木原官房副長官の“文春砲”スキャンダル ドラマのような事件をウヤムヤにしたら日本はおしまい ラサール石井 東憤西笑
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2023/07/20 日刊ゲンダイ
渦中の木原誠二官房副長官(C)日刊ゲンダイ
内閣支持率が急落している。朝日新聞では37%。自民党の政党支持率に至っては28%と急落した。
とくに女性の支持率は33%から24%まで落ち込んだ。理由は多々あるが、木原誠二官房副長官の文春砲が効いているのではないか。
文春を読んでいない人は詳細をよく知らないだろうが、これがかなり複雑で、まるで小説かドラマのような話なのだ。
最初は木原氏に愛人M子さんと隠し子がいて、その愛人宅から出勤したりディズニーランドに行ったり、というただのゴシップ記事かと思われた。
この段階で現夫人X子さんは被害者だったが、次なる文春砲はX子さんの前夫・安田さんの死が自殺ではなく殺人で、彼女が関わっているのではないかというショッキングなものだった。
2006年に起きたこの事件。安田さんの実父が家に行くと血まみれで横たわる息子を発見した。
実は妻のX子さんはYという知人と不倫し、家を飛び出していたが、前日に安田さんが家に連れ戻し、離婚の話し合いをしていた。
妻は隣の部屋にいて「寝ていて気付かなかった」と証言した。
ナイフで喉の辺りを刺されたのが死因だ。解剖で覚醒剤の反応があり、錯乱して自殺と決着した。しかしナイフがきれいに足元に落ちていたのが不思議だった。
その後X子さんはナンバーワンホステスとなり木原氏と出会う。
しかし18年、未解決事件、コールドケースを担当する女性刑事がこの事件を掘り起こした。「なぜこれを自殺としたのか驚いた」と彼女は言う。X子さんの父親が現役警察官だったからか。
刑事は宮崎の刑務所に別件で服役中のYを執拗に聴取し、ついに事件当日X子さんから電話で「旦那を殺しちゃった」と聞かされ、現場に行ったことを告白させた。
しかしその時X子さんの夫は政府で飛ぶ鳥を落とす勢いの木原氏であった。なぜか刑事は担当を外され、捜査班は縮小されてしまった。
木原氏は当時警察にこう言い放ったという。
「06年当時に捜査してくれていたら、結婚もしなかったし、子供もいませんでしたよ。どうして、そのときにやってくれなかったんですか!」
なんとちゃらんぽらんな。そもそも木原氏は前述のM子さんとも同時に付き合っていて、2人とも妊娠したが、X子さんのほうが半年早かったためそちらと結婚した。M子さんを愛人にした。
女性を人間とも思わぬ聞きしに勝る遊び人だ。
岸田氏はおそらく次の内閣改造でお役御免にして逃げ切ろうとするだろう。しかしこの問題がウヤムヤに終わるようでは日本もとうとうおしまいだ。
ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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