※補足 2023年12月18日 毎日新聞1面 紙面クリック拡大
裏金問題直撃で底抜け…岸田内閣支持率16%、不支持率は“史上最高”79%=毎日調査
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/333538
2023/12/18 日刊ゲンダイ
目も当てられない不支持率79%(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ
ただでさえ低迷していた岸田内閣の支持率は、裏金問題の直撃で完全に底が抜けた。毎日新聞の世論調査(16、17日実施)では、内閣支持率は前回調査(11月18、19日実施)の21%からさらに5ポイント下落して16%だった。岸田内閣発足後最低を更新し、支持率が10%台にまで下落したのは時事通信が14日に発表した17.1%に続き2社目。
さらに目も当てられないのが圧倒的な不支持率の高さだ。毎日の不支持率は同比5ポイント上昇の79%で、森喜朗政権の75%(2001年2月)を上回り、同紙が内閣支持率調査を始めた1947年7月以降で最高を記録した。
朝日新聞の調査(16、17日実施)でも、内閣支持率は急落。前回(11月18、19日実施)から2ポイント下落し23%。12年12月に自民党が政権復帰して以降で最低を記録した。不支持率も同比1ポイント増の66%で、こちらも政権復帰後最高を更新した。
読売新聞の調査(15〜17日実施)でも内閣支持率は低迷。政権復帰後最低を記録した前回調査(11月17〜19日実施)の24%から横ばいの25%だった。不支持率は63%(前回62%)で政権復帰後最高となった。
安倍派裏金還流10年以上前から
裏金作りは10年以上前から(自身の派閥「清和政策研究会」の資金パーティーであいさつする安倍元首相=2013年)/(C)日刊ゲンダイ
政治資金パーティーを利用した安倍派の裏金づくりは、10年以上前から行われていたようだ。18日の毎日新聞が報じている。安倍派に所属する複数の議員秘書が証言したという。2000年代から続いていたとの情報もあり、東京地検も経緯を調べている。
安倍派では、ノルマを超えたパーティー券収入を議員側にキックバックするシステムを続けていた。裏金づくりのシステムは誰が考えたのか。森喜朗元首相が派閥オーナーだった頃からあったのか。
全容を解明するためには、歴代の派閥会長からも説明を受ける必要があるのではないか。過去までさかのぼると、安倍派議員には、巨額な裏金が渡っていた可能性がある。
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岸田内閣支持率16% 不支持率79% 毎日新聞世論調査
https://mainichi.jp/articles/20231217/k00/00m/010/054000c
毎日新聞 2023/12/17 14:17(最終更新 12/18 08:49)
首相官邸に入る岸田文雄首相=東京都千代田区で2023年12月14日午前9時39分、竹内幹撮影
毎日新聞は16、17の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は、11月18、19日実施の前回調査(21%)より5ポイント減の16%で、内閣発足以来最低を2カ月連続で更新した。不支持率は前回調査(74%)より5ポイント増の79%だった。
調査方法が異なるので単純比較はできないが、支持率が20%を下回るのは、菅直人政権下だった2011年8月(15%)以来。不支持率79%は、毎日新聞が世論調査で内閣支持率を初めて質問した1947年7月以来、最も高い。
支持率は、マイナンバーカードを巡るトラブルが相次いだことなどが影響して6月以降、下落傾向に転じた。9月に内閣改造を実施し、11月には、減税や低所得世帯への給付などを盛り込んだ総合経済対策を閣議決定したが、政権浮揚にはつながっていない。さらに、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が深刻化したことで、政権運営は一層、厳しくなっている。
調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯467件、固定613件の有効回答を得た。【野原大輔】
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/677.html