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2023年12月30日13時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK292] デマを平気で垂れ流すビジウヨ政党の内ゲバ〈日本保守党vs参政党〉 万博推進で「公金チューチュー」狙いの〈維新〉 その真相 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES)


デマを平気で垂れ流すビジウヨ政党の内ゲバ〈日本保守党vs参政党〉 万博推進で「公金チューチュー」狙いの〈維新〉 その真相【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2483050/
2023.11.30 適菜 収 だから何度も言ったのに 第52回 BEST TiMES

歴史捏造がお得意の転載作家&S田尚樹の暴言が止まらない。そんな党首率いる「日本保守党」とスピリチュアル系神谷の「参政党」が対立をはじめた。一方、同レベルの維新は万博推進でド壺に。「公金チューチュー」が狙いなのか、連中の本当の目的はなんなのか。目を覆うばかりの日本の惨状を直視せよ。この国の病を告発してきた作家適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第52回。


百田尚樹

■転載作家の末路

「気づいたときは手遅れだった」というフレーズがぴったり当てはまるのが今の日本ではないか。ここまで国や社会が壊れると、修復のしようがない。ここのところ、社会のダニが、政党をつくって「公金チューチュー」を狙う動きが活発になっているが、これも国家の衰退と人心の荒廃の結果だろう。

    *

 ユーチューバーの百田尚樹が「ふと思う… わしみたいな天才作家が、政治みたいなクソくだらんものをやっていていいのか、と。その時間、執筆に費やしていたら、後世に残る傑作をどれだけ書けることか」とツイートしていた。

 ふと思う… じゃあ、その「クソくだらんもの」にたかろうとする百田は蠅か蛆虫だな。

    *

「天才作家」というのも意味不明。「転載作家」の間違いだろう。『日本国紀』という無断転載ばかりの百田の事故本があったが、あれも嘘とデタラメばかり。毎日新聞が調べたところ、単行本では「初版から第9刷にかけて少なくとも50カ所以上の修正を重ねるお粗末さ」とのこと。しかも、重大な歴史的事実の誤りが文庫版でも修正されていなかった。

    *

 この連載でもかつて指摘したが、皇室の「男系」の説明もデタラメだし、内容も支離滅裂。織田信長は「一向一揆鎮圧の際も女性や子供を含む2万人を皆殺しにしている。これは日本の歴史上かつてない大虐殺である」と述べる一方で、「日本の歴史には、大虐殺もなければ宗教による悲惨な争いもない」。矛盾をツイッターで指摘されると、百田は「そういう文学的修辞が読み取れないバカがいるとは思わなかった」と返答。フランシスコ・ザビエルとルイス・フロイスを間違えていた件に関しては「どっちにしても外人や」。

    *

 口を開けば「日本の歴史」「保守」がどうこうと言うが、歴史の知識はデタラメだし、安倍を保守と誤認している時点で、保守思想を理解しているとは思えない。こうして歴史は捏造されていく。自国の歴史を歪めることをビジネスとしている連中が保守政党をつくるって、悪い冗談にしても程がある。とっとと解党を。

    *

 ビジウヨ、陰謀論者界隈が、内ゲバを始めたようだ。これは悪い傾向ではない。参政党は定例会見で、党外部アドバイザーの武田邦彦が事実と異なる情報の発信や百田の日本保守党の動画番組に出演して党を批判したなどとして、アドバイザー辞任と党籍抹消を勧告。一方の武田は「国民に厳粛な信託を受けた我々ですから、必ず参政党がどういう状態かはそのまま言わないといけない。事実のレベルがあまりに低い」「僕が見間違った。国民に、僕たちが間違った参政党を言ってしまったことに反省。ひどい人には近づかないということですね」などと述べていた。

    *

 参政党の共同代表だった吉野敏明は「小麦とはメリケン粉、つまりアメリカから来た粉ですから、戦前の日本には存在しませんでした。メリケン粉を食べるようになってから、日本人のがんが増えているわけです」などと述べている人物だ。代表の神谷宗幣もスピリチュアル系。街頭演説では「香川県だったらうどんを食べるとか、大阪、広島ならお好み焼きとかね。あれ全部戦後です。戦後食糧がないときにアメリカから配給された小麦をどう使うのということで、お好み焼きとか出来たんですよ」などと根も葉もないデマを流している。武田もたいがいなので、どっちもどっちだが。


馬場伸幸

■維新の金脈、妖怪ミャクミャク

 われわれは危殆(きたい)に瀕しているのではない。すでに崩壊後の社会で暮らしているのだ。維新レベルの犯罪もよく耳にするようになった。東京・世田谷区で深夜1人で歩いていた女性に「飲みに行こう」「家はどこ」などと声をかけ、数分にわたりつきまとったうえで、女性の服に手を入れるなどして胸や尻を触った疑いがもたれている会社員の久保貴之容疑者。調べに対し久保は「女性の体を触ったが、もんではない」と供述しているという。維新の井戸正利が女性の胸を触っている写真が週刊誌に流出した際の弁明。「胸を触ったのは事実です。でも揉んだわけではない」をそのまま踏襲している。

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 福岡県警の20代の男性巡査長が、熊本市内の駐車場や路上で女性に下半身を露出したとして、書類送検されたが、これでは女子高生3人に向かって下半身を露出し、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された日本維新の会東京1区支部長で衆院選の公認候補だった赤坂大輔レベルである。

    *

 東京維新の会は、4月の東京都江東区議選の期間中に公認候補が有料のインターネット広告を流していた、と発表。公職選挙法では選挙運動で候補者名を示した有料ネット広告を出すことを禁じている。この件に関し、維新の馬場は、「すぐに削除したということで、これは私はケアレスミスの範疇に入るのではないかなと思う」と発言。他人に厳しく身内にはひたすら甘い。ついには万博の気持ち悪いキャラクター「ミャクミャク」はかわいがられていると言い出した。「太陽の塔ができた時、最初の多くの反応は『けったいなもんできたな〜』という感じでしたよね。ミャクミャクも最初評判悪かったんですけれども、今はもうミャクミャクとかわいがられていますから」

    *

「ミャクミャク」はマンホールの蓋のデザインにもなっていたが、下水道に生息しているのだろうか。大阪のアンダーグラウンドから立ち上ってくるあらゆる汚いものを象徴している妖怪にも見える。悪臭、悪意、ルサンチマン……。汚辱にまみれた万博もとっとと中止したほうがいい。万博の中止を決めた場合の補償額の上限は、現在約350億円。これは物議をかもしている万博の大屋根(リング)の建設費とほぼ同額だ。だったら、補償額が跳ね上がる前に中止を決めたほうがいい。一部の連中の利権のために国民を巻き添えにするなという話。

文:適菜収

適菜 収 てきな おさむ

1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志・中野信子との共著『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』(文春新書)、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、清水忠史との共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。https://foomii.com/00171

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/767.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 裏金事件で自民現職議員の家宅捜索続くも他人事?首相官邸Xは緊張感も危機感もゼロのお気楽(日刊ゲンダイ)
裏金事件で自民現職議員の家宅捜索続くも他人事?首相官邸Xは緊張感も危機感もゼロのお気楽
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/334114
2023/12/28 日刊ゲンダイ


まるで他人事…(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 もはや底なし状態になってきた。

 自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検特捜部は28日、最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)の大野泰正参院議員(64=岐阜選挙区)の議員宿舎や事務所などの関連先に家宅捜索に入った。

 大野氏は昨年までの5年間で、安倍派から約5000万円のキックバックを受け取りながら、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがある。安倍派所属の国会議員に対する特捜部の家宅捜索は、27日の池田佳隆衆院議員(57)に続き2人目だ。

 党所属の現職国会議員が相次いで特捜部の家宅捜査を受けるという異常事態に対し、総裁の岸田文雄首相(66)も強い懸念を抱いているのかと思いきや、違った。28日、首相官邸でぶら下がり会見に応じた岸田首相は淡々とした表情で「強い危機感を持って政治の信頼回復に努めなければと感じている」などと他人事のように語っていたからだ。

官邸動画は岸田首相のプライベートビデオのよう

 SNS上でも、《まずは国民に対して「申し訳ありません」と言うべきだろう》《検察の捜査の状況を見守るのではなく、総裁として自主的に動くべきではないのか》といった批判の声が出ていたが、なるほど、連日のように更新している「首相官邸」のX(旧ツイッター)を見ても緊張感がてんで感じられない。

 例えば《#2023年の1年間を振り返る》と題したXでは、《第1弾「ウクライナ篇」 日本は、1日も早くウクライナに公正かつ永続的な平和をもたらすべく、引き続き取り組んでいきます》《第2弾#広島サミット G7をはじめ、各国のリーダーたちが被爆地を訪れ、被爆者の声を聞き、被爆の実相や平和を願う人々の想いに直接触れ、歴史に残るサミットとなりました》などと自画自賛するかのような話題ばかり。

《PLAYBACK2023 岸田政権の1年を振り返る》と題した動画も、まるで岸田首相のプライベートビデオのようだ。

《なぜ裏金パーティー事件について、きちんと国民に謝罪し、真相究明すると言わないのか》

《旧統一教会問題は?今の政治資金問題は?首相官邸のXからは、強い危機感などがまったく見えないが》

《王様はこんなに頑張りましたと言いたいのか。国民を何だと思っているのか》

 国民の怒りの声は増すばかりだ。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/768.html

記事 [政治・選挙・NHK292] “裏金メガネ”が大ピンチ。パー券疑惑で世耕弘成の手からこぼれ落ちた「総理への夢」 新恭(まぐまぐニュース)
“裏金メガネ”が大ピンチ。パー券疑惑で世耕弘成の手からこぼれ落ちた「総理への夢」
https://www.mag2.com/p/news/590153
2023.12.29 新恭(あらたきょう)『国家権力&メディア一刀両断』 まぐまぐニュース


ついに安倍派5人衆にまで及んだ、パー券裏金疑惑を巡る東京地検特捜部の捜査の手。その内の一人で参院の仕切り役である世耕弘成氏が窮地に立たされているようです。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、捜査中に浮上した新疑惑と世耕氏との関わりを解説。さらに総理の座を狙う世耕氏の前に立ちはだかる「難敵」の存在を紹介しています。

院だけの特別ルールか。パー券問題で世耕弘成に浮上した新疑惑

今年10月25日の参院本会議で、世耕弘成氏は得意満面の一人舞台を演じた。

「私が考えるリーダー像は、決断し、その内容をわかりやすい言葉で伝えて、結果について責任を取るという姿です」。岸田首相に自説を滔々と語り聞かせる姿は、あたかも自分こそが総理にふさわしいと言わんばかりだった。

【関連】国会質問の「増税メガネ批判」を翌日に謝罪。単なる“腰砕けメガネ”世耕弘成の大誤算

それからわずか2か月。まさか自分が、岸田首相の意向を受けて自民党の参議院幹事長を辞し、東京地検特捜部から事情聴取される身になるとは思ってもみなかったことだろう。

政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑。安倍派全体では直近5年間で5億円を超える収支報告書への不記載があり、うち世耕氏も1,000万円以上のキックバックを派閥から受け取っていながら、報告書に記載しなかったと報じられている。

報道によると、特捜部がこれまでに任意で事情聴取した国会議員は、安倍派の事務総長経験者である松野博一前官房長官、現在の事務総長、高木毅前国対委員長、座長の塩谷立・元文部科学相、萩生田光一前政調会長、それに世耕弘成前参院幹事長の5人だ。

世耕弘成氏にとっては、おそらく政治家になって初めての挫折であろう。近畿大学の理事長でもある世耕氏には、教育者としての道徳的役割もある。「いつかは説明責任を果たす」と言う“逃げ口上”には、保身だけあって高潔さはみじんも感じられない。

これに大学の教職員組合が声をあげた。「学校法人理事長の対応としても不適切で、本学の社会的評価の低下を招く」と理事長辞任などを求める団体交渉要求書を大学側に提出したのである。当然であろう。

特捜部が安倍派幹部から事情を聴くのは、会計責任者に不記載を指示したり、報告を受けて了承したりしたことがないかを追及するのが主な目的だ。あれば、当然、政治資金規正法違反事件の共謀ということになって、立件されるだろう。

世耕氏は安倍派事務総長をつとめた経験があるわけではないが、キーマンの一人と見なされている。そのワケは、安倍派の松本淳一郎事務局長との関係にある。2018年、松本氏を当時の細田博之会長に紹介し、事務局長に就けたのは世耕氏だった。

松本氏は世耕氏と同じNTT出身だ。2011年に定年退職したあと、日本最大の右派・保守系団体「日本会議」の杉並支部長などをつとめていた。日本会議国会議員懇談会のメンバーである世耕氏が活動を通じて知り合ったのか、NTT時代からの知り合いなのかはわからない。

これまで特捜部は安倍派の事務局職員や議員秘書らからホテルの一室などで事情を聞いてきた。そのなかで最も厳しい追及を受けてきたのは、いうまでもなく安倍派の会計責任者である松本事務局長だ。

参院選の年に限り大きく落ち込んでいるパーティー収入

12月20日付朝日新聞朝刊の以下の記事からは、松本氏がかなり詳細に事実を述べていることがうかがえる。

会計責任者は一連の事実関係を認める供述をし、還流した裏金額を議員ごとに記載した調査リストも提出。時効が未成立の18〜22年の5年間で、総額は約5億円という巨額の規模感だった。

どうやら松本氏は、特捜部の求めに応じ、調査リストまで作成して、説明したようである。「収支報告書に記載しなければならないのはわかっていた」とも供述しているという。秘書あがりではなく、永田町の垢にまみれていない分、特捜が落としやすい相手だったのかもしれない。

世耕氏は安倍政権で経産相をつとめたあと、2019年から自民党参院幹事長として参院議員をたばねてきた。それだけに、気になることがある。安倍派の政治資金収支報告書をみると、参院選の行われた年に限ってパーティー収入が大きく落ち込んでいるのだ。直近5年では、2019年、22年のいずれもだ。

その原因として、パーティー券売り上げのうち、改選を迎えた参院議員が集めた全額を派閥の収入とせずに、そのままキックバックしていたからではないかと特捜部に疑われている。

だとすれば、参院だけに認められた特別なやり方であり、安倍派内の参院派閥ともいえる「清風会」会長にして松本事務局長と親しい世耕氏が、そのようになった経緯をまったく知らないとは考えにくい。

朝日新聞の記事(12月23日)によると、21年11月に派閥に復帰し新会長に就任した安倍元首相が、派閥パーティーを5月に控えた22年4月、キックバックのとりやめを提案。当時の事務総長、西村康稔氏らが協議していったん還流廃止の方針を決めたことがあった。つまり、少なくともこの時点で、安倍派幹部は問題意識を持っていたということだ。

ところが、その旨を各議員に通知したところ、すでに資金還流を前提にパーティー券の販売を進めていた現場の議員側から反発を食らって、廃止方針はとん挫した。

その後、安倍元首相が7月に銃撃事件で死亡し、事務総長は高木毅氏に交代、最終的に方針は撤回され、従来通り裏金としての還流が9月にかけて実施されたという。

西村氏が廃止方針を決め、高木氏が撤回したと読めるこの記事は、検察から朝日の記者にリークされた情報をもとにしたものだろうが、高木氏に著しく不利な内容である。しかし、高木氏にすべての責任をなすりつけようとする“悪だくみ”のニオイがしないでもない。だいいち、このようなことが就任したての事務総長の一存で決められるはずがないのだ。

その年の7月に改選を迎えた参院議員が、自分たちの選挙資金を得るために、パーティー券販売で集めた売上金の全額をそのままキックバックしてもらっていたとすれば、その首謀者はいったい誰なのか。その答えを得るために、特捜部が、参院側の責任者である世耕氏を重要な捜査対象としたのは当然のことだ。おそらく松本氏は、世耕氏とこの件についてどのような話をしたかについても、詳しく特捜に供述しているのではないだろうか。

安倍派5人衆に対する捜査に「OK」を出した岸田首相

検察が政界の大物をターゲットにした捜査を行うとき、必ず総理大臣の了解を得るのが通例だ。検察に独立性があるとはいえ、行政機関の一つであるには違いない。安倍派の幹部“5人衆”に対する捜査の着手について、岸田首相が「OK」を出したからこそ、事情聴取が行われる前に、政権中枢から彼らを一掃したのであろう。

萩生田氏や西村氏に負けず劣らず、ポスト岸田レースに意欲を燃やしてきた世耕氏は、12月20日発売の月刊「Hanada」2月号のインタビューで、「いずれは国の舵取りをやってみたいなとは思っています。それだけの経験を積んできた自負もある」と語っている。

その夢を叶えるために、もくろんでいるのが、次の衆議院選挙への鞍替え出馬だ。参院議員で総理になった例はこれまでにないからだ。

だがその前途に二階俊博元幹事長という難敵が立ちはだかっている。改正公職選挙法により、「10増10減」の新区割りが適用され、次期衆議院選では和歌山の衆院小選挙区は3から2に減ることになっている。新2区は選挙区の大部分が二階氏の地盤であり、二階氏は次期衆院選に新2区から立候補するとの見方が強い。世耕氏も、衆院議員だった祖父の出身地・新宮市が含まれる新2区での出馬をめざしている。二階氏が自民党公認となる場合、世耕氏は無所属での出馬も辞さないかまえだ。

この二人が、裏金疑惑の渦中にあるのは何という因果だろう。世耕氏は今年4月に麻生太郎副総裁と会食し、10月の参院徳島・高知選挙区の補欠選挙では、麻生氏と二人そろって現地入りするなど、キングメーカーにすり寄るかのような動きをしていたが、裏金問題が発覚し、苦しい立場に追い込まれている。二階派も派閥の収支報告書に記載しなかった裏金が直近5年間で1億円を超えるとみられ、事務総長の武田良太・元総務大臣や会長である二階氏もいずれ事情聴取される可能性が高い。

安倍派、二階派が狙い撃ちされ、背景に派閥の権力闘争のニオイも漂うなか、政治情勢はますます混迷の度合いを深めている。岸田首相は党の新組織を設置して議論を進めるというが、政治資金規正法の改正を明言したわけでもなく、本気で政治改革に取り組む気があるとは思えない。“不逮捕特権”が始まる来年1月の通常国会開会をにらみ、いつもの“打ち上げ花火”で時間を稼ぐだけなら、何もしないほうがましである。

image by: 世耕弘成 − Home | Facebook

新恭(あらたきょう) この著者の記事一覧

記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに、官とメディアの構造改革を提言したい。記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/769.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 2023年の政治社会問題1+3(植草一秀の『知られざる真実』)
2023年の政治社会問題1+3
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-8cbd27.html
2023年12月30日 植草一秀の『知られざる真実』

2023年が間もなく幕を閉じる。

2023年は癸卯(キスイのウ)の年。

安岡正篤著『干支の活学』によれば、

「「癸」は「癸測」など「はかる」の意。

はかるには標準や原則が必要。

筋道を立ててはかる、処理するの意で、筋道をなくせばご破算になる。

他方「卯」は干の四番目。

子丑寅と伸びてきた植物が卯に至って蔽いかぶさるように繁茂してくる。

「癸」と「卯」が重なる「癸卯」という年は「万事筋道を立てて処理してゆけば繁栄に導かれるが、筋道を誤ると、こんがらがり、いばらやかやのようにあがきのつかぬことになる。

果ては、混乱・動乱、ご破算に至る。」

年が明けて2024年は甲辰(コウボクのタツ)の年。

甲はよろいで、よろいをつけた草木の芽が殻を破って頭を少し出した象形文字。

人事に適用すると、旧体制が破れて革新の動きが始まることを意味する。

他方、「辰」は理想に向かって辛抱強く、かつ慎重に、いろいろの抵抗や妨害と闘いながら歩を進めてゆく意味。

「甲辰」の意味するところは、旧体制の殻を破って革新の歩を進めなければならないが、いろいろの抵抗や妨害があり、困難と闘う努力をしながら、慎重に伸びてゆかねばならないということ。」

「癸卯」の2023年に筋道を通すことを怠り収拾すべからざる行き詰まりに到達していれば、「甲辰」の2024年は、その殻を破る苦しみに直面する年になる。

自民党は筋道を誤り、こんがらがり、いばらやかやのようにあがきのつかぬことになっている。

2024年は、旧体制が破れて革新の動きが始まる1年になると見られる。

何といっても法律を定め、法律を執行することを生業(なりわい)とする与党国会議員が、集団で自ら定めた法律を踏みにじり、裏金作りに狂奔していたことが発覚した。

庶民が1円単位での税金苦にあえいでいる一方で、議員集団が億円単位の裏金をこっそりと懐に入れていたことが発覚した。

癸に手偏を付ければ「揆」になる。

民衆による「一揆」が起きて当然の悪業が白日の下に晒されつつある。

自民党パーティー裏金不正事件が2023年の日本を象徴する事件だった。

年明け早々、事件捜査は大詰めを迎える。

通常国会で岸田内閣が追いつめられることになる。

そこから、旧体制が破れ、革新の動きが始まることになるのか。

最重要の焦点になる。

2023年の日本を振り返ったとき、特筆すべき三つの社会・政治問題を提示することができる。

1.処理後放射能汚染水海洋投棄問題、2.木原事件、3.JKT(ジャニーズ・歌舞伎・宝塚)ならびにJKTY(+吉本)問題だ。

岸田内閣は処理後フクシマ放射能汚染水の海洋投棄を強行した。

取り除くことができないストロンチウムを含む、処理後放射能汚染水を太平洋に投棄し始めた。

汚染水や汚染水試料・データが完全開示されておらず、東電に丸投げでは、不安の種は尽きない。

近隣諸国への説明も不十分だった。

これに反応して中国政府が日本産海産物の輸入停止に踏み切った。

岸田内閣は、その中国と首脳会談を開催する機会を獲得した。

しかし、岸田内閣はこの最大チャンスを水泡に帰す外交失態を演じた。

第二の事案は木原事件。

殺人の疑いが限りなく強い事案が自殺で処理されてきた問題。

事件の真相を明らかにするための活動が顕在化した。

警視庁は引き続き事案を闇に葬る姿勢を崩していないが、天の網がこれを許すのかどうか。

2024年の最重要関心事項になる。

第三はジャニーズ、歌舞伎、宝塚の闇が明らかにされ、年末に、これに加えて吉本の闇にかかわる問題が提起された。

異様であるのはメディアの対応。

ジャニー喜多川氏性犯罪事案に対する長期にわたるメディアの対応と類似した対応が松本人志氏問題へのメディア対応に示されている。

メディアの闇だ。

しかし、「天網恢恢疎にして失わず」という。

2024年に吉本の闇も明らかにされる可能性が高い。

政治とメディアの分野で、筋道を誤り、こんがらがり、いばらやかやのようにあがきのつかぬことになる事態が顕在化している。

そのなかから、革新の動きが本格化するのかどうか。

ここに2024年の焦点がある。

追記として、『資本主義の断末魔』(ビジネス社)
https://x.gd/xIij4

のレビュー投稿を謹んで強くお願い申し上げます。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/770.html

記事 [政治・選挙・NHK292] ひどい〜!!これは特養老人ホームの朝食ではない。維新管轄の小学校のドケチ給食である!!






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子供達の悲鳴が聞こえてきそうである。


民間で英語教師をしている傍らで赤字になっても子供無料を貫くカレー店もあれば何処の国籍の人間


か判らないゴロツキに府政を任せるとこうも酷いことになるのか?という見本が当該事案である。


画像のものは森友学園で有名になった豊中市の小学校動画の方は中小企業の町である東大阪市


学校給食で何れの事例も成長盛りの子供達の給食にしては粗食に過ぎるという意見が大半を占める。


まず、東大阪市の事例では長らく続いていた特定の民間運送会社が前回の入札で新規参入運送会社


が安値で落札し、2022年度からの指定業者となったものたが、給食を配送する特殊専用車両を用意す


る事が出来ずに新学期の4〜5月の2ヶ月間はレアケースであるものの間に合わせ的な献立と成ら


ざるを得なかったらしいが、豊中市の事例では「特別な事情」が有ったという訳ではなく広く画像検索


で調べてみても総じて他県に比べて可成りの「維新ドケチメニュー」である事が分かる。


ここに来て13兆円超えとも言われる大阪万博&カジノ建設をよそに怨嗟の声がYouTube上でのコメ


ントが多くなっているが必要な事はスルーしての前代未聞のドロボー企画につき、当然である!!




あと、大阪でやっている教育費の無償化というのは、私立高校の授業料無償化(所得制限があり)


(年収590万円未満)と大阪公立大学の授業料無償化(所得制限あり・年収590万円未満)となる。


そのほかの無償化というのは国が全国一律にやっている事。


当初の「一律無償化」というのもデマであったのである。




話は給食に戻り、この東大阪市の事例はどの自治体で起こっても不思議ではない現象だと捉える事


も必要と自分は考える。




広く遍く存在している運送業者を募ってもいつまで続くか判らない給食事業に他の仕事では使えな


い特殊専用車両(20台程度必要)に億単位の投資が必要な事と専門の配送ドライバーも必要な事


を考慮すると1期ごとの民間運送業者入れ替えは非現実的である。

ここからは飽くまで憶測となるが、これ迄の独占業者と新規業者の間で談合が有ったのではないか?


それは入札価格をつり上げる談合では無く、特殊専用車両の業者間売買に関する談合(密約)が互い


の業者間であったが、最後の段階で計画的に独占業者が「販売しない権利」を行使したのかも知れな


い事も考えられる


この問題の発端もコイズミ出鱈目構造改革が影を落としている負の側面と自分は感じる。


奴は何かあれば配下のダマスゴミを使って「規制緩和」「構造改革」「官から民へ」という掛け声の


元、現代まで習慣の如く連綿と引き継がれているが、単にアメリカ強欲帝国が日本の富を買いやすい


状況を作られた副作用だった事にようやく皆が気づき始めている。


郵政の要である配送事業の赤字からもわかる通り、必要な事は「民から官(公)」であり、各市町村


に給食配膳係」のような部署を作り小学生の人数の増減にも対応しやすいし、徐々に仕事に慣れてゆ


けば良いだけの話なのである。



http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/771.html

   

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