★阿修羅♪ > アーカイブ > 2023年11月 > 20日00時02分 〜
 
 
2023年11月20日00時02分 〜
記事 [政治・選挙・NHK292] なぜ日本人は日本が批判されることに耐えられないんですか? (goo)
なぜ日本人は日本が批判されることに耐えられないんですか?
goo 2023/11/16投稿
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13654925.html

順風満帆で自信を持っている人は批判されても気にも留めない。
でも多少の地位や立場のあった人・団体・国家は落ちぶれたり傾き始めると、現実を受け入れられず、わずかなプライドを死守しようとする防衛本能が働き、それが他人の卑下、暴言、批判の封じ込め(言論弾圧)という形になって表れる。

ほんの少し前まで日本人は、
「韓国人は自分たちの非を絶対に認めない、韓国は横取りが文化」
などネット上で韓国批判を続けていました。

今の日本をみてどう思いますか。以下のような新聞報道がありますから日本の没落は認めざるを得ません。(証拠のURLは下部に掲載。)
かつて日本人が批判していた韓国人像は、いまの日本人そのものです。

・日本のGDPは4位に転落。2028年には5位になることが確実視されている。
・一人当たりGDPや生産性は韓国に抜かれる。
・アメリカは日本をホワイトリストから外した
・日本の借金額は世界一
・円の価値はかつての2/3にまで低下。1ドル150円を突破。
・日本製のOA機器は中国メーカーに押されている
・日本を代表する芸能事務所ジャニーズの社長は少年を100人以上も性的に虐待。裁判所はこの事実を認定し、芸能界もマスメディアも政界でも広く知られていたのに30年以上も見て見ぬふりをしてきた。海外メディアが日本の社会問題をバラした途端にジャニーズ批判をするマスゴミ
・自民党による一党独裁が10年以上も続いている。前首相は暗殺される。
・10か国以上がブラックリストに登録したカルト教団「統一教会」と「創価学会」なズブズブな自民党を警戒している国は少なくない。統一教会と創価学会の反社会性は裁判所も認めているので自民党は承知の上でカルトと癒着しているのです。

以上が回答となります。


2020年頃まではネットで頻繁に見かけたが、最近はインターネットの大掃除がされたかのように消えてしまったこの言葉、
「創価学会は朝鮮カルトであり、日本の乗っ取りを目的にしている」
皆様もご記憶にあるかと思います。

安倍前首相が2019年に内乱罪で刑事告訴される前年に起きた、創価学会と与党と自公政権支持者と在日・反日による国家転覆、テロ犯罪、弾圧、組織的暴力行為および教唆煽動。
自民党と公明党は一緒になってテロ犯罪や弾圧をしていますし、国家として政敵を誹謗中傷、嫌がらせ、差別、村八分にするよう動いていますから、安倍晋三を内乱罪で刑事告訴したのは創価学会と与党による国家転覆とテロ犯罪を意識してのものと思われます。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/262358

犯罪集団がネットに釣りネタや合成写真などを掲載すると、その情報に触れた人は火病を起こしたみたいに激高し、足を踏み鳴らし、顔を真っ赤にして憤怒し、面白いぐらいに釣られています。

創価学会だけでなく与党もテロ犯罪の実行犯であることが知られるようになると、
政府は弾圧を、企業や一般市民は誹謗中傷、脅迫、ストーカー行為、個人情報や罵詈雑言や合成写真のばらまきなどの変質的行為をしています。やっていることは創価学会が、かつて対立していた宗教団体や脱会者に対して行っていた謀略を国家としてやっているだけなのですが、少しでも調べれば子供でもわかるようなことも大の大人が見抜けない、幼稚な嘘を本気にする、などなど日本のレベルの低さを世界に発信し続けています。
https://21cult.web.fc2.com/kousaku.htm

日本人が嫌っていたはずの歪んだ韓国的思想とやらは宗教テロという形で日本の蔓延し、それを受け入れて、日本の文化にしようとする異常さもみえます。

宗教や政治に詳しい人の書き込みをみると、だいたいこんな感じで書いてあります。


結論ですが、
憲法も法律も常識も捨ててしまい、恥も外聞もなく変質的行為を続ける日本が、理知的で生産的で革新的なことをできるわけがありません。
日本経済は没落し、政治は腐敗し、世界から距離を置かれているのも納得できると思います。

おぼっちゃまくんのように「落ちぶれても、元上流階級(古)」にすがりついているため、批判されると火病を起こして反発する。
反論もできなくなるとハマスやイスラエルや北朝鮮を引き合いに出して、いかに日本が恵まれた国かを自慢し始める。
国家も国民も末期である。

---------------------

証拠の新聞記事を貼っておきますね。

日本経済新聞
アメリカが日本をホワイト国から外す
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54662520R20C20A1000000/
https://www.mag2.com/p/money/887802

日本経済新聞
国の借金、6月末で1255兆円 過去最多を更新した。国民1人あたりで単純計算すると、初めて1000万円を超えた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA104MB0Q2A810C2000000/

日本の借金は世界一。借金額は年々増加し10年前の1.3倍に。借金額はGDPの2.5倍。
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01325/

朝日新聞
いまや日本は「消滅可能性国家」に。「限界先進国」の日本は危機から脱することができるのか
https://www.asahi.com/articles/ASN5C41F1N58UTIL04Z.html

IMF(国際通貨基金)2023年4月12日公開
世界の経済成長率ランキング 
日本168位/191か国中
https://ecodb.net/ranking/imf_ngdp_rpch.html

週刊ダイヤモンド 2022年01月07日号
日本を見捨て始めた富裕層、没落ニッポンを襲う「七重苦」
https://dw.diamond.ne.jp/articles/-/29839

まぐまぐニュース
日本が世界トップクラスの経済大国に復活する可能性はゼロ。2年ぶりの海外渡航で身にしみたあまりにも深刻な日本の没落
https://www.mag2.com/p/money/1244678

週間ダイヤモンド2021.8.26号
一橋大学名誉教授によると、2019年にGDP生産性で韓国に抜かれた日本は、
G7メンバーから脱退させられ、日本から韓国に代わる日が来ると予測。
https://diamond.jp/articles/-/280351

プレジデントオンライン 2021/09/16号
「日本人はすでに絶滅危惧種になっている。社会の維持ができなくなり、日本は荒廃する。」
https://president.jp/articles/-/49556

毎日新聞 2020/8/30
「安倍政治」の弊害 民主主義ゆがめた深い罪
三権分立の破壊、対立あおり国民を分断
https://mainichi.jp/articles/20200830/ddm/005/070/010000c

朝日新聞 2022年6月6日
安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である。私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ない。 
https://web.archive.org/web/20220606224732/https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020082800004.html

朝日新聞 2020年1月23日刊
公文書が消える国  都合悪いと「焼く・捨てる」が日本
https://www.asahi.com/articles/ASN1Q7K95N1JUPQJ002.html

日刊ゲンダイ
反日のエセ保守である安倍政権で一貫していた「日本を破壊する」という強い意志
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309684

まぐまぐニュース
自民党の恐るべきネット支配の実態、一大疑獄事件に発展か、自民党が繰り返す「ネット工作」の汚いやり口。
https://www.mag2.com/p/news/515846

まぐまぐニュース
「Dappi」だけじゃない。ネトウヨやカルト信者を使った自民党の野党攻撃、総選挙前にも加速か? 中国の五毛党と変わらぬ日本の惨状
https://www.mag2.com/p/news/514480

公明党委員長が告発書で批判
「創価学会はスパイ活動や人権蹂躙をしており、過去にはクーデターも計画していた。池田大作の日本乗っ取り計画を成就させるため私は公明党で働いていた。
見張り、尾行、怪文書攻撃、郵便物の抜き取り、盗撮などはお家芸となっている」
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s07.html

フランスの国営テレビ局は、『創価学会―21世紀のセクト(破壊的カルト)』と題する番組を一時間にわたって放映した。
創価学会は、個人(信者)を破壊し、社会を腐敗させる最悪のカルトと批判。
https://torideorg.web.fc2.com/study/185.htm

JFK通信社
「国も国民生活もダメにされる危険性のある自自公連立政権はこうして成立した。
オウムに似ていて、カルト集団だといわれる宗教組織が、簡単に政権内部に入り込んでいいものなのか。世界中の関係者が目を丸くしているはずだ。」
https://21cult.web.fc2.com/gendai1.htm

実話BUNKAタブー 2021年6月号
「創価学会という犯罪者の巣窟」
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12749735639.html

創価学会事件史 報道まとめ
https://www.soka-news.jp/jiken.html

創価学会はストーカー集団であると証明された
https://21cult.web.fc2.com/stalking.htm

創価学会の犯罪歴
https://21cult.web.fc2.com/hanzai.htm

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/432.html
記事 [政治・選挙・NHK292] 「保守」を自称する反日勢力が跋扈する日本。いまこそ三島由紀夫の言葉を思い出せ!(後編) 適菜収(BEST TiMES)


「保守」を自称する反日勢力が跋扈する日本。いまこそ三島由紀夫の言葉を思い出せ!(後編)【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2450525/
2023.11.17 適菜 収 だから何度も言ったのに 第51回 BEST TiMES

三島由紀夫は晩年の数年間を除き、右翼ではなく保守主義者だった。当時も保守は少数派だったが、いまやほぼ絶滅。情弱のネトウヨ、新自由主義者、朝から晩までヘイトスピーチを垂れ流している連中が「保守」を自称している状況である。三島が生きていたら、何を思うのか。『日本人は豚になる 三島由紀夫の予言』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第51回。


百田尚樹

■「ヨドバシカメラは左翼」

 自称ユーチューバーの百田尚樹が立ち上げた「日本保守党」が大阪で開いた街頭演説が騒動になった。同党は大阪市のヨドバシカメラの前で街頭演説を開いたが、人混みでかなり危険な状態になり、ヨドバシカメラの店員とみられる男性が「危ないのでやめていただけないでしょうか」と深々と頭を下げてお願いする中、聴衆は「無理やー!帰れ!」と叫びだし、弁士の河村たかし名古屋市長は終始ニヤニヤと笑みを浮かべていた。

    *

 ツイッター情報だが、この件に関し、ネトウヨが「ヨドバシカメラは左翼だ」と言い出したとのこと。本当だったら、それこそ「日本スゴイ」。

    *

「ヨドバシカメラは左翼」というフレーズ。何回聞いても面白い。いろいろ終わっているね。

    *

 前回も書いたが、百田は社会性の欠片もない人物である。以前、「僕の若い頃、ビジネスホテルには100円入れるとエロビデオが見れる機械があった。その100円を入れる穴に針金を突っ込んで上手く操作すると、タダで見れた。だから出張に行くときは針金は必需品だった」とツイートしていたが、社会のルールを守ることができない人間は、政治に関わるべきではない。

    *

 そもそも100円をケチるって、セコすぎる。 名前も百円尚樹に変えたほうがいい。

    *

 政治に関する見識もゼロ。永遠のゼロ。北方領土の主権を放り投げ、全方位売国路線を突き進み、反日カルト統一教会や悪質マルチ商法の広告塔だった究極の国賊安倍晋三を礼賛してきたネトウヨビジネスライターの百田が、保守党をつくるとか、寝言は寝てから言え。かつて橋下徹や河野太郎を支持していた時点で百田の選球眼・見識は明らかである。

    *

 だいたい保守でもないのに「保守党」を名乗ること自体がふざけている。党名は「ラブアタッカーと愚鈍な仲間たち」に変更したほうがいい。

    *

「1割の善良なバカを騙せば、国会議員になれますから」。百田の政治に対するスタンスを如実に示す発言である。こういう人は政治家にはならないでほしい。国や社会にとって、迷惑以外のなにものでもない。



■世界の静かな中心であれ

 私の著書『日本人は豚になる 三島由紀夫の予言』で、百田について触れた箇所があるので、その部分を抜粋しておく。

 (以下引用)

 以前、安倍晋三とラノベ作家の百田尚樹が『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』という愚にもつかない対談本を出していた。その中で安倍は「世界の歴史を振り返っても、一国のリーダーが判断を誤ったために国が滅びたことは何度もある」などと言っていたが、実際、そうなってしまった。

 三島の読者なら、このタイトルから次の文章を連想するだろう。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 古代ギリシア人は、小さな国に住み、バランスある思考を持ち、真の現実主義をわがものにしてゐた。われわれは厖大な大国よりも、発狂しやすくない資質を持ってゐることを、感謝しなければならない。世界の静かな中心であれ。(「世界の静かな中心であれ」)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 安倍は「政治も外交もリアリズムが大切だ」と言う。しかし、リアリズムが完全に欠如しているから政治も外交も失敗したのだ。

 安倍と周辺の一味は、国を乱し、世に害を与えてきた。

 (中略)

 対米、対ロシア、対中国、対北朝鮮……。外交で失敗を重ね、「桜を見る会」や森友学園問題などあらゆる疑惑の追及から逃げ出しただけではないか。

 連中が示しているのはバランスある思考の欠如であり、現実主義の対極にある妄想であり「発狂」そのものである。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 今年こそは政治も経済も、文化も、本当のバランス、それこそスレッカラシの大人のバランスに達してほしいと思ふのは私一人ではあるまい。小さいバランスではなく、楽天主義と悲観主義、理想と実行、夢と一歩一歩の努力、かういふ対蹠的なものを、両足にどつしりと踏まへたバランス、それこそが本当の現実的な政治、現実的な経済、現実的な文化であると思ふ。

 日本もつひに、野球選手と映画スタアと流行歌手の国になつてしまったか、などというのもヒステリックな詠嘆にすぎない。野球や映画や流行歌がなくつたつて人間は生きてゆけるのだが、さふいふ不必要なものが生活の関心の大きな部分を占めるだけ、余裕のできたことを喜ぶべきだ。ただ不必要なものに大さわぎをして、もつと必要なもの、安定した職や住宅や良い道路などのために大さわぎをしないのが、いかにもアンバランスで、今年こそは必要と不必要の双方を踏まへたバランスがほしい。(同前)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 これは一九五九年元旦の読売新聞に載った文章だ。

 さすがの三島も正月から世の中に罵声をあびせるようなことはしなかったのだろう。しかし、文章の趣旨は「日本は大人のバランスを持った国ではない」ということである。

 バランスとは何か?

 決断をすぐに出さずに考え続けることである。

 矛盾を抱えこむことである。

 そして思考に常に現実を織り込み続けることである。

 イデオロギーで裁断するのは簡単だ。方程式に当てはめれば簡単に答を導き出せる。そして導き出した「正義」を叫べばいい。世界の真ん中で咲き誇っていればいい。そういう連中を一般に「花畑」と呼ぶ。

 (引用ここまで)

    *

 次の文章は1970年7月7日のサンケイ新聞に載った「果たし得てゐない約束」という文章である。

 (以下引用)

 私の中の二十五年間を考へると、その空虚に今さらびつくりする。私はほとんど「生きた」とはいへない。鼻をつまみながら通りすぎたのだ。

 二十五年前に私が憎んだものは、多少形を変へはしたが、今もあひかはらずしぶとく生き永らへてゐる。生き永へえてゐるどころか、おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまつた。それは戦後民主主義とそこから生ずる偽善といふおそるべきバチルスである。

 こんな偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終はるだらう、と考へてゐた私はずいぶん甘かつた。おどろくべきことには、日本人は自ら進んで、それを自分の体質とすることを選んだのである。政治も、経済も、社会も、文化ですら。

 (引用ここまで)

    *

 偽善と詐術、奴隷根性。日本の劣化は止まらない。それに棹を差してきたのが、当の日本人である。バカがバカを支持すれば、当然バカな国になるのである。

文:適菜収

適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志・中野信子との共著『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』(文春新書)、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、清水忠史との共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。https://foomii.com/00171

前編
「保守」を自称する反日勢力が跋扈する日本。いまこそ三島由紀夫の言葉を思い出せ!(前編) 適菜収 だから何度も言ったのに(BEST TiMES)
http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/309.html

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/433.html

記事 [政治・選挙・NHK292] <安倍総理「金はいくらでも出す 官房機密費もある> “黒い東京五輪”工作匂わす爆弾発言の馳浩知事は捜査のターゲットに? 郷原信郎弁護士の見解(日刊ゲンダイ)

“黒い東京五輪”工作匂わす爆弾発言の馳浩知事は捜査のターゲットに? 郷原信郎弁護士の見解
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/332261
2023/11/20 日刊ゲンダイ


発言の信憑性は高い(会合で講演するの馳浩石川県知事=17日、都内)/(C)共同通信社

 “馳バズーカ”炸裂だ──。石川県の馳浩知事から、東京五輪の招致を巡る爆弾発言が飛び出した。

 17日、都内の講演で、自民党の東京五輪招致推進本部長を務めていた当時のエピソードを披露した。

「金はいくらでも出す」「官房機密費もある」

「当時、総理だった安倍晋三さんから『国会を代表してオリンピック招致を必ず勝ち取れ』と。今からしゃべることはメモも取らないでください。『馳、金はいくらでも出す。官房機密費もあるから』。それでIOC(国際オリンピック委員会)委員のアルバムを作った」

 IOC委員の選手時代の写真などをまとめたアルバムを1冊20万円で約100人分作成。「それを持って世界中を歩き回った」と話したという。

 IOC委員への贈答品はIOC倫理規定に抵触する恐れがある。官房機密費を使ったさまざまな“工作”を想像させる発言でもある。

「全面撤回」で火消しに躍起


東京五輪は黒いカネまみれ…(C)日刊ゲンダイ

 馳知事は17日夜、「誤解を与えかねない不適切な発言であり、全面的に撤回する」とコメントを出した。18日、記者団に「事実誤認に基づく発言だった」と語った。記者から「どの部分が事実誤認か」「どういう誤解なのか」「アルバムはあったのか」と突っ込まれたが、壊れたレコードのように「昨日の発言は全面撤回した」と繰り返した。

 元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士が言う。

「契約の申し込みなど意思表示なら撤回もわかりますが、馳知事の発言は事実関係を語ったものです。どこが事実と違ったのか、実際はどうだったのかを示さず、ただ『撤回』を繰り返すだけでは、発言は消えません。発言の信憑性ですが、生々しく語られており、発言のやりとりやエピソードが実際にあったと見るのが自然ではないか」

 東京五輪は黒いカネまみれだった。大会組織委の理事だった高橋治之被告はAOKIなどから計約2億円の賄賂を受け取り、逮捕起訴された。東京五輪招致を巡っても、仏司法当局はJOC(日本オリンピック委員会)の竹田恒和前会長を贈賄容疑で捜査中だ。

 馳知事が捜査のターゲットになる可能性はあるのか。

「日本では民間同士の汚職は刑事罰の対象外。仏司法当局も馳発言を受けて何かアクションを起こすことは考えにくい。ただ、官房機密費をバックに『金はいくらでも出す』というのは看過できない重大発言です。馳知事を参考人招致し、国会で徹底追及すべきです。野党は“全面撤回”でかわされてはなりません」(郷原信郎氏)

 東京五輪の闇は深い。


五輪招致でIOC委員への贈答品に“機密費” “発言全面撤回”の馳知事「事実誤認に基づく部分もあり撤回します」と釈明も…どこが事実誤認かは明らかにせず

2023/11/18 TBS NEWS DIG

石川県の馳浩知事がきのう、国際オリンピック委員会=IOCの委員に「政府の機密費を使って贈答品を渡した」と発言しました。きょう、「事実誤認に基づく部分もあり、撤回します」と釈明しましたが、どこが事実誤認かは明らかにしませんでした。

きのう、都内で開かれたスポーツ振興に関するフォーラム。講演した石川県の馳浩知事は…

石川県 馳浩知事
「当時、総理だった安倍晋三さんからですね、国会を代表して、オリンピック招致には必ず勝ち取れと。ここから、今から喋ることメモ取らないでくださいね。“馳、金はいくらでも出す、官房機密費もあるから”それでIOC委員のアルバム作ったんですよ。105名のIOC委員のアルバムを作って、お土産はそれだけ。1冊20万円するんですよ」

馳知事は2013年に開催が決定した、東京オリンピック・パラリンピックの招致活動で開催都市決定の投票権を持つ“IOCの委員に対し、機密費で贈答品を渡した”と発言しました。

きょう、石川県金沢市で会見した馳知事。

石川県 馳浩知事
「私自身の事実誤認もある発言であるということで、その五輪招致に関する発言については、全面的に撤回をする」

発言についてこのように述べ、「多くの方にご心配いただいたことについて、お詫びを申し上げます」と謝罪しました。

記者
「事実誤認というのは、どの部分を誤認したのか」

石川県 馳浩知事
「五輪招致に関わることでありますし、スポーツ庁、文科省にも報告しておりますので」

当時、オリンピック、パラリンピック東京招致推進本部長だった馳知事。

記者
「これは、IOC倫理規定に触れる可能性があるという認識はありますか」

石川県 馳浩知事
「五輪招致活動全般にわたって対応したということは申し上げておきたいと思います」

記者
「どういった意図で発言されたのですか」

石川県 馳浩知事
「発言を全面的に撤回したということをお伝えしたい」

馳知事は、どの部分が事実誤認かについては明らかにしませんでした。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/434.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 「羽生結弦」電撃離婚が大波紋…「バイオリニスト妻」の地元が抱く「違和感」の正体(週刊現代)
https://gendai.media/articles/-/119572


「羽生結弦」の電撃離婚が世間の耳目を集めている。
そんな中、「・・・地元が抱く「違和感」・・・」との記事を目にした。

実は、本件については、私もぼんやりとした「違和感」を感じていた。

「バイオリニスト妻」の地元が抱く「違和感」と同じものなのかどうか、確認すべく記事を読んだ。

掲載されている地元の声は、「羽生結弦」から「お相手」と呼ばれる、「妻」「まゆちゃん」への同情と「愛情」に満ちているものだ。

一方の「羽生結弦」のコメントからは、「お相手」への「愛情」を感じさせるものが見つからない。

私のぼんやりとした「違和感」の正体はこれだ・・・そう理解できた。

「羽生結弦」が、単に自分の気持ちを表現できていないだけなのか・・・それは私には分からない。



以下、記事の抜粋。


■たった105日の結婚生活

11月17日深夜、衝撃が走った。羽生結弦が公式X(旧ツイッター)「羽生結弦official_Staff公式」で突如離婚を発表したのだ。世間を驚かせた電撃結婚発表からわずか105日。まさかの結末となった。

羽生はXに寄せた文書でこう明かした。

「現在、様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々に対して、そして、私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています」

その上で自身の決断について次のように説明した。

「私が未熟であるがゆえに、現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難いものでした。このような状況が続いていく可能性と、一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」

羽生は8月4日に結婚を発表したが、ファンへの感謝やスケートへの熱い思いを明かしたものの、肝心のお相手にはまったく触れていなかった。このため、相手をめぐってさまざまな憶測が飛び交った。

■スクープした新聞社の反論

そうした中、・・・「日刊新周南」(新周南新聞社発行)が、・・・光市出身の末延麻裕子さんが羽生と結婚していたことを実名で報じたのだ。・・・

羽生の声明を受け、SNSなどでは「報道のせいだ」という声が出ているが、新周南新聞社の担当者はこう反論する。

「報道後、熱心なファンから『本人が名前を出していないのに、なぜ名前を出すんだ』と苦情が来たことはありました。我々からすると、なぜ結婚相手を隠す必要があるのか、まったく理解できません。

羽生さんはあれだけの有名人。そして、奥さんとなった末延麻裕子さんも地元では有名なバイオリニストです。しかも、地元には彼女をよく知る方も多くいて、『おめでとう』という祝福の声が多数あがっていました。その事実を報じたまでです。・・・

・・・記事を出した後についても、末延さんサイドからはクレームなどは一切来ていません」

■最後まで「まゆちゃん」を守ってよ

この担当者は今回の離婚について、次のように本音を明かした。

「うちが叩かれていることは把握しています。・・・田舎に住む我々には有名な方の感覚はよくわかりません。

ご本人は有名アスリート。しかも奥さんも芸能人です。・・・

そもそもこのような発表の仕方は普通なんですか。結婚発表では麻裕子さんの名前を明かしませんでしたが、そもそも内緒にするような話だったのか。彼女はコソコソする必要がない方だと思います。立派なバイオリニストであり、田舎に帰ってくればノーギャラでも子供たちに演奏を聞かせてくれます。素敵な女性であり、地元の宝です。

ところが、彼女の名前が公になり、取材が殺到したら『じゃ離婚します』と。『いや、ちょっと待ってくれ』という思いです。我々からすれば地元の子が泣かされた。最後までまゆちゃんを守ってくれよ。男なら最後まで守り抜けよ。それが素直な気持ちです。

先ほど人権の話をしましたが、結婚相手を隠し通そうなんて女性蔑視もいいところです。女性に対して失礼極まりない。この時代に許されるのか。世間に知られたから出て行けということでしょうか。よくもまぁこれだけ女性をバカにしたことができるなと思います。ひとりの人間を不幸にしたことに対する感覚が薄すぎるのではないか。

わずか3ヵ月で…。私が彼女の父親なら訴えています。彼女のお父さんのことはよく知っていますが、天国でガッカリしていますよ。大事に大事に宝物のように育てていましたからね」

■「あまりにもかわいそう」

今回の離婚発表を受け、麻裕子さんの地元では「怒りの声」が続出している。

一連の経緯で抱いた「違和感」について、ある男性は次のように話す。

「彼女の実家は地元有数の名家。お父さん、おじいちゃんは地元の名士であり、お世話になった人も多い。羽生さんのコアなファンは除けば、地元の人間は皆、怒っていると思います。

ひとりの女性と簡単に別れる。しかも、こういった形で公表する。それがなぜ許されるのか。本人が有名人であれば女房はどうなってもいいのか。田舎の人間だからといってバカにしているのか。

自分のこと、そして自分を支えるファンのことしか考えていないのではないか。捨てられた末延さんのお嬢さんがあまりにもかわいそう」

別の地元男性もこう憤慨する。

「結婚相手を世間に知られたくない。その理由がわからない。熱心なファンがいるからですか。人気を保ちたいのであれば嫁さんを持たないほうがよかったのではないか。

ひとりの人間として対等に扱われていないのがかわいそう。まゆちゃんは立派なバイオリニストです。彼女が『耐えられません』と言うならまだしも……。

一方的に宣言するなんてありえない。末延家の声がまったく出てきませんが、もの言えぬ状況なのでしょうか。フィギュアの世界ではこれがまかり通るんですか」

妻の地元の声を聞いて、羽生は何を思うだろうか。


記事の抜粋はここまで。


本件でも、「SNSでの誹謗中傷」、或いは「メディアの行き過ぎた取材」が問題提起されることになった。

特に、SNSによる誹謗中傷により起こったと訴える今回の「悲劇」は、ジャニー喜多川の性加害を告白したことでSNSでの「誹謗中傷」に会い、追い詰められて自死した「被害者」の「それ」と重なる。

SNSの匿名性と公開性を利用した学校での「いじめ」も後を絶たない。

SNSの利便性を否定するつもりはないが、「その利便性」が、例え少数の人であろうと「被害者」を生んでいるとしたら、放置することは政治の怠慢と言うしかない。

一方で、「言論と表現の自由」の原則は、民主主義の国なら国の憲法によって保護され、国家権力、政府による検閲を防がなければならない。

しかし、もはや実態は「検閲」「盗聴」「監視」は公然の秘密になっているのではないか。

SNS等で、誹謗中傷を続けることは、結果として、国家権力、政府による「検閲」「盗聴」「監視」に、口実と正当性を与えることになり、自ら「言論の自由」という基本的人権を放棄するに等しい。

言論の自由は基本的権利ではあるが、絶対的なものではなく、「言葉による暴力」、根拠のない「誹謗中傷」、嘘による「名誉毀損」、あるいは公然な「わいせつ」、等を正当化するものではない。

すなわち、自身の基本的人権によって、他の人の基本的人権を侵してはならないという自覚が最も大切だ。
なぜなら、人が生まれながらにして有している基本的人権は、ほかの人が有している基本的人権と平等であり、決して優越するものではないからだ。

「誹謗中傷」の多くは、人に優越したい、優越感を満たしたい、という感情の発露だ。
正常な競争心とは違って、根拠のない「嘘」が中心となって、しかも相手を貶めることを目的としていることが問題とされる。

杉田水脈の病的な行動はその典型と言えよう。


ここまで書いてきて、もう一つの「違和感」があることに気が付いた。

それは、羽生がXに寄せた文書で明かした中にある、

「・・・一般人であるお相手・・・」

という言葉。

彼自身は「アスリート」、お相手は「アーティスト」。

「一般人」とは、人をどういう基準で分類したときに使う言葉なのか。

「一般」の対義語は「特殊」「特別」。

「羽生結弦」に「思い上がり」は無いと思いたいのだが・・・。


或る時、私もどちらかに分類されてしまうのか。・・・想像するだけでもそら恐ろしい。


















http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/435.html
記事 [政治・選挙・NHK292] 岸田首相SF駆け足移動の背景(植草一秀の『知られざる真実』)
岸田首相SF駆け足移動の背景
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/11/post-ea9ea8.html
2023年11月19日 植草一秀の『知られざる真実』

11月15−17日の日程でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催された。

すでに閉幕し、会議に出席した岸田首相も帰国した。

APECに参加する21の国と地域にはロシアのほか、イスラム教徒が国民の多数を占めるインドネシアやマレーシアが含まれる。

首脳宣言が採択されたが、首脳宣言には、ウクライナにおける戦乱や中東情勢についての言及が盛り込まれなかった。

米国一極支配の構図は崩れつつある。

世界は「一極支配構造=ワン・ワールド構造」から多極構造に移行しつつある。

この方向性がより鮮明になりつつある。

APEC首脳会議と並行して米中首脳会談、日米首脳会談、日中首脳会談、日韓首脳会談、日米間首脳会談などが行われた。

開催国である米国がとりわけ気を遣ったのが対中国への対応。

サンフランシスコ市内の警備では米国のバイデン大統領と中国の習近平主席への警備に最大の力が注がれ、その余波として岸田首相は車での移動が不可能になり、日韓首脳会談や日中首脳会談に徒歩や駆け足で移動することを強いられた。

米中首脳会談はサンフランシスコ郊外の伝統的建造物で開催され、用意されたレッドカーペットの前でバイデン大統領が出迎える厚遇ぶりが示された。

米中首脳会談後のスピーチで習近平国家主席が強調したのは米国と友人になること、米国とパートナーの関係を構築することだった。

米国のトランプ政権時代に、米国は対中国貿易戦争を仕掛けた。

中国はその影響を少なからず受け続けている。

しかしながら、影響は一方的なものではない。

米国産業も中国との取引を完全に失うことをまったく望んでいない。

政治体制は異なるが、経済上の結びつきは強く、相互依存の関係は極めて深い。

互恵関係の再構築が課題になっている。

もとより、米国のバイデン大統領は中国と極めて深い関係を有してきた。

中国は冷静に情勢を見極め、短絡的な行動を示さない傾向を強めている。

米中貿易戦争に際しても、政治的基盤の強さにおいて習近平氏がトランプ氏を凌駕しているとの見極めから、一方的譲歩を取りやめ、米国に対して一歩も引かぬ対応を取ることを決定し、結果として中国が交渉を有利に展開してきたという経緯を有する。

台湾をめぐって米中の緊張関係は高まっているが、今回の首脳会談実施により、緊張関係のエスカレーションは回避される可能性が高まったと言える。

日本政府はAPEC首脳会議に並行して日中首脳会談の実現に注力し、会談を実現させることに成功した。

しかしながら、懸案の処理水問題の解決は実現しなかった。

日本政府は処理水放出が科学的根拠に基づいており、日本の処理水放出に対する中国の対応を批判してきたが、その批判も封印せざるを得なかった。

日中両国が建設的な協議と交渉を通じて処理水の問題を解決する適切な方法を見つけることで合意したと報じられている。

「日本は科学的根拠に基づいて処理水を放出しているのだから文句を言うな」との日本の高飛車な姿勢は封印され、中国の主張に耳を傾けることを正式に求められる状況に移行した。

処理後の放射能汚染水の海洋投棄を周辺国が懸念するのは当然のこと。

最大の問題は処理後汚染水の海洋投棄事業が東電に丸投げされていることにある。

東電は原発問題に関連して、多くの隠蔽、改ざんを繰り返してきた「黒歴史」を有する。

その東電に丸投げして処理後放射能汚染水の海洋投棄が行われていることに対する不安は根強い。

あらゆるデータの完全開示と汚染水処理、処理後汚染水などに関する試料とデータの完全公開が求められている。

中国等に対して納得を得るための日本政府の事前説明が十分であったとは言い難い。

中国をはじめとする近隣諸国、大洋州諸国の不安は依然として大きく、払拭されていない。

中国は日本からの海産物輸入を停止しており、日本の水産関連事業への打撃は極めて深刻だ。

また、コロナ禍が明けてインバウンド需要の拡大が期待されているが、中国訪日客の回復の鈍さは国内景気にも重い影を落としている。

日中首脳会談が実現したことで、事態打開への第一歩が記されたと言えるが、問題はまだ何も解決していない。

「日中両国が建設的な協議と交渉を通じて処理水の問題を解決する適切な方法を見つけること」が合意されたため、「中国が悪い」とするこれまでのスタンスは修正されることになる。

これまでの日本の対応を反省する必要がある。

日本経済の回復力が鈍い重要な背景が日中関係の悪化である。

その責任は岸田首相にある。

風前のともしびと化す岸田内閣の問題改善への積極的な取り組みが求められている。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/436.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 自民党5派閥「4000万円」不記載“裏金”疑惑 特捜部は金額突出の「安倍派」を狙い撃ちか(日刊ゲンダイ)


自民党5派閥「4000万円」不記載“裏金”疑惑 特捜部は金額突出の「安倍派」を狙い撃ちか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332262
2023/11/20 日刊ゲンダイ


今年2023年の安倍派(清和政策研究会)パーティーに出席した幹部ら(左から萩生田政調会長、西村経産相、松野官房長官)/(C)日刊ゲンダイ

 大疑獄に発展か──。

 自民党5派閥の政治団体が、政治資金パーティーの収入計約4000万円分を政治資金収支報告書に記載していなかった裏金疑惑。東京地検特捜部が各派閥の担当者を任意聴取していることが分かり、永田町に激震が走っている。

 政治資金規正法は、1回のパーティーで20万円超のパー券購入者を収支報告書に記載するよう義務付けている。ところが、5派閥の収支報告書(2018〜21年分)は計約4000万円分が不記載で、裏金だった疑いがある。神戸学院大の上脇博之教授が先月までに、各派閥の会計責任者を同法違反で告発。これを受け、特捜部は捜査に着手したという。どうやら、特捜部は自民党最大派閥の安倍派に照準を絞りつつあるようだ。

「5派閥のうち、不記載額が突出していたのが安倍派で、全体の約半分を占める1900万円でした。安倍政権発足以降、同派はパー券収入の処理について『総裁派閥だから検察にやられることはない』と高をくくっていた可能性がある。既に、派閥幹部の国会議員や事務方が聴取を受けたとみられています」(永田町関係者)

囁かれる裏金づくりの手口


安倍政権発足以来、「総裁派閥だから」と高をくくっていた?(C)日刊ゲンダイ

 5派閥の不記載約4000万円は、裏金になっていた疑惑を持たれている。どうやって裏金をつくったのか。囁かれているのはこんな手口だ。

「パー券の売り上げは、基本的に派閥の口座に直接振り込まれることになります。所属議員には、当選回数などに応じてノルマがあり、パー券には各所属議員の名前や番号が記されている。派閥側は誰がいくら販売したか把握できるようになっています。ノルマを超えて売り上げた所属議員には、超過分をキックバックするスキームになっている。キックバックを受けた議員の中には、受領分を収支報告書に記載せず、懐に入れている者もいるようです」(同前)

 パー券販売のノルマは立場により分けられており、「閣僚経験者は500万円」(安倍派幹部)。一般的に、パー券は1口2万円だから、10人分を購入する企業を25社集めれば、ノルマ達成となる。大物議員なら超過分が数百万円に上ってもおかしくない。キックバックを収支報告書に記載しなければ、政治資金規正法違反の恐れがある。

「特捜部の指摘を受け、多くの議員が収支報告書の訂正に応じたようだ。しかし、額が大きすぎると、『単純ミス』『訂正したから許して』は通らない。特捜部は厳しく切り込んでいく可能性がある」(官邸事情通)

 司直のメスはどこまで及ぶのか。ある政界関係者が言う。

「特捜部としては、5派閥の関係者全員を立件するのは、さすがにハードルが高すぎる。額が突出していたり、悪質な派閥を見せしめ的に立件する絵を描いているのではないか。“Xデー”は臨時国会終了後の年末だろう。国会閉幕後というのが、よくあるパターンだ」

 捜査の手が5派閥の幹部に及べば、永田町は大混乱だ。岸田政権も無傷ではいられないだろう。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/437.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2023年11月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。