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2022年5月02日08時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK286] 芳野連合会長「雇用と暮らしを守る」雇用と暮らしを壊した与党に寄り添う人(まるこ姫の独り言)
芳野連合会長「雇用と暮らしを守る」雇用と暮らしを壊した与党に寄り添う人
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2022/05/post-9a7efd.html
2022.05.01 まるこ姫の独り言

連合芳野の浅はかさにはドン引きだ。

芳野は「雇用と暮らしを守る」と声高に言っているのに、散々雇用と暮らしを破壊した政権与党にすり寄る姿勢はなんなのか。

しかも政権与党と賃上げを嫌う経団連は切っても切れない仲なのを知っている筈なのに、今更すり寄って何がしたいのだろう。

連合がメーデー中央大会 芳野会長「雇用と暮らしを守る」
 4/29(金) 13:08配信 朝日新聞デジタル

>5月1日のメーデーを前に、労働組合の中央組織・連合が29日、東京・代々木公園でメーデー中央大会を開いた。芳野友子会長は、正社員だけでなく、非正社員やフリーランスが働く環境の改善も必要だとして、「雇用と暮らしを守り、将来の希望につなげることが重要だ」と訴えた。

権力と戦って労働者の権利を勝ち取るより、すり寄る事を選択した芳野会長。

結局、言いなりになることを宣言したも同然だ。

本来は5月1日がメーデーとしての象徴の日なのに、どんな都合があるのか知らないが勝手に4月29日に。

組合員の意識も下がるし、そもそも連合幹部に本来の意味を体現する気持ちがないことが分かる。

しかも士気の下がったメーデーに、言ってみれば経営者側である政権与党を来賓として迎える違和感。

完全に取り込まれたとしか思えない。

しかし、この人どれだけセンスが悪いのか。
あんな色使い使いのマスク姿に、ショッキングピンクの上着。

マスクに意味があるならマスクに上着を合わせればいいのに、マスクも主張したい、上着も主張したいで変な恰好に。

メーデーの前から、自民の会議や食事会に積極的に参加していた芳野。

次から次へと自民党幹部に擦り寄っていた。

立憲には上から目線で指図ばかりしていたのに、政権与党にはヘーコラしていた芳野は、今になって思うと野党分断の意図が見え隠れしていた。

労働者の団体が見っともないったらありゃしない。

これでめでたく、自民党補完勢力に成り下がったという事だ。
これから堂々と「野党共闘をぶっ潰す」言える。

しかし、政権と馴れ合って労働組合を壊そうとする人物が、労働者の雇用を守るなんて恥ずかしげもなく宣言が出来たものだ。

「恥を知らない人間は強い」の典型例のような物じゃないか。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/376.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 円安是正に失敗し続ける日銀(植草一秀の『知られざる真実』)
円安是正に失敗し続ける日銀
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-c21b17.html
2022年5月 1日 植草一秀の『知られざる真実』

円安進行に歯止めがかからない。

理由は単純明快。

日銀が円安誘導政策を実行しているからだ。

円安が進行する最大の理由は内外金融政策の非対称性にある。

米国が金融引締め政策を推進するなかで日本銀行が頑なに金融緩和政策を維持している。

長期金利は本来、金融市場が決定するものだが、この長期金利を日本銀行が人為的に定めようとしている。

「人為的低金利政策」が長期金利決定において遂行されている。

日銀の政策決定は「安心して円売り投機を行ってください」というものになっている。

この政策誘導によって円売りが殺到。

順当に円安が進行している。

ドル円レートは20年ぶりに1ドル=131円台に突入した。

実質実効レートでは50年ぶりの円安水準である。

円安で利益を得るのは輸出企業。

消費者は輸入製品が値上がりして損失を蒙る。

円安の理由は「人為的低金利政策」。

「人為的低金利政策」で利益を得るのは債務者。

預金を保有する一般庶民は「人為的低金利政策」で損失を蒙る。

つまり、円安誘導政策は輸入品を購入し、預金を保有する一般庶民から所得をむしり取り、これを、債務を抱える輸出企業に補助金として投下することを意味する。

円安誘導政策を実施する正当性が存在しない。

円安誘導政策には、もうひとつ重大な問題がある。

それは日本の実物資産所有権を外国資本に移転することを促進することだ。

「経済的安全保障」が論議されているが、最大の「経済的安全保障」の問題が外国資本による日本資産の買い占めだ。

1986年から1989年にかけて円高が進行した。

日本では円高の下で金利が低下し、資産価格が急騰した。

巨大な資金力を保有した日本の投資家が米国市場に殴り込みをかけた。

米国の主要な資産が日本資本によって買い占められた。

ニューヨーク・マンハッタンの巨大ビルディング、米国の映画会社、米国を代表するゴルフコースや名門ホテルの所有権が日本に移転した。

ドル安が日本資本による米国買い占めのリスクを顕在化させた。

1988年の米大統領選でブッシュ父大統領候補が掲げたスローガンが

「ストロングダラー・ストロングアメリカ」

だった。

ドル下落は米国弱体化の象徴。

強いアメリカを取り戻すには強いドルを回復させなければならない。

大統領選を契機に円安が始動した。

ドル円は1ドル=120円から1ドル=160円に変化し、これに連動して日本のバブルが崩壊。

日本凋落がスタートしたのがこのときだった。

超円安の進行によって外国資本による日本資産買い占めが進行している。

これが最大の「経済的安全保障」問題なのだ。

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で円安問題も論じている。

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日銀の黒田東彦総裁は2013年の就任以来、一貫して超金融緩和政策=円安誘導政策を実行してきた。

これがアベノミクス核心を構成していた。

しかし、アベノミクスは失敗した。

日本経済は超低迷を続け、格差拡大だけが加速した。

挙げ句の果てに外国資本による日本資産買い占めの危機を招いている。

黒田日銀の「人為的低金利政策」により円安進行に拍車がかかる。

最終的に長期金利の人的抑制政策は破綻する。

長期金利が跳ね上がり、金融市場に大きな混乱がもたらされるだろう。

黒田東彦氏は金融市場に強制されるかたちで政策変更を迫られることになる。

間違った政策運営に固執すればするほど、最後に受ける傷は大きくなる。

速やかな政策転換が求められている。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/377.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 新聞は役目を終えた 月5000円もったいない 
新聞は役目を終えた 月5000円もったいない
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/52004089.html
2022年05月02日 自民党的政治のパンツを剥ぐ

携帯が普及し月6000円から8000円
パソコンが普及し月5000円
一社契約でも10000円は毎月支払います

アホラシイと思いませんか
そこで閲覧するのは 新聞情報と殆どがダブっている
だけでなく

@ツイッターでは 即生中継情報です
A新聞紙は「生賞味期限切れ」です
B新聞は携帯・パソコン情報でも金額請求します
C新聞はNATO側ベッタリで ロシアの悪口ばっかりです
D新聞紙は資源浪費で時代遅れです

***

政府はカネモチに富を集中させようとしています
貧乏人に消費税10%はきついのに
政府べったりを条件に特別待遇を受け
政府批判0となり 
TV・新聞は朝から晩まで中ロ誹謗中傷に明け暮れています

一切政府批判をしなくなりました

ということは
新聞・TVを信じれば
自分の頭がおかしくなるのです

TVではNHKに払う分
政治色のないBSがお勧めです
ニュースは 
曲がって見えますから

橋下氏は政党人であり 訴訟をいっぱい抱えてる
のに 知らん顔出演です
電通読売に「殿様扱いせよ」と密命があるのでは
と疑います

水道橋博士は松井裁判で出演は困ると言われ
橋下はとグサリ・・TV困惑中です

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/378.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 石破茂ら安倍・プーチン悪乗り派<本澤二郎の「日本の風景」(4432)<日本に核攻撃?どこの国から?教えなさい!=笑っちゃう武器マニア>
石破茂ら安倍・プーチン悪乗り派<本澤二郎の「日本の風景」(4432)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/32675482.html
2022年05月02日 jlj0011のblog

<日本に核攻撃?どこの国から?教えなさい!=笑っちゃう武器マニア>

禁じられてきた日本のナショナリズムに手を貸して、そこで何とか生き延びようとする輩を、右翼の新聞テレビが引きずり出し、平和憲法を破壊させようとしている。これを憲法は厳しく禁じているが、本人たちは分かっていないらしい。

 頭が狂っているのは、安倍やプーチンだけではない。死の商人から利権にありつこうとする自民党の軍事族も仲間で、石破茂もその一人といえそうだ。右翼テレビに出演して、日本の核シェルター不足を声高に叫んだことが、ネットにまで飛び込んできて「俺はまだ生きてるぞ」と叫んでいる?

 もう大分前になるが、砂防会館2階の越山会・木曜クラブで、角栄の娘婿の直紀らとおしゃべりしていた。その傍らで若者が働いていた。聞くと、木曜クラブ勉強会の講師の話をテープ起こしをしていたのが、石破茂だった。今では彼も金で動く玩具か?

 笑ってしまう。軍事・武器マニアは、本気で核戦争を前提にして、そのための核防空壕不足に警鐘を鳴らしている?戦争をしない日本に核攻撃をする国があるだろうか。あらゆる仮定や空想をたくましくしても、それはない。あったら教えてもらいたい。改憲軍拡のための悪魔の手口に民衆は踊らない!

 参考までにいうと、なぜロシアはウクライナに軍事侵攻したのか。それは隣国を、バイデンのNATOが羽交い絞めしてきた。喉元にドスを突き付けられたからである。過去のキューバ危機のロシア版だ。ウクライナが中立国としてNATOとの緩衝地帯に徹すれば、戦争は起きなかった。それだけのことである。

(自民党の石破元防衛相は5月1日、フジテレビの報道番組「日曜報道 THE PRIME」に出演し、日本で核シェルターの普及が進んでいないことについて「異様なこと」と述べ、早期の整備を訴えた。 )

<お笑い小野寺=公選法も守れない男が「日本を守る」?うそだ>

 もう一人の悪党は、小野寺という軍事族で、軍需産業の代理人のような人物で、友人の清和会OBに言わせると、これも笑ってしまいそうな御仁だ。

 「選挙区に線香を配ったりする公選法さえ守れない政治屋が、どうして国を守れるだろうか。冗談にもほどがある」と非難している。小野寺の反論を待ちたい。彼は敵基地攻撃能力が必要である、と自民党の財閥からの利権アサリに興味を示す軍事オタクらを率いて、安倍路線に突っ込んでいるようだ。

 実にみっともない政治屋であろうか。これは侮辱しているのではなく、事実を指摘して、自由な言論からの評価でもある。

 バイデン・プーチン戦争に背乗りか悪乗りしているとして識者は、歯牙にもかけていない。小野寺の反論はいかに?

<政治屋も日本国憲法を死守する責任と義務がある!>

 昔の話だが、自治省から政界に転じた政治家が、こんな話をしてくれたことがある。「情けないことだが、憲法を読んでいないか、全く知らない仲間が沢山いる。本当のことだ」と。

 国民の代表を任じる国会議員が、憲法を知らない!この恐ろしい現実に民衆は、拳骨で頭を殴られたような強い衝撃を受けるだろうが、間違いなく事実である。立憲主義さえも分かっていない。第一、宮内庁も天皇・皇族に対して政教分離さえ教えていない。しかと教える義務があろう。

 日本国憲法の柱は、平和主義・民主主義・国際協調主義である。戦争当事国に加担することなど論外である。岸田文雄は、護憲リベラルの宮澤喜一の薫陶を受けている。それなのに、なぜ安倍に振り回されるのか。ワシントンの属国を容認する行動をとるのか。

 なぜ被ばく地のウクライナやフクシマの子供たちの健康に目を向けようとしないのか。それを報道しない日本の言論界は、死の商人の配下でいいのか。

(追記)ウドの大木というが、養殖ウドを親類のSさんが二本届けてくれた。分かったことは、表皮は繊維の塊だ。腸をきれいに掃除してくれる。中身は酒のつまみに最適だ。つい日本酒に手を出してしまった。田園詩人・蘇東坡の心境である。昨日は突然、近くのN子さんが二人の仲間と来訪、なにやら資料を置いていった。読むかどうか?雨上がりの今朝の陽光が、美しい新緑を照らし、公然と見せつけた。躍動を感じさせる今が、大自然の美を誇らしげに謳い上げている。他方で、悲劇が列島でも大陸でも起きていて、人間の愚かさが相変わらず、地球を破壊している。

2022年5月2日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換える自民党の幼稚な言葉遊び 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ) 赤かぶ (asyura2.com)

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/379.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 森永卓郎氏が警鐘「年金だけでは地獄の老後は必至。月々13万円の赤字が待っています」(日刊ゲンダイ) :経済板リンク 
森永卓郎氏が警鐘「年金だけでは地獄の老後は必至。月々13万円の赤字が待っています」(日刊ゲンダイ)

http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/746.html


http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/380.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 立民・福山哲郎前幹事長が京都市で街頭演説中に暴行被害 党本部は抗議の緊急声明(東スポ)
立民・福山哲郎前幹事長が京都市で街頭演説中に暴行被害 党本部は抗議の緊急声明
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/4166192/
2022年05月02日 16時32分 東スポ


福山哲郎氏(東スポWeb)

 立憲民主党の福山哲郎前幹事長(60)は2日、京都市伏見区で街頭演説中に何者かに暴行を受ける事件に見舞われた。

 福山氏はこの日に更新した自身のツイッターによると、同日午前7時40分頃、街頭でのあいさつ活動中、1人の男性が福山氏の秘書2名に近づき、何らかの言葉を叫び、肩をつき押す、足蹴りを入れるなどの暴行を加えたという。

 その後、男性は福山氏に近寄り殴打。近くにいた市民が警察に110番通報しパトカーが到着すると、男性を逮捕した。

 福山氏は「いかなる理由でも暴力は許されるものではありません。民主主義社会において政治活動の自由は守られるべきものと考えます。なお、秘書2名と私は大きな怪我には至っていません。今後、このような事件が起きないことを祈ります」とつづった。

 立民は福山氏の暴行事件を受けて西村智奈美幹事長が「政治的表現の確保に関する緊急声明」をこう発表した。

「本日午前、福山哲郎参議院議員及びスタッフが、京都市内で街頭演説中に暴行を受ける事件が発生致しました。福山参議院議員及びスタッフは、幸い、いずれも大きな怪我には至りませんでした。被疑者はその場で取り押さえられ、現在、京都府警において事情聴取が進められております」とした上で「政治活動中の国政選挙候補予定者への暴行は、力によって、言論の自由、表現の自由を封殺し、民主主義そのものを脅かす愚行であり、絶対に許されるものではありません。立憲民主党は、暴力によって政治的表現の自由を踏みにじるあらゆる行為に対し断固抗議を致します」とした。

http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/381.html

記事 [政治・選挙・NHK286] 元財務大臣・城島光力氏が危惧 「連合」とのギクシャクは「野党の努力が足りない」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)

※2022年4月28日 日刊ゲンダイ8面 紙面クリック拡大


元財務大臣・城島光力氏が危惧 「連合」とのギクシャクは「野党の努力が足りない」 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/304603
2022/05/02 日刊ゲンダイ

城島光力(元財務大臣、元衆議院議員)


元財務大臣、元衆院議員の城島光力氏(C)日刊ゲンダイ

 昨秋の衆院選以降、立憲民主党、国民民主党、両党を支援してきた労働組合「連合」の関係が揺れている。連合は共産党との共闘に難色を示す一方で、自民党に接近しているようにも見える。一体、どうなっているのか。これで参院選を戦えるのか──。民間労組委員長から衆院議員となり、連合と野党の双方を熟知する元財務大臣に、現状をどう見ているのか聞いた。

共産党とは候補者調整や一本化なら問題なかった

 ──連合がずっと支援してきた野党との関係でギクシャクしています。

 国民も立憲も連合も頑張ってほしいので、複雑な心境です。選挙前だからそれぞれの足を引っ張るようなことは言いたくないけれど、「じれったいな」というのが率直なところですね。

 ──連合の芳野会長が共産党も含めた「野党共闘」を批判していることには?

 共産党との関係について、連合がそこまで言っていいのか、ということだと思いますが、僕が親しくしていた鷲尾さん以降、知りうる限り、連合会長は政党との間で、組合としての矩をこえないよう、ものすごく意識されてきたことは間違いない。今の芳野会長だって、そうだと思います。昨秋の衆院選は、やはりちょっと異常だった。市民連合が間に入った野党4党の合意があり、それに基づいて立憲の枝野さんは「限定的な閣外からの協力」と、共産党との関係を整理されました。「閣外」とか「閣内」とか、もうそのこと自体が、今までと比べかなり踏み込んでいるな、と。候補者を調整するとか、一本化を目指すという表現なら、全く違和感なかったと思うんです。

 ──「閣外からの協力」がそこまで強烈だったのですか。

 違和感が強かったのが、共産党の志位さん(委員長)がかなり踏み込まれたことです。党内に向けては仕方なかったのかもしれませんが、「政権合意(政権協力で合意)」という言葉を使われ、政権交代を一緒にやるんだというニュアンスを共産党がいろんなところで言われた。その結果、僕が知る限りでも、いくつかの立憲の選挙区では、選対本部に共産党の人が入ってくるとか、ビラに共産党の政策を入れてくれとかいうような話があった。ただでさえ抵抗感があるところへ持ってきてですから、やはり連合としても看過できなかったんだろうと思います。

 ──このままでは野党は参院選も厳しい。立憲と国民も、もはや兄弟政党とはいえない状況です。

 立憲ができるまでの過程を振り返ると、民主党政権が崩壊し、その直前に小沢グループが離党して新党をつくり分裂。一方、民主党は途中で維新の会と合流し民進党ができた。その後、希望の党ができ、小池都知事の排除発言で立憲ができ、一部は無所属で戦った。それはもうバラバラです。連合としては既にその段階で、支持してきた政党が分裂して戦うことになり、相当対応が難しかっただろうと思います。僕が印象深いのは、笹森会長と高木会長で、特に高木会長は2007年の参院選に向けて、激戦区を中心に小沢さん(当時、民主党代表)とタッグを組んで回られました。各産別(組合)のトップと会って、飲みながらも含めて。連合と当時の民主党はトップ同士が一体となって次の政権交代へ向けて燃えていた。野党が3つにも4つにも分かれていくと、そういう体制が取れないから、連合としてもじれったかったと思います。

 ──つまり、そこで政党に対し、少し距離ができた?

 立憲について言うと、ちょっと連合を刺激したと思うのは、昨夏の都議選の後の(安住)国対委員長(当時)の発言。「選挙においては、リアルパワーは共産党だ」と言ったのです。連合の中でも民間労組あたりは、「立憲はそんなに連合に対して重きを置いていないんじゃないか」という感触をうっすらと持っていたわけですよ。そこへあの発言。「やっぱりそうか」となった。政権交代前夜あたりの、政治と労組が車の両輪で非常にうまく回っていた時と比べ、ほとんど回らなくなってるという状況が、この1、2年じゃないですか。政治と労組が、お互いまどろっこしくて、不完全燃焼な状況じゃないかな。

 ──そうすると、原因は労組ではなく、政党の側にある?

 働く人たちの代表を、政策的にも重要だとするなら、少なくとも良い関係を保つということを真剣に考える必要があるんじゃないかと思う。もちろん迎合ではなく。

 ──政党の努力が足りない?

 と、僕は思いますね。そこは自民党の方がうまい。最近も麻生さん(副総裁)、小渕優子さん(組織運動本部長)が芳野会長と会食してましたよね。先日は、芳野会長を自民党の会議にも呼んだ。おそらく戦略的に動いているんだと思う。ある面、見事ですよ。だから、野党も個人的に動くだけじゃなく、組織として戦略的に動くべきじゃないか。いろいろギクシャクはあっても、連合との関係について、点ではなく、面で戦略を考えるべきだと思う。

選挙が近いタイミングでの会食は控えたほうがいい

 ──芳野会長と自民党の接近が波紋を呼んでいます。

 芳野さんになって急に増えているわけでもないんですよ。制度や政策についての意見交換は、これまでも共産党以外の各政党とやってきた。歴代の連合会長も自民党の幹部と会談を重ねてきてることは間違いない。ただ、参院選の投開票日が7月10日と言われている中での会食は、タイミングとしては少し控えた方がいいとは思います。連合と野党が疎遠になっているんじゃないかというメディアの報道が多いので、どうしてもニュースになりやすい。ニュースになれば、自民党にプラスになるだけで、連合が支援している立憲や国民にとっては、決してプラスじゃない。組合員が「連合も自民党と親しくなっているのか」なんて思ったら、じゃあいいか、みたいな空気になるかもしれないじゃないですか。

自民党支持は自己否定、あり得ない


参院選を戦えるのか(立憲民主党の泉健太代表と連合の芳野友子会長)/(C)共同通信社

 ──連合がまさか自民党支援になることはないですよね?

 連合の基本的な政治方針については、1990年代に連合ができる時に、労働組合が労働者の集まりであると同時に、ある種の社会的な存在であるという立場でずいぶん議論をしました。与野党が切磋琢磨し、時々政権が代わることによって、政界の大掃除ができる、ということが何よりも大事じゃないかと。だから、連合としては、基本ベースには、政権交代可能な政治状況をつくり、その一翼を担おうというのがあるわけです。それはいまも変わっていません。いま立憲と国民の2つに分かれているのは、残念という以外にないです。

 ──国民民主党は新年度予算案に賛成し、むしろ与党に近づいているように思いますが。

 びっくりしました。玉木代表は、小さい政党が何かの政策を実現するには、思い切ったことをしないと実現できないと言っていましたが、予算案は他の法案と違って国家像をベースにした骨格ですから、野党の中でそれを理解してもらうのは難しい。彼の発言を聞くと、その心意気やよし。ただ、相撲で言うと、本当に真正面から体当たりでいって、押し切れるのかどうか。結果的には抱きつきで終わらないのか。老練な自民党に利用されないか心配しています。

 ──野党と言えるのかどうかは別として、維新の存在感が大きくなってきていることについては?

 まさか参院選で野党第1党になるとは思わないけれど、政党支持率では立憲といい勝負。今後、維新をどう位置づけるか難しくなってくるでしょう。なぜ労働組合が自民党を支持できないかというと、雇用政策を見れば一目瞭然。働く人たちをどういう目線で見ているのかがポイントで、維新の衆院選公約を見たら、解雇の自由化が堂々と出ててちょっとびっくりした。解雇の自由化は、僕が現職の時に命がけで阻止した法案です。使用者から見て、使い勝手のいい雇用を求めてきたのが、今までの自民党の流れですよ。象徴的なのが派遣労働。非正規労働が4割を占めるようになってしまって、民主党政権の時に、派遣労働についてやっと少し規制をかけた。だから雇用政策を見れば、維新は現状では労働組合の視野には入ってきていないと思います。ましてや、連合が自民党を支持することは、自己否定につながるからあり得ませんよ。

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。

(聞き手=小塚かおる/日刊ゲンダイ)

▽城島光力(じょうじま・こうりき) 1947年福岡県生まれ。東大農学部卒後、味の素に入社し、中央研究所配属。味の素労組委員長や食品産業労組協議会議長を経て、96年の衆院選で新進党から出馬(比例東京ブロック)し初当選。新進党解党後は旧民社党系議員を中心に結成された新党友愛に参加。98年に同党が民主党に合流。民主党では東京13区、神奈川10区から出馬し、当選4回。12年10月、野田内閣で財務大臣。12年と14年の衆院選で落選し、政界引退。


連合、立憲民主、国民民主、ギクシャク この1、2年は政治と労組がお互いまどろこっしく不完全燃焼<注目の人直撃インタビュー 元財務大臣 城島光力>

昨秋の衆院選以降、立憲民主党、国民民主党、両党を支援してきた労働組合「連合」の関係が揺れている。連合は共産党との共闘に難色を示す一方で、自民党に接近しているようにも見える。一体、どうなっているのか。これで参院選を戦えるのか―。民間労組委員長から衆院議員となり、連合と野党の双方を熟知する元財務大臣に、現状をどう見ているのか聞いた。(聞き手=小塚かおる) (2022年4月15日収録)



http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/382.html

   

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