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2022年7月25日08時55分 〜
記事 [政治・選挙・NHK287] 死亡者数激増とワクチンの関係(植草一秀の『知られざる真実』)
死亡者数激増とワクチンの関係
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-659327.html
2022年7月25日 植草一秀の『知られざる真実』

コロナ第7波の感染拡大が報じられている。

新規陽性者数は7月23日に初めて20万人を超えた。

しかし、政府は最大限の警戒感を持って対応するとしながら、行動制限を実施しない方針を示している。

それどころか、旅行に対する利益供与政策を全国で実施している。

支離滅裂とはこのことを言う。

コロナが大騒動になっている主因は新型コロナを第2類相当の感染症に指定していることにある。

重篤な感染症と同じ扱いにして、陽性者が確認されれば濃厚接触者を追跡し、濃厚接触者にも隔離等の行動規制をかけている。

それほどまでに重篤な感染症であるなら、利益供与までして旅行を推進する必要がない。

利益供与してまで旅行を推進できるほどに軽微な感染症であるなら、第2類相当の指定を直ちに変更するべきだ。

政府は指定変更を秋に検討するとしていると報じられている。

安倍・菅政治と岸田政治は何ひとつ変わらない。

第2類相当の指定が維持されているために社会は大混乱だ。

陽性者が確認されれば同居家族等の「濃厚接触者」が隔離を要請される。

各種経済活動がマヒする重大な理由になっている。

コロナの実態に即した対応を取らなければ経済社会の混乱は拡大するばかりだ。

新型コロナの症状は風邪やインフルエンザと大差がない。

風邪を引いた人数を毎日政府が発表するか。

誰かが風邪をひくたびにすべての濃厚接触者を追跡していたら、すべてがそれで終わってしまう。

新型コロナは、変異を繰り返して感染力が上昇する一方で毒性が低下している点を踏まえた対応を取ることが必要だ。

政府が2類相当指定感染症の位置付けを変更しようとしない最大の理由がワクチンだと考えられる。

政府が購入契約を締結したワクチンは8.8億回分。

3億回強分しか使用していない。

このままワクチン接種が終了すれば約6億回分が廃棄処分になる。

ワクチンの購入費用は2.4兆円。

接種費用等を含めたワクチン関係支出が4.7兆円。

とてつもない金額の血税が注がれている。

アベノマスクは260億円。

この無駄遣いが強い批判に晒された。

ワクチン6億回分廃棄になればワクチン代金だけで損失は1.6兆円に達する。

この無駄遣いが表面化しないようにワクチン接種が叫ばれている。

しかし、そのワクチンに重大な問題がある。

政府公表数値では5月27日までの時点で報告された接種後急死者数は1742人。

しかし、この数値は氷山の一角と見られている。

インフルエンザワクチンの副反応報告制度が改変されて、新型コロナでは「医師が関連性を認めた場合のみ」報告されることにされた。

インフルエンザワクチンでは全数に報告義務が課せられていた。

したがって、公表数値は氷山の一角と考えられる。

公表数値でも看過できない水準だ。

2021年の日本の死亡者数は前年比で6万7745人増えた。

この死亡者数増加は東日本大震災があった2011年の5万6054人を大幅に上回る。


コロナ感染が拡大した2020年の死亡者数は8338人減少した。

2021年の最大の特徴はワクチン接種が全面的に実施されたこと。

公表ベースのコロナ死が2021年に2020年比で1.2万人増えた以外には、2021年の死亡者数急増の要因が見当たらない。

ワクチン接種が死亡者数激増の原因になったと見るのが妥当だ。

さらに注目しなければならないデータが発表されている。

2022年に入ってからも死亡者数の増加に歯止めがかかっていないこと。

本年1−3月の死亡者数が前年比で3万8630人も激増した。

死亡者数が激増した2021年比で死亡者数が激増している。

ワクチン以外にこの死亡者数増加を説明できる要因がない。

直ちにワクチン接種強要を中止するとともに、コロナの指定区分を変更するべきだ。

ただし、国民の負担が増大せぬよう、コロナ医療費の公費負担は維持するべきだ。

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関連記事
<場当たり検証、無為無策>人災のコロナ第7波 国民の怒りと悲鳴(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/380.html

コロナ第7波の高齢者対策は“絵に描いた餅”に…厚労省「体制強化」強調も現場からは疑問の声(日刊ゲンダイ)
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記事 [政治・選挙・NHK287] 一生打ち続けるのか!?コロナワクチン「5回接種で死者急増」「7回で半数死亡」衝撃警告を葬るな!(アサ芸プラス) :医療板リンク 
一生打ち続けるのか!?コロナワクチン「5回接種で死者急増」「7回で半数死亡」衝撃警告を葬るな!(アサ芸プラス)

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記事 [政治・選挙・NHK287] 日本は貧乏人&苦学生村八分化で 経済縮小蟻地獄 
日本は貧乏人&苦学生村八分化で 経済縮小蟻地獄
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/52006397.html
2022年07月25日 自民党的政治のパンツを剥ぐ

れいわも 積極経済学者かぶれして
どうしても慣れない難しい喋り方をしてしまう
が本質は別世界にある

積極財政なんて100も200も常識中の常識なのが
カネモチテッペン世界であり

アベノミクスも 金利マイナスも
やりすぎる積極財政だが

中国とまるで違うのが
貧乏底辺層の扱いだ

****

中国は 貧乏底辺層パイプが目詰まりしてるとして
貧乏層に直接 給付・賃上げ・年金増だ

ロシアもウクライナ攻撃制裁に対抗し
年金支給増額したどころか
ドネツク・ルガンスク住民ロシア国籍
を得れば年金受給者だ

日本を見よ
年金減額 物価爆上げ 消費増税 研修者奴隷賃金化と貧乏国民連動
パソナ系派遣会社は賃金中抜き
とアベノミクスの財源はお前たちの生き血からと
貧乏人をハンマーで叩きのめす

中国は貧乏人底上げ化で 経済爆発
日本は貧乏人村八分化で 経済縮小蟻地獄

原因は 
@米国と組んで戦争ごっこが面白くてたまらない
貧乏国民の無自覚にある

A高給国会議員になれば 嬉しくてどうでもよくなる立憲民主
連合に盾突けば森裕子のようにパージ落選させられる
異様政党 

Bれいわ のように
訳わからず ピンクアカハタを振り回し
ピンク赤シャツきてがなる

日本共産党でも やさしい緑・青色幟なのに
水道橋立候補なければ 太郎落選してたのに
自覚できない不感症政党だ

日本国民はエネルギーを失った
れいわ支持者はアカに狂い アレルギー恐怖を与えてしまう
もう助けられない日本自滅中


http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/397.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <赤旗がスクープ!>徹底追及 統一協会 細田衆院議長 旧統一協会系行事に 2019年 「安倍総理に報告したい」 

※補足 2022年7月22日 しんぶん赤旗1面トップ
https://twitter.com/AkeMinamata66/status/1550323680051208195


徹底追及 統一協会 細田衆院議長 旧統一協会系行事に 2019年 「安倍総理に報告したい」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-07-22/2022072201_01_0.html
2022年7月22日 しんぶん赤旗

 自民党の重鎮として官房長官などの要職を務めた細田博之衆院議長が2019年、旧統一協会(世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁を迎えて名古屋市で開かれた行事にゲストとして出席していたことが本紙の調べで分かりました。旧統一協会は霊感商法や集団結婚などで被害をもたらしている反社会的団体です。細田氏の責任が厳しく問われます。(統一協会取材班)


細田博之氏が旧統一協会系の国際会議で発言する動画を配信したウェブサイト

 細田氏が出席したのは、旧統一協会系の天宙平和連合(UPF)が同年10月5日に名古屋市内のホテルで開いた国際会議「ジャパンサミット&リーダーシップカンファレンス2019」。UPFは統一協会の開祖・文鮮明(12年に死去)と妻の韓鶴子が創設した団体です。

 本紙は旧統一協会などの活動を紹介する動画サイトで、会議の様子を確認しました。同会議では、韓鶴子UPF総裁を「世界的な宗教指導者であり平和運動家」「平和の母」などと称賛する映像が流れました。

 司会者が「韓鶴子総裁のご入場です」と声を張り上げると、最前列の中央に着席していた細田氏は、参加者とともに起立して拍手を送りました。

 UPFジャパンの梶栗正義会長が「大変ご多忙の中、多くの現職国会議員のみなさまにお集まりいただきました」と述べ、細田氏らの名をあげて紹介しました。梶栗氏は、全国的に反共謀略宣伝を展開してきた旧統一協会系の政治団体「国際勝共連合」の会長です。

 細田氏がスピーチを行う場面もありました。壇上で細田氏は「韓鶴子総裁の提唱によって実現したこの国際会議の場は、たいへん意義深い」「まことにおめでとうございます」と持ち上げました。

 当時は安倍晋三政権で、細田氏は自民党の派閥「清和政策研究会」(現在の安倍派)の会長でした。スピーチの中で細田氏は「今日の盛会、そして会議の内容を安倍総理にさっそく報告したいと考えております」と発言しました。

 本紙は細田氏の事務所にUPFと関わりをもった経緯や同会議に出席した理由を問いましたが、期限までに回答はありませんでした。

「日頃よりお世話に」 自民議員ら総裁に花束・敬意


旧統一協会の関連団体「平和大使協議会」がホームページに掲載した、天宙平和連合(UPF)の国際会議の様子

 UPFが2019年に名古屋市内で開いた国際会議には「政界からは現職国会議員を含む約160人、そのほか宗教界、学会、言論界などから合わせて約800人」(世界平和統一家庭連合ニュースオンライン)が参加しました。

 細田博之衆院議員の他にも多くの自民党関係者が出席。安倍晋三元首相と近かった北村経夫参院議員は「日頃よりみなさまには大変お世話になっております」と参加者に頭を下げました。北村氏と同じく山口県選出の江島潔参院議員は、壇上で旧統一協会トップの韓鶴子UPF総裁に花束を贈呈しました。

 奥野信亮、工藤彰三両衆院議員や菅義偉前首相と近い島村大参院議員も「ゲスト」として紹介されました。原田義昭元環境相、伊達忠一元参院議長も発言。原田氏はUPFの活動を評価し、伊達氏は韓鶴子総裁への敬意を示しました。

 この翌日には、愛知県常滑市で旧統一協会の信者が集まる大規模イベント「孝情文化祝福フェスティバル」が開催されており、国際会議も韓鶴子総裁の来日を歓迎する行事の一つでした。

 全国霊感商法対策弁護士連絡会のまとめによると、昨年末までの35年間で消費生活センターなどが受けた旧統一協会に関する相談は3万4537件、被害総額は約1237億円にのぼります。同連絡会は全ての国会議員に対し、旧統一協会やその正体を隠したイベントに参加・賛同しないよう求めてきました。





http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/398.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 岸田首相“安倍カラー”払拭狙い「清和会」分断の抜擢か…内閣改造・党役員人事はドロドロ劇場に(日刊ゲンダイ)

岸田首相“安倍カラー”払拭狙い「清和会」分断の抜擢か…内閣改造・党役員人事はドロドロ劇場に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308661
2022/07/23 日刊ゲンダイ


昨21日の安倍派総会(挨拶をする塩谷立会長代理)/(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相が9月前半に内閣改造・自民党役員人事を行う方向で検討に入ったという。先の参院選に立候補せず議員を引退した2閣僚がいるため、早めの改造になるとの見方もあったが、外交日程や死去した安倍元首相の「四十九日」が来月25日であることから、人事は9月にずれ込む見通しだ。

 複数の政権幹部が「骨格は維持する」と話したと報じられ、麻生副総裁、茂木幹事長、松野官房長官の3人は続投で調整されているようだが、人事でもっぱらの注目は、会長不在となった最大派閥「安倍派(清和会)」の扱いがどうなるのか、だ。

 安倍派は21日の派閥総会で、当面は会長空席のまま現体制を維持していくことが決まった。安倍氏の「国葬」が実施される9月27日以降は再び跡目争いが激しくなりそうだが、とりあえず、人事に向けた派閥窓口は塩谷会長代理が務める。

 すでに岸田首相は、参院選後の“安倍離れ”をにおわせる動きを、霞が関の幹部人事で実行している。安倍氏や安倍氏の実弟、岸防衛相の反対を押し切って、安倍政権時代に首相秘書官を務めた防衛事務次官を交代させた。人事は権力の源泉。岸田首相は「次は党役員と閣僚」とばかりに鼻息が荒い。安倍氏が凶弾に倒れた直後の今月11日、安倍派の下村会長代理が「安倍氏や安倍派は自民党のコアな保守の人たちをつかんでいた。それを疎んじたら、保守の人たちが自民党から逃げる。人事を配慮してもらう必要がある」と牽制したのは、安倍派の焦りの裏返しだろう。

福田達夫総務会長を“重要閣僚”で起用か?


福田達夫総務会長の処遇によっては…(C)日刊ゲンダイ

「安倍派がらみの人事では、車椅子を使わなければならないほど体調が悪い岸防衛相の交代は既定路線。無派閥ですが安倍一派という意味では、高市政調会長も後見人不在で外されそう。当選3回で大抜擢された福田達夫総務会長もさすがに交代でしょう。ただ、福田氏の処遇によっては安倍派はガタガタしますよ」(官邸事情通)

 もともと清和会は、岸信介と福田赳夫の両元首相にルーツがあり、安倍系と福田系に色分けされている。そんな中で、岸田首相が福田氏を総務会長から“重要閣僚”に横滑りさせる抜擢人事を再び行う可能性があるというのだ。

「安倍派内で総裁候補狙いの下村氏、西村事務総長、萩生田経産相、稲田朋美氏はみな安倍系。当選回数の少ない福田系の達夫氏は『まだ早い』とされてきましたが、重要閣僚にでもなれば一気に総裁候補に浮上する。松野官房長官も福田系ですし、安倍カラー払拭のため、岸田首相がそういう揺さぶりをかけてもおかしくない。達夫氏のポストとしては、経産相や農相などが囁かれています。麻生氏が了解すれば、財務相だってあり得ます」(前出の官邸事情通)

 安倍氏と統一教会の関係がクローズアップされていることも安倍派にはマイナス。中でも下村氏、萩生田氏、稲田氏は献金やイベント参加の実績があり、人事から外す“口実”を岸田首相に与えてもいる。

 これから1カ月、自民党は国民不在でドロドロしそうだ。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/399.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <赤旗がトドメ!>徹底追及 統一協会 旧統一協会の名称変更 下村文科相(当時)下の認証 文化庁「事前に説明」 前川元事務次官「関知せずはおかしい」 

https://twitter.com/Kkgzkhn5IqR0q0W/status/1551002753312649216
※補足 2022年7月24日 しんぶん赤旗1面トップ 紙面クリック拡大


徹底追及 統一協会 旧統一協会の名称変更 下村文科相(当時)下の認証 文化庁「事前に説明」 前川元事務次官「関知せずはおかしい」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-07-24/2022072401_01_0.html
2022年7月24日 しんぶん赤旗

 霊感商法など反社会的活動が問題になってきた旧統一協会が2015年に正式名称を「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」に変更した問題で、文化庁宗務課が下村博文・文部科学相(当時)に事前説明をしていたことが23日までに、分かりました。(統一協会取材班)


旧統一協会(世界平和統一家庭連合)本部=東京都渋谷区

 文科省の外局である文化庁は「教義など団体の実体に変化がないと名前は変えられない」と申請を拒否してきました。安倍晋三政権下の15年になって急に態度を変え、名称変更を認証しました。

 当時文科相だった自民党の下村博文衆院議員は今月11日にメディアの質問に答える形で名称変更の「最終決裁は、当時の(文化庁)文化部長」とツイッターに投稿していました。

 これに対して立憲民主党の有田芳生参院議員が名称変更した15年に文化庁宗務課に確認したところ「大臣に事前に説明いたしました」との回答があったことを公表。この内容について日本共産党の宮本徹衆院議員が今月22日に宗務課に確認したところ、下村氏へ事前説明をしたことを認めました。

 宗務課長時代に名称変更を拒否した前川喜平元文科事務次官は、下村氏への事前説明について「通常、事前に文科相へ説明するということは、認証するかどうか指示をあおぎにいくことだ。事前に聞いておいて何も関知していないというのはおかしい」と指摘します。

 下村氏が代表の自民党東京都第11選挙区支部は、旧統一協会の開祖、文鮮明の提唱で創立された世界日報社から16年に6万円の献金を受けていました。

 下村氏に認証を指示したかどうか質問しましたが、期限までに回答はありませんでした。




関連記事
前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側<前編>文化庁では教団の解散が議論されていた(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/394.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/400.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 教団に家族を破壊されてきた41歳は、ロストゼネレーションの極北だ 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場(日刊ゲンダイ)

教団に家族を破壊されてきた41歳は、ロストゼネレーションの極北だ 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/308670
2022/07/23 日刊ゲンダイ

 選挙で惨敗しようが、野党の党首ならガツンと言ってやれというのだ。あの元首相が国葬にふさわしいかどうか「答えを出すのは早すぎた」と党首が政府に咬んだら、自民党幹事長とやらが「国葬は内閣で決めてやることだから法律上も全く問題ない」とマヌケ顔で返していた。誰も法律のことなんか問うてないだろうが。バカみたい。おまけに「国葬にするのは極めてふさわしい。国民から国葬をすることにいかがなものかという指摘があるとは認識していない」と居直っていた。それはないぞ。いかがなものかと思う国民は全国中にいる。認識してない方がおかしい。勝手な政治屋たちだ。

 葬式は死人を弔うことだ。弔うのは家族や友人や知人、それぞれの気持ちだ。真珠湾奇襲を指令し、どこかで撃墜された山本五十六長官の戦時中でもあるまいし、講和条約と安保条約に署名した吉田茂でもあるまいし、今の時代、怪しい宗教団体とつながってた一政治家を国家の仕切りで弔うことは違うと思う国民も多いはずだ。それなら法律がどうだろうが内閣だけで決めず、どこの馬の骨とも知れない新人の参議院議員も含めた国会議員全員に聞いてからだろ。あの幹事長「野党はズレている」と言っていたが、どっちがズレてんだか。凡例どおり、自民党葬でやればいいのだ。

 それより、教団に家族を破壊されてきた41歳の犯人の過去を思うと哀れでならない。母親が入信して家がめちゃくちゃになっても、自活のために自衛隊に入り、挙げ句に自殺未遂までして保険金を家族に残そうとしたなんて聞くとなおさら、哀れだ。彼はロストゼネレーションの極北だ。母親が破産した02年から20年間、就職氷河期をやり過ごし、母親に苦しみもがいてきたのだ。好きこのんで道を外れた無頼者でもなく、寄る辺ない者になるしかなかったのだ。不安や不満をぶつける相手もいなく、誰も助けてくれない。孤立感の最たるものだ。彼こそ、既に何年も前から死に始めていたんだろう。

 もう半世紀前……あの狙撃現場の奥の今のターミナルほど広くないバス停から、遅刻した朝は奈良交通バスに飛び乗り、高校に通ったものだ。現在の駅ビルやショッピングモールはなく、小さな店が並ぶ通りだった。3年生の秋の文化祭のために8ミリ映画を作ったのを思い出す。大学受験体制と極めて権威主義的な校風に耐えているオナニー好きな男子生徒が「正義の味方」と名乗る仮面の男に狙われ、無人の廊下で撲殺されるという内容で、映研の顧問教師が上映許可しなかった。「おう上等だ、だったらゲリラ上映だ」と物理教室を勝手に使って生徒らに見せたのが、我が第1作「奇談・オレたちに明日はない」(70年)、製作費2万円の作品だ。学歴社会のベルトコンベヤーに乗せられてる自分に気づけ! 大学に飼われて社会の部品になるな! そんなアジテーション映画だった。


井筒和幸 映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/401.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 自民は井上義行を除名しない!<本澤二郎の「日本の風景」(4515)<統一教会・勝共連合と自民党は一連托生を裏付けている!>
font size="5">自民は井上義行を除名しない!<本澤二郎の「日本の風景」(4515)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33583856.html
2022年07月25日 jlj0011のblog

<統一教会・勝共連合と自民党は一連托生を裏付けている!>

 問題の統一教会派の井上義行が、なぜ官邸入りしたのか、いまだ誰も明らかにしていないが、背後に統一教会・勝共連合の闇の存在に気付く。「ノンキャリの井上が、安倍が森喜朗内閣の官房副長官時代に秘書官になっている。井上は安倍と一体、すなわち統一教会と一体に違いない。先の参院選挙では、教会と連合の丸抱えの候補者として当選している。自民党がまともな民主的な政党であれば、泣いて馬謖を斬る場面だが、岸田や茂木からそうした声は聞こえてこない」これが善良な日本国民の声である。

 この一点からだけみても、自民党と岸田内閣は売国奴政権といわれかねないだろう。「岸・福田・安倍一族の政治姿勢が問われる。福田康夫と福田達夫の対応が注目されるだろう」が大方の声でもあろう。

 弱者の財産を巻き上げる犯罪的詐欺組織を、宗教法人にして日本に招き入れた岸と笹川の罪は、万死に値する。いまでは「岸と笹川の息のかかった怪しげな右翼勢力で支配されている政府与党」と断じてもおかしくない。自民党は、真っ当な政党ではないどころか、反社会的政党であることを裏付けている。そのことを井上義行の選挙が証明しているだろう。

<改憲軍拡の神社神道+韓国の犯罪的カルト教団=政教一致・憲法違反の政府自民党!>

 多くの国民は、創価学会公明党を政教一致の憲法違反政党と捉えている。自民党との連立が、そうした声を公然と常態化させてきた。ところが、連立相手の自民党もまた、古色蒼然たる明治以来の神社神道を足場にした改憲軍拡の政教一致政党だった。しかも、それだけではなかった。

 安倍晋三の口を開けば「改憲軍拡」を亡くなるまで叫んだもう一つのカルト教団が存在した。安倍の祖父が笹川一族と連携しながら立ち上げた韓国・文鮮明の、イカサマで無知と不幸の哀れな日本人女性を標的にした、私財を丸ごと巻き上げて、家族をどん底に陥れてきた悪魔教団を、国民を幸せにするはずの政治家のはずが、反対に強力に法的にも支えてきたことも、今回の安倍銃撃事件が暴露した。

 この事実に愕然として立ち尽くすばかりである。

 そこに福田一族も関与してきたのだ。森喜朗も小泉純一郎も、である。日本の自民党は、あろうことか日本と韓国の好戦的反共教団に乗っ取られていたのである。そこには国民が期待する福祉や医療は入っていない。

 誰か異論があるか?あれば聞かせてもらいたい。安倍の一の子分として知られる高市早苗や、さらに二番手の稲田朋美の釈明を求めたい。幸福を求めるか弱き女性群をからめとり、その挙句にどん底生活に追いやってきた統一教会勝共連合と自民党に対して同情の余地はないだろう。

<憲法違反の政教一致の政府与党に日本国民は耐えられるか、それとも叩き潰すか>

 この国の政治は、3つの悪魔教団に乗っ取られてしまっている。この現状から抜け出す手口はあるのか。ある!それは衆院の解散である。政教一致か憲法が強く要請する政教分離か、これを選択する総選挙の実施であろう。

 日本国民は騙されてきた。岸の政治を福田・森・小泉・安倍の内閣を経ながら、受け入れてきた。その結果が、今日の悲劇的な経済的な惨状と国民生活の破綻である。

 政教一致は、歴史的に粉砕されている。日本も憲法で明記されてきている。人類の名によって、政教一致は解体されている。これを叩き潰すことを、日本国民に求めている。相応の覚悟を求めている。清き一票で可能である。

<それでも憲法違反の国葬!岸田も悪魔の使いなのか>

 カルト教団の悪魔が、首相の岸田にも乗り移っている。間違いない。安倍の国葬がそれである。国民は反撃するしかない。既に闘いは新たな段階に入ってきた。

 「安倍国葬反対」の声は、ネット世界では圧倒している。岸田打倒の国会デモも巻き起こっている。既成事実化に弱い国民に対抗して、政府自民党は強行する構えだが、内心の自由を奪う安倍国葬に大義はない。

 夏の政局は秋の政局へと続く。国民は立ち上がる。「犯罪者の国葬を許さない」という正義の叫びは、全土にこだましている。阿修羅などネット掲示板では、とうに炎上している。

 純白の木槿が咲き誇っている。「日韓の極右打倒」の声が聞こえてきている。野党議員に夏休みはない!

2022年7月25日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

市民団体からメル貼り付け 

ー田中正道は関東で最初に(森友問題)に取り組んだ男です。豊中市議(木村真まこと)

と連携し議員会館を毎週満席にした男です。会の金銭問題で追い出されました、正道は

神戸学院大学の上脇教授と双璧で20近く告発をしています、

https://fb.watch/etESVMFtir/

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/402.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 川柳は庶民の声なき声 安倍晋三氏の国葬に感じたのは「まるで国王のようだ」という違和感だ ラサール石井 東憤西笑

川柳は庶民の声なき声 安倍晋三氏の国葬に感じたのは「まるで国王のようだ」という違和感だ ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/308562
2022/07/21 日刊ゲンダイ


まるで国王のよう(C)日刊ゲンダイ

 炎上している。まあ私の場合、いつもどこかくすぶり続けているので、もう慣れっこではあるのだが、今回は「え、これが?」と驚いた。火元は安倍氏の国葬に対する朝日新聞の川柳欄を紹介した私の呟きだ。

 もちろん大前提として、今回の事件は決して起きてはならない事件であり、犯人の蛮行は許されるものではない。安倍氏の死には慎んで哀悼の意を表する。この時期その死をもてあそんだり面白がったりするのは不謹慎であろう。

 しかし国葬が妥当かどうかの議論はそれとは別である。通例の葬儀であれば異論はなかろう。しかし国葬は戦後吉田茂氏以来であり、その時でさえ特例の超法規的措置で行った。それをなんの議論もなく閣議決定だけで既定路線のようにあっさり決めてしまった。時の宰相の評価はすぐに決まるものではなく、誰が国葬にふさわしいかという判断は難しい。中曽根氏の内閣・自民党合同葬ですら物議を醸した。

 前川喜平氏は新聞のコラムで明確に「国葬には反対だ」と書いている。

「悲しみ悼むのは人の心だ。国が葬儀をするということは、国民こぞって悲しみ悼めと要求することだ。それは国が人の心に押し入り、人の心を動員することだ。僕は自分の心を動員されたくない」。まさに正論だ。

 亡くなって以降の報道、そして国葬まで至る経緯。そこに私が感じたのは「まるで国王のようだ」という違和感だ。首相時代から周りをイエスマンばかりで固め「裸の王様のようだ」と言われていた。死してもなお裸のままで放置するなら、それこそ死者への冒涜(ぼうとく)ではないのか。

川柳欄や風刺画は新聞にはつきもの

 翻って川柳の話だ。

「疑惑あった人が国葬そんな国」「死してなお税金使う野辺送り」「利用され迷惑してる『民主主義』」「ああ怖い歴史はこうして作られる」「国葬って国がお仕舞いっていうことか」

 どれも秀作だ。川柳は庶民の声なき声だ。それを取り上げるのが本来新聞の機能だ。今や新聞は政権の広報に成り果てたと思っていたからこれは見直した。しかし「朝日新聞はどこまで死者にムチ打つのか」などと批判が殺到しているのだ。アホか。川柳を知らんのか。江戸時代からある風刺とユーモアだ。そして川柳欄や風刺画は新聞にはつきものなんだよ。知性というものがなさすぎる。

「国葬だ安倍さん万歳当然だ」では川柳にはならない。ただの五七五の文章だ。そこに諧謔(かいぎゃく)があっての川柳や狂歌だ。二条河原の落書以来、それは庶民のエネルギーだ。ユーモアや風刺が受け入れられるどころか、ユーモアそのものを理解しない、封殺され言論弾圧される国は、滅びるしかない。


ラサール石井 タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/403.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <こうして統一教会が摘発を逃れてきた…>統一教会、警察に強い国会議員への働きかけ等に月1億円(田中龍作ジャーナル)


統一教会、警察に強い国会議員への働きかけ等に月1億円
https://tanakaryusaku.jp/2022/07/00027408
2022年7月25日 17:47 田中龍作ジャーナル


統一教会が工作のために使う経費について説明する有田氏。=25日、衆院会館 撮影:田中龍作=

 統一教会問題の生き字引がこの人だ。有田芳生参院議員(25日まで任期)が、きょう、国会内で立憲民主党の議員たちにレクチャーした。太字が有田氏の発言。

 「固有名詞が書き込まれているので見せられないけど、警察がどこに捜索に入るかのリストです」。有田氏は資料をかざした。

 2004年、警視庁が作成したリストには統一教会幹部ら約50人の自宅が書き込まれている。だが捜索は行われなかった。政治が警察に圧力を掛けたのである。

 安倍元首相を暗殺した山上容疑者を取り調べている奈良県警にも政治の圧力が掛かっている。

 警察に強い国会議員への働きかけと裁判費用は月に1億円、ひと月に、である。

 こうして統一教会が摘発を逃れてきた結果、被害は拡大に拡大を重ねた。

 全国霊感商法対策弁護士連絡会の集計によると被害総額は1230億円以上に上る(1987〜2021年)。統一教会を“成長産業”にしたのは政治の力だった。


「他野党と合同でヒアリングすることは考えていないのか?」。出席した議員から西村幹事長に質問が飛んだ。=25日、衆院会館 撮影:田中龍作=

 警察の摘発がなくとも悪名が轟くようになると、統一教会は名称変更で目先を眩まそうと画策した。

 元文科省事務次官の前川喜平氏が文化庁総務課長だった時(1997〜98年)、統一教会が名称変更の申請をしてきたが、前川氏は却下した。実態に変化がないからだった。

 ところが下村博文氏(安倍派)の文科相時の2015年に名称変更が認められる。不自然だ。

 週刊誌などの問い合わせに下村博文事務所は「大臣にお伺いを立てることはない」と否定してみせた。

 ところが有田芳生事務所は当時(2015年)に文化庁に名称変更の件で問い合わせをしていた。

 文化庁は「(下村)大臣に事前に説明いたしました」と回答した。下村氏の真っ赤なウソは有田氏によって白日の下にさらされたのである。

 本家韓国の統一教会は(日本のように)宗教法人ではなく財団法人。宗教法人を隠れ蓑にして霊感商法をやっているのは日本だけ。

 人々の生き血を啜る悪徳商法が、政治の力によって野放しにされてきたのである。

 統一教会と関わりのある議員の復権を許したら、この国にはペンペン草も生えなくなる。

    〜終わり〜


2022年7月25日 有田芳生ヒアリング「旧 #統一教会 被害対策本部」

※35:21〜 「警察に強い国会議員への働きかけ、裁判費用は月に1億円」 

再生開始位置設定済み

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/404.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <弔問外交という欺瞞>国葬ならばプーチンを呼ぶのが当たり前(日刊ゲンダイ)

※2022年7月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年7月25日 日刊ゲンダイ2面


※文字起こし

 国会審議も経ないまま閣議決定された安倍元首相の「国葬」の準備が始まった。9月27日に日本武道館で行われる安倍の国葬には各国から要人が参列し、いわゆる「弔問外交」が展開される見通しだ。

 政府が内閣府設置法を根拠として国葬実施を閣議決定した22日、内閣府には事務局が設置された。事務局は森昌文首相補佐官をトップに内閣府や財務省、外務省、警察庁などの職員約20人で構成。式次第や費用などについて検討を進める。

 外務省にも約30人体制の準備事務局ができた。石月英雄アジア大洋州局参事官が事務局長に就き、海外要人の受け入れ調整を行う。さっそく、22日のうちに日本と外交関係のある195カ国と、台湾や香港などの4地域、約80の国際機関に国葬の日程を伝えたという。

 もちろん、国交のあるロシアにも国葬の開催は通知している。しかし、仮にプーチン大統領が参列を希望しても拒否する方針というから、よく分からない。

「ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、日本政府は侵攻に関わったロシア高官へのビザ発給を停止し、事実上の入国禁止措置を取っている。安倍氏と親交があったプーチン氏が弔問を希望しても例外扱いはしない。もしプーチン氏の参列を認めれば、日本がロシアのウクライナ侵攻を容認したかのような間違ったメッセージを国際社会に与えかねません」(官邸関係者)

 日本側の制裁への報復措置として、ロシアも今年5月に日本の政治家やジャーナリストら63人の入国禁止リストを発表。岸田首相を筆頭に林外相や岸防衛相、高市政調会長らが対象とされたが、そこに安倍の名前はなかった。北方領土問題は何ひとつ進展しなかったが、蜜月関係にあった安倍とプーチンの友情は、今も続いているのだろうか。

「国葬を行うことの是非とは別問題として、ロシアに案内を出しておきながら参列を拒否するというのは、外交儀礼上、あまりに失礼です。そもそもプーチン大統領に来日する気があるか疑問ですが、安倍元首相と何十回と会談を重ねて親交が深かったプーチン氏が哀悼の意を示し弔問に訪れたいというのなら、断る理由はないはずです。“村八分”という言葉がありますが、これだって、葬式と火事は例外なのです。少なくとも、わざわざ拒否する方針をあらかじめ周知する必要はありません」(元外務省国際情報局長の孫崎享氏)

2人が見ていた同じ未来

 首相時代の安倍はプーチンと27回も会談し、「シンゾー」「ウラジーミル」と呼び合う関係を誇っていたものだ。2019年にウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムに出席した際は、「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」と熱烈なラブコールを送り、「ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」と高らかに呼びかけていた。

 2人が夢見たゴールにたどり着く前に凶弾に倒れた安倍の無念はいかばかりか。生前の関係を思い返せば、あれだけ親密だったプーチンも参列できないなら、国葬ではなく「内閣・自民党合同葬」で十分なのではないか。

 それに、政治的な対立等はさておき、故人を悼むという一点で往来し、各国首脳が集まることができるのが弔問外交のメリットでもあるはずだ。むしろプーチンに参列を促し、こうした貴重な機会をとらえてウクライナ侵攻に直接抗議するとか、停戦を説得するとか、岸田首相が外交手腕をアピールする絶好のチャンスにもなり得る。あのプーチンを懐柔できれば、岸田の株も上がるというものだ。

「もちろん、これだけの戦争が弔問外交をきっかけにすぐ終わるわけはありません。しかし、各国首脳が集まるなかで、岸田首相がプーチン大統領と会話を交わす。そういうパフォーマンスを見せられれば、国際社会で日本外交のプレゼンスも高まるというものです。そういうしたたかな外交ができなければ、何のための国葬なのかということになります」(ジャーナリスト・武田ョ政氏)

バイデンもトランプも習近平も来ないショボい外交舞台

 弔問外交では、プーチンが大統領令に署名して接収を決めた極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」で、希望する日本企業が事業を継続することについても、何らかの話し合いを持てる可能性もある。

 それなのに、日本政府が真っ先にプーチンの国葬参列を拒否すると大メディアに書かせたのは、ひとえに米国に気を使ってのことだ。ロシアとの戦争はウクライナを支援する米国との代理戦争の様相である以上、日本はロシア弔問を断固拒否して常に米国に追従するという恭順の意を表したのだ。

 ところが、その肝心の米国のバイデン大統領は来日しないとの見方が強い。現在、コロナに感染して自主隔離中のバイデンは、支持率低迷に悶絶し、11月の中間選挙のことで頭がいっぱいだ。同様に、安倍と親しかったトランプ前大統領も中間選挙での捲土重来が最重要課題で、1票にもならない訪日に時間を割いている余裕はない。

 中国の習近平国家主席も来ないとみられる。2000年に行われた小渕元首相の内閣・自民党合同葬の際は、当時のクリントン米大統領や金大中韓国大統領が来日したが、中国は当時の副首相を派遣した。今回も副首相か外相クラスが参列する可能性が高い。

 安倍とG7などで何度も顔を合わせた英国のジョンソン首相も先日辞意を表明。9月5日に新首相が決まる。

 朝日新聞デジタル(22日付)は、岸田が国葬の決定を急いだ舞台裏をこう書いていた。

<背景には、安倍氏が長期政権で外交関係を築いた外国要人への対応もあった。要人来日の準備には時間がかかる。政府高官は「要人を招待するためには早めに決めなければいけなかった」と明かす。「国葬という高い評価をすることで、日本に派遣される要人のレベルも高くなり、『弔問外交』につながる。合同葬だったらそうはいかない」。首相は周囲にそう説明した>

 第2次安倍政権で5年間も外相を務めた岸田は、国葬を大々的な弔問外交の場にし、安倍の外交的遺産も引き継いで、「外交の岸田」を世界にアピールする場にしたかったのだろうが、プーチンもバイデンもトランプも習近平もジョンソンも来ない。こう言ってはなんだが、もくろみ外れのショボい外交舞台になりそうで、国葬にしたことも意味不明になりそうだ。

「高い格式の弔問外交なんてこじつけで、党内の安倍派や岩盤支持層と呼ばれるタカ派におもねって国葬を決めたのが実情でしょう。そういうご都合主義だから、安倍元首相が親しくしていた国家首脳は軒並み来ないという事態になり、弔問外交の欺瞞が表出しているのです」(孫崎享氏=前出)

宏池会が仕切り保守派の出番なし

 皮肉なのは、タカ派に配慮したはずの国葬の葬儀委員長が岸田で、海外要人の受け入れ担当が林外相と、ハト派の宏池会が仕切ることだ。党内保守派の出番はない。「安倍元首相のご遺志」を引き継ぐ者が今後の政界のキーマンになり、それを岸田が奪いに行ったということなら、賛成・反対で国論が二分されても、国会での説明も無視して突き進む岸田の思惑はここにあるのかもしれない。

「国葬実施は、岸田首相が党内で主導権を握るためかもしれないし、安倍元首相の横死で露見した統一教会と自民党の癒着から目をそらす目的かもしれない。どんな思惑だろうが、法的根拠がなく憲法違反の可能性もある国葬を強行することは許されません。岸田首相は国葬の理由として『民主主義を守るため』などと言っていますが、国民世論に反対意見も多いのに、国会での審議もせず、閣議決定で国費投入を決めてしまうことが民主主義への挑戦ですよ。悲劇を利用して安倍氏を神格化し、岸田政権の求心力を高める政治的思惑が透けて見え、内閣支持率も下がるのではないでしょうか」(政治評論家・本澤二郎氏)

 小さな誤算が大問題に発展して政権崩壊に至る例は過去にも枚挙にいとまがない。国葬期日まで2カ月あまり。岸田のもくろみは成就するのか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/405.html

   

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