岸田首相、昨年「1千万円以上パーティー」6回 「大臣規範」を事実上無視
神奈川新聞 2023/12/4
https://news.yahoo.co.jp/articles/0af3ab1d71a8449688fc20a4fced3d9b4cc3dde2
「閣僚在任中は大規模政治資金パーティー開催を自粛する」とした「大臣規範」を岸田文雄首相が事実上無視し、昨年1年間で6回にわたり収入1千万円以上のパーティーを開いて1億4千万円を得た上に、その利益率(手残り)が9割に及ぶことが国会内で新たな火種となっている。
自民党安倍派の政治資金パーティー券収入キックバック疑惑などを巡り8日には衆院予算委員会の集中審議が開かれるが、首相も自身の“集金術”に関して批判を浴びるのは必至だ。
先日公開された2022年分の政治資金収支報告、参院予算委での立憲民主党の杉尾秀哉氏、共産党の田村智子氏(全国比例、党南関東担当)の質疑と総務省答弁などで明らかになった。他の閣僚では林芳正外相(当時)が2番目に多い4回開催。林氏は外相退任後は派閥を預かる立場に就いており、岸田派のナンバー1、2が突出した格好だ。
岸田首相のパーティーを主催したのは同首相の国会議員会館事務所を拠点とする「新政治経済研究会」。報告書によると、最多収入は昨年12月に都内のホテルで開いた「第42回衆院議員岸田文雄と国政を語る会」で参加者1200人と3653万円を集めたという。
「大臣規範」は01年1月に中央省庁再編に伴い閣議決定された。在任中は「国民の疑惑を招きかねないような大規模な政治資金パーティーを自粛する」としたが、「大規模」の定義は明記していない。政治資金規正法で報告を義務付けられる収入1千万円以上の「特定パーティー」が一つの目安とされてきた。
https://web.archive.org/web/20231206150548/https://news.yahoo.co.jp/articles/0af3ab1d71a8449688fc20a4fced3d9b4cc3dde2
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/575.html
背後に隠れているエースの専制、岸田政権を「総括」する
毎日新聞 2022年10月24日
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20221019/pol/00m/010/019000c
安倍晋三元首相は2020年に突然退陣し、その約2年後には衝撃の死を迎える。首相の座を手に入れた岸田文雄首相は、巨大化した安倍派(清和会)をけん制しつつ政権を運営していると評されていたが、そのけん制すべき相手の頭目が突然消えてしまったのである。してみれば、本来ならば、岸田氏は自分のやりたかったことを妨害されずに実行に移すチャンスを得た状況となったはずである。
しかしこの間、「やりたかったこと」は、何も見えてこない。その筆頭が、岸田氏が政権獲得時には高唱していた「新自由主義を克服した新しい資本主義」であったが、金融所得課税の「1億円の壁」の問題にすら、いままで着手できていない。「所得倍増」のスローガンが「資産所得倍増」にすり替えられるに至っては、「新自由主義」という言葉の意味を知らずに使っていたのだとみなさざるを得ない。
ところが、このように「やりたいことがないうえに、人気は落ちる一方」とあっては、「退陣近し」の観測が流れるのも無理のない状況である一方、岸田政権が、「挑発的」とも形容すべき尖(とが)った指針を出していることもまた事実なのだ。
その代表が原発政策であり、積極的な再稼働のみならず、新設にまで踏み込み、さらには、原発運転期間のいわゆる「40年ルール」「60年ルール」の撤廃にも進もうとしている。そして、安全保障に関しては、米中の緊張が高まるなかで、米国寄りの姿勢をより一層鮮明にし、防衛費の大幅増額へと突き進もうとしている。米中両国に挟まれ、中国に対していかんともしがたく依存しているにもかかわらず、外交を通じて両者の緊張を緩和しようという姿勢は、まったく見受けられない。
こうした原発政策の背後に、経済産業省を中核とする「原子力ムラ」の原子力回帰への執拗(しつよう)な意思があるのは見やすいし、より一層の対米追従一辺倒の安保政策の背後に、外務省・防衛省を中核とする「日米安保ムラ」の意向があるのは見やすい。首相の意志薄弱、思想の空洞を突いて、既得権益勢力の鉄の意志が遠慮会釈なく貫かれようとしている。つまり、安倍政権の統治が「政治主導」に偽装したむき出しの官僚専制であったとすれば、岸田政権の統治はそうした外観を取り繕うことさえしない官僚専制と化しつつある。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/576.html
2023.12.06
https://yorozoonews.jp/article/15076650
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が6日、X(旧ツイッター)に新規投稿。自民党派閥パーティーの政治資金問題を受け、岸田文雄首相が各派閥にパーティー開催をはじめ、忘年会や新年会も自粛を要請する見通しになったとの報道を受け、「茶番劇」と苦言を呈した。
小沢氏は「自民全派閥の政治資金パーティーを自粛へ 派閥の忘年会・新年会も自粛へ」と切り出し、「茶番劇。『どうぞご勝手に』といったところ。まず、これまでの裏金疑惑の全貌を明らかにすることの方がはるかに大事。これでごまかせると思ったら大間違い。『これから』でなく『これまで』の説明を」と実態の解明を求めた。
小沢氏はこの投稿前、「岸田首相が6日に麻生副総裁や茂木幹事長、参院の幹部を含めた8者による緊急会合を初めて開く方針」という報道を受けて「緊急幹部会合?自分達の保身のためにどう言い訳し、どう隠蔽し、どう闇に葬るかをヒソヒソ話し合うだけ。もはや国民の生活なんて、頭の片隅にもない」と一喝した。
また、「パー券キックバック疑惑」について、岸田派の上川陽子外相が「回答は差し控える」、茂木派の木原稔防衛相が「この場でのお答えは差し控えたい」などと、閣僚がそろって答弁しないことについて、小沢氏は「目下、自民党では『精査する』『差し控える』が大流行。何とか有耶無耶にしようという巨大な磁力が働き、また、全てを闇に葬ろうと必死。検察も捜査しているが、自民党は簡単には倒れそうにない」としつつ、「だが、全てを解決するのは、実は簡単。精査の上、皆が自民党に投票するのを差し控えればよいだけである」と投稿した。
さらに、安倍派の事務総長経験者で現在も派内有力者である松野博一官房長官が記者会見で同派の裏金疑惑について問われても「政府の立場として、お答えを差し控えさせていただく」と繰り返し、具体的な回答を避けていることについて、小沢氏は「政府の立場を盾に裏金疑惑に答えないというのは、あまりに卑怯。政府の立場にあるからこそ、自ら法を犯していないかどうかを明らかにしないといけない。官房長官は法務検察行政にも絶大な影響力を持つ。答えられないなら、もはや官房長官としての職務遂行は不可能であり、速やかに辞職する以外にない」と指摘した。
松野官房長官について、小沢氏は4日付の投稿で「お答えを控える、お答えを控える、お答えを控える、お答えを控える、お答えを控える、お答えを控える…。国民に説明するつもりがない、つまり仕事をしないなら、もう官房長官としての出仕を控えてもらいたい」とダメ出ししていた。
こうして裏金疑惑について連日、投稿を続けている小沢氏だが、6日朝の投稿で「実のところ自民党には危機感は無い。いま選挙をやれば、どうせ自民党が楽勝と思っている。国民は結局、自民党だけだと。総理を変えて臨めば圧勝さえできると。要は完全に舐められている」と現実を指摘。その上で「いま問われているのは、自民党ではなくむしろ国民である」と問題提起した。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/577.html
共産党初の女性トップに「田村智子」/志位氏が異例の「後継指名」/党勢回復へ「ジャンヌ・ダルク」か
https://facta.co.jp/article/202312038.html
号外速報(12月4日 06:40) 2023年12月号 POLITICS [号外速報] FACTA
共産党は2000年以来となる党首交代が確実となった。白羽の矢がたったのは田村智子政策委員長(58)――。創設101年を迎える老舗政党で初の女性党首となる。野党共闘の不調に加え組織の弱体化が続く八方塞がりの中、サプライズ人事は党勢拡大へ功を奏すか。
党大会決議案の「起草委員長」に大抜擢
党内外に「田村委員長」誕生を印象づけたのは11月13〜14日に開いた第10回中央委員会総会(10中総)だ。2024年1月の党大会に諮る決議案を説明したのは志位和夫委員長(69)ではなく、田村氏だった。締めの「結語」も田村氏が務め「党大会の成功の先頭に私たち一人ひとりが立ち、必ず成功を勝ち取ろう」「強く大きな党をつくり、日本の『夜明け』を開こう」と声を張り上げた。機関紙「しんぶん赤旗」は連日、そんな田村氏を写真付きで大きく報じた。当面の活動方針を示す決議案は数年に1度開く党大会で諮る。同党にとっては「生命線」ともいえるもの ………
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https://facta.co.jp/article/202312038.html
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/578.html
https://www.asahi.com/articles/ASRD677KTRD6UTIL01M.html?iref=comtop_7_01
掲載されている写真がすべてを語ってくれている。
上記URLで、写真を確認することができるので、未だの人はぜひ確認されたし。
特に、UPFインターナショナルのマイケル・ジェンキンス会長と、がっつり握手しているシーンを見せられると、日本の首相のこれまでの言動を反芻するに、我ながら恥ずかしさで、冷や汗が出てしまう。
当の本人の心境や如何に?と言ったところだが。
朝日新聞は岸田首相に「ロックオン」済み。
統一教会のキツ〜イ反撃。
裏切者は既に「用無し」ということなのだろうか。
それとも、「見せしめ」か。
「事実は小説より奇なり。」
以下記事の転載。
岸田文雄首相が2019年にニュート・ギングリッチ元米下院議長と面談した際、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」のトップらが同席していたとされる問題で、ギングリッチ氏が朝日新聞の取材に応じ、トップらの同席を認めた。面談については「UPFジャパンが手配した」と説明した。
岸田氏は「ギングリッチ氏から表敬をしたいという申し入れがあって、お会いした」としているが、教団側が日米の有力政治家の面談を仲介していた可能性がある。
岸田氏は自民党政調会長だった19年10月、党本部でギングリッチ氏と面談。朝日新聞は経緯や同席者についてギングリッチ氏に質問を送り、6日に書面で回答があった。
ギングリッチ氏によると、UPFジャパンの梶栗正義議長や、米国の教団の元会長でUPFインターナショナル会長のマイケル・ジェンキンス氏が同席し、岸田氏と会話も交わしたという。面談は「UPFジャパンが手配した」とした。
一方、UPFジャパンは6日、朝日新聞の取材に「もともとは安倍(晋三)首相(当時)とギングリッチ氏の会談をアレンジしようとしたが、時間をとれなかったので安倍首相が岸田政調会長(当時)との会談をセットしたと理解している」と回答した。
面談をめぐっては岸田政権の複数の関係者が、安倍氏の要請だったと取材に話しており、UPF側が間に入る形で安倍氏とギングリッチ氏の面談が調整され、安倍氏の都合がつかずに岸田氏が対応した可能性がある。
岸田氏は面談に教団友好団体のトップが同席していたかどうかについて「承知していない」「名刺交換をしたかどうか、全く記憶していない」などと述べていた。
しかし、ギングリッチ氏は、梶栗氏とジェンキンス氏の同席を認めたうえで「まず名刺交換をした。その上で話し合った」。握手をしている様子や名刺交換の様子が写った写真とともに、そう説明した。
朝日新聞は6日、ギングリッチ氏の説明について岸田氏の事務所に文書でたずねた。「同行者の中にどなたがおられたのかは承知していなかったということを申し上げているものであり、それに尽きる」と回答があった。
UPFは、教団の創始者である文鮮明(ムンソンミョン)氏と韓鶴子(ハンハクチャ)総裁夫妻が創設した団体で、UPFインターナショナルは世界に約150あるという支部を統括する組織。ギングリッチ氏はUPFの大規模な集会で講演するなど、関係が深いことで知られる。(編集委員・沢伸也、高島曜介)
「誰が参加していたかは明らか」 元下院議長、面談の経緯説明
岸田文雄・自民党政調会長(当時)との面談の場に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体トップがいて会話も交わしていたと、ニュート・ギングリッチ元米下院議長が朝日新聞の取材に認めた。ギングリッチ氏は写真とともに、面談の経緯や同席者について振り返り、文書で説明。同席者のことを「承知していない」と繰り返す岸田氏との違いが際立つ形となった。
顔を合わせての握手、交換し…
有料記事の為、ここまで。(理由は金欠)
写真を見てもらえれば、特にコメントすることは無し。
岸田首相のあからさまな「嘘」・・・それに尽きる。
とても総理の器に非ず。
永田町を追い出されれば、「人でなし」と罵倒される。・・・というのがオチ。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/579.html
江東区長選はカオスな展開…“小池印”元都庁職員が一歩リードで都知事絶頂、維新候補は最下位
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/333005
2023/12/06 日刊ゲンダイ
勢いづく小池百合子都知事(左)はやる気満々(C)日刊ゲンダイ
前区長が公選法違反事件で辞職したことに伴い実施されている東京・江東区長選(10日投開票)が、カオスな展開になっている。
候補者は新人5人。小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」と自公、国民民主が推薦する元都庁職員。立憲や共産など国政野党が支持する元区議。日本維新の会推薦の小児科医。地域政党「自由を守る会」推薦の元区議。無所属の元国税庁職員による争いだ。
JX通信社が2、3日に、区内の有権者を対象に実施した情勢調査では“小池印”の元都庁職員が一歩リード。国政野党が支持する元区議が激しく追い上げているという。3位以下は、元国税庁職員、自由を守る会推薦の元区議、維新推薦の小児科医の順番となっている。
この情勢調査に“女帝”は調子づいている。都ファ関係者はこう言う。
「今年は春の豊島区長選、11月の青梅市長選と首長選で連勝し、勢いに乗っている。今回も“勝ち戦”になりつつあるので、知事はやる気満々で応援に入っています」
小池知事は5日に開会した都議会の所信表明で、私立を含む都内全ての高校授業料を来年度から実質無償化するとブチ上げた。これも“選挙対策”だそうだ。
「通常、こうした大規模予算を伴う施策は国の年末の与党税制調査会終了後に打ち出すものです。『余裕があるなら都は税収を地方に再配分しろ』と税調に睨まれかねませんからね。そのリスクを冒しても、このタイミングでブチ上げたのは、区長選を意識しているからです」(同前)
一方、JX通信社の調査で最下位に沈んでいるのが、維新候補だ。区政関係者がこう言う。
「結局、維新は東京では浸透できていないということ。それに、大阪万博の不備で評判はガタ落ちです。泡沫候補みたいな立ち位置で、今回は厳しいんじゃないですかね」
「都民ファーストの会」をパクった?
さらに維新については、ある“珍行動”が批判を招いている。先月末の出馬会見で、都ファをパクったかのような政治団体「江東区民ファーストの会」設立を前面に押し出したのだ。さすがに、都ファ関係者から抗議を受けて取り下げたが、完全にミソをつけた格好だ。
「小池知事への“抱きつき”戦略でしょう。有権者を勘違いさせて、一定の票を奪う狙いがあったのではないか。いい加減にしてほしいですね」(都ファ関係者)
都の施策を選挙利用する小池知事と、それに抱きつく維新。どっちもどっちだ。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/580.html
“パー券裏金”疑惑で揺れる二階派から脱会者…自民党の「派閥瓦解」がついに始まった
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/333014
2023/12/06 日刊ゲンダイ
桜田義孝元五輪相(左)が“パーティー券ノルマが負担”と、二階派(志帥会、二階俊博衆院議員=右)を退会(C)日刊ゲンダイ
パーティー券裏金疑惑で揺れる自民党の派閥から、ついに脱会者が出た。桜田義孝元五輪相が5日、所属する二階派に退会届を提出していたことを明らかにしたのだ。今後は無派閥で議員活動をしていくという。
退会届の提出は11月22日だというが、その頃には、派閥パーティーに関する刑事告発を受けた検察の捜査が動き出しており、裏金事件も影響したとみられる。
桜田氏本人が退会理由としたのは、派閥のパー券販売ノルマが厳しいということ。「私の場合は300枚。売るのが大変だった」とこぼした。パー券は1枚2万円。桜田氏のノルマは600万円だったことになる。
「二階派の閣僚経験者のノルマは700万円程度とされ、400万〜500万円の安倍派よりもキツい。ただでさえ非主流派の二階派に裏金疑惑が噴出し、これ以上、派閥に籍を置いてもメリットがないと判断したのだろう。議員が派閥に所属する目的は、ポストとカネと選挙。閣僚経験者の桜田さんは、もう大臣に抜擢されることもないしね」(政界関係者)
パー券のノルマは、閣僚経験や当選回数が多いほど負担が大きい。桜田氏は当選8回だが、ベテランの多い二階派には、閣僚経験のある当選7回以上の議員が10人近くいる。桜田氏に続く脱会者が出る可能性もあるだろう。安倍派でも、かつて所属した高市経済安保相は、「閣僚経験者の高額なパー券ノルマを嫌って脱会した」(安倍派関係者)という。
安倍派は浮き足立ち、幹部が右往左往
安倍派は右往左往、昨5日の若手議員パーティーは取材シャットアウト(右)/(C)日刊ゲンダイ
安倍派は裏金疑惑の“本丸”だ。それにもかかわらず、塩谷座長以下、「5人組」の集団指導体制は、誰もが責任逃れに終始し、右往左往。対応が後手後手だ。5日も松野官房長官は会見で「政府としての立場でお答えを差し控える」を連発。事務総長の高木国対委員長も何も語らずだった。
安倍派若手議員のパーティーが昨夜、永田町近くで開かれたが、幹部はほとんど姿を現さず、取材はシャットアウト。安倍派の混乱ぶりがよく分かる。
「幹部連中はどこまで深刻に受け止めているのか。派内は浮足立っている。ずっと総裁派閥だったのでポスト目当ての寄らば大樹で人数が増えたが(現在99人)、派閥のイメージが悪くなれば、この先はポロポロこぼれていくだろう。特に選挙が弱い人は『このまま安倍派にいたら大変』となりかねない」(安倍派関係者)
ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「かつて派閥には、会長が総理総裁を目指すという大義がありましたが、それが完全に崩れ、営利集団に変わった。メリットもなくなり、逆に『派閥』と聞くだけで汚いイメージになってきた。2000年代初頭に派閥の弊害が問題視され、無派閥を選ぶ人が増えたことがありました。今回も無派閥が増えるかもしれません。派閥崩壊の第一歩になるのではないか」
石破元幹事長が先週、インターネット番組に出演した際、「法律に違背するなら政治集団なんて解散したらいい」と吠えていたが、菅前首相も含め、無派閥議員はニンマリだろう。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/581.html
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/285073
もう、「・・・むちゃくちゃです」
山本太郎氏の質問に、原子力事故災害対処審議官は「計算していません」と答弁。
政府は、福島原発で発生している汚染水の海洋放出で、あのIAEAが最後の一滴まで監視すると言っている期間に、放射性物質がどのくらい放出されるのか、その「総量」を計算すらしていなかった。
Good job!
山本太郎氏の質問のことだよ。
この質問を取り上げた「東スポ」も、Good job!
以下記事の全文転載。
れいわ新選組の山本太郎代表は6日、国会内で開かれた参議院東日本大震災復興特別委員会で質問に立った。
政府は東京電力福島第1原発でのアルプス処理水を今年中に100万トン以上、海に放出する方針を示している。冒頭、山本氏は土屋品子復興相に対し「アルプス処理水をトリチウム水と呼ばれることがありますけども、違和感を感じますか、感じませんか、一言でお答えください」と質問。土屋氏は「アルプス処理水自体なので、あまり感じません」と答えた。
続けて山本氏は「(処理水の)海洋放出、セシウム換算でどれぐらいの量になりますか。計算していますか」と質問。これに原子力事故災害対処審議官は「計算していません」との回答を示した際、山本氏は「それを計算していないのが日本政府です。むちゃくちゃです」と指摘した。
「大臣、1回ごとの(処理水)放出の話は聞いていません。全体的な話を聞いています。被災地の100年後、1000年後を考えても、総量を把握する必要性ってあると思いますか」と追及。これに土屋氏は「それは規制委員会等で管理することですから…」とかぼそい声で答えた。
山本氏は「答えられないと困るんですよ。復興大臣なんでしょう? どうして被災地に寄り添わないんですか。被災地に将来的にどういう影響が出るか、先回りしてやっていかなければダメでしょう。総量によってどれぐらいの核影響が起こることを予測しないとダメですよ、それがなされていない。総量を考えず、1リットル当たりで基準値未満だから(処理水の海洋放出が)大丈夫という」と批判した。
記事の転載はここまで。
「答えられないと困るんですよ。・・・」
私は、委員会での「この質疑」を見てはいないが、山本氏が「困って」しまうほど、酷かったらしい。
委員会を見ていた人のコメントを拾うと、
「復興大臣が何を聞かれてもろくに答えられず、議事が何度もストップし、・・・」
「大臣は口篭りささやかれたことを伝聞のように話すだけ。・・・」
「・・・暗澹たる気持ちになりました。」
これだけでおおよそ想像が出来る。・・・またか・・だ。
山本氏もはっきり言ってやればよかったのに。
「・・・復興大臣なんでしょう? 事務方に寄り掛かってどうするんですか?。どうして被災地に寄り添わないんですか。」
ここのところ、日本の国務大臣は、まともに答弁しない、出来ない。
総理大臣は「壊れて」しまっているし、官房長官も外務大臣も「お控えなすって」ばかり・・・。
国会が閉じるまで、ひたすら貝になって、嵐をやり過ごせば、国民はそのうち忘れる。
過去の成功体験を振り返って、そう考えているのだろう。
それは、政府も、そして政治も「機能不全」の状態であることを示している。
それを正せない国会も、そして有権者も、慣れ過ぎて麻痺してしまっているのではないか。
自公政権の道連れになって、日本と一緒に沈没していくのは嫌だ。
だから、選挙に行って、政治をグレートリセットしなければ・・・。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/582.html
立件されるべき違法裏金創出事件
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-452bab.html
2023年12月 7日 植草一秀の『知られざる真実』
「いまだけ、カネだけ、自分だけ」を「三だけ教」と呼ぶ。
与党の政治屋は「三だけ教」の信者。
業者からカネを集めて、それを懐に入れる。
政治資金規正法には巨大な抜け穴が用意されている。
21条の2の2項。
政党から政治家本人への寄附が認められている。
寄附を受けた政治家は資金使途を明らかにする必要がない。
政治資金の受けと払いを国民の前に明らかにすることが政治資金規正法の目的。
ところが、政党が政治家個人に寄附すると、その先が闇になる。
巨大な政治資金が何に使われたのか分からない。
自民党では10億円単位のお金が1年間に「寄附」で政党から議員個人に支払われる。
そのお金がどのように使われたのかが国民にまったく明らかにされない。
自民党では10億円単位のお金が、国民民主党や維新などでも億円に近い単位のお金が政党から政治家個人への寄附のかたちで流され、その使途が明らかにされない。
政治資金規正法が目的を果たしていない。
政治家個人への寄附を禁止しているのが21条の2。
その第2項で政党から政治家個人への寄附が適用除外されている。
このカネを目当てに、何とか党首になろうとする者が後を絶たない。
他方、政治家が直接現金で受け取る「裏金」は、政治家個人宛てのお金か、どの団体宛てかなどを明確にしないでやりとりするので、どの政治資金収支報告書の問題かがが特定できず、刑事責任は問えないと弁護士の郷原信郎氏が指摘している。
政治資金規正法は、政治団体や政党の会計責任者等に、政治資金収支報告書の作成・提出を義務付け、それに違反して、収入や支出を記載しなかったり、虚偽の記載をしたりすることを罰則の対象としている。
「裏献金」の授受が行われた場合、その裏献金受領の事実を記載しない収支報告書を作成・提出する行為が不記載罪・虚偽記入罪等となるが、裏献金の授受自体が犯罪行為とされているわけではない。
国会議員の場合、個人の資金管理団体のほかに、代表を務める政党支部があり、そのほかにも複数の関連政治団体があり、献金を受け取った場合に、その献金がどの団体宛ての献金かを特定しないと、政治資金規正法上の「虚偽記載」等の犯罪事実を特定できない。
そのために、多額の現金を受け取っていても、それが裏献金である場合、政治資金規正法違反の犯罪事実を特定できず、刑事責任を問えないことになると郷原氏が指摘する。
郷原氏は「裏献金」を政治資金規正法違反で処罰できるのは、「(寄附の)外形上帰属先が明白な事例」に限られ、政治家本人が「裏金」として直接現金を受け取るような事例に政治資金規正法の罰則を適用するのが困難であると指摘する。
郷原氏は、「政治家個人が現金で受領する裏金」に対して政治資金規正法による罰則を適用できないことは、政治資金の透明化という法目的に著しく反する事態であり、現行法自体が構造的欠陥を有していると指摘する。
郷原氏は、この問題を解消するための方策として、国会議員について、個別の団体・政党支部ごとの会計帳簿とは別に、当該国会議員に関連する政治資金の収支すべてを記載する「総括政治資金収支報告書」の作成・提出を義務付けることを提案されている。
この点を踏まえると、自民党議員が多額の裏金を受領し、その収支を政治資金収支報告書に記載しなかったことを刑事事件として立件するハードルは高いようにも見える。
しかし、2009年には小沢一郎民主党代表の政治資金管理団体が、西松建設関連の政治団体から受けた寄附を事実通りに収支報告書に記載して提出したことが「虚偽記載」だとして摘発され、資金管理責任者が逮捕・勾留された。
のちの公判で逮捕・起訴が完全な誤認であったことが明らかにされたが、違法行為に対して検察当局がどのように対応するのかには巨大な幅が存在するということになる。
政治資金規正法の主旨に照らし、政治家個人、資金管理責任者が意図的に収支報告書への記載をせずに、裏金を捻出していた事実を明らかにできれば、刑事責任を問うことが捜査当局の責務と言える。
この意味で、検察当局が違法事案にどのような基本姿勢で立ち向かおうとするのかが問われることになる。
国民が生活苦にあえいでいる時世に、政治家がパーティー券の販売に心血を注ぎ、収支報告に記載しない「裏金」を捻出し、それを懐に入れ続けてきた事実は重大だ。
次に選挙があれば、この問題が最重要追及テーマに掲げられることは間違いない。
「当面、パーティーの開催を自粛する」との対応が、いかに腑の抜けたものであるのかは明白だ。
結局、現在の日本政治は政治屋が自分自身の蓄財のために政治を利用しているにすぎないことが明らかにされつつある。
このような腐敗した日本政治を断固糾弾する強い野党勢力の登場、連帯の構築が強く求められる。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/583.html
スポニチアネックス/ミヤネ屋
>
これは最早「収支報告書への未記載」や「脱税」レベルの話では無い事が想像出来る。
与党が野党の口封じの為にパーティー券代金を買収に使ったのであれば「横領」と「賄賂」の
重複の罪であり、それが例え官房機密費から捻出していたとしても「賄賂」の罪は消えない事に
になるし納税者へのドロボー裏切り行為である事には変わらない。
上手くいくとジタミの贈賄。ユ党の収賄、(賢明なる阿修羅諸氏は何処の政党の誰だかピンと来て
いる筈)事件という所まで発展するかも知れない。
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/584.html
※補足 2023年12月7日 朝日新聞1面トップ 紙面クリック拡大
岸田首相いよいよ窮地に…元米議長が統一教会系トップの面談同席認める
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/333065
2023/12/07 日刊ゲンダイ
旧統一教会系トップとの面談を「承知していない」と語る岸田首相(C)共同通信社
動かぬ証拠の写真を突きつけられてもなお、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体トップとの面会を「同席者は承知していない」と言い張る岸田首相。その説明はいよいよ苦しくなってきた。
7日の朝日新聞によると、岸田首相が2019年にニュート・ギングリッチ元米下院議長と面談した際、旧統一教会の関連団体「UPFジャパン」の梶栗正義議長と、米国教団の元会長マイケル・ジェンキンス氏も同席していたとされる問題で、ギングリッチ氏が同紙のメール取材に「トップらの同席は事実だ」と回答したという。
ギングリッチ氏は、その場にいた各人が会話も交わしたとして、当時撮影したという写真を提供。写真に納まっているのはギングリッチ氏と岸田首相、梶栗氏、ジェンキンス氏だと説明したという。
これでもまだ岸田首相はシラを切り続けるつもりか? ええ加減、往生せいや。
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首相との面談「教団友好団体が手配」 元米議長が説明
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd78cd3220c92b726f6f83978660e15e741b641
12/7(木) 8:39 朝日新聞
2019年10月4日の自民党本部での面談時に撮影された写真=ギングリッチ氏提供(朝日新聞)
岸田文雄首相が2019年にニュート・ギングリッチ元米下院議長と面談した際、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」のトップらが同席していたとされる問題で、ギングリッチ氏が朝日新聞の取材に、面談については「UPFジャパンが手配した」と説明した。
【写真】岸田氏が覚えていないという教団友好団体側との「名刺交換」の写真をギングリッチが提供
岸田氏は「ギングリッチ氏から表敬をしたいという申し入れがあって、お会いした」としているが、教団側が日米の有力政治家の面談を仲介していた可能性がある。
ギングリッチ氏によると、UPFジャパンの梶栗正義議長や、米国の教団の元会長でUPFインターナショナル会長のマイケル・ジェンキンス氏が同席し、岸田氏と会話も交わしたという。面談は「UPFジャパンが手配した」とした。
一方、UPFジャパンは6日、朝日新聞の取材に「もともとは安倍(晋三)首相(当時)とギングリッチ氏の会談をアレンジしようとしたが、時間をとれなかったので安倍首相が岸田政調会長(当時)との会談をセットしたと理解している」と回答した。
面談をめぐっては岸田政権の複数の関係者が、安倍氏の要請だったと取材に話しており、UPF側が間に入る形で安倍氏とギングリッチ氏の面談が調整され、安倍氏の都合がつかずに岸田氏が対応した可能性がある。(編集委員・沢伸也、高島曜介)
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