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2022年7月24日00時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK287] <場当たり検証、無為無策>人災のコロナ第7波 国民の怒りと悲鳴(日刊ゲンダイ)

※2022年7月24日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年7月24日 日刊ゲンダイ2面

※文字起こし

 一体どこまで増えるのか。新型コロナの「第7波」が、凄まじい勢いで広がっている。

 22日、全国の新規感染者は19万5137人となり、3日連続で過去最悪を更新してしまった。全国の自宅療養者は過去最多の61万人に達し、入院や宿泊施設も含めると、現在78万人が療養している。

 東京都の新規感染者も、前週金曜日から1.83倍も増えて3万4995人と過去最多を更新。都民の100人に1人以上が療養している状況である。もはや、いつ誰が感染してもおかしくない。

 PCR検査場には行列ができ、検査結果が出るのに2、3日かかるのが当たり前になっている。

 さすがに厚労省の専門家会合でも複数の委員から、「緊急事態宣言を検討する時期ではないか」という意見が出されたという。

 実際、各地で「医療崩壊」が起きている。すでに小児科はパンク状態だ。横浜市のある小児科クリニックは、予約枠を通常より25%増やして対応しているが、朝一番で予約が埋まり、抗原検査キットが不足しているという。

 感染者の急増によって、東京消防庁では救急車の出動率が一時98%を記録。大阪や愛知は、入院基準を「中等症」以上の患者に絞ってしまった。重症化リスクがある患者でも簡単には入院できなくなっている。

 その一方、飲食店からは「このままでは店が潰れる」と悲鳴が上がっている。

「先週までは予約客で埋まっていたのに、感染が広がってキャンセルが続出している。来週以降は予約がない。これで、夏にコロナに直撃されるのは3回目だ。いい加減にして欲しい」(都内飲食店店長)

 過去2年間、苦しめられてきた飲食店からしたら「緊急事態宣言なんて冗談じゃない」という思いだろう。

危機的状況はあと1カ月以上つづく

 感染者が過去最悪に膨れ上がっているのは、流行の主流となっているオミクロン株の亜種「BA.5」の感染力が異常に強いからだ。感染力は「第6波」の主流だった「BA.2」の1.35倍とされている。

「BA.5」は、感染すると症状が長くつづくという特徴もあるらしい。フランス公衆衛生局の調査では、「BA.5」の感染者の症状が継続する期間は、「BA.1」の4日間と比べ、7日間と長かったという。

 これまでオミクロン株は「症状が軽い」とされてきたが、「BA.5」は症状が重いという見方も出てきた。感染者からは「喉が痛くて食事ができなかった」「ワクチンを3回打っていたのに40度近い熱が出た」といった証言が相次いでいる。

 はたして「第7波」は、いつ収束するのか。どこまで感染者が増えるのか。

「過去2年を検証すると、夏の流行は8月にピークを迎えています。昨年は8月20日、一昨年は8月10日でした。恐らく、今年も8月中旬にピークアウトするはずです。つまり、あと3週間は感染者が増えつづける恐れがあるということです。右肩上がりで一直線に増えつづける可能性が高い。そうなると新規感染者数は、第6波の2〜3倍では済まない恐れがあります」(医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏)

 ヤバいのは、これから重症者が増加する恐れがあることだ。新型コロナは、まず若者の間で感染が広がり、高齢者へ感染が広がっていく。基礎疾患のある高齢者が感染すると、コロナによって死亡することはなくても、感染したことをきっかけに持病を悪化させて亡くなるケースがある。

 重症者数は、新規感染者のピークから2週間程度遅れてピークになるのが、これまでのパターンだった。あと1カ月以上、危機的な状態がつづく可能性があるということだ。

夏の感染拡大は分かっていたはず

 この事態を招いたのは、すべて岸田首相の無為無策が原因である。岸田が先手先手で動いていれば、この惨状は防げたはずだ。明らかに対策が後手に回っている。

 コロナ対策で最も重要なのは、「検査体制」と「医療体制」をキチンと整備することだ。

 たとえ感染が拡大しても、いつでも検査を受けられ、医療にアクセスできる環境が整っていれば、国民もパニックに陥ることはない。

 日本は、世界最高レベルの医療を誇っているのだから、政府が先頭に立って体制を整えていれば、PCR検査場に行列ができることも、小児科がパンクすることもなかっただろう。それなのに、今頃、慌て始めたのか、岸田は22日になって、発熱外来を訪れた人に抗原検査キットを配布する方針をようやく表明しているのだから、「何を今さら」である。

 致命的だったのは、ワクチンの4回目接種の対象を当初、60歳以上に限定し、60歳未満の医療従事者を外したことだ。政府は22日、やっと60歳未満の医療従事者に対象を拡大したが、遅すぎる。

「多くの自治体は、接種体制を整えるのに1週間はかかります。本格的に接種を始められるのは、感染拡大のピークとされる8月になってしまうでしょう。医療従事者からは『どうして6月から始めなかったのか』と不満の声が上がっています」(厚労行政関係者)

 結果的に、足元では多くの病院で医療従事者が感染。人員が不足し、医療逼迫に拍車がかかっている状況だ。

 そもそも、この2年間を振り返れば、夏に感染拡大の波が来るのは予測できたはずである。なのに岸田は、全く手を打たず、選挙応援で全国を飛び回っていたのだからどうしようもない。

「医療逼迫は患者の殺到も一因ですが、より大きいのは医療従事者が感染し、現場の人手が不足していることです。夏に大きな波が起きることは予想できたはずなのに、なぜ早期に医療従事者への4回目接種を進めなかったのか。ワクチンが不足していたわけではなく、一部で廃棄していたほどなのに、接種を進めなかったのはあり得ないことです」(上昌広氏=前出)

 明らかな人災だ。

なぜこの2年間の失敗に学ばない

 日本がコロナに襲われてから2年も経つのに、岸田はこの間、何を学んできたのか。安倍政権も、菅政権も、感染の大波が起こるたびに慌てふためき、対策が後手に回っていたが、岸田も同じ失敗を繰り返している。

 最悪なのは、過去の失敗の検証さえしようとしないことだ。

 過去2年間のコロナ対策を検証した「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」は、いい加減の極みだった。わずか1カ月で報告書をまとめたため、中身はスカスカ。関係者へのヒアリングはたった2回しか行わなかった。キーマンである新型コロナ対策分科会の尾身会長への聴取はわずか7分間である。安倍元首相と菅前首相にも話を聞いていない。これでどうやって過去の失敗を検証するのか。

 この2年間で海外はコロナへの対応を大きく変えている。欧米諸国でも感染は拡大しているが、多くの国民がマスクをつけずに過ごしている。感染しても簡単に医療にアクセスできる安心感が背景にあるという。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「欧米各国はこの2年間から学び、対策を充実させてきたのでしょう。ところが、日本は過去の教訓に学ばず医療体制の整備を怠ってきたわけです。日本にも欧米に劣らない質の高い医療がある。にもかかわらず、また医療逼迫を招いているのは、行政のマネジメントができていない証拠です。岸田政権は何もしていないのも同然でしょう」

 結局、岸田がやっているコロナ対策はただの“神頼み”に過ぎない。第7波が落ち着いても、また同じ過ちを犯すに違いない。ご自慢の「岸田ノート」には、何も書いてこなかったのではないか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/380.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <速報>松野官房長官が新型コロナ感染 岸田首相らとの濃厚接触はなし(FNN)


【速報】松野官房長官が新型コロナ感染 岸田首相らとの濃厚接触はなし
https://www.fnn.jp/articles/-/393278
2022年7月23日 土曜 午後6:07 FNNプライムオンライン

政府は23日、松野博一官房長官が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

内閣官房によると、松野長官は22日の夕方に発熱し、23日に医療機関でPCR検査を受けた結果、コロナ陽性が確認された。

松野長官は、22日午前の会見で、咳き込む場面がたびたび見られていた。

午後には岸田首相や後藤厚労相らとのコロナ対策の協議に参加するなどしていたが、首相官邸内に濃厚接触者はいないという。

松野長官は、23日には症状がなく、自宅で療養している。記者会見を含む執務は当面、2人の副長官などが代行する。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <茂木幹事長よ、これが国民の声だ>「安倍国葬に予算使うな」市民団体が仮処分申請(田中龍作ジャーナル)


「安倍国葬に予算使うな」市民団体が仮処分申請
https://tanakaryusaku.jp/2022/07/00027402
2022年7月21日 19:02 田中龍作ジャーナル


「安倍国葬の執行停止」を求める仮処分申請を提出するため裁判所に入る市民たち。=21日、東京地裁前 撮影:田中龍作=

 茂木幹事長よ。これが国民の声だ。

 市民団体がきょう東京地裁に「安倍元首相の国葬を閣議決定してはならない」「予算を執行してはならない」とする仮処分を申し立てた。

 申し立てたのは「権力犯罪を監視する実行委員会」のメンバーをはじめとする市民50人。

 申し立て書によるとー

 国葬実施の法的根拠として岸田首相は「内閣府設置法」第4条3項33号をあげている。

 首相は同法を根拠に国会の承認がなくとも、閣議決定で国葬実施が可能としており、記者会見(7月14日)で「内閣法制局ともしっかり調整した」と述べた。

 ところが申し立て人が内閣法制局に直接問い合わせたところ「内閣府設置法は所管していない」という答えが返ってきた。「所管していない」とは法的根拠がない、という意味だ。

 国葬は巨額の血税を使う。岸田首相は国民の代表である国会議員による審議を経ずして閣議決定だけで強行したいようだが、法的根拠は崩れた。


安倍家の葬儀。=12日、都内 撮影:田中龍作=

 安倍元首相をめぐっては数々の疑惑にまみれており、国民の評価も真っ二つに割れている。

 にもかかわらず安倍元首相を国葬に付し国民を弔いに参加させることは、思想信条の自由を定めた憲法第19条に違反する。

 市民団体は安倍元首相の国葬は憲法違反にあたるとして近く本訴を提起する構えだ。

 政府はあす(22日)にも国葬の執行を閣議決定する予定だが、憲法違反の訴訟が待ち構える。

 ツイッター上では「#安倍晋三の国葬に反対します」がトレンド入りするなど、国民の間に国葬反対は根強い。

 国葬反対運動を構える市民団体も少なくなく、波乱が予想される。

    〜終わり〜

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/382.html

記事 [政治・選挙・NHK287] モーニングショー「統一教会ネタ」第二弾が流れた理由が明らかに(まるこ姫の独り言)
モーニングショー「統一教会ネタ」第二弾が流れた理由が明らかに
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/07/post-d51c9f.html
2022.07.23 まるこ姫の独り言

モーニングショー 有田芳生が、警察庁幹部の言葉として統一教会が追及されなかったのは「政治の力」と公言した時は、スタジオ内が凍りついたのがはっきりわかった。

これは大変な事実が明らかになったと思い、次の日も続報があると期待していたが、何のことはない毒にも薬にもならない「韓国大統領の支持率低下」メインになっていて拍子抜け。

これほど拍子抜けしたことはそうそうないが、あれだけ張り切って統一教会と政治家の関係を報じて来たモーニングショーが次の日,、突如の「他国の大統領の支持率低下」は誰にとっても違和感がありまくりだっただろう。

未だになんで?との思いが消えることはなく真相を知りたかったが、作家の青木 俊によって少しずつ内情が明らかになって来た。


統一教会は少しでも自分達に不利なことを報道されると、ものすごくしつこく抗議するらしい。

相手が音を上げたり、白旗を上げるまで止めないと。

多分、モーニングショーにも執拗に抗議がいったのだろうから、現場は相当ビビったのではと思うが、一個人ならともかく、番組で報じている以上、有田は取材に基づいた発言をしているのに、なんで抗議に屈するのか。


屈したら、有田がデマや嘘を公言したと取られかねない。

取材をもとに発言した有田にも失礼だと思うが。

そして統一教会の方も、また味を占めてしまう。

面倒くさいからと執拗な嫌がらせ(ネトウヨ)に対してすぐに引いてしまうから、この国は声の大きな言ったもん勝ちの放言し放題の輩がのさばる傾向になっていると感じる今日この頃。

関わりたくない厄介な相手だとは思うが、ジャーナリズムが少しでも残っていたら、ここは絶対に引いてはいけなかった。

国民の知る権利に応えることなく政権・権力に忖度しまくって、暴走を見て見ぬふりして来た今の情けないメディアでは無理か。。。。

ミニ独裁国家のメディアだもの。

そのミニ独裁国家を作り上げてきたのがこの国のヘタレメディアだし。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/383.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 安倍元首相の「国葬」は“不評”に終わる可能性…9.27日本武道館は無味乾燥なセレモニーに?(日刊ゲンダイ)

安倍元首相の「国葬」は“不評”に終わる可能性…9.27日本武道館は無味乾燥なセレモニーに?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308656
2022/07/23 日刊ゲンダイ


誰のための国葬か?(安倍元首相国葬の予算執行差し止めを求めて申し立て、会見する市民団体のメンバーら)/(C)共同通信社

 政府が22日、閣議決定した安倍元首相の「国葬」は9月27日に日本武道館で実施される。

 岸田首相は、自民党が大勝した参院選の投票日(7月10日)に国葬を行うことを決めたという。しかし、このまま強引に国葬を実施して国民が納得するのかどうか。はやくも市民団体は、閣議決定と、その予算執行の差し止めを求めて、東京地裁に仮処分を申し立てている。団体メンバーが21日に会見して明らかにした。

 市民団体は、国葬の閣議決定と予算執行は「思想良心の自由を定めた憲法に違反する」と主張、「国民の代表である国会議員による審議を行い、予算の議決をするのであれば、国民合意を形式上、得たことになるが、岸田首相は閣議決定だけで急ぎ、国葬を挙行しようとしている」として、仮処分を申し立てたという。

 実際、国葬を行うことには異論も多い。熊本日日新聞が行ったアンケートによると、「賛成」42%、「反対」49%だった。政権寄りのNHKの調査でも、国葬を「評価する」49%、「評価しない」38%だった。

 そもそも、国葬を強行しても盛り上がらない可能性がある。戦後、首相経験者として唯一、国葬が行われた吉田茂元首相の葬儀は不評だった。当時、読売新聞は「国葬というより、無感動な官葬という気がしてならなかった」と報じている。会場の武道館には微妙な空気が流れていたという。国葬は全額、税金で行うため、宗教色を出せず、多くの国民の納得を得る必要があるため、無味乾燥なセレモニーにせざるを得なかったという。

 首相在任7年8カ月という長期政権を誇り、ノーベル平和賞まで受賞した佐藤栄作元首相の葬儀が国葬にならなかったのも、吉田茂元首相の国葬が不評だったのが理由のひとつだとされている。はたして、異論を封殺してまで国葬を行う必要があるのかどうか。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)がこう言う。

「戦前、制定された“国葬令”はすでに失効しているため、国葬を行う法的根拠がありません。せめて国権の最高機関である国会で議決すべきでしょう。それに、政府として安倍元首相に弔意を示すのは分かりますが、岸田首相は国葬を行う理由を『ご功績は誠に素晴らしい』としている。そうなると国葬は安倍元首相を賛美するものになる。弔意は表明するが、賛美はしないという国民も多いはずです」

 誰のための国葬なのか。


関連記事
<茂木幹事長よ、これが国民の声だ>「安倍国葬に予算使うな」市民団体が仮処分申請(田中龍作ジャーナル)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/382.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/384.html

記事 [政治・選挙・NHK287] <報道1930が決定的文書をスクープ>「首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼」(統一教会内部文書)・・・霊感商法の共犯者が国葬とは!!&元TBSアナが垂れ流したデマに共産党が抗議!! 


※補足 動画の一部をスクリーンショット



  



「首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼」(統一教会内部文書)・・・霊感商法の共犯者が国葬とは!!&元TBSアナが垂れ流したデマに共産党が抗議!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-9f5045.html
2022年7月24日 くろねこの短語

 統一教会(現世界平和統一家庭連合)が自民党の集票マシーンで、選挙戦におけるマンパワーの供給元でもあったことが、日に日に明らかになる今日この頃。どうやら、ペテン師・シンゾーが直々にお願いしていた事実が発覚しつつあるようだ。BS-TBS『報道1930』やTBS『報道特集』では、「首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼」があったと言統一教会の内部文書が公表されてるんだね。

問われる政治との距離 激震・旧統一教会と日本政治【7月22日 (金) #報道1930】

2022/07/23  TBS NEWS DIG Powered by JNN

※04:33〜旧統一教会が自民党候補を支援 再生開始位置設定済み 

ぜひ、全編をご覧ください



 ただの広告塔だけでなく、想像以上に密接な関係にあったことがうかがえる。それを象徴するのが、統一教会の関連団体である天宙平和連合のイベントにおけるペテン師・シンゾーのビデオメッセージだ。この中で、こんなこと言ってるんだね。

「UPFの平和ビジョンにおいて家庭の価値を強調する点を高く評価いたします」

【安倍晋三】ビデオメッセージ(UPF/統一教会)

 自民党・日本会議・神道政治連盟が推し進める改憲草案にも「家族は社会の自然かつ基礎的な単位として尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」と明記されているように、統一教会とペテン師・シンゾーの画策していた政策ってのはかなり親和性が高いんだね。

 こう考えれば、国葬なんてもっての他なのだ。いずれ「政治とカルト」の実態が解明され、ペテン師・シンゾーのカルト性が白日の元に晒された時、、国葬の法的根拠も明らかにすることなく、あまつさえ国会を無視したヘタレ総理は、とんだ恥をかくことになりますよ。

 最後に、昨日のエントリーで紹介した元TBSアナウンサー・吉川美代子君の共産党に対する「パフォーマンス」発言なんだが、しぶん赤旗が抗議の記事を載せた。デマを垂れ流した責任は取ってもらおうじゃないの。

日本共産党に事実誤認のコメント 統一協会問題の追及で 日テレ「ミヤネ屋」



http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/385.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 敗軍の将居座れば船は沈む(植草一秀の『知られざる真実』)
敗軍の将居座れば船は沈む
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2022/07/post-d0cc19.html
2022年7月23日 植草一秀の『知られざる真実』

選挙で惨敗したのに党首が責任を明らかにしなければ政党は凋落の一途を辿る。

典型的な事例が2010年7月参院選後の菅直人氏。

菅直人内閣が発足したのは2010年6月8日。

鳩山由紀夫首相の辞任を受けて菅直人氏が権力を強奪した。

菅直人氏が首相に就任し、菅直人内閣を発足させた。

菅内閣は内閣発足の当日、重要な閣議決定を行った。

質問主意書答弁書の閣議決定だ。

その内容は

「尖閣諸島に関する我が国の立場は、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないというものである。」

尖閣諸島の領有権問題については日中国交正常化協議に際して、日中両国が問題の存在を認め、その解決を将来に先送りすることで決着した。

これを「棚上げ合意」と呼ぶ。

「棚上げ合意」が存在したことを1979年5月31日付読売新聞が社説で明記している。

「尖閣諸島の領有権問題は1972年の国交正常化の時も、昨年夏の日中平和友好条約の調印の際にも問題になったが、いわゆる「触れないでおこう」方式で処理されてきた。

つまり、日中双方とも領土主権を主張し、現実に論争が存在することを認めながら、この問題を留保し、将来の解決に待つことで日中政府間の了解がついた。 

それは共同声明や条約上の文書にはなっていないが、政府対政府のれっきとした「約束ごと」であることは間違いない。

約束した以上は、これを遵守するのが筋道である。」

尖閣諸島の領有権問題が存在することを認め、日中両国政府はその解決を将来に先送りすることを決めた。

この「棚上げ合意」を踏まえて、尖閣海域の漁船取締り方式等について、日中両国が協定を締結した。

これが日中漁業協定である。

2000年6月1日に発効した日中漁業協定では、尖閣海域が含まれる北緯27度以南の海域について、

「北緯27度以南は、新たな規制措置を導入しない。

現実的には自国の漁船を取締り、相手国漁船の問題は外交ルートでの注意喚起を行う。」

と定めた。

1997年11月11日付の小渕恵三外相(当時)書簡では、

「日本国政府は、日中両国が同協定第6条(b)の水域における・・・中国国民に対して、漁業に関する自国の関係法令を適用しない」

と確約した。

尖閣海域の漁船取締りは日中漁業協定に準拠して実施されてきた。

ところが、2010年6月8日、菅直人内閣は尖閣諸島をめぐる領有権問題は存在しないと閣議決定した。

閣議決定を受けて、海上保安庁は中国漁船に対する取り締まり方法を変更した。

その結果として引き起こされたのが2020年9月7日の中国漁船諸突ならびに船長逮捕事件である。

それまでは、海保巡視船が中国漁船を追い払うだけだったものを、9月7日には、1隻の中国漁船を海保巡視船が接触するほど追い上げ、あげく漁船と他の巡視船がぶつかり(あるいはどちらかがぶつけ)、接触から3時間も追い回した末に中国漁船と乗組員を確保し、船長を逮捕した。

この事件によって「中国脅威論」が喧伝された。

この年の11月28日に実施された沖縄知事選では自民、公明、みんなの党が推薦する仲井眞弘多候補が日本共産党、社会民主党、国民新党、新党日本、沖縄社会大衆党、政党そうぞうが推薦する伊波洋一候補を破り、再選を果たした。

この年の2月2日に来日した米国のカート・キャンベル国務次官補と会談した前原誠司氏は、キャンベル氏に、小沢一郎氏を信用するなと発言するとともに、年末の沖縄知事選で伊波洋一氏が選出されるリスクがあることを指摘したと伝えられている。

菅直人内閣は米国の指示に従い、尖閣諸島をめぐる領有権問題が存在しないとの閣議決定を行い、尖閣海域の中国漁船取締り方法を変更して中国漁船衝突事件を引き起こした。

中国脅威論を煽り、11月沖縄県知事選での伊波洋一候補選出を阻止したと見られる。

菅直人内閣は内閣発足直後の2010年6月17日に参院選公約発表会見を行った。

会見で菅内閣は消費税率を10%に引き上げることを公約に掲げた。

そして、参院選で大惨敗した。

参院選実施前に枝野幸男民主党幹事長は参院選が菅直人内閣に対する信任投票になることを明言した(毎日新聞インタビュー)。

その参院選に民主党が大惨敗した。

菅直人氏は直ちに職を辞して責任を明らかにする必要があった。

ところが、菅直人氏はその後、1年間も党代表、首相の座に居座った。

この結果として民主党の凋落が一気に進行したのである。

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http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK287] ニュースの尻尾「消えた銃弾 安倍元総理暗殺」 (青山繁晴チャンネル) 
「【ぼくらの国会・第371回】ニュースの尻尾『消えた銃弾 安倍元総理暗殺』」
(青山繁晴チャンネル・ぼくらの国会 48分4秒 2022/7/21)
https://www.youtube.com/watch?v=KU8IoN6VAfE

青山さんは、安倍元総理暗殺について、自民党議員としてかなり突っ込んだ調査をしています。

左上腕部から、左鎖骨下の動脈を損傷、その後、方向を変え、心臓へと向かったとは
考えにくいとのこと。

警察は、安倍さんの傷は盲管銃創(銃弾が突き抜けないで、体内にとどまっている傷)であり、
射出口はないと明言しているそうです。

ところが解剖で銃弾は見つからず、頭を抱えているそうです。

治療か解剖のときに銃弾を無くしてしまったのか。

青山さんは、警察が嘘を言っているとは思えず、別の狙撃手がいた云々の陰謀論を
支持するつもりはないと言っています。

そうは言っても、銃弾の有無は容疑者の裁判にもかかわってくる重要な問題なので、
はっきりさせなければならないとのこと。


弾丸が溶けて無くなることはないので、治療にあたった奈良県立医科大学付属病院か、
司法解剖をした警察のどちらかが、銃弾を摘出したことは間違いありません。

どちらかが嘘をついているのです。

ではなぜ銃弾を隠すのか。

それは、一目見れば、山上容疑者ではなく、別の狙撃手が撃ったものであることが
わかるからでしょう。


(関連情報)

「安倍元首相射殺 別の狙撃手がいたのはほぼ確実だろう」 (拙稿 2022/7/10)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/225.html

「安倍元首相暗殺 山上容疑者の弾丸は90メートルも飛ばない 
警察はとんでもなデッチ上げを行なっている」 (拙稿 2022/7/17)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/310.html

「安倍元首相暗殺も疑惑のデパートである」 (拙稿 2022/7/21)
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/354.html
http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/387.html
記事 [政治・選挙・NHK287] スガ首相も岸田首相も眼中にないナベツネと見る 
スガ首相も岸田首相も眼中にないナベツネと見る
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/52006369.html
2022年07月24日 自民党的政治のパンツを剥ぐ

ナベツネさん経営の
日本国家です
実態は 
岸組 2代目佐藤栄作 3代目安倍晋三です
ナベツネさんが大高齢の為 手じまいします

ナベツネさんに敬称を付ける理由は
次の総理大臣を作るからですが
米国を見下げる超能力者でもあるのです
その目には林外相が映ってる
のでは

***

全てが地下で繋がっています
米国が日本のA級戦犯と 助命取引し
CIA雇用しました

文鮮明とセットです 日米韓安保の根です
それ以来 
戦犯家族が政治を牛耳り
統一教会が右翼を牛耳るのが日韓の宿痾です

溝手暗闘か 検察が覚醒しました
日本国の暗黒部分が核分裂中です

マスコミを牛耳るナベツネさんが牛耳る
日本TVの ナベツネ持ち駒 ミヤネ屋が
統一教会を追い詰めます

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 社民党・福島みずほ党首に上から目線 三浦瑠麗氏の発言に強烈な違和感 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)

社民党・福島みずほ党首に上から目線 三浦瑠麗氏の発言に強烈な違和感 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/308616
2022/07/22 日刊ゲンダイ


政治学者の三浦瑠麗氏(C)共同通信社

「私がなぜこの問題をより左寄りの政党に聞くかというと、これはネットにおけるさまざまな批判が左の政党に今、寄せられている中で、彼らがそれを挽回するチャンスを与えているんです」(三浦瑠麗・政治学者)

 これは7月10日の『ニコニコ選挙特番』での三浦氏の発言だ。

 中継で社民党福島みずほ党首とつないで、安倍元首相の銃殺事件について、三浦氏が福島さんにメッセージを求めた。みずほさんはこう答えた。

「あらゆる暴力に反対です。亡くなられた安倍総理に関して心から哀悼の意を表したいと思います。それで現在、まだ詳細はわかっておりませんが、統一教会との関係なども言われています」

 そして自民党と統一教会が関係があることの、日本政治の問題点を語り、すべて明らかにされるべき、と答えた。

 そしたら、東浩紀氏が「自民党は統一教会と関係したからこのようなテロを招いたってこと言った?」となり、もう一人の男性が「安倍さんが統一教会となんら関係があるって、それに対して影響を受けているって、ほとんど仮定の話」とつなげる。ほんで、冒頭の三浦氏の発言だ。

 ふへぇ〜、みずほさんは三浦様から名誉挽回のチャンスをもらい、それを台無しにしたってか。なんだ、この女? 偉そうだわい。

 番組はみずほさんのリンチみたいで、胸糞悪かった。みずほさんが自民党と統一教会の関係を述べたら、それは「仮定の話」と責められ、「暴力を肯定するのか」とまでいわれる。

 でも、三浦様が述べる『野党に寄せられるネットの批判』てやつ、左側が安倍さんの誹謗中傷(ほとんどは批判。それも力のある政治家に対しての)しすぎたことが今回の事件を招いた、ってのも仮定なんだよな。で、どこが暴力肯定になるんですかね?

 野党の人はもうこの番組に、出なくてもいいんじゃない?


室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。



統一教会発言で知識人の東浩紀、三浦瑠麗らが福島瑞穂党首の見識を疑う






http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/389.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 日本人収奪マシンと保守のパトロン:統一教会の2つの顔
◆収奪マシン◆

7月8日に起きた安倍元首相暗殺事件の山上容疑者の供述によると、母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の寄付を行い家庭が崩壊したため、現総裁の韓鶴子の暗殺を試みるも果たせず、関連団体に祝辞メッセージを送る等、関係のあった元首相を狙ったのが動機との事である。

教団の教義の確信は「堕落論」にあるとの事で、以下が教義内容の一部である。

「エバ国家日本はアダム国家韓国に貢ぐことを義務づけられている。韓国がアダム国家である理由は、神に選ばれた民族の国であり、世界に真理を発信したメシアの国であるから。日本がエバ国家である理由は、朝鮮を植民地にして多くの人民を苦しめてきた事実などによる。戦後、日本が経済大国になったのはメシア(文鮮明)が神に日本の罪をとりなし、エバ国家として神に認めさせたからだ。

金と人物の両面で韓国と全世界の統一協会を支えることがエバ国家である日本の責任である。日本人に多く伝道して信者として、その信者を全世界に送り出していくこと、日本で莫大な資金を調達してそれを全世界に供給していくこと、それがエバ国家日本の使命だ。」
(世界平和統一家庭連合 – Wikipediaより引用)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B3%E5%92%8C%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E9%80%A3%E5%90%88

この教義を利用して統一教会は、霊感商法や宗教活動を行っており、実質数万人と言われる信徒のうち半分が日本人で、一時年間数百億円と言われた資金の出処は日本人からのものが7割という。

教団の下半身は、「日本人収奪マシン」と言って過言ではないだろう。

◆保守のパトロンとして◆
一方、教団は保守政治のパトロンとしての役割も演じてきた。言わば上半身部分と言えようか。

1968年4月、教祖の文鮮明が安倍元首相の祖父岸信介元首相らの協力を得て反共産主義政治団体「国際勝共連合」を日本に設立したのを始め、長年自民党とは協力にあった。100人を超える与野党議員や候補者に対する無償の選挙の手伝いや秘書の派遣を通して、集票マシンとして有効に機能した。(これらの人員は、当然ながら主に先述の日本人収奪マシンの上りによって養われている)

また、教団は米国でも保守政治の支援活動を行っている。

教団が、トランプ氏の言わば応援団的役割をしたのは有名だが、1971年に大韓民国籍のまま米国に移住した文鮮明は、ブッシュ親子、遡ってはニクソン政権から一貫して共和党の応援団を果たしてきた。それは、集会での動員、新聞広告、傘下に入れたワシントン・タイムズ紙の論調等を通して行われた。

これらの活動を通じた政治的主張は、過激なものは有るものの、日米ともに保守政治としては概ね受け入れられるものである。と言うか、受け入れられる線を選んで表に出して来たのだろう。

そのため、自民党の政治家は、霊感商法等の「下半身」には目を瞑り教団を受け入れる事が出来たのだろう。また、米共和党としては、収奪マシンとして餌食にしているのは遠く太平洋を隔てた日本人であるために、受け入れるのに抵抗が無かったと思われる。

なお、日本では毒饅頭をタラフク食った政治家達は、地政学的にも危険な上に日本側の持ち出しが多い「日韓海底トンネル」を進める等、保守としても狂い始めており、進んでは「統一朝鮮連邦」実現に資金を出す等、国家を上げて貢ぐ事を言い出しかねない危険がある。

◆「邪教」対策について◆
さて、こうした「邪教」とも言ってもよい教義を持ち、かつ強力な政治力も持った宗教団体を野放しにせず、どう対処すべきかという問題がある。

@オウム真理教のような解散命令、Aフランスで行われているようなカルト指定、Bかつての名称変更認可を取り消し「統一協会(正式名称:世界基督教統一神霊協会)」に戻すこと、C高額なお布施等の10年程度のクーリングオフ制度の導入等が考えられるだろう。

これらを実現させるに当たっては、それぞれフランスのような絶対的政教分離国家はむしろ珍しい事や、壷に100万円払うのと戒名に100万円払うのはどう違うのか等、様々な論点が存在する。

宗教は、理屈を超えた所が有難く、同時に理屈を超えた所に危険がある。

信教の自由は守られねばならず、またギャンブルに大金を注ぎ込むのにも、邪教に注ぎ込むのにも犯罪が介在しない限りは、自由意志が尊重されるべきなのが難しいところだ。

現状筆者には、政治介入疑惑もあるかつての名称変更認可を取り消し「統一協会」に戻す事、加えて関連団体に関する報道の際には、必ず統一教会関連である旨明示する事の申し合わせ等を中心に議論を進める事が、歯痒いながら現実的な落とし所と思われる。


佐藤総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/390.html
記事 [政治・選挙・NHK287] 統一教会第一号<本澤二郎の「日本の風景」(4514)<岸信介派で大正昭和に活躍した元労相・千葉三郎の運転手として派遣>
統一教会第一号<本澤二郎の「日本の風景」(4514)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/33574644.html
2022年07月24日 jlj0011のblog

<岸信介派で大正昭和に活躍した元労相・千葉三郎の運転手として派遣>

 人間は、最初は誰もが安直な道を選ぶものだ。凡人もその一人で、情報源の一つにしようとして、選挙区(千葉3区)の千葉三郎の門を叩いた。好々爺の千葉と親切な寺部かつ秘書が応対してくれたものだから、大いに満足した。東京タイムズ創立者と千葉は親しかったことからも、彼はすっかり信頼してくれた。

 好きになれない岸信介や、岸派を継承した福田派清和会の様子に聞き耳を立てたものだ。1972年から数年後に、寺部さんが不思議な話をしてくれた。「今度うちに来た運転手は、勝共連合から派遣されてきた人物よ」とわざわざ教えてくれた。

 「勝共連合」と聞くと、誰しもが身構える。彼女は詳しく説明してくれなかったが「注意」を喚起してくれたのだ。お陰で運転手とは、一度も話をすることはなかった。事務所も警戒していたのだろう。翻って、今回の安倍銃撃事件から類推すると、統一教会・勝共連合の自民党攻略第一号ではなかったろうか。

 80年代から犯罪商法の「霊感商法」が大々的に繰り広げられた。被害者の訴えをもみ消す体制が出来ていた上での再商法だった。福田赳夫蔵相が文鮮明の会に、日本政府の大蔵大臣として公然と出席、カルト教団と教祖をべた誉めして、抱擁までするという恐ろしい階段を登っていた。

 アメリカは日本を打ち出の小づち(ポケット)のように血税を奪い取っているが、文鮮明の勝共連合・統一教会は、霊感商法という詐欺商法で、日本人信者にした不幸に泣く市民から、それでも身ぐるみ剥いで、その莫大な資金を使って、韓国のソウル近郊に大規模な御殿を完成させていた。岸信介・福田赳夫は国賊・売国奴であろう。この輪の中心に安倍晋太郎と晋三も入って、カルト教団の合同結婚式さえも支援していたことになる。その清和会制圧の第一号が千葉三郎だった。

 勝共連合・統一教会への貢献度が、運転手を通して岸や文鮮明のもとへと届いていたことになる。彼らが選挙応援や秘書の手伝いから、清和会を丸呑みしていく。それがいまや自民党全体を呑み込んでしまっている。安倍国葬という日本国憲法に違反する方針を、なんと宏池会の岸田文雄首相が決断した。これこそ恐ろしい日本を象徴している。

 内心の自由を侵害する国葬を、国民はあらゆる手段を用いて阻止するよう憲法が命じていることに気付くべきだろう!

<自民党反共右翼・素心会の代表で国際勝共連合顧問=清和会長老>

 千葉は大正昭和をまたにかけた政治家だった。東京帝国大学仏法科を卒業、いったんは三菱鉱業に入社したが、すぐに辞めて米プリンストン大学に留学した。敗戦後の宮城県から「英語使いの知事」として初の民選知事に。鐘紡の武藤三治のもとでも活躍し、戦前に彼の実業同志会から政界入りした。

 戦後は岸の民主党に所属、鳩山内閣で労相に就任したが、その後は1960年に右翼グループの素心会の代表世話人になって、治安問題に取り組む。「大臣就任に金がかかる」ことを知った千葉は、二度と閣僚になろうとしなかった。「大臣になるのに大金を用意する」という実態を、労相就任で初めて知った千葉だった。薄汚い永田町は昔からだった。

 彼は同時に岸と笹川良一が立ち上げた勝共連合の顧問に就任している。岸・福田派に所属、同派の長老として勝共連合の活動に飛び込んで、改憲軍拡論を訴えていた。しかし、1972年から政界引退する4年間、彼の口から改憲軍拡の話を聞くことはなかった。

 岸を「岸くん」と呼んでいたことが印象的で、ついぞ統一教会・勝共連合の話をしなかった。文鮮明についても。岸との温度差は明らかといえる。

<笹川良一との関係も濃厚=仲間の元警視総監・町村金吾と食事>

 選挙にあたふたすることはなかった。千葉県茂原市には、モロズミという男性秘書が陣取っていた。彼は清和会派閥にもよく足を運んでいた。千葉の後継者となった石橋一弥の秘書を経て、先年大動脈りゅう破裂で亡くなったという。

 千葉は勝共連合の話をすることはなかったが、笹川を「笹川さん」と呼んでいた。彼のギャンブル利権を裏金として受け取っていたのかもしれない。態度はしごく紳士的で横柄さはなく、清廉な印象を与えていた。一度、国会前のヒルトンホテルで食事をしたとき、警視総監から政界入りした町村金吾と一緒になった。町村信孝の父親で、彼は総裁選で非清和会候補の安倍晋三に叩き落されてしまった。

 結果的に警察などの治安部隊が、統一教会・勝共連合の防護服を兼ねていたことがわかる。

<配下の林大幹など金権派を排除する清廉さも>

 彼に心酔する若手も何人かいて、その一人が林大幹(幹雄の父親)だった。あるとき寺部秘書が「林大幹は金にキレイだと思っていたが、実際は違った」といってひどく嘆いた。

 概して右翼政治家は、清廉の士が多いと感じていたが、しかし、岸は全く違っている。利権アサリの本家のようで、岸の金庫番・中村長芳は、清和会秘書連中に「塀の上を歩け」と薫陶していた。

 岸と実弟・佐藤栄作について詳しかった松野頼三によると、岸が誰彼となく付き合った。その点で、佐藤は相手を選んだ。安倍晋三の犯罪は、どう見ても岸の遺伝子が強かったことがわかる。岸田は知らないのか?

<8・15鈴木貫太郎首相は千葉邸に逃れて一命を取り留めた秘話を>

 敗戦の日の1945年8月15日、首相の鈴木貫太郎は、小石川の私邸で二度目の襲撃を受けるが、隣家に逃れて一命をとりとめた。その隣家が、何と千葉三郎邸だった。国粋主義者から運よく逃れた鈴木を、千葉がかくまって助けた。この秘話を彼は筆者に語ってくれた。東京タイムズの特ダネになった。

 こんなわけで、現在も千葉が統一教会・勝共連合に呑み込まれていたのかどうか、確信は持てないが、とはいえ文鮮明工作の一番手に清和会長老の千葉が選ばれていたことは、統一教会からの運転手派遣から見て取れる。

 文鮮明は清和会を丸呑みし、市民から莫大な金を巻き上げ、事件化させない布石を打って、あまつさえ日本政府の政策を操っている。この事実に向き合える言論と議会なのか、国民なのか?

 千葉は後年、神奈川県の辻堂に居を構えた。秘書は鎌倉に。美人だったおばさんは、今どうしているのか。息子を東芝病院で、妻を東芝原発で奪われてしまい、以来年賀状も出せずじまいになってしまった。何事も、遠い思い出となってしまった。彼女が生きていれば、統一教会の詳細が分かるのだが。

2022年7月24日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

<盛り上がる安倍国葬反対デモ>
ww.youtube.com/watch?v=OvgQQHldd8A


http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/391.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 安倍元首相の「国葬」は行うべきではない 国民の意志を軽視する岸田首相の選択 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)

安倍元首相の「国葬」は行うべきではない 国民の意志を軽視する岸田首相の選択 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/308596
2022/07/22 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


安倍晋三元首相の通夜で献花する一般の弔問客(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相が安倍元首相の葬儀について「本年秋国葬として行う」と述べた。松野官房長官は会見で、国葬とするにあたっての明確な基準を問われると、@安倍氏が憲政史上最長の首相であることA選挙遊説中に銃撃を受けて亡くなったことB国内外から幅広い哀悼・追悼の意が寄せられたこと--などを指摘した。

 政府内では当初、「国葬」の形式にするのは難しいとの見方があったといわれている。

 戦前の国葬令は1947年に失効した。67年に吉田茂元首相の国葬を閣議決定で行ったが、80年に死去した大平正芳元首相以降は、政府と自民党が共催する「内閣・自民党合同葬」が主流となった。

 任務遂行中に亡くなったことから言えば、大平氏は現役の時の選挙期間中に容体を悪化して亡くなっている。重みは現職の死亡の方が重い。

 今回の安倍氏の銃撃事件で、殺人容疑で送検された山上容疑者の殺害理由は、「旧統一教会への恨み」であり、政治的動機ではないとされている。従って選挙中に殺害されたものの、政治目的のテロで殺害されたわけではない。安倍首相の民主主義や自由主義への姿勢が理由だったのではない。

 こうしてみてくると、「国葬」にしなければならない理由は、なかなか見つからない。

 読売新聞は「国葬、当初は“国民葬”軸に検討…首相が慎重論退ける」の見出しで報じたが、その中に、「国葬の決定には、自民の国会議員の約4分の1にあたる93人が所属する安倍派への配慮もある」との記述があった。時事通信も「異例の対応で、安倍氏を支えた保守層への配慮を示す狙いがある」と報じている。

 安倍氏が銃殺されて以降、大手メディアでは、コメントは@哀悼の意を表することA称賛は惜しまないことB批判はしないこと--を方針としてきた。従って、安倍氏への批判はほとんどなく、批判は違和感を持って迎えられる。

 しかし、少し前に時間をずらしてみよう。安倍氏が退陣表明直前の内閣支持率は、NHKの調査によると、「支持する」が34%で、「支持しない」が47%であった。つまり、仮に銃殺がなかったとすれば、国民は安倍氏を「評価する」より、「評価しない」が多かったのである。

 岸田首相が党内運営を最重視し、国民の意思を軽視する時、思わぬ批判増に直面する可能性がある。


孫崎享 外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/392.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 故・安倍氏は、故・中川親子同様、米国闇勢力からペルソナ・ノングラータ(暗殺してもよい政治家)に指定されていた可能性がある(新ベンチャー革命)
故・安倍氏は、故・中川親子同様、米国闇勢力からペルソナ・ノングラータ(暗殺してもよい政治家)に指定されていた可能性がある
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/15797468.html
新ベンチャー革命2022年7月23日 No.2890

1.先日7月8日に起きた安倍氏暗殺事件は、山上某による個人的暗殺事件などではないかもしれない!

 本ブログでは今、もっぱら、安倍氏暗殺事件関連の話題を取り上げています。

 本暗殺事件に関して、本ブログでは、これは、日本版ケネディ暗殺事件ではないかと観ています(注1)。

 もしそうならば、この事件は、山上某による手製銃での暗殺事件などではなく、ズバリ、戦後日本を闇支配し続ける米国戦争屋CIAネオコン勢力による組織的暗殺事件ではないかと推測できます。

 プロのスナイパー関与疑惑のある今回の安倍氏暗殺事件(注1)の背後に、上記、米国戦争屋CIAネオコンの関与が感じられます。

 もしそうなら、なぜ、彼らは今回、安倍氏暗殺を謀ったのか、それはやはり、安倍氏が、彼ら米戦争屋の敵・露プーチンと親しいせいではないでしょうか(注1)。

2.あの安倍氏は生前、露プーチンと築いた個人的コネを活用して、今回のウクライナ紛争の調停役を買って出ようとしていたのかもしれない

 故・安倍氏が、日本国総理在任中、もっとも目立ったこと、それは、米トランプ前大統領との個人的コネをつくった点と、露プーチンとも個人的コネをつくった点でしょう。

 とりわけ、プーチンに関しては、2016年暮れ、安倍氏は、わざわざ、彼を同氏の地元・山口県の温泉に招待して、日露首脳会談を行っています。

 本件、拙ブログにて、すでに取り上げています(注2)。

 この当時から、露プーチンはすでに、米戦争屋CIAネオコンによってマークされており、米戦争屋CIAネオコンの属国・日本を訪問することは、彼にとって、非常に危険だったはずだったのです。

 その証拠に、2016年の2年前の2014年7月、マレーシア航空機が、ウクライナ上空にて、撃墜された事件が起きていますが(注3)、この機体の外観が、プーチン専用機とそっくりで、当時の反露・ウクライナ軍(背後に米戦争屋CIAネオコンが潜む)が、プーチン搭乗機と間違って、撃墜した可能性が大なのです(注4)。

 にもかかわらず、プーチンは、その2年後の2016年、安倍氏の要請に応じて、わざわざ、岩国米軍基地のある山口県の宇部空港にプーチン搭乗機を着陸させたのです。

3.親プーチンの安倍氏は、ウクライナ紛争中の現時点において、米国戦争屋CIAネオコンにとってペルソナ・ノングラータとなる

 上記、米国戦争屋CIAネオコンは、自分たちにとって不都合な政治家を“ペルソナ・ノングラータ”(注5)と位置づけしますが、彼らにとって、ペルソナ・ノングラータは暗殺の対象としてもよいのです。

 ところで、日本の有力政治家で、彼らからペルソナ・ノングラータに指定された可能性があったのは、田中角栄や、中川一郎・中川昭一親子などが挙げられます。

 とりわけ、中川親子が狙われたのは、ズバリ、親露派の政治家だったからでしょう。

 そして、あの安倍氏も、中川親子同様、親露政治家とみなされた可能性があります(注1)。

 今の岸田政権は、安倍氏の国葬の際、プーチンの参列は拒否するようですが・・・(注6)。

注1:本ブログNo.2889『今回の安倍氏の暗殺は、日本版ケネディ暗殺事件の可能性が浮上:露プーチンが安倍氏の遺族に弔電を送った真意が窺い知れる』2022年7月19日

今回の安倍氏の暗殺は、日本版ケネディ暗殺事件の可能性が浮上:露プーチンが安倍氏の遺族に弔電を送った真意が窺い知れる : 新ベンチャー革命 (livedoor.jp)

注2:本ブログNo.1559『日本を属国化している米国戦争勢力から常に狙われている露プーチンはなぜ、2016年12月15日の訪日をドタキャンしなかったのか:今の米国戦争勢力は国内で窮地に追い込まれておりプーチン暗殺どころではないから?』2016年12月16日

日本を属国化している米国戦争勢力から常に狙われている露プーチンはなぜ、2016年12月15日の訪日をドタキャンしなかったのか:今の米国戦争勢力は国内で窮地に追い込まれておりプーチン� : 新ベンチャー革命 (livedoor.jp)

注3:マレーシア航空17便撃墜事件

マレーシア航空17便撃墜事件 - Wikipedia

注5:ペルソナ・ノングラータ

ペルソナ・ノン・グラータ - Wikipedia

注6:読売新聞“プーチン氏が希望しても…安倍氏国葬への出席拒否へ”2022年7月23日

プーチン氏が希望しても…安倍氏国葬への出席拒否へ : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/393.html

記事 [政治・選挙・NHK287] 前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側<前編>文化庁では教団の解散が議論されていた(日刊ゲンダイ)





前川喜平氏が明かす「統一教会」名称変更の裏側【前編】文化庁では教団の解散が議論されていた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308472
2022/07/22 日刊ゲンダイ


元文科次官の前川喜平氏(C)日刊ゲンダイ

〈1997年に僕が文化庁宗務課長だったとき、統一教会が名称変更を求めて来た。実体が変わらないのに、名称を変えることはできない、と言って断った〉

 文部科学省の事務次官だった前川喜平氏が2020年12月にツイートした冒頭の書き込みが、にわかに注目を集めている。霊感商法や合同結婚式などによる被害が明るみとなり、80〜90年代に大きな社会問題となった旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)は、名称変更で実態をゴマカし、組織維持を画策。所轄庁の文化庁は突っぱね続けていたが、第2次安倍政権下の15年8月に認証した。一連の動きの背景で何が起きていたのか。97年7月から1年間、文化庁文化部宗務課長も務めた前川氏に改めて聞く。

 ◇  ◇  ◇

 宗教法人と文化庁の関係は「監督庁」ではなく、「所轄庁」。憲法が保障する「信教の自由」に関わる業務なので、権力的な関与は行わないという建前があるためです。「認証」は事実を認定する行為を指し、「許可」や「認可」とは性質が異なります。宗教法人法は原則、要件を満たした宗教団体にはすべて法人格を与えるとの考え方に立っている。ですから、宗教団体であるという事実を確認する作業が認証なのです。

 僕が文部省の外局である文化庁の宗務課長に異動した97年、旧統一教会が「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」に名称を変更したいと認証を求めてきた。「事前相談」があったのです。

「組織の実態が変わっていなければ、規則変更は認証できない」

 手続き上の説明をすると、認証の対象は宗教法人の規則です。社団法人などで言えば、定款にあたるもの。宗教法人の規則の中に必ず名称を記さなければならず、名称変更にあたっては規則を改めて認証する必要があるのです。宗務課がどう対応したかは、ツイートした通り。組織の実態が変わっていなければ、規則変更は認証できない。そう判断し、申請を受理しなかったのです。申請を受けて却下したわけではありません。水際で対処したのです。

 教団側が名称変更を求めた理由は、「世界基督教統一神霊協会」とは名乗っておらず、「世界平和統一家庭連合」として活動しているから、ということでした。

 ーー旧統一教会は教祖の故・文鮮明が54年に韓国ソウルで創設。間もなく日本でも布教が始まり、64年に東京都知事が宗教法人として認証した。97年以降、世界各地で家庭連合を正式名称としている。

 ですが、霊感商法で多くの被害者を出し、損害賠償請求を認める判決も出ていた。青春を返せ裁判などもあった。「世界基督教統一神霊協会」として係争中の裁判もあり、社会的にもその名前で認知され、その名前で活動してきた実態があるのに、手前勝手に名称を変えるわけにはいかない。問題のある宗教法人の名称変更を認めれば、社会的な批判を浴びかねないという意識はありました。

オウム事件後の宗教法人法改正で慎重対処に転換した矢先だった


旧統一教会の教団による7月11日の会見は大手マスコミ以外を排除(C)日刊ゲンダイ

 1997年7月から1年間、文部省の外局である文化庁で文化部宗務課長を務めたのはある事情がありました。96年9月に施行された改正宗教法人法の初期運用にあたるためです。

 法改正はオウム真理教による一連の事件を受けた動きで、当時の与謝野馨文部大臣の政治主導だった。「宗教法人が前代未聞のテロを起こしたのは、宗教法人法が甘すぎるからではないのか」との問題意識から、「宗教界をすべて敵に回す」と尻込みする役人を抑えて決断したのです。実際、宗教界はこぞって大反対でした。

 法改正のポイントは大きく2点。全国的に活動する宗教法人の所轄庁を文部大臣とし、文化庁が実務を担う。それまでは宗教法人が本部を置く所在地の都道府県知事が所轄庁でした。オウム真理教は登記上、東京都江東区に本部を置いていたため、当時の所轄庁は東京都知事だったのです。広大な教団施設があった山梨県の上九一色村(現・南都留郡富士河口湖町)を調べることは現実的に困難で、その権限もなかった。これによって、文部大臣の所轄する宗教法人がドッと増えました。

 もうひとつのポイントは、年1回の書類提出。役員名簿、財産目録、収支計算書などを出してもらいます。宗教法人として活動している事実を確認するためです。

 宗教法人の認証は従来、性善説で行われてきた。教義、礼拝施設、30人程度の信者が確認できれば法人格を与えてきました。法改正以前は、宗教法人となった後の教団は糸が切れたタコ状態。どこで何をしているのかサッパリ分からなかった。

 もっとも、文化庁が特別な監視機能を持つようになったわけでもなく、テロ組織など危険分子を見分けるのは容易ではない。ですが、宗教法人をより注意深くチェックして慎重に対処し、怪しい教団を認証しない考え方へ大きく変化しました。そうした中、名称変更の認証を求めてきたのが統一教会(現・世界平和統一家庭連合)だったのです。

「公共の福祉の侵害」や「宗教法人の目的逸脱」などの規定を適用できないか


教祖が信者をマッチングする合同結婚式は現在も行われている(C)ロイター

 オウム真理教による一連の事件を受け、1996年9月に改正宗教法人法が施行されました。僕が98年7月まで在任していた文化庁文化部宗務課でも、所轄する統一教会(現・世界平和統一家庭連合)について議論になりました。公序良俗に反する宗教法人を解散させることはできないものかと。

 オウムに対しては、当時の所轄庁だった東京都知事らが東京地裁に解散命令を請求。地裁の決定により、96年1月に解散命令が出されました。

 宗教法人法第81条に基づく請求でした。

 宗教法人法は第81条で解散の事由をこう規定している。

▼法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為をしたこと。

▼第二条に規定する宗教団体の目的を著しく逸脱した行為をしたこと又は一年以上にわたつてその目的のための行為をしないこと。

 ーーオウムは法令違反、公共の福祉の侵害、宗教団体の目的逸脱が認定された。

 統一教会の霊感商法や合同結婚式はかつて大きな社会問題になりました。法外な寄付、法外な価格の物品購入、法外な労働奉仕は過度の自己犠牲ですし、見ず知らずの人との結婚は理性や自由意思があれば選択するはずのない行動です。統一教会にも公共の福祉の侵害や宗教法人の目的逸脱などの規定を適用できないものか。信者が引き起こした刑事事件はいくつもあり、教団側が敗訴した民事裁判もたくさんある。内部で検討はしたものの、当時は厳しいとの結論に至りました。

 こうした経緯からも、統一教会が求める名称変更を文化庁が認証したのは、方針の大転換だったのです。20年近く押し返してきたわけですから。第2次安倍政権下の2015年8月のことで、僕は事務次官に次ぐ文科審議官のポストに就いていました。(後編につづく)

(前川喜平/元文部科学事務次官)

http://www.asyura2.com/22/senkyo287/msg/394.html

   

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