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2022年8月09日02時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK287] <目くらましの人心一新>「統一教会隠し」の 内閣改造 焦りと後ろ暗さの裏返し(日刊ゲンダイ)

※2022年8月8日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年8月8日 日刊ゲンダイ


※文字起こし

「電光石火」と評される内閣改造・自民党役員人事が10日に実施される。麻生副総裁や茂木幹事長など重鎮らと会談を重ねた岸田首相は8日、党の臨時役員会と総務会で役員人事の一任を取り付け、一気にコトを進める構えだ。当初、人事は8月下旬から9月上旬とみられていたが、岸田は1カ月近い前倒しに踏み切った。理由はひとつ。政権を揺るがす大スキャンダルに発展した自民と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の“癒着”から世間の目を欺くためだ。

 教団のフロント組織への祝電などを含めれば、自民の国会議員100人以上が反社会的団体と関わりがある事実にもブッたまげるが、最大派閥の清和会(安倍派)に所属していた元参院議長の伊達忠一氏の証言によって、安倍元首相が国政選挙で教団票を差配していたことも明るみに出た。憲政史上最長の8年8カ月もの間、首相の座にあった安倍は、言うまでもなくその間は党総裁を務めていた。茂木は「党として組織的関係がないとしっかり確認した」とか言っていたが、嘘っぱちだ。総汚染は否定しようがない。だからこそ、実態解明を求める世論は8割超に達し、内閣支持率も下落傾向だ。にもかかわらず、それができない岸田は目くらましの人心一新にまっしぐら。唐突な人事はなりふり構わぬ統一教会隠し、岸田の焦りと後ろ暗さの裏返しなのである。

 この国にとって8月は特別な月だ。6日は広島原爆の日、9日は長崎原爆の日。15日は終戦記念日だ。今年は被爆から、そして終戦から77年を迎える節目の年でもある。この国の来し方を振り返り、平和希求への思いを新たにする時空間は政局にかまける岸田によって吹き飛ばされた。核兵器使用をチラつかせながらウクライナ侵略を続けるロシア、台湾海峡の緊張を高める核保有国の中国の脅威によって、核廃絶へ向けた世界の機運が高まる中でのドタバタ。被爆地広島出身を売りに、「核なき世界」の実現を訴える岸田の本性が透けて見えるというものである。

国家安保会議に関係3大臣

 岸田が前のめりで実施を決めた安倍の国葬に関する閉会中審査も8月下旬に控えている。教団と関係する閣僚を一掃し、野党の追及をかわそうという意図がミエミエ。参院選に出馬せずに民間人となった二之湯国家公安委員長や、健康不安も抱える岸防衛相、宗教法人を所轄する末松文科相、山口環境相、小林経済安保担当相あたりは交代確実。岸田はこれで逃げ切るつもりなのかもしれないが、このタイミングでの改造こそが、問題の闇の深さの証明でもある。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「前倒し改造の引き金を引いたのは二之湯国家公安委員長です。反社会的団体の関連イベントで実行委員長を務めた人物を警察行政のトップに据えたのも問題ですが、組織的犯罪行為が認定されている統一教会について〈教義もよく知らなかった〉と言い放つなど、発言はメチャクチャ。銃撃事件を阻止できず、国葬も迫る中で、当事者能力を欠いたトップでは組織がもたないとの判断です。国家公安委員長、防衛相、経産相は国家安全保障会議のメンバーでもあり、関係議員は交代させざるを得なくなっている。安倍元首相の側近で、清和会に影響力を持ちつつある萩生田経産相については党3役へ横滑りが濃厚です。ハッキリ言って、自民党内に統一教会と無関係の国会議員はほとんどいない。内閣改造・党役員人事がプラスに働くかどうか」

 韓国から渡ってきた統一教会と政治の接点となったのは、安倍が敬愛してやまなかった祖父の岸信介元首相だ。教団の政治団体「国際勝共連合」の創設を支援。強い結び付きは娘婿の安倍晋太郎元外相にも引き継がれ、信者を議員秘書として斡旋し、議員を教団セミナーに送り込んでいたという。統一教会は半世紀以上にわたり、岸と福田赳夫元首相が源流となる清和会と密接につながり、安倍に集約されていく。

不倫バレ釈明に置き換えるとメチャクチャ

 朝日新聞(7日付朝刊)によると、教団側はこの20年ほどは安倍との関係を重視。〈教団関係者はこれまでの朝日新聞の取材に、友好団体「世界平和連合」の幹部が窓口となり、晋三氏と連携してきたと説明。この7月に当選した晋三氏の元首相秘書官・井上義行氏ら、最近3回の参院選で安倍派系の候補を推し、当選に貢献していると主張している〉という。党関係者の証言も生々しい。

〈自民党関係者は「右派思想が色濃い清和会と教団は歴史的にも相性が良かった」。選挙に精通する別の党関係者は「教団の持つ組織票は、党ではなく清和会が差配していた」と言う。清和会出身の元議員は「教団は政治の保護を求めて晋三氏に近づいた」と話す〉

 岸田は安倍と統一教会のズブズブの関係は百も承知で「民主主義に対する挑戦」などとデッチ上げ、国葬を決めたのか。卑劣で姑息、国民愚弄極まれりだ。沖縄の青い海をバックに、赤ふんどし姿で時事問題に切り込むお笑い芸人のせやろがいおじさんの動画は、連中の歪んだ政治倫理をズバッとやっている。やや長いが、その叫びはこうだ。

〈誰一人取り残さない多様性は大事やけど、旧統一教会関係の多様な言い訳に関しては「誰一人取り逃がさない!」って気持ちで見てかなアカン!

 この言い訳は許されるやつかどうか判別するときに不倫がバレた人の言い訳に置き換えてみたら分かりやすくなるんよ〉

 まずは安倍の実弟の岸。

〈「多数の被害が出ている団体ということを認識はしていたが、選挙に協力してもらったことはある」言うてたんやけど、これ「相手が既婚であるということを認識はしていたが不倫をしたことがある」言うてるようなもんで思いっきりアウトやん! ほんで今後旧統一教会との関係をどうするか聞かれたら「選挙の時に適切に判断して対応したい」って言うたんやけど、なんで「今後は関係を断ちます」って言えへんねん! 今後また選挙で困った時あわよくば手伝ってもらおうとか思ってません? これ「不倫相手と今後どうするの!?」って聞かれたときに「ムラムラしたときに適切に考えて対応したい」言うてんのと一緒よ!? あわよくばもう1回……感がエグいんですけどー〉

カネ、人、票にあやかれば憲法違反

 猛批判にさらされた岸はその後、「これまでの関係について、しっかり見直さなければいけないと思う」と発言を修正したが、時すでに遅し。矛先は二之湯にも向かう。

〈「統一教会のこと全然知らない」言うてたんやけど、「あの団体が旧統一教会って知らなかったんですぅ」「えっ、あのイベントって旧統一教会のイベントだったんですかぁ?」ってシラ切るパターン多いよ! これ「あの建物がラブホテルって知らなかったんですぅ」「ええっ? 休憩って本当に休むんじゃないんですかぁ?」ってシラ切ってるようなもんや! これほんまに知らんとしたら無知すぎて議員としての資質問われる。知っててカマトトぶってんねんやったらすこぶる悪質や!〉

 岸田への叫びは核心を突いている。

〈「それぞれが丁寧に説明することが大事」って言うてたんやけど、待て待て。どんな説明されたとて「あっ、そんな理由があったから不倫してたのね! じゃあOK!」って、ローラでもなるか! あんたがリーダーとしてやらさなあかんのは、丁寧に説明させることじゃなくて、旧統一教会と手を切らせることや! 参院選の時に「決断と実行」「暮らしを守る」言うてたんやから、今こそ旧統一教会と手を切る決断をして実行して、カルト教団から国民の暮らしを守りなはれ〉

 せやろがいおじさんが海辺を縦横無尽に駆け回り、怒りに任せて何度も海に飛び込む映像は刺さる。必見だ。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言った。

「信教の自由を保障する憲法20条は〈信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、または政治上の権力を行使してはならない〉と定めています。ポイントは後段の〈政治上の権力を行使してはならない〉。国家と宗教、政治と宗教は結びついてはいけないと規定しているのです。宗教団体が政治家を買収し、立法や行政行為に影響を及ぼすのは言語道断。教団が差し出すカネ、人、票によってバッジを付けた自民党議員は、憲法違反の存在と言っていい。今こそ政教分離を徹底しなければ、同じ過ちが繰り返されます」

 ご祝儀相場で支持率が上向くようなことになれば、世も末だ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/573.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 日本人に伝えたい「稲作が温暖化促進」の衝撃事実  CO2の25倍の温暖化効果があるメタンを排出 (東洋経済) 
「日本人に伝えたい『稲作が温暖化促進』の衝撃事実 CO2の25倍の温暖化効果があるメタンを排出」
(青沼陽一郎 東洋経済 2022/8/1)
https://toyokeizai.net/articles/-/607891

夏だ。子どもたちの通う学校も夏休みに入り、お盆ともなれば旅行や帰省で、地方を訪れる家族連れや観光客も増える。そうなればきっと、炎天下で青々とした稲がたくましく育つ田を、どこかしこで目にするはずだ。

日本の原風景ともいえる田園。昨年10月に発足した岸田文雄内閣が掲げる「デジタル田園都市国家構想」が、デジタルの地方からの実装化と変革で都市との差を縮めることを提唱しているように、いわば田園は地方を象徴する言葉でもある。

豊かな水資源に恵まれ、そこに小さな生きものが宿り、緑あざやかな夏の水田を渡って来る風に触れると、あらためて日本人の多くは環境に優しい場所と感じるはずだ。「脱炭素」が叫ばれる時代に、大気中の炭素を還元してくれている、と――。

ところが、現実はその反対だ。コメを作付けることによって、水田から温室効果ガスが排出されている。その量も少ないとは言えない。この現実を、どれだけの日本人が知っているだろうか。

■ 農林業による温室効果ガス排出の5%をコメが占める

指摘は以前からあった。例えば、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が「第5次評価報告」として、「2010年の世界の温室効果ガス排出量」を2014年に公表している。パリ協定が採択される前年のことだ。

その内訳を見ると、総排出量490億トン(二酸化炭素=CO2換算)のうち、最も多いのは発電によるもので、全体の25%を占めている。その次に多いのが農林業の24%だった。次いで産業の21%、輸送14%、建築6.4%と続く。CO2を吸収する側と思われがちな農林業分野だけで全体の4分の1近くを占め、それも発電排出量と大差はなかった。

そこから、農林業による温室効果ガス排出の内訳をみると、森林伐採による影響が37%、次いで牛など反芻動物の消化管内発酵によるゲップの排出などが21%、肥料10%、化学肥料7%、そして5%の割合で「コメ(英語表記:rice)」という項目が入ってくる。農作業機械の燃料使用も5%となっているから、排出量は変わらない。

この「コメ」によって排出される温室効果ガスの正体は、メタン(CH4)だ。コメを作付けることによって放出されている。しかも、メタンは二酸化炭素(CO2)の25倍の温暖化効果があるとされ、換算すると農林業全体の5%を占めることになる。決して少なくはない。

また、牛など反芻動物の消化管内発酵によるゲップも、メタンとなって排出される。CO2換算で全体の2割以上を占める。

「コメ」が排出するメタンは、稲が作り出すのではない。水をはった田の土中に生息する嫌気性細菌が生成したものだ。そのおよそ9割を、稲が土壌から吸収して、そのまま大気中に放出してしまう。その結果だ。

それでも、つまるところ日本人が主食とするコメを国内で生産しただけで、温室効果ガスが排出されていることになる。

さらに、日本の農研機構が「FAOSTAT(国際連合食糧農業機関統計データベース)」から集計したところによると、パリ協定採択後の2017年の農業分野の温室効果ガス排出量はCO2換算で54.1億トン。このうち、メタンによる家畜の消化管内発酵(ゲップ)が38.8%、家畜排泄物の管理に6.5%、稲作は9.9%を占めている。家畜の糞尿処理と比べても稲作のほうが多い。

■ 「2020年比で30%削減」へ動きはじめた世界

メタンはCO2の25倍の温室効果がありながら、「脱炭素」と叫ばれるように、これまではことさらCO2に光が当たってきた。それが、昨年の後半からようやく世界的な関心が向けられるようになった。

昨年11月にイギリスのグラスゴーで開かれた「第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)」で、100を超える国と地域が参加して、2030年までに世界のメタンの排出量を2020年比で30%削減する「グローバル・メタン・プレッジ」が、アメリカと欧州連合(EU)の主導で立ち上がっている。

メタンは農畜産業のほかにも天然ガスの生産で排出される。人の活動によって発生する温暖化ガスでCO2に次ぐ16%を占める。温室効果はCO2の25倍である一方で、CO2ほど長く大気中に滞留しないため、排出量を削減すれば気候変動対策に素早く、しかも大きな効果が期待できるというのだ。

発足を宣言したアメリカのバイデン大統領は「今後10年で最も重要な取り組みの1つになる」と語っている。

日本も参加していて、今年6月17日にアメリカ主催で開催された「エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム(MEF)」に岸田首相は、ビデオメッセージを寄せた。「グローバル・メタン・プレッジおよびメタン対策における世界規模の迅速な行動の重要性を改めて強調します」と明言している。ようやくメタンに目線が向かってきたところだ。

ただ、アメリカをはじめとする世界のメタンの排出量上位10カ国のうち、中国、ロシア、インド、イランは参加を見送っていた。

そうしたところに、今年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻がはじまった。西側諸国の経済制裁によって、ロシア産の原油の輸入禁止措置をとったことで、世界的な原油高に拍車をかけ、ロシアに天然ガスを依存する欧州諸国では供給が減ったこともあって、石炭への回帰が進む。

ドイツやオランダでは、これまでの石炭火力の制限を撤廃する方針を、すでに打ち出している。世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より低く保つことを長期目標として、1.5度に抑える努力を追求するとしたパリ協定も、実現可能性が危ぶまれる。地球温暖化対策は後退している。

■ 小麦の代替として注目を集めるコメ

そこに世界的な食料危機への懸念が出てきた。なかでも小麦は、ロシアが黒海を封鎖したことでウクライナ産の輸出が滞り、小麦の国際価格が高騰。ウクライナからの輸入に頼っていた中東やアフリカ諸国は窮地に追い込まれている。

日本でも、すでに4月の時点で政府が買い付けた輸入小麦を製粉会社に売り渡す「売り渡し価格」が、前年10月期と比べて平均17.3%も引き上げられた。これはロシアが侵攻を開始する以前から、北米を襲った干ばつによる不作で国際価格が上昇したことによるものだが、ロシアによる黒海封鎖の今後の動向によっては、この10月に迫った小麦の売り渡し価格の見直しにも影響が出ないとも限らない。

さらには、エネルギー価格の高騰やアメリカをはじめとするインフレ傾向が拍車をかけて、日本国内でも食料品価格の値上がりが続いている。

そうしたなかで早くから小麦の代替に注目されているのがコメだ。食料自給率が37%の日本でも、コメはほぼ100%自給できる。

すでにパンやパスタの値上がりに、即席米飯(パック米飯)の市場が拡大し、米粉パンへの関心も高まっている。岸田首相も4月26日の記者会見で「国産の米や米粉、国産小麦への切り替えを支援する」と言及している。自民党内でも国産米や米粉の需要拡大の検討を進めていた。

コメへの切り替えは世界的に見てとれる潮流で、すでに世界のコメ輸出の主要国であるタイでは、コメの輸出量が前年を上回る。

そこでコメの増産が進めばそれだけメタンの放出も増えることになる。

ただ、日本も手をこまねいているだけではない。稲作によるメタン対策として、水田の「中干し」を推奨している。

稲が根を張ったあと、いったん水を抜いて田を乾かすことでメタンの排出量が減ることに期待したものだ。それで従来の排出量の約30%が削減できるとされる。この水田管理手法を海外にも広めていく考えを示す。

■ 人口減によるコメ需要の減少という別の課題

ところが、ここにもまた懸念材料がついてまわる。日本の農業従事者は年々、高齢化が進んでいる。数も減っている。

一方で、岸田政権が掲げる「デジタル田園都市国家構想」では、農地管理をデジタル化したスマート農業への移行が叫ばれている。今さらながらに、コメの生産者に手間のかかる「中干し」を求める旧態然とした単純作業に実効性があるのか、首を傾げたくもなる。

先月27日に農林水産省が発表したところによると、2022年産の主食用米の作付面積が、前年に比べて約4.3万ヘクタール減る見通し。家畜の餌になる飼料用米や、大豆や麦などへの作付けへの転換が進んだことが背景にあるようだが、もっともそれ以前に、人口減からコメの需要そのものが毎年減少し続けている。

食料調達の確保と地球温暖化対策の推進。世界的な食料危機の懸念をコメの増産で乗り切ろうとすれば、それだけ温室効果ガスの排出も増える。そのことは、少なくともこの時代を生きる日本人としては知っておきたい事実である。

------(引用ここまで)----------------------------------

今、気候変動対策、温室効果ガス削減を理由に、世界中で農業の破壊が進んでいます。

人工的に飢餓を起こし、人口削減と食糧配給制を勧めるNWO、グローバリストたちの策謀です。

これも、そういった連中の意向に沿った御用記事で、内容はデタラメです。

そもそも地球温暖化は疑わしいし、それが二酸化炭素やメタンの増加によるものだという証拠も
ありません。

われわれ日本人は何千年も稲作を続けてきたのですから、地球温暖化詐欺は無視して、
食料自給に努めるべきです。

農業の破壊には断固として反対しなければなりません。


(関連情報)

「【動画あり】オランダで農民が政府の脱炭素政策に反対し大規模デモ。
道路は封鎖されスーパーの棚は空/政府は家畜が排出する窒素の半減計画を発表/
実施なら農民の3割廃業」 (Total News World 2022/7/7)
http://totalnewsjp.com/2022/07/07/netherland/
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/574.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 古市憲寿「あまりにヒートアップすると容疑者の目論み通りに」そのどこが悪い(まるこ姫の独り言)
古市憲寿「あまりにヒートアップすると容疑者の目論み通りに」そのどこが悪い
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/08/post-5bd5a1.html
2022.08.08 まるこ姫の独り言

古市憲寿には呆れる。

そもそもほとんど地上波を見ない事から、この人の発言している場面は見たことないが、フジに出ている時点でこの人の立ち位置がよくわかる。

三浦瑠璃と同じく、権力者視点でしか物が言えない人じゃないか。

指令でも受けているのか。

古市憲寿氏、旧統一教会問題「あまりにヒートアップすると容疑者の目論み通りになる」  
 8/8(月) 9:56配信 デイリースポーツ

>社会学者の古市憲寿氏が8日、フジテレビ系「めざまし8」で、旧統一教会問題について、一部報道がヒートアップしていることに「ヒートアップしすぎると山上容疑者の目論み通りになってしまう」と注意を呼びかけた。

>「ヒートアップしすぎないで、ちゃんと糾弾するのが大事」と訴えていた。

古市が言っているように、山上がこういう展開を意図して「むしろ誰を狙えば日本中が注目してくれるかを考えた上で凶行に及んだ」と考えての凶行だとしたら、山上は本当に頭がいい人物だと思う。

統一教会の教祖を狙うより、その広告塔だった政治家を狙えば、しかもつい最近まで総理だった人物を狙った方がより効果的だと考えたとしたら想像以上に頭が切れる人物だ。

山上の凶行が成功したことで、統一教会と多数の政治家が密接に関係していた事実は、パンドラの箱を開けたともいえる。

山上の凶行は正当化できないし賛美もできない。

そして山上は自分の犯した罪によって罰せられる。

が、山上の行動によって自民党政治家の闇や暗部が暴かれたことは国民に取って願ってもいない成果だった。

古市の言うように権力者側から見たら「ヒートアップしすぎないで、ちゃんと糾弾するのが大事」と言えるかもしれないが、私たち庶民からしたら、自民党政治が長年カルト教団と深く関わって来た事が白日の下に晒されたという事は、とても有意義なことだ。

今、ヒートアップしないでどうするのか。

どんどんヒートアップして、煮え切らないNHKや朝日なども巻き込んで、闇が深いこの問題をどんどん掘り下げる必要がある。

むしろヒートアップすることが必要だ。

そうすることによって、統一教会からの二世三世信者への洗脳も少しは解けるだろうし、身の程すぎる献金や、高額なものを買わせる事も、少しは防げるかもしれない。

そして何とかして自民党全体が「統一教会と手を切る」と言わざるを得なくしたい。

沈黙する方がどうかしている。

大人しくしていたら、自民党と統一協会の目論み通りになってしまう。

統一教会と自民党の深い関係は、政教分離とは名ばかりで、カルト教団の教えが改憲への道筋に繋がっているとしたら大問題だ。

国民が大人しくしていたらこのまま終わってしまう。

それをさせないためにも、一人一人がどんどんヒートアップして終わらせないようにすることだ。

古市の権力者視点に乗せられてはいけない。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/575.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 甘利前幹事長が2週間ぶりツイッター更新…番組出演“宣伝”の厚顔無恥と目に余る我田引水(日刊ゲンダイ)
 

甘利前幹事長が2週間ぶりツイッター更新…番組出演“宣伝”の厚顔無恥と目に余る我田引水
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309491
2022/08/09 日刊ゲンダイ


何かと火種に…(自民党の甘利明前幹事長)/(C)JMPA

 銃撃事件で横死した安倍元首相の追悼演説を務める予定だった自民党の甘利前幹事長が5日、約2週間ぶりに自身のツイッターを更新。秋の臨時国会へ先送りとなった追悼演説に、思うところがあるようだ。

《7月29日に放送されたCS放送TBSNEWS「国会トークフロントライン」を記事でお読みいただけます》──。投稿はこんな内容。記事は同番組に安倍の“盟友”としてゲスト出演した甘利氏の発言をまとめたものだ。

 番組冒頭、安倍との関係について聞かれた甘利氏は、「この話題になると涙が出てきちゃってダメなんですが……」と前置きしつつ、「(安倍氏の死は)世界(にとって)の喪失」「偉大な政治家を失ってしまった」などと雄弁だった。

 問題の追悼演説については、「静かな環境でやるべきだと思う」と強調。誰が演説を行うかについて、安倍の妻・昭恵夫人の意向があったかを聞かれると、「『そういうご要請があれば当然、もちろんお受けしますよ』と内々のことで(国対委員長に)お返事だけしました」と明かした。

 そもそも、追悼演説は甘利氏が3日召集の臨時国会で実施する案が浮上していたが、人選に与野党から反発が続出。甘利氏が自身のブログで安倍派の後継者について「誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない」などとコキ下ろし、同派幹部から大ヒンシュクを買ったことも反発の火に油を注いだ。自ら国会をザワつかせる火種をつくったのに「静かな環境づくり」を訴えるとは、あまりにもツラの皮が厚い。

「政治的な掻き回し」と切り捨て

 しかも「静かな環境での追悼」を訴える割に、世論を二分している国葬の是非については、「国葬を行えば世界中の国家元首を含めた指導者が来られる」「日本のプレゼンスはドンと上がります」などと“政治利用”の魂胆丸出し。「国を挙げてみんなが弔意を表する機会、あるいは世界中が表す機会を政治的に掻き回さないほうがいいと思っている」とも主張した。国民置き去りの拙速な実施表明こそ、極めて政治的なのに、国葬反対の声を「政治的な掻き回し」と切り捨てるとは、あまりにも我田引水が過ぎる。

 金銭授受疑惑や昨年の衆院選での小選挙区敗北など、「静かな環境」を乱している原因は自分にあると思わないのか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/576.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 新聞・NHKに負けるな<本澤二郎の「日本の風景」(4529)<いま報道すべきは統一教会に乗っ取られた政府自民党の内実>
新聞・NHKに負けるな<本澤二郎の「日本の風景」(4529)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33746825.html
2022年08月09日 jlj0011のblog

<いま報道すべきは統一教会に乗っ取られた政府自民党の内実>

 日本国民が選択したはずの政府与党が、その実、外国の詐欺犯罪専門のカルト教団に乗っ取られていた、という重大な危機を報道することが、果たすべき言論でなければならない。ところがどうか。大手の新聞は、こそこそと逃げている。大衆に圧倒的な影響力を有している公共放送のはずのNHKは、相変わらず政府擁護で責任を果たしていない。

インターネット報道はというと、こちらは見事なくらい、右翼のメディアに占拠されている。日本国民は、戦後最大の政治的危機の場面で盲目にされてしまっている。一部のインターネットの掲示板でしか、真相の一部を知るしか術がない。しかも、野党の無力さも災いしているから、国民は踏んだり蹴ったりである。今一番に、命がけの政治闘争をするという気迫が、市民に伝わってきていない。

 この政治腐敗構造の根源は、岸信介と笹川良一と文鮮明である。関係者は死んでいないが、後継者は健在だ。その一人の安倍晋三が銃弾に倒れたが、笹川と文の後継者は、途方もない宮殿を建設し、あるいは研究機関・福祉バラマキ財団を率いて、威勢がいいではないか。

 資料は沢山あるし、日本の公安当局のファイルだけでも山ほどある。ジャーナリストにとっては、取材の材料は山ほどある。岸右翼人脈は、その後に福田赳夫にしっかりと継承された。岸の娘婿の安倍晋太郎は、岸・福田派清和会を継承した。

 さらに森喜朗が談合で政権を掌握すると、それを小泉純一郎が手にして、郵政民営化や靖国参拝を強行して、隣国との友好関係を根底から破壊した。それでも安倍晋三へとつないで、一度は失敗したが、二度目は岸の国粋主義を開花させた。その間にも福田赳夫の長男・康夫が、また安倍の盟友の麻生太郎が永田町を占拠して、日本を破産に追い込んだ。それでも菅義偉と岸田文雄へと継承し、清和会の永田町を存続させてきた。

 岸によって育まれた統一教会勝共連合は、この間に清和会を完全に呑み込み、自民党反共右翼を抱え込んでしまっていた。そして恐ろしいことに統一教会改憲案が作られ、それがそっくり自民党の改憲草案になっていたことも発覚した。

 驚天動地とはこのことか!人類史上、こんな例はないのではないのか。朝鮮半島や大陸の人たちは、どう思っているのであろうか。愚かすぎて話にもならない日本人に、侵略・植民地支配された国の政府や国民の反応を聞いてみたいものである。

<政府と一体となって嘘を垂れ流す報道に翻弄されない自立人間>

 日本国民に覚悟を求めている。本気の覚悟である。霞が関の官僚も統一教会と仲良しになっていて、事態の深刻さを考えていないのだろう。彼らは金さえあれば、自分のことだけ、今だけよければいいのだ。孫や子供たちのことや自然破壊など考えていない。

 日本政府がこの調子だから、新聞界がこの調子だから、嘘に負けない、NHKの政府広報に流されない、自立する日本人として対抗していくしか道はない。うんざりするような事態ではあるが、しかし、本気になって覚悟してblogや掲示板などを活用して、真実をつかんで、時には街頭に飛び出すことも検討しなければならない。

 日本人は、いま悲壮な決意が求められている。

<読売押し紙新聞は新聞にあらず、唯一の情報は週刊誌の広告のみ>

 このところ市民活動家が、理由は定かではないが、読売新聞の押し紙を郵送してくれる。郵便代も払わないのに、せっせと自宅に送ってくれる。昨日も届いた。台湾に米議会の右翼下院議長が押しかけてきた場面を、1面トップに扱い、日中関係の緊張煽りに一役買っている。ナベツネの指示なのかどうか?

 必死で「統一教会隠し」をしているのであろう。恥を知らない新聞に明日はないと予告しておこうか。

 自民党政府と統一教会勝共連合のことは、排除して報道していない。「金に汚い読売だから、統一教会と金でつながっているのか」などと憶測が飛び交っているという。

 一つだけニュースを見つけた。週刊新潮と週刊文春の広告である。ここには痛快な見出しが印刷されている。他の週刊誌を圧倒している。大分部数を伸ばしているだろう。コンビニでの売れ行きが注目される。

<興味と関心はナベツネ健康のみの日本記者クラブ?>

 マスコミ関係者の関心は、例によってナベツネの健康問題である。今では車いすが日常化しているという。ナベツネ時代は中曽根新聞からだから、もう大分経つ。中曽根康弘も長生きしたが、ナベツネも頑張っている。

 ナベツネを男にした宇都宮徳馬さんに「どうして右翼に転向したんでしょうか」と聞くと、彼は「それは体制にぶら下がっていれば楽なんだよ」と一撃した。

 日本新聞協会も日本記者クラブも狂ってしまった。日本の言論界の衰退の犯人は、ナベツネと宇都宮さんは見ていた。言論・第四の権力も、いまでは完全に廃れてしまった。電通の配下に成り下がってしまっている。

 それ故に市民の決起が不可欠なのだ。

2022年8月9日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/577.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 岸田首相「旧統一教会との関係見直し」と安倍氏「国葬」の矛盾浮き彫り…SNSでツッコミ続々(日刊ゲンダイ)
岸田首相「旧統一教会との関係見直し」と安倍氏「国葬」の矛盾浮き彫り…SNSでツッコミ続々
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309512
2022/08/08 日刊ゲンダイ


首相官邸に入る岸田首相(C)共同通信社

 8月10日に予定されている内閣改造・自民党役員人事をめぐり、8日午前、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談した岸田文雄首相(自民党総裁)。岸田首相は茂木敏充幹事長を除く自民党四役の交代を検討。無派閥の高市早苗政調会長の後任には、最大派閥・安倍派の閣僚経験者を起用する案が浮上していると報じられている。

 内閣改造では、公明党内に斉藤鉄夫国土交通相の続投を主張する声が多いほか、自民党では岡田直樹参院国対委員長の初入閣が有力視されている。岸信夫防衛相は交代する方向で、民間閣僚となっている金子原二郎農林水産相と二之湯智国家公安委員長はそろって退任させるとみられる。

「前倒し」と指摘されている今回の人事刷新は、安倍晋三元首相の銃撃事件以降、自民党国会議員と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の緊密な関係が次々と明らかになり、内閣の支持率が急落。政権の立て直しが急務だからだ。

 霊感商法などの違法行為が繰り返し指摘されている「反社会的勢力」と政権与党、さらに閣僚が関係を持つべきではないのは当たり前だろう。JNNの世論調査でも、政治家が旧統一教会や関連団体との関係を断つ必要があるかと聞いたところ、「必要がある」は77%に達し、「必要はない」の15%を大きく上回っている。

自民党候補者の旧統一教会票を差配していた安倍元首相を国葬の矛盾

 松野博一官房長官も8日の閣僚懇談会で、各閣僚に対し、旧統一教会との関係をめぐり、「国民に疑念を持たれることのないよう、政治家としての責任において点検し、厳正に見直しを行う」ことを要請。岸田首相も会見で、改造内閣で新たに指名する大臣や現職の閣僚・副大臣について、「団体(旧統一教会)との関係を点検し、結果を明らかした上で、適正な形に見直すこと指示する」と説明していたのだが、そうなるとますます、矛盾が浮き彫りになってくるのが安倍元首相の「国葬」だ。

「岸田首相は、旧統一教会との関係見直しに言及しました。つまり、旧統一教会が問題ある団体だとあらためて認識したわけです。それなら、その旧統一教会と誰よりも深い関係を築き、国政選挙で自民党候補者の旧統一教会票を差配していたと報じられている安倍元首相を国葬にするのは道理が通らないでしょう」(司法記者)

 ネット上でも、《岸田総理は言っていることと、やっていることが何か違うんじゃね》、《『私は国葬される安倍さんから統一教会を紹介された』って大臣が言ったらどうするの?》、《統一教会と本気で関係を断つ気があるなら、しっかり時間をかけて調べるべき。国葬も国会審議で》ーーといった意見が出ている。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/578.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 献金宗教は領土拡大中です 番組ミヤネヤの大偉業です 
献金宗教は領土拡大中です 番組ミヤネヤの大偉業です
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/52006834.html
2022年08月09日 自民党的政治のパンツを剥ぐ

新興宗教は巧妙に税抜けし献金を集めます

統一教会はじめ 献金宗教の本質は
権力ねずみ講です

上に登ればカネが儲かる
下にいれば皮迄剥がれる
みんな必死なのです

****

宗教システムでは不動産が弄られ
土地・家をも吸い寄せます

こうして全国に夥しい
創価文化会館 統一教会会館が出現します
日本国家は蝕む寄生虫の館です

献金宗教の領土となるのです
拠点を支配すれば1っ国1城主となるのです

身の毛がよだつのは
現政権の
「国土交通大臣ポスト」「国家公安委員長」を影響下に持ち
安倍元首相が統一教会系建物の正面脇に
見よ!とばかりのポスター掲示だったのです

日本国家中枢言い換えれば 脳まで支配されているのです
その結果 日本がへたりつつあります

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/579.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 内閣改造“脱・旧統一教会”の真価を占う2つの最重要ポスト 現職2閣僚は教団と関わりが(日刊ゲンダイ)

内閣改造“脱・旧統一教会”の真価を占う2つの最重要ポスト 現職2閣僚は教団と関わりが
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309535
2022/08/09 日刊ゲンダイ


下村博文元文科相(左)と山谷えり子元国家公安委員長も旧統一教会と関わっていた/(C)日刊ゲンダイ

 脱「統一教会」をアピールできるのか。岸田首相は10日の内閣改造で入閣する全閣僚に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係の有無を点検させる考えだが、とりわけ重要なポストが2つある。文科相と国家公安委員長だ。

生殺与奪権を握る

 文科相は宗教法人の所轄大臣。信教の自由や政教分離など憲法の定めにより権限の行使には慎重さが求められるが、裁判所に宗教法人の解散命令を申し立てられる立場にある。

 国家公安委員長は事実上、警察のトップ。社会問題を引き起こした宗教法人の捜査にあたるのは、まず警察組織であることは言うまでもない。

 旧統一教会にすれば、両閣僚こそ「生殺与奪権」を握る最重要ポストと言えよう。それなのに、現職の2閣僚はともに教団と関わっていた。

 末松信介文科相は旧統一教会の関係者2人にパーティー券を購入してもらい、教団関連のイベントに祝電も送っていた。より関係が濃厚なのは二之湯智国家公安委員長だ。2018年に教団関連団体のイベント「ピースロード」で、地元・京都府の実行委員長を務めていたことを自ら認めた。

 旧統一教会と関わっていたのは現職の2人だけではない。第2次安倍政権の発足時の文科相は15年の「名称変更疑惑」の渦中にある下村博文氏。対象を文科副大臣や政務官まで広げれば「関係アリ」はゴロゴロいる。

 14年9月〜15年10月に国家公安委員長を務めたのは、山谷えり子氏である。本人は否定しているが、過去の参院選で旧統一教会の「重点候補」として支援を受けたとする教団の内部文書が存在する。ジャーナリスト・鈴木エイト氏の取材によると、19年9月から約1年間、国家公安委員長だった武田良太氏も旧統一教会及び関連団体の幹部らと17年に米国外遊へ出かけ、韓国で開かれた教団の関連団体主導の国際イベントにも出席していた。

「これだけ接点を持つ議員が、旧統一教会が最重要視するポストに登用されてきたのです。今も教団による被害は後を絶たないのに、この12年間も関係者の検挙がゼロなのは、偶然とは言い切れません。この期に及び、岸田首相の『点検』は閣僚に選ぶ議員任せ。恐らく警視庁公安部は教団と関係が深い政治家リストをまとめているはずなのに、そのデータを“身体検査”に生かそうともしない。政権が旧統一教会の宗教法人認可を取り消すくらいの覚悟を示さなければ、ほとぼりが冷めたら元のもくあみです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 メディアも不断の監視を続けることが「失われた30年」の教訓である。


関連記事
教団を追うジャーナリストが明かす 旧統一教会 ”濃厚接触議員”(FRIDAY)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/461.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/580.html

記事 [政治・選挙・NHK287] NHK解説委員・岩田明子さん、同局を7月末で退職していた 解説委員の仕事は継続(ENCOUNT)
NHK解説委員・岩田明子さん、同局を7月末で退職していた 解説委員の仕事は継続
https://news.yahoo.co.jp/articles/58c46ae0c7baa0d8cbc48e28b5f0e3320dec1ec1
8/8(月) 21:02 ENCOUNT編集部

記者として元首相の安倍晋三氏を担当したほか、さまざまな報道番組でも活躍


NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】

 NHKの政治部で記者として活躍し、政治・外交を担当する解説委員も務め、さまざまな報道番組でコメンテーターを務めてきた岩田明子さんが7月31日付でNHKを退職していたことが8日、関係者への取材で分かった。関係者によるとNHKを退職したものの解説委員の仕事は続けるという。

 岩田さんは東大卒業後、1996年にNHKに入局した。岡山放送局で記者として活躍後、2000年に異動して東京勤務に。報道局政治部に所属し、亡くなった元首相の安倍晋三氏を長く担当するなど政治記者として活躍した。13年7月には解説委員に就任し、政治・外交を担当してきた。

 NHKの番組では「ニュース7」「ニュースウオッチ9」など看板報道番組に出演し、しっかりした取材を感じさせるコメントから確かな情報網とネットワークの広さを感じさせていた。18年からは今年3月まで放送されていた「ニュース シブ5時」の木曜日のレギュラー解説者を務めていた。局内からはネットワークの広さとともにスクープの実績を評価する声が聞こえた。

 関係者は、岩田さんについて、NHK職員という立場を7月31日に退職によって卒業したものの、NHKに残り、解説委員としての仕事を続けるようだと説明した。

 退職後もNHKで仕事をするのは雇用型契約職員という形か出演者契約などが考えられる。8月に入ってもNHKの解説委員室のホームページには岩田さんが紹介されたままになっているが、NHKを退職したことで今後、NHK以外にも活躍の場を広げるのか注目される。

 NHK広報局は「個別の職員の人事上の情報についてはお答えを控えます」とコメントした。


NHK岩田明子解説委員 7月退職 早期退職制度で
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/08/09/kiji/20220809s00042000112000c.html
2022年8月9日 05:31 スポニチ


東京・渋谷のNHK社屋 Photo by スポニチ

 NHKの解説委員で、同局の報道番組に出演していた岩田明子さんが7月末で退職していたことが8日、分かった。スポニチ本紙の取材では、早期退職制度を利用。関係者は「NHKには早期退職した元職員と新たに業務委託の契約を結び、これまでと同様の仕事をしてもらうという制度があるそうです。岩田さんもこれを利用したと聞きました」と話している。今後も解説委員の肩書で番組に出演を続けるようだ。

 岩田さんは東大卒業後、1996年に入局。2000年から報道局政治部に所属し、安倍元首相を02年の官房副長官時代から長く担当した。13年に解説委員室に異動。「ニュース7」などの報道番組で政治や外交の解説をしていたほか、18年から今春まで夕方の「ニュース シブ5時」に木曜レギュラーとして出演した。

 NHKは「個別の職員の人事情報についてお答えは控えます」とした。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/581.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 萩生田経産相に岸田首相が政調会長を打診する「別の狙い」 アベノミクス脱却だけじゃない!(日刊ゲンダイ)


萩生田経産相に岸田首相が政調会長を打診する「別の狙い」 アベノミクス脱却だけじゃない!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/309537
2022/08/09 日刊ゲンダイ


経産相を辞めることを拒否(萩生田光一同相)/(C)共同通信社

 10日行われる内閣改造。しかし岸田プランは、いきなりつまずいている。

 岸田首相は、萩生田経産相に対して、党三役の政調会長への就任を打診したという。ところが、萩生田氏本人が、経産相を辞めることを拒否。わざわざ記者会見で「引き続き経産行政に全力をあげたい」と留任を訴え、「一部報道で“骨格維持”と出ている。自分は骨格ではなかったのか」と不満を口にしてみせた。首相の人事権に異を唱えるのは異例のことだ。

 いったい、なにが起きているのか。

「党三役への起用は、一見、処遇しているように見えます。でも、幹事長は別ですが、政調会長は微妙です。最近は政策も官邸主導で決めてしまうので政調会長は昔ほどの重みがない。しかも岸田首相は、アベノミクスからの脱却を考えている。“積極財政”から“緊縮財政”への方針転換です。その時、党の政策責任者に安倍派(清和会)を就けることで、アベノミクス推進派(積極財政派)を黙らせることを考えていたようです。萩生田さんは、政調会長は割に合わないと計算した可能性があります」(政界関係者)

萩生田氏の党三役起用で派内に疑心


安倍派が分裂すれば好都合(自民党の臨時役員会に向かう岸田首相)/(C)共同通信社

 その一方、岸田首相の周辺からは「萩生田の党三役への抜擢は、安倍派内に不協和音を生じさせることが狙いだ」との解説も飛び交っている。

 生前、安倍晋三氏は、安倍派の四天王として下村博文元文科相、西村康稔前コロナ担当相、松野博一官房長官、萩生田氏の4人の名前をあげていた。政界は嫉妬が渦巻く世界だ。4人のうち萩生田氏を特別扱いすれば、安倍派内に不協和音が生じるのは間違いない。実際、岸田氏と萩生田氏が会談し、人事について話し合った事実が伝わると、安倍派内には疑心が広がっている。

 清和会は、領袖だった安倍晋太郎氏が死去した時も、後継争いが勃発し、派閥が分裂している。石破茂元幹事長の周辺は「安倍派が分裂すれば首相に好都合だ」と指摘している。

 安倍派関係者も、「改造人事によっては、安倍派は仲間割れしてしまう」と懸念している。

「もともと、清和会は一枚岩ではありません。派内には“安倍系”と“福田系”がある。この改造人事で福田系が優遇され、安倍系が冷遇されたら、派内は2つに分断されかねない。すでに福田系の松野博一官房長官と、高木毅国対委員長の留任が内定している。やはり岸田首相は、最大派閥の清和会を弱体化させた方が得策だと考えているのではないか。岸田首相は“俺は政局に強い”と、党内政局に自信を持っているだけに、不安があります」(安倍派関係者)

 甘利明前幹事長から、「誰一人全体を仕切るカリスマ性もない」と、侮辱された安倍派は、いつまでまとまっていられるのか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/582.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 内閣改造の注目はガーシー&見城氏もコキ下す木原官房副長官の去就(FRIDAY)
内閣改造の注目はガーシー&見城氏もコキ下す木原官房副長官の去就
https://friday.kodansha.co.jp/article/259050
2022年08月09日 FRIDAYデジタル


暴露系ユーチューバーのガーシー参議院議員から標的にされている木原誠二官房副長官。内閣改造での去就が注目されるが…

自民党内に激震が走っている――。

岸田文雄首相は8月10日に内閣改造と自民党役員人事を実施する方針を表明。参院選の大勝と、旧統一教会問題を背景に、一気呵成に“地固め”に入る。

岸田首相にとって“目の上のタンコブ”だった安倍晋三元総理が、先月8日に山上徹也容疑者の凶弾に倒れた。岸田首相も目を真っ赤にして故人を追悼するなど、慕っていたことは間違いない。

ただ、首相として自らの政治理念を実現するには、どうしても党内最大勢力だった安倍元総理の影響力を削ぐ必要があった。その1つが選挙前に話題になった防衛省人事だ。

第2次安倍政権において6年半にわたり総理秘書官を務めた、安倍元総理の腹心ともいえる島田和久防衛事務次官が7月1日付で退任。後任に防衛装備庁長官の鈴木敦夫氏が就任した。

「当初、留任予定だった島田氏の“排除”には岸信夫防衛相や安倍元総理も猛反対していました。それでも岸田氏は人事を強行。安倍氏が強い影響力を持っていた国防分野を引きはがすことが目的だったといわれています」(全国紙社会部記者)

岸田首相の構想を実行に移したのが、栗生俊一、木原誠二の内閣官房副長官コンビだといわれている。とりわけ木原氏は政界外でも“悪評”が轟いている。参院選で当選したガーシーはユーチューブ動画で

「今後、僕が暴露する人。情報収集は大方終わっております。自民党の議員です」

と述べ、木原氏の名前をあげた。舞台裏を知る人物の話。

「木原氏のアキレス腱は女性関係です。昨年には週刊誌で“隠し子報道”も飛び出した。ガーシーの暴露も女性問題ではないか、といわれています」

木原氏に関しては『幻冬舎』の見城徹社長もSNSで

《人として終わっている》

と断罪。同氏によれば、昨年12月に知人から「木原氏を紹介したい」と言われ対面したが、「後で」とそっちのけにされ、名刺を渡されることもなく、いまだ音沙汰なしという。さらに

<午前3時過ぎまで女の子たちと騒ぎ、泥酔しながら歌っていたと言う。自分の携帯電話を紛失し、翌朝大騒ぎになり、大捜索をかけてやっと店から出て来たとのことだった>

と暴露。その上で

<本当にガーシーという人が言っている通りだ。こんな人が政権の中枢に居るなら、もう日本は終わる。若い女性と金と権力にしか興味のない上昇志向だけの人物だと僕は思う。木原氏が官房副長官をやっている岸田政権を僕は支持出来ない>

と切り捨てた。

見城氏は安倍元首相と親密だっただけに、安倍派排除に動く木原氏への“口撃”は多少割り引いてみなければいけないだろう。ただ、木原氏に関しては永田町内でも

「岸田首相に取り入ることに成功し、わが物顔で歩いているところがある。岸田首相と一緒にいて、大物感を出している。ある安倍派議員は『木原だけは絶対許さない!』と宣言しており、自民党内でも不穏な空気が漂っている」(政界関係者)

という。

岸田首相は内閣改造、自民党役員人事を前に旧統一教会との関係を点検し、適正な形に見直すことを指示したいと明言した。また宗教団体に不法行為などがあれば被害者の救済に政府として乗り出すとしている。

「旧統一教会と安倍派との“関係”が取り沙汰される中での発言。すなわち、安倍派をさらに排除すると言っているようなものです。

これも水面下で岸田首相と木原氏らで話し合ったといわれています。いま自民党は一大勢力だった安倍派が主の死去でバラバラになっていて、ここぞとばかりに粛清する動きがある」(前出・全国紙記者)

一連の岸田首相の決断に元大阪府知事の橋下徹氏は、フジテレビ系『めざまし8』の中で

「岸田さんは、よく『検討する』と言うだけでなかなか決断しないという評判を聞くんですけど。今回の内閣の改造は凄い政治家の力を発揮したと思います」

「権力関係の中で安倍派に対するすっごい牽制球を岸田さんは出したなって思います」

と述べた。

“自民党の敵は自民党”と言うように、現在党内では苛烈な権力闘争が行われているようだ。

写真:共同通信

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/583.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <「関係絶つのが基本」>自民党と旧統一教会「関係ない」から一転…茂木幹事長“手のひら返し”発言に批判殺到(日刊ゲンダイ)
自民党と旧統一教会「関係ない」から一転…茂木幹事長“手のひら返し”発言に批判殺到
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309575
2022/08/09 日刊ゲンダイ


茂木敏充幹事長(C)日刊ゲンダイ

 自民党の茂木敏充幹事長が8日、臨時の党役員会後に行った記者会見に、SNSで怒りの声が相次いでいる。

 茂木幹事長は旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)との関係について、関係を見直すことを所属議員に通知すると明らかにし、旧統一教会と「これからは関係を持たないということが基本だ」と発言したからだ。

《【関係】を持ってたんじゃないか。お前(茂木)は嘘つきなんだよ。》《しかし、茂木は「関係ない」って突っ撥ねてたの、今更どう説明するんだよ。この男こそアウトだ!》《つい先日「一切関係がない」と、言ってた。舌の乾かぬうちに……の、お手本。》《「基本」てことは、「例外」もあるってことやんwww》などといった具合で、茂木幹事長の発言がさらなる怒りを呼んでいる状況だ。

 茂木幹事長は約1週間前、8月2日の記者会見では、自民党と旧統一教会について「これまで一切の関係を持っていないと確認できた」と述べていた。

 さらに、同4日には立憲民主党の西村智奈美幹事長が、旧統一教会をめぐる被害についての「国会調査委」の設置を茂木幹事長に拒否されたと明かしている。

 このことにも、《何の調査も総括もせず逃げるように言われても信用できない。「来年度の桜を見る会はやりません」で終わらせようとしたのと一緒。説明責任を果たせ》といった厳しい声が相次いでいる。


旧統一教会と「関係絶つのが基本」 自民党・茂木幹事長が言及 各議員に速やかに通達出す考え示す

2022/08/08 TBS NEWS DIG Powered by JNN

旧統一教会について、自民党の茂木幹事長が、所属議員は教団との関係を一切絶つべきとの考えを示しました。

きょう夕方行われた自民党の役員会で岸田総理は、旧統一教会、現在の世界平和統一家庭連合との関係について「十分注意しなければならない」と発言したうえで、自民党の国会議員は教団との関係をそれぞれ点検し、適正に見直すよう指示しました。

これを受け、茂木幹事長は…

自民党 茂木敏充幹事長
「当然、我が党の国会議員には政治家としての自覚をもって点検を行い、見直すということでありますから、これからは関係を持たないということが基本だと」

茂木氏は党所属の議員は教団側との関係は一切絶つべきだとの考えを示し、各議員に速やかに通達を出すとしました。

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/584.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <大メディアも統一教会隠しに加担>「邪な改造」乱れ飛ぶ人事情報(日刊ゲンダイ)

※2022年8月9日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年8月9日 日刊ゲンダイ2面


※文字起こし

 10日行われる岸田内閣の改造人事は、何もかもが異常で邪だ。先週金曜(5日)の夕刻、突如、「岸田首相が来週、内閣改造に踏み切る」というニュースが永田町を駆け巡り、自民党議員は「寝耳に水だ」と大騒ぎ。連立を組む公明党も、同日、山口代表が首相から電話をもらい、初めて知らされたという。自公の党首が顔を合わせての改造協議は、週明けの8日だった。

 自民党役員交代を含む人事は9月というのが政界の一致した見方で、5日に臨時国会が閉会後、選挙区でお盆の挨拶回りなどの日程を入れていた衆参議員は虚を突かれた。それでなくても、8月上〜中旬は広島・長崎の原爆忌に終戦の日と、平和の尊さに静かに思いを馳せる日々が続く。それを乱暴にぶった切るように、岸田は内閣改造の日程を組んだ。まさに奇襲攻撃だ。

「統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党議員の親密な関係がクローズアップされ、内閣支持率が急落した。逆風をはねのけ、難局打開を図ろうという側面があるのは間違いない。もっとも『俺は政局上手』と自負している岸田首相は、不意を打つように電光石火で人事をやって、党内に自らの力を誇示しようという意図も感じられる」(岸田首相をよく知る政界関係者)

 そして5日以降、永田町は人事一色。あちらこちらで情報戦が展開され、与党議員も政治記者も右往左往だ。それは平和記念式典が開かれた6日の広島でも繰り広げられ、式典後の岸田の記者会見は、慰霊そっちのけ。東京から首相に同行した政治記者らの質問は、改造人事に関するものばかりだった。

狙い通りにシメシメ

 大マスコミは小出しにタレ流されるリーク情報に飛び付き、世紀の国民愚弄改造名簿作りを競い合っている。

 まず、麻生副総裁と茂木幹事長、松野官房長官の続投情報が流され、次に麻生派の鈴木財務相、岸田派の林外相の留任情報が続いた。いわゆる政権の骨格は維持、ということらしい。

なぜ自ら率先し、党として調査しないのか

 その後、安倍派の萩生田経産相を政調会長などの党要職で起用、と一斉に報じられたかと思いきや、萩生田本人が8日の会見で「俺は骨格じゃなかったのか」と交代に難色を示し、人事がいったん停滞。夕方になって、公明党の斉藤国交相と安倍派の高木国対委員長の留任が報じられた。他にも「茂木派は小渕優子が再入閣」「安倍派からは西村明宏と参院の岡田直樹の初入閣が有力」といった人事情報が乱れ飛ぶ。

 8日に公表されたNHKの最新世論調査(5〜7日実施)で、内閣支持率は3週間前の前回から13ポイントもの大幅下落の46%。昨年10月の岸田内閣発足後で最低に落ちた。自民党の統一教会“汚染”が影響したのは確実で、「統一教会と政治との関係について、政党や国会議員が十分説明していない」が82%に上った。

 10日の改造に向け、大マスコミが人事の情報を連打し続け、改造後も新大臣の横顔やら抱負やらを報じてくれれば、支持率への悪い影響は緩和されると岸田はシメシメ。統一教会隠しの国民目くらましに、メディアがまんまと乗っかってくれる。岸田は笑いが止まらないだろう。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「統一教会問題では現職閣僚との歪んだ関係があったり、安倍派が最も親密だったりと、人事に絡めた報道がそもそも多かった。そこへ内閣改造ですから、安倍派の処遇はどう変化するのか、派閥ごとの閣僚の人数は……などに焦点を当てた報道ができるので、メディアにとって今回の改造は、いつにも増して格好の材料になっている。それこそが岸田首相の狙い通り。名称変更問題など統一教会に政治が便宜を図った可能性があるのか、教団がどこまで政治に浸透しているのかなど、国民が知りたい疑問を追及する報道が改造をきっかけに減ってしまう恐れがある。メディアには岸田首相の邪な狙いにハマらないようにしてもらいたい」

 岸田は人事の断行を表明した6日の会見で、こう明言した。

「国民に疑念を持たれることがないように、社会的に問題が指摘される団体との関係は十分注意しなければならない」

「仮に法令から逸脱する行為があれば、厳正に対処する」

 しかし、である。岸田が自民党と統一教会との関係にメスを入れられるかといえばノーだ。就任から1年弱、この無策首相が何か1つでも具体的な成果を上げたことがあったか。漠然としたままの「新しい資本主義」が象徴的。感染爆発が深刻な新型コロナ対策も事実上“放置”だ。

 もっともそれ以前に、もはや簡単には手を切れないほど、自民党と統一教会の組織的な癒着はどっぷり。岸信介の時代にさかのぼる両者の関係はもう50年にわたる。

 議員事務所で教団からの派遣秘書が手弁当で働き、信者たちが後援会まで立ち上げ、選挙になれば熱心に手伝ってくれる。それは一種の“麻薬”のようなもので、一度経験すれば手放し難い。

 関係を報じられた自民党議員は100人規模に上る。圧倒的に安倍派に多いのは、代々「文教族」が多く、文科省が宗教法人を所管するため、両者が「選挙支援」と「行政の後ろ盾」というウィンウィンの関係にあるからだ。

 実際、教団の支援を受け、7月の参院選で井上義行議員が当選した。3年前は8万票で落選した井上は、今回、7万票を上乗せして勝利。まさに統一教会の全国の組織票とされる票が乗っかった形だった。

 教団の支援が井上に移ったため、出馬辞退に追い込まれたのが宮島喜文前参院議員。6年前同様の支援を求めたが、「今回は井上」と派閥領袖の安倍元首相に教団の支援を付けてもらえず、出馬を断念したと元参院議長が明かしている。

 統一教会の組織票によって、1人の議員の当落が左右される。そして、当選した議員は今も堂々と自民党に所属している。「党との組織的な関係はない」と繰り返す茂木幹事長の詭弁はチャンチャラおかしい。

持ちつ持たれつの腐れ縁

「自民党と統一教会の関係は、持ちつ持たれつの腐れ縁で、お互いに利用価値があるから続いている。自民党は業界団体頼みの選挙をやってきた。しかし、時代が移り、業界団体がどんどん弱体化している。そんな中で、頼りになるのが宗教団体です。『社会的に問題が指摘される団体との関係は十分注意し』と岸田首相は言いますが、関係議員はできれば手を切りたくない、いつまでも裏で支えてもらいたい、というのが本音でしょう」(五十嵐仁氏=前出)

 だからなのか、岸田は発言とは裏腹に、統一教会問題に腰が引け気味だ。

 当初から「政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明をしていくことは大事」と個人の責任に丸投げ。8日は党所属の全議員に点検と見直しを求めたが、あくまで個人ベースだ。

 なぜ自ら率先し、党として調査しないのか。「国葬」がふさわしいとした偉大な指導者の横死の原因が、統一教会との関係にあったと容疑者が供述したのだ。普通なら背景や真実を必死になって調べるものだろう。それこそが真の弔いだ。霊感商法や人権侵害があるなら、立法措置を講じて反社会的団体として厳しく対処し、被害者を救済することこそが政治の仕事だろう。

 政治評論家の森田実氏が言う。

「岸田政治の特徴は『三十六計逃げるに如かず』。元首相が凶弾に倒れるという、これだけの酷い事件が起きたのですから、背景を徹底究明して政治の正義を取り戻すことが求められているのに、曖昧にしてごまかし、話題を変えて逃げる。だいたい、警察トップの国家公安委員長が統一教会の関連団体の催しの実行委員長を務めていながら平気の平左でいることには呆れます。改造で退任させるのではなく、責任を取らせ辞任させるのが筋でしょう」

 この国はどんどんおかしな方向へ進んでいる。岸田の目くらましにだまされてはダメだ。

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