野党分断中央突破目論む岸田首相
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2023年4月 7日 植草一秀の『知られざる真実』
4月10日(月)午後5時より、参議委員議員会館B107会議室において緊急院内集会を開催する。
主催は政策連合(オールジャパン平和)。
事前申し込み制だがすでに申し込みが定員上限に達したため、受付は終了させていただいた。
後日、集会の動画をネット上に公開させていただくので、ぜひご高覧賜りたい。
集会の概要は以下の通り。
「いま岸田内閣を問う!
−政策連合緊急院内集会−」
主催:政策連合(オールジャパン平和と共生)
https://bit.ly/3ZVWmtW
1. 軍事費倍増
JAL123便ボイスレコーダー開示請求事件
講演 弁護士 佐久間敬子
2. 食の安全・安心の崩壊と食料確保の危機
種子法廃止違憲確認訴訟・条例制定・有機給食の提言
講演 元農林水産大臣 山田正彦
脅かされる食の安全・日本農業崩壊の危機
講演 食政策センターVision21主宰 安田節子
3. 死亡数激増と新型コロナワクチン
死亡数激増とコロナワクチン接種が危険な理由
講演 東京医科大学教授 青柳貞一郎
コロナワクチン接種後死亡者遺族「繋ぐ会」の闘い
講演 反ジャーナリスト 高橋清隆
4. 政策連合でガーベラ革命を実現
政策連合の基本理念・統一地方選前半戦の総括
講演 政策連合運営委員 植草一秀
来賓挨拶
須藤元気参議院議員 たがや亮衆議院議員
高良鉄美参議院議員 ほか
閉会挨拶
村山談話を継承し発展させる会理事長
・政策連合顧問 藤田高景
岸田首相は5月の広島サミット後に衆院解散・総選挙に踏み切る可能性がある。
現在、統一地方選ならびに衆参両院補欠選挙が実施されている。
前半戦の投票日は4月9日、後半戦の投票日は4月23日である。
前半戦では9つの道府県知事選と6つの政令市長選のほか、道府県議選、政令市議選が実施される。
大阪では府知事選と大阪市長選がダブル選になっている。
維新が両首長を維持するかが焦点。
与野党対決型の選挙になっているのが北海道と大分。
神奈川・福井・鳥取・島根の4県では与野党が相乗りで現職候補を支援。
徳島では保守系候補3人が出馬し、保守分裂選挙になっている。
奈良県では自民系候補が2名出馬しての保守分裂選挙になっており、維新候補が漁夫の利を得るのかが焦点。
今後の政局を占う上では、
1.与野党対決型の北海道、大分の知事選
2.維新の大阪ダブル選結果
3.奈良県知事選
が焦点になる。
大阪ダブル選と奈良県知事選で維新が勝利することになると、維新が勢いづく。
他方で、奈良県で自民が敗北すると自民党奈良県連会長の市早苗氏の責任問題が浮上し、維新の勢いが加速する。
高市氏は「ねつ造文書・議員辞職発言」問題で一切責任を問われていない。
立憲民主党の小西洋之議員の責任を問う前に高市氏の責任を問うのが当然の道理だ。
高市氏の影響力急落が想定されることになる。
しかし、日本政治刷新の可能性を考える上では北海道と大分の選挙結果が重要になる。
野党共闘を実施する選挙で野党陣営が勝利できないことになると影響が広がることになる。
次の焦点は4月23日投開票の選挙。
衆参5選挙区の国会議員補欠選挙が行われる。
大分県では吉田忠智前参議院議員が鞍替え出馬する。
安倍元首相の選挙区である山口4区に立憲民主党の有田芳生氏が、岸信夫氏が辞職し、子息が出馬する山口2区に元法務大臣の平岡秀夫氏が出馬する。
極めて重要な選挙になる。
千葉5区は自民党議員辞職に伴う補選、和歌山1区は国民民主党衆議院議員の岸本周平氏が知事に転じたことに伴う補選。
昨年参院選では大分選挙区で自民候補が勝利している。
したがって、5つの国会議員補選で自民がひとつでも取りこぼせば実質的な敗北になる。
4月9日、23日の選挙結果を見て岸田首相が判断を固めると考えられる。
自己都合での衆院解散・総選挙など言語道断だが、その言語道断を続けてきたのがこれまでの自公政治。
衆院総選挙が7月にも実施される可能性を念頭に置いて、今後の戦略を構築しなければならない。
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