★阿修羅♪ > アーカイブ > 2023年7月 > 24日08時25分 〜
 
 
2023年7月24日08時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK291] 卑怯な立民こうもり孤立は必然(植草一秀の『知られざる真実』)
卑怯な立民こうもり孤立は必然
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-c2120a.html
2023年7月23日 植草一秀の『知られざる真実』

『卑怯なこうもり』

「むかし、とりとけものはいつもけんかをしていました。

こうもりは「わたしはとりの仲間です!」と言ったり、「わたしはけものの仲間です!」と言ったり、自分の得になるようにころころ立場を変えていました。

やがて、とりとけもののけんかが終わるときがやってきました。

こうもりは今まで自分勝手に立場を変えてきたぶん、とりにもけものにも仲間はずれにされ、暗いどうくつでさみしく過ごすようになりました。」

イソップのこうもり寓話。

立憲民主党内にイソップ研究会を創設してはどうか。

2017年の総選挙で民進党は分裂した。

小池百合子氏は「希望の党」を立ち上げたが、移籍条件に踏み絵を用意した。

「戦争法制」に賛成することを移籍の条件にした。

安倍内閣を終わらせるために大同団結を推進したなら新党に意義があった。

ところが、小池百合子氏は旧民進党分断を画策した。

この結果として誕生したのが立憲民主党。

旧民主党=旧民進党の「水と油同居体質」がようやく解消される道が広がった。

選挙で勝利したのは立憲民主党。

旧民主党=旧民進党のリベラル勢力が分離・独立したものとして主権者は立憲民主党を支持したのである。

立憲民主党が野党第一党に躍進できたのは共産党の尽力による。

共産党が候補者を取り下げ、立憲民主党候補の当選に尽力した。

旧民主党=旧民進党の最大の欠陥は「水と油同居体質」。

自公政権の補完勢力と対峙勢力が同居していた。

2009年に樹立された鳩山内閣は自公政治刷新を目指した。

米国支配、官僚支配、大企業支配の日本政治構造を打破しようとした。

普天間の辺野古移設を阻止しようとした。

官僚天下りを根絶しようとした。

大企業政治献金を全面禁止しようとした。

ところが、民主党政権内に自公政治補完勢力が巣喰っていた。

この隠れ与党勢力が鳩山首相に対して面従腹背の行動を取った。

そのために鳩山内閣は内閣の内部から破壊された。

普天間の県外、国外移設方針を破壊したのは、鳩山内閣の外相、沖縄担当相、防衛相、そして官房長官だった。

岡田克也、前原誠司、北澤俊美、平野博文の各氏は鳩山総理ではなく横田政府の指令に基づいて行動した。

その結果として鳩山内閣は破壊された。

リベラル勢力と隠れ自公勢力の分離。

これが旧民主党の最重要課題であり続けた。

2017年の立憲民主党創設はこの課題への解決策であると思われた。

共産党を含む野党共闘によって日本政治を刷新することを目指す主権者が立憲民主党を支持。

共産党が全面的な選挙協力を行ったことにより、立憲民主党は野党第一党に躍進することができた。

ところが、2021年10月総選挙で事態は急変した。

立憲民主党が共産党を含む野党共闘を否定した。

枝野幸男氏は選挙期間中に次のように述べた。

「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。

あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦う。」

共闘の対象は国民民主党と連合であって、共産党、れいわ新選組、社民党は共闘の対象でないことを宣言した。

この発言以降、野党共闘支持の主権者は立憲民主党支持から離脱。

立憲民主党は凋落の一途を辿っている。

その立憲民主党が共産党を含む野党共闘に対して「こうもり対応」を続けている。

「こうもりの教訓」とは、「自分勝手に立場を変えて誰からも相手にされなくなり、洞窟の中でさみしく暮らすようになる」というもの。

立憲民主党凋落の流れは変えられない。

『千載一遇の金融大波乱
2023年 金利・為替・株価を透視する』
(ビジネス社、1760円(消費税込み))


https://amzn.to/3YDarfx

『日本経済の黒い霧
ウクライナ戦乱と資源価格インフレ
修羅場を迎える国際金融市場』
(ビジネス社、1870円(消費税込み))


https://amzn.to/3tI34WK

をぜひご高覧ください。

Amazonでの評価もぜひお願いいたします。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/248.html

記事 [政治・選挙・NHK291] ニュース研究:マイナカードトラブル報道の目的(高橋清隆の文書館)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2057724.html
http:/

 マイナンバーカードと健康保険証の一体化やマイナンバーカードの利用拡大を認める改正法が6月2日に成立した後も、マイナンバーカードをめぐるトラブルを伝える報道が後を絶たない。この報道の目的はもっと精度の高い管理システムの導入を迫るもので、最終的には中央銀行デジタル通貨(CBCD)を採用した社会信用(ソーシャル・インシュアランス)システムが構築されるよう大衆を誘導している。

スクリーンショット 2023-07-24 3.50.08

 報じられるトラブルの内容は、マイナンバーカードに別人の情報がひも付けられていたとか、医療機関で顔認証がうまくできなかったが暗証番号で認証された、あるいは読み仮名が違ったため本人確認できずに全額負担となった……など。

 しかし、これらは技術的精度を高めることで解決するものばかり。今回の改正法に反対する人たちは、技術が完璧になれば満足なのか。

 マスコミがマイナンバーカードの問題点としてよく挙げるのは、@紛失や盗難のリスクがあるA個人情報が漏えいするリスクがあるBカードに有効期限があるため更新に時間がかかる――の3つである。

 しかし、@の解決は最も恐ろしい。紛失や盗難のリスクを回避するには、現在のカード・スマホのような“ポータブル”よりも腕時計のような着用型の“ウェアラブル”、さらにICチップのような“インプラント”にする方が有効となる。あるいは、現行の顔認証よりも精度の高い虹彩認証や指紋認証を追求することになる。何かの容疑者になれば、映画『マイノリティ・リポート』のように、当局の追跡から逃れるため闇医者で他人の眼球を移植手術しなければならない。

 Aの情報漏えいについては、すでにマスコミ報道で多くの識者が指摘されている。預貯金額や年収、家族関係、職歴、犯罪歴、借金歴などが、行政から委託された企業に把握される恐れがあるというもの。卑近な例では、医療機関の窓口で精神病など知られたくない別の疾患が丸見えになったり、飲食店やスーパーの店員にも、個人の身元や購入履歴などが知られてしまう可能性がある。

 しかし、サービスを受ける業者にそれ以外のこうした個人情報が見えないよう完全にシステム構築できれば解決なのか? 私は権力側が私の個人情報全般をいつでも把握可能な状況をつくること自体が面白くないから反対している。

 B更新の煩雑さは、大衆の愚痴によって制度変更すればあっさり解決するものと考える。

 つまり、私が考える最大の問題は個人情報の一元管理であり、圧政に不満を抱いたとしても逃げ場のない社会監獄が構築されることに尽きる。それを社会信用システムの構築という形で実現する基礎固めの入り口が、わが国の場合マイナンバーカードだと理解する。

 無記名式のスイカ(Suica)が発売中止になったのも、人間の移動を完全に把握するためである。材料不足は口実と確信する。

 民衆の監視強化と並行して進むのが、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)やNAFTA(北米自由貿易協定)など自由貿易圏の拡大である。他方で官製仮想通貨の創造も模索されていて、欧州中央銀行(ECB)は自前のデジタル通貨発行を否定しながらも、CBCDを発行することの費用と便益を評価。中国は2020年にデジタル人民元の発行事件を行った。日本銀行は同年、ECBなどと共に「中央銀行デジタル通貨:基本的な原則と特性」を発表している。

 民間が発行するさまざまな仮想通貨は最終的にCBCDに集約されるものと考える。わが国でマイナンバーとのひも付けが促進されている個人口座はいずれ、CBCDと連結する算段だろう。それがICチップ埋め込みになるのか、高度な生体認証になるのかは分からないが。

 河野太郎デジタル相は今回の混乱が収まらない中、早くも3年後に新しいマイナンバーカードを導入する方針を示しているが、これらに近づけるものであることは間違いないはずだ。マスコミが現マイナンバーカードの不備をあげつらえばあげつらうほど、解決策として新カードの導入を期待する空気を醸成することになる。河野氏は11〜16日にフィンランドやスウェーデン、エストニアの政府やデジタル関連企業を視察したが、いずれも「デジタル先進国」だ。

 デジタル化は人間の全ての言動を監視下に置くためにやっていること。「情報セキュリティ」と言うなら、アナログカードを何枚も持っているのが一番安全だ。コードによる情報一元化は、支配権力側の都合で進められているにすぎない。

 もしテレビも新聞もネットも見ていなければ、来冬以降医療機関で保険証を出して保険適用を拒否されたら、「何それ!」と激高するだろう。全員がそうなら、廃止は不可能だ。ただし、国民の大部分がメディアを見ている状況では、報道実績がアリバイにされる。「テレビで言ってきただろう」と、見ていない方が責められかねない。

 もっとも、近代医療など基本的に病人を食い物にする八百長商売にすぎないから、全額負担になった方が健康な国民は増えると想像する。

 最大の問題は、生まれてから死ぬまでどこで何を買い、誰と何を話し、借金や仕事をどう変遷したかを把握され、当局の求めには一切あらがえない社会が完成すること。メディアに乗せられてマイナンバーカードの不備を騒ぎ立てるほど、自らを社会監獄に追い込むだけ。自由でいたければ、ニュースなど見ないことである。

■関連記事




http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/249.html

記事 [政治・選挙・NHK291] <捜査員「議員を辞めれば着手できる」>握り潰された殺人事件 政治に翻弄される遺族(田中龍作ジャーナル)
握り潰された殺人事件 政治に翻弄される遺族
https://tanakaryusaku.jp/2023/07/00029221
2023年7月20日 19:12 田中龍作ジャーナル


「種雄が亡くなった時もまともに捜査されず闇に葬られ…」父親は涙を流しながら語った。=20日、司法記者クラブ 撮影:田中龍作=

 官邸報道部の新聞・テレビは触ることさえできない。週刊文春だからこそ報道できる事件であるが、政治案件と政治案件の激突である。

 木原誠二官房副長官の妻X子さんの元夫で不審死を遂げた安田種雄さん(享年28歳・風俗店勤務)の遺族が、きょう20日、司法記者クラブで会見した。

 文春によると事件はこうだ―

 2006年4月、種雄さんが自宅の1階で血まみれになって死んでいるのを父親が見つける。警察は自殺として処理した。妻X子さんは2階の寝室で寝ていた、とされる。


記者会見に臨む父親。17日付けで大塚警察署長に宛てて再捜査を希望する上申書を提出した。=20日、司法記者クラブ 撮影:田中龍作=

 それから12年が経った2018年4月、再捜査が始まる。X子さんの男性友人Y男さんから重要証言が得られたからだ。

 Y男さんはX子さんから「(夫の種雄さんを)殺しちゃった」という電話を受けたというのである。Y男さんが現場に駆け付けたところ、種雄さんは血まみれになって倒れていた。「夫婦喧嘩になって(中略)切ってしまった」とX子さんから告白されたという。

 再捜査が始まった頃(2018年4月)、木原氏は自民党政調副会長である。木原氏とX子さんの結婚は2014年。再捜査開始当時も今も婚姻関係にある。

 再捜査は1年足らずで打ち切られた。捜査幹部は苦々しい表情で語った―

 「Y男の供述があって旦那が国会議員じゃなかったら絶対逮捕できるよな」「木原さんが離婚するか、議員を辞めれば(捜査に再び)着手できる」と。

 TBS記者が伊藤詩織さんをレイプした事件では、官邸が逮捕状を握り潰したことが明らかになっている。

 警察は政治に弱いのだ。


弁護士ではなく週刊文春の編集者が同席した。極めて異例である。=20日、司法記者クラブ 撮影:田中龍作=

 週刊文春の記事中、捜査員の赤裸な証言がポンポンと出て来る。職務により知り得た機密情報を外に漏らすには、警視総監レベルの高い地位の了解が要るはずだ。

 警察幹部と太いパイプを持つ大物政治家の働きかけがあったことは容易に察しがつく。木原(岸田)潰しが狙いだ。ジャーナリスト界隈では菅前首相の名前が飛び交う。

 木原官房副長官は、週刊文春(7月13日号)が事件を報じると、すぐに編集部に「名誉棄損で告訴」すると通知してきた。

 安倍政権時は政治の力で事件がいくらでもネジ曲げられていた。籠池夫妻は200日間も未決勾留されたが、事件の核心に触れる公文書を偽造した官僚はお咎めなしだった。

 今回も政治の力で事件が闇に葬られるのだろうか。政治に翻弄される遺族はたまったものではない。

 〜終わり〜




http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/250.html
記事 [政治・選挙・NHK291] “文春砲”炸裂の木原官房副長官は内閣改造でどうなる? 留任も交代も岸田政権の大きな火種(日刊ゲンダイ)


“文春砲”炸裂の木原官房副長官は内閣改造でどうなる? 留任も交代も岸田政権の大きな火種
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326382
2023/07/23 日刊ゲンダイ


陰の総理(木原官房副長官)(C)日刊ゲンダイ

 内閣改造を機に中枢から外されるのか──。岸田首相の最側近として政権を支える木原誠二官房副長官の去就に注目が集まっている。

 木原副長官の妻が前夫・安田種雄さん(享年28)の不審死事件に関し、重要参考人として警視庁から聴取されていたことを「週刊文春」が3週にわたって報じたためだ。政権与党の有力議員の妻ということでハードルが上がり、捜査は事実上、打ち切られたとされる。

 木原氏サイドは文春の報道内容を「事実無根」と断じ、司法記者クラブの「新聞社各位 テレビ局各位」に対して「記事掲載にかかる関与者について刑事告訴を行う」と通知。そのせいか、主要メディアは静観している。

 そうした中で、種雄さんの遺族が記者会見を開き、17日付で所轄の大塚警察署長に再捜査を希望する上申書を提出したことを報告。遺族が会見したことで、この件に関する報道も少しずつ見られるようになってきた。

 自民党内からは「新聞テレビが報じなければ大丈夫という時代ではない。ネットで広がれば内閣支持率にも響いてくる」(中堅議員)などと案じる声が上がり始めている。

 文春(7月20日号)によれば、党幹部の森山選対委員長も、政治部記者との懇談会で「印象が悪い。木原は早く代えた方がいい」「警察権の行使について『政治家に配慮した』なんて言われたら、大変なことになるよ」などと怒気を含んだ口調で話していたという。

 常識的に考えれば、8月か9月に予定されている内閣改造で木原氏の交代は避けられそうにないが、「総理は木原さんを簡単には切れないでしょうね」と岸田派関係者がこう言う。

「現在の官邸は木原さんがいないと回らないと言われている。岸田政権の重要政策ほぼすべてを差配しているため、木原さんは『陰の総理』とまで呼ばれる実力者になっています。今の岸田派には、残念ながら代わりを務められる人材がいない。閣僚経験者の上川(元法相)や根本(元厚労相)が今さら副長官というわけにはいかないし、木原さんより下の世代は経験が足りない。そもそも、岸田総理には腹心と呼べるような存在が他にいません。心を許せるのは家族だけで、長男を政務秘書官に抜擢したくらいですからね。それも裏目に出てしまいましたが……。木原さんの処遇をどうするのか、総理の判断は非常に重要になってきます」

「懐刀」が最大のネックに


長男秘書官の不祥事もかばい続けて支持率を大きく落とした(C)日刊ゲンダイ

 留任させれば火種を抱え続けることになり、支持率がますます下落する可能性がある。

 一方で、木原氏が抜けたら官邸は一気に瓦解しかねない。どちらにしても岸田政権には大きなリスクだ。

「自民党内の懸念が高まっているのは事実ですが、文春報道を受けて、警察庁長官や警視庁の捜査1課長が定例会見で『事件性は認められない』という見解を示した。それなのに内閣改造で木原副長官を外せば、何か問題があったように見えてしまうので、岸田首相は交代させないつもりではないか。もっとも、マイナンバーカードのように国民の関心が高まれば分かりません。世論の反応を見ながらの判断になるでしょう」(政治評論家・有馬晴海氏)

 長男秘書官の不祥事もかばい続けて身内びいき批判にさらされ、支持率を大きく落としたことが思い返される。岸田首相は過去の経験から学んでいるのかどうか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/251.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 谷防災担当相が“責任放棄”! 被災地の人手不足に「高校生ボランティア参加」呼びかけの仰天(日刊ゲンダイ)

谷防災担当相が“責任放棄”! 被災地の人手不足に「高校生ボランティア参加」呼びかけの仰天
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326419
2023/07/24 日刊ゲンダイ


大臣として被災地現場で何を見てきたのか(佐賀県唐津市を視察する谷公一防災担当相=左手前)/(C)共同通信社

 これで防災担当が務まるのか。豪雨の被災地を視察した谷公一防災担当相(71)が23日、NHK日曜討論に出演。九州北部や秋田県の惨状を目の当たりにし、リーダーシップを発揮するのかと思いきや、何とも頼りない。

 谷氏は放送中、司会者から話を振られるたびに手元の原稿をゴソゴソ。「内水氾濫への対策」や「避難のあり方」などへのコメントを求められると、原稿にチラチラと目を落としながら説明していた。被災現場で一体何を見て聞いてきたのか、首をかしげたくなるシーンの連続だった。

 特に驚きだったのは、「被災地の人手不足」について「どのように考えているか」を司会者から問われた一幕だ。

 谷氏は「秋田市は東北市長会にも職員の派遣を依頼していると聞いております」と他人事のように説明した後、ボランティアの必要性に言及。次のように訴えた。

「平成16年の福井豪雨の時に、福井県立高校の生徒の皆さんがボランティアに参加されて、大変助かったという声、また、参加した高校生も『非常に勉強になった』『学校での勉強以上に勉強になった』という声も聞いています。できる限り多くの方が、可能であれば、またボランティアに参加していただければ大変ありがたいと思っております」

 被災した家具の撤去や泥のかき出しなどに追われる被災地において、人手不足は以前から指摘されてきた問題だ。国がボランティアの善意に頼って対策を怠ってきたことこそが問題なのに、夏休みの高校生まで駆り出そうとは、防災担当トップとしていかがなものか。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

「まず国が『人手は確保します』と言うのが筋であって、最初から『ボランティアの皆さん、お願いします』では筋が通りません。ボランティアは自発性に委ねられるものであり、本来なら、国が努力しても足りない人手を補う活動であるはず。はなから国民の善意に頼むとは、災害・防災対策を担う公的機関としての意識が欠如していると思わざるを得ません。責任放棄のそしりは免れませんよ」

 谷氏といえば、今年4月に岸田首相への爆発物投げ込み事件が発生した際、視察先の高知県で警察庁から連絡を受けた後も「うなぎ丼はしっかり食べた」と発言して大炎上した人物。うな丼への責任は果たすのに、被災地の復旧に責任感が欠けるようでは、ただの“うな丼担当大臣”だ。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/252.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 岸田首相“やるやる詐欺”が過去の発言でハッキリ 国民が「地方行脚」に期待しない納得の理由(日刊ゲンダイ)
岸田首相“やるやる詐欺”が過去の発言でハッキリ 国民が「地方行脚」に期待しない納得の理由
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326457
2023/07/24 日刊ゲンダイ


「岸田ノート」はどうなっているのだろうか(地元住民らと意見交換する岸田首相=右)/(C)共同通信社

 岸田内閣の支持率低下が止まらない。

 読売新聞社が21〜23日に実施した全国世論調査によると、内閣支持率は前回(6月23〜25日調査)から6ポイント下落して35%となり、2021年10月の内閣発足以降最低となった。毎日新聞社が22〜23日に行った世論調査でも、支持率は28%で、2月調査(26%)以来となる20%台に落ち込んだ。

「政権発足の原点の姿勢を大事に、積極的に現場の声を聞かせてもらう」

 支持率回復を図ろうと、岸田首相は21日から車座集会などで地元の住民と対話するための地方行脚をスタート。同日、栃木県足利市の障害者支援施設を視察した際、改めて狙いについて説明していたが、ネット上では《本当に「現場の声」を聞く気があるのか疑問》《今ごろ慌てたところで遅い。国民は岸田さんの正体を見抜いている》といった懐疑的な声が少なくない。これでは信頼回復も程遠いが、無理もない。というのも、岸田首相は首相就任時の国会答弁でも同様の発言をしていたが、政権がいざ始まってみれば全く違っていたからだ。

 ちなみに2021年10月8日の衆院本会議で、岸田首相はこう断言していた。

「この度、私は、第100代内閣総理大臣を拝命いたしました。(略)私が書きためてきたノートには、国民の切実な声があふれています。一人暮らしで、もしコロナになったらと思うと不安で仕方がない。テレワークでお客が激減し、経営するクリーニング屋の事業継続が厳しい。里帰りができず、一人で出産。誰とも会うことができず、孤独で、不安。今、求められているのは、こうした切実な声を踏まえて、政策を断行していくことです」

「国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明を行うこと、常に最悪の事態を想定して対応することを基本とします。(略)国民の皆さんと共にこれらの難しい課題に挑戦していくためには、国民の声を真摯に受け止め、かたちにする、信頼と共感を得られる政治が必要です。そのために、国民の皆さんとの丁寧な対話を大切にしていきます」

「我々が子供の頃夢見た、わくわくするような未来社会を創ろうではありませんか」

すべてが口先ばかりで「お先真っ暗の未来」

 果たして国民の切実な声を書き留めたという「岸田ノート」は今、どうなっているのだろうか。「切実な声を踏まえた政策」に本気で取り組んでいると言えるのか。「国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明」は、これまでの国会答弁や記者会見でみられただろうか。

 SNS上でも、《政権が本格的に始まってからの言動を振り返る限り、すべてが「口先ばかり」ではないか》《今度の地方行脚もポーズだけでしょ。期待しない》との投稿が目立つ。

「わくわくするような未来」どころか、報じられる内容は、退職金や通勤手当に対する新たな課税案といった「サラリーマン増税」の話題ばかり。肝いりの少子化対策も具体策や財源が不透明で、「お先真っ暗の未来」としか思えない。

 一方、この間の岸田首相が積極的に取り組んだことと言えば、敵基地攻撃能力の保有を含めた防衛力の強化と防衛予算の拡大だ。

 米国のバイデン大統領は6月にカリフォルニア州で開いた支持者集会で、日本の防衛費の大幅増額は自分が岸田首相に働きかけた成果だ、とアピールしていたが、岸田首相は外相時代の衆院外務委員会(2014年5月)でこう発言していた。

 安倍政権下で進んだ集団的自衛権の行使容認をめぐり、日本が米国の言いなりになるのではないかと懸念を示された時だ。

「仮に集団的自衛権の行使を認めると仮定した場合、あくまでも我が国は主体的に判断するわけですので、ノーと言うべきときにはしっかりとノーと言う、このことについては改めて申し上げたいと存じます」

 岸田首相は今回、バイデン大統領から防衛費の増額を求められた際、主体的に考えたのか。「しっかりとノー」と言ったのだろうか。

「やる」と言ったことは何もせず、「やらない」という姿勢を強調したことをどんどん進める。これでは国民の信頼は得られないのではないか。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/253.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 自民・牧原秀樹議員は、愛知県議や荒井元秘書官に文句をいったのか? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

自民・牧原秀樹議員は、愛知県議や荒井元秘書官に文句をいったのか? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/326283
2023/07/21 日刊ゲンダイ


牧原秀樹衆院議員のツイッター

『りゅうちぇるさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。TwitterやSNSで誹謗中傷をして侮辱罪等の刑法犯に該当する者はアカウントを削除した者も含めて「すべて」逮捕すべきだと考えます。言葉の暴力はあってはなりません』(牧原秀樹・自民党衆院議員)

   ◇  ◇  ◇

 これは7月13日付の牧原さんのTwitterでの言葉。

 私もりゅうちぇるさんに心からご冥福をお祈りします。そこは牧原さんと気持ちは一緒。

 けど、その後の発言『TwitterやSNSで誹謗中傷をして侮辱罪等の刑法犯に該当する者はアカウントを削除した者も含めて「すべて」逮捕すべき』というのはどうなのか?

 逮捕とは被疑者の逃亡や証拠隠滅を防ぐため、身柄を拘束すること。ネットにいる数かぎりない誹謗中傷者をすべて逮捕するなんて、できっこない。

 牧原さん自身にもっと重みがあって、前出の言葉が、世の中の道徳心に欠けた人間への抑止となるならいい。が、それはないな。あたしは逆に、この問題を軽く見ての発言のように思えた。

 だいたい、去年、牧原さんの所属する自民党は、ネット上の誹謗中傷対策として、野党が疑問視した『侮辱罪厳罰化』を提案した。その際、野党議員が、捜査人数の増加、啓発、ガイドライン作りを要望したけど、与党側はやる気がなかった。本当に、ネットの誹謗中傷を止めたいなら、どこからが誹謗中傷で、どう捜査するのかを決めなくてはいけないのに。

 これらの流れから鑑みるに、政府自民党が一時のウケ狙いで死者を利用しているようにさえ感じてしまう。そうではないというならば、お気持ち表明ではなく、政治家として動かないでどうする?

 まず、ご自分に近いところにいる人たちの発言、LGBTの人々を「気持ち悪い」と宣った、愛知県議や荒井元秘書官に文句をいったのか? 心のない人がとってつけたように心があるふりをしても、人はそれを簡単に見破る。


室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/254.html

記事 [政治・選挙・NHK291] <政界地獄耳>候補者擁立になりふり構わぬ維新(日刊スポーツ)

【政界地獄耳】候補者擁立になりふり構わぬ維新
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202307220000031.html
2023年7月22日7時1分 日刊スポーツ

★解散総選挙が遠のいたとはいえ、各党の候補者選定は大詰めを迎えている。候補者擁立になりふり構わないのが日本維新の会だが、立憲民主党も候補者難に苦しんでいるといえる。いずれも野党第1党どころか政権交代を目指すなら、全選挙区への擁立と比例候補の整備は欠かせず、今では候補者の取り合いの様相で、候補者は当選すればなんでもいいのかという雰囲気すらある。

★国民は税金から引かれて政党交付金を議席数や得票によって算出、今回は9党に振り分けられている。23年は自民党約159億円、立憲民主党約68億円、維新約33億5000万円といった具合に315億円が分配される。共産党は政党交付金の制度に反対で受け取らない。政党はその責任と覚悟をもって候補者を選定してもらいたい。よく比例代表で当選した議員がさまざまな理由で党を辞めるものの議席は無所属になっても手放さない場合があるが、公認の際に何らかの取り決めはできないものか。法的に難しいのだろうか。

★さてその候補者選定だが、自民党神奈川県連(会長・小泉進次郎)は旧統一教会との関係が指摘され、22年10月、首相・岸田文雄は経済再生相・山際大志郎を更迭したがこの6月、神奈川18区の支部長に選出されている。当時の閣僚会見を記憶されている方も多いだろう。今度は19日、県連は神奈川4区の支部長に、元防衛副大臣・山本朋広(比例代表南関東ブロック)を選出。山本も17年に旧統一教会主催の会合で同教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に「マザームーン」と絶叫した人物。最後は党本部の判断というが県連は不思議な組織で21年1月、新型コロナの緊急事態宣言下に深夜まで銀座のクラブにいたことで党を離党した元国家公安委員長・松本純をすんなり復党させた経緯がある。つまりなんでも許す組織だが、県民が許すかどうかは別の話だ。(K)※敬称略

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/255.html

記事 [政治・選挙・NHK291] 衆院選にらみ与野党発言相次ぐ 連携へ秋波、連立の意義強調(東京新聞 TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/264815?rct=politics


はっきり言って、「この人もう駄目だわ」という気持ちにさせられる、そんな記事。


東京新聞のごく短い記事の中から、立憲民主党の泉代表に関連した部分を以下に抜粋する。

「令和国民会議」(令和臨調)の対話集会で次期衆院選をにらみ、与野党党首から発言が相次いだ。立憲民主党の泉健太代表は国民民主党に連携の秋波を送った。・・・

・・・泉氏は、政権交代を果たした際の連立の枠組みに関し「中道リベラルの枠をはみ出るような勢力と政権を握るつもりはない。国民民主は共に政権を担う仲間だ」と明言した。泉氏が目指す野党間の候補者調整に拒否感を示す国民の玉木雄一郎代表にメッセージを打ち出した形だ。
 泉氏は候補者調整について「候補者を1人にするに過ぎない」と述べ、各党が候補者を支援し合う選挙協力とは異なるとの考えも示した。
 玉木氏は一部の野党間で自衛隊の在り方や原発を含むエネルギー政策などが合致していないとして「ずれているものを調整するのは大変だ」と連携に慎重姿勢を崩さなかった。・・・
 

記事の抜粋は以上。

私が「この人もう駄目だわ」と感じた発言は、

候補者調整について「候補者を1人にするに過ぎない」

と述べたところだ。

提案する政策が大小、あるいは少しづつでも異なっている政党があって、それぞれの政党を支持する有権者がそれぞれがいる。
そういう現実の中で、政党が政策のすり合わせをすることも無く、単純に「候補者を1人にするだけ」で、野党間の候補者調整が終わってしまったとしたら、支持する政党の候補が降りた選挙区の有権者はどうすればいいのか。

結局、投票に値するする候補者がいなくなったということになっただけで、目標を失った有権者は投票には行かない、ということになるのは「火を見るより明らか」ではないか。

これまで、各政党の各候補者は、有権者に政策の「選択肢」を、また自分たちの生きる日本の社会の姿の「選択肢」を提案し、有権者はそれを比較検討して、これはと思う政党あるいは候補に投票してきたのではないか。

泉氏の思い描く野党間の候補者調整が、「候補者を1人にするに過ぎない」ものだとするならば、「有権者から選択肢を奪う」だけのものであり、民主主義とは相容れない、有権者を無視か、或いは馬鹿にした、とんでもない事だと言わざるを得ない。

「・・・泉氏は、政権交代を果たした際の連立の枠組みに関し「中道リベラルの枠をはみ出るような勢力と政権を握るつもりはない。・・・」

と言うが、ここでも大きな勘違いをしている。

今時「中道リベラル」などと言う言葉などは有権者には受けない。
有権者が自分は「中道」だ、「リベラル」だ、いや「保守」だなどと意識している人などは極々稀な、希少人種ではないだろうか。

有権者は、「中道」とも「リベラル」とも「保守」とも、意識していないというか、分からないと思っているところへ、

「中道リベラルの枠をはみ出るような勢力と政権を握るつもりはない。・・・」

などと言えば、有権者は立憲民主党から離れていくばかりだと思うのだが・・・。

「候補者を1人にするに過ぎない」

そんなことしか言えない人が、代表に収まっているようでは、

「この政党もう駄目だわ」

という気持ちにさせられる。

今からでも遅くはない。

「君子豹変す、小人は面(おもて)を革(あらた)む」

という。

政権を奪取し、「国民の生活が第一」の政治を実現するためには、今は「野党共闘」で闘うしかないではないか。

「国民の生活が第一」の政治を実現するためには、「中道リベラル」の意識は必要ないし、むしろ邪魔でしかない。

「野党共闘」の「政権構想」を纏め、それを一つに旗として、国民にげきを飛ばし、「国民の生活が第一」の政治を望む国民を糾合してほしいものだ。

政権奪取後の日本の社会の姿を「国民の生活が第一の連立政権構想」で謳い上げ、「政権奪取の本気度と可能性」を有権者に感じて貰えるかどうかにかかっている。

その時、眠れる有権者も動き出すのではないか。・・・私はそう思う。

  
  「頑張れ!、野党共闘!」





http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/256.html
記事 [政治・選挙・NHK291] パフォーマンスばかりだ 勘違い首相 見透かされている「聞いてるふり」(日刊ゲンダイ)

※2023年7月24日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年7月24日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


「変わらねばならない」のは誰か(こども家庭庁の「こどもまんなかアクション」のイベントに出席した岸田首相=左2)/(C)共同通信社

 九州や東北地方が記録的な大雨で被害を受ける中、涼しい顔してNATO(北大西洋条約機構)首脳会議やEU首脳協議に出席するための欧州訪問と、立て続けの中東歴訪で外遊三昧の夏を満喫した岸田首相だが、19日に帰国するや、今度は見え透いたパフォーマンスで国内問題の“やってる感”を演出し始めた。

 21日には栃木県足利市で障害者の自立支援に取り組む施設を訪問。施設の利用者が働くワイナリーを視察し、従業員や家族らとの車座対談を行った。

 これは、全国各地で国民と意見交換を行う「全国行脚」の第1弾だ。秋までに6〜7カ所を回る予定で、少子化対策やデジタル、認知症対策などの現場を視察し、「聞く力」をアピールする狙いだという。ちなみに、初回に選んだ足利市は自民党の茂木幹事長の選挙区でもある。

 22日は“異次元の少子化対策”の一環として、子育て支援に対する国民の理解を深めるための国民運動「こどもまんなかアクション」のキックオフイベントに出席。岸田は「給付や保育制度の充実なども大事だが、政策を気兼ねなく活用してもらうために社会も変わらなければならない」とあいさつした。

「キックオフ」に引っ掛けたのか、イベントには元サッカー女子日本代表で2月に出産した丸山桂里奈らも出席したが、毎日新聞などによれば、このイベントの委託費は1350万円だという。委託先は電通プロモーションプラスだ。

 こども家庭庁の今年度予算では、こうしたイベントなどの情報発信に投じる費用として2.5億円が計上されている。

子どもでなくイベントに予算

「こども家庭庁の潤沢な予算が子どものためではなく、イベントのために使われるなんて、税金の使い方が完全に間違っています。首相のパフォーマンスに予算を投入するのではなく、異次元の少子化対策と言うのなら、大学までの学費無償化など実効性のある施策を真剣に考えて欲しい。それに加えて、茂木幹事長のお膝元での車座対談よりも、いま優先すべきは豪雨の被災地対応だったのではないのでしょうか。この週末も被災各地でボランティアが活動していましたが、今後は災害級の猛暑が続くと気象庁が注意を呼びかけています。炎天下のボランティア活動に任せているだけで、政治は何をやっているのか。岸田首相は、豪雨被害を放置して外遊に出かけただけでなく、官房長官や防災相に現地入りして被害状況を把握するよう指示したと言うだけで、帰国後も担当大臣に丸投げなのです。危機感がまったく感じられません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 この週末の首相動静を見ると、岸田が国民のことなんて、これっぽっちも考えていないことがよく分かる。

 22日は令和国民会議(令和臨調)の1周年大会に出席した後、こども家庭庁主催の「こどもまんなかアクション」開始記念行事に出席し、あいさつ。午後4時過ぎには恒例の「ヘアモードキクチ神田日銀通り店」で散髪し、午後6時56分から赤坂の高級しゃぶしゃぶ店「ざくろ」で裕子夫人と食事。翌23日は終日「公邸で過ごす。来客なし」だった。

少子化対策も国会運営も「変わらなければ」と他人事

「ただでさえ庶民は物価高で生活を切り詰めているし、豪雨の被災地では今なお避難所生活を強いられている人もいる。そういう時に首相が高級店で夫人と食事している姿を見て、国民はどう思うでしょうか。家庭を大切にする岸田首相は良き夫であり、良き父なのでしょう。それは素晴らしいことですが、首相の仕事は一般サラリーマンとは違います。ワークライフバランスはもちろん大事ですが、首相の双肩には1億3000万人の生命と財産がのしかかっているのです。良き家庭人として生きたいのであれば、首相を辞した方がいいかもしれません。自分の地位と家庭が優先で、国民生活に無頓着な人に国の舵取りをする資格はない。車座対談で国民の声を聞くといっても、お膳立てされた場で官僚ペーパーを読み上げているだけですから、国民の塗炭の苦しみを理解しようとする気持ちが本当にあるのか疑問です。“聞いてるふり”を続けるだけならば、車座対談を何度やっても支持率向上にはつながらないでしょう」(山田厚俊氏=前出)

 岸田は22日、「こどもまんなかアクション」のキックオフイベントの前に出席した政策提言組織「令和国民会議」の第2回会合でスピーチし、「時代は大きく変化している。国会の運び方やありようも変わらなければならない」「批判にとどまるだけでなく、国民に対して選択肢を示すことができる議論を形で示していく努力をしていくことが大事」などと話した。この発言には非難囂々だ。国会軽視にも程がある。

 首相は行政府の長であり、国民の代表である議会の審議を受け、批評を受ける立場なのだ。これまでも、安倍元首相の国葬や防衛費倍増を国会審議を経ずに勝手に決めるなど、岸田の国会軽視は甚だしいのだが、首相が立法府のあり方に言及するのは異例だ。国会は批判をせず、黙っていろとでもいうのか?

庶民の生活苦が理解できない

 少子化対策についても「社会が変わらなければならない」、国会も「変わらなければならない」──。どんな課題も、岸田は常に他人事なのだ。

 当事者意識の希薄な岸田の発言を受け怒り心頭に発したのだろう、小沢一郎(事務所)のツイッターが強い口調でこうつづっていた。
<完全な馬鹿。変わるべきは意味不明なこの総理であり、自民党の利権政治。この総理は確実に国を滅ぼす。事態は極めて深刻である。皆が目を覚ますべきである>

 本当にその通りで、岸田の頭にあるのは来年の自民党総裁選で再選されるかどうかだけ。国民生活も、この国の行く末もどうでもいいのだ。政権維持のために米国のバイデン大統領に媚を売り、防衛費を倍増する。国民の声も「聞いてるふり」をする。それで支持率が上向くと思っているのだとしたら、おめでたい。

「全国行脚で国民の声を聞くふりのパフォーマンスを始めたのは、支持率急落に焦っている裏返しでしょう。ただ、岸田首相は国会議員3代目で、祖父の代から東京・渋谷の広大な土地に一族のマンションを構えるエスタブリッシュメントです。庶民生活の苦しさなど実感できるわけもなく、彼が売りにしている『聞く力』も、民草の声を聞いてやるという上から目線でしかありません。特権意識の塊なのですよ。これだけ庶民生活が傷んでいるのだから、まっとうな為政者なら、防衛費倍増を諦めて災害対応や物価高対策に回すでしょう。ところが、岸田首相は政権延命しか考えておらず、そのために米国に媚を売る。国民生活なんて二の次なのです。本気で支持率を回復させたいのであれば、傲慢な政権運営を反省して、マイナカードと保険証の拙速な一体化を撤回し、福島第1原発事故の汚染水の放出を急ぐのではなく、“核のゴミ”を根本から止めることを考えるべきです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 読売新聞が21〜23日に実施した世論調査では、岸田内閣の支持率は前回6月調査から6ポイント下落して35%だった。これは内閣発足以降、最低の数字だ。逆に不支持率は52%で過去最高。毎日新聞の22、23日調査でも、内閣支持率は前回調査から5ポイント下落の28%だった。

 国民生活より自分の保身優先なのがミエミエの岸田には、国民も辟易しているのだ。

http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/257.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2023年7月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。