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2022年8月03日01時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK287] <「無責任なウクライナ報道」悲劇的結末>それみろ プーチンの失脚などは夢のまた夢(日刊ゲンダイ)

※2022年8月2日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年8月2日 日刊ゲンダイ1面


※文字起こし

「国益上の領域を明確にした。それは黒海であり、オホーツク海やクリル諸島周辺の海域だ。これらをあらゆる手段で確実に守る」

 ロシアのプーチン大統領が7月31日、北西部サンクトペテルブルクで行われた「ロシア海軍の日」を記念する式典でこう演説して吠えた。

 記念日に合わせプーチンは、海の安全保障の指針となる「海洋ドクトリン」の改訂に署名。

 米国が海洋覇権主義を取ってロシアの脅威となっていると主張し、国益上、重要な海域を示したわけだが、「クリル諸島周辺の海域」とは北方領土を含む島々の周辺海域のことを指す。「あらゆる手段」とは「軍事力の行使も辞さない」ということだ。

 さらにプーチンは、海上から発射できる新型の極超音速ミサイル「ツィルコン」を、数カ月以内に海軍に配備すると明かし、ツィルコンについて「世界に類似したものがない」とその威力を強調した。

「海軍の日」の式典は毎年行われる国威発揚の場とされる。軍事力を誇示する毎度の“威嚇行為”なのかもしれないが、ロシアの重要海域として北方領土周辺が明確に含まれたことは、日本に緊張が走りかねない最悪事態である。

客観的事実に基づかない報道

 ロシアが始めたウクライナ戦争は泥沼化。テレビや新聞からは戦争報道がすっかり消えてしまったが、ロシアのミサイル攻撃は今も続いている。爆撃対象は、1日に穀物輸出を再開したウクライナ南部オデーサの港さえ例外ではなく、31日には大手穀物関連企業のオーナーが砲撃で死亡し、輸出正常化が危ぶまれたほどだ。

 7月上旬の演説で「西側諸国がロシアを打ち負かしたいなら、試すがいい」と“挑発”したプーチンは強気そのもの。ロシアは、東部ドンバス地域のドネツクとルガンスク両州、南部のヘルソン州やザボロジエ州など制圧した地域について、9月に住民投票を計画しているとも。2014年のクリミア半島同様、ロシア編入を強行しようとしている。

 こうした動きに備え、ウクライナは30日、東部の住民10万人に強制避難命令を出した。欧米からの追加兵器を得て、東部奪還作戦を本格化させるというが、ウクライナの副首相は「ロシア軍による破壊でドネツクにはガス供給ができない」と9月以降の暖房シーズンも戦闘が続くことを示唆。戦争の終わりはまったく見通せない。

 侵攻以降、日本の大メディアは、明日にでもプーチンが行き詰まるかのように報じてきたが、プーチンは失脚どころかますます意気軒高。あの報道は一体なんだったのか。

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏がこう言う。

「日本の大メディアの報道が、いかに客観的事実に基づかないものだったかという証左です。ロシアの中立的機関の世論調査ですら、プーチンの支持率は侵攻前から上昇し8割をキープしている。戦況にしても、キーウからは撤退しましたが、東部は大部分を制圧したので『ウクライナ東部の人々の解放』という侵攻理由に沿っており、ロシア国民には不満がない。経済制裁についても、当初の不安は消えました。原油価格が高騰したうえ、中国やインドが原油を大量に買ってくれたので、収入が増えているからです。ロシアを悪く言う専門家ばかりに頼った日本の大メディアは、先行きを読み間違えたのです」

 テレビで見ない日はなかった「防衛研究所」の職員たち。防衛省のシンクタンクだけに、ロシア苦戦の解説は、岸田政権の方針に沿ったプロパガンダの意図もあったのか。

 そして、日本政府のお先棒を担ぐ形でウクライナ当局の報道を垂れ流してきた大メディア。洪水のような報道がなくなったのは、長期化して視聴率が取れなくなったからか。

 本来は今こそ、資金力も人手もある大メディアの出番のはずなのに、「無責任なウクライナ報道」に頬かむりするだけなのか。

異論排除の政治がオプションなき思考停止を招いた

 現状を冷静に分析すれば、プーチン失脚などは夢のまた夢だ。北方領土を含む周辺海域を守るためなら「軍事力の行使も辞さない」とプーチンに凄まれ、日本政府は右往左往じゃないか。

「サハリン2」の一件でも日本政府の対応はお粗末だった。極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業について、プーチンが6月末、運営会社を事実上、国営化する大統領令に署名。日本の大手商社が保有する権益が、ロシアに接収される可能性が出てきたのだが、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議にまで岸田首相が出席した日本に対し、プーチンが“報復”に出る恐れは十分予想できた。しかし、日本政府は、情報収集も危機管理も全くできていなかったのだ。

 萩生田経産相は「我が国の権益が損なわれることがあってはならない」と繰り返し、7月末の訪米で「サハリン2維持」を米側に説明、「理解を得た」と胸を張っていたが、当のロシア側の動きは見通せていないのだから、独り相撲みたいなもんだ。

 ロシアの軍事侵攻は国際法違反であり、決して許されない。だが、欧米の経済制裁にただただ足並みを揃え、先手を打って、駐日ロシア大使館の外交官らを国外退去させた岸田政権の判断に、国益を考えた熟慮はあったのだろうか。

 ロシアは「非友好国」に指定した日本に対し、「北方領土問題を含む平和条約締結交渉を続けることは不可能だ」と表明した。安倍元首相が27回も会談し、森元首相が大統領就任初期からカウンターパートとして付き合ってきたプーチンとの関係は全てパー。経済支援をふんだくられただけで、外交上の成果はたいしてなかったとはいえ、日本にいまやロシアとの交渉のパイプはない。軍事侵攻の気配でもあろうものなら、米国にすがりつくしかない状態だ。

子どもの外交で国滅ぶ

「日本の今の国際情勢についての分析や判断は偏っています。それはロシアやウクライナだけではなく、中国や台湾に関しても同様です。政府の外交判断には常にオプションが必要。『プランA』を実行したらどのような危険性や変化があるのかを見極め、別の見解を採り入れた『プランB』のオプションも用意する。中国と対抗している米国だって、ペロシ下院議長の台湾訪問計画に米軍は『行くな』と進言しました。ニューヨーク・タイムズなどのメディアも反対の論調を掲げた。米国ではそれぞれの任務において、異なる意見があることは歓迎されるのです。ところが、今の日本は異なる意見が排除される。長く続いた安倍・菅政権下で『プランA』だけになり、オプションが議論されることはなくなった。岸田政権はその延長線上にあり、思考停止が続いています」(孫崎享氏=前出)

 終わらない戦争が超のつくインフレを招き、バイデン政権は支持率が下落。秋の中間選挙を前に、バイデンはウクライナどころではなくなっているという。

 結局、長期的な軍事的緊張で得をするのは米国の軍需産業だけだろう。防衛費を拡大し、米国の尻馬に乗るだけの岸田政権は危険極まりない。

 政治評論家の森田実氏が言う。

「『世界は民主主義対専制主義の戦いだ』というバイデン米大統領の考え方は根本的に間違っています。議会制民主主義は武力ではなく、協議による多数決で物事を解決する平和的手法ですよ。民主主義のために戦争するのは矛盾した犯罪的な過ちで、そんなバイデンに岸田政権は尻尾を振ってついていくだけ。その結果、『サハリン2』の権益が危うくなって慌てているのですから、やっていることは子どもの外交です。国民は目を覚まして岸田内閣の支持率をゼロにしないと、この国は滅びてしまいます」

 今こそ大メディアは、「プランB」を提示する時ではないか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/504.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 自民は「統一教会との関係、世論の批判警戒」どこの反社集団なんだか(まるこ姫の独り言)
自民は「統一教会との関係、世論の批判警戒」どこの反社集団なんだか
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/08/post-f93a7e.html
2022.08.02 まるこ姫の独り言

どれだけ国民を舐めているのか、侮っているのか。

自民党は、統一教会との関係が明らかになった今、世論の批判が自民党に向かう事を警戒しているだと。

考えることが本末転倒で、本来は、ここまで統一教会とのズブズブの関係が暴かれたわけだから、徹底調査をするのが公党の考え方だと思うが、なんと!世論を警戒するというのが自民党の姿勢で。

これでは反社集団と何ら変わりがない。

自民、旧統一教会との関係発覚相次ぐ 世論の批判警戒、野党は追及
 8/1(月) 7:04配信 時事通信

>安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件をきっかけに、自民党の現職閣僚や国会議員と「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との浅からぬ関係が次々と明るみに出てきた。

>自民党は「党として組織的な関係がないことは確認している」(茂木敏充幹事長)と、世論の批判が同党に向かうことを警戒。

凄いね!自民党の自己中心的な考え方は。

自分達の事しか考えていない。

党として組織的な関係がない事を確認しているというなら、なぜそれを事細かく説明しないのか。

茂木は、自民党議員と統一教会の浅からぬ関係が、あれだけ証拠写真や映像として残されていても、知らぬ存ぜぬを繰り返して来たが、ここへ来てもまだ国民には何の根拠も示さず、関係がないと言い張っている。

根拠のある説明もせず、忘れやすい国民はすぐに忘れると高をくくっているかのように時が過ぎるのを待っているだけの自民党。

これが政権与党の自民党の姿勢だ。

いつもこの調子でけむに巻いてきたのが自民党で、今までの成功体験が忘れられないからこそ今でもしっかり体現している。

自民党と統一教会の関係性は、自民党議員がカルト教団の選挙の票を貰ったり、選挙の時にサポートをして貰ったり、あるいはカルト教団もその見返りとしてカルトの教えを自民党の改憲草案に載せてもらったり、お互いに利益を得ていたことはすでに分かっている。

こういう関係性が少しずつ国民の知るところとなっていることを警戒するって自民党らしいと言えばらしいが、相変わらず臭い物に蓋をすることしかしない。

ここまでカルト教団と自民党がズブズブの仲になっていることがバレたら、隠す事なくすべて洗い上げてさらけ出して、二度とカルトと政治家が繋がることをしない仕組みを作るのが公党の役目だろうに。

自民党議員と野党議員の一部は、政治家がカルト教団の広告塔になることで、信者がカルトにすっぽりハマり、財産を奪われ身ぐるみはがされて悲惨な目に合っている現実を知っているのか。

深刻に考えているなら、知らぬ存ぜぬで済む訳がない。

が、自民党は、信者の悲惨な現実に目を背けて、なかった事にしたいだけで隠す事しかしない。

しかし政権与党が隠すことばっかりしていたら前に進まないし、今までの腐臭漂う政治にピリオドを打つこともできない。

ここは野党の出番だし攻め時だ。

カルトと自民党が繋がってこれからも進むようでは、カルトに国が乗っ取られたも同然になってしまう。

とにかくがむしゃらに追及して、二度とカルトと政治が繋がることのない法律を作る以外に、この国の未来はない。

大人しくしていたら駄目だ!

喧嘩上等の気迫を示すことも必要ではないか。

しかし、こんな大問題が勃発しているのに、臨時国会がたったの3日間ってどんな危機感のない国なのか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/505.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 旧統一教会と“超濃厚接触”自民議員32人リスト 内閣改造・党役員人事が岸田首相の「踏み絵」に(日刊ゲンダイ)


※2022年8月2日 日刊ゲンダイ3面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋

旧統一教会と“超濃厚接触”自民議員32人リスト 内閣改造・党役員人事が岸田首相の「踏み絵」に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309179
2022/08/03 日刊ゲンダイ


「旧統一教会」と濃厚に接触している32人議員たち(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相の政権運営に暗雲が漂ってきた。凶弾に倒れた安倍元首相の国葬実施で求心力を高め、独自路線を突き進むはずが、むしろ世論の反発を招き、内閣支持率は急落。「自民党と反社会的教団」の関係に対する不信感を高めている。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連イベントに祝電を送る程度ではなく、とりわけ教団と濃厚に接触しているのが32人の面々だ(別表)。いわば政権の足を引っ張る「A級戦犯」だが、岸田首相はどう処遇する気なのか。

  ◇  ◇  ◇

 内閣支持率は驚くほどガタ減りした。共同通信の世論調査(7月30、31日実施)では51.0%。自民が圧勝した参院選直後の調査から12.2ポイントも下落し、昨年10月の内閣発足以来最低となった。原因は旧統一教会と国葬だ。教団と政界の関わりについて実態解明の「必要がある」は80.6%に上り、「必要はない」の16.8%を大きく上回った。国葬に「反対」も半数を超えた。

 旧統一教会問題に頬かむりを決め込んでいた岸田首相も、ここにきて「丁寧な説明」に言及せざるを得なくなった。良し悪しは別として、分厚い保守層に支えられた安倍元首相が「モリカケ桜」疑惑から逃げ切ったようにはいかないだろう。

「大臣会見で〈選挙を手伝ってもらっている〉と居直った安倍さんの実弟の岸防衛相は体調不安もあり、参院選後の内閣改造での交代は既定路線でした。関連団体のイベントで実行委員長を務めていた二之湯国家公安委員長もしかりです。政界引退表明後の“思い出作り”のために初入閣させたので続投はない。清和会のゴリ押しで畑違いの文科相で初入閣した末松大臣にしても、交代やむなしです」(与党関係者)

教団の反社会的活動の助長にくみした議員はアウト


好事魔多し(岸田首相)/(C)JMPA

 安倍元首相が銃撃された要因とされるビデオメッセージを寄せた天宙平和連合(UPF)が主催するイベントには、あいさつに立った細田衆院議長のほか3人が出席。岸氏も祝電を送っている。副総理への起用が取り沙汰されている菅前首相は、岸・安倍一族とかかわりの深い北村経夫参院議員を初当選させるため、旧統一教会での講演をセットした。要するに教団票割り振りのための顔見せだったのだろう。

 教団丸抱え選挙でバッジを着けた北村氏や、山谷えり子元国家公安委員長は国会議員としてもアウトだ。下村元文科相は旧統一教会の名称変更を認証した当時の担当大臣。昨年はポスト菅を争う総裁選に色気を見せていたものだが、教団の反社会的活動の助長にくみしたような人間はもはや表舞台には立てまい。

 支持率急落の元凶である面々が今後、処遇されるなんてあり得ない。9月前半に実施予定の内閣改造・党役員人事は、岸田首相にとっても真価を問われる「踏み絵」になる。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/506.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 嫌われていた安倍<本澤二郎の「日本の風景」(4523)<東京・ワシントンから警戒・嫌われていた安倍晋三!それが国葬!>
嫌われていた安倍<本澤二郎の「日本の風景」(4523)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33682777.html
2022年08月03日 jlj0011のblog

<東京・ワシントンから警戒・嫌われていた安倍晋三!それが国葬!>

 第一次安倍内閣が誕生した時のNHKのワシントンからの一報を記憶している。それは「ストロング・ナショナリスト」だった。官邸の圧力を受けてNHKは、極右の安倍政治報道を取りやめたが、安倍は反比例するかのように「ワシントンのポチ」に徹した。

 トランプ人脈は、外務省ではなく統一教会が間に入って取り持ったという。

安倍軍拡でワシントンの右翼・共和党との関係は、すんなりと進行したが、比例して日本国憲法を尊重し、擁護する義務に違反してゆく破憲内閣に徹してゆく。平和維持の日本国内の護憲リベラルの反発を招いていく。

 右翼片肺内閣の宿命だが、それも野党の無力と言論の衰退が、安倍長期政権を支える。この間、日本は沈没することになるのだが、到底国葬の対象者であるはずがない。日本国民の内心の自由を奪う・侵害する価値ある人物では全くない。

<統一教会・勝共連合に顔立てる岸田文雄は何者か>

 安倍の背後で、岸信介と笹川良一がテコ入れして、表は宗教団体で裏は日本政治を操る闇の勢力となった統一教会・勝共連合が、岸と福田と安倍の清和会を牛耳っていた。

 岸は東京帝国大学で、国粋主義者の高杉慎吉の門下生だ。傀儡政権の満州国でアヘン取引で暴利を得て、財閥代表の商工官僚(現在の経産省官僚)として東条英機内閣で商工大臣となって日米戦争に深く関与、敗戦後にA級戦犯となって巣鴨入りした。笹川もまた巣鴨の仲間で、ともに売国奴として吉田茂内閣を打倒を、米CIAと連携して、鳩山一郎内閣を誕生させた。

 このころからだろう。韓国の反共の闘士?文鮮明を岸と笹川が面倒を見て、文に日本をポケット役に提供して悲劇は起こった。最初は笹川のギャンブル利権が支援したであろうが、間もなく日本人のか弱き女性をたぶらかせての私財没収で、毎年200億円をソウルやワシントンに送金していたというから、これはすごい。数兆円かそれ以上だろう。

 日本の売国奴・国賊が、国内に何万、何十万と誕生したことになる。山上徹也はそんな被害者の一人だった。加害者の頂点に福田赳夫・安倍晋太郎・森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三が加わって、今日を迎えている。警察権・検察権を封じ込めてきた清和会という国賊派閥と、ソウルのカルト教団に顔を立てる岸田文雄に国民は、怒りで震えている現在である。

<保守の月刊日本7月号で「安倍晋三よ!永田町から退場せよ」特集>

 自宅に郵送されてくる、右翼的な雑誌「月刊日本」7月号が気になった。まるで安倍の死を予告するかのような見出しが躍っている。

 「安倍晋三よ!永田町から退場せよ」特集を載せた。表紙の半分を使って「悪夢の安倍政権は終わっていない」「岸田政権でも沖縄の地獄は続く」「自民党に奉仕する愚かな野党」「存在感なき岸田総理」と見出しは真っ当である。

 首相を辞めると、田舎に引きこもり、悠々自適の生活だと思いきや、安倍の野心は止まらなかった。初めて清和会の会長の地位を占めた。それほど首相時代に、莫大な金集めに成功したという証拠だ。いずれ安倍側近が、安倍の金庫の中身を暴くだろう。莫大な闇資金には、統一教会からのものも含まれているだろう。

 安倍晋太郎が亡くなった時の安倍邸奥の古い金庫から6億円の闇資金が見つかったという脱税秘話は、今では有名になっている。文鮮明もアメリカでは、脱税で逮捕、実刑判決を受けた。岸の釈放の嘆願書も効果がなかった。政治屋のほとんどが脱税魔といわれる。国税庁の改革が不可欠だ。

 それにしても安倍が育てた女性議員と統一教会の深い関係、下村博文の活躍には仰天するばかりだ。実弟の岸信夫は反省の弁を吐いた。逃げられないと観念したものだ。原理研から首を突っ込んだという世耕など統一教会派の面々を並べると、まさに壮観である。清和会を叩き潰せ、とは天の声であろう。

<天皇派の亀井静香が安倍と麻生をこき下ろす>

 一時はCIA何するものぞ、と開き直った亀井静香に驚いたものだが、彼が

天皇派だったとは知らなかった。尾崎咢堂は、憲法に天皇制が入ったことに「3発目の原爆も日本に落ちる」と予言した。311で的中させたが、亀井は尾崎とは真逆だ。そんな彼の言い分は、同じ7月号で永田町を一喝してる。

 「岸田はふにゃふにゃした政治。(頭は)空っぽ」「国民は馬鹿。新聞テレビを含めて権力のチンドン屋。メディアは反権力でなきゃいけない。批判しないメディアは存在価値がない」

 「安倍と麻生がいまだに影響力があるが」の問いに対して「若い奴がだらしない。二人に黙れという人がいない。俺が若いときは、腐った魚はいらない、といって執行部に逆らった」「安倍は結局何もできなかった。アベノミクス?経済は上向きになってないよ」

 「衆院議長の細田博之は女性記者をホテルに呼んで添い寝させた。本人は釈明もしないが」の質問に対して「国民が劣化しているからさ。今の国民は赤ん坊だ」「日本はアメリカの属国、ポチを止めること。具体的には日米安保を破棄することだな」

2022年8月3日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/507.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 自民議員が「問題ない」連発 旧統一教会とのズブズブ癒着を得意の“論点ずらし”でゴマカシ(日刊ゲンダイ)
自民議員が「問題ない」連発 旧統一教会とのズブズブ癒着を得意の“論点ずらし”でゴマカシ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309221
2022/08/03 日刊ゲンダイ


岸信夫防衛相(左)と二之湯智国家公安委員長(C)日刊ゲンダイ

 だんだん論点がズレていると感じている国民は少なくないだろう。

 強引な信者勧誘や霊感商法などが社会問題化し、被害者救済に取り組む「全国霊感商法対策弁護士連絡会」(全国弁連)から「カルト教団」として糾弾されている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との癒着関係のことだ。

「組織として何か支援を受けているかというと、そういうわけではない」

 過去の選挙で統一教会のメンバーから支援を受けていたことを明かした岸信夫防衛相は2日の会見で、こう釈明。2018年に旧統一教会の関連団体が京都で開いたイベント「ピースロード」で実行委員会委員長を務めていた二之湯智国家公安委員長も、2日の閣議後会見で、「政治家なのでお付き合いの一環として名前を貸した」「選挙活動などでは一切応援してもらってない」と言い放っていた。

 自民党の世耕弘成参院幹事長も会見で、「霊感商法や多額の献金といった問題が指摘されている団体の選挙応援やイベント参加は違法行為ではない」などと、そろって「宗教法人のイベントなのだから問題ない」との認識を示していたが、そうではないだろう。

 統一教会は一般的な宗教法人とは到底言いがたい。全国弁連が「カルト教団」と位置付けている「反社会的勢力」と指摘されてもやむを得ない団体だ。例えば、広域暴力団のイベントに国会議員や閣僚が出席したり、組員から支援を受けたりしていたら大問題だろう。「お付き合いで名前を貸しただけ」で済む話ではないのだ。

 民間企業だって反社に対して厳格なルールを決めているのに、なぜ、国会議員が許されるのか。どう考えてもおかしいではないか。

 ちなみに法務省が公表している「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」にはこうある。

<反社会的勢力による被害を防止するためには、反社会的勢力であると完全に判明した段階のみならず、反社会的勢力であるとの疑いを生じた段階においても、関係遮断を図ることが大切である>

<企業の対処方針としては、@直ちに契約等を解消するA契約等の解消に向けた措置を講じるB関心を持って継続的に相手を監視する=将来における契約等の解消に備える)などの対応が必要となると思われる>

 つまり、反社とは「関係遮断」が当然で、「問題ない」という釈明は自民党の「論点ずらし」と言っていい。


党として関係ない… 旧統一教会と自民党の“接点” 野党は国会で追及へ

2022/08/02  ANNnewsCH

 旧統一教会との関係を認める議員がいる一方で、自民党の茂木幹事長は2日、党として「一切関係を持っていない」と組織的なつながりを改めて否定しました。

 “党としては組織的には関わっていない”、それが自民党の主張です。

 自民党・茂木敏充幹事長:「党として例えば組織運動本部だったり、そういうところが、その団体と何らかの連絡を取ってきたとか、党の会合に招待をした、さらには党の友好団体だったりとか、様々な関係のある団体のリストそういったものにも旧統一教会だけではなくて、それに関連する団体についてもその記載はないと」

 とは言え、関係を持っている自民党の議員は次々と明らかになっています。

 党として議員の関わりを調査することはないのでしょうか。

 自民党・茂木敏充幹事長:「政党の活動については党として、個々人の活動はそれぞれの議員が適切に説明を行っていくべきと考える」

 適切な説明は行われているのでしょうか。

 萩生田経済産業大臣:「(Q.イベント参加の経緯と教団に対する認識は?)私はあくまでお誘いをされた会合の冒頭でごあいさつをしたってのは、確かにそういう事実はありましたけれども、特別何と言いますか、承知のうえでお付き合いをしているというのではなくてですね、自分なりに地元の皆さんで、そのなかにそういう関係者がいたのかもしれない。そういう認識です」

 選挙で旧統一教会のメンバーに手伝ってもらっていた岸防衛大臣。今後の支援を断るかは「言えない」としていました。

 岸防衛大臣:「(Q.社会的問題があるなら、選挙でもお世話にならないと言えない?)後で様々な問題が浮上してきている、社会的問題ですね。という状況において、これまでのそういう関係について、しっかり見直していかなければいけないと思っています」

 霊感商法との関わりや巨額な献金で旧統一教会が社会問題化したのは1980年代です。旧統一教会系のイベントに実行委員長として名前を貸していた二之湯国家公安委員長は…。

 二之湯国家公安委員長:「何べんも申し上げますように会員でもございませんし、統一教会がどういう教義を持って布教活動しているのか、さっぱり分かりませんけれども、政治家ですから、お付き合いの一環として、そういうものに名前を貸した」

 あくまで議員個人の問題とする自民党に対し、立憲民主党の泉代表は…。

 立憲民主党・泉健太代表:「いわゆる旧統一教会系が自民党の支援団体だったかと言われれば、私はそうだということが多くの国民の認識、答えだと思います。一方で、立憲民主党にとって旧統一教会系が支援団体だったかと言えば、それは明確にノーであるということも言えると思います」

 ただ、立憲民主党に所属する議員4人が旧統一教会系のイベントに参加したり、祝電を送っていたりしたことが分かっています。

 立憲民主党・泉健太代表:「そういったことについては少し、さらなる精査が必要であろうと」

 3日に招集される臨時国会の会期は3日間。野党側は旧統一教会と自民党の関係について、閉会中審査で追及する方針です。

 立憲民主党・馬淵国対委員長:「政治と金、あるいは選挙に絡む課題だということで我々野党、国会として取り上げていかなければならない」

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/508.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <茂木幹事長「組織的な関係一切ない」は嘘!>自民党本部で教団北米会長一行と会談する高村副総裁らの画像があった! 







高橋俊博@momoyanno1
https://twitter.com/momoyanno1/status/1554620909973286912
こんなことを自民党本部の総裁室でやっていて党とは一切関係ないってどの口で言うの茂木ちゃんよ。統一教会は勝手に総裁室を使ってたんですか?。


苺の庭文庫 Strawberry Garden Library@ichiniwa
Jul 31
https://twitter.com/ichiniwa/status/1553739078696243200
自民党本部の総裁応接室で統一教会幹部御一行様をおもてなし。

党として統一教会と無関係だと既に確認したって数日前に茂木幹事長がおっしゃってましたが…

思いっきり自民党の中枢ですね。皆さん笑顔で和気あいあい。

あまりに関係が深すぎて言い訳するほど泥沼の様相。


引用元記事
韓国の新興宗教に忠誠を誓う自民党・国防部会長<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第7回>
https://web.archive.org/web/20190330045509/https://hbol.jp/187242/

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/509.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 香川県が旧統一教会系イベント開催に熱心な理由 平井卓也前デジタル相が実行委員長だった! 安倍元首相銃撃で見えた 統一教会の実態(日刊ゲンダイ)

香川県が旧統一教会系イベント開催に熱心な理由 平井卓也前デジタル相が実行委員長だった! 安倍元首相銃撃で見えた 統一教会の実態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309119
2022/08/02 日刊ゲンダイ


香川県に地元では平井卓也前デジタル相は絶大な力(C)日刊ゲンダイ

 なぜ、これほど熱心だったのか──。香川県知事をはじめ、多くの首長が旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体の表敬訪問に応じていた。

 若い信者が全国を自転車で走る旧統一教会関連のイベント「ピースロード」が、今年も各地で行われた。このサイクルイベントは、旧統一教会系の「UPF」(天宙平和連合)が、毎年、全国展開する重要なプロジェクトだ。

 開催期間中は記念式典や募金、ゴミ拾いなどが行われ、地元メディアが活動を取り上げることもあって、旧統一教会にとっては、人や金を集める絶好の機会になっている。

 なかでも、このイベント開催に熱心に取り組んできたのが香川県だ。今年も全国から集められた信者が7月1日から1カ月間かけて新型コロナウイルスの終息と世界平和を願い、東かがわ市から観音寺市まで自転車で走る予定になっていた。

 地元紙・四国新聞が伝える「首長動静」によると、大会開催に合わせ、イベントスタッフが香川県知事をはじめ、各地の市長や町長を表敬訪問する予定になっていた。

 ところが、安倍晋三元首相が亡くなったため、13日以降、イベントは中止となった。それでも、7月12日までに9人の首長が、ピースロードの表敬訪問を受けていた。走行ルートから遠く離れた自治体の首長も含まれていた。

 旧統一教会のイベントに協力した自治体の担当者はこう言う。

「ある県議から『本年は県内8市9町の全市町、町長にも参加して欲しい』という要請がありました」(宇多津町担当者)

「今年からこれまでの市に加え、各町も多く参加することになったそうです。選挙区の県議から紹介がありました」(三木町担当者)

「(県選出の)平井卓也衆院議員や国会議員からの働きかけはありません。ただ、送られてきたピースロードの実行計画書に実行委員長として、平井卓也議員の名前が記載されていました」(大山茂樹さぬき市長)

 どうやら、地元選出の平井卓也自民党議員が、「ピースロード」の実行委員長に就いていたことも大きかったようだ。平井前デジタル大臣は、県内シェア6割を誇る四国新聞のオーナー一族のうえ、自民党香川県連の会長だ。地元の実力者が実行委員長を務めるイベントには協力せざるを得なかったのかも知れない。

 昨年8月7日、平井氏は「かがわ国際会議場」で開催されたピースロードのセレモニーに出席。オレンジ色の「世界平和への道」と書かれたタスキをかけ、実行委員長として主催者挨拶をしている。セレモニーには県選出の自民党参院議員である磯崎仁彦と三宅伸吾も来賓として招かれていた。

 なぜ、平井議員は旧統一教会の関連イベントに肩入れしていたのだろうか。

 日刊ゲンダイは、平井卓也事務所に、セレモニーで挨拶をしたかどうか、旧統一教会との関係を問う質問書を送付した。事務所は「質問にはFAXで返答します」と回答したが、4日経っても回答は届いていない。記者会見を開き、説明すべきだろう。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/510.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 立民「提案型野党」が参院選敗因 総括素案が判明、泉執行部に責任(東京新聞・共同)
2022年8月3日 18時00分 (共同通信)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/193533?rct=politics

 立憲民主党がまとめた参院選総括の素案が3日判明した。改選23議席から6減の17議席と敗北した結果について、執行部は「大きな責任がある」と認めた。敗因として「提案型野党」を掲げた国会対策や、自民党の大勝を許した改選1人区での候補者調整の遅れなどを列挙した。3日の両院議員総会で示された。所属議員らの意見聴取を進め、10日に正式決定する。
 泉健太代表は両院総会で、参院選敗北を重ねて陳謝した。「総括をしっかりまとめ、党を大きく伸ばしたい」と述べ、代表を続投した上で、執行部人事を含む体制強化に取り組む考えを示した。
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/511.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 統一教会とズブズブじゃないか 「反日カルト」と密だった自民・清和会 次々に暴かれる両者の関係 戦後政治の闇引きずり出す(長周新聞)
統一教会とズブズブじゃないか 「反日カルト」と密だった自民・清和会 次々に暴かれる両者の関係 戦後政治の闇引きずり出す
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/24218
2022年8月2日 長周新聞

 安倍元首相射殺事件に端を発して、その背景にあった統一教会による政界汚染がクローズアップされ、自民党をはじめ政治家とのズブズブの癒着関係が芋づる式に明るみに出てきて世間を驚かせている。霊感商法や合同結婚式などが社会問題化した8、90年代以上に深く広く浸透しているのが実態で、とりわけ政界中枢を握ってきた自民党安倍派(清和会)では統一教会との二人三脚ともいえる関係ができあがっていたことが浮き彫りになっている。それは岸田政府が安倍氏の「国葬」にこだわることと無関係でないばかりか、自民党が進める改憲とも密接につながっており、戦後政治の黒々とした闇を見せつけている。本紙は座談会をもってこの間明らかになった統一教会による政界汚染の実態について論議した。

  7月8日、安倍晋三が奈良で演説中に銃撃され、犯行に及んだ山上某がカルト宗教である統一教会(現・世界平和統一家庭連合)によって家庭が崩壊させられた恨みから、「最も影響力のあるシンパ」である安倍晋三を狙ったことを供述している。警察は犯人の「思い込み」によるものと発表したが、思い込みどころか、その後の調べでは、安倍晋三を筆頭に自民党とのズブズブの癒着関係が一般人が知り得ないところで出来上がっていたことが明るみに出ている。当初は「特定の宗教団体」と言葉を濁していたメディアも、統一教会について報じ始めたが、誰がどう見ても、この問題抜きにして安倍射殺の真相に迫ることなどできないのだ。

 統一教会と国会議員との関係を挙げだしたらキリがない。全国霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士やジャーナリストらが作成したリスト『統一教会と関わりを持った国会議員たち』に載った現職国会議員100人のうち、野党・無所属議員は10人程度で、残りはすべて自民党議員だ。主立ったものを挙げてみたい。


統一教会系の国会議員連合の総会写真(2021年6月)。自民党の現職国会議員19人(うち安倍派7人)が参加し、細田博之衆院議長(前列右から5人目)や梶栗正勝勝共連合会長(同4人目)など幹部の姿もある。

  統一教会と同じく文鮮明と韓鶴子が創設した団体で、安倍元首相が在職中にたびたび動画メッセージを送っていたことで知られる天宙平和連合(UPF)。その各国会議員組織「世界平和国会議員連合」の日本支部である「日本・世界平和議員連合懇談会」の名誉会長になっていたのが細田博之・衆議院議長だ。安倍派の前身である細田派の領袖で、官房長官など党の要職を歴任してきた人物であり、自民党と統一教会との関係の深さを象徴している。

 この議員連合は、家庭連合(統一教会)総会長が「国会議員たちに真の父母様(文鮮明と韓鶴子)の『み言』と理念、原理を教育し、彼らが天の願われる方向で政策を推進し、救国救世基盤を創るにおいて、先頭に立つようにします」といっているもので、文字通り統一教会を補完する議員組織だ。

 2019年10月、UPFが名古屋で開いた国際会議では、「政治と宗教はひとつにならなければならない」などと宣言した韓鶴子総裁に対し、細田(当時・清和会会長)は「韓鶴子総裁の提唱によって実現した、この国際指導者会議の場はたいへん意義が深い」「誠におめでとうございます」と賛辞を送り、「今日の盛会を、会の内容を安倍総理に早速ご報告いたしたい」などとスピーチでのべていた。


「天宙平和連合」の国際会議で韓総裁に花束を贈呈する江島潔参議院議員(2019年10月、名古屋)

 同じく2019年9月の国際会議には、細田をはじめ、参院山口選挙区の江島潔(元下関市長)も登壇し、壇上でと韓鶴子総裁に直々に花束を贈呈。「祝電のみ」議員との差を見せつけた。

 この会にも出席していた、「踊る宗教」こと天照皇大神宮教の教祖北村サヨの孫・北村経夫(参院山口、元産経新聞政治部長)の選挙応援を統一教会に依頼したのが安倍晋三だったことは有名だが、北村が比例候補として出馬した2013年の参院選直前に、「全国区の北村さんは、山口出身の政治家。天照皇大神宮教(「踊る宗教」とも)の北村サヨ教祖のお孫さんです。首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼があり、当落は上記の『踊る宗教』と当グループの組織票頼みですが、まだCランクで当選には遠い状況です。参院選後に当グループを国会で追及する運動が起こるとの情報があり、それを守ってもらうためにも、今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です」としていた統一教会の内部通達が出回っている。当時は安倍政権時代。この文章からも、選挙応援の見返りに統一教会を野放しにするという相互依存関係がうかがえる。

 2021年6月に衆議院会館で開かれた「日本・世界平和議員連合会」の第一回総会では、参加した現役国会議員19人の全員が自民党。名誉会長に細田、会長に原田義昭(福岡5区、元環境大臣)、さらに逢沢一郎(岡山1区、元国対委員長)、御法川信英(秋田3区、元復興副大臣)、中村裕之(北海道3区、農水副大臣)、牧原秀樹(埼玉5区、元産業経済副大臣)など、安倍内閣で要職にあった議員らが名前を連ねている。

 自民党の茂木敏充幹事長は、統一教会について「党と組織的関係がないことを確認した」などと主張しているが、同日に岸信夫防衛大臣(山口2区、安倍晋三実弟)が「電話作戦など選挙のお手伝いをいただいている」と公然と認めるなど、彼らにとっては切っても切れない長年にわたる同盟関係がある。

見返りに名称変更を承認 安倍政権下で実現


統一教会系月刊誌の表紙を飾っていた下村博文文科大臣(当時)

  安倍派存続を力説している下村博文(東京11区)も、統一教会系のイベントにたびたび参加し、関連団体から献金も受けたり、パーティー券を買ってもらっていたことが明るみに出ているが、文科大臣時代の2015年8月、文化庁(文科省所管)は統一教会の「世界平和統一家庭連合」への名称変更を承認していた。統一教会は1997年から名称変更の承認を文化庁に求めてきたが、違法な霊感商法や合同結婚式が社会問題になっていたことを踏まえ、同庁は「教義など団体の実体に変化がないと名前は変えられない」として拒否を続けた。悪事を働いた宗教法人が名前を変えることでカモフラージュし、同じことをくり返すのを防ぐための一般的な措置だ。

 数百万円で壺を買わせる霊感商法で有罪判決が出たり、法外な献金強要による破産など問題だらけの新興宗教として名を馳せていた統一教会としては、名称変更によって市民権を回復することで信者を再統率し、布教活動がやりやすくなる。

 2015年に統一教会から改称申請を受けた文化庁宗務課は、名称変更の「専決者」は文化部長であるものの、「(統一教会からの申請については)事前に大臣に説明」したと釈明。下村は「最終決裁は当時の文化部長」であり「(私は)まったく関わっていない」といい張っているが、「あり得ない。(大臣から)指示が出ている。最初の報告というのは、大臣の指示を仰いだということ。指示がなければ前例を踏襲しているはずだ」と97年当時、文化庁の担当課長だった前川喜平・元文科省事務次官が指摘している。

 下村が代表の自民党東京第11区支部は、統一教会の機関紙『世界日報社』から献金を受け、後援会「博友会」の支援者名簿には統一教会関連団体の「世界戦略総合研究所」「世界日報社」「世界平和女性連合」などの会長や取締役、事務局長らが名前を連ねていることを『文春』が暴露している。選挙応援の見返りに改称承認で便宜を図った可能性が高い。これが統一教会の違法な布教活動を増長させたことはいうまでもない。


統一教会関連団体のイベントに実行委員長として参加した二之湯智国家公安委員長(2018年、京都)

  さらには国家公安委員長の二之湯智(参院京都)は、統一教会系組織UPF(天宙平和連合)の「ピースロード」(サイクリングイベント)の実行委員長をつとめていたことが明らかになると、「平和の運動で名前を貸してほしいと言われて貸した」だけと釈明したが、2018年には壇上で実行委員長挨拶までしていたことが主催者団体のホームページに写真入りで記載されていた。反社会的組織を取り締まる側である国家公安委員長がみずから宗教団体の広告塔になっていたわけだ。


2021年7月、統一教会関連団体のイベントで、実行委員長の平井卓也デジタル大臣(当時、前列右から3人目)、磯崎仁彦官房副長官(前列右端)、三宅伸吾外務大臣政務官(前列左から2人目)

 香川県で開催された同じイベントには、香川県実行委員長の平井卓也前デジタル大臣(衆院比例四国)、磯崎仁彦内閣官房副長官、三宅伸吾(参院香川)が参加し、「世界平和への道」と書かれたタスキをかけて記念写真に収まっていた。

 山本朋広・元防衛副大臣(比例南関東)に至っては、2017年の統一教会のイベントで韓鶴子総裁に花束を手渡し、「私の母は私にとっての母でしかありませんが、マザームーン(韓鶴子総裁)は、今日お集まりの皆様にとっての母。皆様からマザームーンに対しての感謝の思いがマザームーンへ伝わる」「皆様には我々自民党に対し、大変大きなお力を頂いている」と礼賛。「総裁」でも「韓鶴子氏」でもなく、「マザームーン」とはかなりの入れ込みようだが、統一教会はアメリカでは文鮮明の名前を文字って「ムーニー」と呼ばれており、「マザームーン」は最大級の敬意を込めた呼称なのだという。もはや気持ち悪いの一言に尽きる。

 安倍晋三の秘書官だった井上義行(参院比例)も、今年7月の参院選期間中に埼玉で統一教会による「出発式」を開いてもらい、「井上先生はもう食口(シック・教団用語で信者の意)になりました!」と紹介される異様な光景も映像が出回っている。自民・公明の推薦で沖縄県知事選に出る佐喜真淳(元宜野湾市長)も、台湾でおこなわれた統一教会の「記念式典」に出席して挨拶していた。

 C その他、自民党では、菅義偉元首相(統一教会の北米大陸会長一行を官邸に招待)、麻生太郎前財務大臣(統一教会系の米国日刊紙『ワシントン・タイムズ』に全面意見広告掲載)、加藤勝信元官房長官(統一教会団体に会費を支出、イベントに出席)、高市早苗政調会長(UPFイベント「祖国郷土還元日本大会」に祝電)、武田良太元総務大臣(統一教会イベント「日韓トンネル」結成大会に出席)、山下貴司元法務大臣(イベントに参加や祝電)、萩生田光一経産大臣(統一教会イベント「祝福原理大復興会」で来賓祝辞)、稲田朋美元防衛大臣(世界平和連合福井県大会などで講演)……等々、数え上げればキリがない。維新や国民民主など野党議員も関係が取り沙汰されており、地方に支部を作って地方議員にも相当に食い込んでいる。

 安倍射殺事件後、急いでブログやSNSから関連する記事や写真を削除してシラを切っているが、逆にネット上では拡散されている。

教団の主張と自民改憲草案 ウリ二つの両者


文鮮明と韓鶴子

  このようなカルト宗教がこれほどまでに日本政界に浸透しているのは、歴史的に相当根深い背景があるし、今後さらに解明が進むと思われるが、要するに教団側からすれば権力に食い込むことによって組織が守られ、布教活動(壺売り等の違法な献金活動も含む)がやりやすくなり、政治家の側からすれば選挙における組織票や選挙スタッフがあてがわれ、資金源にもなる。そのためには信徒にもなれば「マザームーン」だの「真の父母様」だと真顔でいってのける。「モリカケ桜」とも通じる実利がともなったビジネス人脈のようでもある。

 彼らは口を開けば「美しい国」とか「愛国心」を唱え、改憲を主張する自称保守の右翼政治家だが、それらをとり込んでいた統一教会は「韓国はアダムの国、日本をエバ(罪深い)の国」「植民地時代の原罪を償うため、日本人は先祖解怨(せんぞかいおん・先祖を苦しみから解放するという意味)をすべし」と、日本の信者から霊感商法や献金で何百億、何千億円も巻き上げていたのだから皮肉なものだ。韓国にある大理石でつくられた豪華な宮殿にも度肝を抜かれるが、右翼の言葉を借りれば「反日カルト」そのものではないか。

  韓国で「統一」といえば、一般的には「南北統一」を思い浮かべるが、北朝鮮より先に日本の自民党がすっかり統一されているではないか……と思わざるを得ない光景だ。安倍晋三自身、徴用工問題で輸出規制までして嫌韓・反韓感情を前面に出していたが、キャッチフレーズの「美しい国」も日本統一教会の初代会長・久保木修己の教えなのだから。「日本を取り戻す」といいながら、売り飛ばしていないか? と。


総工費数百億円といわれる統一教会の博物館施設「天地鮮鶴苑」(韓国・清平)

 自民党が全力で進めようとしている改憲の中身も、統一教会の政治団体「国際勝共連合」が提唱してきたものとウリ二つだ。

 国際勝共連合は、共産主義に対抗する政治団体として1968年に文鮮明が創設し、日本では統一教会会長だった久保木が会長、「日本財団」創設者の笹川良一が名誉会長で、CIAエージェントだった岸信介や同じく戦後右翼のドンだった児玉誉士夫などの支援を受けて活動を始め、憲法改正を説き、スパイ防止法や緊急事態基本法の制定、日本版NSCの設置、集団的自衛権の行使容認、非核三原則の改廃、武器輸出三原則の改廃、防衛産業を成長戦略に盛込む、宇宙の軍事利用を促進するなど、安倍政府をはじめ歴代自民党政府がおし進めてきた内容と重なる主張をしてきた。

 統一教会の機関紙『世界日報』では「軍の存在を認めない九条が諸悪の根源」「憲法に国防義務を明示し、しかるべき軍事力を保持することを明示する」ことを主張。自衛隊を「自衛軍」「国防軍」などと明記することを説いている。また「家族は社会の自然かつ基礎的単位」といい、憲法に「家族保護の文言」を加える必要性を説き、同性婚の合法化に反対している。

 自民党改憲草案をみても、緊急事態条項から自衛隊明記に至るまでそっくりで、家族や婚姻についての基本原則(憲法24条)にも「家族は社会の自然かつ基礎的な単位として尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」など一言一句同じ文言が盛り込まれているからゾッとする。憲法をカルトの教典にするつもりなのか…と。

 B 安倍晋三もかつて「夫婦別姓は家族の解体を意味する。家族から解放されなければ人間として自由になれないという左翼的かつ共産主義のドグマだ」(雑誌WiLL)と統一教会とまったく同じ主張を自ら披瀝していたし、UPFに送った動画メッセージでも「(統一教会の)家庭の価値を強調する点を高く評価します」みたいな挨拶をしていた。これが山上某のように、母親が教団に入り込んだおかげで数億円をむしりとられて破産し、家庭が崩壊した信者二世らの感情を逆なでしたことは想像に難くない。家庭を持ち投げて、他人の家庭を散々に壊しているのだから。

 いきなり暴力で命を奪う行為は容認できないが、このようなカルトが規制も制裁もされず、しかも時の政権の庇護を受けてはびこったおかげで、失われた命、壊された家族もたくさんあるわけで、その意味では「因果応報」という見方をする人もいて当然だろうと端からみて思う。戦後77年の間、自民党が権力と金力にものをいわせて積み上げてきたドロドロとした闇世界の矛盾が、思わぬ形で爆発したともいえる。

 あげくの果てには憲法にもカルトの教典を盛り込むというのでは、他人事とはいっておれないものがある。このさい徹底的な検証が必要だろう。

日米韓の政界人脈繋ぐ 親米保守の軸として

  モリカケ問題で「日本会議」などの神道系団体の政界癒着がクローズアップされたが、統一教会は国際宗教団体であって格が違う。日本政界との関係性も歴史的に根深く、まさに戦後政治の闇といえるものがある。それが明るみに引きずり出されている。

 統一教会は1954年に文鮮明が韓国で創設し、すぐに日本でも布教活動を開始しているが、韓国では反共の軍事独裁政権を敷いていた朴正煕政権にとり入り、CIAをモデルにした韓国の諜報機関KCIAの初代長官・金鍾泌が信者拡大に貢献したことがCIAの内部報告書で明らかになっている。「金鍾泌はKCIAの長官として統一教会を組織化し、2万7000人の信者がいる同教会を政治的なツールとして使っていた」と。

  朴正煕といえば、岸信介にとっては満州国時代の部下(元日本軍将校)で、戦後は8000万jの経済援助で日韓の戦後処理を解決したように見せかけ、主要事業であったソウル地下鉄や鉄鋼事業などでは三菱や丸紅などに資金を還流するなど日韓を股に掛けた癒着関係を築いてきた。ともに「国際勝共連合」草創期を支えた人物だ。

 1972年に文鮮明は渡米し、以来アメリカでの活動を活発化させている。77年には米下院の国際情勢委員会で、民主党議員を中心に報告書がまとめられ、KCIAが文鮮明氏と結託して進めた韓国の影響工作に米議会の100人以上が関与したと指摘している。後にコリア・ゲートと呼ばれたものだ。

 統一教会が日本で巻き上げた資金は、アメリカでの活動資金に使われたともいわれ、1976年〜2010年までの間に日本からアメリカの統一教会に送金された資金は36億jにものぼると『ニューヨーク・タイムズ』が報じている。

 アメリカでは旧統一教会のメディア企業「ニューズ・ワールド・コミュニケーションズ」がワシントンで創刊した日刊紙『ワシントン・タイムズ』が主要保守紙として定着しているし、数々の教団系列企業がビジネスを展開している。宗教団体というよりもビジネス企業体で、財界の一翼を為している状態だ。韓国でも同じだ。

 米政界では主に共和党に食い込み、統一教会のイベントで幾度も講演しているジョージ・W・ブッシュ元大統領に至っては、1回の講演料が8万j以上だった可能性があると『ワシントン・ポスト』紙が報じている。つまりカネをバラ撒いて買収していたという関係で、昨年だけでも同様のイベントにマイク・ペンス前副大統領、マイク・ポンペオ前国務長官、マーク・エスパー元国防長官が登場。同じイベントに安倍晋三とともにメッセージを送っていたトランプ前大統領もイベントでスピーチするなど関係は密接だ。

  岸や児玉などのA級戦犯がアメリカによって免罪され、戦後政治を司っていくうえで、戦前のような国家神道や天皇制による思想動員のかわりに、宗教(カルト)に投機して右派の軸を形成していった。遡れば、統一教会がアメリカでの活動を本格化させていた80年代初頭、文鮮明がアメリカで脱税容疑で起訴され、懲役1年6カ月の実刑判決を受けて連邦刑務所に収監されたとき、元首相である岸信介が「彼(文鮮明)の存在は、現在そして将来にわたって、希少かつ貴重なものであり、自由と民主主義の維持にとって不可欠」「不当な拘禁から解放されるようお願いしたい」とする異例の嘆願書をレーガン大統領宛に出していたことさえある。安倍晋三と統一教会の関係でいえば、戦後から続く祖父からの三代にわたる盟友関係があり、これが「反共」を軸とする日・米・韓の政界人脈を繋ぐ媒体になっていたのだろう。「親米保守」を名乗る自民党政治家たちがこぞって統一教会に入り浸る根拠ともいえる。

  日本では、京都・嵐山の旅館を買いとって「嵯峨亭」と呼ばれる統一教会の議員秘書養成所までつくられていたというから、秘書を通じて議員をとり込んでいくシステムができあがっていたようだ。いずれにしても、昨今の「自民一強」や安倍派の肥大化、改憲推進など右傾化の流れの根底にあったものが、元首相射殺事件を契機に表舞台に引きずり出されてきた感がある。公明党も自民党もフタを開けてみれば、どいつもこいつも宗教ばっかりじゃないかといった惨憺たる状態だが、政治と宗教の癒着によって「政教分離原則」が無残なまでになし崩しにされている現状、それが民主主義そのものを形骸化させてきた実態についてさらにメスをいれることが必須といえる。カルトがのさばり、怨恨が渦巻くような国など誰も望んではいない。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/512.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 追い詰められる自民党…旧統一教会の名称変更問題で「下村議員許すまじ」と文科省反乱か(日刊ゲンダイ)


追い詰められる自民党…旧統一教会の名称変更問題で「下村議員許すまじ」と文科省反乱か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/309247
2022/08/03 日刊ゲンダイ


役人に全責任を押し付けるつもりか(下村博文元文科相)/(C)日刊ゲンダイ

「党との組織的な関係はない」──。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関わりについて、自民党の茂木幹事長は2日の記者会見でもこれまでの見解を繰り返した。だが、100人近い所属国会議員がイベント出席などで関係しているうえ、旧統一教会の丸抱え選挙で支援を得て当選した議員までいる。“個人の責任”で逃げるのはとうてい無理があり、早晩、追い詰められるのは必至だ。

  ◇  ◇  ◇

 3日召集の臨時国会は3日間で閉じるが、野党は閉会中審査を要求。「国葬」について説明が尽くされていない問題もあり、自民党はいやでも閉会中審査を開かざるを得ない。

 これに野党側は手ぐすね引いている。立憲民主党はもちろんのこと、いつもは“ゆ党”の日本維新の会も強硬姿勢だ。2日早々と、教団側と接点のあった所属議員13人の氏名を公表。松井一郎代表が「自民党が何の問題もないというのは大問題だ」と迫り、内部調査を実施していない自民党の対応を批判した。

 独自調査を最も進めているのが共産党だ。旧統一教会と自民党の癒着疑惑の“核心”となっている2015年の統一教会の名称変更問題で、宮本徹衆院議員の求めに応じて文化庁が「決裁文書」を開示したことは既に日刊ゲンダイでも報じた。実は、この「決裁文書」にズサンな誤りが複数見つかったうえ、それを文化庁がスルーしていたことが分かったのだ。

「決裁文書」は間違いだらけのデタラメ

 教団側が提出した書類には、名称変更後の新法人の「新規則」全文が添付されている。規則の新旧対照表には、「名称変更(統一教会→家庭連合)」と「宗教法人の認証者(東京都知事→文部科学大臣)」の2カ所の条文の変更が明示されているのだが、「新規則」全文を見ると、なぜか名称は、古いままの「統一教会」と表記されているうえ、認証者として新旧ともにあり得ない「文化庁」と書かれてあるのだ。よくぞ、こんなデタラメな書類を文化庁は平気で受領し、名称変更を認めたものだ。“書式主義”の霞が関では、通常あり得ないことだ。

 文化庁宗務課の担当者はこう言った。

「新規則の全文は参考として添付されたもので、変更手続きの必要書類ではありません。誤記があっても認証の判断には影響していない。当時、誤記と分かったうえで受領したのかどうかは分かりません。当時の経緯を精査しているところです」

 宮本議員は「初めから(名称変更を認める)結論ありきで手続きが進んだのではないか」という疑念を強めていて、さらに追及を続けるとしている。

なぜ文化庁が間違いだらけの文書を開示したのか


文化庁は大臣に事前報告していた(C)日刊ゲンダイ

 それにしても興味深いのは、なぜ文化庁が間違いだらけの文書を野党議員に開示したのか、だ。自分たちの対応が、いかにデタラメだったのか、自ら公表するようなものだからだ。名称変更当時の文科相・下村博文衆院議員に対する“反乱”が文科省内で起きているという見方がある。

「下村氏は当初、ツイッターで『文化庁によれば、通常、名称変更については大臣に伺いを立てることはしない。今回の事例も最終決裁は、当時の文化部長』と弁解した。全責任を役人に押し付けようとした。しかしその後、有田芳生前参院議員が保有していた文書で、文化庁が大臣に事前報告していたことが明らかになり、下村氏は説明を変えた。文科省内では『下村氏は文化部長に全責任を押し付けるつもりなのか』と怒りが渦巻いています」(文科省関係者)

 今後について、元文科次官の前川喜平氏が発売中の「サンデー毎日」で、「(認証の経緯は)リークで出る可能性はある、加計学園の時は散々出た。文科省はそういう意味で情報管理が甘いですから」と話している。

 官僚リークはあるのか。野党に加え、霞が関を敵に回したら、いよいよ自民党は逃げ切れないんじゃないか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/513.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <仲間を増やし破壊にブレーキ>山本太郎「6年で一強体制にケリをつける」(田中龍作ジャーナル)


山本太郎「6年で一強体制にケリをつける」
https://tanakaryusaku.jp/2022/08/00027436
2022年8月3日 13:07 田中龍作ジャーナル


初登院する水道橋博士と2度目の参院議員となる山本代表。=3日、国会議事堂正門前 撮影:田中龍作=

 国葬反対のアピールが響くなか、わずか3日間の臨時国会がきょう始まった。

 国会議事堂正門をくぐって登院する議員たちを大勢の記者・カメラマンが待ち受けた。初当選した新人議員、カムバックした議員が中心だ。

 いつものことだが、新聞テレビは正門の外側、内側、議事堂内の3か所に記者とカメラマンを配置した。

 夥しい人数である。このマンパワーで政権の不正を追及していたら、この国はここまで沈下することはなかっただろう。

 メディアのお目当ては、統一教会の全面支援を受けて当選したとされる井上義行議員(自民)だった。

 第一次安倍政権で首相秘書官を務めた井上氏は、選挙期間中、統一教会と浅からぬ関係にあることを公言していた。

 開門は午前8時、本会議の開始時刻(門限)は10時。田中は7時30分から10時まで井上議員の到来を待ったが、ついに井上議員は現れなかった。


話題の新人議員にはカメラの放列が敷かれた。=3日、国会議事堂 撮影:田中龍作=

 れいわ新選組は国会議員が5人から8人に増えた。

 山本太郎が初当選した2013年の参院選を思い出す。無所属でボランティアに支えられながら戦い抜いた男は、たった一人で登院したのである。

 あれから9年、山本が立ち上げた「れいわ」は、所属議員が2ケタになりなんとする国政政党となった。

 押しも押されもせぬ存在となった山本は次のように決意を述べた。

 「この少人数では社会が壊されてゆくスピードを緩めることが難しい。(これから)仲間を増やしてゆくことで破壊にブレーキをかけてゆく」

 「参院の任期は6年だが(一強体制に)ケリをつける」。

 田中は厳しい批判をしながらも、戦う野党の「れいわ」に注目していく。


山本太郎初登院。=2013年8月、国会議事堂正門前 撮影:田中龍作=

   〜終わり〜


【国会初登院LIVE】れいわ新選組参議院議員 山本太郎、水道橋博士(2022年8月3日・国会正門前)

※10:25〜 再生開始位置設定済

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/514.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <国葬反対過半数>底なしになってきた安倍晋三という政治家の闇(日刊ゲンダイ)

※2022年8月3日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年8月3日 日刊ゲンダイ2面


※文字起こし

 安倍元首相の横死でクローズアップされた自民党と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係。連日のように新事実が報じられる両者の癒着には、多くの国民が底知れぬ不気味さを感じているのではないか。

 自民党の中でも「保守」を掲げ、“反日勢力”などと言って韓国を敵視してきたような政治家が、実は「罪深い日本は韓国に貢ぐのが当然」と、日本人の財産を略奪する団体とズブズブだった。支持者にしてみれば、こんな裏切りはないわけで、本当の“反日”は誰だったのかという話だ。

 自民党議員が統一教会系のイベントに出席して歯の浮くような祝辞を捧げたり、国会内で関連団体と会合を開いたり、次から次へと過去の映像が発掘され、登場人物の多さに驚くばかりだが、統一教会とどっぷり付き合ってきたのは安倍派の議員が際立って多い。

 2015年に統一教会から世界平和統一家庭連合への名称変更が認められた際の下村文科相(当時)も安倍派だ。下村は名称変更に「まったく関わっていない」とコメントしているが、1980年代から霊感商法などが社会問題化し、名称変更は統一教会の悲願だった。

 1997年に最初の名称変更の申し出があったが、文化庁は実体が変わらないのに霊感商法などへの批判をかわすための申請は認められないと拒否したという。その後も同様の対応をとってきたのだが、第2次安倍政権下、下村文科相の時に一転、申請が受理された。この経緯にも疑惑の目が注がれている。

 ちょうど名称変更の前後にあたる2013年から2016年まで、統一教会の関連団体である「世界戦略総合研究所」の事務局長(当時は事務局次長)が、安倍主催の「桜を見る会」に招待されていたことも明らかになった。

首相自ら統一教会票を割り振り

 北海道テレビが報じた伊達忠一前参院議長の証言も強烈だ。伊達は2019年に政界を引退した後、何度か統一教会関連のイベントに参加しているが、それは「選挙協力のお礼」だったという。2016年の参院選で、長野県で臨床検査技師をしていた宮島喜文氏を立候補させたが、組織票が十分でなかったため、安倍に相談して統一教会票を回してもらうことになったというのだ。

 伊達によれば、安倍が「わかりました。そしたらちょっと頼んでアレ(支援)しましょう」と言い、宮島は当選。ところが2期目を目指した今年7月の参院選では、宮島は自民党の公認を得ていたものの、出馬断念に追い込まれた。

「今回は安倍さんは『悪いけど勘弁してくれ』と。『井上(義行氏)をアレ(支援)するんだ』という話になって、宮島は辞退したんですよ」と伊達は言い、実際、第1次安倍政権で首相秘書官を務めていた井上は全国比例で当選した。

 注目すべきは、伊達が安倍に相談したのが「2016年参院選」ということだ。安倍派(清和政策研究会)の会長に就任したのは昨年で、当時はまだ現職首相である。首相自ら統一教会票を割り振っていたわけだ。派閥や党を超越し、元首相が個人的に“元締”的な役割を担っていたように見える。

「桜を見る会」の首相招待枠の問題も結局ウヤムヤになっているが、招待状をマルチ商法の信用創出に利用していた「ジャパンライフ」の元会長は巨額詐欺事件で逮捕された。「桜を見る会」への招待が統一教会にもお墨付きを与え、文化庁に無言の圧力をかけることになった可能性はないのか。

国葬は友好関係にあった統一教会を喜ばせるだけ

 9月27日に安倍の「国葬」が日本武道館で行われることが決まったが、最近の世論調査では、国葬に「反対」の意見が増えてきている。

 共同通信が7月30、31日に実施した調査では、国葬に「反対」「どちらかといえば反対」が53.3%と過半数で、「賛成」「どちらかといえば賛成」の45.1%を8ポイント上回った。日経新聞・テレビ東京の調査でも「反対」が47%、「賛成」は43%だった。

「安倍元首相の突然の死去直後は国中がパニック状態になり、同情もあって、国葬が受け入れられるムードがあった。それで岸田首相も決断したのでしょうが、日が経つにつれ安倍元首相の周辺と統一教会との癒着が続々と明らかになり、国民は愕然としています。そもそも、冷静になって振り返ってみたら、安倍元首相は日本と国民にとって何かいいことをしたのでしょうか。アベノミクスによって株屋や、内部留保をたんまりため込んだ大企業は喜んだかもしれませんが、それも今は物価上昇の要因となって庶民生活を苦しめている。“モリカケサクラ”の疑惑は解明されないままで、その『桜を見る会』にも統一教会の関係者を招いていたのですから、国葬に値する人物かどうか、疑問を感じるのも当然です。日本国民を苦しめてきた統一教会を庇護してきた人物が国葬されれば、ハクがついて、ますます統一教会を喜ばせるだけです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 東京弁護士会も2日、安倍の国葬に反対し、撤回を求める声明を発表。「安倍内閣の政策を国に対する功績と評価して国葬を行うことは、立憲主義や憲法の基本理念を揺るがすもの」としている。

「#ケチって火炎瓶」事件もあった

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)もこう言う。

「安倍派と統一教会の癒着問題は根深く、今後も新事実が次々と報道されれば、国葬反対の声は高まる一方でしょう。この問題は内閣支持率にも影響してくると思います。今の与党を見ていて感じるのは、世論の批判的な視線にまったく対応できていないことです。これまでは、疑惑が浮上しても安倍元首相を守ることを最優先にした発言をしていれば何とかなった。現職首相の安倍氏が親しくしているのだから問題ないと考えて、統一教会と関わりを持った議員もいるでしょう。しかし、完全に風向きは変わったのです。実弟の岸防衛相の発言も問題視され、内閣支持率の下落要因になっている。国葬を決める前に、統一教会の問題を徹底解明することが“元首相を殺されたカタキを取る”ことになるのでしょうし、あらためて安倍元首相の“身体検査”もすべきでしょう」

「サンデー毎日」(8月7日号)の牧太郎氏の連載コラム「青い空 白い雲」では、過去の「火炎瓶事件」について書いていた。

<安倍元首相銃撃事件が起こった瞬間、「右翼でも、左翼でもない。ヤクザの仕業ではないか?」と疑った>というのだ。

 2000年6月から8月にかけて、山口県下関市の安倍事務所や自宅に火炎瓶が5回にわたって投げ込まれる事件があった。逮捕されたのは、指定暴力団工藤会系高野組の親分と組員、そして安倍事務所と親しい「土地ブローカー」だ。発端は、1999年の下関市長選をめぐる金銭トラブルとされる。 

<安倍さんの秘書がその土地ブローカーに安倍派に反対する候補者に対する中傷文書を広く配れ!と指令。ブローカーはその「闇の仕事」を果たしたのに「約束の報酬」500万円を300万円に値切られ、腹を立てたブローカーは親しい高野組に火炎瓶投げ入れを依頼したという>

<まるで、ヤクザ映画を見るような展開ではないか? 安倍さんは「事務所がやったこと」との立場だが、本当に「美しい国」を目指しているのか、不安になった>

 この事件は2018年に国会でも取り上げられ、SNSによる投稿で「#ケチって火炎瓶」のハッシュタグが注目を集めた。 

 また、問題の市長選で安倍事務所が推していたのが、当時の現職市長で2013年に国会議員に転じた江島潔参院議員だ。もちろん安倍派所属で、2019年に統一教会の関連団体が名古屋市で開いたイベントに細田衆院議長らと参加。壇上で教団の韓鶴子総裁に花束を贈呈する大役を果たしている。

「思い返せば、安倍氏の周辺には常に疑惑があった。それを力ずくで封じ込めて長期政権を築いたのですが、その闇があまりに深いことが暗殺によって露呈した。“すべての疑惑は安倍に通ず”と言っていいくらいで、狙われる要素はたくさんありました」(本澤二郎氏=前出)

 そういう人物が国葬にふさわしいのかどうか。撤回しなければ岸田政権の命取りになる可能性もある。


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