★阿修羅♪ > アーカイブ > 2022年5月 > 04日15時05分 〜
 
 
2022年5月04日15時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK286] 岸田政権の“改憲”の本命「緊急事態条項」はこんなに危ない! 災害対策には役に立たず独裁を可能にする自民党条文案の罠(リテラ)
岸田政権の“改憲”の本命「緊急事態条項」はこんなに危ない! 災害対策には役に立たず独裁を可能にする自民党条文案の罠
https://lite-ra.com/2022/05/post-6190.html
2022.05.03 岸田政権の“改憲”の本命「緊急事態条項」はこんなに危ない! リテラ

    
    首相官邸HPより

 憲法記念日のきょう、岸田文雄首相が日本会議系の改憲集会にビデオメッセージを寄せ、「社会が大きく変化する今だからこそ挑戦し続けなければならない」などと改憲への意欲を示した。

 一部で「リベラル」と言われている岸田首相だが、首相就任以来、極右雑誌「月刊Hanada」(飛鳥新社)や「WiLL」(ワック)にも登場し、改憲への意欲を語ってきた。今回は極右団体・日本会議が主体となった団体が開催する改憲集会「公開憲法フォーラム」にビデオメッセージを送り、改憲に前のめりな姿勢を示したわけだ。

 岸田首相だけではない。上述の改憲集会には岸田首相以外にも、公明党の浜地雅一・憲法調査会事務局長、日本維新の会の足立康史・国会議員団政務調査会長、さらに、国民民主党の玉木雄一郎代表までもが参加していた。

 昨年の総選挙で維新が議席を増やし、自民・公明とあわせて3党で改憲発議に必要な3分の2の議席を確保したが、改憲の動きはかなり本格化していると言っていいだろう。

 そして現在、改憲勢力の最大のターゲットと言われているのが、「緊急事態条項」だ。実際、岸田首相も、この日本会議系集会のメッセージのなかで、緊急事態条項を「極めて重要な課題」と語った。

 この緊急事態条項が改憲の前面に再びおどり出したのは、コロナの感染拡大がきっかけだった。

 コロナが流行し始めた2020年1月末の段階から、自民党の右派勢力が「改憲議論が必要だ」「憲法改正の大きな一つの実験台」などと言い出し、同年の憲法記念日には当時の安倍晋三首相が、日本会議系改憲集会に送ったビデオメッセージで「今回のような未曾有の危機を経験した今、緊急事態において国民の命や安全を何としても守るため、緊急事態に国家や国民がどのような役割を果たし、国難を乗り越えていくべきか。そのことを憲法にどう位置付けるかは極めて重く大切な課題だ」と主張した。

 菅義偉・前首相も同様で、昨年の憲法記念日にも同じ改憲集会でのビデオメッセージのなかで「新型コロナへの対応を受けて、緊急事態への備えに対する関心が高まっている」と述べ、安倍元首相と同じ主張を繰り返した。

 当然ながら、緊急事態条項がなくても医療や検査の強化・拡充はできるし、人流を抑えたいのならば十分な補償や給付金の支給によって国民の生活を支えればいい。つまり、この国がコロナ対応で失敗してきたのは、そうしたやるべきことをやらなかった政治の責任にほかならないのだ。それを「緊急事態条項がないからだ」などと憲法改正に話をすり替えるのは、はっきり言って犯罪的な悪質さだ。

 だが、事あるごとに自民党政権は、コロナ対策をやらないことの言い訳として憲法の問題を持ち出してきた。この世論誘導が功を奏したのか、きょうの憲法記念日に際しおこなわれた各社世論調査でも、9条改正については賛否が拮抗しているのに対し、緊急事態条項については必要とする声のほうが多くなっている。

 しかし、緊急事態条項はコロナ対策とは何の関係もないばかりか、政府与党の独裁にもつながり得る危険なものだ。あらためて、緊急事態条項について検証し、その危険性を指摘しておきたい。

■自民党の「緊急事態条項」案は災害の役に立たず! 被災自治体の首長たちも「憲法は障害でない」

 まず簡単におさらいすると、自民党は2012年に公表した憲法改正草案において「緊急事態条項の創設」を提案。その条文では、《我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態》時に緊急事態宣言が出されると《内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定すること》や《内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすること》を可能にし、その上、《何人も(中略)国その他公の機関の指示に従わなければならない》《基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない》などと規定。総理大臣に権限を集中させ、国会議員の任期延長を可能とし、内閣は政令を出し放題、すべての人が否応なく国に従うことを余儀なくされ、法の下の平等や思想・信条・表現・言論の自由などといった権利を「制限」してしまう……というとんでもない内容だった。

 当然この「緊急事態条項」には国民から批判が高まり、自民党は2018年3月に提示した改憲4項目の「条文イメージ」(たたき台素案)では、国民の抵抗を抑えるために改憲草案から条文をソフト化。緊急事態条項を新設するのではなく、「憲法73条」ならびに「憲法64条」に付け加える案に変更している。以下がその「条文イメージ」だ。

《第七十三条の二 大地震その他の異常かつ大規模な災害により、国会による法律の制定を待ついとまがないと認める特別の事情があるときは、内閣は、法律で定めるところにより、国民の生命、身体及び財産を保護するため、政令を制定することができる。
A 内閣は、前項の政令を制定したときは、法律で定めるところにより、速やかに国会の承認を求めなければならない。》
《第六十四条の二 大地震その他の異常かつ大規模な災害により、衆議院議員の総選挙又は参議院議員の通常選挙の適正な実施が困難であると認めるときは、国会は、法律で定めるところにより、各議院の出席議員の三分の二以上の多数で、その任期の特例を定めることができる。》
 
 ぱっと見だと、2012年の憲法改正草案にあった総理への権限の集中や国民の権利制限といった独裁を可能にする条文が消えており、「これなら問題ないのでは」と思う人もいるかもしれない。

 しかし、条文が変わっても、本質はまったく変わっていない。本質とは何かというと、この緊急事態条項は実は、大地震や大規模災害対策とはなんの関係もなく、別の目的があるということだ。

 まず、指摘しておかなければならないのは、この「条文イメージ」でできる大規模地震や災害対策などは、緊急事態条項などを設けなくても、現行の法律や政令で十分対応可能だということだろう。

憲法学者の木村草太氏も、2019年7月15日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)で、こう指摘していた。

「いまの法律でも、現在の憲法73条に基づいて、たとえば災害対策基本法で、災害時の物価の統制とか物流の統制について政令を定めてもいいですよ、もし本当に時間が無い場合には、というような条文がすでにあったりします。なので、この条文、正直いまの政令の制度と何が違うのか、よくわからないところがあります」

 同様の声は、当の地方自治体の首長からも上がっている。2015年に日本弁護士連合会が東日本大震災の被災3県の市町村におこなったアンケートでは、「災害対策、災害対応について、憲法は障害になりましたか」という質問に「憲法が障害にならなかった」と回答したのは23自治体96%にものぼり、対して「障害になった」と回答したのはわずか1自治体4%にすぎなかった。

 また、2016年3月15日付の東京新聞記事では、菅原茂・気仙沼市長は災害発生によって道路を塞いだ車両撤去などが災害対策基本法の改正によって可能になった点を挙げた上で、「緊急事態条項があれば、人の命が救えたのか。災害対策基本法の中にある災害緊急事態条項で十分だ」と発言。奥山恵美子・仙台市長(当時)も「自治体の権限強化が大事だ」、戸羽太・陸前高田市長は「震災時は、国に権力を集中しても何にもならない」と述べている。

■自民党が打ち出した「64条の2」「73条の2」条文イメージに仕掛けられた罠

 なぜ自民党は必要のない緊急事態条項に固執するのか。その本音が垣間見えるのが、2018年に自民党が打ち出した条文イメージの64条の2、そして73条の2だ。

 前述の『モーニングショー』で木村氏は、64条の2への文言追加について、このように疑義を呈した。

「この条文(64条の2)、ちょっと問題なのは、自分で自分の任期を決められるって書いてありますよね。これは非常に問題があって、たとえば取締役が自分の任期を自分で決められますとか、あるいは大学の学部長が自分の任期を自分で決められますっていうのは、それはおかしいでしょうって普通はなるわけでして、今回の場合のような条文をつくるのであれば、たとえば憲法裁判所や最高裁が、延長した任期が妥当な範囲で収まっているかということを管理・監督するというような条文が入っていないと、やっぱりどんどん不要に延ばしていっちゃう危険があるということで、ここはもう少し考えなければいけないことが残っていますよね」

 さらに、番組は、自民党の「条文イメージ」の最大の問題点についても取り上げた。

 まず、自民党は、緊急事態を《大地震その他の異常かつ大規模な災害》と規定しているのだが、番組は、小林節・慶應義塾大学名誉教授が「『自然災害』ではなく『災害』。自然災害に限定していない。他国の武力攻撃や内乱で発動できる可能性(がある)」と指摘していることを紹介。一方で日本会議政策委員である百地章・国士舘大学特任教授が「草案で『武力攻撃』と明記していたのを新たな案では削除。自然災害を前提にしている」と主張していることも取り上げ、木村氏に意見を求める。

 すると、木村氏は「両方の解釈ができる」としながらも、「権力者は当然、広いほうの解釈を採用するので、小林先生の仰っている懸念は懸念としてきちんと受け止めたほうがいいと思います」と見解を示した。

 木村氏は73条の2についても、隠された危険性を、こう指摘した。

「(73条の2に)《法律で定めるところにより》って書いてあるので、その法律の定め方によっては、見ようによっては何でもできてしまうという条文になっていて、これまでに加えて新しい条文を付け加えたので、この条文は『これまでできなかったことを何でもできるようにした条文ですよ』と解釈できる、そういう可能性を秘めた条文ではあるということですね」

 木村氏につづき、玉川徹氏は非常にわかりやすくこう述べた。

「《法律で定めるところにより》ってことの意味なんですけど、法律って、衆議院・参議院の過半数があったらできちゃうんですよ。で、過半数あるから与党なんですね。つまり、どの時点でも、与党は法律を定めることができるんですよ。だから、《法律で定めるところにより》なんでもできるということになっちゃうと、『与党であればなんでもできる』って意味になっちゃうんですね」

 さらに73条の2には、緊急時に内閣が国会の関与なく緊急政令が制定できるとも書かれている。

■れいわ新選組の山本太郎代表も「むちゃくちゃ、危険」「絶対に阻止しなければ」と警鐘

 ようするに、2012年の憲法改正草案にあった危険極まりない文言は消えているように見えるものの、実際には大地震などの災害以外でも適用できる余地があり、さらには内閣の独断で政令で好き勝手にでき、議員の任期も延長できるというフリーハンドを可能にする条文になっているのだ。

 当然の話だろう。そもそも憲法をわざわざ改正しなくても対応できるものを、あえて自民党が改正しようとしている、その理由は、2012年の改憲草案のときから変わっていないはずだからだ。

 れいわ新選組の山本太郎代表が、本日の憲法記念日に際して発表した談話において、緊急事態条項について「法律と同じ力を持つルールを、緊急事態時には政令という形で内閣が勝手に作れるようにする。むちゃくちゃ、危険」、権力者に対し「事実上の全権委任を許す」「最大のフリーハンドを差し上げる」ものであるとその危険性を指摘、「絶対に阻止しなければならない」と主張していたが、その通りだろう。

 自民党、維新の改憲勢力は、コロナ禍に続き、ロシアによるウクライナ侵略までをも改憲煽動に利用しようとしているが、こんな火事場泥棒に緊急事態条項などという危険な代物を絶対に与えてはならない。

(編集部)

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/386.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 「敵基地攻撃(反撃)能力保有」論の盲点 専守防衛能力の向上こそが急務 ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)


「敵基地攻撃(反撃)能力保有」論の盲点 専守防衛能力の向上こそが急務 ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/304637
2022/04/30 日刊ゲンダイ


小林節慶応大名誉教授(C)日刊ゲンダイ

「敵基地攻撃(反撃)能力保有」論は、「ゴキブリは元から絶たなければいなくならない」という主張と同じで、この国を敵の攻撃から守るという観点からは、一見、筋が通っている。

 第2次世界大戦に対する反省から、憲法9条を制定し、「戦力」と「交戦権」という国際法上の戦争の手段を自らに禁じたわが国は、「専守防衛」というユニークな防衛政策を堅持してきた。

 つまり、@こちらからは海外に打って出ない。Aしかし、独立主権国家の自然権である自衛権はわが国にもあるのだから、外敵が侵入してきたら、軍隊ではない自衛隊で、日本の領域と周辺だけを用いてしっかり撃退する。

 これは、「やられてからやり返す」という原則では「やられて滅ぼされてからではやり返せないのでは?」という疑問に逢着(ほうちゃく)してしまう。だから、「相手が攻撃態勢に入ったらその基地を叩いていい」、さらに、「相手は移動式のミサイル発射装置を複数使っている以上、その指揮命令の中枢を撃たなければ自衛は全うできない」という結論に至る。

 しかし、現実の戦争はそのようなものではない。まず、大国は戦わずに相手国を服従させようと、外交、軍事演習等で圧力をかける。そのうえで、できるだけ無傷の相手国を占領、支配しようと、大掛かりな準備をして侵攻を開始する。これが普通の戦争で、今回のロシアによるウクライナ侵攻もそうであった。

専守防衛能力の向上こそが急務である

 だから、ウクライナは準備をして迎え撃てたために、ロシアの思惑は外れて互角の長期戦になってしまった。

 もしも、ウクライナの意思と装備と国際世論について事前にロシア政府の側に正確な情報があったなら、ロシアは、今回のように自軍の脆弱(ぜいじゃく)性を露呈してしまう戦争は開始しなかったはずである。

 その点で、日本の経済力、技術力、教育水準に支えられた精鋭自衛隊の能力の高さは公知の事実である。加えて、報道の自由が保障されたわが国で、日本国民が「専制と軍国主義」を峻拒(しゅんきょ)していることも明らかである。

 だから、ロシア、北朝鮮、中国に隣接したわが国が今すべきことは、「先制攻撃論」と取られかねない議論ではなく、事実として専守防衛の質を速やかに高めることであろう。


小林節 慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院の客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著) 5月27日新刊発売「『人権』がわからない政治家たち」(日刊現代・講談社 1430円)



http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/387.html

記事 [政治・選挙・NHK286] ロシア 岸田首相ら政府関係者など63人の入国禁止措置を発表(NHK)
ロシア 岸田首相ら政府関係者など63人の入国禁止措置を発表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220504/k10013611801000.html
2022年5月4日 19時00分 NHK

ロシア外務省は4日、ウクライナ情勢を受けた日本の制裁措置への報復として、岸田総理大臣や林外務大臣をはじめ政府関係者など合わせて63人に対し、ロシアへの入国を無期限で禁止する措置をとることを決定したと発表しました。

ロシア外務省は4日、声明を発表し「岸田内閣は前代未聞の反ロシアキャンペーンを展開し、ロシアの経済と国際的な権威を損ねようとする措置を講じている」と非難しています。

そのうえで「国家の最高指導者を含むロシア国民に対する制裁を踏まえ、次の日本国民のロシアへの入国を無期限で禁止することを決定した」として、岸田総理大臣や林外務大臣をはじめ政府や議会の関係者、大学教授、報道関係者など合わせt63人に対してロシアへの入国を無期限で禁止する措置をとることを決定したと発表しました。

日本政府はウクライナ情勢を受けた制裁措置として、プーチン大統領をはじめ政府関係者や軍関係者、大統領の2人の娘などに対する資産凍結のほか日本駐在の外交官ら8人を追放する措置をとっていて、一連の制裁に対する報復措置とみられます。

ロシア外務省はこれまでにアメリカのバイデン大統領やイギリスのジョンソン首相をはじめアメリカ政府関係者や民間企業のトップなどに対してもロシアへの入国を禁止する措置をとっています。

日本の政府関係者「責任は全面的にロシア側にある」

日本政府の関係者は、NHKの取材に対し「日本側に直ちに影響があるわけではない」と述べたうえで「今回の事態を招いたのはロシア側であり、日ロ関係を今のような状態に追いやった責任は全面的にロシア側にある」と指摘しました。



http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/388.html

記事 [政治・選挙・NHK286] <緊急事態条項は、絶対にダメ!>2022年5月3日 れいわ新選組 山本太郎 代表談話 「憲法記念日」 


2022年5月3日 れいわ新選組 山本太郎 代表談話 「憲法記念日」
https://reiwa-shinsengumi.com/comment/12102/
2022年5月3日 れいわ新選組 

日本国憲法は、一言一句変えてはならない、
という立場ではありません。

必要あれば、議論すればいい。

しかし、その議論をする前提として、
現行憲法が守られていることは絶対条件です。

憲法25条では、
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」、
とありますが、その約束は反故にされ続けています。

コロナ禍の前に行われた、厚労省「国民生活基礎調査」によると、
生活が苦しい世帯は、54% 、母子家庭では86%。
その中にやってきた疫病から国民生活を救うための予算は、
30兆円も執行されず余らせた、と批判されたのは当然で、
生活者や事業者に対する支援を充実させず、
冷徹な態度を変えない政治は、異常です。

欧米諸国が大胆な経済政策によって、コロナ禍からの回復を進める中、
日本は25年間の経済政策の失敗とコロナ拡大のWパンチであっても、
政府の対応は中途半端、そこに戦争まで加わり、一段の資源高。
手当をしなければ、ここから更に苦境に追い込まれる人々の数は、
増えざるを得ないでしょう。

この局面で最も優先するべき政治課題は、憲法改正ではありません。
徹底した積極財政を行い、現法憲法の生存権を保障すること。

政府は、経済対策を行うといいますが、全体での国費はわずか6兆円程度。
事態を深刻に捉えていない楽観的な額と言わざるを得ません。

今こそ、消費税廃止、
ガソリン税はゼロ、

社会保険料の国負担を増やすなど、
大胆な通貨発行、生活者、事業者への底上げが急務です。
最後に、現在の国会における憲法改正の議論について。
与党の提案している憲法改正は4つの項目、
憲法9条(「自衛隊の明記」)、緊急事態、合区解消、教育充実、ですが、
本命は一つ、あとはダミーです。

本命は、緊急事態条項の創設です。
法律と同じ力を持つルールを、緊急事態時には
政令という形で内閣が勝手に作れるようにする。
無茶苦茶、危険です。

25年もの間、経済政策をあやまり、労働環境を破壊し、
人々の生活や事業の継続を不安定化させた結果、国を衰退させてきた者たちが、
コロナという疫病が拡がっても本気を出さず、
戦争による物価高が襲い掛かってもしっかり対策さえ打たない。

1997年以降、これまでずっと緊急時であったにもかかわらず、
ほぼ通常運転を継続する危機感のない者たちに、
事実上の全権委任を許す、緊急事態条項は、絶対にダメ。

国の破壊の総仕上げにしかなりません。

間抜けな政治を行ってきたものに、
最大のフリーハンドを差し上げる緊急事態条項は
絶対に阻止しなければならない代物です。

憲法を変える云々の前に、現行憲法を守れ。
さっさと積極財政で、人々の暮らしと事業者を守れ。
それ以上でも以下でもありません。


関連記事
岸田政権の“改憲”の本命「緊急事態条項」はこんなに危ない! 災害対策には役に立たず独裁を可能にする自民党条文案の罠(リテラ)
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/386.html


http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/389.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 5・3憲法破壊勢力<本澤二郎の「日本の風景」(4433)<2022年危機的中か、岸田も安倍晋三に屈し、破憲公約ぶち上げ!>
5・3憲法破壊勢力<本澤二郎の「日本の風景」(4433)
フォントサイズ6
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/32685639.html
2022年05月03日 jlj0011のblog

<2022年危機的中か、岸田も安倍晋三に屈し、破憲公約ぶち上げ!>

 森・小泉・安倍の「日本は天皇中心の神の国」という時代錯誤の、戦前の侵略国・日本帝国の地位に王手をかけたようだ。岸田が右翼新聞のインタビューで、憲法記念日に合わせて、公然と安倍・清和会路線の踏襲を打ち上げた。それを7月参院選の公約に掲げて戦うと。賢者になれるか主権者!

 してやったりの憲法破壊勢力が、長期化するワシントンNATOが糸を引くロシア・ウクライナ戦争を、あろうことか日本・東アジアに引きずり込んだ一大策略の強行が見て取れる。ヒロシマを忘却した暴君へと変身した岸田に翻弄される愚民の覚醒に、しぶとくSOSを発し続けなければならない。ジャーナリストの使命であろう。

 既に安倍・太田ショウコウ・山口那津男らによって、日本は特定秘密保護法・自衛隊参戦・共謀罪という「戦争三法」を強行して、事実上の「戦争国家」へと足を踏み入れている。これらの悪法に言論界は委縮して、正論を発することを止めて、恥ずかしげもなくジャーナリズムを返上し、ナショナリズム報道に舵を切っているのではないか。

 戦前の神社神道(国家神道)の自民党と公明党創価学会の「政教分離」違反勢力が、思考すれば地ならしを終えていることを理解できる。それでも先が見えない盲目の人は、歴史を学んでいない証拠だから未来がない。悲劇の中で5・3憲法記念日を迎えねばならない。

<池田勇人・前尾繁三郎・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一の宏池会護憲リベラルを放棄=神がかりの神道日本会議の軍門に降る!>

 思えば、1972年30歳で政治の世界に飛び込んで取材活動を始めた。当時の宏池会・大平派を担当。佐藤栄作7年8か月の長期政権後の後継総裁選が、永田町で火ぶたを切って落とされていた。

 清和会・福田赳夫を後継者にしようと企む佐藤と、背後のA級戦犯になったはずの岸信介に対抗して、大平派は敢然と反福田の越山会・田中角栄と連携して、見事福田を打倒した。同年9月に、大平が悲願としてきた日中友好に決着をつけた。この時点では、野党の公明党創価学会は、中国との国交正常化に掉さしたのだが。

 宏池会は吉田茂の保守本流派閥として、護憲リベラルを政治の基調に据えていた。当時の新聞テレビは、すべて権力監視のジャーナリズムを謳歌していた。正直なところ、自民党の派閥に違和感を抱いたものだが、初めて名刺交換した大平派参謀の鈴木善幸(現在の財務相の父親・麻生太郎の義父)は、漁民の代表らしく社会主義者のような考えの持ち主だった。クリスチャンの大平は、角栄が党内右翼(福田派清和会)をなだめるためにぶち上げた改憲発言を、まるで相手にしなかった。

 前尾側近の小川平二は「護憲リベラルの宮澤をよろしく」と声をかけてきた。護憲リベラルの宏池会は「戦争しない保守本流派閥」として、福田の清和会に対抗し、国民に安心感を与えてくれていた。宮澤の後継者には加藤紘一、池田行彦、一時は河野洋平もいたが、彼らにとって平和主義の憲法を破壊しようという輩は、一人もいなかった。むろん、世界から戦争神社と指定されているような靖国神社を、参拝するような議員は、ほとんどいなかった。

 宮澤は、加藤や池田が倒れると、縁戚の岸田にも目をつけて政治教育をしていた。彼は福田康夫(当時小泉内閣官房長官)にも、外交の基本を教えていた。まさか安倍のような政治屋が飛び出すことなど、誰も想定していなかった。警察官僚として、角栄が一目置いていた後藤田正晴は「安倍を総裁にするな。危険すぎる」と釘を刺していたのだが。

<国家神道=「神の国」自民党神道政治連盟=日本会議=財閥・原子力ムラ・死の商人勢力>

 このところ「異様な事態」を感じさせる動きが、我が周辺でも見て取れる。数十年来、リベラルな論調で紙面を飾ってきた雑誌に異変を感じた。雑誌の裏表紙の全面をつかって「日本会議肯定論」という、とんでもない本の広告を載せているではないか。これが出版継続の原因だった。事実上、日本会議に買収されてしまっているのである。恐ろしい事態だ。

 そうかと思うと、平和軍縮派の宇都宮徳馬や、平和主義者の三木武夫側近だった臼井荘一を祖父である孫の7月参院選パンフレットに、驚くなかれ憲法改正と護国神社参拝写真を掲載、破憲の公約を掲げているではないか。日本会議が、自民党候補の公約にするよう締め付けをしていたのである。同じようなことを、埼玉県の元自民党秘書からも報告を受けていたものだから、日本会議・神社本庁の威力が、自民党の安倍や森だけでなく、全党員に及んでいる証拠なのだろう。

 これでは、自民党に言論の自由はない。岸田もまた、総裁でありながら、宏池会理念を裏切っているのだ。プーチンやゼレンスキーを笑っていられない。

 心配事は、18歳から投票権を手にする若者についても。「孫は政治を知らない。憲法も知らない。それでも今夏の参院選で投票権を行使する。日本の教育の不始末を被った若者と、清和会・文教政策の成果だと思うと、本当に怖い時代の到来を感じる」とは知り合いの法律家の悲鳴である。

 最近、二度ほど反創価学会のK教団の会員が自宅に来訪、機関紙や資料を置いてゆく。「宗教はみな金集めが目的」と決めつけると、会員は「うちは1万円から6万円。創価学会と違う」と反論。しかし新聞を見てびっくり。かの教団の天皇論は、イカサマの「万世一系」に相当するような「悠久2600余年も永続」と信じ込んで、まるで日本会議顔負けだ。300万人もの戦死者の最高責任者という史実に、全く向き合おうとしていない。それどころか会長講演集なる見出しには「中国の侵略は刻々と日本に迫る」と驚天動地の暴言を吐いている。

 我が朗報は、庭先の野生三つ葉のお吸い物や、初めて漬けた沢庵での口掃除、隣家に小さな鯉のぼりと赤子を抱いている若夫妻を遠目で見たぐらいか。怖い日本会議に財閥や原子力ムラ・死の商人がまとわりついて、平和憲法を破壊しつつある2022年5月3日を喜べない日本が悲しい。

2022年5月3日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


未だ死屍累々の日本列島か

長周新聞の書評を貼り付けます。

日米地位協定を盾にバックレる行政側とアメリカ軍の日本人の住む、棲む場所を汚し、けがし続けています‼️八千代、青柳

https://www.chosyu-journal.jp/review/23282

https://www.chosyu-journal.jp/review/23057

炉心屋と言われていた「木村さん」の記事です。貼り付けます。 
https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2019/09/27/109798/

本澤先生、福島県の浪江(池戸漁港)から漁港からつい最近、3ヶ月前にクロソイ(根魚)から1400ベクレルの魚が発見された。吉沢正巳様がその魚を食べてしまった。漁港で改竄資料を告発した漁港職員が不当解雇をされている事案も出ています。吉沢正巳様は安倍晋三と同い年です。吉沢様は安倍晋三とのこの生きざまの落差を常に感じて生きていると話してくれました。吉沢正巳様の生い立ちは、父親が満洲開拓団で満洲に渡り、敗戦後にソ連の捕虜となり3年間シベリアに抑留され、日本に引き上げ後に四街道市の高射砲大隊?の跡地で牛を飼って更にその後に福島県双葉郡浪江町に牧場を開いたそうです。八千代市もそのような開拓?して酪農?肉牛を育てていた方々が存在します。フェイスブックに貼り付けた投稿文を合わせて送ります。

昨日、福島県浪江町で2011.3.11の大震災後に国、行政からの命令で殺処分を余儀なくされた方、吉沢正巳様の映画が出来上がり、八千代の市民会館で上映会があった。東京電力の明らかな失敗、作為的な失敗で今も人生の時間を漂流させらている。国は殺処分を強制したが、その指示に反して300頭からの肉牛を命が尽きるまで、未だ放射線量が半端ない場所でその牛の世話をし続けている。今年の4月22日で一般社団法人「希望の牧場・ふくしま」を閉鎖、終了とし、新しい「希望の牧場・よしざわ」を立ち上げました。
発足当時に300頭を越えた牛が10年経った今、200頭になったが、その放射線量まみれの牛達が命が尽きるまで、吉沢正巳様は自分の人生を牛達と共に生きる姿勢を話してくれました。放射線量まみれの牛達の目、眼、マナコが映像内で何度もアップで撮されたが、東京電力という資力も余るほどあった国策大企業、半官擬きの民間?企業がケチッタ対策で仕出かした罪は当時の東京電力の最高責任者『勝又?勝俣?某』や『中曽根康弘』読売新聞の敗戦後創始者『正力・柴田』等は古代史から始まる日本の歴史のなかで最悪、最低な人物として後世に伝えられるか、はたまた、日本列島? ̄チンのモノが『核廃棄物の産廃場』と化す‼️んですかね‼️
■新団体のご連絡先
名称:(任意団体)希望の牧場・よしざわ 代表:吉沢正巳
住所:〒979-1501
福島県双葉郡浪江町立野春卯野157
電話&FAX: 0240-25-8828
メール: kibounobokujyou130@gmai

水俣病のフェイスブック投稿を貼り付けます。   
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1387620251752284&id=100015129665468

https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2022-04-30


http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/390.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2022年5月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。