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2023年5月31日04時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK290] どうせ離れられっこない 格差を尻目に犬も食わない自公の喧嘩(日刊ゲンダイ)

※2023年5月30日 日刊ゲンダイ1面紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2023年5月30日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし


何を今さら…(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 連立与党を組む自民党と公明党がモメているというので、「自公の亀裂深刻化」「関係悪化に懸念」などと大新聞の政局報道を賑わせている。

 まるで連立解消もあり得る一大事のように騒いでいるのだが、有権者はドッチラケではないか。こんな小競り合いは、夫婦喧嘩と同じで犬も食わないというやつだ。

 自公関係がこじれた直接の原因は、東京の選挙区をめぐる対立である。衆院小選挙区の「10増10減」に伴って、公明は選挙区が5つ増える東京の第28区(練馬区東部)に独自候補を擁立することを主張。自民党本部の了承も得ていたというが、自民は東京都連の猛反発で28区を譲ることを拒否したため、公明側は「話が違う」と激オコというわけだ。

「公明は千葉でも選挙区を得ようとしていた。4月に行われた衆院千葉5区補選は自民前職が“政治とカネ”の不祥事で辞任したことによるもので、当初はそこに公明が候補を立てようとしていたのです。しかし、自民が公認候補を立てて公明に支援を要請。千葉5区での候補者擁立を諦める代わりに東京28区は公明に譲るというバーター取引が党幹部間で行われたとか。しかし、そんなこと勝手に決められても現場の東京都連は困る。公明は今年1月にも、東京29区(足立区の一部と荒川区)への候補擁立を一方的に決めた。これ以上、譲ることはできません」(自民党都連関係者)

 公明は旧12区(足立区・板橋区などの一部と北区)選出の現職を29区にスライドさせ、新たに28区も要求していた。これを拒否した自民側は、28区の代わりに12区か15区(江東区)ではどうかと打診したというが、すでに両区を地盤にする自民現職もいて、公明側がのめる条件ではない。それで交渉は決裂。25日に公明の石井幹事長が「東京での全選挙協力を解消する」と自民の茂木幹事長に通告するに至ったのだ。

「東京に限定した話」と強調

「公明票は各選挙区に1万〜2万票あるとされる。公明との選挙協力がなければ落選危機の自民議員は少なくありません。今回は公明側が東京での選挙協力解消という強硬手段に出たため、『これが全国に波及したら大変だ』と選挙に弱い議員は慌てているのですが、これは本気の喧嘩ではない。20年以上にわたって連立を組んで政権与党のうまみを知り尽くした自公はズブズブの関係です。権力を維持するため、自民は公明の集票力を手放せないし、公明も権力から離れられない。自立できない党になってしまったのです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 実際、公明は選挙協力解消は「あくまで東京に限った問題」と強調している。「東京における自公間の信頼関係は地に落ちた」とまでタンカを切った石井も、28日に自身が出馬予定の埼玉14区(草加市など)で街頭演説した際に、「協力解消は東京に限定しての話。連立政権に影響がないよう取り組んでいきたい」と話していた。

 公明や支持母体の創価学会が条件闘争に選挙協力を利用するのは今回が初めてではない。2021年の衆院選でも、河井克行元法相が公選法違反で辞職した広島3区に公明が初めて候補者を擁立したが、自民広島県連の猛反発には推薦見送りを示唆して対抗したとされる。

 昨年の参院選でも党本部による一括推薦を見送って選挙区ごとに調整を進める方針を取ったため、多くの地域で推薦決定が遅れた。背景には、岡山選挙区の自民現職が公明の推薦を拒否したことや、比例票で自民から十分な協力を得られていないことへの不満があったとみられる。投開票日が迫るにつれ、自民側は焦りを募らせていた。

選挙協力と連立政権維持の相互依存関係を抜けられない

「政教一致の問題を抱える公明に対し、自民が当時の学会会長だった池田大作氏の証人喚問をほのめかして圧力をかけるなど、両党は犬猿の仲だった時代がある。それが、まさかの連立政権を組んで以降、ともに下野した民主党政権時代にも『悪代官と越後屋』と呼ばれるほどの蜜月関係を築いてきました。公明は選挙協力をタテに自民を揺さぶるのが関の山で、連立を離脱するまでの勇気はない。政治と宗教の問題を抱え、“下駄の雪”と揶揄されても自民に守ってもらうしかないからです。旧統一教会が社会問題化している現状ではなおさらでしょう。第2次安倍政権下で、平和憲法を破壊する集団的自衛権の行使容認や安保法案に学会員から疑問の声が上がっても、政権与党の権力にしがみつき、自民と一体になって進めていった。増税も容認し、いまの岸田政権では軍事大国化も原発再稼働にも従っている。タッグを組んで、ありとあらゆる暴政を押し付けてきた自公連立です。庶民生活を犠牲にしても権力にしがみつくでしょう」(本澤二郎氏=前出)

 今年2月、かつて公明党代表代行も務めた浜四津敏子元参院議員が20年11月に死去していたことが報じられた。2年以上もよく秘匿したものだが、5月27日の朝日新聞夕刊「惜別」欄で取り上げられた逸話は興味深い。

 浜四津氏は生前、自衛隊のイラク派遣に「平和の党が戦争に賛成するなんてできない」と主張していたという。

 引退後の14年秋、安保法制に突き進む当時の安倍首相について尋ねられた際も、「歴史修正主義、戦後最悪の総理」「右翼の跋扈を後押しし、最も国益を害している政治家ではないでしょうか」と手厳しかったそうだ。

まるで未練タラタラのカップル

「自公両党はもともと理念がまったく違う。公明党は『福祉と平和の党』だったはずなのに、いつしか権力にぶら下がるようになってしまった。何でもかんでも自民と歩調をそろえる公明に疑問を抱く学会員もいると聞きます。しかし、理念の違いをのみ込んで20年以上も連立を続けてきた結果、政権維持と選挙勝利を最優先にした相互依存関係に陥っている。今回のイザコザも政策的な対立ではなく、選挙目当ての話です。国民生活を無視した党利党略でしかありません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 物価高に苦しむ庶民を切り捨て、自分たちの議席増にばかりシャカリキなのが自公政権なのである。

 東京での選挙協力解消をめぐる決裂は、公明側が最後通牒だと突きつけたものの、自民の申し入れで30日、自公幹事長の再会談が行われることになった。

 公明の石井は「それでもお話をしたいということでありますので、そこまでお断りすることもないかなと思って……」とか言っていたが、なんなのだ、この茶番は。別れ話を切り出したものの未練たっぷりのカップルみたいだ。お互い不満を抱えていても、結局のところ「俺には(選挙で)尽くしてくれるオマエが必要なんだ」「やっぱり(政権与党から)離れられない」とばかりに元サヤに収まるのは目に見えている。

 29日、岸田首相は長男の秘書官を事実上更迭すると発表したが、その直前には自民党本部での役員会を終えてから、茂木幹事長、東京都連会長の萩生田政調会長、森山選対委員長と協議していた。公明対策を話し合ったとみられる。

 G7広島サミット効果で支持率の大幅アップが期待されたのに、長男の問題と公明との折衝で解散に打って出る機運は急速にしぼんでしまい、岸田も焦っているのだろう。それは結局、岸田も選挙のことしか考えていないということだ。

 それにしても、選挙の心配しかしない高等遊民の世襲政治家と、日々の生活も不安なわれわれ庶民の格差には、ため息しか出ない。自公の痴話喧嘩も、勝手にやってろという気分になる。自分たちではなく、国民のための政治をしてほしい。

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/578.html

記事 [政治・選挙・NHK290] 真相解明まで終わらない123便事件(植草一秀の『知られざる真実』)
真相解明まで終わらない123便事件
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-9effe0.html
2023年5月30日 植草一秀の『知られざる真実』

6月1日午後1時半、東京高裁がJAL123便ボイスレコーダー等開示請求事件の判決を示す。

訴訟は2021年3月28日に東京地方裁判所に提起された。

原告は123便墜落で夫を失った吉備素子さんと123便副操縦士佐々木祐さんの姉、市原和子さんの2名だったが市原さんは提訴を取り下げた。

暗闘が存在したと考えられる。

訴えは日本航空に123便のボイスレコーダーとフライトレコーダーの全面開示を求めるもの。

開示されているものは不完全。

1.内容のすべてを
2.原記録のままの状態であることが確認できる状態で
3.聴取・閲覧できるかたちで

開示することを求めている。

東京地方裁判所は2022年10月13日に原告の請求を棄却する判決を示した。

原告は直ちに東京高等裁判所に控訴。

控訴審では2023年2月21日、4月11日に口頭弁論期日が設けられ4月11日に結審した。

4月11日には原告の吉備素子さんが肉声で高裁に適正な判断を示すよう求めた。

請求の根拠は

憲法第13条が定める幸福追求権、人格権の発展形としての事故情報コントロール権、

ならびに、

国内旅客運送約款に基づく信義則上の安全配慮義務・情報提供義務に基づく権利。

死者の個人情報も遺族等の生存する個人自身の情報と考えられる。

死者の出自の確認・死亡に至る経過に関する情報は遺族の情報でもあるとの考え方に基づく情報開示の請求。

さらに、日本航空は、安全に目的地まで運行し目的地で乗客が下車できるようにする契約上の義務を負い、これが達成できなかった場合、この義務は、何故履行できなかったのかを説明し、情報提供する義務に転化する。

日本航空は遺族に対して情報を開示する義務を負うと考えられる。

しかし、日本航空は

1.憲法の基本的人権保障規定は国家対私人の関係を規律するもので、私人間の関係を規律するものではない。

2.開示を求められているデータは個人情報に当たらない。

3.契約上の義務として情報開示義務が生じると言えない。

4.本件データは事故調査委員会の報告書に紙媒体として記録・添付されている。

5.損害賠償請求事件の和解成立で一切が解決済みである。

と主張している。

5番目の主張について、1991年3月26日にボーイング社を被告とする損害賠償請求訴訟事件で和解が成立しているが、日本航空は被告になっていなかったが裁判所が勧めた和解の最終期日に訴訟参加したもの。

遺族は、和解はボーイング社との和解であってJALとの和解ではないと捉えている。

1番目の、日本航空が民間企業であり憲法の基本的人権規定に規律されないとの主張については、123便が墜落した事件当時、日本航空は半官半民の国策会社であり、民間企業との主張は成り立たないと原告は主張している。

政府事故調は圧力隔壁損傷による垂直尾翼喪失が事故原因だとしているが、墜落から28年も経過した2013年9月に運輸省航空事故調査員会による

「62−2−JA8119(航空事故調査報告書付録)
(JA8119に関する試験研究資料)」
https://bit.ly/3KAt8Kr

が公開され、「異常外力の着力」が明記された。

「異常外力の着力」があった時刻は、ボイスレコーダーに記録されている衝撃音発生時刻と完全に重なる。

資料の116頁に「異常外力の着力点」が図示され、101頁に

「18時24分35.64秒ごろに前向きに、また、36.16秒ないし36.28秒ごろに下向きに、それぞれ異なる異常な外力が作用したことが確からしく考えられる。」

と明記された。

これは、公表されているボイスレコーダーにおける、

8月12日18時24分35秒と同36秒ころに2度、「ドーン」という2度の音声記録

と完全に符合する。

事故調の見解を完全否定する123便外部からの「異常外力」が123便に着力したことを政府資料が明らかにした。

日本航空は信義則上の安全配慮義務・情報提供義務に基いてボイスレコーダー等のデータを完全開示すべきであり、裁判所は開示を命じる判決を示すべきだ。

同時に、この訴訟とは離れても、日本政府は「異常外力の着力」発表を受けて政府自身の自発的行動として事故原因を再調査すべきだ。

平和と暮らしを破壊する軍拡・原発・増税まっしぐら
岸田悪政にNO!NO!NO!
−そうだ、選挙に行こう!政策連合大集会−
日時 2023年6月14日(水)午後6時半開演(入場午後6時)
場所 新宿区四谷区民ホール(地下鉄新宿御苑前駅2番出口徒歩5分)

参加費 無料

事前申し込み必要
info@alljapan25.com
まで、氏名と電話番号を明記の上、お申し込みをお願いします。
会場定員に達しましたら受付を終了します。

予定プログラムは以下の通り。

1.世界平和のために日本がなすべきこと
  元内閣総理大臣 鳩山友紀夫

2.ウクライナ戦乱と台湾有事
  東アジア共同体研究所長 孫崎 享

3.私が原発を止めた理由
  元福井地方裁判所裁判長 樋口英明

4.農業消滅
  東京大学教授 鈴木宣弘

5.自民党は統一教会との関係を断ち切れるのか
  ジャーナリスト 鈴木エイト

総選挙に向けての決意表明 野党国会議員他

集会アピール採択

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http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/579.html

記事 [政治・選挙・NHK290] 「東京28区」自公決裂で都議補選は自民候補“討ち死に”危機…まるで衆院選の「前哨戦」(日刊ゲンダイ)

「東京28区」自公決裂で都議補選は自民候補“討ち死に”危機…まるで衆院選の「前哨戦」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/323736
2023/05/31 日刊ゲンダイ


自民党は議席を取れるのか(自民党の鈴木章浩候補)/(C)日刊ゲンダイ

 衆院選挙区の区割り変更に伴い新設される「東京28区」の独自候補擁立を巡って、自公が決裂。公明党が次期衆院選で「東京では自民候補を推薦しない」と決め“公明票頼みの自民候補が続々と落選するのではないか”と囁かれている。

 その行く末を占う「前哨戦」として永田町で注目を集めているのが、6月4日投開票の都議補選(大田区)だ。各党が大物を応援に送り込み、さながら国政選挙の様相である。

 補選は、先月末の大田区長選への出馬のため、同区選出だった都議2人が辞職したことに伴い実施される。6人が出馬し、事実上、自民元職、日本維新の会の新人、立憲民主党と共産党から支援を受ける前職、小池都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会(都ファ)」の新人の4人が、2つの議席を争う構図となっている。

 気になるのは、これまで自民と選挙協力してきた公明の動向だ。

「これだけの大騒ぎですから、今回、公明の支援者は自民元職の鈴木章浩さんには投票しないでしょう。どの候補にも肩入れせず、事実上の自主投票で臨むことになると思います」(公明関係者)

 すると、鈴木氏の当選は怪しくなる。

「自民は、これまでの都議選では定数7(2017年まで定数8)の同選挙区で3人擁立し、全員当選させるケースがしばしばでしたから、組織票はある。普通なら今回は1位当選が当然だが、鈴木さんは女性都議へのセクハラやじが問題視された過去があり、地元の評判が最悪。それなのに公明票が来ないのは痛い。しかも、主要政党の候補は皆女性で、男性の鈴木さんは浮いてしまっている。現状、同区選出の自民都議は不在ですから、落選したら一大事です」(地元関係者)

維新、小池一派、野党系がヤル気満々


維新の勢いは?(日本維新の会の細田純代候補)/(C)日刊ゲンダイ

 もうひとつ、永田町が注目するのは維新にどこまで勢いがあるのかだ。

「維新は先月の大田区議選で議席数を選挙前の1から4に増やした。大田区選出の都議もいて区内で足腰が強くなりつつある。今回擁立した細田純代さんは地元の町工場の代表で、タマも悪くない。1位当選を狙っているともっぱらです」(同)

 自民から離れた公明票の受け皿になりそうなのが都ファだ。27日には小池都知事が応援に駆け付けた。公明支持層には“小池ファン”が多いからだ。

「統一地方選では知事が応援に駆け回り、一定の成果を得た。今回も知事はヤル気満々です。正直、ライバルは自民ではなく維新ですね」(都ファ関係者)

 立憲と共産が支援する候補は大田区選出の前都議で、先月の区長選に挑戦。落選したものの、地元での知名度は高い。保守票が自民、維新、都ファで割れ、浮かび上がる可能性もある。

 下手すれば、自民・鈴木氏の4位落選もあり得る情勢。そうなれば、自民はいよいよ公明に頭が上がらない。

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/580.html

記事 [政治・選挙・NHK290] <政界地獄耳>自公「地に落ちた信頼関係」その原因は(日刊スポーツ)

【政界地獄耳】自公「地に落ちた信頼関係」その原因は
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202305310000130.html
2023年5月31日8時47分 日刊スポーツ

★25日、公明党幹事長・石井啓一は「10増10減」に伴う自民党との東京選挙区の候補者調整について、自民党幹事長・茂木敏充に対して自民候補に推薦を出さないことを伝え、「これまでの自民党との協議において、東京における自公の信頼関係は地に落ちた。従って東京での自公間の協力関係を解消する」とし、都議選や都内首長選などで自公の選挙協力は行わない。都議会での協力関係も解消するとした。

★打開策を模索するため、30日、官邸で首相・岸田文雄(自民党総裁)と公明党代表・山口那津男が会談。岸田は選挙協力解消の話はせず、「自公連立政権をしっかりと保ち、政治を揺るがすことがないよう継続していく」との方針を確認したという。また「幹事長たちに丁寧に対応するよう指示している」と公明の不退転の決意については幹事長に調整させるとの考えを示した。党首討論のやりとりを見る限り連立解消の考えはないようだが、打開策はあるのだろうか。自民党議員は「既に幾つかの県連では公明党ともめている。問題は公明党の協力がないと勝てない選挙区があると同時に、自民党が公明党を助けている場合もある。選挙だけの関係に特化すべきではないかという声もある」「公明党が連立離脱になれば野党になるのか。公明党は最後まで自民党についてくるしかない」といった強硬派から「東京の問題が両党の関係に広がることのないように」という声もある。

★ただ、石井の言う「自公の信頼関係は地に落ちた」という発言や党首会談の様子だと、都連会長(党政調会長)・萩生田光一と幹事長・茂木敏充の問題調整能力が原因との見方も自民党内には多くあり、20年以上の信頼関係を維持できない2人への風当たりが強いことがむしろ問題という指摘もある。これでは選挙どころではないだろう。(K)※敬称略

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/581.html

記事 [政治・選挙・NHK290] 政府はヤル気あるのか? 熱中症対策計画「2030年までに死者半減」閣議決定の生ヌルさ(日刊ゲンダイ)

政府はヤル気あるのか? 熱中症対策計画「2030年までに死者半減」閣議決定の生ヌルさ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/323799
2023/05/31 日刊ゲンダイ


18日には既に猛暑日に(福島市)/(C)共同通信社

「2030年に熱中症による死亡者数の半減を目指すという高い目標を盛り込んでいる」──30日の閣議後会見で所管の西村明宏環境相はそう胸を張ったが、ちっとも「高い目標」じゃない。

 政府は4月末に成立した改正気候変動適応法に基づく「熱中症対策実行計画」を初めて作成し、30日閣議決定。計画期間はおおむね5年間で関係府省庁が連携して今夏から対策を強化するというが、掲げた目標は「死者半減」だ。なぜ「ゼロ」を目指さないのか。

 熱中症による死亡者数は昨年までの5年間平均で1295人と1000人超えの状況が続く。すでに今年も猛暑日を記録。5月1〜21日の熱中症による救急搬送者は全国で2566人と昨年同期間の1042人に比べ、約2.5倍も増えている。

 今年の夏も酷暑が予想される中、熱中症対策は待ったナシだ。国民の命と健康、暮らしを守る責任を持つ政府が「30年に半減」の目標とは生ヌルすぎる。熱中症死者の半分は「亡くなっても仕方ない」と放置しているに等しい。

 半減のどこが「高い目標」なのか。どうして「死者ゼロ」を掲げないのか。計画立案に関わった環境省の熱中症対策担当者に聞いた。

「今回の計画は4月の法改正により、初めて法令に裏づけられた措置。21年に関係省庁が任意で策定した従来計画の『早期に年間死者数1000人以下にする』から目標を引き上げました。なぜゼロを目指さない? 温暖化や高齢化が進む中、実現できるのかという考え方もあり、現実的な状況を踏まえました。特にゼロを目指せという議論はなかった。まずスタートは足元を固め、しっかり対策を進めようという発想です」(環境保健部環境安全課)

日本気象協会は13年から「ゼロへ」


「高い目標」と自画自賛(西村明宏環境相)/(C)共同通信社

 一般財団法人・日本気象協会は13年から「熱中症ゼロへ」プロジェクトを推進。特設サイトなどで予防行動の普及啓発を呼びかけている。

「『熱中症ゼロへ』とは、『熱中症死者数ゼロを目指す』という意味です。私ども以外の目標の意図に関しては答えかねますが、体を暑さに慣れさせる『暑熱順化』を実践すれば死亡リスクは確実に減ります」(日本気象協会の広報担当者)

 政府が「死者数ゼロ」の目標を掲げないのは「優勝なんか目指しません」と宣言した日本ハムの新庄監督みたいだ。日ハムは昨年、最下位に沈んだが、国民の命を預かる政府が同じ轍を踏むのはご免だ。何事も高い目標を掲げなければ結果はついてこない。

http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/582.html

記事 [政治・選挙・NHK290] れいわ櫛渕氏、登院停止10日に 衆院委可決、1日に正式決定(東京新聞 TOKTO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/253500?rct=politics



「議院の品位を傷つけた」として出された櫛渕氏への懲罰動議。
登院停止10日間の懲罰を科すことになったそうだ。

自民党の丹羽秀樹氏は「自分の主張通りにいかないからと身勝手な手段を取るのは不適切だ」と非難。
「議院の品位」とやらは、どこぞのトイレにでも置き忘れてきたか。

そんなことは既にどうでもよくなってしまった感がある。
プラカードを掲げることを非難するのは、とんでもない「ブーメラン」だと、櫛渕氏に指摘されて、恐れ入ったか・・・。

一応以下に記事の全文を記すが、・・・・。

「衆院懲罰委員会は31日、本会議で与野党を批判する紙を掲げた、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表に、登院停止10日間の懲罰を科す案を自民、日本維新の会、公明各党の賛成多数で可決した。6月1日の本会議で正式決定する。
 懲罰は重い順に、除名、一定期間の登院停止、議場での陳謝、戒告の4種類。自民党の丹羽秀樹氏は「自分の主張通りにいかないからと身勝手な手段を取るのは不適切だ」と非難。櫛渕氏は謝罪し「増税と負担増に危機感を募らせる国民を代表した行為で、やむにやまれぬ思いだった」と弁明した。立憲民主党は戒告を求めた。
 櫛渕氏は、5月18日の本会議で「与党も野党も茶番!」との紙を壇上で広げた。」


以上の様に記事は短い。

今回取り上げたのは、長州新聞が5月27日に掲載した、

「闘う野党の復活を」――なぜ壇上での抗議に至ったか れいわ新選組・櫛渕万里衆議院議員の演説(全文)

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/26710

を、改めて精読する機会を、阿修羅掲示板の住民の皆さんと共有したいと思ったからだ。

形は、「身上弁明」であるが、櫛渕氏の国民へ思い、その思いを原点にした政治への姿勢を縷々述べ、今の歪んだ国会の在り方を批判する、18分間の長い演説だったようだ。

全文を読むのも、理解しながらであれば、同様に18分は優に超えるだろう。
しかし、読み始めれば、時間を忘れ、一気に読み終わってしまうと思うので、まだ、読んでいない人には、是非一読をお勧めしたい。


櫛渕氏の血反吐を吐くような苦悩が伝わってくる。


櫛渕氏は演説の中で、憲法前文の一節を取り上げている。

「国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」

そして言う。

国会議員は、国民の代表者としてこの議場に臨んでいる。
国民の厳粛な信託に本当に応えているか。国民は福利を享受できているのか?。
私たちは、国会の中でも外でも、常に国民のことを念頭に置いて行動しなければならない。

さらに、

「個人の尊厳」や「健康で文化的な最低限度の生活」がすべての人々に保障されるよう国会は機能しているのか?

平和主義を掲げた憲法の規範に沿って、国会で徹底した議論がおこなわれているのか?

すべての国会議員は公務員として「全体の奉仕者」たりえているのか?


そのような自問に始まり、

現在までの自公政権の問題を暴き、

そして、国会議員に呼び掛ける。

「闘う野党を復活させ、苦しんでいる国民の生活と命を救おうではありませんか。」
 「日本の民主主義を正常化させて、政治の暴走を止めようではありませんか。」

「議会のルールや秩序も重要だが、本当に応えるべきは国民の信託であるとの意識を呼び覚まし、「闘う野党の復活」に少しでもつながるのではないか。こうした考えに基づく行動だった。」

櫛渕氏は演説の中で、ケネディ大統領の次の言葉を紹介している。

「われわれは真に勇気ある人間であったか?『敵に対抗する』勇気のほかに、必要な場合には『自己の仲間に対しても抵抗する』だけの勇気を持っていたか?」



本文を読んでみたくなったでしょうか?。

「議会の品位」が失われていることを嘆く櫛渕氏を、「国会議員としての品位」も無い人たちが、「議院の品位を傷つけた」などと騒ぐ。

やはり、懲罰騒ぎそのものばかりではなく、今の国会の有り様を「茶番」と指摘するのは、

「正鵠を射た」ものと言えよう。





http://www.asyura2.com/23/senkyo290/msg/583.html
記事 [政治・選挙・NHK290] 河野太郎大臣マイナカード問題続出で責任転嫁…ポイント誤付与「報道で知った」のア然(日刊ゲンダイ)

河野太郎大臣マイナカード問題続出で責任転嫁…ポイント誤付与「報道で知った」のア然
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/323734
2023/05/30 日刊ゲンダイ


「知らなかった」では許されない(河野太郎デジタル相)/(C)日刊ゲンダイ

 マイナンバーカードの活用をめぐるトラブルが相次いでいる。全国保険医団体連合会は29日、マイナカードと一体化した「マイナ保険証」に関する調査を発表。医療保険のオンライン資格確認を始めていた2385医療機関のうち、実に59.9%もが「トラブルがあった」と回答した。

 調査によると、別人の医療情報を表示したケースが37件。本人と他人の情報が同時に出てくる事例もあった。

 マイナカードを使った住民票の誤交付や別人の公金受取口座への紐づけなど、トラブルは枚挙にいとまがない。共同通信の最新の世論調査でマイナカードの活用拡大に「不安を感じている」との回答が7割に達する中、29日の参院地方創生・デジタル特別委員会で耳を疑う事実が発覚した。

 問題となったのは、マイナカード申請者に「最大2万ポイント」が付与される「マイナポイント第2弾」。今月24日に北九州市で発覚したポイント誤付与の事案について、デジタル庁の河野大臣も幹部も報道されるまで問題を把握していなかったというのだ。

 誤付与は90自治体で113件確認されている。総務省は昨年8月に問題発覚を把握し、翌9月に実務者レベルで関係省庁に共有。ところが、関係省庁であるデジタル庁は、河野氏を含め幹部クラス以上に報告を上げていなかった。

公表は「各自治体に委ねる」


河野太郎デジタル相がマイナカード普及の旗振り役(C)日刊ゲンダイ

 立憲民主党の杉尾秀哉議員が「デジタル庁に構造的な欠陥があると言わざるを得ない」などと追及すると、河野氏は「早い段階で情報を共有して、必要ならば広報しておくべきだった」と答弁。公金受取口座の誤登録トラブルについても、河野氏は「5月19日に第一報の報告を受け、翌20日にオンラインでデジ庁内関係者を集めて詳細を共有した」と説明した。

 河野氏はマイナカード普及の旗振り役だ。国民へのトラブルの周知を怠り、普及の旗を振っていたのだから「知らなかった」では許されない。

 改めて杉尾がこう言う。

「いま国会でマイナカードの利活用を拡大する法改正が審議されているにもかかわらず、最近まで幹部以上が問題を『知らなかった』とは大問題です。国はトラブル続出を『自治体の運用の問題』として、公表は『各自治体に委ねる』と。現場に責任転嫁したいのでしょうが、カード申請などに対応する自治体は休日を返上したり、人事異動で担当者を増やしたり、苦労を強いられています」

 国民の不安は増すばかりだ。

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記事 [政治・選挙・NHK290] 入管法改悪大詰め 難民申請者「ここで自殺する」(田中龍作ジャーナル)
入管法改悪大詰め 難民申請者「ここで自殺する」
https://tanakaryusaku.jp/2023/05/00028943
2023年5月30日 18:02 田中龍作ジャーナル


難民申請を3度却下されたミューチョウチョウさん(左端)と支援者。=30日、参院会館前 撮影:田中龍作=

 この国の政府は人の命を何だと思っているのだろうか。

 3回目以降の難民申請者を本国に強制送還できるようにする入管難民法の改悪法案が、あさって1日にも参院法務委員会で採決される可能性が高い。

 危機感を募らせた当事者や支援者約200人が国会周辺に集まり「入管難民法改悪反対」の声をあげた。

 軍事政権のミャンマーから17年前(2006年)、命からがら日本に逃れてきたミューチョウチョウさん(37歳)の姿があった。

 高校1年生の時から民主化運動に携わっていたミューさんは軍事政権に7回も逮捕された。

 2005年に出獄。翌年、ブローカーの手引きでミャンマーを出国し日本に辿り着いた。


=30日、参院前 撮影:田中龍作=

 ミューさんは3回目の難民申請を却下され、現在は不服申し立て中だ。改悪法案が可決成立し実施されたら、強制送還となる。

 ミューさんは民主活動家であると同時にミャンマー軍事政権が目の敵にするロヒンギャである。強制送還されれば処刑は免れない。

 田中はバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプを取材したことがある―

 軍事政権は2017〜18年にかけてロヒンギャ掃討を本格化し、村ごと焼いたり、赤ん坊を生きたまま火の中に投げ込んだりする蛮行を繰り広げた。このためロヒンギャ80万人がミャンマーから脱出した。

 極端に低い日本政府の難民認定率。不認定の結論を出す審査員にケースが集中する。それも極度に。難民認定させないように入管が仕向けているとしか考えようがない。

 日本政府は難民を受け入れませんよ、と言っているに等しいのだ。

 「強制送還されるくらいだったら、ここで自殺する」。前出のミューチョウチョウさんは淡々と語った。


=30日、参院前 撮影:田中龍作=

      〜終わり〜

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記事 [政治・選挙・NHK290] 公明党が東京で自民党と選挙協力解消 その裏に日本維新の会との取引があるのか 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)

公明党が東京で自民党と選挙協力解消 その裏に日本維新の会との取引があるのか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/323807
2023/05/31 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


強硬方針の裏には…(公明党の山口那津男代表)/(C)日刊ゲンダイ

 公明党が東京での次期衆院選、25年都議選などでの自民党に対する選挙協力を解消するという強硬方針を打ち出した裏には、日本維新の会との密約があるのではないかとの観測がもっぱらである。

 現在、公明党の衆院での勢力は32議席だが、そのうち小選挙区選出は9、さらにそのうち大阪と兵庫が6。これは大阪市議会で過半数を有していなかった維新が「大阪都構想」などの政策に公明の協力を得るため、21年衆院選ではその6選挙区での候補者擁立を見送ったことにより確保された議席だ。

 ところが、先の統一地方選で維新は市議会の過半数を確保し、市政運営上、もはや公明に何の遠慮をする必要もなくなり、次の衆院選ではそれら6選挙区でも候補者を立てることを検討している。もしそこに立てられると、公明の小選挙区当選者は北海道、東京、広島各1の計3人だけになってしまう。

 そこで、「10増10減」で増える10の新選挙区のうち、東京の28と29の両区、埼玉14区、愛知16区で(自民党との調整不十分のまま)候補者擁立を決めた。このうち特に東京28区を譲ることを自民党の茂木敏充幹事長が拒絶したと見るや、その2日後に公明党の石井啓一幹事長は上記強硬方針を表明したのである。

 公明党の1選挙区当たりの集票力は2万票程度と言われている。21年衆院選で東京の25ある選挙区で当選した自民党候補者は16人で、うち公明の推薦を得て当選したのは14人。この人たちの得票から公明の協力分の2万を差し引くという単純計算をすると、6人が次点の立民などに席を譲ることになるが、それだけでなく比例復活した5人の中でも票数が届かなくなる人も出てきて、東京だけでおそらく10議席程度は減らすと言われている。

 以上は自民にとっての引き算だが、その分が仮に、それでなくとも浮動票の受け皿として勢いを増している維新への足し算に回って組織票として下支えすることになれば、自民への打撃はさらに深刻になる。

 その東京での公維協力を実現して維新の東京進出を支える代わりに、大阪・兵庫の6人を潰すのはやめてくれ──というのはなかなかいい取引だということだろう。とはいえ、それが国民の幸せにとって何なのかはよく分からない、党利党略むき出しの駆け引きではあるけれども。


高野孟 ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

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