政治資金に関して規制が強化され、より厳しい報告制度が導入される可能性が高いと話す。

しかし、そうした変化は必ずしも大きな改革につながるとは限らないし、自民党の基盤を崩すことになるとも限らない。

「今回のは岸田氏が(自民党の)コンセンサスを得て大改革をするほどのスキャンダルではない」と竹下教授は言う。

「この政治資金の集め方で利益を得ている人が、日本には大勢いる。国の現状とはそういうものだと、承知している人たちだ。そして、まさに現状の打破こそ、日本人が嫌うものだ」

(英語記事 Corruption allegations rock Japanese politics)
https://www.bbc.com/news/world-asia-67783043


http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/812.html
記事 [政治・選挙・NHK292] 池田大作センセイ死去 闇金の取り立て、証人喚問、強姦疑惑、自殺教唆、集団暴行、政治犯罪、犯罪に塗れた邪教の歴史 (創価学会はカルトです 2023年11月25 配信分 )
池田大作センセイ死去 闇金の取り立て、証人喚問、強姦疑惑、自殺教唆、集団暴行、政治犯罪、犯罪に塗れた邪教の歴史
創価学会はカルトです 2023年11月25 配信分
https://konmanki.blogspot.com/2023/11/blog-post.html

創価学会の発表によると、去る11月15日、池田大作名誉会長が老衰のため死去したという。享年95歳。

 創価学会では初代から第三代までの会長は「永遠の師匠」とされ、教義上、特別な地位を与えられているが、中でも池田センセイは別格の存在であった。

 しかしながら、池田センセイが晩年の十数年間、公の場にいっさい姿を見せなかったことから、年若い学会員の中には、ご健在な頃のセンセイの活躍を知らない方も少なくないようである。


 そこで本稿では、故人の人柄を物語るもっとも代表的なエピソードをいくつか紹介し、池田センセイへの手向けとしたい。

 センセイは、第二代戸田会長が立ち上げた高利貸し、大蔵商事で営業部長を務めていたことで知られる。この頃、彼が債権回収のために病人の布団をはぎ取ることまでした、という有名な逸話がある。
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12676133108.html

「直前まで病人が使っていた布団を換金できるのか?」という疑問を持つ向きもあろうが、当時、大蔵商事に出入りしていた古参学会員による、この伝説的エピソードが事実であるとの証言があるので、週刊新潮の記事から引用する。

>仮に10万円を借りたいという人が来ても担保は取らず、保証人を立てさせる。月々
>1万円ずつ12回返済させ、返済が滞ると保証人から取り立てる――それが大蔵商事の
>商法だった。
>「まだ戦後の復興期で、当時は綿が大変な貴重品だった。ある時、返済が滞った人の
> もとへ取り立てに行った池田さんは、寝ている相手のフトンから綿を抜き、それを売
> り払った。カバーは汚れていたので中綿だけ取り出して売った、と聞きました。モー
> レツ営業マンとはあのことで、戸田先生はそんな池田さんをことのほか可愛がり、自
> 分の右腕のようにしていた」
(『週刊新潮』2002年1月17日号)

 統一教会の信者による高額献金が大きな社会問題になったことに関連して、創価学会にも同様の問題があることがマスコミでも再び取り上げられるようになっているが、彼らの創成期からの体質、そして、池田センセイの人となりがこの問題の遠因となっているのは否定できないだろう。
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12756164996.html

 さて、池田センセイは艶福家としても大活躍され、たびたび雑誌の紙面を賑わせてこられた。その中でも最も有名でありながら、当ブログでは取り上げたことがない事件を、この機会に紹介したい。

 この事件の当事者である信平信子さんは、昭和31年(1956年)に創価学会に入信し、事件が起こった昭和48年(1973年)当時は函館圏の婦人部長を務めていたことから、この年、函館を訪問した池田大作の接遇の責任者を務めた。

 問題の出来事は池田来訪の三日目、宿舎として利用されていた創価学会の大沼研修道場に信平さんが訪れた際に起こった。

> 夜九時に私は、池田の布団を敷きに三階に上がっていったんです。
> すると、初日も二日目も、布団を敷く時いなかった池田が、執務室に居て、何か物
> を書いていたのです。私は、
> 「失礼します」
> と言って、執務室と寝室の間の障子を閉めようとしました。すると池田は、
> 「そのままでいいよ」
> と言う。
> 私は、池田に背を向けて、さっさと布団を敷き、シーツのばそうとしました。
> その時です。
> いきなり池田が背後からのしかかってきたのです。
> そして、肩の方から手を伸ばして、ぐっと私の襟とスリップのひもを一緒に引っ張
> りました。
> 夏ですから、私も薄着で、作業のしやすい恰好をしていましたから、ひとたまりも
> ありません。
> バラバラとボタンがちぎれ飛びました。
> ハッ、ハッという息づかいで、池田が、
> 「下着は一枚だね」
> と言ったのが、耳に残っています。
> うしろ向きのまま、池田は私の身体をまさぐり、そしてもの凄い力で私を押しつけ
> ました。
> 着ているものははぎ取られ、私は声を上げることもできませんでした。そして、池
> 田はさらに後ろから突いてきました。私は俯せになったまま貧血を起し、気を失って
> しまいました。

> どれほど時間が経ったでしょうか。気を失った時は、俯せだったのに、気がつくと
> 私は仰向けで天井をむいていました。
 (略)
> 私は、自分のどこに隙があったのか、と布団に入って泣きました。自分が情けなく
> なって朝まで一睡もできず泣いたんです。
> でも翌朝、池田がいった言葉に私は愕然としてしまいました。
> 私を見つけるなり、池田は、

>「ゆうべはよく眠れたかい。ちょっと目が赤いね」
> と、平然と言い放ったんです。
>  私は、その場に立ちすくんでしまいました。
> この人は一体、何なんでしょう。人間じゃない。そう思いました。
(『週刊新潮』1996年2月22日号)
http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/876.html

 信平さんは、この事件の後、昭和58年と平成3年にも池田からレイプされたという。

 彼女がこのような被害にあいながらも、それを告発することもなく創価学会にとどまり続けたのは、夫を傷つけたくなかったことと「私が告白することによって、御本尊様を外護する立場にある学会が打撃を受け、結果的に私自身が御本尊様から離れなければならないことになるかも知れないという恐怖、不安感があった」からだという。

 私のような外部の人間にとっては理解しがたい心情だが、元学会員が書いた文章を読むと、「創価学会や池田大作を批判すると仏罰を受ける」と、本気で怯えていた者も珍しくないようである。

 裁判沙汰が多いことで知られ、出版社を訴えた事例も少なくない創価学会だが、この件に関しては、週刊新潮や信平さんに対して訴訟を起こしてはいない。

 週刊新潮の告発記事の後、信平夫妻は池田大作を訴えたが、裁判では時効の成立を理由として、池田に責任が負わされることはなかった。

 ※ 信平夫妻側は、「創価学会からのマインドコントロールが解けた時点をもって時効の起算点とすべき」と主張したが、創価学会が金にモノを言わせてやり手の弁護士を集め、巧みな法廷戦術を駆使したこともあって、残念ながら本件の裁判では認められなかった(宗教的マインドコントロールを受けていた期間については、時効は進行しない、とする判決が出された例もある)。

 一連の経緯を見る限り、真相が奈辺にあるかは自ずと明らかであろう。

 池田大作には、上述だけでなく女性関係の醜聞がほかにも数多くあるが、奴の悪事はそれらにとどまらない。

 創価学会が日蓮正宗から破門され、脱会者が相次いだ際には
「脱会者は自殺に追い込め」
と学会員たちを扇動した。
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12776669707.html

 「公明党の選挙運動が功徳になる」などというバカげた妄想で学会員を洗脳し、投票所襲撃事件や集団替え玉投票事件など、民主主義を根底から否定するに等しい悪質な選挙犯罪に駆り立てた。

 独善的で他人の迷惑を顧みない強引な布教活動を学会員に指導し、現在に至るまで多くの一般人を苦しめ続けている。

 麻薬王としても知られる軍事独裁者・ノリエガ将軍と親交を結び、麻薬ビジネスにも関与していたという話もある。

 ヤクザと結託して地上げをやってもいた。
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12811848667.html

 公明党の政治力を私物化し、自身の脱税のもみ消し工作に利用した。

 搾取的な金集めによって贅沢に耽り、多くの信者たちやその家族を不幸にしてきたことは言うまでもない。

 これほどまでに、強欲で、淫恣で、高慢で、狡猾で、厚顔で、下劣で、卑怯で、醜悪な俗物でありながら、池田大作は創価学会・公明党の力に守られ、何の責任も取ることなく生涯を終えた。

 創価学会員は、この邪悪なこと極まりない池田大作を師匠と呼び、「師弟不二」の信心とやらを理想としている、本当に度し難い連中である。

 何度でもいうが、創価学会はカルトである。それも、これ以下は考えられないというくらいに最低最悪の。

 このような邪教には、一日も早く滅んでほしいと、改めて切に願うものである。

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創価学会の事件報道はこちらでチェック

実話BUNKAタブー 2021年6月号
創価学会という犯罪者の巣窟
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12749735639.html

創価ニュース 創価学会事件史
https://soka-news.jp/jiken.html

前科数十犯の犯罪組織 ”創価学会” の事件報道を公開する
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12790765814.html

創価学会のお家芸 嫌がらせと盗聴
「脱会者3300人大調査」の記事全文
https://21cult.web.fc2.com/stalking.htm

デイリー新潮 2022年08月20日号
興味深いことに、(フランスでは)統一教会は“過去の遺物”でも、創価学会は今でもフランスで活動を続け、多くの人々が“セクト(破壊的なカルト教団)”として認知している。
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08200700/?all=1&page=4

創価学会副理事長の顧問弁護士が告白 「創価学会は盗聴器等の諜報機材の製造や見張り、尾行、謀略、スパイ活動のためのアジト運営をしている」
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s03.html

公明党委員長が告発書で批判 「創価学会には諜報部がありハイテク諜報機材を運用している。見張り、尾行、怪文書攻撃、郵便物の抜き取り、盗撮などを専門とする謀略グループもある」
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s07.html

女性陣が激怒!あまりにも多い創価学会・公明党の性犯罪
「公明党議員が少女30人を買春、創価大学学長の息子(大学教授)が女性の糞尿を販売、創価学会幹部が障碍者施設で女性をレイプして妊娠させる(すべて報道済)」
http://www.asyura2.com/22/senkyo288/msg/744.html

統一教会どころではない! 寄付金トラブルを巡って多数の死者を出した創価学会の宗教詐欺
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12756164996.html

フランスの国営テレビ局が創価学会の批判特集を放送「個人を破壊し、社会を腐敗させる最凶のカルト」
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12734610158.html

山口組系元組長が創価学会との関係を告発する書を上梓 創価学会からの依頼で学会の敵を殺した
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12811848667.html

犯罪や裁判沙汰があまりに多く、国会でも問題になったことから、創価は世界各国からカルトに指定されました。
https://21cult.web.fc2.com/cult.htm


創価学会の反日報道

公明党は代表団を北朝鮮に送り、金日成独裁体制を礼賛。創価学会新聞で北朝鮮を称賛しました。
https://forum21jp.web.fc2.com/contents11-15.html

創価学会は「竹島(独島)は韓国領土だと考えています」と表明
http://www.asyura2.com/19/asia24/msg/153.html

創価学会インターナショナルが発行する機関紙「和光新聞」は、「竹島は韓国の領土である」と報道。
https://blog.goo.ne.jp/think_pod/e/d27b4bc70ebd90dc73d37ffbd8fec471

創価学会の管理下にある韓国創価学会支部は、反日運動を扇動し、旭日旗を燃やしたり、日本製品の不買運動を展開している。
池田大作教祖の反日発言の数々は、社会に波紋を投げかけた。
http://www.tamanegiya.com/ura/2016/07/05/kitigai/

創価学会は日刊紙で、「韓国は兄の国」と賞賛し、日本を「野蛮な小国」と卑下。
http://blog.livedoor.jp/far_east_news/archives/509243.html
https://blog.goo.ne.jp/c-flows/e/3708a61bfa11d96984285b434cd38f23

中韓に日本を売る創価学会
https://www.youtube.com/watch?v=0sctjBrc0OQ

公明党中心の日朝人権議連発足(国民新聞)
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/257.html

在日の韓国民団と公明党が、参政権協議 (国民新聞)
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/260.html


http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/813.html

   

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