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2021年10月25日00時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 伸び悩む自民党が共産党への“ネガキャン”を激化「野党共闘への脅威の裏返し」〈AERA〉
伸び悩む自民党が共産党への“ネガキャン”を激化「野党共闘への脅威の裏返し」
https://dot.asahi.com/dot/2021102400008.html
2021/10/24 14:03 AERA dot.


右から自民党の甘利幹事長、岸田首相、麻生副総裁、遠藤選対委員長(C)朝日新聞社

衆院選は10月31日の投開票まで残り1週間となり、後半戦に突入した。

 自民党や立憲民主党の情勢調査やメディア各社の世論調査などを分析すると、自民党が公示前の276議席を維持することはかなり難しく、単独過半数(233議席)を維持できるか、否かの攻防になりつつある。

立憲民主党と共産党などの「野党共闘」が功を奏し、前回(2017年)の衆院選よりも接戦となっている小選挙区が全国で多くみられるのだ。

そんな中、自民党が共産党をターゲットにした「ネガティブキャンペーン」を激化させている。

 安倍晋三元首相は10月21日、衆院選の応援で横浜市に入り、応援のマイクを握った。

「自民党、公明党の安定政権か、立憲民主党、共産党の政権か。『日米同盟は破棄、自衛隊は憲法違反』が共産党の基本的な政策です。共産党の力を借りて立憲民主党が政権を握れば日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない」

 自民党は同日、甘利明幹事長と遠藤利明選挙対策委員長の連名で「急告」という檄文を各選挙区へ配布している。

 AERAdot.が入手した<情勢緊迫 一票一票の獲得に全力を!!>というタイトルの文書には以下の記述がある。

<全国各地で多くのわが党候補者が当落を争う極めて緊迫した状況にあると認識しております。今般の選挙は多数の選挙区で与野党一騎打ちの構図にあり、かつ、コロナ下にあって、組織力が十分に発揮できない状況に至っているのは憂慮に堪えません>

 危機感を露わにし、野党共闘への異議を唱えている。

<与野党一騎打ちの構図によって、かえってこの選挙が「(自公の)自由民主主義政権」か「共産主義(が参加する)政権」かの体制選択選挙であることが有権者の目に鮮明となっています。我々は我が国の将来のために自信を持って自由と民主主義に基づく政権の継続を訴えていかなければなりません>

 共産主義の脅威を訴えつつ、危機感をこうにじませていた。


自民党の文書

<比較的優位な戦いを進めていた選挙区にあっても瞬く間に形勢が逆転し、議席を失う事例もこれまで 数多くありました>

 また、自民党本部が発行している「The Jimin NEWS」(10月15日)の「号外」でも踏み込んだ批判をしていた。

<立民・共産の閣外協力は、共産党との連合政権への第一歩>と題した文書では、以下の記述がある。

<共産党の「1951年綱領」は、「日本の解放と民主的革命を、平和の手段によって達成しうると考えるのは間違いである」と「暴力革命論」を掲げています>

 岸田文雄首相も選挙前の討論会でこう発言していた。

「共産党の皆さんは自衛隊、これは違憲であると主張している。日米安全保障条約についても、廃棄と主張されている」

 連立与党を組む公明党の山口那津男代表も演説でこう訴えている。

「憲法について、共産党はおかしなことを言いましたね。自衛隊は憲法違反だ」

「将来は自衛隊を廃止だ、あなた方はいりませんと言いながら、いざというときは命がけでやって下さい。こんな失礼な矛盾した話はないじゃないですか」

 与党のこうした主張に対し、共産党の小池晃書記局長は会見で「全くのデマ発言で、撤回を求める」と反論している。共産党の候補者の一人はこう憤慨する。

「自民党がこうしたネガキャンを仕掛けてくることは予想していた。TBSの情報番組で、コメンテーターが「(共産党は)まだ暴力的な革命というのを党の要綱として廃止していない」と発言し、全面謝罪に追い込まれている。自民党が出しているいろんな文書を見たが、選挙に乗じ、この問題を蒸し返すというのは、政権与党としてあまりに情けないのではないか」

 立憲民主の幹部は自民党の共産党批判についてこう話す。

「うちの世論調査でも、野党共闘の効果が鮮明に出ている。これまで自民党が圧倒的に強かった福岡県では、17年と14年の衆院選で11の小選挙区はすべて自民党がとった。しかし、今回は少なくとも2つ、多ければ4つの小選挙区をうちが獲得する可能性がある」


(右から)野党共闘でれいわ新選組の山本太郎代表、立憲民主党の枝野幸男代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首(C)朝日新聞社

 自民党や公明党が今になって共産党批判を仕掛けてくる理由についてこう続ける。

「それだけ野党共闘を脅威に感じている裏返しではないのか。19年の参院選でも一部、野党共闘したが、その時、自民党はここまで共産党批判はしなかった。うちが政権与党になっても共産党は閣外協力と明確に言っている。自衛隊廃止なんてことになるわけがないでしょう」

 しかし、現場レベルでは野党共闘に新たな“火種”が生じているという。

「自民党の共産党叩きは、あまりに使い古された選挙手法で、呆れたものです。一方で立憲民主の支持団体である連合が立憲候補を共産が支援、共産候補を立憲が支援していることに強い不快感を示している。立憲民主はこのことに苦慮しています。公明候補と共産の候補が激突する選挙区がありますが、連合は公明候補の支援を表明。公明は徹底した共産攻撃をしていますが、野党サイドを見ると、立憲は連合を慮って共産候補の応援に消極的です。『自分たち(共産党)を集票マシンとしか思っていない』などと現場の共産党スタッフから不満がでています」(官邸関係者)

 激化した選挙戦で最後に笑うのはどちらか。

(今西憲之 AERAdot.編集部)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/754.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 島根一区が酷い!立憲亀井亜紀子(あきこ)に亀井彰子(あきこ)の刺客が(まるこ姫の独り言)
島根一区が酷い!立憲亀井亜紀子(あきこ)に亀井彰子(あきこ)の刺客が
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/10/post-90591c.html
2021.10.24 まるこ姫の独り言


亀井氏、気の毒に。

そしてまた、立憲を潰す気満々の勢力が現る。



証拠がないから断定はできないが、姓も同じ名も同じで、名の漢字が違っているだけの人がわざわざ立候補するというのは、あの党の選挙妨害にしか見えない。

自分達の政策を堂々と訴えればいいのに、野党の誹謗中傷しかしないあの政党だろうとは容易に想像できる。

これがその人の選挙ポスターらしい。



何が言いたいのかさっぱりわからん。

急遽、こしらえたポスターだろうが、何を主張し、何を訴えたいのか分からない人の演説に参加する人がいるのだろうか。

それにしても酷い。

先日は比例での立憲の略式名称を「民主党」としたことで国民民主党とかぶり、立憲支持者が「民主党」と書いたら国民民主党と票を分け合うという話になっていたが、今回もそうだろう。

立憲支持者は、「亀井亜紀子」と言う姓も名も一字一句完璧に書かないと駄目だという事だ。

下手に「亀井あきこ」とか書こうものなら、何を主張したいかわからない亀井彰子に票を奪われかねない。

というより、わざと亀井亜紀子の票を分散させて、細田が当選する作戦だろう。

こういうツイートを見たが・・・・



一介の主婦が、簡単に供託金300万円も出せるとは思えない。

当選確実ならともかく、どこの誰だか分らない人が当選するとは思えず、供託金没収になる可能性大だ。

そこまでして急遽出馬するか?

政治に関心が有るとは思えない人が急遽、立候補はやっぱり裏に何かあるとしか思えない。

そこまであの党は危機感が一杯なんだろうとは想像がつく。

元総理が政策を訴えれるのなら話も分かるが、野党共闘の悪口しか言えない政党だから、さもありなん。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/755.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 菅田将暉ら「投票呼びかけ動画」参加のローラに「日本国籍なのか」「参政権あるのか」と差別バッシング! 作家の柳美里にも(リテラ)
菅田将暉ら「投票呼びかけ動画」参加のローラに「日本国籍なのか」「参政権あるのか」と差別バッシング! 作家の柳美里にも
https://lite-ra.com/2021/10/post-6056.html
2021.10.24 菅田将暉らの「投票呼びかけ動画」参加のローラに差別丸出しのバッシング リテラ

    
    「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」より

 菅田将暉、二階堂ふみら芸能人が衆院選への投票を呼びかける動画が大きな話題になっている。

 コムアイや渡辺謙、秋元才加など以前から、政権批判も含め政治問題に積極的に発言してきた人だけでなく、これまで目立った政治的発言がなく政治とは無縁な印象を持たれていた菅田将暉や橋本環奈などのメジャーな芸能人たちの呼びかけには大きなインパクトがあり、テレビや新聞でも大きく取り上げられている。低投票率が問題になるなか、意義のあるアクションだろう。

 ところが、呼びかけ人の一人であるローラに対して一部でバッシングの声が上がっている。

〈ローラって投票権持ってんの?外国の方は政治に参加できませんけど?〉

〈著名人の選挙へ行こうの動画にいるローラ日本人でもない外国国籍の者が選挙に行くと嘘をつくな!〉

〈ローラは、参政権が有るのか?【内政干渉】〉

〈ローラ、選挙語ってるけど、日本で投票権あんのか…?〉

〈モデルのローラって、日本国籍なの? 投票権持っているってことは日本国籍なんだろうけど、なんか???〉

〈そもそもローラ、ロス在住でしょ! 本当に投票に行くの?〉

〈ローラって選挙権あるんだ…?? アメリカから帰ってきた??〉

〈ローラって 彼女、日本の選挙権あるの?差別するつもりはないけど生い立ちからみて限りなく外国籍っぽいし、しかも今アメリカ在住?カッコつけでいっちょかみされたくないんだけどなぁ〉

 とんでもない的はずれな攻撃としか言いようがない。まずアメリカ在住であることを問題にしている人がいるが、「在外選挙制度」によって国外に居住する人の選挙権行使の機会は保障されている。ただし、今回総理就任から解散までの期間が史上最短となったため、在外投票が間に合わないかもしれないという危惧がSNSで多数見られる。もし、投票できないとすれば、重大な問題だが、これは言うまでもなく岸田首相の問題であって、ローラになんの非もない。

 また「日本国籍じゃない」「選挙権あるのか」という反応も差別まるだしだ。ローラはバングラデシュ人の父と、ロシアと日本のクォーターである母との間に生まれ、幼少期の数年はバングラデシュで過ごしているが、生まれたのは日本でまた日本で長く育ち仕事もしてきた。プロフィールなどで国籍について言及はしていないが、日本国籍を有していても不思議ではない。

 何十年も前に日本国籍からアメリカ国籍になっている人を「日本人がノーベル賞」などとはしゃいでいたくせに、なにを言っているのか。多様なバックグラウンドを持っているというだけで、反射的に「日本人じゃない」とか「選挙権あるの?」などとあげつらうのは、「純血主義」「ハーフ差別」以外の何ものでもないだろう。

■日本国籍がなくても「投票呼びかけ」することは大きな意味がある

 さらにいえば、仮にローラが外国籍で、今回の総選挙に選挙権がないとしても、投票を呼びかけることはなんらおかしなことではない。

 言うまでもなく、日本社会で生活しているのも、日本社会を支えているのも、日本国籍の人間だけではない。選挙権は労働や税金の多寡で決められるものではないが、多くの外国籍の人が日本で働き日本人と同じように納税もし、日本社会を支えている。

 しかし、そうした外国籍の人に対して差別的としか言いようがない制度や政策が日本にはたくさんある。

 たとえば、代表的なのが在日コリアンの学生に対する差別的扱いだ。朝鮮学校の教育無償化除外にくわえ、コロナ禍で生活が困窮した学生に対する給付金までも朝鮮大学校の学生は適用外とされた。この措置については、国連の特別報告者は「社会的少数者の教育機会を脅かし、人種や民族に基づく差別にあたるおそれがある」として日本政府に是正を求めているが、政府は応じていない。

 あるいは、外国人技能実習制度。搾取や虐待が横行する劣悪な労働環境をめぐり、これも国連人種差別撤廃委員会から「現代の奴隷制度」と厳しく糾弾されているが、いまだ廃止・見直しされていないどころか、2018年安倍政権は奴隷労働を拡大させるような入管法改悪を強行採決した。

 そして入管行政をめぐる人権無視と非人道の数々。難民をほとんど受け入れないという排外政策はもちろん、入管施設での人権侵害は民主主義国とは思えない惨状だ。記憶に新しいのが、スリランカ人女性のラスナヤケ・リヤナゲ・ウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管に長期収容のすえ、今年3月に亡くなった問題だろう。命が危険な容体に陥っていたにもかかわらず、適切な治療を受けさせることなく死に至らしめたことや、また体調が著しく悪化しているウィシュマさんに対して虐待的な扱いをしていたことも、徐々に明らかになっている。ウィシュマさんの妹がスリランカから来日し真相究明を訴えているが、菅政権も岸田政権も入管に記録を公開させるなどまともな対応をしていない。しかも、入管で長期収容のすえ、死に追い込まれたのは、ウィシュマさんに限った話ではなく、これまで何人もの犠牲者が出ており、これも国際社会から厳しく批判されているが、まったく改善されていない。

 そして、こうした差別制度や排外主義政策がまかり通っていることは、日本社会で差別にお墨付きを与え、差別をはびこらせている要因のひとつでもある。

 在日コリアンも、外国人労働者も、入管の被収容者も、ウィシュマさんの遺族も、こうした問題の当事者だが、現行制度では日本における選挙権はない。彼らがこうした問題に異を唱え、差別をなくしてほしい、差別的な制度や法律を改めてほしい、日本政府に対応してほしい、そういう人に議員になってほしい、政権を担ってほしいと思えば、選挙権を有する人たちに投票してもらうしかないのだ。デモや署名など民意を示す方法は選挙以外にもあるが、実効性がもっとも担保されているのは選挙だ。

■柳美里の「参政権を持っていない人の立場を、頭の片隅に」ツイートにも差別的攻撃

 日本国籍を有しない人が、自分に選挙権がないとしても、投票を呼びかけるのは何もおかしなことではないし、いやむしろ選挙権がないからこそ、選挙権のある人たちに「投票に行ってほしい」「○○に投票してほしい」と訴えるのは当然だろう。選挙に関しては、彼らにはそれ以外に方法がないのだから。

 俳優でモデルの水原希子は、インスタのストーリーズに、連日、投票を呼びかける画像を投稿している。若い世代に向け投票方法など解説する「選挙の教科書」や、パタゴニアの「私たちが本当に必要とするこれからの政府をつくる」「私たちの地球のために投票しよう」という呼びかけ。さらにイラストレーターやデザイナー、漫画家などがそれぞれ投票を呼びかけるポスターを制作した「#投票ポスター2021」からも複数のポスター画像を投稿。その一つイラストレーターのサラ・ガリー氏のポスターには、「選挙に行こう 投票できない人たちのために」という言葉が書かれている。

 在日コリアンの作家・柳美里氏は、10月22日ツイッターでこう呼びかけた。

〈わたしは日本における参政権が無いので、投票をしたことがありません。
日本という国は日本国籍を有する人だけで構成されているわけではありません。
参政権を持っている人には、持っていない人の境遇や立場を、頭と心の片隅に置いておいていただけると、うれしいです。〉

 そして続けて出入国在留管理庁の「令和2年6月末現在における在留外国人数について」というデータをリツイート。今年6月末の在留者外国人数は、288万5904人だ。

 この柳氏のツイートにも、「それなら帰国すれば」などという差別リプがたくさんついている。

 昨年の「大阪都構想」をめぐる住民投票でも、大阪市民の5%に当たる150万人もの外国籍市民の投票権が認められないことが問題になった。また2018年には国連・人種差別撤廃委員会から在日コリアンに地方選挙権を認めるよう勧告を受けている。そもそもこのまま外国人参政権を一切認めないままでいいのかという問題もある。

 こうした差別、排外主義を終わらせるためにも、差別主義者をのさばらせている自民党政権にはNOを突きつけなければならない。

(酒井まど)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/756.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 野党共闘牽引する共産党を支援(植草一秀の『知られざる真実』)
野党共闘牽引する共産党を支援
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-0f2243.html
2021年10月24日 植草一秀の『知られざる真実』


衆議院総選挙投票日が1週間後に迫る。

多くの主権者である市民が日本政治の刷新を求めている。

米国にひれ伏す日本政治
米国にひれ伏し原発稼働を続ける日本政治
米国にひれ伏し新自由主義経済政策を推進する日本政治

を刷新しようと考える主権者が多い。

日本国憲法は、主権者である国民が正当に選挙された代表者を通じて行動し、国政を行うことを定めている。

あくまでも主権者は国民。

政治の体制はどのように定められるか。

衆議院総選挙が終わると特別国会が召集される。

特別国会では召集とともに内閣が総辞職し、他のすべての案件に先だって内閣総理大臣が選出される。

選出された内閣総理大臣が国務大臣を指名して内閣が組織される。

この内閣が行政権を担う。

内閣総理大臣を輩出する議会多数勢力が行政権を支配することになる。

したがって、政治刷新を実現するには議会の多数勢力を獲得することが必要になる。

現在の政権与党は自民と公明。

政治刷新を求める勢力は自公勢力に選挙で勝利して議会多数勢力を獲得しなければならない。

そのために求められるのが野党共闘。

基本政策を共有する勢力が連帯して選挙に臨む。

現在の選挙制度は小選挙区制が基軸であるから、選挙区の候補者を一本化することが極めて重要になる。

立憲民主、共産、社民、れいわの野党が強固な野党共闘を構築して候補者を一本化して選挙に臨むことが政治刷新の第一歩になる。

ところが、野党第一党の立憲民主党がそのリーダーシップを発揮しない。

立憲民主党の枝野幸男氏は共闘する対象は「国民民主党と連合」であって、共産、社民、れいわとは共闘しないと主張。

このために、野党候補の一本化は不完全なかたちでしか実現しなかった。

それでも日本共産党の一方的な譲歩により、かなり多くの選挙区で野党候補が一本化された。

共産党の譲歩に敬意を表する必要がある。

しかしながら、少なくない選挙区で野党候補が乱立している。

自公が候補者を一人に絞るなかで対峙する勢力が候補者を乱立させれば自公が有利になるだけ。

このような現実が放置されている。

政策連合(オールジャパン平和と共生)は、政策を基軸に野党が連帯し、候補者を一本化することを求めてきたが、十分にはこの要請が汲み上げられなかった。

立憲民主党が野党共闘に非協力的であることを踏まえて、今回衆院総選挙については、以下の方針を提唱している。

1.野党統一候補を擁立した選挙区ではその統一候補を支援する。

2.野党候補者を一本化できなかった選挙区では、共産党・社民党・れいわ新選組(候補者擁立順)、立憲民主党の順序でただ一人の候補者への投票集中を呼びかける。

3.維新および国民民主党候補者は支援しない。

4.一本化された候補者が国民民主党候補者である場合は自主投票とする。

この方針で対応することとする。

比例代表選挙では野党共闘に犠牲的貢献を示した日本共産党への投票を呼びかける。

支持政党がはっきりしている主権者は、それぞれの支持政党に投票するべきであるが、特定の支持政党を持たずに、野党共闘に賛同する主権者は野党共闘を牽引した日本共産党を支援するのが適正であると判断する。

候補者を一本化しなかった選挙区では立憲民主党候補も当選は容易でない。

まして、共産党との選挙協力に背を向けてしまえば、当選はさらに遠のいてしまうだろう。

立憲民主党の自省を促すためにも、候補者を一本化しなかった選挙区においては、立憲民主党支持者以外は立憲民主党候補者への投票を行わないことが重要になる。

国民民主党は共産党を含む野党共闘を否定している。

政策協定にも参加しなかった。

国民民主党は自公と差異が認められず、自公の側に立って選挙戦を展開することが適正である。

野党共闘の支援、野党共闘を牽引した日本共産党の支援が重要になる選挙だ。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。


http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/757.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田首相自滅…参院静岡補選まさかの敗北で総選挙1週間前に「勝てない総理」の烙印(日刊ゲンダイ)





岸田首相自滅…参院静岡補選まさかの敗北で総選挙1週間前に「勝てない総理」の烙印
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296518
2021/10/25 日刊ゲンダイ


参院静岡補選は立憲・国民推薦の山崎真之輔候補が当選(C)日刊ゲンダイ

 自民党の“選挙の顔”に黄信号だ。岸田政権にとって初の国政選挙となった参院静岡・山口両補欠選挙が24日投開票。いずれも自民党の前議員の辞職に伴う補選で、自民にすれば「勝って当たり前」。ところが、静岡は野党候補が猛烈に追い上げ、まさかの敗北。2度も応援に入った岸田首相は面目丸潰れで、天下分け目の総選挙に向けて自民に逆風が吹き荒れかねない。

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 ◇  ◇  ◇

「衆院選に先立って、1週間早く投開票を迎える。まず先陣を切ってもらうため、頑張ってもらわなければならない」

 岸田首相は21日、浜松市内で自民公認の若林洋平候補の横に立ち、そう訴えた。告示日(7日)に続き、2度目の静岡入り。現職総理が短期間で立て続けに補選の応援に入るのは異例中の異例。その上、総選挙も始まったにもかかわらずだ。

2度も応援に入り前哨戦を強調

 首相周辺も「2度も入って失敗はできない」と語り、岸田首相が自らつくり出した“絶対に負けられない”補選。しかも、応援演説で衆院選の前哨戦と強調したことにより、自分の手で自らのクビを絞める結果を招いた。

「共産党も候補を立て、野党側の共闘態勢は整わず、当初の情勢調査はウチがリード。告示日に総理が応援に入った時は『恥をかかせることはない』と踏んだのですが……」(自民県連関係者)

川勝県知事の“参戦”で有権者が目覚める


岸田首相自ら「絶対に負けられない」と、前哨戦強調していたにも関わらず…(C)日刊ゲンダイ

 有権者を目覚めさせたのは、静岡県の川勝平太知事の“参戦”だ。出陣式に飛び入り参加した告示日以降、野党系無所属の山崎真之輔候補(立憲・国民推薦)を全力で支援。6月の知事選で自民推薦候補に大勝した余勢を駆って、自民に闘志ムキ出し。「リニア建設問題で菅政権以上に岸田政権は強硬姿勢」「熱海で土石流が起きたのに、リニア建設ではあの7倍の盛り土が出る」などと県民の関心事であるリニア問題に絡め、政権批判を全面展開した。

 すると、「人口の少ない御殿場市の元市長で知名度は低く、若いのに新鮮さに欠ける」(地元関係者)と評判は散々な若林の陣営に追いつき、ついに逆転したのだ。

「初陣を飾れず“選挙に弱い総理”の烙印を押されそうな岸田首相だけでなく、衆院選を戦う県内の自民候補も戦々恐々でしょう。川勝知事は『県選出の自民党国会議員は誰一人として岸田政権の重役を担っていない。役に立たないということだ。自民党にお灸を据えよう』と挑発。県内の自民候補は全員落とすと息巻いています」(現地を取材したジャーナリスト・横田一氏)

 “奇跡の勝利”に勢いづく野党だが、立憲は当初、「衆院選の前哨戦には当たらない」(福山幹事長)と距離を置き、幹部の静岡入りに難色を示していた。予想以上の善戦にシレッと豹変し、枝野代表が国民・玉木代表、連合・芳野会長と静岡市で集結したのは投開票の2日前。川勝人気が支える“勝ち馬”に後から乗ったに過ぎない。

「野党は自力で勝利したとは言えませんが、地元の関心の高いテーマで政権のおかしさをズバッと指摘すれば、自民候補に勝てると分かったはず。身をもって証明した川勝知事を見習うべきです」(横田一氏)

 総選挙の投開票まで、野党は「勝って兜の緒を締めよ」ということだ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/758.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 自民党政権下の日本政府も、ときの権力に擦り寄る大手マスコミも信用できない:最後に頼れるのは自分だけか(新ベンチャー革命)
自民党政権下の日本政府も、ときの権力に擦り寄る大手マスコミも信用できない:最後に頼れるのは自分だけか
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11852488.html
新ベンチャー革命2021年10月24日 No.2800


1.今の日本では、私立幼稚園連合会などにて、6億5000万円もの使途不明金事件が起きているのに、なぜ、大手マスコミは国民に向けて、追跡報道をしないのか

 本ブログ前号(注1)にて、私立幼稚園連合会などにて、6億5000万円もの使途不明金が生じているという話題を取り上げました。

この事件は、今年3月に発覚、その後、使途不明金が4億円から6.5億円に増えたニュースが6月に報じられて以来、今まで、何の追跡報道もありません。この事件を捜査しているはずの警視庁はいったい、何をしているのでしょうか。また、この事件を報じたNHKを筆頭とする大手マスコミは、なぜ、沈黙しているのでしょうか。このようなことが頻発すると、今の日本は、ほんとうに民主主義国家なのかと深刻な疑問が湧いてきます。

2.眞子様と結婚を控えた小室氏の母に関して、重大な疑惑がいくつもネットで取り上げられているのに、なぜ、宮内庁も警察も大手マスコミも沈黙しているのか

 世間では、ネット中心に話題となっているのが、眞子さまの結婚問題です。今月26日に、正式結婚される予定になっている眞子さまと小室氏に関して、小室氏の経歴詐称疑惑のみならず、彼の母の過去の数々の重大疑惑が話題にされています。

しかしながら、肝心の宮内庁も警察も国民に何の説明もせず、また、大手マスコミも、小室親子の重大疑惑については、まったく無視したままです。

 これほど深刻な疑惑をなぜ、マスコミはスルーできるのか、今の日本はいったいどうなっているのでしょうか。

3.ネットでは、新型コロナワクチンの危険性や問題点に関する情報が溢れているのに、日本政府も大手マスコミもまったく、無視している

 米国では、新型コロナワクチンの接種率が伸び悩んでいて、すでに、日本の方が進んでいます。なぜ、米国では接種率が伸びないかと言うと、このワクチンに関する様々な危険性や問題点を米国民の多くが知っているからです。

 一方、日本では、大手マスコミはもちろんのこと、ネットでも、ワクチンに関するネガティブな情報発信は規制されています。米国でもそれは同じでしょうが、米国人より日本人の方が、お上の言うことをより、信用する習性があるのでしょう。

4.われら国民は常にアンテナを高くして、情報に敏感となる必要がある

 ネットが発達している現代において、われわれ国民の多くは、大手マスコミのみならず、ネットからも情報を取って、アンテナを高くしておく必要があります。

 とりわけ、新型コロナに関する情報においては、政府の言うことだけを聞いたり、大手マスコミだけから情報を取っていると、とんでもないことになりそうです。

 だからと言って、海外情報を含むネット情報だけに依存しすぎることも、危険です。

 はっきり言えることは、自民党政権下の日本政府も、そして、ときの権力に擦り寄る大手マスコミも、決して信用できないと言うことです。

注1:本ブログNo.2799『私立幼稚園連合会などの6億5000万円もの使途不明金事件が闇に葬られている:現在の警察機構のトップは強姦魔逮捕をもみ消した人物だからか』2021年10月22日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/11828333.html

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/759.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 菅前総理の応援に1000人超 大苦戦「同期の桜田」そっちのけ人気も聴衆は“珍獣”扱い(日刊ゲンダイ)



菅前総理の応援に1000人超 大苦戦「同期の桜田」そっちのけ人気も聴衆は“珍獣”扱い
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296517
2021/10/25 日刊ゲンダイ


桜田候補の演説そっちのけ、聴衆は何とかスマホに菅前首相を収めようと押し合いへし合い…(C)日刊ゲンダイ

「私の当選同期で『桜田』、『菅』の仲であります。桜田義孝を何としても勝たしてください」

 公示後初の週末を迎えた23日、千葉のJR「柏駅」前に駆け付けた菅前首相はそう言って頭を下げた。柏市の一部と我孫子市が選挙区の千葉8区では、桜田元五輪相が野党統一の新人候補に大苦戦中だ。

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 柏駅東口を出てすぐの通称「ダブルデッキ」に1000人超が殺到。演説会は午後7時開始だったにもかかわらず、定刻30分前にはすでに黒山の人だかりで、若い女性3人組が「えっ、総理? 絶対見たい」とハシャいでいた。

 まず猪口邦子参院議員が「こうして集まることができるのはワクチンが行き届いたからでしょう」「行き届かせたのは菅前総理なんです」とヨイショしてスタート。その後、地元県議や市議が「菅前総理は間もなく到着します」などと数分刻みでアナウンスを交えながら場をつないだ。

 開始から約30分後、ようやく菅前総理が姿を見せると寒風吹きすさぶ中、散々ジラされた聴衆は大興奮。何とかしてスマホに収めようと押し合い、男子高校生たちも「見える? 見える? ガチすげーよ」と興奮しきりだった。

「菅で集まるかなあ」

 菅前総理より先にマイクを握った桜田氏は野党の“野合”を懸命にクサしたが、聴衆は演説そっちのけで菅前総理に注目。

 菅前総理は新型コロナワクチン接種や、携帯電話料金の引き下げなどをひたすら自画自賛したものの、コロナの後手後手対応を詫びもしない。

 1000人超が集まった割に拍手は少なめで、安全保障を念頭に「桜田義孝が勝たなければ皆さんの『安全・安心』を守ることは難しくなりますよ」と言い放ち、また言ってらあと失笑を買う場面も。

 終了後、地元の男子高校生は生のガースーについて「かわいかった」と“珍獣”扱い。集まった人の多さに陣営側は驚いた様子で、「桜田さんは『菅前総理で集まるかなあ』って心配してたけど、(4年前の)官房長官時代に来た時よりも盛り上がりましたね」(地元市議)と満足げ。

 多くの市民を集めたとはいえ、あくまで有名な珍獣見たさ。数々の失言で大臣を辞めた桜田氏と、総理在職中に感染拡大を招いた菅前総理の“同期のポンコツ”ぶりを有権者は忘れていない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/760.html
記事 [政治・選挙・NHK283] <選挙プランナー「山本の選挙は危ない」>「比例は山本太郎って書くよ」の恐怖(田中龍作ジャーナル)



「比例は山本太郎って書くよ」の恐怖
https://tanakaryusaku.jp/2021/10/00025938
2021年10月23日 12:12 田中龍作ジャーナル


山本陣営は「比例はれいわ」の周知徹底を図る。=22日、都内 撮影:田中龍作=

 「有権者に電話を掛けると4割くらいが『比例は山本太郎って書くよ』と答えるんですよ」。れいわの選挙ボランティアが困惑した表情で田中に明かした。「山本代表がいまだに東京8区から立つと思っている人も相当いる」とも。

 高齢者にこの傾向が強く、Twitter,Facebook,Youtube を見ないのだそうだ。

 比例の投票用紙に候補者の個人名を書くと無効になる。それをインテリ層が知らなかったりする。

 れいわの選挙情勢は決して楽観を許さない。別のボランティアは「これまでの選挙と比べると聴衆に勢いがない」と顔を曇らす。

 コロナの影響もあって街頭演説に足を運ぶ有権者が減っていることもあるだろう。だが、山本太郎が国会に躍り出た2013年の参院選は、今回と全く様相が違った。

 幼な子を抱えた母親は目に涙をためて、「原発は要らない」と訴える山本の話に耳を傾けていた。ワーキングプアの青年たちは、山本が非正規労働の改善を唱えると拳を突き上げて「ウォー」と雄叫びを上げた。現場で取材していた田中は鳥肌が立った。

 前出のボランティアが指摘する「聴衆に勢いがない」はこのことだ。


タスキも「れいわ」。「山本太郎」ではない。=22日、都内 撮影:田中龍作=

 一方でマスコミの世論調査は楽観論を助長する。

 北関東:れいわは1議席をうかがう勢い。南関東:1議席を確保できそうだ。東京:1議席を確保する勢い。東海:1議席獲得をうかがう。いずれも「うかがう」「勢い」「できそうだ」なのである。

 ちなみに自民党候補に対する評価は「●議席を確実にした」だ。

 2013年の参院選で、選対の一員だった選挙プランナーは「山本の選挙は危ない」と見る。前回の参院選(2019年)で「れいわ」と書かれた票は26万票しかなかったことを根拠にあげる。東京比例ブロックで当選するには30数万票が必要なのである。

 熱狂的なれいわ支持者は、Twitterで山本を神様のように崇めたてるヒマがあったら、リッケンカルトとケンカするエネルギーがあったら、「比例はれいわ」を連呼して回った方がいい。友達、親戚に電話するもよし。ネットだと高齢者に伝わらないから。

   (文中敬称略)

 〜終わり〜

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記事 [政治・選挙・NHK283] <広島3区>河井事件の“震源地”に岸田首相登場で自公大騒ぎも…市民は冷め切っていた  2021衆院選 激戦選挙区ルポ(日刊ゲンダイ)



【広島3区】河井事件の“震源地”に岸田首相登場で自公大騒ぎも…市民は冷め切っていた  2021衆院選 激戦選挙区ルポ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296522
2021/10/25 日刊ゲンダイ


“鬼の形相”で絶叫する公明党の斉藤鉄夫候補(左は、岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

「勝たせてくださーい!」

 21日夕、肌寒い秋空の下に集まった約1000人の聴衆を前に“鬼の形相”でこう絶叫したのは、公明・斉藤鉄夫候補だった。演説開始から10分弱、広島市の郊外、JR可部線「緑井駅」前のロータリーに買い物客が行き交う中、周囲と不釣り合いな3台の黒塗りのセダンが乗りつけた。

 屈強なSPに続いて車を降りて現れたのは、岸田首相だ。その周囲をすぐさま、待ち構えていた県議、市議らが取り囲み、拍手を送る。河井元法相夫妻による19年参院広島選挙区の買収事件の“震源地”は、地元出身の宰相誕生で、沸きに沸いている。

 この日は岸田首相の応援に先駆け、公明党の山口代表も現地入り。昼すぎ、広島広域公園駐車場での斉藤氏の演説会に駆けつけた。聴衆からは「なっちゃーん!」「頑張って」と声が上がる。市街地から車で約30分というロケーションながら、集まった聴衆は約500人。選挙カーからは「サイトウ、サイトッ、サイトーッ♪」と軽快な音楽が流れ、ちょっとした野外フェスのような雰囲気だ。澄んだ青空と、黒スーツで身を固めた県政関係者のギラついた笑顔が、異様なコントラストをなしていた。

「キッシー効果はスゴイ」と、日刊ゲンダイ記者に笑みを浮かべながら話すのは、自民党県連幹部だ。こう続ける。

「事件後は、そりゃあ、後援会関係者から『自民党は何やってんだ』というお叱りを受けましたよ。もともと3区から出る予定だったウチの石橋(林太郎)に比例に回ってもらい、斉藤さんを与党統一候補として支援すると決まった時は、公明党とのしこりも生じた。でも、広島出身の岸田首相の誕生で、そんな不安はほぼ吹き飛んだ。河井夫妻からカネを受け取った県議や市議は、表では動けないが、キチンと支持固めはやっている。選挙戦の手応えはかなりいいね」

「投票する気になれない」

 自公の県政関係者は総じて鼻息が荒いが、市民は冷め切っている。

「メディアや政党の世論調査で、『投票先を決めていない』と答えた層が、県内全7区のうち、3区だけ突出して高い傾向にある。市民からは『投票する気になれない』と失望の声が上がっています。事件の余波が吹き飛んだとは言い難い状況です」(地元関係者)

 街にも冷ややかな空気が流れている。昨年9月に菅首相が誕生した際は、横浜の地元商店街では祝意を示す横断幕が掲げられ、セールも実施されていた。ところが岸田首相の選挙区(1区)の広島市中区にある商店街には岸田首相の「き」の字もない。

 対する立憲のライアン氏は毎朝夕の街宣を必死にこなす。本人は「『頑張れ』『負けるな』という声を頂戴している」と話した。冷め切った民意を掘り起こせれば、大波乱もあり得る。

(取材・文=小幡元太/日刊ゲンダイ)

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記事 [政治・選挙・NHK283] 自公弱体・静岡参院補選<本澤二郎の「日本の風景」(4245)<低投票率と反共攻撃で衆院選終盤突入=岸田の訪英危うし>
自公弱体・静岡参院補選<本澤二郎の「日本の風景」(4245)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30927677.html
2021年10月25日 jlj0011のblog


<低投票率と反共攻撃で衆院選終盤突入=岸田の訪英危うし>

 山口と静岡の参院補選が実施され、注目の静岡で非共産野党共闘の山崎真之輔が大接戦を勝ち抜いた。岸田首相の2度の応援も成果を出せなかった。地元のテレビ映像で、大群衆の演説会場を見て、公明党創価学会の大動員の様子を知ったが、見掛け倒しでしかなかった。自公与党の弱体を裏付けた。野党に少し希望が見えてきた。

 静岡の投票率は45・57%。5割以上の有権者が棄権した。異様な政治不信とコロナ禍の低投票率が、10月31日の衆院選の死命を決することになろう。それも野党共闘いかんが、その鍵を握っている。与野党伯仲へと突き進む可能性が強くなってきた。

 野党攻勢次第では、まだ分からないが、岸田のイギリス訪問も怪しくなる。与野党の激突の勝敗の行方は、やや希望が見えてきた。

<山口補選は田布施の牙城に野党は参戦放棄の危うさ>

 山口では、野党が白旗を上げて勝負を逃げた。自民党は安倍晋三の牙城である。しかも、産経OBの田布施出身という。田布施に屈する野党に何があるのか。

 投票率36・54%と低い。安倍票もたかが知れている。山口や我が地元を眺めていると、政権交代はまだ夢でしかない。ここは事実上の参戦放棄である。

<共産アレルギーは相変わらず、課題残す静岡と山口参院補選>

 両選挙区での共通項は、日本共産党の孤立化路線の継続の危うさでしかない。小異を残して大同につくという大胆路線を、この期に及んでも断行できないという。合点がいかない。党名変更が不可欠ではないだろうか。

 要するに、日本での共産アレルギーは依然として強固である、ということを、票数が物語っている。党利党略は、自公を利することになる。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、であろう。

 これまでの共産党戦略から「自民党を利するだけ」との指摘が消えない。野党分断が自民党の基本戦略だが、現在もそれが継続している、と見られがちだ。今回の野党共闘は画期的といえるが、それでも十分とは言えない。

<立民・枝野幸男の力量不足は相変わらず危うい>

 思うに、野党第一党の枝野幸男の力量いかんに辿り着くことになる。

 全野党共闘に成功すれば政権交代必至という場面を考えると、党利党略・個利個略は、指導者としての適格性が問われることになる。

 安倍・傀儡政権と山口・公明党創価学会の一体化は、肝心の馬力が無くなって、国民の政治不信を払しょくすることが出来なくなっている。後者への期待度は著しく低下している。コロナ禍と組織体の老齢化と、組織内に渦巻く宗教的不信も輪をかけている。

 極右・維新が公明党と取って代わろうとしている、このことも注目したい。其の点で、公明と維新の与党競争も見て取れる。

 与野党伯仲時代の到来は必至か。そこでは、与党内の抗争を激化させることにもなる。岸田が安心して外遊できるか?赤ランプもついた格好である。

<原子力ムラ・清和会会長・細田博之の意外や姑息な選挙対策?>

 昨日のネットで、途方もない選挙区の存在に驚いてしまった。原子力ムラのボス的存在で知られる、細田の島根一区だ。ライバルの亀井亜紀子の猛追に仰天してか、同姓同名のおばさん候補が出馬している。それを選管が受け付けるという意地悪をしたらしい。やむなく亀井亜紀子という漢字名で立候補せざるを得なくなった。「原子力ムラの姑息な陰謀」と見られている。

 清和会OBは「細田は逮捕された秋元のカジノ事件関連で、かなりの大金を懐に入れている。そのことで本人は震え上がっているのだろう。それで亀井に恐怖心を抱いているはずだ」と明かしたものだ。

 今回の選挙で、原子力ムラの清和会候補は、大幅に落ち込むと見られている。そのため「票が減るのが分かっても安倍を応援に呼んで、票を減らしている若手が大半」と事情通も驚いている。総選挙後、安倍や細田が党内を動かせる勢力を維持するのは困難だろう。自民党派閥も大きく変わることになる。

 極右・清和会主導の政治がピンチを迎えている。国民にとっては幸いなことである。

2021年10月25日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/763.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <参院補選 静岡 敗北の衝撃>自民に鉄槌 ラスト1週間 雪崩現象が始まるぞ(日刊ゲンダイ)

※2021年10月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年10月25日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

 腐りきった安倍・菅政治の継続を許すのか。マトモな政治を取り戻すのか。4年ぶりの政権選択選挙となる衆院選(31日投開票)は折り返し、後半戦に入った。

 ラストサタデーを迎えた先週末、自民党総裁の岸田首相は東奔西走。23日は福岡県と佐賀県内で遊説。24日はフジテレビ系「日曜報道THE PRIME」とNHK「日曜討論」で党首討論後、日本維新の会の牙城と化した大阪入り。マイクの束を握りしめて「この国の経済、社会をしっかり回復させる。経済を大きくした果実を一人一人の所得を引き上げる形で実感してもらう」「日本経済の復活へさまざまな改革を進めていかなくてはならない」などと支持を訴えた。だがしかし、有権者の反応はどこへ行ってもパッとしない。なんせ岸田演説は空っぽ、具体性がゼロ。「日本経済の復活」をどうやって実現するのか。その道筋がサッパリ分からないから、義理人情でつながる支持者も、動員されたサクラも反応したくても反応できないのだ。

 ホンの1カ月前、総裁選に名乗りを上げた岸田は弱肉強食を是とし、格差を拡大させた新自由主義政策の転換を標榜。「岸田は変わった」とアッと言わせ、「軽武装・経済重視」を掲げる宏池会のリベラル色を前面に押し出して戦った。それが、総理総裁ポスト欲しさで「3A」と呼ばれる安倍元首相、麻生前財務相、甘利幹事長にひれ伏し、あれよあれよという間にグダグダ。格差を是正する「令和版所得倍増計画」は言わなくなり、株式譲渡益や配当金などを対象とする「金融所得課税」の強化も封印。「党内調整」という名の利害調整ができず、公約に盛り込まれずじまいだ。目玉のひとつだった「健康危機管理庁」や少子化対策を担う「こども庁」の創設までどこかへ消えた。揚げ句、アベ子飼いの高市政調会長に公約の取りまとめをさせたものだから、この国の経済をズタズタにしたアベノミクスがゾンビのごとく蘇り、「敵基地攻撃能力の保有」「防衛費の対GDP比2%超え」といった右翼色が全開だ。

異例のテコ入れが逆効果

 そうして岸田の金看板であるはずの「新しい資本主義」で重視する「分配」も立ち消え。「分配」を強く訴える野党との差別化を狙う甘利牛耳る党側から「成長」を前面に出すよう要請されたためだという。どこまで操り人形に徹するのか。政界五本指に入りそうな「つまらない男」に岸田カラー打ち出しを求めるのは酷だとしても、あまりにもひどいザマである。ハト派リベラル政権による悪政修正への期待は木っ端みじんに吹き飛ばされた。「新政権のご祝儀で短期決戦逃げ切り」というナメたシナリオは崩壊寸前だ。

 フタを開ければ短期決戦は与党に裏目。驕り高ぶる自民に鉄槌を下せるか。ラスト1週間は共闘態勢で挑む野党のみならず、心ある有権者との最終攻防でもある。

 自民をぶちのめす雪崩現象を予感させるのが、総選挙の前哨戦に位置付けられた参院ダブル補選だ。岸田政権にとって初の国政選挙。いずれも元は自民議員の議席で、「完全勝利」が必達だった。ところが、結果はマサカの1勝1敗。しかも、野党が候補を一本化できず、新人3人で争った静岡で負けた。衝撃だ。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)は言う。

「野党に追い風が吹かない中、自民党が逆風にさらされた結果です。保守王国で野党共闘が実現しない中、立憲民主党と国民民主党が推薦する候補が自民党公認候補に勝利を収めたのは、総選挙の先触れではないか。しかも、岸田首相は告示日の7日に続き、21日にも応援に入った。異例のテコ入れにもかかわらず、自民党が接戦を制せなかったのは、有権者の意識が『デタラメな自民党にお灸を据えたい』というレベルを超え、『やっぱり自民党はダメだ』という方向へ向かっているからでしょう」

 9月中旬の党情勢調査で自民候補は10ポイント以上離していたのに、岸田が初めて応援に入った直後には7ポイント差まで詰め寄られていた。衆院選が公示された19日に、口利きワイロ疑惑を抱える甘利が自分の出陣式をスッ飛ばして応援に駆け付けたのも逆効果だった。

G20を飛ばして選挙にかまける国家の恥

 そうでなくても、マスコミ各社が報じた序盤情勢は自民が首の皮一枚。「自民減 単独過半数の攻防」(読売新聞)、「接戦区 野党共闘の効果」(毎日新聞)などの見出しが躍った。立憲民主、共産、国民民主、社民、れいわ新選組の野党5党は全289選挙区の7割超に当たる213選挙区で候補者を一本化。事実上の野党統一候補である無所属候補が立つ4選挙区も含めれば、217選挙区で一本化が成立した。

 このうち132選挙区は与野党一騎打ちの構図で、その6割が大接戦なのだ。静岡の流れが全国に波及すれば、自民はガタガタだ。

 共同通信の世論調査(23、24日実施)では比例代表の投票先は自民29・9%、立憲11・6%。その差は前回調査(16、17日実施)より1・6ポイント縮まった。望ましい選挙結果は「与党と野党の勢力伯仲」が前回比4・2ポイント増の49・4%。野党4党の候補一本化について「評価する」が44・75%に上った。内閣支持率は前回と同じ55・9%、不支持率は3・1ポイント増の35・9%に広がった。

 そうした中、岸田の初外遊が持ち上がっている。英北部グラスゴーで31日から開催されるCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)について、岸田は当初「リモートなどの技術で参加することも可能だ。そうした技術を使うことで日本の存在力を発揮していきたい」とか言っていた。それが首脳級会合にオンライン出席や代理出席は認められず、総選挙の投開票直後に駆け込もうとしているのだが、結果次第で訪英を取りやめるという。第2次安倍政権下で4年7カ月もの間、外相を務めたのが自慢なのに、随分ヌケサクじゃないか。もっとも、「外交の安倍」が前面に出て、外相はお飾りに過ぎなかったのも事実だ。そもそも、国際的に重視される外交日程を棚上げして、選挙日程を組んだものだ。

「岸田首相はローマで30、31日に開かれるG20首脳会議への出席も見送ると報じられています。国際社会が直面する課題が噴出しているこの時期にG20を打ち捨ててまで国政選挙にかまけるなんて、ハッキリ言って国家の恥です。優先順位を間違えた結果、前哨戦で負けるのですから世話はない」(五野井郁夫氏=前出)

 それもこれも、総選挙を前倒す「奇襲」で野党を蹴散らそうともくろんだ結果だ。党利党略が最優先され、岸田政権も日を追うごとにドス黒く染まっていく。

迫る単独過半数割れ

 言うまでもなく、この選挙の争点は政治を少しでもマトモに戻せるかだが、相変わらず抽象的でトンチンカンな演説で安倍・菅政治の愚を繰り返そうとしている岸田政権に上がり目なし。すでに一騎打ちで次々と与党の劣勢が伝えられているがこの差は広がるのか縮まるのか。選挙情勢分析に定評のある政治評論家の野上忠興氏はこう言う。

「お膝元の横浜市長選で惨敗し、政権の座から引きずり降ろされた菅前首相を彷彿させる流れになってきています。参院静岡補選の敗北は岸田首相の責任は大きい。発言内容がコロコロ変わり、チグハグは浮き彫り。問題人物を幹事長に就けるなど、いい加減な人事にかつてないほど世論は敏感になっています。それに、新型コロナウイルス第6波への不安も拭えない。情を押しのけ、知を働かせる。選挙が本来あるべき姿に近づいています。自民党は20〜30議席は減らすとみていましたが、それでは収まらない空気の変化を感じる。単独過半数維持も危ういかもしれません」

 民主主義の行方がかかるこの1週間で、大波乱の展開を起こし得る。面白くなってきた。


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