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2023年9月16日09時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK291] 笑うに笑えない首相の陳腐 これほどコケにされた内閣改造がかつてあったか(日刊ゲンダイ)

※2023年9月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年9月15日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


本人は自信満々の第2次岸田内閣(岸田首相)/(C)共同通信社

「あすはきょうより良くなると誰もが感じられるような国を目指し、経済、社会、外交・安全保障の3つの柱で政策を進めていきたい」

 再改造から一夜明け、新内閣が本格始動した14日、岸田首相は記者団にこう意気込みを語った。前日の記者会見で使ったフレーズを繰り返したのだが、首相が命名した「変化を力にする内閣」といい、陳腐すぎる。小学生だってもっといい言葉を選ぶだろう。

「『あすはきょうより良くなる……』って、首相就任から2年も経っているのに、今ごろ何を言っているのか。国民生活をより良くするのは、政治の原点であり、当たり前のことです。記者会見もそうでしたが、上っ面の言葉ばかりで、何がやりたいのかよく分からない。内閣改造人事を見ても、ああ、この人は本当に政権維持のためなら、なりふり構わないんだなあ、と呆れました」(政治評論家・野上忠興氏)

 岸田は今度の人事を「適材適所」と自画自賛していたが、国民はそう思っていない。共同通信が13、14両日に実施した緊急世論調査で、首相が人事を適材適所で決めたと思うとの回答は15.9%にとどまり、「派閥に配慮して決めた」との見方が76.2%に上った。

 いつもは権力迎合の大新聞ですら「適材適所」とは一行も書かず、「総裁選保身改造」と断じる異様さだ。それは14日の各紙の見出しにも表れている。

「『刷新』より『安定』」(読売)

「女性登用 首相が転換 『支持率上げ衆院解散』再選戦略描く」(朝日)

「総裁選意識 守りの岸田」(毎日)

「首相、解散・総裁選両にらみ ライバル封じ徹底」(日経)

「改造 ポスト岸田封じ」(産経)

 いつもはバランス重視の識者コメントも、「自民党らしい派閥均衡」「見た目 取り繕っただけ」「有権者より党内恐れる首相」といった辛口が目立った。

「開いた口が塞がらない内閣」

 適材適所ではない舞台裏を大新聞は次のように解説している。

 次期総裁選のライバルと目される茂木幹事長を、麻生副総裁の助言も得て政権安定のために留任とした。一方で、茂木派の小渕優子衆院議員を党4役の選対委員長に抜擢して茂木を牽制。河野デジタル相や高市経済安保相も留任させ、閣内に取り込んでライバル封じを徹底した。

 最大派閥の安倍派は、萩生田政調会長、松野官房長官、西村経産相、高木国対委員長、世耕参院幹事長の「5人衆」が全員、留任。総裁再選を支持してもらうために最大限配慮した形だ。

 党内6派閥ごとの閣僚の起用人数も、改造前をほぼ維持した。不満が出ないよう派閥の勢力に即してポストを配分するバランス人事だ。「総裁選の無投票再選もにらむ首相の思惑が見え隠れする」との指摘もある。岸田派ナンバー2の林前外相を閣外に出したのも、閥務に戻して、総裁選や解散総選挙の準備に注力してもらうためらしい。

 とにかく、保身だけの内閣改造であり、国民のために政策課題を進めるのは二の次。それが誰の目にもはっきり見えてしまった。世論にもメディアにも、これほどコケにされた内閣改造がかつてあっただろうか。

「秋解散の臆測が出るのも、6月の通常国会終盤の“カラ騒ぎ”と同じです。岸田首相の周辺が求心力維持に使っているからでしょう。首相本人も、小渕さんの選対委員長起用について『選挙の顔として期待』と口にし、思わせぶりでした。岸田首相は権力を守ることしか頭にない。『開いた口が塞がらない内閣』ですよ」(野上忠興氏=前出)

女性閣僚5人登用に“オッサン政治”の本音

 総裁再選のための内向き人事の結果、国民愚弄としか言いようがないのが、醜聞まみれで国民から総スカンの面々の起用だ。

 派閥推薦の入閣待機組をごっそり受け入れ、初入閣の11人中、実に9人が待機組である。そうしたら驚くことに、関連団体の会合で挨拶するなど、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との接点を認めていた“汚染大臣”が4人も誕生してしまった。鈴木淳司総務相、盛山正仁文科相、伊藤信太郎環境相、木原稔防衛相だ。

 中でも盛山は宗教法人を所管する文科省のトップとして、統一教会の解散命令請求の詰めの作業を担う。汚染大臣が厳しい措置に踏み切れるのか。そもそも文科相に就くなんて、常識ではありえないだろう。

 もっとも、参院選の候補者を教団施設に連れていくなど、統一教会との蜜月が指摘されてきた萩生田が、党の要職に留任したのだから何をかいわんやだ。岸田は萩生田を、政権の要の官房長官に就けようと検討したというから、頭がクラクラする。

 留任の高市、再入閣の上川陽子外相、初入閣の加藤鮎子こども政策相、土屋品子復興相、自見英子地方創生相と、過去最多タイの5人となった女性閣僚にしても、数を増やして、政権浮揚のアピール材料に使いたいだけじゃないのか。

 というのも、13日の岸田の記者会見で“オッサン政治”の本音が見えた。女性の登用について、「女性ならではの感性や共感力を十分発揮していただきながら、仕事をしていただくことを期待したい」と発言したことが、違和感を呼んでいる。X(旧ツイッター)で、「女性ならではの感性」がトレンド入りしたほどで、「首相が率先してジェンダーバイアスを強化する発言しないで」「さすがに2023年にそれはない」などと反発が広がった。

派閥研修会でも「あすはきょうより良くなる」

 そもそも「ドリル優子」の異名を持つ小渕が人事の目玉という時点でどうかしている。自身の「政治とカネ」の問題から説明不足のまま逃げ、13日の選対委員長就任会見でその件を質問されると涙目に。これで党幹部が務まるのか。在職中に倒れ死去した小渕恵三元首相の娘という世襲のプリンセスだから、党内で大事にされるのだろう。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

「総裁再選戦略をむき出しにして内閣改造を行った結果、派閥の順送りで、使えるコマが『スネに傷』の議員ばかりだった。女性は初入閣の3人ともが世襲です。自民党は、女性は世襲じゃないと、なかなか議員になれない政党だという弱点を浮き彫りにしました」

 それでも勘違い首相は就任2年で自信満々だ。30年ぶりの高水準の賃上げだとか、エネルギーの安定供給と脱炭素の両立だとか、会見で、ありもしない実績をべらべら並べていた。現実は、賃上げが物価高に追いつかず、実質賃金は16カ月マイナス。庶民は苦しんでいる。エネルギーも、福島の事故を忘れたかのように安易な原発回帰である。

「岸田首相は『変化をチャンスに』などと夢を語っていましたが、現実のリアルな状況を見れば、憲法を足蹴にして大軍拡で、戦争に向かっている。国が貧しくなっているのに大増税を画策している。あすがきょうより良くなると思っている国民が、一体どれだけいるのでしょうか」(五十嵐仁氏=前出)

 岸田派が14日、山梨県のホテルで研修会を開き、会長の岸田も懇親会から出席した。そこで岸田は、「宏池会(岸田派)が、あすは必ずきょうより良くなるという時代をリードし、つくっていく」と所属議員に呼びかけたという。

 岸田はよほどこの陳腐なフレーズが気に入っているのだろうが、笑うに笑えない。マトモな国民はのけぞっている。

 あすとか抽象的なことばかり言ってないで、物価高、円安、人手不足など、今すぐ対策を打ってくれ。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/750.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 情報開示訴訟でまさかの「全面敗訴」…赤木雅子さんは意識が遠のき、椅子からずり落ちた 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記 相澤冬樹(日刊ゲンダイ)

情報開示訴訟でまさかの「全面敗訴」…赤木雅子さんは意識が遠のき、椅子からずり落ちた 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/329193
2023/09/15 日刊ゲンダイ


法廷に向かう赤木雅子さん(写真)相澤冬樹

 赤木雅子さんが法廷で倒れた。まさかの全面敗訴の判決を聞きながら。

 財務省の公文書改ざんで命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんの裁判。13日の佐川宣寿元理財局長を相手にした裁判では、佐川氏に法廷で尋問をすべきだという雅子さん側の申請が退けられて結審。判決は12月19日と決まった。これはいい結果は出ないだろう。だが、それとは別に財務省に情報開示を求めた裁判が翌14日に判決を迎える。そこではいい結果が出るだろうと雅子さんは期待していた。

 ところが判決は「原告の請求をいずれも棄却する」。

 弁護団の予想を覆す全面敗訴。その瞬間、雅子さんは口を開け呆然とした表情であたりを見回した。これは夢ではないの? 傍聴席からも「え〜!」という声が上がる。だが徳地淳裁判長は何もないかのように淡々と判決理由を読み上げる。その内容は、国の「文書があるともないとも明かす必要はない」という主張を、そのままなぞるようなものだ。

 そんな、まさか……。一心に耳を傾けているうちに、雅子さんは次第に耳が聞こえなくなってきた。意識が遠のき、原告席の椅子からずり落ち、床にうずくまった。隣にいた松丸正弁護士の膝に頭をのせ、生越照幸弁護士が気遣うように手を伸ばしたが、意識はもうろうとしている。傍聴席からは抗議の声が相次いだが、裁判長は淡々と理由を読み終わると法廷を後にした。最後に傍聴席からひときわ大きな声が響いた。

 前日に「なんでやねん!」という声をあげた人物。森友事件追及の火の手をあげた木村真豊中市議その人だった。

 判決が終わってもしばらく立ち上がれない雅子さん。記者が差し出したペットボトルの水を口にし、裁判所の車いすでなんとか退廷した。それから1時間、雅子さんは歩いて姿を見せた。

「ご心配をおかけしてすみません。大丈夫です」

まだ願いかなわず、控訴へ

 どうする家康? いや、雅子? 弁護団の意見も揺れたが本人は「控訴します」。会見には出られなかったが、文書で意思を表明した。

 この裁判の行方はどうなるのか? 先行きは誰にもわからない。ただ、夫が亡くなった真実が知りたいという雅子さんの願いは、まだかなっていない。


相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/751.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 自民党を象徴する小渕優子が選対委員長に…野党には“カモネギ”のようなものだ 適菜収「それでもバカとは戦え」(日刊ゲンダイ)

自民党を象徴する小渕優子が選対委員長に…野党には“カモネギ”のようなものだ 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/329195
2023/09/15 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


辞任のときには「説明責任を果たしていきたい」と述べたが、きちんとした説明はないまま…(自民党の小渕優子選対委員長)/(C)日刊ゲンダイ

 13日に行われた内閣改造と自民党役員人事で、4役は茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長を留任、総務会長に森山裕、選対委員長に小渕優子が起用された。

 2014年に政治資金規正法違反が報じられ、経済産業相を辞任したあと、表に出ることが少なかった小渕だが、ほとぼりも冷めたと思っているのだろう。実際、世間はすぐに忘れる。それでも「ドリル優子」というニックネームを多くの人が覚えているのは、それだけインパクトがあったからだろう。

 改めて振り返ると、この30年にわたる自民党のドタバタ劇を象徴している人物のようにも見える。辞任の際には、「議員として、政治家としての説明責任を果たしていきたい」と述べたが、その後、きちんとした説明はない。これも自民党お馴染みのパターン。

 東京地検特捜部は小渕の後援会事務所などを家宅捜索したが、パソコンのハードディスクが電動ドリルで破壊されていたことが明るみに。そんなことをしたら余計に疑われるだろうに、結局小渕は嫌疑不十分で不起訴となった(元秘書らは有罪)。

 自民党はこの繰り返し。証拠は徹底的に隠蔽し、世間が忘れるのを待つ。

 そもそも小渕はいかがわしい人物である。公用車運転委託業務の入札にまつわる談合疑惑がある「日本道路興運」およびそこの前社長から献金を受けていたり。

 野党攻撃のためのデマや歪曲編集動画を拡散させていたDappiなるネトウヨアカウントが個人ではなくて法人だった件においては、この法人と小渕の資金管理団体が取引していたことも判明している。

 カネの使い方はデタラメもいいところ。

 選挙区内で自分の顔写真をワインのラベルに入れた「小渕ワイン」を配ったり、政治資金を使って親族企業からネクタイを買ったり、ベビー用品や化粧品、高級服、しまいには下仁田ネギやコンニャクまで買っていた。「じゃが芋代」約48万円、「馬鈴薯代」約47万円も計上していたが、じゃが芋と馬鈴薯ってどこが違うのか?

 なお、13年に小渕が選挙区内の生産者に支払ったネギ代は123万円。こんな人物が選対委員長って、野党にとっては鴨がネギを背負ってやってくるようなものだ。


適菜収 作家

近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/752.html

記事 [政治・選挙・NHK291] <スクープ>加藤鮎子こども政策相が実母に政治資金900万円を還流…新閣僚に早くも“政治とカネ”が噴出(日刊ゲンダイ)

加藤鮎子こども政策相が実母に政治資金900万円を還流…新閣僚に早くも“政治とカネ”が噴出
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/329178
2023/09/15 日刊ゲンダイ


加藤鮎子こども政策相は岸田政権女性登用の目玉で「看板政策」を担当するが…(C)共同通信社

「政治とカネ」の問題はドリル優子だけじゃなかった。不正が発覚したのは、女性登用の目玉として当選3回、副大臣も未経験で抜擢された加藤鮎子こども政策担当相(44=山形3区)。日刊ゲンダイの調べで政治資金の還流が明らかになった。岸田政権の看板政策「異次元の少子化対策」を担う上で、2児の母親としての経験が期待される最年少の新大臣が、早くも正念場だ。

■違法なパー券購入が発覚

 加藤氏が代表を務める資金管理団体「加藤鮎子地域政策研究会」の政治資金収支報告書(2019〜21年分)をチェックすると、2つの問題が浮上した。1つは違法な資金受領だ。研究会は21年10月1日付でパーティー券収入として、加藤氏の関連政治団体「鮎友会」から250万円を受け取っている。鮎友会の収支報告書にも、同じ日付で研究会に同額を支出したと記されている。

 政治資金規正法は、一度のパーティーで同一の個人・団体から150万円超の対価を受けることを禁じている。250万円のパー券収入は明らかな規正法違反だ。この問題を巡って、神戸学院大の上脇博之教授は13日朝、加藤氏が違法なパー券収入を得たとして、山形地検に告発状を送付した。

■「家賃」名目で月15万円

 もう1つの問題は、親族への政治資金の還流だ。研究会は毎年、「家賃」名目で月15万円を「加藤愛子」に支出。愛子氏は加藤氏の母親だ。

 収支報告書に記載された愛子氏の住所は、山形県鶴岡市内の加藤氏の地元事務所と全く同じ。事務所が入る建物は加藤氏の祖父・精三元衆院議員の名を冠した「精三会館」という施設である。登記簿によると、建物の所有者は加藤氏の父・紘一自民党元幹事長が死去後、17年に紘一氏から愛子氏に代わっている。つまり、会館は加藤家が代々引き継いできた建物であり、加藤氏は研究会の政治資金を家賃名目で実母に還流していることになる。金額は確認できる17年以降、5年間で計900万円にも上る。

 さらに、この家賃拠出は、実母への事実上の寄付に当たる可能性もある。月15万円の家賃は周辺相場と比べて高額で、標準的な家賃との差額分が実母への寄付になっていてもおかしくないのだ。

「JR鶴岡駅から徒歩圏内で、面積が100平方メートル程度の大規模な事務所でも家賃は10万円をちょっと超える程度。50〜60平方メートル程度の中小規模の事務所なら6万〜9万円くらいです。市内全域でも10万円を大幅に超える物件はそんなにない」(鶴岡市の不動産業関係者)

 加藤の事務所は鶴岡駅から徒歩で30分、バスでも10分超と好立地とは言いがたい。ちなみに、会館は地上2階建て、延べ床面積は390平方メートル。15万円の家賃は妥当なのか。

加藤事務所は「問題なし」と言い切る


父は大物代議士、故・加藤紘一元自民党幹事長。左が母の愛子夫人(C)共同通信社 

 加藤事務所に問い合わせると、パー券収入については〈本来寄付として処理すべきでした〉とし、収支報告書を訂正すると答えた。実母への家賃に関しては〈不動産事業関係者へ周辺相場の調査確認を踏まえ、適切な金額〉〈(母とは)同一生計ではなく、所有者の加藤愛子は固定資産税など公租公課を毎年負担している〉と回答。「問題なし」と言い切った。

 親族への政治資金還流といえば、昨年秋にも大炎上した。寺田稔元総務相と秋葉賢也元復興相の関連政治団体が、事務所が入居する建物の所有者である親族に家賃名目で政治資金を支出。野党から「ファミリービジネスだ」と猛批判を浴び、最終的に2人とも辞任に追い込まれた。この大騒動があったのに「問題なし」と言い張る加藤氏の感覚には呆れるしかない。

「周辺相場より高い家賃を支出していながら、差額の寄付分を収支報告書に記載していなければ、規正法違反の虚偽記載や不記載に当たる恐れがあります。家賃が適正な水準だったとしても、家族への政治資金拠出は公私混同と捉えられかねず、市民感覚から大きくズレている。家賃を支払うのではなく、母親から事務所の無償提供を受けた形で処理すべきでしょう」(上脇博之教授)

 岸田首相は女性の頭数を揃えるのに必死で、「身体検査」を怠っていたとしか思えない。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/753.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 国と裁判官がグルという現実(植草一秀の『知られざる真実』)

※補足 http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/751.html
2023/09/15 日刊ゲンダイ


国と裁判官がグルという現実
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-bc5138.html
2023年9月15日 植草一秀の『知られざる真実』

森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん(=虚偽公文書作成)問題で、自殺した近畿財務局職員赤木俊夫さんの妻が、財務省が検察に提出した一連の資料を開示するよう求めた裁判で、大阪地裁は9月14日、妻の訴えを棄却した。

近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんは、森友学園との土地取引をめぐる公文書の改ざん(虚偽公文書作成)を指示され、2018年に自殺した。

妻の雅子さんが2021年、財務省が検察に提出したとされる改ざんに関する資料について開示請求したが、「捜査に支障を及ぼす」などとして、書類の有無を含め不開示とされた。

このため、妻雅子さんが一連の資料の開示を求めて提訴した。

大阪地裁は14日の判決で

「佐川氏への捜査で検察に任意提出された文書が明らかになると公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあると判断したのには、相当な理由がある」

と国の主張を認め、「不開示は適法」として雅子さん側の訴えを棄却した。

判決が示された法廷では判決を不服とする怒号が上がり、騒然としたと報じられている。

また、判決を聞いた妻雅子さんは椅子から崩れ落ち、立てなくなったと報じられた。

その後、雅子さんが報道陣に以下のコメントを出した。

「あまりに酷い判決でした。理由が国の主張通りでした。国と裁判官はグルなのでしょうか。判決理由を聞いているとショックで耳に膜がかかったようになりました。控訴はします。」

裁判所を「法の番人」と考える者が多いが、実態は異なる。

裁判所は「法の番人」ではなく「政治権力の番人」である。

裁判所が不正な判断を示すことが、この国では横行している。

刑事司法が不正な国、裁判所が不正な国は「暗黒国家」である。

日本は間違いなく暗黒国家である。

裁判所の不正はこの事案の判断に限るものでない。

最近の事例でも、沖縄県名護市の辺野古における米軍基地建設に関して軟弱地盤改良工事の設計変更を承認しなかった沖縄県に対する国交相の是正指示は違法だとして取り消しを求めた裁判で、最高裁は9月4日に県側の上告を棄却した。

また、6年前に野党議員が憲法の規定に基づいて臨時国会の召集を求めたのに当時の安倍内閣が3ヵ月余りにわたって国会を召集しなかったことは憲法違反であるとして国を訴えた裁判で、最高裁は9月12日、憲法違反かどうかの判断をせずに上告を退ける判決を示した。

基地建設の設計変更を承認するかどうかの権限は沖縄県にある。

沖縄県に対する国交相の是正指示は違法であるとの沖縄県の主張は適正。

しかし、最高裁は国の主張の側に立った。

憲法は国会召集の義務を定めている。

内閣が国会召集の義務を果たさないのは憲法違反であることは明白。

だが、最高裁は議員の訴えを退けた。

裁判所は「法の番人」ではない。

裁判所は「政治権力の番人」なのだ。

なぜこのような現実が生じてしまうのか。

原因は日本国憲法にある。

日本国憲法第76条は

第76条 
3 すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。

と規定しているが、この条文は空文化してしまっている。

理由は日本国憲法の以下の条文にある。

第6条
2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

第79条
最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。

第80条
下級裁判所の裁判官は、最高裁判所の指名した者の名簿によつて、内閣でこれを任命する。
その裁判官は、任期を十年とし、再任されることができる。(後略)

最高裁長官は内閣が指名し、天皇が任命。

最高裁の長官以外の裁判官は内閣が任命する。

下級裁判所の裁判官は、最高裁判所の指名した者の名簿によって内閣が任命する。

裁判所裁判官の人事権を内閣が握っている。

内閣が内閣の意向に沿う判断を示す者を最高裁裁判官に任命するから最高裁は内閣の意向に沿う判断を示す。

裁判所は紛れもなく政治権力の支配下に置かれている。

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http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/754.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 副大臣・政務官は女性ゼロ、旧統一教会と接点26人…「消費者」「子育て」担当はズブズブ議員(日刊ゲンダイ)


副大臣・政務官は女性ゼロ、旧統一教会と接点26人…「消費者」「子育て」担当はズブズブ議員
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/329234
2023/09/16 日刊ゲンダイ


工藤彰三副大臣(C)共同通信社

 よりにもよって、なぜ、この人選なのか。15日、岸田改造内閣の副大臣・政務官の顔ぶれが決まり、早くも物議を醸している。閣僚人事では留任を含め過去最多に並ぶ女性5人が抜擢されたが、打って変わって女性はゼロ。さらに驚くことに、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と接点があった議員がわんさか起用され、「マザームーン」とズブズブの問題議員まで任命されたのだ。

 ◇  ◇  ◇

 副大臣26人と政務官28人の計54人のうち、旧統一教会と接点を持っていた議員は約半分の計26人に上る(別表)。昨年7月の参院選の選挙期間中に安倍元首相が銃殺されて以降、旧統一教会問題があれだけ世間の猛批判を浴びたにもかかわらず、岸田首相は誰が教団と接点を持っていたか、気にしていないようだ。

 その証拠に、教団との蜜月ぶりが問題視された議員も副大臣に名を連ねている。内閣府の工藤彰三副大臣だ。

 愛知4区選出で現在、衆院4期目。2期目の選挙から旧統一教会の関連団体に選挙応援を受けており、昨年、毎日新聞の取材に「電話作戦などを丁寧にしてくれる」と答えていた。

 工藤氏は教団関連のイベントにも、たびたび出席していたことで有名だ。判明しているだけでも、2015年、17年、18年、19年、21年と、ほぼ毎年教団関連イベントに顔を出している。

「お付き合いはしていくつもり」と居直り


旧統一教会と接点があった議員26人(C)日刊ゲンダイ

 19年10月に地元・名古屋のホテルナゴヤキャッスルで教団関連団体が主催した「ジャパンサミット&リーダーシップカンファレンス」。イベント当日に撮影された写真には、真ん中に「マザームーン」こと韓鶴子総裁、その右隣に教団との蜜月関係がバレて更迭された山際元経済再生相が笑顔で納まっている。山際氏の右隣には、工藤氏、そして今回の人事で財務副大臣に起用された神田憲次衆院議員が並んでいる。

「ジャパンサミット」の翌日も、工藤氏は教団主催の4万人信者大会「孝情文化祝福フェスティバル」に出席。工藤氏は来賓代表として「韓鶴子総裁のご指導のもと、一貫して結婚と家庭の価値の重要性を訴えてこられた」「神聖な式典を開催され、心から敬意を表する」などとあいさつし、信者から拍手喝采を浴びた。

 旧統一教会問題が一挙に注目を浴びた昨年7月、工藤氏は教団との関係について「反社会的勢力と認定されれば、関係を断つが、そうではないので、お付き合いはしていくつもり」などと発言。教団との蜜月ぶりに居直ってみせた。

 いまだに教団との関係を続けているのか、工藤事務所に問い合わせると、「この種の質問・アンケートには答えていない」と即答。期限までに明確な回答はなかった。

 教団との関係がウヤムヤのままにもかかわらず、工藤氏が担当するのは、よりにもよって「消費者及び食品安全」や「こども政策」などだ。信者から多額の献金を巻き上げる霊感商法、教団が生んだ不幸な宗教2世の対策を、マザームーンと称賛した議員に講じさせるとは、悪い冗談にも程がある。旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏が言う。

「工藤氏は、ウッカリして教団と関わりを持ってしまった議員とは別次元です。岸田首相は工藤氏のような確信犯を起用することに、少しでも『マズイな』と思わなかったのでしょうか。何よりも自民党がまず、教団と関係を持つに至った経緯や反省をきちんと総括するべきです。工藤氏も役職に就いたのならなおさら説明責任は免れません」

 いつまで工藤氏は居直り続けるのか。教団との関係について「答えない」のは、関係を続けているヤマしさがあるからなのか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/755.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 日米韓の軍事同盟に対抗して中朝露も軍事同盟(櫻井ジャーナル) :戦争板リンク 
日米韓の軍事同盟に対抗して中朝露も軍事同盟(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/822.html



http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/756.html
記事 [政治・選挙・NHK291] 小池都知事“ジャニーズ外し”に便乗の違和感…これまで人気を政治利用しながら手のひら返し(日刊ゲンダイ)

小池都知事“ジャニーズ外し”に便乗の違和感…これまで人気を政治利用しながら手のひら返し
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/329221
2023/09/16 日刊ゲンダイ


SMAP人気にあやかり(C)日刊ゲンダイ

 女帝もジャニーズ外しだ。東京都の小池知事が15日の定例会見で、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題への見解を問われると「重大な人権侵害」とバッサリ。都と所属タレントのアンバサダーなどの契約について「コンプライアンスの問題が解決するまで、新たな契約を行う考えはない」と断言した。

 大企業が相次いで所属タレントのCM打ち切りを表明する動きに、小池知事も便乗。

 機を見るに敏な女帝だが、ジャニタレへの配慮も欠かさない。

 小池知事は自らジャニーズ所属の俳優・風間俊介が都のパラスポーツ振興を目的とした懇談会のメンバーであることについてわざわざ言及し、「障害者スポーツに熱心でボランティア。契約行為ではなく、むしろ交通費しか払っていない」と強調。今後は風間個人の承諾を得た上で、関係を継続する考えを示した。

 悪いのは事務所であり、タレント個人に罪はない──。あざとさ漂う大岡裁きは、小池知事の後ろめたさの表れなのかもしれない。大企業同様、小池知事もまた、ジャニーズ人気をちゃっかり利用してきたからだ。

 2016年10月、都知事に就任したばかりだった小池知事は、当時放送中のフジテレビ系「SMAP×SMAP」で、解散前のメンバー5人と共演。番組の恒例企画「BISTRO SMAP」にゲストとして登場し、「稲垣パパと池袋のカラオケ店が一緒なんです」と、稲垣吾郎の父親と行きつけの店が同じで、会うと一緒に歌うこともあると打ち明けた。

「メンバーの親族との意外な交流を披露し、番組は大いに盛り上がった。知事もSMAP人気にあやかることで、ファンからの好感度アップ。当時、絶頂だった小池フィーバーに拍車がかかったものです」(都政関係者)

 小池知事は今年の正月にも、フジ系の新春特番「VS魂 グラデーション」に出演。ババ抜き最弱王を決める「BABA魂」で、木村拓哉ら豪華メンバーとトランプ遊びに興じていた。ジャニーズ人気を政治利用してきた小池知事の手のひら返しには、キムタクならずとも「ちょ待てよ」と言いたくなる。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/757.html

   

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