明石康都知事候補
自虐史観講演
公明党票獲得を目的に自民党から東京都知事選に担ぎ出
され、家族全員が創価学会会員といわれる
明石康広島平和研究所所長(68)
は、昨年行われた講演で家永裁判最高裁判決を評価した
上で、
「南京大虐殺が行われたことの記述を認めたことは妥当」
などと述べていたことが明らかになった。
問題の講演は昨年5月26日、同研究所と広島平和文化
センターとの共催で広島市の広島国際会議場で
「21世紀に向けて・・・平和へのチャレンジと日本の役割」
と題して開かれ、明石氏は歴史認識を踏まえた上で国際
社会に貢献していくことの重要性を訴えた。
講演の中で、明石氏は終戦記念日の8月15日は、日本
人にとって
「絶望と解放感とが交じり合ったほろ苦い日」
と語る一方、
「中国や朝鮮の人々にとっては、この日が屈辱と圧政
からの解放と独立を記念する正真正銘の嬉しい日で
あったことも忘れてはならない」
と述べた。
また、家永裁判で最高裁判決についても言及し、
「化学、生物兵器の製造、実験を行った731部隊の
存在したことや被害者の実数はともかくとして南京
大虐殺が行われたことの記述を認めたことは妥当だ
と思う」
と評価した。
さらに歴史認識についても触れ、日本は
「1945年までの国家としての遺産をアジア諸国
との関係でまだ十分に理解してこなかった」
とし、
「政府としての遺憾の表明とか謝罪の言葉は何度か
あったが、一部の政治家の心ない発言も数多く
あった」
と、日本人のアジアに対する反省と謝罪が足りない
と批判した。
(國民新聞 平成11年3月25日号)