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2021年11月13日07時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK284] 山本太郎「野党共闘うんぬんではない」切り取って悪く言う人の料簡の狭さ(まるこ姫の独り言)
山本太郎「野党共闘うんぬんではない」切り取って悪く言う人の料簡の狭さ
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/11/post-dd012b.html
2021.11.12 まるこ姫の独り言


私事ではあるけど、どなたか知らないが「阿修羅掲示板」に私の記事を投稿してくれる方がいて、昨日の記事のコメントに

>国民の自民支持が判らないまるこ姫さんは、先ず立憲共産の支持が得られない理由を考えるべきとおもう。
ところで一記事7万円は本当のなのか?月ブログで50万は稼いでいるでしょうw


こういうコメントが付いていた。

どこの誰か知らないがなぜ、こんな弱小ブログの記事に7万円もの大金を払うという発想になるのか。

荒唐無稽もいいところだ。

ほとんど記事を毎日書いているから、月50万円どころか、200万円以上稼ぐことになる。

不景気で大変な時代にそんな奇特な人がいるとはとても思えないが、そうなったらわたしゃ、大金持ちだわ(笑)

少し考えたらわかりそうなものを。

以前、私の写真を掲載させてくれと言う依頼はあった。無料で(-_-;)

本題はここから。。。

少しずつ「れいわ新選組」も認知されてきたが、ここへ来てもまだ山本太郎アレルギーが結構多いと感じる今日この頃。

どうして?

しっかり発言を聞けば納得できるのに上っ面で判断する人がなんと多い事か。

参院選複数人区「全て候補者を擁立」 れいわ・山本代表「野党共闘うんぬんではない」
 11/12(金) 7:01配信 カナロコ by 神奈川新聞

>れいわ新選組の山本太郎代表は10日に国会内で会見し、来年夏の参院選について「複数人区に関しては、全て候補者を立てるつもり」との考えを示した。

>れいわ新選組は、10月の衆院選で立憲民主党や共産党などと「野党共闘」による候補者の一本化を進めたが、「複数人区であるならば、野党共闘うんぬんの問題ではない。私たちにも手を挙げる権利はある」と述べた。


まず見出しが悪い。

「野党共闘うんぬんではない」も本文をきっちり読めば、山本太郎がなにを言いたいのかがすぐにわかるのに中身を読んでいるのか読んでいないのか知らないが、「野党共闘うんぬんではない」を取り上げて、またスタンドプレーをやらかす山本太郎みたいなことを言っている人が沢山いる。

いかにも独断で突っ走っているかのように悪く取る人が大勢いるが、山本太郎の言っていることは正論じゃないか。

ちゃんと記事を読めよ。

>複数人区であるならば
と、ちゃんと断っているのに「野党共闘うんぬんではない」を切り取って悪意ある感想を述べる人達。

どうも自民党は「野党共闘」を嫌がっているからこそ「野党共闘は失敗」を流行させているのだと思う。

だからこそ1人区ではしっかり「野党共闘」をする必要がある。

与党VS野党の一騎打ちで注目を集められる。


が、複数人区「6人区」や「4人区」の選挙区だったら何も、野党の1本化は必要はない。

各政党が独自の政策を訴えることは必要だし、それをしなかったら政党である意味がない。

それを山本太郎は言っているのに、なぜかスタンドプレー扱い。

なんなんだろう、この後ろ向き思考の人達は。。。


>複数人区に関しては、全て候補者を立てるつもり

ぜひともやってもらいたい。

そのくらい前向きじゃないと、政党を立ち上げた意味がないし認知もされにくい。

課題は比例区だよな。。。

「野党共闘の統一名簿」を作ってそれに向けて着々と準備を進める必要があると思う。

反自民としては選挙間際になってドタバタにならないよう望みたい。


http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/208.html

記事 [政治・選挙・NHK284] GoTo2月再開は大丈夫か…ワクチン効果が切れる“魔のタイミング”と医師が指摘(日刊ゲンダイ)



GoTo2月再開は大丈夫か…ワクチン効果が切れる“魔のタイミング”と医師が指摘
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/297327
2021/11/12 日刊ゲンダイ


ちょうどワクチン効果も切れてくる時期…(C)日刊ゲンダイ

 相当、観光業界からの要望が強いのだろう。現在、停止中の「GoToトラベル」について、岸田政権は来年2月から再開する方針だ。

「GoToトラベル」は昨年7月にスタートしたが、コロナ感染が拡大し、昨年末、停止している。観光業界は、一日も早い再開を要望。政府は、コロナの重症化を防ぐ経口薬が年内に実用化されるかを見極め、再開時は、ワクチン接種や検査の陰性証明を活用する方針だ。これまでは旅行代金の50%相当(上限2万円)を支援していたが、再開後は割引率を下げる可能性が高い。上限を1万3000円とする案も浮上している。

 観光業界は旅行需要が下火になる2月の再開を期待している。しかし、2月に「GoTo」を再開して大丈夫なのか。気温が下がり、空気が乾燥する冬は、ウイルスの生存率が高まる時期だ。

 しかも、ちょうどワクチンの効果が切れてくるタイミングである。米ファイザー社によると、デルタ株に対する感染予防効果は、2回接種から4カ月目には53%まで低下するという。

 高齢者がワクチンを打ち始めたのは4月以降、国民の多くは7〜9月に接種している。すでに高齢者の多くは、効果が低下している恐れがある。

 医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏(内科医)はこう言う。

「恐らく、この冬の新型コロナの流行のピークは1月でしょう。昨年は1月10日がピークでした。2月下旬には感染拡大はピークアウトしている可能性が高い。だから、2月にGoToを再開するのは合理的ではあります。ただ、心配なのは、その前に高齢者に感染が広がる危険があることです。すでに接種から半年が経ち、高齢者のワクチン効果はかなり低下しているはずです。この夏、高齢者の死者が激増しなかったのは、ワクチンの効果がつづいていたからです。このままでは、高齢者を中心に1月に感染が拡大し、GoToどころではなくなる恐れがある。3回目のワクチン接種を急いだ方がいいと思います」

 すでに東京では感染拡大の兆しも出始めている。11日の新規感染者は31人と、先週木曜日(14人)の2倍だった。直近7日間平均も先週の132.6%と増加している。「GoTo」よりも「ブースター接種」を優先すべきではないか。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/209.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 立憲泥沼の原因は 執行部一任伏魔殿と連合の不潔関係です 
立憲泥沼の原因は 執行部一任伏魔殿と連合の不潔関係です
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51999673.html
2021年11月13日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


枝野・福山氏の昨日の辞職の弁でも 訳わからないのです
自分の至らなさしか言えません
コーチ役でもあった原口氏もまるで 
病気見舞いのような惜別しか言えません

立憲泥沼の原因は 執行部一任伏魔殿と連合の不潔関係です

***

日本の腐敗権力構造の大黒柱が
連合の出自です
総評破りの暴力集団の捏造組合です
日本のIS劇場です

シリア戦争 イスラム教義勇軍を装った
IS劇団と同じです
あの劇団 トヨタ新車をズラリ並べ
トヨタは2次使用は管理外としらばくれてました
米国の敵なら 押収トラックの型番調べれば
すぐに逮捕ですが
トヨタもNATOも米国も
知らん顔が証拠です

***

怪物連合と癒着した旧民主党大幹部が
故仙谷・野田・前原・江田・菅・岡田たちです
ほとぼりが冷めるまでと 
黒カーテンの裏が現住所です

立憲民主党は
バナナと違い中の一部が黒いのです

黒廃除を誰も言い出せません
日本伏魔殿の大黒柱が連合伏魔殿です

小川・泉他名前候補は
黒部分から愛されてるようです
理由はマスコミが好感報道するからです

日本伏魔殿立憲が崩れ落ちようとしています
長島が細野が山口が役目を終え
自民党に迎えられました

***

昨日の日経5面最下段ベタで
7-9GDP ▼0.56 1.5%下方修正が 
隠れるように 気づけないように


http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/210.html

記事 [政治・選挙・NHK284] 立憲民主党・枝野が 爆弾発言! これには共産党は 烈火のごとく 怒るのではないか?   野党は どうなってしまうのか?
         
      
      
■ 立憲民主党・枝野が爆弾発言! これには共産党は烈火のごとく怒るのではないか?
  
  
立憲民主党・枝野が記者会見で爆弾発言を放ちました。
  
共産党と関係が近いと有権者に受け取られたことが、衆院選惨敗の原因だとの考えを示したのです。(下記)
  
  
「衆院選では、共産党などと選挙協力して小選挙区での候補者の一本化を図り、仮に立憲が政権を獲得した場合は共産党が「限定的な閣外からの協力」をするという合意を結んだ。
このことが、共産党との距離の近さを揶揄する「立憲共産党」といった自民党からの攻撃を招き、比例票を減らしたとの指摘もある。」
  
「「戦術論としては、実態以上に近い関係と受け止められてしまったのは間違いないと思っている。それはいろいろな事情があるが、最終的には我々の発信の問題だと思っている」」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9f32ab18075ef52cb114290931186d3fd167754
   
   
つまり、共産党と手を握ったこと、その結果立憲と共産党との関係が近いと有権者に受け取られたことが衆院選の敗因だと認めたわけです。

立憲への抱き着き戦略に固執する共産党が聞いたら、烈火のごとく怒るのではないでしょうか?
   
   
   
■ 共産党と近いと有権者に認識されると、選挙で負ける これは立憲にとって重大な教訓
  
 
共産党と近いと有権者に認識されると、選挙で負ける。

この枝野の認識はその通りでしょう。
  
共産党は、日本を共産主義にすることを目指す、天皇制の廃止を目指す、自衛隊は違憲であり廃止を目指す、日米安保を破棄する、などとんでもない主張をしています。

「共産党の国家の基本政策」
  
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/158.html
  
  
立憲の国家の基本政策は、資本主義、国防は合憲の自衛隊で行う、日米安保堅持なので、共産党は真逆なわけです。
  
このような共産党と手を握れば中道の支持者が立憲から逃げることは言うまでもありません。

共産党と近い関係だと有権者に認識されれば選挙で負ける。
  
この枝野の認識は正しいものです。
  
この認識に立って、立憲民主党は共産党を切れるのか?
  
立憲民主党の新体制の姿勢が問われます。
  

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/211.html

記事 [政治・選挙・NHK284] 山本太郎氏は麻生太郎氏を“口撃”し炎上…国会議員は「万死に値する」と言うのが実は大好き(日刊ゲンダイ)
山本太郎氏は麻生太郎氏を“口撃”し炎上…国会議員は「万死に値する」と言うのが実は大好き
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/297306
2021/11/13 日刊ゲンダイ


「万死に値する」という言い回しが好き!?(C)日刊ゲンダイ

<ちょっと言い過ぎ><人として礼節を欠いているのではないか>

 国会内で会見した際、自民党の麻生太郎副総裁(81)に対して「万死に値する人間である」などと発言してネット上などでバッシングを受けている「れいわ新選組」の山本太郎代表(46)。山本氏は、麻生氏が10月下旬に北海道小樽市で衆院選の公認候補と街頭演説した際、「温暖化のおかげで北海道のコメがうまくなった」と発言したことに触れ、「(麻生氏は)この衆院選において落選していただくというのが一番正しい花道だったと思うのですけど……そのチャンスを逃してしまった」と言い、さらに「もうすでに万死に値する人間であるとしかいいようがない。政治の世界から一刻も早く身を引くべき人間である」と締めくくった。

 国語辞典によると、「万死に値する」とは<単に死ぬだけでなく、何度も死ぬべき、という程に罪が重いさま>とある。

 発言が報じられると、ネット上では<国会議員が国会議員に向かって『万死に値する』ってどうなの><いくら何でもひどい>といった声が続出。自民党支持者などは<山本は議員失格だ>などと気炎を上げているが、この「万死に値する」という単語は国会議員が大好きな言葉のひとつだ。

 国会会議録で「万死に値する」の発言を検索すると、あっという間に208件みつかり、うち、2割強に当たる49件の発言者の所属会派が「自民党」だ。昨年11月24日の参院財政金融委でも、「カミソリ西田」と呼ばれる自民党の西田昌司議員(63)が「私は、今日は麻生大臣来られていませんけれど、この間の麻生大臣、財務省のこの財政政策は、本当にこれは、申し訳ないですけど、万死に値すると思っています」と発言している。

 ちなみに、山本氏が“口撃”したもう一人の「太郎」である麻生氏も、2013年11月7日の参院財政金融委で、消費税をめぐる答弁で「万死に値する」という言葉を使っていた。

 確かに政治家が「万死に値する」という発言を軽々に使うべきではないだろう。が、それよりも問題視するべきは、一国の首相が国会質疑で118回も虚偽答弁し、「責任は私にある」と言うばかりで一度も何の責任も取らない政治家の姿勢の方ではないのか。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/212.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 公選法違反容疑でまた逮捕者 公然わいせつから詐欺まで維新の“犯歴”を振り返る それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)



公選法違反容疑でまた逮捕者 公然わいせつから詐欺まで維新の“犯歴”を振り返る それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/297334
2021/11/13 日刊ゲンダイ


大躍進も“おミソ”つき(日本維新の会の松井一郎代表と吉村洋文副代表=右)/(C)日刊ゲンダイ

 選挙後の摘発と逮捕は維新の会の風物詩でもある。今回もさっそく兵庫4区から出馬し比例復活した赤木正幸の運動員森宏成が公職選挙法違反(買収約束)容疑で逮捕された。森の孫の森弐奈も同容疑で逮捕。2人は共謀し、知人ら6人に対し赤木の選挙運動を手伝う報酬を約束したとされる。

 これまでも足立康史、上西小百合、桜内文城、田坂幾太、升田世喜男、石関貴史ら維新議員の運動員や元秘書らが公選法違反容疑で逮捕されてきたが、県議や市議周辺まで含めれば膨大な犯行の数になる。

 また性犯罪から詐欺まで犯罪の形態が多種多様なのが維新の特徴でもある。そこで今回は「思い出に残る維新の犯罪ベスト10」を振り返った(逮捕容疑や肩書などは発生当時)。

【第10位】殺人未遂

 2021年4月、参院議員の梅村みずほの公設第1秘書で、維新府議の横倉廉幸の娘婿成松圭太が殺人未遂で逮捕される。酒の席で口論になった男性を車でひき、ボンネットにのせたまま走り、男性が落下すると、車から降り、殴る蹴るの暴行を加えた。

【第9位】飲酒ひき逃げ

 12年1月、堺市議の西井勝が、飲酒運転でバイクと接触事故を起こし、そのまま逃亡し逮捕された。逃げ足だけは速いのが維新イズム。

【第8位】署名偽造

 21年5月、愛知5区選挙区支部長で、衆院選に維新から出馬予定だった田中孝博が地方自治法違反の疑いで逮捕される。大村秀章愛知県知事のリコール運動を巡り、組織的に大量の署名を偽造したとみられる。この巨大リコール詐欺に声援を送り続けたのが、大阪府知事の吉村洋文だった。維新の闇は深い。

【第7位】わいせつ系

 20年8月、東京1区支部長で衆院選の公認候補だった赤坂大輔が女子高生3人に向かって下半身を露出し、公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された。ちなみに赤坂には傷害事件で逮捕歴もあった。

【第6位】噛みつき系

 国会で無駄に噛みつく維新議員が多い中、物理的に一般人に噛みついたのが衆院議員の丸山穂高。15年末、酒に酔った丸山は東京都内の路上で男性の腕を噛み、警察で事情聴取を受けた。維新にはタクシーの中で泥酔し暴れ、警察で保護された山本大ら迷惑系が多い。 =後編につづく

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。




◆本コラム待望の書籍化!絶賛発売中
それでもバカとは戦え」(日刊現代・講談社 1430円)




適菜収 作家

近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。



【山田惠資】維新は衆院選でなぜ勝てた? 負けた立憲は枝野代表辞任…岸田首相は脱・安倍へ?【ONEPOINT日刊ゲンダイ】

2021/11/12  日刊ゲンダイ

10月31日の衆院選で、日本維新の会は公示前から4倍近く議席を増やして衆院第3党に躍進。一方、野党共闘も振るわず、立憲民主党は14議席減で、枝野代表は辞任へ。なぜ勝てた? なぜ負けた? そして岸田首相はどう動く? 時事通信解説委員の山田惠資氏に先読みしてもらった。【チャンネル登録、よろしくお願いします!】※2021年11月11日収録

※ONEPOINT日刊ゲンダイでは、有識者が時事問題のポイントにズバッと切り込み、わかりやすく、まとめて解説します。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/213.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 「日当5000円問題」渦中の岸田派議員に浮上したもう一つの疑惑(FRIDAY)
「日当5000円問題」渦中の岸田派議員に浮上したもう一つの疑惑
https://friday.kodansha.co.jp/article/214550
2021年11月13日 FRIDAYデジタル

国光文乃議員はワクチン会場で「おばあちゃん、私の名前覚えてね」と…


自民・国光文乃議員は、初当選した2017年にも当時の安倍晋三首相の熱い応援を受けた。そのさまは河井案里被告の選挙を彷彿とさせる。苦戦が言われていた今回、禁じ手を使ってしまったのだろうか…  写真:つのだよしお/アフロ

第二次岸田内閣が発足、議員たちが国会に戻ってきた。戻れなかった「元議員」もいる。そして、激しい選挙戦のあった選挙区では危機感ゆえの「いきすぎた選挙運動」が指摘されている。

なかでも衝撃だったのは、茨城6区の自民党公認、国光文乃議員の「日当5000円」問題だろう。岸田文雄首相、安倍晋三元首相が応援に入った10月26日、27日の街宣活動の際、大規模な「サクラ」の動員がなされ、日当として「1人5000円」が支払われたという。『smart FLASH』『週刊文春』が相次いで「証拠の領収書」を添えて報道している。

この問題は、支援団体が選挙活動で現金を配布する「公職選挙法違反(有権者買収)」の疑いが強い。日当支払いを明記した案内状や領収書が先のメディアで公開されたうえ、複数の有権者が現金授受を認めて「投票依頼と受け止めた」と答えている。

ワクチン接種で「おばあちゃん、私のこと知ってる?」と

そして「選挙不正疑惑はこれだけではない」という茨城6区からの告発がFRIDAYデジタルに届いた。証言するのは小美玉市の有権者だ。国光議員は医師免許を持っていることがウリの一つだが、

「今年の6月だったと思います。国光文乃さんが、市のワクチン接種会場にいたんです。医師免許をもっている国光さんが『問診担当の医師』として、白衣を着て。で、有権者であるお年寄りに問診をする際『おばあちゃん、私のこと知っている? 私の名前覚えてくださいね』とやっていた。その『活動』を、周囲にいた市民やスタッフたちが何人も聞いているのです。これはまずいのではないかと、小美玉市役所に問い合わせました」

この件を知った総務省キャリアは、こう警笛をならす。

「選挙活動とは『特定の候補者の当選を目的として、投票を得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為』をさし、選挙運動の期間は『候補者の届出のあった日から当該選挙の期日の前日まで』(公職選挙法第129条)と定められています。つまり、これ以外の期間の『活動』は、この規定に抵触している可能性があります。

なお、違反した者は、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処することとされており(公職選挙法第239条第1項第1号)、選挙権及び被選挙権が停止されます(公職選挙法第252条第1項・第2項)』」

岸田派「落下傘候補」の焦り

岸田派のホープ、国光氏は、山口県周防大島町出身。長崎大学医学部卒、東京医科歯科大学大学院博士課程修了という秀才だ。厚生労働省勤務を経て政界進出。2017年に初当選した。新型コロナの感染拡大期には、医師としての知見を駆使してコロナ対策にも意見してきたという。

とはいえ、落下傘候補の国光氏。地元に縁が薄く、野党統一候補の青山大人氏と激しい選挙戦を強いられていた。陣営にはサクラ動員に「日当5000円」を払ってでも…という危機感があったのだろうか。安倍元首相のサクラ問題を想起させる疑惑は、自らの食い扶持を確保するためには何でありの「自民党=自分党」の「王道」なのだろうか。

岸田首相は、自身の地元参院広島選挙区で起きた「河井案里の買収事件」の責任を、当時の二階幹事長に強く迫った。今、自らの街宣に「動員」がかかり、「日当」が支払われたという今回の「集団買収」をどのように受け止めているのか。国民からすれば、どうにも釈然としない出来事である。

気さくに声がけをして…

なお、国光氏の「白衣を着た活動」は、一度ではなかったという。

小美玉市の健康増進課に問い合わせると、

「国光先生には、3回、ワクチン会場でお手伝いをいただきました。6月24日14時から17時に、市の小川文化センターアピオス会場。7月15日と29日には、それぞれ13時から15時の2時間、生涯学習センターコスモスの会場です。

このころは、おもに高齢者の接種をしていました。気さくで威張ったところのない先生だったときいています。

小美玉市としてお願いするなんてそんな大それたことはしていません。国光先生のほうから『行きますよ』とお声がけいただいたので、お願いしました。

業務としては、接種前の予診をしていただきました。市内のあちこちにポスターがあるので、国光先生だと気づいた方も…いたかもしれませんね。

謝礼というかお支払いは、計7時間分を時給計算でしました。金額は…。医師会の規定額です。市の接種件数も減っていますし、今後こちらからお願いすることはないかなと思います」

茨城県県南部の「接種相場」は「1時間あたり1万7000円」だという。「日当5000円」に比べると、だいぶ高額だ。それはともかく別の市職員は、こう言って「違和感」を訴える。

「衆院任期満了が間近な時期で、菅義偉政権の支持率が低下、自民党への不満が噴出していた6月、7月のころです。国光さんの行為は、医師であることを武器にした、小美玉市のワクチン接種『協力』という名目の『押しかけ参加』でした。国光さんの選挙区である旧玉里村地区の接種会場で、胸に『国光あやの』と書かれた大きな名札をつけて自分の名前を伝え、『覚えてくださいね』と声がけしていたんですから、選挙活動と感じない人はいないと思います」

国光議員の事務所に、事実確認の取材を申し込んだ。直接取材はかなわず、送られてきたファックスには「地元医師会から派遣されワクチン接種に従事」したことを認めたうえで「邪推されるような事前運動ではない」との「回答」があった。選挙の事前運動、選挙違反にあたるかどうかは、公職選挙法の定めに添うべきだろうが、「日当ひとり5000円」問題を抱える国光議員は今、それどころではないのかもしれない。

電光石火でスタートした岸田内閣が臨んだ総選挙。新内閣の「ご祝儀支持率」も期待できなかったなか、全国で激戦が繰り広げられ、いわゆる「大物」が何人も落選した。現職の法務大臣が選挙違反を行った自民党だ。今回の総選挙、「公職選挙法違反」疑惑があるのは、はたして茨城6区だけなのだろうか…。

取材・文:岩城周太郎 写真:つのだよしお/アフロ

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/214.html
記事 [政治・選挙・NHK284] そもそも何のため? 自公「18歳以下10万円相当給付」に6つの疑問(日刊ゲンダイ)
そもそも何のため? 自公「18歳以下10万円相当給付」に6つの疑問
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/297331
2021/11/13 日刊ゲンダイ


不明で曖昧なことが多い、穴だらけの「10万円給付」/(C)日刊ゲンダイ

  分からないことばかりの「18歳以下10万円相当給付」。岸田首相と公明党の山口代表が協議し、「年収が960万円未満の18歳以下の子供」となったが、世論調査では有権者の7〜8割がこの給付について「不適切だ」と回答している。指摘されている6つの疑問を検証した。

@親の年収960万円未満という線引きの根拠

 公明党は衆院選で、0歳から高校3年生まで1人一律10万円の「未来応援給付」を公約に掲げていた。だが、自民党はバラマキ批判を恐れ、児童手当を参考にした所得制限を提案。両親と子供2人の4人世帯(モデル)だと、年収が960万円以上の場合は給付対象が絞られるため、「バラマキには当たらない」と考えたようだが、それでも、なぜ、970万円ではダメなのか。よく分からない。

A年収とは「総額支給」か「手取り額」か

 一般的には、年収とは源泉所得税や住民税、社会保険料などが引かれる前の「総支給額」を指す。内閣府の児童手当制度の解説でも、年収103万円以下の配偶者と児童2人という扶養親族が3人いるモデル世帯の総額支給(年収)が960万円の場合、所得制限限度額(手取り額)は736万円と例示している。

Bそもそも何のためにやるのか

 公明党は、この給付について「社会全体で子育てを応援する」としていたが、岸田首相は「経済対策」の1つと説明しており、結局のところ「子育て支援」なのか「経済対策」なのかが曖昧だ。

C夫婦そろって年収950万円の場合(計1900万円)でも給付されるのか

 自公協議では、所得制限について、共働きの場合は夫婦の「収入の高い方」で判断する、となった。ただ、児童手当の所得制限の基準では、前述の通り「年収103万円以下の配偶者」とある。児童手当制度を厳密に援用するのであれば、夫婦のどちらも960万円未満でも、1人が103万円超だとアウトになる。つまり、これも、今のところ曖昧だ。

D「18歳以下」はいつの時点なのか

 18歳以下であれば誰でも給付対象となるが、いつの時点で18歳以下であるかは、まだ決まっていないようだ。

E所管の省庁はどこか

 昨年、「全国民に一律10万円給付」を所管した総務省に聞くと、「今回は総務省の所管ではない」との回答。「では、どこが所管官庁か」との問い対しては、「まだ決まっていない」との回答だった。

 政府は19日に取りまとめる経済対策に「18歳以下10万円相当給付」案を盛り込む予定だが、不明なことばかりで間に合うのか。

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/215.html
記事 [政治・選挙・NHK284] 山本太郎の「麻生太郎は万死に値する」は何の問題もない! 過去には当の麻生太郎も自民党議員も「万死に値する」発言(リテラ)
山本太郎の「麻生太郎は万死に値する」は何の問題もない! 過去には当の麻生太郎も自民党議員も「万死に値する」発言
https://lite-ra.com/2021/11/post-6072.html
2021.11.11 山本太郎「麻生太郎は万死に値する」は問題なし、当の麻生も自民党議員も発言 リテラ

    
    れいわ新選組公式ウェブサイトより

 れいわ新選組の山本太郎代表が“炎上”している。きっかけは昨日10日、国会内で会見をおこなった際、自民党の麻生太郎副総裁について、このように批判したことだった。

「はっきり言って、副総裁辞任とかじゃなくて、もうすでに万死に値する人間であると。万死に値する存在であるとしか言いようがないです」

 ところが、この発言がメディアで取り上げられると、ネット上では以下のような批判が殺到したのだ。

〈山本氏の発言は生存権を侵害する憲法25条違反〉
〈国会議員は、すぐにでも山本太郎議員に対する辞職勧告決議案を提出して下さい〉
〈麻生の暴言を問題視しながら、自分は万死に値すると平気で暴言を吐く〉
〈簡単に死という言葉を使ったり、葬式のように手を合わせたりするような奴は政治家どころか人としてダメだと思うよ〉
〈国会議員が、他人の生きる価値を勝手に見出だして発言するとか狂気の沙汰ですよ〉
〈『万死に値する』とか、政治家として進退かけて言ってるんだろうな? 死ねって言ってるんだぞ?言い過ぎましたじゃ済まねーぞ?〉

「死ねって言ってるんだぞ?」「生存権の侵害だ」って、まったく何を言っているんだか。「万死に値する」という表現は「何度も死ぬべきほどに罪が重い」という意味であり、論壇誌の記事タイトルなどにもよく使われ、とりわけ政治家に対する批判としてはごく当たり前のものだ。

 だいたい、こうして鬼の首をとったように騒いでいるほとんどがネトウヨだと思われるが、ネトウヨはかたや生活保護バッシングを繰り広げて人びとの生存権を脅かしておきながら、与党の有力政治家に対する当然の批判を「生存権の侵害だ!」とがなり立てるのである。おまけに「憲法違反だ」って、臨時国会の招集拒否など自民党政権による明確な憲法違反行為には目を瞑っていながらよく言えたものだ。

 そもそも、政治家が政治家に対して「万死に値する」と批判をおこなうことは日常茶飯事であり、国会でもしょっちゅう登場する。

 じつは、山本太郎に「万死に値する」と名指しされた張本人である麻生太郎も、2012年に『報道2001』(フジテレビ)に出演した際、普天間基地の移設問題に絡んで「問題を混乱させたもとは、鳩山元首相だ。万死に値する」と発言している。

 さらに言えば、昨年11月には自民党議員が麻生太郎に対し「万死に値する」と批判をしているのだ。

■麻生が鳩山に、自民党の西田昌司が麻生に「万死に値する」と言っても批判は起こらなかったのに…

 それは昨年11月24日におこなわれた参院財政金融委員会でのこと。質疑に立った自民党の西田昌司参院議員は、日銀の金融緩和とセットで財政出動をしなかったことや2度にわたる消費増税といった経済政策を批判し、こう述べた。

「私は、今日は麻生大臣来られていませんけれど、この間の麻生大臣、財務省のこの財政政策は、本当にこれは、申し訳ないですけど、万死に値すると思っています」

 今回、山本太郎が麻生太郎を「万死に値する」と批判したのも、「国の通貨発行権を使いながら全国にお金を回してデフレを終わらせるということを、ずっと言い続けてきた人間が完全に財務省の手先になっている」という経済政策をめぐる話のなかで出た言葉だったが、同じように経済政策を批判するなかで与党・自民党の西田議員も麻生太郎を「万死に値する」と言い切っていたのである。

 言っておくが、昨年、西田議員が麻生太郎を「万死に値する」と言ったことはネット上で炎上などしなかった。

 麻生太郎が鳩山元首相に「万死に値する」と発言したときも同様で、今回のような批判は何も起こらなかった。ネット上ではむしろ「よく言った!」「内乱罪で死刑にして欲しい。私刑でもいい」「その通り」「ほんとそう思うわ」「同感」などといった賛同コメントが書き込まれていた。

 ようするに、今回発言したのが山本太郎だったために「生存権の侵害だ」「辞職勧告決議案を出せ」などと騒いでいるだけなのだ。

 にもかかわらず、ネット上では今回の山本太郎の発言によって、またも「政治家に何を言ってもいいわけではない」「誹謗中傷はやめろ」などという批判が起こっているのである。

 たとえば、フィフィは〈芸能人への誹謗中傷には敏感になったけど、何を勘違いしてか、この前の選挙特番の件にしろ、政治家にはどんな発言してもいいって思ってる人がいるよね。てか、その程度の人間と思われるのにね〉と、まったく言論というものを理解していないツイートをしている。

 これまでも、爆笑問題の太田光が安倍晋三・元首相について「バカ」と発言したり、同じくマツコ・デラックスが「無神経、馬鹿じゃないと総理大臣ってできないと思うのよ。安倍ちゃんなんて馬鹿の象徴じゃない?」と発言した際にも、ネトウヨが激高し、「名誉毀損だ!」と大騒ぎしてきた。そして、今回もまた同じ光景がまた繰り広げられているのだ。

 だが、これは「名誉毀損」でもなんでもない。たとえば「バカ」と評することも、それは過去の判例から裁判所が法的に認めていることでもあり、実際に森喜朗・元首相の名誉毀損裁判で2000年に東京地裁は〈原告は政治家で、しかも内閣総理大臣である。その資質、能力、品格が政治的・社会的に厳しい批判に、時には揶揄にさらされることは避け難い立場にある〉としている。

■はっきり言う、麻生太郎が政治家としてやってきたことは「万死に値する」

 しかも、繰り返すが「万死に値する」という表現は「死ね」という意味ではまったくない上、麻生太郎の経済政策に対する正当な批評であり、これを名誉毀損だの誹謗中傷だのと批判するほうがどうかしているとしか言いようがない。いや、もっと言えば、麻生太郎を批判するのに「万死に値する」などという表現では全然足りないくらいだ。

 実際、このコロナ禍で生活に困窮する人が増加しているというのに、自民・公明の与党は「18歳以下の子どもに現金5万円とクーポン券5万円相当を支給する」というトチ狂った案で合意。だが、このようにいますぐに支援が必要な人の存在をないものにした政策は、麻生太郎の存在が大きく影響を与えている。

 事実、麻生氏は昨年の一律現金給付について「お金に困っている方の数は少ない」「個人の貯金に回っただけ」などと言い、厳しい生活を強いられている国民を無視。また、当初は一律現金給付を否定して、「商品券とかいうものは貯金には(お金が)あまりいかないんだよね」と発言していた。今回のクーポン券を配るという愚策も、こうした麻生氏の「なんとしてでも貯金させない」という強い意思が働いているのである。

 そして、麻生太郎は、何度となく国民の「生存権」を真正面から否定してきた。老後を心配する高齢者について「いつまで生きているつもりだよ」と発言したり、「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」「飲み倒して運動も全然しない(で病気になった)人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられんと言っていた先輩がいた。良いことを言うなと思った」などと国民皆保険制度を否定するようなことを繰り返し発言してきた。

 さらに、1983年には「婦人に参政権を与えたのが最大の失敗だった」などと発言したことも有名だが、福田淳一・元財務事務次官セクハラ問題では「はめられた可能性は否定できない」などと被害者女性があたかもハニートラップをしかけたような二次加害そのもののデマを口にしたり、「福田の人権はなしってわけですか」「セクハラ罪っていう罪はない」「殺人とか強制わいせつとは違う」と加害者である福田元次官を擁護。2018年11月には元民主党の北橋健・北九州市長にかんして「人の税金を使って東大へ行った」と述べ、教育への公的支出を否定した。また、2019年には「いかにも年寄りが悪いという変な野郎がいっぱいいるけど、間違っていますよ。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」と発言し、麻生氏が首相在任中だった2009年には、学生から“若者には結婚するお金がないから結婚が進まず少子化になっているのでは?”と問われると「金がねえなら、結婚しないほうがいい」「稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、よほどのなんか相手でないとなかなか難しいんじゃないか」などとも発言した。

 国民の健康と安全を守るべき立場にありながらその生存権を否定し、女性を貶め、男性に“経済的強者であることが男の価値”などと押し付け、教育の公的支出にさえケチをつける──。選挙中の「温暖化のおかげで北海道の米がうまくなった」発言をはじめ、麻生太郎の暴言を振り返ればキリがないが、つまり麻生太郎の政治家としての歴史は、国民に暴言を吐いて踏みつけにし、傷つけ、その政策で国民の命を危険にさらしてきたのだ。

 これを「万死に値する」と評して、一体なんの問題があるだろう。むしろ、この機会に、麻生太郎がそう言われて当然の愚策と暴言を繰り返してきたことのほうを問題にすべきだと言っておきたい。

(編集部)

http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/216.html
記事 [政治・選挙・NHK284] コウモリな立憲が凋落の主因(植草一秀の『知られざる真実』)
コウモリな立憲が凋落の主因
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-920edf.html
2021年11月13日 植草一秀の『知られざる真実』


主権者は国民。

選択権は国民にある。

その国民は正当に選挙された代表者を通じて行動する。

選挙で選ばれた代表者が内閣総理大臣を選出し、内閣総理大臣が国務大臣を任命して内閣を組織する。

行政権を担う内閣はこのようにして組織される。

この意味で主権者である国民が代表者をどのように選出するのかが重要になる。

政権をつくる政治勢力が与党。

これに対峙する勢力が野党。

現行の政治を刷新しようとする主権者は野党を支援して選挙で議会過半数議席確保を目指す。

その野党のあり方に二つの流派がある。

第一は現政権に正面から対峙する革新勢力。

第二は現政権と類似する政策路線を示す勢力。

両者は基本政策路線を異にし、対立する。

立憲民主党が今回の衆議院議員総選挙で惨敗した主因は基本路線が不明確だったこと。

落選した辻元清美氏が次のように述べた。

「立憲民主党の立ち位置、主張が明確ではなかった」

https://bit.ly/3omSbpu

289選挙区のうち213で野党が候補者を一本化した。

共産党が候補者を取り下げたことが大きい。

共産党を含む野党共闘が実行されたおかげで立憲は多数の議席を確保した。

ところが、この野党共闘を全否定する発言が枝野幸男氏から発せられていた。

「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。

あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦う。

共産党さんとは(共産、社民、れいわの3党と一致した政策に)限定した範囲で閣外から協力を頂く。」

共産党が候補者を取り下げ、立憲民主党が強い支援を得ながら、共闘の対象は連合と国民民主党で共産、社民、れいわは共闘の対象でないと言い放っていた。

これでは主権者が興ざめすることを防ぎようがない。

議席を確保するために共産党の全面的な支援を仰ぎながら、「共産党と共闘するのか」と迫る勢力の存在に怯えて、「共闘の対象は国民民主と連合で共産、社民、れいわと共闘しない」と叫んでいた。

この「二枚舌」が批判された。

辻元氏の「立ち位置、主張が明確ではなかった」の言葉は正鵠を射る。

その場その場で自分が有利になるように鳥になったり動物になったりを繰り返したこうもりは両者から突き放される。

立憲民主を支持した守旧・極右勢力は維新に投票し、革新勢力は投票を棄権した。

この結果、立憲は改選前議席から13も議席を減らす大惨敗を演じた。

2017年選挙の「立憲+希望」獲得議席は選挙区36、比例69。

これに対して、今回の「立憲+国民」獲得議席は選挙区63、比例44。

野党共闘のおかげで選挙区選挙で獲得議席を大幅に増やしたが、比例代表選で議席を大幅に減らした。

枝野幸男氏の「こうもり対応」がもたらした比例大惨敗だった。

自公にすり寄る第二自公、極右・守旧勢力が存在してもいいだろう。

それを支持する主権者が存在するなら正当化される。

他方で、現在の自公政治を刷新するべきと考える革新派の主権者が多数存在する。

重要なことは主権者に適正な選択肢が提供されること。

立憲民主党は「極右・守旧の道」と「革新の道」のどちらか一つに無理やり方向を定めるのでなく、「極右・守旧の道を進む勢力」と「革新の道を進む勢力」に分かれるべきだ。

野党が極右・守旧勢力と革新勢力に二分されたとき、どちらの勢力が拡大するかを決めるのは主権者である国民。

立憲民主の極右・守旧勢力は維新・国民民主と合流するべき。

立憲民主の革新勢力はれいわ、社民と合流し、共産党と共闘体制を構築するべきだ。

「自公」、「革新勢力」、「第二自公」の三極体制に移行することが望まれる。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。


http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/217.html

   

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