記事 [政治・選挙・NHK289] ここがおかしい 小林節が斬る! 森喜朗元首相が発言「ロシアが負けることはない」という嘘(日刊ゲンダイ)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/317931
「悪いのはロシア」・・・しかして、森喜朗元首相の発言は「狂気の沙汰」である。という記事。
(スレが荒れそうな予感・・・)
記事は以下の文章から始まっている。
(文脈の理解を誤らないために、上記URLに飛んで、記事を直接確認願いたい。)
「森喜朗元首相の発言が、また物議を醸している。・・・」
以下、記事の抜粋を記す。
「・・・ いわく、「(日本は)こんなにウクライナに力を入れてしまってよいのか。ロシアが負けることはまず考えられない」「ロシアのプーチン大統領だけが批判され、(ウクライナの)ゼレンスキー大統領は何も叱られないのはどういうことか。ゼレンスキーは多くのウクライナ人たちを苦しめている」。・・・
・・・しかし、今の問題は、「国際法に違反してウクライナに攻め込んできたロシア軍をウクライナ軍が国境まで押し返すことはあり得る」し、そうしなければ自由で民主的な国家が専制国家に征服される悪しき先例を許してしまう。・・・
・・・つまり、「ロシアが負ける」の意味であるが、それが、「ロシアが侵略に失敗する」という意味でなら、現に状況はそれに向かっているし、・・・
・・・また、「ゼレンスキーが多くのウクライナ人たちを苦しめている」という発言は、まさに「狂気の沙汰」である。国際法に違反して隣国に軍事侵攻してウクライナ国民に地獄の苦しみを与えているのはロシアのプーチン大統領である。これは世界周知の事実である。・・・
・・・重要な点は、だからといって軍事侵攻を始めてしまったらそれは国連憲章、不戦条約等の国際法に違反してしまう。だから、「ロシアが悪い」という前提は譲りようがない。
記事の抜粋は以上。
・・・・・
安全地帯に身を置いている者たちが、戦争の勝ち負けを論ずることほど、いかがわしいものはない。
戦争における「勝ち」とは何か、「負け」とは何か。
万民に等しく適用できる「定義」があるだろうか。
人は、戦争の勝ち負けを論ずるとき、自分の思い描く「勝ち」を語り、自分の頭の中の出来事としいて「負け」を語る。
少なくとも、その瞬間は、戦禍に苦しみ、命の危険にさらされて、戦場と化した街の中を逃げまどう、そういう人たちのことは、頭に浮かばない。
戦火の中を逃げまどう人たちにとっては、「死の恐怖」しかないのではないか。
家族の命を奪った「敵」に対する、消えることのない「恨み」しかないのではないか。
「勝ち負け」などは、およそ、サッカーのワールドカップの世界の話だろう。
戦争を勝ち負けで語るほど、馬鹿馬鹿しいことはない。
なぜなら、戦争は、敗者しか生まないからだ。
「ロシアは負けることはない」という森喜朗元首相の発言にしても、負けの定義には触れていない。
根拠も良く分からない。
ただ単に、ロシアという国は、無くなることはないと言っているのか。
そうだとしたら、ウクライナという国も無くなることは無いのだろう。
超大国アメリカはベトナム戦争で敗北した。
しかし、アメリカという超大国は今も存在している。
ベトナム戦争とは、一体何だったのか。
同様に、
「ウクライナ戦争とは一体何だったのか」
ということが問われる時代が必ず来る。
その時「ウクライナ戦争」は、どっちが勝ったのか、という問い掛けは、あまりに虚しい。
人類の科学、医学が進歩したとはいえ、命の原状回復の手段を人類は手にしていない。
これからも、手にすることは出来ないだろう。
だからこそ、「かけがえのない命」といわれる。
そんな「かけがえのない命」を、名も知らない、会ったこともない人間同士で奪い合っている。
それが「戦争」。
「狂気の沙汰」である。
狂気に、「勝つ」も、「負ける」もない。
http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/219.html
2023年1月29日14時09分 〜
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