17. 赤かぶ[184589] kNSCqYLU 2022年9月28日 00:00:12 : M47oK8dBIo : emo5Z2ZkUVd6MGs=[1997]
安倍元首相国葬に抗議、国会前には1万5000人 献花台にも多くの人、行列4キロに
https://www.tokyo-np.co.jp/article/205058
2022年9月27日 21時30分 東京新聞
安倍元首相の国葬が行われた27日、全国各地で抗議活動が展開された。東京では、会場となった日本武道館周辺や国会前などに多くの市民が集まった。
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安倍元首相の国葬に反対し声を上げる人ら=27日午後、国会前で(安江実撮影)
◆「困っている人に税金を」全国から参加者
閣議決定による実施の法的根拠や、公金支出の是非を巡って批判が強まり、世論調査でも反対が多数を占める中での開催。抗議活動では、作家の落合恵子さんや前法政大学総長の田中優子さん、落語家の古今亭菊千代さんら著名な文化人も次々とマイクを握った。
武道館周辺では、警察官によるバリケードの設置で厳戒態勢が敷かれる中、午前から「国葬やめろ」「弔意を強制するな」とシュプレヒコールが上がった。参加者は、首都圏に限らず、大阪府や広島県、沖縄県など全国から集まった。
午前11時、東京・お茶ノ水の錦華公園で国葬に反対する市民集会が開かれ、約600人(主催者発表)が集まった。呼び掛け人の大西章寛さん(48)は「国葬は国民一人ひとりに国家への貢献を強制するものだ」と批判。その後、日本武道館近くまで約1キロを「国葬反対」とシュプレヒコールを上げて歩いた。
道中、国葬の開催を支持するグループとニアミス。警察により引き離される場面もあった。横浜市の木元茂夫さん(67)は「格差が広がる中、国葬により分断が深まるのが心配だ」。初めてデモに参加したという千葉市の男子大学院生(25)は「一人の政治家をカリスマ化させるようで怖い」と話した。
日比谷公園の反対集会にも1000人(主催者発表)が参加した。芸人の松元ヒロさんが「本当に困っている人に税金を使えと言いたい」と訴えると「そうだ!」。午後1時に公園を出発、銀座や東京駅周辺など約2・5キロを「なくそう国葬」などと訴えながら行進した。
茨城県の会社員、横井真木雄さん(71)は「安倍氏の功罪が明らかにされていないし、国葬の法的根拠もない」。通りがかった中央区の女性会社員(40)は「これだけ反対が多くても政治家は無視する。声を上げても変わらないのでは」。
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安倍元首相の国葬反対を訴え、国会前でデモをする人たち=27日午後、東京都千代田区で、本社ヘリ「あさづる」から
午後2時の式典開始と同時に始まった国会正門前の集会には約1万5000人(主催者発表)が駆けつけた。参加者は、武道館の方角へ「憲法違反の国葬中止」などのフレーズを繰り返し、付近の歩道には「国葬反対」などのプラカードを掲げた人たちの長い列ができた。
「憲法9条を壊すな!実行委員会」の菱山南帆子さんは「安倍氏は憲法と民主主義を傷つけた」とあいさつ。東京都新宿区の団体職員、田崎遊さん(36)は「国葬の実施は国会できちんと議論して決めるべきだった。民主主義のあり方が問われている」と語った。千葉県市川市の自営業、徳武さおりさん(47)は「国葬が強行され、悔しい。国葬当日も多くの人が反対の声を上げていると訴えたかった」と話した。
(原田遼、浜崎陽介、奥野斐)
◆朝から献花台に列「マリオ印象的」「身近」
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安倍元首相の献花に訪れ手を合わせる人たち=27日、東京都千代田区で
一方、一般向けの献花台は、日本武道館近くの九段坂公園に設けられた。早朝から列ができ、午後3時ごろには約4キロに延びた。
「小さいころから、活躍している首相といえば安倍さんだった」「リオデジャネイロ五輪でのマリオの姿が印象的でした」
午前9時半、私立高校1年、山本煌惺さん(16)=川崎市=と勝野鉄平さん(15)=練馬区=が遺影の前に花を供えた。学校は、文化祭の代休日だというが「ラフな格好だと良くないかな」と制服着用で訪れた。
安倍氏について、勝野さんは「ロシアのプーチン大統領と親密な関係を築けた。お笑い芸人の方と交流もあり、身近に感じていた。尊敬していた」と言う。一方で国葬反対の声があることにも山本さんは「それなりの理由があると思うし、発信することは大事だと思う」と理解を示した。
足立区の団体職員後藤繁一さん(62)は「安倍さんは日本を強力なリーダーシップでけん引してくれた。感謝のひと言に尽きる。私は私の心情で来た。それぞれに考えがあるだろう」と目を潤ませながら話した。
午後2時、武道館で式典が始まった。車道を挟んだ歩道では立ち止まって黙とうしたり、手を合わせたりした人がいた。武道館にスマートフォンを向けた人には「葬儀なのに写真なんか撮影するな」と誰かが叫んだ。葛飾区の杉山恵子さん(59)は「国葬には反対だけど、葬儀の時ぐらいは静かに送ってもいいのに」と話した。
午後3時、自民党本部前に設置された臨時の献花台でも安倍氏の遺影に花を手向ける人たちが集まった。(小川慎一、奥野斐)
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