★阿修羅♪ > アーカイブ > 2022年5月 > 21日00時10分 〜
 
 
2022年5月21日00時10分 〜
記事 [政治・選挙・NHK286] <欧州の戦争に前のめりの愚>岸田首相も自民党も この戦争ではしゃいでいる(日刊ゲンダイ)

※2022年5月20日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋


※2022年5月20日 日刊ゲンダイ2面


※文字起こし

 一体どこまで首を突っ込む気なのか。わざわざ「戦争の火種」をつくりに行くとしか思えない。心ある日本国民にとっては、まさに驚天動地の展開だろう。ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、岸田首相が日本の総理大臣として、初めてNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議に出席する見通し、と報じられたことだ。

 NATO首脳会議は来月下旬にドイツで行われるG7(主要7カ国)の首脳会議に続き、スペインのマドリードで開かれ、ウクライナ侵攻への対応があらためて議論される見通し。NATO首脳会議で、岸田は、インド太平洋地域と欧州の安全保障は切り離して考えられず、NATOとの連携を強化すべき──などと訴えるという。

 だが、NATOの実体は加盟国の集団的自衛権に基づく「軍事同盟」だ。ロシアがウクライナに侵攻した理由の一つは「NATOの東方拡大に対する脅威」だったはず。その軍事同盟の首脳会議の場に、なぜ、加盟すらしていないアジアの日本の首相が出席する必要があるのか。そこで「NATOと日本は連携する」などと拳を振り上げれば、戦果が上がらず、いら立つプーチン大統領をより刺激することになるのは子どもでも予想できるだろう。

 米国のブリンケン国務長官は「非加盟のパートナーと協力を進めていく」などと言っているが、本音はロシア包囲網の「仲間」に日本を引っ張り込みたいだけ。岸田は世界のリーダーのふりをしている場合ではないのだ。

岸田の動きは中国を挑発するだけ

「力による現状変更を許すとアジアにも影響が及ぶ」「ウクライナは明日の東アジアかもしれない」

 ロシアのウクライナ侵攻以降、会見などでこう繰り返してきた岸田。日本と何ら関係ないNATO首脳会議へノコノコ出張っていくのも、その不可解で怪しげな理屈の延長線上にあるのは間違いないだろう。だが、「欧州の戦争」に前のめりになっている岸田の姿勢は百害あって一利なしと言わざるを得ない。

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏はこう言う。

「G7が対ロシア制裁を強め、各国に結束を呼び掛ける中、来年、G7サミット議長国になる日本としても、岸田首相がNATO首脳会議に出席することは必然的な流れだったのでしょう。ただ、岸田首相がNATO首脳会議に出席したからといって、ウクライナ侵攻の問題は平和解決しないし、ますますロシアを刺激する。さらに言えば、こうした日本の動きが中国に対する挑発にもなりかねません」

 その通りだ。中国を「唯一の競争相手」と位置付ける米国にとって、欧州と東アジアの二正面作戦が続くことは避けたい。そのためには「防波堤」として日本の存在は欠かせないのだ。日米両政府は昨年4月の首脳共同声明で、半世紀ぶりに「台湾海峡」の平和と安定の重要性を訴えたが、今月23日の岸田とバイデン大統領の会談では「一方的な現状変更を抑止し、必要に応じ対処する」として、昨年の「一方的な現状変更に反対する」よりも踏み込む考えだ。

 対中包囲網を強める日米の結束を示し、中国を牽制したいのだろうが、当然、中国は猛反発。「ウクライナ危機を口実に米国の覇権主義を守ろうとしている」として、米主導の「アジア版NATO構築」を強く警戒している。そんな状況下で、岸田が「ウクライナは明日の東アジアかも」なんて言えばどうなるか。中国と日本が一触即発の事態にもなりかねないだろう。

「集団的自衛権に基づく敵基地攻撃も可能」は最悪

 バイデンにすり寄り、対中ロ包囲網にシャカリキになっている岸田は今度の日米首脳会談で、日本の防衛力を抜本的に強化する方針も表明するという。敵基地攻撃能力を含めた「必要なあらゆる選択肢」を検討する考えを伝える--とも報じられているが、何をトンチンカンなことを言っているのか。

 その敵基地攻撃能力をめぐり、政府は17日の閣議で、他国を武力で守る「集団的自衛権としても行使は可能」とする答弁書を決定したが、冗談ではない。ウクライナ侵攻に当たり、「ドネツク、ルガンスク両共和国との集団的自衛権」「侵略に対する先制的反抗」を口実にしていたロシアと同じではないか。

 そもそも、いつ、何を判断基準に攻撃するのか。

 敵基地攻撃は先制攻撃との線引きが難しいとされ、さらに「集団的自衛権」の行使については、国会の安保法制をめぐる審議を振り返っても、「乱用が多く問題がある」と散々、指摘されていたはずだ。

 そんなあやふや状態のまま「集団的自衛権に基づく敵基地攻撃も可能」となれば、どんな最悪な展開が起こるか分からない。ロシアのウクライナ侵攻を見ても分かるだろう。国民の生命と財産に直結する政策にもかかわらず、国会で十分な議論も審議もせずに決めていいワケがないし、何よりも戦後の日本政府が堅持してきた憲法9条に基づく「専守防衛」はどうなったのか。

最初から結論ありきだった安保戦略

 今の岸田の言動を見ていると、今回のウクライナ戦争を改憲や軍事増強の理由にしようと考えているとしか思えず、それは「敵基地攻撃能力の保有」「防衛費のGDP比2%以上」……など、これまたイケイケの国家安全保障戦略(安保戦略)の改定提言をまとめた自民党も同じだろう。

 19日の東京新聞によると、その安保戦略案に“お墨付き”を与えた政府の有識者会合は、多くが<敵基地攻撃能力の保有や防衛費の大幅増を持論にする元官僚、自衛隊の元幹部ら>だったというから、初めから「結論ありき」の「お手盛り」だったのは明らか。

 おまけに議事録も議事概要も非公表というのだから、何でも好き勝手に決める独裁者プーチンと同じで、もはや民主主義国家でも何でもない。

 岸田政権、自民党は「戦争国家」に向けて着々と準備を進めているのは疑いようがないが、恐ろしいのは、そんな独裁国家、軍事国家に突っ走る議論に「待った」をかけると「臆病者」のそしりを受ける今の風潮だろう。

 ネット上でも<日本が攻められてもいいのか><平和ボケはすっこんでろ。核兵器を持つしかない>といった書き込みが見られるが、これらは政府を批判する国民を「くずどもと裏切り者」と罵っていたプーチンと何ら変わらないだろう。

 こういう非常時こそ、感情論ではなく、冷静な視点、議論が必要ではないのか。

 政治評論家の森田実氏がこう言う。

「英国の詩人スコットの言葉に『引っ込めることのできない所まで腕を伸ばすな』という名言があります。調子に乗り過ぎると取り返しがつかなくなる、という例えで、政治家に最も求められる姿勢ですが、今の岸田首相は米英におだてられ、イケイケドンドンと前のめり。NATO首脳会議に出席など、正気の沙汰ではない。大体、同じアジアの中国を軽視し、欧米偏重で日本が成り立つわけがありません。危機的な状況ですが、そんな岸田政権の危うさをメディアは全く批判しない。これは戦前よりもひどい状況だと思います」

 岸田も自民党も、ウクライナ侵攻を「奇貨居くべし」のごとく、大ハシャギしているとしか思えない。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/532.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 「細田議長 女性記者に深夜に今から家に来ないか」またトレンド入りか?(まるこ姫の独り言)
「細田議長 女性記者に深夜に今から家に来ないか」またトレンド入りか?
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/05/post-4de969.html
2022.05.20 まるこ姫の独り言

細田衆議院議長は、今、トレンド入りじゃないか。

「100万円しか貰っていない」発言が大騒ぎになったら、次は「今後は立場を自覚して発言を控える」これでますますこの政治家の株が下がったが、弱り目に祟り目と言うか、今度は例の文春砲から「女性記者に深夜に今から家に来ないか」セクハラ・パワハラ発言まで公開されてしまう俗物振り。

細田博之議長 女性記者に深夜に「今から家に来ないか」【全文公開】 
 記事提供終了日:2023/5/14(日) 文春オンライン

>一番嫌がられているのはオフレコの懇談会。細田氏の隣に座るのは、女性記者が多い。そこで『彼氏いるの?』とかネチネチ私生活を聞かれるといいます。

週刊誌と言えども文春は、追跡調査をしっかりしているし、信用性に足りると思う。

この位の年代の議員は、未だ時代が停止しているのではないだろうか。

かつて、自民党の森がJOCの評議委員会で、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります、女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」と、セクハラ発言とも女性蔑視ともとれる発言をして、結局、組織委員会会長を辞任したが、その跡を継ぐ予定だった川渕も変な爺様で、それが露呈して結局、会長職は叶わなかった。

しかし森は女性は黙って男性に従うべし見たいな発想があるから、ああいった発言が出たのだろうが、当時、女性理事が切磋琢磨している図がどうして悪いように感じられるのかさっぱりわからなかった。

が、細田と言い森と言い自民党に多いタイプで、あの年代になるとほとんど年下ばかりで、誰も、今の時代に合っていないから止めるべきだとの進言が出来ないから、お山の大将になってしまっているのだろうけど、もう、ここまで来たら政治家としての役割を終えたと思う。

後進に席を譲ったらどうか。

セクハラと言えば、2018年麻生財務相時代に、当時の福田事務次官が女性記者に、飲食店で「胸触っていい?」などの発言を繰り返したと週刊新潮に報道されて、結局、辞任してしまった。

当時、音声データも公開されたのに、当時の福田事務次官はセクハラ発言を否定していたことを考えると、官僚や古い政治家などは、自分の発言のどこがセクハラなのか、パワハラなのか、女性蔑視なのか気づいていないのと違うだろうか。

今回の細田も、事実誤認だと言っていることからも、深夜に自宅に来るよう電話で誘う行為が、周りからどう見られるかが分かっていないのかもしれない。

福田事務官のセクハラ発言は、音声データまで公開しているのにネットでは、「ハニートラップとか、女性の謀略に引っかかったとか」、やけに男性を擁護する声で溢れていたから、この国では男尊女卑、女性蔑視思考が根強く残っていると思う。

伊藤詩織さんに対しての誹謗中傷も酷かったし。

きっと今回も、男性側を擁護する声も相当数出てくるのではないか? 


関連記事
<文春砲炸裂!>細田博之議長 女性記者に深夜に「今から家に来ないか」(週刊文春)
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/529.html

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/533.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 創造的破壊が求められる野党(植草一秀の『知られざる真実』)
創造的破壊が求められる野党
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-1dc936.html
2022年5月21日 植草一秀の『知られざる真実』

米国のバイデン大統領が訪韓し、続いて訪日する。

バイデン大統領は22日に来日し、23日午前に天皇と皇居で会見した後、東京・元赤坂の迎賓館で岸田首相と会談する。

バイデン氏は拉致被害者家族とも面会。

同日夜は東京・白金台の「八芳園」で岸田首相と会食する。

24日にはクアッド(米日豪印)首脳会議が午前に開かれ昼食会が予定されている。

同日夕、バイデン大統領は離日する予定。

参院選に合わせて内閣支持率を維持するための米国大統領の訪日である。

国会は開店休業状態で6月15日に会期末を迎え、22日に参議院議員通常選挙が公示される見通し。

参院選は7月10日に投開票される。

参院選が終了すると2025年7月まで国政選挙が行われない空白期間が生じることになる。

衆院が解散されれば総選挙が行われるが、衆議院の任期は2025年10月まである。

岸田文雄氏の自民党総裁選任期は2024年9月までだが、参院選で岸田自民が勝利すれば岸田内閣の長期政権化が視界に入る。

1年前に菅義偉内閣に対する風圧が強まり、政権交代の可能性さえ浮上していたことと比較すると隔世の感が強い。

選挙空白の3年間に懸念される最大の事象は憲法改定だ。

参院選結果が憲法論議に大きな影響を与えることになる。

岸田首相は4つの幸運を受けている。

第一はコロナが下火になったこと。

これは政権の力によるものではない。

時の巡り合わせの問題。

第二はウクライナ戦乱が勃発したこと。

米国の命令通りにロシア=悪、ウクライナ=善と唱え、ロシアを許さないと叫んでいれば、メディアは岸田内閣支持の論調を形成する。

第三は前任者の印象が極めて悪かったこと。

安倍晋三、菅義偉両首相の対応はあまりにも醜悪だった。

政治私物化の醜聞が絶えなかった。

人の話に耳を傾けない、質問に誠実に答えない、平気で嘘をつく。

こんな前任者のおかげで、普通にしているだけで相対的評価が上がる。

第四は野党が自壊したこと。

野党第一党の立憲民主党が崩壊状態にある。

このおかげで急浮上しているのが維新。

自民補完勢力だ。

7月10日の参院選は敵失で岸田自民が大敗を免れることが確実な情勢だ。

主権者は日本国憲法が破壊されることに最大の警戒を払う必要がある。

壊憲勢力に参議院3分の2議席を付与してはならない。

そのために何よりも重要になるのは選挙を棄権しないこと。

32の1人区の多くで野党共闘が崩壊しているため、与党が勝利してしまう可能性が高い。

だからと言って選挙を棄権してしまえば敵の思うつぼ。

選挙に行って壊憲勢力の議席を1議席でも減らすように力を注ぐ必要がある。

同時に、参院選後に向けて力を注ぐべきことは、真の健全野党の中核を再建すること。

立憲民主党は自民支援団体と化す連合の軍門に下ってしまった。

もはや、日本政治刷新を託すべき勢力ではなくなっている。

日本政治刷新を主導できる健全野党の中核を再構築することが必要だ。

その意味での「創造的破壊」が必要なのかも知れない。

国民民主党は軍備拡大、原発再稼働推進という本性を露わにした。

こんな勢力と共闘していたことを反省する必要がある。

この国民民主党が連合と表裏一体の関係にあるのだ。

いまこそ、連合は御用組合連合と労働組合連合に分離、分割されるべきだ。

参院選に向けて日本政治刷新を目指す主権者に与えられた課題は重い。

『日本経済の黒い霧
ウクライナ戦乱と資源価格インフレ
修羅場を迎える国際金融市場』
(ビジネス社、1870円(消費税込み))


https://amzn.to/3tI34WK

ぜひご高覧ください。

Amazonでの評価もぜひお願いいたします。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/534.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 猪瀬直樹も飛びついた 維新の躍進を許せば日本は「2度目の敗戦」を迎える それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)

猪瀬直樹も飛びついた 維新の躍進を許せば日本は「2度目の敗戦」を迎える それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/305485
2022/05/21 日刊ゲンダイ


維新の「広報マン」になるのか(猪瀬直樹氏)/(C)日刊ゲンダイ

 作家で元東京都知事の猪瀬直樹が今夏の参議院選挙に出馬する意向を固めたとのこと。日本維新の会の比例代表となる見通し。維新は著名人を中心に擁立作業を進め、比例で元プロ野球選手の青島健太、歌手で俳優の中条きよし、元マラソン選手の松野明美らを候補者として公認する方針を決定。

 客寄せパンダを並べたポピュリズム全開体制だが、うっかり候補になってしまった連中と違い、猪瀬が維新がどのような政党なのか知らないはずはない。

 私は猪瀬が書いた「昭和16年夏の敗戦」を思い出した。

 昭和16年4月、日米開戦8カ月前の「総力戦研究所」に「官民各層から抜擢された有為なる青年」36人が全国から集められた。募集の条件は「人格高潔、智能優秀、身体強健にして将来各方面の首脳者たるべき素質を有するもの」だった。

 彼らは闊達な議論を行い、あらゆるデータを集め、開戦後のシミュレーションを繰り返し、「緒戦、奇襲攻撃によって勝利するが、長期戦には耐えられず、ソ連参戦によって敗戦を迎える」との結論に達した。しかし日本は開戦に踏み切った。開戦後の石油保有量を予測したあるひとつのデータが出て、戦争を始めたい勢力がそれに飛びついたからだ。

 猪瀬がやっているのは、これと同じだ。本連載で示してきたとおり、維新の不正や嘘、デマに関するデータは山ほどある。ユリウス・カエサルは「人は見たいものしか見ない」と言ったが、これを心理学では「確証バイアス」という。自分にとって都合の悪いデータを無視するようになると、現実との接点を見失っていく。参院選で維新が躍進すれば、日本は2度目の敗戦を迎えることになるだろう。

 猪瀬は2013年12月、5000万円の選挙資金借用問題が浮上し、在任約1年で都知事を辞任。都政の混乱を招き、その後、公職選挙法違反で略式起訴され、5年間、公民権が停止された。カネに汚いところは維新イズムそのものだ。

 猪瀬は元テレビ朝日アナウンサーの富川悠太が、「トヨタ自動車の所属ジャーナリスト」になったと報告したことに対し、〈アホじゃないか。「ジャーナリスト」でなく「広報マン」だろ〉と批判していたが、維新の「広報マン」になり果てた猪瀬はジャーナリストとしては完全に死んだのだろう。


適菜収 作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/535.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 岸田文雄首相にもの申す<本澤二郎の「日本の風景」(4451)<「国民の合意を政策に反映させる」宏池会理念をなぜ放棄するか>
岸田文雄首相にもの申す<本澤二郎の「日本の風景」(4451)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/32833050.html
2022年05月21日 jlj0011のblog

<「国民の合意を政策に反映させる」宏池会理念をなぜ放棄するか>

 安倍のプーチン接近外交は、土俵際で見事に打っちゃられるという大失態で終始したが、そうだからといって対立するゼレンスキーにとことん肩入れする岸田外交も、日本国憲法の等距離・国際協調平和主義に反して、大間違いである。即刻戦争を止めることが、平和外交の基本である。

 日本国民は、4兆円五輪賭博によるフクシマ放射能汚染隠しとコロナ騒動で、生活は厳しい事態に追い込まれて久しい。その元凶はアベノミクス・黒田日銀によるゼロ金利の強行による。超円安為替政策による1%富裕層向け政策で、消費者国民は物価の急騰に泣いている。

 長く宏池会政治を見てきた筆者にとって、今日の到底受け入れがたい消費者不在の経済政策は「国民合意」「国民のため」という宏池会の理念を放棄している不平等格差容認にある。池田勇人・大平正芳・宮澤喜一・鈴木善幸ら、歴代の宏池会指導者が泉下で泣いている!それが分からないのか!直ちに超円安政策から、本来の為替政策に舵を切るべきである。強く訴えたい。

<安倍の国家主義は1%向け=アベノミクスは平等・基本権違反>

 日本国民は、正確には1%富裕層向けのアベノミクス政策に怒りをもって抗議している。仕組まれた円安為替政策で、トヨタなどは数か月で6100億円を懐に入れて恥じない。為替の効果である。それでいて岸田内閣は、資産課税の強化にソッポを向いている。

 財閥の内部留保は500兆円にのぼる。本来の景気対策は、この500兆円の有効活用である。なぜそれをしないのか。なぜ国民生活をいたぶる超円安を止めようとしないのか。鈴木財務相は黒田日銀に対して、99%政策に舵を切れ、といえないのか。

 不可解千万である。世界は金利を引き上げている。日本と真逆である。特に米国金利上げで、投資家はドル買いに特化し続ける。円はますます下落して、消費者は物価の急騰で苦痛をなめさせれ、生活は破綻するしかない。

 アベノミクスは1%向けであって、消費者は高額値段と消費税で二重の損失を被っている。これは平等原則に反し、基本権の侵害である。宏池会の理念は、これからも間違っていない。国民に等しく経済の恩恵を与えるものでなければならない。

 1%財閥向けの円安政策は、国家主義の手口であって、到底国民は耐えることが出来ない。耐えられるのは、一部の恵まれた高給取りの役人だけだ。国民は怒っている。そのことが、なぜわからないのか。

 ちなみに、ウクライナとロシアの戦争の仕掛け人は、米国である。もはや隠しきれない事実である。この戦争が、新たな物価急騰の原因となって、国民生活を困窮させている。戦争の長期化策略で、世界は死の商人を除いて疲弊するばかりである。バイデン追従の被害も莫大。なぜ憲法の平和主義を貫こうとしないのか。自立外交に舵を切らないのか。東アジアに緊張を作り出すのか。やってることは安倍の国家主義そのものではないか。

<ゼロ金利の超激安の円紙切れ=物価急騰で庶民生活は破壊>

 安倍の改憲軍拡政策は、内外の緊張という作られた社会不安のもとで強行されてきた。小学生でも理解できる。結果、そこへ巨額の資金が投入される。すべてが借金である。このツケは子供の世代に及ぶ。日本人として胸を張ることさえできない絶望日本でしかない。

 繰り返すが、安倍が強行した黒田の超金融緩和という為替操作は、超インフレを招来させている。消費者・弱者を困窮させている。

 思い出すと、宮澤さんの母親のことさんは、90歳になっても、一人で買い物をしていた。夜遅く帰宅する息子の首相に、あれこれと物価のことを告げて、政策の過ちをなくそうとしていた。生きた経済に首相は納得して、それを政策に生かしていた。

 何事もバラマキ借金を、山のように構築してそれでよしとする、国会と政府霞が関の現在の手口に、国民生活は、哀れを通り越している。宏池会に弱者の生活が分かる財政通はいないのか。政策派閥ではなかったのか。恥を知らない政治屋集団なのか。

 首相・岸田は今が正念場である!

2022年5月21日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/536.html

記事 [政治・選挙・NHK286] ヒトラー政権さえやらなかったロシア軍の“蛮行”…世界最大級「種子バンク」破壊の深刻度(日刊ゲンダイ) :国際板リンク 
ヒトラー政権さえやらなかったロシア軍の“蛮行”…世界最大級「種子バンク」破壊の深刻度(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/21/kokusai31/msg/710.html



http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/537.html
記事 [政治・選挙・NHK286] れいわ新選組・山本太郎代表やっぱり東京から立候補! 参院選“最激戦地”殴り込みの勝算(日刊ゲンダイ)

れいわ新選組・山本太郎代表やっぱり東京から立候補! 参院選“最激戦地”殴り込みの勝算
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/305528
2022/05/21 日刊ゲンダイ


擁立作業も急ピッチ(C)日刊ゲンダイ

 予定される公示が1カ月ほどに迫っても全く盛り上がらない参院選だが、最激戦地の動きが着火剤になるかもしれない。れいわ新選組代表の山本太郎元衆院議員が東京選挙区(改選数6)への立候補を正式表明。昨秋の衆院選に続く“躍進”を狙う日本維新の会や、小池知事子飼いのファーストの会などの「新顔」も殴り込みをかける中、台風の目になれるか。

 ◇  ◇  ◇

 山本氏は衆院選比例東京ブロックに出馬して当選したが、参院への鞍替えを理由に今年4月に議員辞職。その際、「選挙区で議席をもぎ取りにいく」と気炎を上げたことから、どこから立つか注目を集めていた。

 20日の会見では「さまざまなリサーチをしたが、やはり東京だろうという結果に落ち着いた。東京は私の政治的人生の足元で外せない。選択肢としてあった」と説明。擁立予定だった新人の依田花蓮氏は比例代表に差し替えた。「すべての政党が候補者を立てる東京選挙区をあけたままにするのはマズイ。花蓮さんには全国比例に回る可能性があると伝えてあった」というが、結構な荒療治だ。

 各党がメンツを懸けて戦う首都決戦は毎度のことながら候補が乱立。議席争いはシ烈を極める。

 現有2議席を死守したい自民党は、現職の朝日健太郎氏と新人のおニャン子クラブ元メンバーの生稲晃子氏を擁立。連立を組む公明党は現職の3選を狙う。立憲民主党も新旧で2議席確保に躍起。蓮舫氏と元衆院議員(東京2区)の松尾明弘氏が立ち、共産党は山添拓氏の再選に動く。日本維新の会は大阪市議の「美魔女」を投入し、ファーストの会代表の荒木千陽氏も出る。2016年選挙をめぐり、不倫スキャンダルで自民党からの出馬をパーにした作家の乙武洋匡氏も無所属で立候補。与野党の衆院議員経験者ら、諸派を含めれば20人近くが名乗りを上げている。山本氏に勝算はあるのか。

7人がダンゴ状態の展開か

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう見る。

「自民現職、公明現職、立憲現職の勝利は堅い。残り3議席を自民新人、立憲新人、共産現職、維新新人、ファースト新人が争う構図とみていました。そこに山本氏、さらには乙武氏も加わって7人がダンゴ状態となる展開になりそうです。もっとも、山本氏は自分一人が勝ち上がるためではなく、れいわ全体の底上げと野党支持票の掘り起こしを狙って東京選挙区を選んでいる。盛り上がり次第でいい勝負になるのではないか」

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏の見方はこうだ。

「自民、公明、立憲、共産の現職4人が指定席を押さえ、残り2議席を取り合う展開になるとみています。気になるのが、保守系政治団体『参政党』の動き。綱領に〈天皇を中心に一つにまとまる平和な国をつくる〉などを掲げていて、新橋のSL広場に200〜300人を動員する集客力がある。東京選挙区で“隠し玉”を擁立するとも聞く。タカ派からハト派まで幅広い顔ぶれの争いになりそうですが、来年4月の統一地方選をにらんだ“顔見せ興行”も少なくありません」

 ちなみに、れいわの獲得議席目標は「最大8議席、最少3議席」(山本代表)。東京での大暴れが奏功し、躍進なるか。


【速報】山本太郎代表が参院選東京選挙区から出馬へ

2022/05/20  TBS NEWS DIG Powered by JNN

れいわ新選組の山本太郎代表は夏に行われる参院選で東京選挙区から出馬すると表明しました。

山本太郎代表
「選挙区から出ると事前にお伝えしていました。その選挙区はどこになるのか。東京です。東京から出ます」

山本代表は先ほど、東京都内で会見し、夏の参院選で東京選挙区から出馬することを明らかにしました。

東京選挙区を選んだ理由について、山本氏は「これまでも東京で選挙に挑み続けてきた。ほかの選挙区についても様々なリサーチをしたが、すべて鑑みた上で東京だろうという結果に落ち着いた」と説明しました。

山本氏は2013年にも参院選・東京選挙区から出馬して初当選し、1期務めました。その後、去年の衆院選で当選しましたが、今回の参院選にくら替え出馬するとして衆院議員を辞職していました。

参院選・東京選挙区には、このほかご覧の方々が立候補を予定しています。

▽自民党
朝日健太郎氏、生稲晃子氏
▽立憲民主党
蓮舫氏、松尾明弘氏
▽日本維新の会
海老沢由紀氏
▽公明党
竹谷とし子氏
▽共産党
山添拓氏
▽社民党
服部良一氏
▽NHK党
松田美樹氏、小川ゆうき氏、猪野恵司氏、説田健二氏、田中健氏、長谷川洋平氏
▽ファーストの会
荒木千陽氏

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/538.html

記事 [政治・選挙・NHK286] <バイデン来日の裏に何がある>米国はいつも緊張で食っている国(日刊ゲンダイ)

※2022年5月21日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大


※紙面抜粋

※文字起こし

 また土下座外交が行われるのだろうか。

 アメリカのバイデン大統領が、22日大統領として初めて来日する。23日に岸田首相と会談し、24日には日米豪印のクアッド首脳会合も開かれる予定だ。岸田周辺は、「日本の食事を楽しんでもらいたい」「総理が茶室でもてなしたらどうだ」と完全に舞い上がっている。

 バイデンが来日する目的は、日本を巻き込んで「対中包囲網」を加速させることだ。目玉は、日本で発表する、新たな経済圏構想「インド太平洋の経済枠組み」(IPEF)の設立である。IPEFは、アメリカが中国に対抗する“経済安保政策”の柱に位置づけているものだ。半導体などの供給を加盟国間で補完し合う枠組みである。ポイントは、就労管理などを加盟条件にすることで、ウイグル族への強制労働が問題になっている中国を排除する仕組みにすることだ。

 これまでもバイデン政権は、公然と“中国敵視策”を打ち出してきたが、もう一段、ギアを上げるつもりらしい。サリバン大統領補佐官は、日韓歴訪の意義を「特定の国を狙ったものではないが、韓国、日本、クアッドの首脳会談を通じ、我々のメッセージは北京にも届くだろう」と露骨に挑発している。

中間選挙に向けて死に物狂いの大統領の思惑とそれに乗っかる危うさ

 ここにきてバイデン大統領が“中国叩き”を強めているのは、11月に中間選挙を控えていることが大きい。アメリカ社会は分断が進んでいるが、唯一、結束できるのが“中国叩き”だからだ。国際ジャーナリストの春名幹男氏はこう言う。

「ただでさえ、新大統領誕生後の最初の中間選挙は、与党は苦戦しがちです。しかも、バイデン政権の支持率は40%と低迷している。このままでは秋の中間選挙は敗北濃厚です。バイデン大統領にとって外交は内政の延長になっているのでしょう。それだけに、この先、さらに中国包囲網を強める可能性があります」

 しかし、いくら中間選挙を控えているからといって、大国である中国をいたずらに刺激して大丈夫なのか。クアッドにしても、以前から中国が「アジア版NATOだ」と不信を強めているものだ。ロシア以上にメンツを重視する中国は、黙っていないのではないか。

常に戦争を求める危険なアメリカ

 どう考えても、中国との緊張をあおり立てることは、国際社会の安定にはつながりそうにない。

 ヤバイのは、アメリカという国は、いつも軍事的緊張をつくっては、それをメシの種にしてきた国だということだ。ウクライナ侵攻だってアメリカが要因をつくったようなものだ。

 プーチン大統領は、何度も「NATOの東方拡大は受け入れられない」と訴えてきたのに、アメリカはウクライナにNATO加盟を唆してきたのだからどうしようもない。火をつけたも同然である。

 しかも、この戦争の長期化を望んでいる疑いさえある。

 米保守系メディア「アメリカン・コンサバティブ」は先月14日、〈米国と欧州はウクライナを支援しているが、それは平和をつくるためではない。それどころか、モスクワと戦うウクライナ人が最後の1人になるまで、ゼレンスキー政権を支援するつもりだ〉と報じ、ウクライナへの兵器供与についても〈ウクライナの戦争を長引かせることに役立っている〉〈米国は戦争の外交的解決を邪魔したいのだ〉と論じている。

 戦争の長期化は、アメリカにとって都合がいいということだ。実際、軍需産業の株価は上がり、ロシアの輸出がストップすることで、今後は米国産原油や穀物の輸出が活発化するとみられている。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。

「冷戦終結後の30年間に限っても、アメリカは多くの戦争に関与しています。その大半が“正義の戦争”とはかけ離れたものだった。とくに2003年のイラク戦争では、イラクが大量破壊兵器を持っていなかったにもかかわらず、アメリカは『持っている』と因縁をつけて、軍事侵攻に踏み切った。これは明確な国際法違反です。目的は、自国の軍需産業を潤わせることや、天然資源など現地の権益を奪うことでした。やっていることは、いまのロシアと変わらない。プーチン大統領は『アメリカが許されたのだから、我々の侵攻も許されるはずだ』と考えている可能性があります」

 いったい、アメリカは何を狙って中国との対立をあおり立てているのか。この動きは非常に危険だ。

日本だけが「最前線」に立たされる不安

 そんなアメリカに日本の岸田政権は乗っかっているのだから、どうかしている。首脳会談では中国を刺激するように、日本の防衛費の増額を表明する見通しだ。また、中国包囲網の「IPEF」設立をバイデンが発表する時、岸田も同席し、参加を宣言する予定だという。日米が一体となって、中国と対峙する形になる。

 さらに、20日の読売新聞によると、首脳会談後に発表する共同声明で、中国に対して核軍縮を呼び掛ける方向で調整しているという。

 しかし、日本は防衛費を増やし、「核シェアリング」論まで噴き出しているのに、中国に「核兵器を捨てろ」と求めるのは、とても通用しないのではないか。中国が納得するわけはなく、怒りに火をつけておかしくない。

 バイデン来日にすっかり舞い上がっているようだが、岸田首相は本当にこのまま中国との対立を強めるつもりなのだろうか。

 ウクライナ危機で分かったことは、アメリカという国は、平気でハシゴを外す国だということだ。あれだけ「NATOに加盟すべきだ」とウクライナを唆しておきながら、いざロシア軍が攻め込んできたら、自分たちは兵士を送ろうともしない。

 同じように、土壇場になったら、日本だけが“対中国”の前線に立たされている可能性だってあり得るのではないか。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「いま必要なことは、アメリカと中国との“覇権争い”が激化しないようにすることだと思う。少なくとも、インドやASEAN諸国は、アメリカにも中国にも肩入れしないよう苦慮しながら外交をしています。第一、軍事大国の中国と戦って日本は勝てるのでしょうか。イザとなったら、米軍はいつでもグアムに撤退できますが、自衛隊や日本国民に逃げ場はありませんよ」

 恐らくアメリカには、中国との間で緊張が強まれば、ますます日本はアメリカに従うようになるはずだ、という思惑もあるはずである。これから、いままで以上に日本に兵器を売りつけてくる可能性がある。

 自民党は防衛費を2倍に増やし、憲法9条も変えるつもりだ。日米首脳会談が、日本の分岐点になる恐れがある。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/539.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2022年5月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。