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2023年10月11日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK292] 国民負担増の無間地獄 岸田さん、減税の前に大阪万博中止だろう(日刊ゲンダイ)

※2023年10月10日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年10月10日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


時代遅れの祭典にどれだけの税金を積み増すのか(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 自民党が「減税」をチラつかせるのは、決まって選挙前だ。そして、選挙が終われば国民に負担増が降りかかってくる。この繰り返しだ。

 岸田首相が、物価高対策に関して「今こそ税収増を国民に適切に還元すべき」などと言って、10月中に経済対策を取りまとめるよう指示したことで、選挙が近いのではないかというムードが永田町に蔓延している。

 自民党内からは、「20兆円規模の財政出動」や「消費税減税」を求める声も出てきた。物価高に苦しむ国民生活を真剣に考えているわけではなく、選挙目当ての動きだ。選挙に弱い自民の若手・中堅議員が名を連ねる「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は、「物価高対策として消費税の5%への減税、食料品など8%の軽減税率が適用されている商品は時限的に消費税率ゼロ」なんて提言もしているが、何を今さらという話だ。ガソリンの暫定税率廃止にも難色を示してきたのに、消費税減税が実現する可能性は限りなく低い。選挙向けのパフォーマンスでしかないのは、国民もお見通しだ。

 10日告示の衆院長崎4区補選と5日に告示された参院徳島・高知選挙区の補選は、ともに与野党一騎打ちの構図で、接戦が予想されている。ここで2敗すれば、岸田の解散戦略にも綻びが生じてくる。

「増税メガネ」のあだ名を気にしているという岸田は、減税イメージを打ち出して22日の投開票までに少しでも支持率を上げて補選を乗り切り、あわよくば解散に打って出るつもりかもしれないが、「減税解散」で簡単にごまかされると思っているなら、国民をバカにし過ぎだろう。

減税は法人と一部の特権階級だけ

 岸田は今般の経済対策について、「税制、給付、社会保障におけるさまざまな軽減措置、インフラ投資、その他あらゆる手法を動員して思い切った対策にしたい」と言っているが、これまでブチ上げてきた「新しい資本主義」は新しくなく、「異次元の少子化対策」がちっとも異次元じゃなかったことを考えれば、「思い切った対策」も推して知るべしというものだ。

「減税といっても、設備投資減税や賃上げ税制など法人向けのメニューか、ストックオプション減税のような一部の特権階級が対象のものばかりで、一般国民にはほとんど関係ない。『増税メガネ』、さらには『増税クソメガネ』という不名誉なあだ名を返上したくて、減税を強調しているのでしょうが、広く国民全体に恩恵がある消費税減税は決してやろうとしない時点で、岸田首相が言う『減税』はマヤカシなのです。それは、反対の声が多いインボイス制度を強行して消費税の税収を増やそうとしていることを見ても分かる。本気で国民負担を減らす気があるのなら、減税アピールの前に巨額の税金を投入する大阪万博の中止や縮小を決めるべきではないでしょうか」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 準備の大幅な遅れが問題になっている2025年大阪・関西万博の会場建設費は、18年当初の見積額が1250億円だったが、20年時点で1850億円に上振れ。建築資材の高騰や工事の遅れでさらに膨れ上がる見込みだ。この建設費は国、大阪府市、経済界が3分の1ずつ負担することになっている。つまり、3分の2が税金で賄われるのだ。建設費が上振れすれば、その分、国民負担も増える。

承知断念の札幌冬季五輪に大阪万博も続くべき

 30年の冬季五輪・パラリンピック招致を目指していた札幌市が5日に断念する方針を固めたことは、大阪万博にとってもひとつの指針になるのではないか。

 札幌市の秋元市長は11日、日本オリンピック委員会(JOC)の山下会長と会談し、34年以降の招致について進め方を協議する。

 12日からはインドで国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が予定されていて、年内にも開催地が決まりそうなタイミングで札幌市が招致断念を決めたのは、開催に関して市民の支持が広がらなかったことが大きい。

 IOCは開催都市の選定に「市民からの支持」を重視するとしている。今年4月の札幌市長選では、五輪招致の是非が焦点になった。推進派の秋元市長が3選を果たしたものの、得票率を大きく減らした。招致に反対する候補に票が流れたためだ。この結果を受け、JOCの山下会長も「市民の多くの方々が懸念と不安を持っていることがはっきりした。理解を得ないで進めていくことは現実的に困難だ」との見解を表明していた。

 支持が広がらなかった背景には、21年の東京夏季五輪をめぐる汚職や談合で逮捕者が相次いだことがある。

「コロナ禍で開催を強行した東京五輪は完全に負の遺産になってしまった。逮捕者が続出して五輪のイメージが悪くなったことだけでなく、ケタ外れの開催費用も国民負担としてのしかかってくる。大阪万博も同じことになるのは目に見えています。理解が広がらずに札幌冬季五輪の招致を断念したことを踏まえれば、世論調査で国民の大半が『関心がない』と答えている大阪万博も中止か、少なくとも当初予算の1250億円で収まるように規模を縮小すべきでしょう。身の丈に合わない税金投入は国民の理解を得られません」(ジャーナリスト・横田一氏)

東京五輪は当初の5倍に膨張

 会計検査院が昨年末に公表した調査報告によると、道路整備など関連経費も加えた東京五輪・パラリンピックの開催費用総額は3兆6845億円に上るという。「コンパクト五輪」とか言って開催地に立候補した際の見積もりは約7340億円だったが、終わってみれば5倍に膨れ上がっていた。そこからどれだけ中抜きされ、裏で汚いカネが飛び交っていたのかも分からない。うたかたの祭典に血税が消えてしまった。

 大阪万博では、膨張する建設費とは別に、政府が会場警備費として200億円程度を負担する方針だ。安倍元首相の銃撃死などを理由に、警備態勢の強化に国費を投じるというのだ。

 見えない負債もある。各国の万博パビリオン建設が進まないことを受け、経産省はゼネコン向けの「万博貿易保険」を創設。発注元の参加国側から工費が支払われない場合に代金の9割以上を保証するというもので、取りっぱぐれリスクを減らして建設会社の受注を促進する狙いだが、この保険は政府が全額出資する日本貿易保険が運用する。原資は税金だ。

「万博などという時代遅れのイベントにどれだけ税金を積み増すのか。これだけ遅れが出ているのに無理して開催したところで、五輪も万博も利権の祭典でしかないことに国民は気づいている。得をするのは一部のステークホルダーだけで、多くの国民にとっては負担増になるだけなのです。岸田政権は一事が万事で、支持率目当てで一部の支持層に税金をバラまき、結果として国民負担を増やしている。20兆円規模の補正予算を組んでせっせと法人減税をするなどという話は典型です。20兆円は国債発行で賄うのでしょうが、それは将来的に国民負担になるだけなのです。1兆円減税するから後で20兆円払えと言っているようなもので、デタラメもいいところ。岸田政権の『減税』にダマされてはいけません」(五十嵐仁氏=前出)

 岸田は8月末の万博関係者会議の席上、「内閣総理大臣として政府の先頭に立って取り組む」とか言っていたが、それだけの権限があるのなら、先頭に立って万博中止を決めたらどうなのか。マヤカシの減税アピールより、よほど支持率アップに効果があるのではないか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/130.html

記事 [政治・選挙・NHK292] このままでは「岸田おろし」が起こる…菅前首相と「同じ末路」になりそうなワケ 年内解散に踏み切れるのか(現代ビジネス)


このままでは「岸田おろし」が起こる…菅前首相と「同じ末路」になりそうなワケ 年内解散に踏み切れるのか
https://gendai.media/articles/-/117482
2023.10.10 安積 明子 政治ジャーナリスト 現代ビジネス

「ドリル」の汚名返上なるか

10月22日の衆参補選は岸田政権にとってこれからの政治運営の試金石となるに違いない。同時に9月13日の党人事で任命された小渕優子選対委員長の腕の見せ所だ。失敗すれば「ドリル優子」の汚名に加え、その能力に懐疑が深まる。


9月に選対委員長に就任した小渕優子氏[Photo by gettyimages]

事前の調査では参院高知・徳島選挙区では立憲民主党の元職にリードされているものの、衆院長崎4区では元知事で衆参両院で議員を務めた父親を持つ自民党の「3世」がややリード。しかし自民党にとって「弔い合戦」として有利であるにもかかわらず、昨年2月の県知事選で分裂した禍根が残っている。しかも知事側の出納責任者と選挙コンサルティング会社社長が公職選挙法違反で長崎地検に刑事告発されたのだ。

そもそも長崎4区は総裁派閥である宏池会の牙城といってよい。今年5月に死去した北村誠吾元地方創生・規制改革担当大臣はもちろん、4区補選に自民党から出馬している金子容三氏の父で、農水大臣を務めた原二郎氏も宏池会に所属した。

ただし北村氏と父・岩三氏の代から宏池会の重鎮だった金子氏では、岸田文雄首相に対する距離が異なった。死去する1か月前に北村氏が「山下博史県議を後継に」と党本部に託した“遺言”があっさり却下され、新3区支部長の地位を手に入れた上、4区補選に出馬したのは原二郎氏の長男・容三氏だった。
旧統一教会の行く末

そうした事情を反映してか、長崎4区でも自民党の戦況は良いとは言えなかった。自民党本部が行った9月末の調査では、2021年の衆議院選で北村氏に僅差で敗退し、比例復活した立憲民主党の末次精一氏に2.5ポイント差にまで迫られた。そうした危機を感じたのかもしれない。同じ頃、永田町で吹き始めていた解散風がぴたりと止んだ。

だが岸田首相の頭には、「いつ衆議院を解散すべきか」との問題が消えることはない。9月13日に行われた党人事及び内閣改造では、共同通信や朝日新聞の調査ではやや増加したものの、内閣支持率は大きく上がることはなかった。

だからこそ、臨時国会で大規模な補正予算を成立させて経済のテコ入れを図り、官房副長官を解かれたものの相変わらず側近である木原誠二幹事長代理の口を借りて「減税」をほのめかすなど、岸田首相は国民の意向を取り組むことに専念している。

極めつけは10月の半ばに出されるだろうと言われている旧統一教会の解散命令請求だ。ただし憲法が保障する「信教の自由」という強い制約がある上、解散を命じるのは裁判所であるため、文科省(文化庁)が解散命令を求めても、すぐさま解散効力が発生するわけではない。

実際に地下鉄サリン事件などを起こして日本中を恐怖に陥れたオウム真理教には、1995年6月に東京都知事と東京地検が解散を申し立て、東京地裁は同年10月に解散請求を認定した。翌1996年1月には最高裁が解散命令が確定するまで7か月を要している。また明覚寺事件では文化庁は1999年12月に和歌山地裁に解散命令を請求したが、和歌山地裁が解散命令を出したのは、それから2年以上も後の2002年1月だった。

もっともこれら2つの事例は宗教団体の最高幹部が立件され、「組織的な刑事犯罪」と確定されたものだが、旧統一教会にはそれがなく、教団側が反論する根拠となっている。よって裁判が長引くのは必至で、しかも「解散命令は必ず出る」という確証はない。もし教団解散請求を衆院選挙のための下地作り策とするならば、選挙期間は解散請求から近接する方が望ましいだろう。

年内解散は避けられないか

それでも岸田首相が年内解散総選挙を躊躇するなら、さらに大変な事態が待っている。2024年には東京都知事選が行われ、公明党は現職の小池百合子知事を支援する意向であるため、この時期の解散総選挙に大反対。「知事選では非自民党の小池知事をよろしくと言いながら、衆議院選では自民党の候補の名前を書いてくれとは言えない」と支持母体である創価学会関係者は語る。

だが2025年はさらに大変だ。同年夏には参議院選と東京都議選が行われる予定だが、公明党にとって国政より早く進出した都議会は、いわば“政治の1丁目1番地”といえる存在だ。よってかなりの活動量を注ぎ込まなくてはならず、同時に衆議院選を行うことは止めてほしいと願っている。


公明党の山口那津男代表[Photo by gettyimages]

一方で岸田首相にとっても、解散総選挙の先延ばしはよろしくない。来年の総裁選の後には、レイムダックとなることが目に見えているからだ。

2021年10月の衆議院選は、事実上の任期満了だった。自民党は15議席を減らしたものの、常任委員長のポストを独占する絶対多数の261議席を獲得。その前月に退陣した菅政権の内閣支持率の凋落ぶりが激しかったため、「自民党は救われた」ムードが漂った。

だがこれは、岸田首相の功績ではない。岸田首相は首相就任後わずか10日で衆院を解散したが、その実績を問うものではなかったからだ。ところが次回はこれとは異なる。問題は2025年に衆院選が先送りされた場合だ。

「岸田おろし」が起こる

これには公明党が大反対するだろう。2025年の夏には参議院選と東京都議選が行われるが、国政より都議会への進出が早かった公明党にとって都議選は何より優先すべき「聖戦」で、必ず「完勝」しなくてはならない。これに加えて衆議院選が行われれば、高齢化などで組織力が弱まっている公明党の支持母体に過大な負担を与えかねない。

また内閣支持率が低下すれば、党内で「岸田降ろし」が発生するかもしれない。2021年9月に菅政権が退陣したのは、衆院の任期満了を前にして「菅義偉首相では戦えない」というムードが党内に充満したためだった。


菅義偉前首相[Photo by gettyimages]

故・安倍晋三元首相が持病の悪化で辞任した後、「辣腕官房長官」の名を馳せていた菅前首相は2020年の総裁選を圧倒的な強さで制したが、いかんせん派閥を持たない弱みがあった。たちまちのうちに大派閥の領袖から出口を塞がれ、首相の専権事項である解散権も封じられたのだ。

同じことが岸田首相に起こらないとも限らない。宏池会は党内で4番目の派閥に過ぎず、約100名を擁する清和会や今や唯一の現役“キングメーカー”である麻生太郎副総裁の為公会、虎視眈々とポスト岸田を狙う茂木敏充幹事長の平成研の支持があってこそ、成立している政権だ。

このように考えれば、岸田首相の選択は年内解散しかないことがわかる。岸田首相は10月22日の2つの補選の結果を見て衆院解散に打つかかどうかを決めると思われているが、公明党は10月9日に接戦の衆院長崎4区の金子候補に党の推薦を出すことを決定。この「恩義」は衆院選で返されることになる。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/131.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 岸田政権は案の定、所得税減税を見送りか…落としどころは「1回限り現金給付」のドッチラケ(日刊ゲンダイ)

岸田政権は案の定、所得税減税を見送りか…落としどころは「1回限り現金給付」のドッチラケ

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/330377
2023/10/11 日刊ゲンダイ


はなっからやる気なし(岸田首相と鈴木財務相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 やっぱり「所得税減税」は実施されないのか。岸田自民党は、ハナからヤル気がなかったのか。

 岸田首相が9月25日、「経済成長の成果である税収増を国民に還元したい」と発言した後、自民党内から一斉に噴き出した「減税」の大合唱。参院幹事長の世耕議員は「法人税や所得税の減税も検討の対象になりうる」とブチ上げ、若手議員は「消費税減税」を求めていた。

 ところが「所得税減税」も「消費税減税」もやらず、落としどころは、限られた世帯への「給付措置」になりそうなのだ。

 10日世耕議員は、「生活困窮世帯に手を差し伸べる対策としては、やはり給付が即効性があるわけで、今回の経済対策では給付が重要な役割をはたす」と、給付措置の重要性を強調。さらに、経団連の会長も、生活が苦しい世帯への給付を念頭に「一律の減税はいかがなものか」「ターゲットを絞ったことをやるべきだ」と指摘してみせた。

所得税減税と違って1回限りで済む

 もともと岸田首相は、所得税減税も消費税減税もヤル気はなく、「企業減税」しか頭になかったという。

「財務省がバックの岸田政権は“減税”ではなく“増税”をしたいのがホンネです。でも、税収増を国民に還元すると約束してしまった。なにか還元策をやらざるを得ない。そう考えると、策は“給付措置”しかない。所得税減税だと、制度変更が必要になり国会で法律を成立させないといけない。手間も暇もかかり、野党から注文もつく。その点、給付措置なら面倒な手続きを省略できます。しかも、所得税減税と違って1回限りで済む。さらに、給付対象を“非課税世帯”や“子育て世帯”に限定すれば、金額も少なくて済みます。1回限りの現金給付なら、財務省もOKでしょう」(政界関係者)

 この先、自民党議員からは、「所得税減税は時間がかかる」「給付措置の方が早い」「減税だと非課税世帯には恩恵がない」「高額所得者まで減税する必要があるのか」──といった“給付推し”の動きが出てくるとみられている。

「給付措置なら、急げば、来年3月の年度末までに実施できる可能性があります。カネをもらって文句を言う国民はいないでしょう。しかし、トータルで考えると、恒久的な所得税減税の方が国民にはメリットが大きいでしょう。経済効果も、所得税減税や消費税減税の方が大きいですからね」(霞が関事情通)

 はたして、対象を限定した1回限りの「還元」に国民は納得するのだろうか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/132.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 死者1600人「ガザ危機」で日本をオイルショックが直撃か…長期化なら庶民生活はお先真っ暗(日刊ゲンダイ) :経済板リンク 
死者1600人「ガザ危機」で日本をオイルショックが直撃か…長期化なら庶民生活はお先真っ暗(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/239.html



http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/133.html
記事 [政治・選挙・NHK292] <政界地獄耳>訪ロ鈴木宗男 クセの強いベテラン政治家を使いきれなかった維新の限界(日刊スポーツ)
【政界地獄耳】訪ロ鈴木宗男 クセの強いベテラン政治家を使いきれなかった維新の限界
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202310100000040.html
2023年10月10日7時24分 日刊スポーツ

★事の発端は2日、ロシア外務省がアンドレイ・ルデンコ外務次官(日本を含むアジア太平洋地域担当)が日本維新の会参院議員・鈴木宗男と会談したと発表したことからだ。また昨年まで駐日大使を務めていた旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)担当のミハイル・ガルージン外務次官とも会談。5日間の訪問で野党議員への対応としては順当な顔が対応した。ロシア側も、これで政治家が対応すれば別の問題になることは配慮済みだろう。ロシアのウクライナ侵攻以降、日本の国会議員の訪ロは初めてとなる。

★これが日本維新の会にはどうしても認められないようだ。鈴木は今年5月の大型連休にも訪ロを計画していたが党から懸念を示され断念している。連休明け10日の同党役員会では鈴木が「ここは(藤田)幹事長に、はっきり言いたい。国益はあなたの100倍以上、私は考えて政治家として動いてきた。やっぱり言葉の使い方というか、平場で言う時は考えてもらいたい」と厳しい口調でまくし立てた。6日、党共同代表(大阪府知事)・吉村洋文は「党としては(ロシアに)行くこと自体にも反対の立場だ。考え方も違う」と強調。「厳しい処分をすべきだ。党紀委員会で除名相当という判断が下された」と双方の対立は根深い。

★1990年8月、イラクはクウェートを侵攻。イラクのサダム・フセイン大統領は、在留外国人を国内の軍事施設や政府施設などに監禁。邦人の人質もいたが政府はなすすべもない。政府や政界、メディアの冷ややかな視線の中、9月に単身イラク入りしたスポーツ平和党党首・アントニオ猪木は人脈を駆使して説得を繰り返し、人質解放に成功した。今回の騒動で思うのは、野党第1党や政権をうかがう維新に外交安全保障は無理だということ。平時には一切役に立たなくとも、いざという時、有事の際にチャンネルが使えるかどうかが外交と安保だ。クセの強いベテラン政治家・鈴木宗男を使いきれなかった維新の限界を見た。(K)※敬称略

http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/134.html

記事 [政治・選挙・NHK292] 汚染水放出 「福島派遣の専門家が安全性を再確認」=韓国政府(聯合ニュース)
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20231011002000882?section=japan-relationship/index



記事のタイトルは、「・・・専門家が安全性を再確認」。

それが記事の文中では、「・・・現地の設備の安全性を改めて確認した・・・」

となり、最後は、

「・・・福島第1原発内にある国際原子力機関(IAEA)の事務所を訪れIAEA本部とのテレビ会議を行い、1回目の海洋放出以降、関連設備に特異事項がないことを確認した。」

となっちゃう。

どうして、こうなるの?

「設備の安全性」を確認するのも結構なんだけれども・・・。

「汚染水放出」で「人類に対しての安全」を担保するのは、第一義的に「ALPS]の放射性物質の除去性能にかかっているわけで。

折角、福島第1原発を訪れたなら、ALPSの性能を検証することが必須だと思うのだが。

とは言っても、日本でも検証されていないし、IAEAでさえ検証していないんだから、日本人の私には、何にも言えね〜か。

しかも、まだ試験運転中だというから、そんな代物を検証しても仕方ないと言う事かな。



以下、短い記事の全文を転載する。


【ソウル聯合ニュース】韓国政府は11日、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を巡り、福島に韓国の専門家を派遣して現地の設備の安全性を改めて確認したと明らかにした。国務調整室の朴購然(パク・グヨン)国務第1次長が定例記者会見で伝えた。

 政府によると、韓国の専門家らは福島第1原発内にある国際原子力機関(IAEA)の事務所を訪れIAEA本部とのテレビ会議を行い、1回目の海洋放出以降、関連設備に特異事項がないことを確認した。

 政府は東電側のデータを検討し、今月5日に始まった2回目の放出が東電の計画通り行われていることも確認した。

tnak51@yna.co.kr


記事の転載はここまで。


韓国政府も、やってる振りばかりで、詰めの甘さは、日本政府とあまり大差なし。

韓国の野党に、「日本の肩を持っている」と非難されても当然と言うしかない。

別記事から拾う。

「・・・共に民主党は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が汚染水の海洋放出を巡って日本の肩を持っていると非難した。

 共に民主党の金Q侠(キム・ギョンヒョプ)国会議員は先ごろ開催された国際海事機関(IMO)のロンドン条約およびロンドン議定書の締約国会議に出席した韓国代表団が「国際基準を満たす放出が行われた」と言及したことを取り上げ、「日本に同調し、日本を代弁した」として、「汚染水放出に待ったをかけられる絶好の機会だったが、完全に諦め、日本の立場を代弁し擁護する結果に終わった」と主張した。」

記事の抜粋はここまで。


今度来日する、国際調査団に期待しよう。・・・IAEAだけれども。






http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/135.html
記事 [政治・選挙・NHK292] これじゃあ、補選に勝てるわけなし アナクロ自民、留守番虐待撤回のお粗末と今後(日刊ゲンダイ)

※2023年10月11日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年10月11日 日刊ゲンダイ

※文字起こし


世襲3代目の古びた家庭観の持ち主(岸田首相と秘書官だった長男・翔太郎氏)/(C)共同通信社

 狂気の「留守番虐待」条例が撤回に追い込まれた。自民党の埼玉県議団が10日、県議会に提出していた虐待禁止条例の改正案を取り下げると発表した。全国で相次ぐ置き去りによる子どもの死亡事故を受け、子どもの車内放置を禁じる内容との触れ込みのはずが、県議団は県議会での質疑などで「放置」の定義を拡大解釈。一気に反発の声が広まった。

 その説明によると、子どもだけで登下校させても、公園で遊ばせても、お使いに行かせてもダメ。自宅に子どもだけで留守番させるのはもってのほかで、近所に回覧板を届けたり、ゴミ出しなどで一時的に外出するのもダメ。これらは全て「放置」とみなされ、玄関の外で宅配便を受け取る程度がギリギリセーフ──。

 共働きやひとり親世帯に限らず、日常で当たり前に見る光景だが、県議団はこれらの放置行為を「虐待」と定義。成人の擁護者に小3以下の児童への放置を禁じ、小4〜6については努力義務とした。罰則は設けないが、県民には疑われる事案を見つけたら、速やかに通報するよう義務づけた。

 これでは、いつ誰もが「虐待する親」にされてしまっても、おかしくない。あまりにも現実離れした解釈の数々に多くの国民は、のけぞったに違いない。

 改正案は今月4日に提出。6日に開かれた福祉保健医療委員会で自民に加えて公明も賛成し、数の力で押し切って、あとは13日の本会議での採決を待つのみ。定数93人の埼玉県議会で単独過半数を維持する自民の県議たちが考えを変えなければ、成立寸前だったのだから、ムチャクチャの極み。いくら何でもやりすぎだ。

「トンデモ埼玉」との矮小化は許されない

 確かにネグレクト(育児放棄)や車内への置き去りで幼い子どもが次々と命を落としているのは大問題とはいえ、ここまで虐待の対象を広げれば、ただでさえ苦労の絶えない子育て世帯を、さらに追い詰めるだけである。

 さすがに、このトンデモ条例には〈埼玉では子育てできない〉などとネット上を中心に批判が殺到。改正案の可決阻止を目指すオンライン署名への賛同は10万筆近くに達した。県選出の自民党国会議員たちも「寝耳に水」(県連会長の柴山昌彦衆院議員)だったようで、8日にはさいたま市が地盤の牧原秀樹衆院議員が、自身のX(旧ツイッター)に〈これだけの反対の声がある中強引に進めるのは私は断固反対〉と投稿していた。

 身内にまで反対意見を突きつけられたのが効いたのか、県議団は13日の採決を断念。SNS上には〈『翔んで埼玉』が『トンデモない埼玉』にならなくてよかった〉などと安堵の声が飛び交っているが、今回の条例騒ぎは「撤回で幕引き」とはいかないだろう。

 県議団の田村琢実団長は10日の会見でも、改正案の内容に「瑕疵はなかった」と言い張り、撤回の理由については「私の説明不足。全て私の責任」と弁明。「私たちの言葉足らずにより、県民の皆さまはもとより全国的に不安と心配の声が広がった」とも語っていたが、悪いのは不安を感じた県民や国民の方だと言わんばかりにも聞こえる。

 むしろ、身内からのダメ出しは「言葉足らず」どころか、「雄弁すぎた」せいで「子どもを守る」ことを口実に、子育て世帯にさらなる抑圧を強いるという改正案の本質を包み隠さず露呈させたからではないのか。この期に及んでも、完全に諦めた雰囲気は感じられない。

 そもそも、今回の条例騒動は自民党内の一部のおかしな地方議員が勝手にやらかした問題ではない。党内のアナクロな「理念」に基づく組織的な動きで、決して一地方議会の大暴走として矮小化すべきではないのだ。

古びた家族観に従えるのは一握りの富裕層のみ

 自民党内のいわゆる「保守派」にとっては、地方議会こそが、自分たちの理念を押し付ける主戦場だ。かつて「新しい歴史教科書」を巡る問題でも「つくる会」とタッグを組み、全国の地方議会に手を突っ込んで、先の侵略戦争を美化する教科書を導入させる目的で請願や陳情を次々と採択させていったものだ。

 埼玉県議団も条例の改正案を提出する際は「放置や置き去りの禁止を明文化した条例は全国で初めて」とアピールしていた。「全国初」と胸を張ったのは「子どもを守る」を合言葉にして、その裏で歪んだ理念を日本中に広めたがる保守派の強い意思すら、うかがえるのだ。

「今回の条例騒動から、にじみ出ているのは古色蒼然とした封建主義的な家族観です」と言うのは、高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)だ。こう続けた。

「ひと時も子どもから目を離さず面倒を見ろと押し付けるのは結局、女性を家庭に縛り付けることを強制したがっているのと同じ。女性は子どもを産んで育てるのが当然という伝統的な家父長制度に基づく時代錯誤の発想です。この古くさい家族観こそ、関係を絶ったはずの統一教会(現・世界平和統一家庭連合)や、今も強力な支持団体である右派団体『日本会議』と相通じている価値観で、この国の少子化を30年以上も放置させてきた最大の要因でもあります。今回は衆参2補選の最中であり、解散・総選挙への警戒感も根強いため、世論の逆風を恐れて引っ込めたに過ぎません。この政党の理念は、そう簡単には変わりません」

密告奨励のディストピアで子育ては無理

 大騒ぎになるまで「静観」していた自民党の国会議員はよくぞ、「次元の異なる少子化対策」などと言えたものだ。子どもの留守番すら虐待とみなす異次元レベルのトンデモ条例は、国民が求める少子化対策のニーズから明らかに逆行している。

「今の自民党内には世襲が当たり前という特権意識が渦巻き、国会議員はもちろん、地方議員クラスでも子育てや教育費の負担に悩む庶民の苦しさが理解できないのでしょう。今回の条例は、子育て中の女性が働きに出た途端、即ネグレクト扱いにした上、『密告』まで奨励する。そんなディストピアのような社会で、安心して子どもは育てられません。自民党の家庭観に従える世帯はベビーシッターを雇えるような一握りの富裕層くらいなものです。共働きが許されなければ世帯収入はガタ落ち、旦那がバンバン稼ぐ世帯しか子育てが許されなくなる。イビツな階級社会へ一直線です。自民の価値観栄えて国滅ぶという本末転倒な姿さえ想像できないのが、今の自民のお粗末さです」(五野井郁夫氏=前出)

 今年4月発足の「こども家庭庁」の名称に、わざわざ「家庭」を盛り込んだのも、自民党の保守派が「子どもは家庭で育てるものだ」と騒ぎ立てたから。社会の実情に沿った制度の導入を拒み、子育て責任を女性に押し付け、少子化を放置してきた自民党。こんなアナクロ政党に国政を任せておいていいのか。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言った。

「世襲3代目の岸田首相自身、古びた家庭観の持ち主で、子育ては妻の『ワンオペ育児』に任せきり。長男を後継含みで首相秘書官に据えた身内びいきに加え、公邸忘年会のバカ騒ぎで辞職に追い込まれても、悪びれもしません。女性閣僚の数だけ増やし、女性の活躍に寄り添うふりをしても、しょせんは舌先三寸。次元の異なる少子化対策だって異次元の軍拡路線の一環で、戦前の『産めよ、増やせよ、国のため』のスローガンと同じ兵隊の数を増やしたいだけに過ぎないのではないでしょうか」

 これじゃあ、自民は22日投開票の衆参2補選に勝てるわけナシ。いくら、自民がごまかしても、有権者はもう、アナクロ政治をお見通しだと信じたい。

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