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2023年7月27日07時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK291] 岸田首相が支持率ダダ下がりでも自信の根拠? ささやかれる「9月電撃訪朝」首脳会談計画(日刊ゲンダイ)

岸田首相が支持率ダダ下がりでも自信の根拠? ささやかれる「9月電撃訪朝」首脳会談計画
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/326548
2023/07/27 日刊ゲンダイ


政府専用機のシミュレーションも…(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 内閣支持率の下落が止まらないが、岸田首相はさほどこたえていないように見える。20日に官邸で面会した遠藤総務会長にも「いずれ上がる」と言って自信をのぞかせたという。

「総理の自信はどこから来ているのか。9月に予定されている内閣改造に大した政権浮揚効果はないでしょうから、外交で何か大きなネタを仕込んでいるのではないかという臆測が広がっている。まことしやかに言われているのが日朝首脳会談です」(自民党中堅議員)

 24日深夜にも2発ブッ放すなど、北朝鮮は頻繁にミサイルの発射を繰り返しているが、岸田首相はかねて金正恩総書記との首脳会談に意欲を見せてきた。「条件をつけずにいつでも金委員長と直接、向き合う決意がある」と言い、5月末に開かれた拉致問題に関する「国民大集会」では、「首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」と踏み込んだ。

 これに素早く反応したのが北朝鮮で、岸田発言の2日後には「関係改善の活路を模索しようとするなら、朝日両国が互いに会えない理由がない」と談話を発信。その後、水面下で首脳会談実現に向けた地ならしが進んでいるという見方は自民党内でも根強い。

「最近になって、北朝鮮側が中国政府に対し、吉林省の延辺大学に在籍する朝鮮族の日本語通訳者の派遣を依頼したようだという未確認情報も入ってきている。北朝鮮には日本語専門家が少ないため、2002年9月の小泉訪朝時にも同大学から通訳者派遣の協力を得ています」(公安関係者)

 今月3日、韓国の東亜日報が、複数の消息筋の話として「日本と北朝鮮の実務者が6月にシンガポールなどで複数回にわたり接触した」とスクープ。松野官房長官は「そのような事実はない」と否定しつつ、「具体的な内容は今後の交渉に影響を及ぼす恐れがあるため差し控える」と、交渉の可能性を示唆していた。

秋の解散・総選挙が視野に

「外務省アジア大洋州局の審議官クラスが、中国の瀋陽やシンガポールで北朝鮮の外交当局者と秘密裏に接触したと聞いている。もちろん米国にも事前に伝えています。実は今月に入り、官邸の指示を内々に受けて防衛省も政府専用機を北朝鮮に飛ばすシミュレーションに着手したという。コロナと制裁で経済的に苦しい北朝鮮としても、日本からカネを引き出したい思惑がある。総理が秋の解散・総選挙を考えているのなら、9月ごろの電撃訪朝が現実味を帯びてきます」(外務省関係者)

 だが、拉致問題や北朝鮮との付き合い方はデリケートで複雑だ。岸田首相が安易に支持率アップの道具に利用しようとすれば、北朝鮮に足元を見られかねない。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/279.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 立民幹事長「度が過ぎる」 維新代表発言を批判(東京新聞・共同)
2023年7月25日 22時13分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/265399?rct=politics

 立憲民主党の岡田克也幹事長は25日の記者会見で、共産党を「日本からなくなったらいい政党だ」と評した日本維新の会の馬場伸幸代表を批判した。「公党トップとして度が過ぎる。いろいろな意見の中から一致点を見つける民主主義の基本が全く分かっておらず、恥ずかしい」と述べた。
 馬場氏が、第1、第2自民党の改革合戦が政治を良くすることにつながると言及した点も問題視。「自民が改革政党だと思っているのか。『自民が好きで仕方ない』としか聞こえない」と当てこすった。立民がいても日本は何も良くならないとした発言の撤回も要求。次期衆院選に向けた維新との候補者調整は困難との認識を示した。
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/280.html
記事 [政治・選挙・NHK291] 河野デジタル相の「保険証廃止堅持」表明に小沢一郎氏が苦言「政治ではなく単なる嫌がらせ、いじめ」(よろず〜)
2023.07.27

https://yorozoonews.jp/article/14966655

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が26日、事務所の公式ツイッターを更新。河野太郎デジタル相が来秋の保険証廃止を堅持する方針を表明したことに対して「政治ではなく単なる嫌がらせ」と苦言を呈した。
 マイナンバーカードのトラブルが続発していることを受け、参院地方創生・デジタル特別委員会が26日に閉会中審査を行ったが、河野氏は来年秋の健康保険証廃止方針を堅持する考えを示した。
 その姿勢に対し、小沢氏は「期限延長しない意向 狂っている」と指摘し、「国民の多くが反対しているのに聞く耳持たず。これは政治ではなく単なる嫌がらせであり、いじめ」と反発した。
 野党は保険証の廃止時期延期を主張し、自民党内からも「期限ありきではなく、信頼回復を優先して丁寧に国民の理解を得るよう努めるべき」と廃止時期の再考を促す声が出ている。だが、河野氏はカードの自主返納が相次いでいることに「重く受け止めている」としつつも、今月8日には「(返納は)微々たる数」と発言している。
 健康保険証の来秋廃止に向け、「待ったなし」とする姿勢に対し、小沢氏はその背景を踏まえて「皆で『自民党の利権が第一』の政治を叩き壊さなければならない。刮目を」と呼びかけた。
 小沢氏の投稿に対するリプ欄には「メリットが大きいとか待ったなしだとか、誰から見た話か丁寧に御説明願いたい」「待ったなしの理由がサッパリわかりません」「なんでそんなに保険証廃止にしたがるの?そこを説明して欲しい」などと性急にみえる政府の対応を不安視する声もあった。
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/281.html
記事 [政治・選挙・NHK291] <政界地獄耳>岸田文雄に8月組閣を断念させた意外な抵抗(日刊スポーツ)

【政界地獄耳】岸田文雄に8月組閣を断念させた意外な抵抗
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202307270000134.html
2023年7月27日8時39分 日刊スポーツ

★26日には参院で特別委員会の閉会中審査が開かれ、マイナンバー制度を巡るトラブルなどが質疑されたが、この問題が秋の国会まで引きずられるのは必至だ。その対策もあって首相・岸田文雄が早ければ来月上旬にも党役員人事と内閣改造を断行しようとしていた計画は意外な抵抗にあって断念せざるを得なかった。マイナンバーカードの混乱や10月からスタートするインバウンドへの国民の不安などを払拭、また防衛費増強の内訳などが明らかになることで議論が再燃することなどを鑑み、首相は早期の改造で秋の国会への準備期間を十分持つことで、乗り切る腹だったといえる。8月中のお盆前か、お盆後なら日程も落ち着くことから官邸は、その時期にもくろんでいた。

★思えば1年前、7月10日は参議院議員選挙が行われた。選挙中には元首相・安倍晋三が凶弾に倒れるなど、政界は騒然としたが8月10日、岸田の好きなサプライズ的な党役員人事と内閣改造が行われた。事態は安倍殺害とそれに伴う党内のざわつきを抑えることと、旧統一教会関係議員排除などの命題を帯びた組閣になった。

★今回も岸田にはこのサプライズ組閣が念頭にあったか、断念させたのは霞が関の官僚たちだった。「無論、各省の幹部たちも口には出せないが、今回は官邸周辺で首相を支える人たちがかなりしっかり進言してくれたようだ。この時期各省は概算要求をまとめる予算の入り口で、これを受けて各大臣は内閣改造で交代していくものだが、昨年8月の改造では、幹部クラスの夏休みがすべて飛んだといっても過言ではない。だが、それはしょうがない。なんだかんだと言っても各部署で1カ月ぐらいかけて交代で夏休みをとるのだがそれが消えた。それが今年も8月に組閣となると、働き方改革に逆行著しいということになる」(自民党ベテラン議員)。岸田内閣は霞が関の官僚に依存するところの大きい政権だ。「ちゃんと休んでもらうということになった」(党幹部)が真相だ。(K)※敬称略

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/282.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 共産・小池晃書記局長が維新藤田幹事長を非難「指摘に反論できなかった」馬場代表の発言撤回拒否(日刊スポーツ)
[2023年7月26日18時40分]

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202307260001171.html

 共産党の小池晃書記局長は26日、日本維新の会の藤田文武幹事長に対し、同党の馬場伸幸代表の発言撤回を求めたが会見で拒否されたことについて「民主主義を否定する暴論であるというわが党の指摘に対して、まったく反論できなかったというのが今日の藤田幹事長の会見ではないかと思う。改めて撤回することを求めたい」と反論した。
 馬場氏はインターネット番組で「なくなったらいい政党だ」と共産党を批判した。それを受け、小池氏は発言撤回を求めてこの日、維新に抗議文を提出し、「政党間の論争と、日本からなくなった方がいいと存在そのものを否定する議論というのは本質的に異なる」とした。
 また馬場氏が、この日の会見で共産党について「破壊活動防止法に基づく、調査対象団体であり、危険な政党」と発言したことについて「まったく的外れな攻撃を行った」と強く反発した。その上で馬場氏が維新を「第2自民党」に例えた発言について「第2自民党と、こちらが言ったことはあるかも知れませんが、自分で認めたのは初めてだと思う。自民党と同じ道を歩み、自民党政治を変えるつもりも、変える政策もないということを自ら認めたということ」と指摘した。
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/283.html
記事 [政治・選挙・NHK291] マイナ保険証、与党からも延期論が噴出 来秋の現行保険証廃止、トラブル続発でも政府は方針変えず(東京新聞)
2023年7月26日 22時25分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/265655

 マイナンバー制度に絡むトラブルが相次いでいることを受け、参院地方創生・デジタル特別委員会は26日、閉会中審査を開いた。来年秋に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する政府方針を巡っては、野党だけでなく、与党からも延期を求める声が噴出。河野太郎デジタル相は「丁寧に説明して不安払拭ふっしょくに努めていく」と述べ、予定通りに実施する意向を重ねて示したものの、国民の不安を背景にした延期論は拡大している。 (井上峻輔)
 自民党の山田太郎氏は、マイナンバー制度の信頼が揺らいでいると強調。マイナ保険証への一本化は「期限ありきではなく、丁寧に国民から理解を求めるべきではないか」と要望した。
 公明党の上田勇氏は「多くの国民にマイナンバーカードの利用拡大について、理解が広まっていない」と強調。制度の分かりづらさの例として、マイナ保険証を持ちたくない人が、特例として現行保険証の代わりに、申請なしで「資格確認書」を交付された場合、現行保険証と機能面などで「全く変わらないのではという意見もある」と指摘した。
 質問に立った2人の与党議員がそろって慎重な姿勢を示したのは、岸田文雄首相が現行保険証の廃止に関して「国民の不安払拭のための措置が完了することが大前提」と語っているにもかかわらず、政府は期限にこだわっているからだ。内閣支持率下落の一因という見方もあり、自民党内では萩生田光一政調会長や世耕弘成参院幹事長ら党幹部も来年秋からの延期に言及し始めている。
 政府はこの日の審議でも、過去に受けた医療情報を確認できるといったマイナ保険証の有用性の説明に終始。「わが国の医療DX(デジタル化)は待ったなしだ」(河野氏)などと理解を求めたが、立憲民主党の杉尾秀哉氏は「来年秋の廃止は世紀の愚策。少なくとも延期すべきだ」と迫った。
 松野博一官房長官は26日の記者会見で、国民の不安払拭が難しい場合の対応を問われたのに対し、「安心してマイナンバーカードを健康保険証として活用してもらえる環境整備を進めていくことが重要だ」と述べるにとどめた。

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マイナンバー 国内に住む全ての人に割り当てられた12桁の番号。行政機関の間で住民データを効率的にやりとりできるよう、2016年に利用が始まった。番号や顔写真、氏名などが記載されたマイナンバーカードは、身分証明やオンラインで行政手続きをする際の本人確認に使う。総務省によると、6月末時点の保有枚数は8815万枚、人口に対する保有率は70・0%。政府は来年秋に健康保険証を廃止してマイナカードに一本化するほか、来年度末までに運転免許証の機能も持たせる方針。
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【関連記事】「年齢からありえない…」マイナ保険証、窓口負担割合の表示トラブルが全国で発生か 17都府県で確認 保団連
【関連記事】河野デジタル相、マイナカード総点検中に外遊「無責任」批判の声 個人情報保護委員会の立ち入りも
【関連記事】マイナ保険証だけになったら大量トラブル発生? 「無効」72万件、読み取れない53万件 保険医団体推計
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/284.html
記事 [政治・選挙・NHK291] 水道橋博士、大石あきこ氏、山本太郎氏…まっすぐ生きてる人は見ていてシンプルですがすがしい ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)

水道橋博士、大石あきこ氏、山本太郎氏…まっすぐ生きてる人は見ていてシンプルですがすがしい ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/326579
2023/07/27 日刊ゲンダイ


左から、山本太郎、大石あきこ、水道橋博士(C)日刊ゲンダイ

 連日多彩なゲストを迎えて1週間ぶっ続けでやった、スタンダップコメディ・サマーフェス。皆さまありがとうございました。

 とくに盛り上がったのは、ラストの24日。れいわ新選組代表、山本太郎氏、「クソ野郎」で22万円の支払い判決を受けた大石あきこ氏、そして1年ぶりに人前に登場した水道橋博士、のお三方の登場だ。

 聞きたいことは山ほどあるが、まずは博士。発病の理由を初めて語ってくれた。彼は芸人のスタンスで、国会での活動を国民に分かりやすく報告していくつもりだった。しかし委員会に参加するとまずは一から勉強しなければならない。真面目な性格ゆえに1年生議員として謙虚に頑張っていると、議員と芸人の間のギャップに悩み、そこから精神的に病んでしまったということだった。

 大石あきこ氏は、伊藤詩織さんを山口敬之氏が「計画的に強姦した」「クソ野郎」と呟いて、氏から名誉毀損で訴えられていた。880万円要求されたが、裁判所は「計画的に強姦」の部分は主張として認めるが「クソ野郎」は誹謗中傷だとして、22万円の支払いを命じたが、大石氏はマスコミがまるで敗訴のように書くのが納得いかないと、控訴するつもりだという。

■山本太郎氏の「国会ダイブ事件」の真相

 太郎氏にはあの国会ダイブ事件を聞いた。

 実はあの時の会議前に、委員ではない他の野党議員も廊下に集まってきていた。会議の前に議長は別室で事前打ち合わせをする。そのドアの前に陣取り、会議場に行かせないようにするのが簡単で効果的だ。男4人いればできる。

 太郎氏は野党議員一人一人に話を持ちかけた。しかし、誰も本気で応えてくれない。「廃案にしろ!」と叫んでいたくせに、まさかの手のひら返し。仕方なくたった一人ダイブするしかなかった、というのが真相だ。

 どれも聴いてみなければ事情はわからない。こういうみんなが聴いている場所で、常に即答できるのは、言動に嘘がなく誤魔化すことが何もないからだ。

 まっすぐ生きている人はシンプルで、見ていてすがすがしい。これからも国会に旋風を巻き起こしていただきたい。

※スタンダップコメディ・サマーフェスの配信は2週間、アーカイブでご覧いただけます。検索してみてください。


ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/285.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 福島第1原発「処理水放出」 政治家も官僚も東電も命懸けで責任を取るべきではないか 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)

福島第1原発「処理水放出」 政治家も官僚も東電も命懸けで責任を取るべきではないか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/326551
2023/07/26 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


福島県の漁業団体との意見交換に臨む西村康稔経産相(左)/(C)共同通信社

 先週の本欄で、福島第1原発のトリチウム汚染水を漁民の納得を得ずして海に放出するなど「人間のすることではない」と述べたところ、筆者の知人を含む数人の読者からメールがあり、「トリチウムは国・東電側が言うほど安全無害なのか」「本当に海洋放出以外の選択肢はないのか」などの問いが寄せられた。

 トリチウムは、それだけ純粋に取り出せば理論的には確かに無害なのだが、現実の環境下では例えば海に放出された分が海洋生物の生態系を通じて蓄積され体内被曝を起こすことなど絶対にないとは誰も言い切れないのではないか。しかも、ALPS(多核種除去装置)で63種の放射性物質のうちトリチウム以外の62種はすべて取り除かれることになっているが、それも理論的にはそうだというだけで、2018年8月の共同通信記事が明らかにしたように、実際には炭素14、ヨウ素129、ルテニウム106などが除去できていなかったりする。こういうふうだから、東電の言うことなど誰も信用しないのである。

 海洋放出以外の方法は、実はいくらでもある。トリチウムを除去する技術があり米国では実用化されているらしいが、日本でも近畿大学原子力研究所と大阪の東洋アルミなどのチームによる多孔質フィルター装置をはじめいくつもの実験がある。しかし東電は、ああまでして「トリチウムは安全」と言い張っているのに今更それを除去する装置に投資をするわけにはいかないので、選択肢から外している。

 福島の地元や市民団体の多数意見は「陸上保管」で、これは今のタンク地帯の外側や福島第2の敷地内外などに敷地を確保して、1基10万立方メートル程度の巨大タンクを多数建設して汚染水を100年とかの超長期保管するか、あるいはモルタルで固化して地下処分するなどで、これなら二度と漁民らを脅かすことはないし、近隣諸国の懸念を払拭することもできる。

 それでもどうしても海洋放出したいのなら、首相官邸と経産省と東電本社ビルの上水道に活用して、余った分は東京湾に放出したらどうか。まあ、それは冗談だが、政治家も官僚も経営者も、口先ばかりでなく、自分たちのなすことに体を張って命懸けで責任を取らなければいけないのではないか。


高野孟 ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/286.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 来秋の保険証廃止方針堅持で“暴走”! 河野大臣らが繰り返した「3つのゴマカシ答弁」(日刊ゲンダイ)

来秋の保険証廃止方針堅持で“暴走”! 河野大臣らが繰り返した「3つのゴマカシ答弁」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326607
2023/07/27 日刊ゲンダイ

集中企画・マイナ狂騒(25)


どこが「どなたも保険診療」なのか(26日、参院特別委員会の閉会中審査で答弁する河野太郎デジタル相と、加藤勝信厚労相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 マイナンバーのトラブル多発を受け26日、参院特別委員会の閉会中審査が開かれた。来秋の健康保険証の廃止についての質疑が集中。関係大臣は「不安払拭」を繰り返したが、“ゴマカシ答弁”の連続だった。

【不安を払拭する「措置」】

「岸田首相の(関係大臣への)指示を読むと、来年秋の段階で(国民の)不安が払拭できないと判断されれば、(保険証の廃止は)来年秋にこだわらないのか」

 野党議員にそう問われると、加藤厚労相は「総理は国民の不安を払拭する措置が完了するのが前提と発言している」と答弁。河野デジタル相も「不安の払拭とはどういう状態か」との質問に「必要な措置をしっかり取る」と、やたらに「措置」が出てきた。

「この秋にマイナンバー情報の総点検を終わらせれば、不安払拭の措置は完了したと言い張るつもりでしょう。これなら、総点検後の世論調査などで『不安』が依然、多数でも『措置はした。後は丁寧な説明をしていく』とか、強弁できますからね」(霞が関関係者)

“無保険扱い”続出必至


このまま来秋廃止されれば、“無保険扱い”が続出…(C)日刊ゲンダイ

【1年の猶予期間】

 自民党の山田太郎議員は「来年秋の期限ありきではなく、丁寧に国民からの理解を得るべきだ」と切り込んだ。河野氏は現行保険証の最大1年の猶予期間と資格確認書を挙げ、「どなたも保険診療を受けてもらえるよう維持する」と答えたが、デタラメだ。

 現行保険証が廃止される来秋以降、法的には新規保険証は発行できない。転職や引っ越しで医療保険を変更したり、75歳になり、後期高齢者医療保険に加入すると、猶予期間は終了。保険証がない状態が生まれてしまう。

【資格確認書の交付】

 デジタル庁の公表データによると、マイナ保険証の利用登録は6500万人で足踏み状態だ。人口の半分近くに資格確認書を交付する事態も現実味を帯びる。

「資格確認書を必要とする方すべてに漏れなく交付するのか」との問いに、加藤氏は「資格確認書などへの切り替えの周知、申請の勧奨を行い、それでもなお申請が期待できないと判断されれば、本人の申請によらず、職権で交付する」と答えた。

 マイナ保険証を持たない全員に対し、一斉に資格確認書を送るのではないのだ。

「市町村、健保組合、会社は住民や従業員に“周知”や“勧奨”を行った上で、さらに申請が期待できない人を見つけ出さなければならない。膨大な事務作業が生じるだけです」(医療関係者)

 このまま来秋に健康保険証が廃止されれば、医療機関で“無保険扱い”が続出するのは必至だ。大臣たちの詭弁に引っかかってはならない。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/287.html

記事 [政治・選挙・NHK291] <文春砲 大炸裂!>木原事件 妻の取調官〈捜査一課刑事〉実名告発18時間 木原は「俺が手を回したから」と妻に…<音声があった!>(週刊文春)

※週刊文春 2023年8月3日号 誌面クリック拡大 続きは週刊文春をご覧ください


木原事件 妻の取調官〈捜査一課刑事〉実名告発18時間 木原は「俺が手を回したから」と妻に…
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b6526
2023/07/26 「週刊文春」編集部  週刊文春 2023年8月3日号

 警視庁捜査一課殺人一係、通称「サツイチ」。18年6月、サツイチの俺が木原の妻X子の取調官に指名された。俺を呼ぶってことは、自殺ではなく殺人事件だってことだ。木原は俺に「いつでもクビ飛ばせるぞ」と言ったが、X子の聴取を10回はやったしガサ入れもした。ところが捜査が佳境に入った時に突然、上司から終了を告げられたんだ。頭に来ているのは、警察庁の露木長官がこの前会見で「事件性はなかった」って大噓を吐いたこと。現役は話せないだろうが、去年退職した俺に失うものはない。悔しい思いをした後輩のためにも腹は括った。俺が知っていること、全部話すよ――。

 警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係、通称「サツイチ」。警視庁内のエース級が揃い、数々の難事件を解決に導いてきた捜査一課の花形部署だ。十数人のメンバーを率いる係長は、警察庁から広域技能指導官に指定されたベテラン刑事である。2018年6月、佐藤誠警部補(当時)は、係長から連絡を受けた。

「誠さんさぁ。申し訳ないんだけど、例の件の調べ官やってくれませんか。誠さんしかいないんですよ」

 長年苦楽を共にしてきた係長から、ある事件の取調官になることを直々に依頼されたのだ。だが、佐藤氏は同年1月21日、多摩川で入水自殺を遂げた評論家・西部邁氏(享年78)の自殺幇助事件の捜査の渦中にあり、逮捕された西部氏の知人の取り調べを担当していた。

「よほど厄介な事件なんだろ? この事件が終わってから世話になるよ」

 佐藤氏はそう告げたが、この時、既に腹は決まっていた。絶対にホシを落としてみせる――。

 小誌は過去3週にわたり、政権中枢を担う木原誠二官房副長官(53)の妻X子さんが、かつて結婚していた安田種雄さん(享年28)の不審死事件に関し、重要参考人として事情聴取や家宅捜索を受けていたと報じてきた。木原氏も捜査員と“面会”していたことも分かった。だが、木原氏は小誌の個別の質問には答えず、一括して「事実無根」と回答。さらには代理人を通じて、刑事告訴を行うことを宣言している。

※以下有料記事、詳細は末尾の動画をご覧ください


「オマエなんて、いつでもクビ飛ばせるぞ!」自宅に向かうと木原副長官は怒鳴り…“妻の元夫怪死事件”全容を“捜査一課伝説の取調官”が実名告発!
https://bunshun.jp/articles/-/64612
2023/07/26 「週刊文春」編集部 文春オンライン

週刊文春」が3週にわたり報じてきた、木原誠二官房副長官(53)の妻の元夫“怪死”事件。2018年の再捜査開始にあたり、重要参考人であるX子さんの取り調べのために投入された「伝説の取調官」がいた。警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係・通称「サツイチ」に所属していた、佐藤誠警部補(当時)だ。

 今回、佐藤氏が小誌の再三の取材依頼に応じ、5日間、計18時間にわたって実名で全てを語った。


首相の右腕である木原氏 ©時事通信社

「警察庁長官のコメントは頭にきた」「志半ばで中断させられた」

 昨年、警視庁を退職した佐藤氏。取材に応じる契機となったのは、7月13日の露木康浩警察庁長官の定例会見での発言だった。小誌がこれまで報じてきた、安田種雄さん(享年28)の不審死について、露木氏は「証拠上、事件性が認められないと警視庁が明らかにしている」と述べた。だが、佐藤氏はこう憤るのだ。

「警察庁長官のコメントは頭にきた。何が『事件性はない』だ。あの発言は真面目に仕事してきた俺たちを馬鹿にしてるよな。当時から我々はホシを挙げるために全力で捜査に当たってきた。ところが、志半ばで中断させられたんだよ」


事件に言及した露木長官 ©時事通信社

 佐藤氏が警視庁本部2階の取調室で、木原氏の妻となっていたX子さんと初めて向き合ったのは、2018年10月上旬のこと。当初、X子さんは無言を貫いたという。

佐藤氏「X子さんよぉ、呼ばれた理由くらい分かるよな?」

X子さん「……」

 X子さんは連日、警視庁本部と自宅を往復。まるで武装するかのように完璧にメイクを施し、香水の香りを振りまいた。

「取り調べでは癖を見抜くために、カマをかけることもある。X子は分かりやすくて、素直な子だった」(佐藤氏)


友人も多かった種雄さん(遺族提供)

 そんな中、X子さんはDNA採取のための採尿や採血を拒否。佐藤氏はやむを得ず、身体検査令状を取ってX子さんの自宅へ向かった。だが、待ち合わせ時間に認識の相違があり、佐藤氏は予定時刻を30分ほど過ぎて木原家に到着。すると、待ち構えていた木原氏が怒髪天を衝く勢いで向かってきたという。

「時間ぐらい守れよ! お前なんて、いつでもクビ飛ばせるぞ!」

「X子の取り調べが佳境を迎えた矢先にストップした」

 木原氏は、X子さんの取り調べにも注文を付けていた。

「木原氏は『国会の召集日までに取り調べを終わらせろ』と捜査幹部に話していたと聞いている。『国会が始まれば、妻の取り調べの間、子供の面倒を見る人間がいない』というわけだ」(佐藤氏)

 その臨時国会の開会が10月24日。だが、12月には閉会を迎える。そのため佐藤氏は「国会が終わったら取り調べ再開だろう」と高をくくっていた。だが――。国会開会直前の10月下旬、佐藤氏は上司である佐和田立雄管理官(当時)に、こう告げられたという。

「明日で全て終わりだ」


種雄さんの父親は再捜査を求める上申書を提出した

 佐藤氏が語気を強める。

「X子の取り調べが佳境を迎え『今から証拠を探そう』という矢先にストップした。捜査一課で100件近くも調べをやってきたけど、これだけ流れができていたのに調べが取りやめになるなんて経験したことがない。悔しくて、頭にきたよな」

 そして、佐藤氏は一つの決断を胸に、X子さんの「最後の取り調べ」に臨んだ――。


ファッション誌にも登場した種雄さん(遺族提供)

 最後の取り調べで、X子さんは何を語ったのか。7月26日(水)12時に配信される「週刊文春 電子版」および7月27日(木)発売の「週刊文春」では、取調室でのX子さんとの会話に加え、捜査期間中に木原氏がX子さんに語りかけた衝撃的な内容を記録した映像の存在、種雄さん不審死の「事件性」について当時の捜査一課長が小誌に語った内容、木原氏に捜査協力を促した自民党の大物議員の実名など、13ページにわたって「木原事件」を詳報している。


文春砲が大炸裂!木原官房副長官の妻をめぐる驚くべきエピソード。その木原氏は自民党情報調査局長に就任して警察捜査に圧力!元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊

2023.7.26 一月万冊

マスコミでは語られない報道の真実。日本と報道を滅ぼす存在達との戦い。佐藤章。特別動画講義





https://twitter.com/pchan_hyper/status/1684311265341247488

pchan_hyper
@pchan_hyper

木原官房副長官夫婦包囲網‼️
当時の担当刑事が実名告白‼️
刑事は取り調べから帰るタクシー内の木原夫婦のドライブレコーダー会話まで入手していた‼️
「俺が裏で手を回してるから喋るんじゃないぞ‼️」

#木原官房副長官
#木原郁子

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/288.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 木原副長官が“捜一取調官”実名告発報道でKO寸前! 弱気の岸田首相には「政権ブン投げ」発言の怪情報(日刊ゲンダイ)


木原副長官が“捜一取調官”実名告発報道でKO寸前! 弱気の岸田首相には「政権ブン投げ」発言の怪情報
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326613
2023/07/27 日刊ゲンダイ


メンタル的に参り始めているという(木原誠二官房副長官)/(C)日刊ゲンダイ

 ついに“お手上げ”か。

 岸田首相の最側近として政権を支える木原誠二官房副長官の妻が前夫・安田種雄さん(享年28)の不審死事件に関し、重要参考人として警視庁から聴取されていたことを「週刊文春」が4週連続で報じている。

 種雄さんが亡くなってから12年後の2018年、警視庁捜査1課が再捜査を開始後、1年足らずで捜査中断に至った経緯について、27日発売の最新号では、当時の捜査官が実名で告発。木原氏本人や妻とのやりとりを含め、大量11ページにもわたり詳報している。

 告発の中身そのものは文春に譲るとして、一連の報道で政権中枢は“KO”寸前のようだ。木原氏は報道に対する正式見解を示すという名目で、28日に都内で会見をセッティングしたとの情報が一時駆け巡ったが、文春の最新記事が生々しすぎるため、「急きょ、会見をキャンセルした」(官邸事情通)ともいわれている。

「来年の総裁選には出ないかも…」


頭の痛い問題ばかりで…(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 精神的にも相当、追い詰められているのだろう。先週末から今週にかけて、永田町で〈いよいよ精神的に参り始めた“渦中”の木原官房副長官……〉と題された「怪文書」が出回った。

 そこには、木原氏は文春の“ネタ元”をほぼ特定したが、相次ぐ報道を受け、精神的に参っており、〈とても首相側近として岸田首相を支える状況ではないようだ〉──と木原氏の憔悴ぶりが書かれている。

 さらに、同時期に飛び交い始めた岸田首相関連の怪文書もある。こちらは〈来年9月の自民党総裁選への不出馬を示唆した岸田首相 支持率続落で一転弱気に。伝家の宝刀も抜けず仕舞いか〉という衝撃的なタイトルだ。

 文書には、岸田首相が今月中旬、官邸内でごく少数の側近と打ち合わせし、その席で「(来年の)総裁選には出ないかもな……」とポツリとこぼしたと記されている。文書が伝えるには、“政権ブン投げ”とも取れる発言はあまりに衝撃的なため、箝口令まで敷かれたという。

 5月以降、岸田首相の長男・翔太郎氏による「公邸忘年会」や、マイナカードを巡るトラブルが続出し、内閣支持率は急落。さらに、最側近の木原氏を巡る“文春砲”が4週連発中だ。頭を悩ませた岸田首相が弱気になっていてもおかしくはない。

 怪文書には、首相周辺のコメントとして「(文春報道は)本当に痛い」「(9月の)内閣改造・党役員人事で木原氏を斬らざるを得ない状況だが、代わりになる最側近はいない」と記されている。

 突如、出回った怪文書の中身はむろん真偽不明だ。確かなのは、これ以上、木原氏を政権中枢に抱えていればダメージは避けられないことだ。岸田首相は9月中旬とみられる内閣改造・党役員人事で、木原氏のクビを切れるのか。

「岸田政権の重要政策は木原さんがほぼ差配している状態です。『陰の総理』とまで呼ばれる存在で、現在の官邸は木原さんなしでは回らないといわれている。そんな“参謀役”を切れるのか。クビにすれば仕切り役がいなくなり、岸田総理は大ダメージです」(官邸事情通=前出)

 留任させてもクビを切っても地獄ということか。“政権ブン投げ”発言をこぼしていたとしてもおかしくあるまい。

関連記事
<文春砲 大炸裂!>木原事件 妻の取調官〈捜査一課刑事〉実名告発18時間 木原は「俺が手を回したから」と妻に…<音声があった!>(週刊文春)
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/288.html

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/289.html

記事 [政治・選挙・NHK291] とうとう国民負担率(国民への課税割合)は62.8%…鬼の岸田政権が追い打ち「バラマキ&増税」地獄へ落ちるわよ (ヤフーニュース)

とうとう国民負担率(国民への課税割合)は62.8%…鬼の岸田政権が追い打ち「バラマキ&増税」地獄へ落ちるわよ
ヤフーニュース 2023/7/18配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/079cf95364605047270e4f733313bf31d626cbff

 『無間地獄』をご存知だろうか。『無間地獄(むげんじごく)とは、仏教における地獄の世界観である「八大地獄」の最下層にあって最も大きく恐ろしい責め苦を受ける地獄のこと、または、その仏教的地獄になぞらえて《想像を絶する苦難に絶え間なく苛まれる》状況を表現する言い方』(Weblio辞書)のことだ。叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄ら7つ地獄のさらに下に位置している。

 生前に犯した罪が重ければ重いほど、より下層の地獄へと突き落とされ、より激しい責め苦に耐えねばならない。無間地獄は地獄の中でも桁外れであり、「他の七地獄すら生ぬるく感じられるほど」の責め苦を受け続ける地獄であるとされている。無間地獄は、別名「阿鼻地獄」、阿鼻叫喚の由来である。

 日本国民を、そんな地獄へ突き落とそうとするのが、岸田文雄首相率いる自民党と公明党政権である。彼らは、政策効果がない、もしくは、そもそも政策効果が期待できない政策を次々と繰り出し、支持母体、業界団体の歓心を買いつつ、国民負担を増やし続けている。

あえて悪いお手本を真似する

 一番の例が、異次元の少子化対策であろう。日本における少子化の原因の9割は、晩婚化と未婚化で説明ができる。そして、日本人が結婚をすると平均して2人の子供を生むことがわかっている。岸田政権において、ヨーロッパ、特にスウェーデンの少子化対策を手本にしているかのような表明があったが、ヨーロッパで出生率が一部で改善されたように見えたのは、子供をたくさん生む移民を受け入れためだけだ。スウェーデンの出生率は下落傾向にあり、このままではもう少しで史上最低の水準へと到達することがわかっており、現地で大きな問題になっているのだ。それなのに、なぜスウェーデンをお手本にしようとしているのだろうか。

 それは単純に、少子化対策への予算規模が大きくて、支持母体、業界団体へのバラマキをDNAとして持つ自民党にとって好都合だからである。子育て世代への支援をぶ厚くしても、少子化は改善されないことがわかっているのに、少子化対策としてお金をバラマキ続けている。バカみたいに当然のことを指摘したいが、そのバラマキの原資は私たちの税金である。決して、彼ら議員のお金から出すわけではない。

バラマキ政策のメニューを決める「亡者の群れ」

 自民党の松川るい参議院議員は「おはようございます。今朝は政調全体会議、こども・子育て政策について。満杯で座るとこもないくらい多くの議員が参加しています。それだけ日本にとって少子化対策は大切な課題だということです。」(2023年5月26日・ツイッター)と、写真(https://twitter.com/Matsukawa_Rui/status/1661871012533903360)を添付し投稿した。これが、何の意味もないバラマキ政策のメニューを決める会議に集まった「亡者の群れ」を捉えた決定的証拠写真といえよう。

 何兆円ものムダ使いに堂々と胸を張る自民党議員は、もはやこのビジネスモデルをやめられないのだろう。政策効果のないお金をばらまく先を選定するだけの作業を「実績」と(選挙の前に)強調し、実績が増えてきたところで「責任ある増税」を(選挙後に)話し始めるのである。年に何千万円モノ給料をもらい、政党助成金、数多ある税制優遇を受けておいて、そんなことしかできないのかと嘆きたくなる。

何一つ問題を解決せずに、負担だけ増やした

 改めて、私たち国民がきちんと認識しなければならないこと、それは「対策をとる」ことが「問題解決につながる」ことではないのだということだ。イノシシの被害を受けた農家があったとして、「柵をつくりました」ということと、「イノシシ害を無くしました」ということは、根本的にまったく違うできごとである。岸田政権がこれまでやっきたのは前者なのである。そればかりか、イノシシ害が減っていないのに、柵の前で「政策実現」などと記念写真をとっているような状態だ。

 貧困を解決するのに、貧困対策をすることは当然のことだと思うかもしれないが、その貧困対策が逆に貧困を招いてしまうこともある。経済成長につながらないような政策は最低限にしておかないと国全体が貧しくなってしまうのだ。もはや岸田政権は、問題が起きれば「対策をとる」というだけの組織であって、結果にコミットすることは決してできなくなった。少子化政策の例をみればわかるように、何一つ問題を解決せずに、膨大な国民負担だけを増やしてしまう、今後起きる増税が重みとなってまた結婚が遠のくという人たちもいるだろう。

絶望の淵、まさしく地獄のような状態

 岸田政権は、問題解決どころか、問題の発生源になっているかもしれず、自民党がもはや政権担当能力を失っている疑いを私は持っている。今一度、なぜ、何の意味もない少子化対策に莫大な税金を投入するのか、政権に問うべきだろう。

 その役割を野党に期待したいところだが、日本には情けない野党しか存在しておらず、無意味なバラマキのメニューの種類と額を競い合っている始末。国民の一人ひとりが声をあげていく他ないという絶望の淵、まさしく地獄のような状態だ。

 果たして選挙でどの政党にいれると、無意味な政策への税金投入をやめてもらえるのだろう。

潜在的な国民負担率として(実績)62.8%

 日本維新の会の代表が「増税は安直な道」「社会保険料の増額や流用となると納税者を直撃する。国民負担率が上昇して可処分所得が減り、経済に悪影響を与えるという悪循環に陥る」と発言しているのをみると、かろうじて問題に気づいている可能性が示唆されるが、その維新とて、教育費無償化(教育費税負担のこと)など、これまた壮大で政策効果の期待できない政策に邁進中である。教育費を税金で負担することで達成されるのは、「教育の機会平等」以外にないが、世界を見渡して、日本ほど教育機会の平等が達成している国はない。これ以上拡充してどうしようというのかと言う懸念が一点、税負担化することで大きなムダ使い(国が補助する上限まで学校側がコストを請求することは目に見えている)につながるのが一点だ。

 財務省が発表している『国民負担率』では、国民負担に財政赤字を加えた潜在的な国民負担率として、「令和2年度(実績)62.8%」と公表されている。とうとう60%を突破し、江戸時代における重税の象徴たる「五公五民」を超え、「六公四民」時代が到来しているのだ。国民負担率が増えると、経済成長と家計にマイナスになることは明らかになっている(永濱利廣「潜在成長率を押し下げる国民負担率上昇 〜国民負担率+1%ポイント上昇で潜在成長率▲0.11%ポイント押し下げ〜」2023年5月29日など)のだから、今、自公政権がやることは、国民負担の軽減であり、増税でないことは火を見るより明らかだ。

国民を地獄へ落とし、自分たちは豪遊

 こんなわかりやすい問題から目を話す自民党議員たちは、国民を地獄へ落としながらも、自分たちは海外視察など豪遊三昧だ。某有名占い師でなくとも「地獄へ落ちるわよ」と言ってみたくもなる。そうでなくては、国民が無間地獄へ落とされることになるのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/079cf95364605047270e4f733313bf31d626cbff


より具体的な情報はこちらでチェック。

まぐまぐニュース 2020.08.27号
60兆円 世界にばらまき 成果ゼロ。安倍首相の負の遺産で日本は終わるのか
https://www.mag2.com/p/news/463822

日刊ゲンダイ 2019/11/06配信
増税した途端…安倍政権“海外バラマキ”累計60兆円突破
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264293

平葱理数工学研究所
自公政権は120兆円を海外に無駄にばらまき、還元された金の一部を私物化
https://blog.goo.ne.jp/tnnt_1571/e/a7fad4fd8efef89729f104b4bf49cbe2

日刊ゲンダイ 2023/02/23配信
国民負担率47.5%! あなたの稼ぎの約5割が公的負担…江戸時代なら一揆確実 衝撃の数字
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319168

情報速報ドットコム
国民負担率(実績値)が60%超に拡大!六公四民時代が到来へ 令和4年も61% 
https://johosokuhou.com/2023/07/23/68827/

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/290.html
記事 [政治・選挙・NHK291] マイナンバー混乱、収束見えず 政府、対策本部設置へ (共同通信)
マイナンバー混乱、収束見えず 政府、対策本部設置へ
共同通信 2023/6/20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cd3659ce6cd3dcbf2abd14258ffbb7523431dae

マイナンバーを巡り20日、同姓同名の別人にマイナンバーカードを交付して使用された事案や、障害者手帳情報のひも付けミス、専用サイトでの不具合発生が新たに判明した。混乱は収束する様子が見えず、国民の不信感は高まっている。政府は対策を強化するため、デジタル庁、総務、厚生労働両省を中心とする省庁横断の本部を設置する方針だ。

 総務省は20日、マイナカード普及策「マイナポイント第2弾」で、別人へのポイント付与が131自治体で172件あったと発表した。うち2件は自治体が住民に同姓同名の別人のカードを交付。受け取った住民も気付かず、カードを使ってポイントを申請していた。



http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/291.html
記事 [政治・選挙・NHK291] 創価学会は実体としては宗教団体では無い。 日本乗っ取りを画策しているカルト団体である。 (Tatsuo Yokoyama)
創価学会は実体としては宗教団体では無い。 日本乗っ取り)を画策しているカルト団体である。
Tatsuo Yokoyama 2023年7月27日投稿
https://note.com/tatsuo_yokoyama/n/nb3ca6ad174ab

創価学会は、総体革命(日本乗っ取り)を画策している所である。

それに加えて、信者に教えて伝えているのは、総体革命(日本の要所に信者を配置して日本を内部から乗っ取る政策)などの団体の躍進であり、しかも日本の天皇を廃止して、池田大作がそれに成り代わろうとしている。

創価学会では、人間の生き方や信条を教えてはいない。
教えているのは、団体としての強さ(戦闘力や攻撃力)や団結の強さだったりする。
それ(攻撃力や団結力)は暴力団よりも強固なモノである。

これを見てまだ、あなたは、創価学会が【宗教団体】だと、言うだろうか?
言うのならば、あなたは判断力や認知力が、異常だと思う。
これ(創価学会)は、宗教団体ではない。戦闘集団である。
それも、恥も外聞もないほど自尊心が完全欠落した戦闘集団である。
(なぜ自尊心が完全欠落していると言うかは、後述する。)

彼らの最終目標は、日本の乗っ取り(天皇廃止+大作が皇帝になる)だ。
この行動のどこを採ったら、宗教団体になるのか?
中国で王朝が交替する様に、創価学会は天皇を廃止しようとしている。
そして、大作が皇帝になろうとしている。

こんな団体が宗教団体を名乗り、無税を勝ち取っている。
日本の支配者たちは、阿呆か?、
こんな奴らに、金を与え、税金を取らず、肥え太るのを許している。
日本や天皇に、謀反を起こそうとしている奴らをだぞ。

謀反を起こそうとしている奴らに、政府は刑罰を課すどころか、(無税の宗教として認定)税金も取らずに、(団体構成員)学会員が多い所では創価学会のやりたい放題の野放し状態。
こんなアマチャンで、無能なのが、現政府である。
だから、現政府も、創価学会と仲良しである。という事だ。

前述した様に、創価学会は、天皇に成り代わろうとしている所である。
中国で言えば、一つの王朝を別の王朝が潰して、
別の王朝が支配者になろうとしている。
その時に、前の(潰される側の)王朝が、後の(潰す側の)王朝を保護している。
こんなお人好し・・・と言うより、自分を殺す奴を、自分が好き勝手出来る様に助長している。
こんな話は、聞いた事が無い。こんなバカならば滅びた方が良い。
それが、現政府である。(自民党・統一教会・勝共連合)
筋金入りの阿呆である。
筋金入りの謀反促進大将軍である。

謀反を起こす側も起こす側で、謀反を起こされる側に、税金を徴収しないで下さいねとお願いし、タカり(生活保護の学会員の収入の一部は創価学会への上納金になる)
つまり、こんな卑怯な所は無い。謀反を起こそうとしている奴が、
謀反される側の財力からその一部をモラいタカっている。
こんな自尊心が無い(謀反を起こされる側から金をモラう)団体があるか?

だから、創価学会という所は、この世の恥としか、言えない様な所である。
彼らには、プライドも誇りも自尊心もない。
宗教などカケラもない。
あるのは、教祖池田大作の言い成り。
それも見事なまでの(信者の)バカっぷりである。

だから、彼ら(学会員)は、完全に人間として異常者である。
恥知らずを、自尊心としている。としか思えない。
それほど、恥知らずを、誇りに思っている。としか思えない。

彼ら(信者)は、人間とは呼び様もない。
天皇や日本国民を、攻撃する・謀反する、人間のクズである。

どこをどうやったら、これほどまで見事な(大作の)バカ犬になれるか?
本当に、私は理解に苦しむ。
だから、彼ら信者は人間などでは無い。既に、人間では無い。
と言っている。

彼らは、悟りを開いているのではない。
彼らは、自己破綻を成し遂げている。
と言い切って大丈夫である。

この様な、異常者の集団が、創価学会の実像だと思う。
信者のバカっぷりは、人間国宝並みである。
加えて、大作の言いなりの犬として、様々な事を考える事が出来るし、
集団プレー(組織プレー)を実行できる様だ。

以上の様な所が、創価学会という所である。

皆さまは、どう判断しますか?
https://note.com/tatsuo_yokoyama/n/nb3ca6ad174ab


より具体的な情報はこちらでチェック。

創価学会は仏教団体から破門にされ、仏教団体と無縁になった政治系の結社
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12675356894.html
https://www.nichirenshoshu.or.jp/jpn/soka-j.html

創価学会の教祖 池田大作氏の驚くべき経歴 闇金の取り立て屋、諜報部員、渉外部長、教祖
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12676133108.html

公明党委員長が告発書で批判「創価学会はスパイ活動や人権蹂躙をしており、過去にはクーデターも計画していた。池田大作の日本乗っ取り計画を成就させるため私は公明党で働いていた。」
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/531.html
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s07.html

創価学会会長 池田大作は、「天皇なんか問題になるかよ。“小さな小島の主”にすぎない」と発言
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s03.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11147476.html

山口組系元組長が創価学会との関係を告発する書を上梓 創価学会から殺人や破壊工作の依頼も受けて学会の敵を殺した (政教分離を考える会)
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/845.html
https://seikyoubunri.web.fc2.com/myweb11_007.htm

公明党委員長が告発書で批判 「創価学会には諜報部がありハイテク諜報機材を運用している。見張り、尾行、怪文書攻撃、郵便物の抜き取り、盗撮などを専門とする謀略グループもある」
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/402.html
http://cultbokumetsukonzetsu.web.fc2.com/04s07.html

フランスの国営テレビ局は、『創価学会―21世紀のセクト(破壊的カルト)』と題する番組を一時間にわたって放映した。
創価学会は、個人(信者)を破壊し、社会を腐敗させる最凶のカルトと批判。
https://torideorg.web.fc2.com/study/185.htm

公明党議員・高田明氏の創価学会公明党論。創価学会・公明党はナチス顔負けの危険団体。学会・公明にスリ寄る政党は危険
https://torideorg.web.fc2.com/spec/takada.htm

創価学会は犯罪者集団だ!! 元創価学会幹部 佐貫修一
http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/142.html

創価学会という犯罪者の巣窟(実話BUNKAタブー 2021年6月号)
https://ameblo.jp/cultsoudan/entry-12749735639.html

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/292.html
記事 [政治・選挙・NHK291] すべてのツケは国民負担 いくら否定しても増税は間違いなし(日刊ゲンダイ)

※2023年7月27日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年7月27日 日刊ゲンダイ

※文字起こし


慌てて火消しも「大軍拡」だけは聖域(宮沢洋一税調会長は岸田首相のいとこ=右)/(C)日刊ゲンダイ

 唐突な発言だった。

「サラリーマン増税は全く考えていない」

 岸田首相がこう話していたと、自民党の宮沢洋一税制調査会長が25日に明かしたことだ。宮沢は首相官邸で岸田と会談。そこで岸田が「自分が全く考えていないサラリーマン増税うんぬんといった一部のマスコミ報道がある」と不満をあらわにし、宮沢が「税調で議論したことはなく、私の頭の隅にもない」と応じたというのだ。26日は松野官房長官も「サラリーマンを狙い撃ちにした増税は行わない」と否定した。

 岸田や宮沢の言う「サラリーマン増税」は、6月末に出された政府税制調査会の中期答申で羅列されていたもの。今後の税制のあり方を示す中で、退職金や通勤手当、配偶者控除、扶養控除、生命保険控除に加え、社宅の貸与、食事の支給、従業員割引といった現物支給まで、課税制度の見直し対象として俎上に載せられていた。

 実際に「退職金増税」は6月に閣議決定された「骨太の方針」に盛り込まれ、控除額が減らされる方向で具体的に動き出している。サラリーマンを狙い撃ちしたさらなる増税がこれに続くとみて、日刊ゲンダイほか夕刊紙や週刊誌、テレビのワイドショーがこぞって政府税調の答申を取り上げ、SNSには悲観した人たちの<日本人やめたい>といった投稿があふれたのだった。

 こうした状況に岸田は慌てたのだろう。ただでさえ、内閣支持率はつるべ落としだ。先週末には毎日新聞の世論調査で28%となり、今年2月の調査以来、再び3割を割り込む“危険水域”へと大暴落である。トラブルが相次ぐマイナンバーカードの問題も抱えている。そこへ「サラリーマン増税」への批判が加われば、内閣支持率はさらに下落しかねない。そこで岸田は、ひとまずサラリーマン増税の否定に走った。そんなところだ。

 だが、口先首相のことである。どんなに増税を否定したって信用ならない。

 そういえば宮沢は、永田町に解散風が吹き荒れていた時にも、「(内閣)不信任案が出たら、首相の性格からすると受けて立つ可能性もかなり高い」と突然“予告”して周囲を驚かせた。

「宮沢さんは岸田首相のいとこで、政権のサポート役」(自民党関係者)だというから、「サラリーマン増税」を否定する唐突な発言も岸田の政権維持のために一役買ったということか。

「やるか、やらないか」ではなく「いつやるか」

 岸田政権は「財務省政権」と言われる。くだんの宮沢も、妻の問題で注目されている側近の木原誠二官房副長官も村井英樹首相補佐官も、岸田を支える面々はみな財務省出身である。

 何かチャンスがあれば財源確保のための増税を虎視眈々と狙っているのが財務省。彼らにとってはサラリーマン増税は既定路線で、「やるか、やらないか」ではなく「いつやるか」なのだ。

 国債や借入金などを合わせた政府の債務、いわゆる“国の借金”は、今年3月末の時点で1270兆円に上り、過去最大を更新した。国の借金がニュースなどで報じられる際には、必ず「財政状況は一段と厳しくなっています」などと付け加えられる。岸田政権になってまもなく2年。「財源がない」という言葉が強調され続けてきた。

 それなのに、岸田は防衛費を2027年度までの5年間で43兆円まで倍増させることを決め、それを増税してまで断行する。一方で本来、優先されるべき少子化対策は、「次元の異なる」とか「加速化プラン」など言葉だけが躍り、年3.5兆円の予算規模を決めておきながら、財源確保の方策については先送りした。

 最新の合計特殊出生率は過去最低の1.26である。少子化対策は長く続けなければどうにもならない。「どうせ増税に頼ることになるのだろう」と身構えるのが庶民心理だ。

 政府税調はれっきとした首相の諮問機関である。答申には<経済社会の構造変化の中で非課税等とされる意義が薄れてきていると見られるものがある場合には、そのあり方について検討を加えることが必要>と書かれている。サラリーマン増税に今すぐ手を付けなくとも、将来的な検討課題として“提案”しているとしか読めないのだ。岸田がいくら否定しても増税は間違いない。

 税理士で立正大法制研究所特別研究員の浦野広明氏(税法)が言う。

「今の財政状態から考えたら、財務省の頭の中には『増税』しかありません。だからこそ、答申全体から何を読み取るかが重要で、手当や控除の見直しなど、挙げられているような増税が現実になったらどういう“被害”が出るのかを明らかにするのが大事なのです。批判されなければ政府はどんどん増税を進めて行きます。それに『庶民増税』で取れるところから取るというのはおかしい。自民党の支持層なので政府は手を付けませんが、稼ぎの多い大企業や富裕層に応分負担を求める『総合累進課税』にするべきで、その方が税収は増えます」

米国の言いなりで無理したツケが大きすぎる

 こうした増税をめぐる岸田政権のやり口が姑息なゴマカシばかりなのを国民はもはやお見通しだ。

 中でも許し難いのは、大軍拡だけは聖域化したこと。米国にシッポを振って防衛費をNATO(北大西洋条約機構)並みのGDP(国内総生産)比2%にするとしたため、43兆円という数字の達成にあらゆる財源を回すのである。

 そのための法人税、たばこ税、所得税の増税のうち、所得税は東日本大震災からの復興を目的とした「復興特別所得税」の事実上の流用だ。現状の2.1%の復興税の税率を1.1%に下げ、新たに防衛財源のための付加税1%分を新設する。その代わり、時限措置の復興税の期間を13年延長する。政府は「個人の所得税負担額は変わらない」と言い訳するが、そんな詭弁にはだまされない。納税者をバカにしている。

 一方で、「24年度以降」としてきた防衛増税の実施時期は、「25年度以降」に先送りする方針だ。22年度の一般会計決算が71兆円超という過去最高の税収増となったことで、決算剰余金が2.6兆円にもなり、当初の予定より防衛費に回せる財源が増えたことが背景にある。つまり、来年度は防衛増税は実施しない、ということになるが、解散総選挙の前に増税を決めることに自民党内が難色を示しているという裏もある。

 国民の血税を、あっちへこっちへ自分たちの都合で動かし、つじつま合わせ。あまりにフザけている。経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「岸田首相は『総理』という自らの立場を守るため、最大のサポーターであるバイデン米国の支持を得ようと防衛費倍増の“条件”をのんだ。43兆円が出発点になってしまったので、防衛増税をせざるを得なくなり、それが批判されると、目くらましで少子化対策を打ち出し、今度はその財源のためにさらなる増税をせざるを得なくなっている。しかし、消費増税だと目立つので、控除のカットなどこっそり取れるところから取ろうとしているのです。米国の言いなりで無理をしたツケが大きすぎます」

 決算剰余金はこれまで補正予算として災害や経済対策など緊急時に使ってきた。今なら防衛費ではなく、物価高対策に回すべきだろう。実質賃金は14カ月連続のマイナスなのである。必要なのは増税ではなく、減税だ。

「ガソリン代や電気・ガス代の補助の時限立法のような中途半端なものじゃなく、消費税を5%に戻すなりした方が物価高にはよほど効果があります」(斎藤満氏=前出)

 すべてのツケを国民に負担させる。こんな悪辣政治はもうたくさんだ。

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