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2021年10月18日09時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田、東北に行っている場合じゃない、自民党広島県連が批判の狼煙を!(まるこ姫の独り言)
岸田、東北に行っている場合じゃない、自民党広島県連が批判の狼煙を!
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/10/post-7dc255.html
2021.10.17 まるこ姫の独り言


選挙のときだけ、復興の象徴とみている東北に喜び勇んで出かけた安倍。

それを何の疑いもなく踏襲・継承したのが新総理の岸田。

それが証拠に総裁選の主張では、野党の公約かと思うほど、国民目線がいろんなところにちりばめられていた。

ところが総選挙の公約にはすべてそれが書かれていない。

どんどんトーンダウンして来た。




モリカケ桜、学術会議任命拒否、河井夫婦の1億5000万円も、すべて終わったことにしてしまい、調査する必要はないという。

これは総裁選で目を掛けてくれた安倍に配慮しているとしか思えないほど、初めは調査すると言っていた案件も調査しないに変化している。

自民党の選挙のキャッチフレーズは、「未来選択選挙」らしいが、今までの安倍政治の検証無くしてどうして未来を選択できるのか。

土台が壊れかかっているのに、新しい家など建つとは思えない。

そういう思いでいたところ、広島県連から河井の1億5000万円問題を総理が説明しろと注文が付けられた。

河井夫妻側への1.5億円問題、「首相が説明を」 広島の自公幹部
 10/14(木) 20:00配信 朝日新聞デジタル

>2019年参院選広島選挙区で、自民党本部が河井克行元法相夫妻側に提供した1億5千万円をめぐり、岸田文雄首相が再調査に否定的な見解を示したことについて、広島県の自公幹部が14日、相次いで批判の声を上げた。衆院選を控えて幕引きを急ぐ政権に、首相の足元から待ったをかけた格好だ。

>「『必要があれば丁寧に説明をしていく』と何度も(首相と)約束した。ちゃんと説明し、解決してほしい」。


中央にいる岸田はなし崩し的に終わらせればそれで済むだろうが、地元にいる自民党議員たちはたまったものではないだろう。

有権者にどうやってこの1億5000万円を説明したらいいのか。

誰も説明できないだろうし、突き上げを食う覚悟がいる

幾ら岸田や二階が、これは監査が済んだことだと言っても、誰も納得しない。

党から出た選挙資金が片や1500万円、片や1億5000万円のこれほどの大差がついたのか、一度は説明する必要がある。

岸田は何度も広島県連に対して「丁寧に説明していく」と言ったのであれば説明無くして「未来選択選挙」も何もないと思うが。

自民党の場合、長く政権の座にいるからか国民を見くびり過ぎている。

不祥事続きでもだれも責任を取らず、何の説明もせず時間が経てば国民は忘れてくれると高をくくっている。

謙虚さのかけらもない政党だ。

岸田は総裁選の前までは謙虚さも多少はあったが、総裁・総理になった途端、見事に3Aに操られた政策に転換して、やっぱり自民党議員だと思う事しばしばだ。

これだけ利権が一番で税金私物化政党だと、誰が総裁・総理になっても改革などできる訳がない。

利権が絡んでいる限り、一言「改革」と言った時点で潰される。

自民党の「未来選択」はこれまで以上に庶民に過酷な政治だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/646.html

記事 [政治・選挙・NHK283] やっぱり河野太郎が人気?ポスターでわかる岸田政権「危うい実情」 大幅議席減が囁かれるなか、選挙の現場では…(FRIDAY)
やっぱり河野太郎が人気?ポスターでわかる岸田政権「危うい実情」 大幅議席減が囁かれるなか、選挙の現場では…
https://friday.kodansha.co.jp/article/210343
2021年10月16日 FRIDAYデジタル

もはや「過去のできごと」のように扱われている「自民総裁選」。連日の報道、あの狂騒はなんだったのか…そんな声すら聞かれる。誰の目にもトップ通過間違いなしと見られていた河野太郎が「まさかの」敗北。完膚なきまでに潰された。いまや「冷や飯食いポスト」自民党広報委員長への降格人事に甘んじている。


総裁になれなかった河野太郎が、選挙では大人気。候補者との「二連ポスター」にも多数登板している。千葉8区では、半径500メートルに9カ所掲示されている「密」っぷりだ

しかし、その河野太郎、さぞしょげかえっているかと思いきや党内若手議員事務所から選挙応援依頼の問い合わせが殺到し、大人気なのだという。

もともと「総選挙の顔」として党内から期待されていた河野なので、当然といえば当然の成り行きだが、それならはじめから河野総裁を選んでおけば…。自民党の人事と理屈は、一般人には理解し難い。

河野太郎の街頭演説がすごかった

全国区の人気者といえば、かつては小泉進次郎前環境相だったが、いまや河野太郎広報委員長が、とにかく全国各地から引っ張りだこなのである。

10月9日、河野太郎は兵庫県西宮駅前にいた。到着するや、用意された選挙カーの上に駆け上がり、マイクを握って大絶叫した。

「野党が主張する『ゼロコロナ』はできません。コロナの次の日本を前に進ませる舵取りは、どうか自公両党にお任せいただきたいっ!」

あの、ちょっと鼻にかかったような甘えたような声で開口一番こう訴え、大きな拍手を浴びた。

兵庫7区、自民現職の応援に入った河野太郎広報委員長の演説に、500人以上の聴衆が足を止めて聞き入った。演説のボルテージが上がるにつれ、取り巻く観衆が増えていく。

これほどの求心力があってなぜ、総裁選に勝てなかったのか…それほど凄まじい高揚感が、この日の駅前に充満していた。

二連ポスターで不人気の現首相

14日の衆院解散を待たずに、各選挙区はとっくに選挙モードの様相を呈している。選挙ポスターは超特急で菅前首相から岸田首相に差し替わっているが、二連ポスターの「相方」は、河野太郎、小泉進次郎が圧倒的に人気という。岸田首相との「二連ポスター」は今ひとつ人気がないようなのだ。

「岸田政権へ看板の掛け替えをした自民党だが、有権者の自民党離れは、なお歯止めがかかっていない。小選挙区で20〜30議席減は覚悟しなければならない」

最新調査数字を見ながら自民党選対関係者はそう漏らしている。小選挙区の議席減はそのまま比例票に影響することから、自民党全体では40〜50議席減となる可能性があるという、極めて厳しい分析なのだ。自民重鎮議員はこういう。

「岸田首相は今、国会議論を最小限とし、批判、指摘には表情を変えず、一定のテンションで応じている。つまり、個性を極限まで押し殺した無味無臭作戦ともいうべき戦略で臨んでいる。これなら、政権の瑕疵もなければ齟齬も生じないんだ」

よくも悪くも、そもそも評価のしようがないから、発足直後の政権支持率は菅政権発足時より大幅に低かった。結果、終わったかと思われた「個性派」河野太郎人気が再浮上するという皮肉な現状になっているのだろう。

ボロを出さぬよう、息もつかせぬタイトな政治スケジュールで走り出した岸田政権。はたして思惑通りに事は運ぶのだろうか。10月31日投開票日に国民の審判が下る。


取材・文:橋本隆

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/647.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 中村格・新警察庁長官は本部長未経験でトップ就任…「一度は現場を」の不文律が崩れ、“政権の腰巾着”だけが出世する(FLASH)
中村格・新警察庁長官は本部長未経験でトップ就任…「一度は現場を」の不文律が崩れ、“政権の腰巾着”だけが出世する
https://smart-flash.jp/sociopolitics/160443
2021.10.16 17:30 FLASH編集部 Smart FLASH


就任会見で、伊藤詩織さんの事件について“忖度疑惑”を否定した中村氏

「国民生活の安全安心を守るため、全力を傾注する」

 9月22日、全国の警察組織の頂点たる警察庁長官に新たに就任した中村格(いたる)氏(58)は、就任の記者会見でそう抱負を語った。

 晴れて29代目の長官になった中村氏だが、歴代長官と違うところがある。各道府県警察の長たる「本部長」の経験がないまま長官に就任したことだ。

【関連記事:相手の弱みを握るため「ゴミあさり」だってやる公安警察】

 同日に就任した警察庁の露木康浩次長(58)や、9月16日に就任した警視庁のトップである警視総監の大石吉彦氏(58)も本部長経験なし。警察トップ3がいずれも本部長未経験者になった。

「これは異例のことですよ。たとえば前任の松本光弘氏は神奈川県警察本部長を経験しましたし、その前の栗生俊一氏は徳島県警察本部長でした。県警の本部長とは、その地方の警察をまとめ上げるという、いわば現場のトップ。

 もしも県警で不祥事が起きれば、その責任を取らないといけない存在です。そこで警察の実状に触れ、実績を残せた人間が上りつめるのが、これまでの警察庁長官でした。警察トップは本部長を経験しておくべきという不文律がこれまでは存在していたんです」(全国紙の元社会部記者)

 中村氏の経歴は華々しい。東大卒業後、1986年に警察庁入庁、千葉県警本部捜査第二課長などの刑事畑を経て、在タイ日本国大使館の一等書記官も経験している。また、旧民主党政権から自民党の第2次安倍政権にかけ、5年半にわたり官房長官秘書官を務めている。

「中村氏は警察官僚のなかでも超優秀だといっていいでしょう。確かに地方の県警本部長は経験していませんが、海外への赴任経験もあり、経歴は申し分ない。

 ただ、警察庁長官は公安部も経験するものですが、中村氏にはその経歴もありません。秘書官を何度もやっているのでその暇さえなかったということでしょう」(警察ジャーナリストの小川泰平氏)

 一方、「“あの事件” のことを考えれば、政権に気に入られて出世したにすぎないでしょう」と前出の元記者は指摘する。

“あの事件” とは、2015年に起きた、ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、山口敬之(のりゆき)・元TBSワシントン支局長(53)にホテルで性的暴行を受けたと被害を訴え、山口氏に準強姦の容疑で逮捕状が出されたものの、執行直前、当時警視庁刑事部長だった中村氏の判断で “握りつぶされた” というものだ。

 山口氏はTBS政治部時代に安倍晋三元首相と親しくしており、中村氏が官邸に忖度した結果ではないかと一部で報じられている。

 ある警察OBが語気を強めてこう話す。

「結果的に山口氏は嫌疑不十分で不起訴となりました。しかし、問題はそこではないんです。

 署長が逮捕状を出すときは、さまざまな捜査を尽くし、また逮捕状を出す反響も踏まえて判を押すんです。それを刑事部長が握りつぶすなどあってはならないこと。所轄の努力や署長の決断を踏みにじる行為ですよ。

 中村氏はそれをやった。秘書官として一度政治の世界に足を踏み入れてしまうと、どうしてもそっちに目が向いてしまう。警察官僚がそんなことではいけないと思います」

 就任会見で中村氏は、そのことを問われ「組織として捜査を尽くしたうえで検察に送致した。捜査の過程について具体的に言及するのは控える。私は常に法と証拠に基づき適切に判断してきた。法と証拠以外を考慮して捜査上の判断をしたことは一度もない」と突っぱねた。

 前出の元社会部記者は、警察官僚が政権に取り込まれているのではないかと危惧する。

 「警察は、政治家を逮捕しなければいけない場合もあります。ところが中村氏は官房長官秘書官を5年も務めている。警察の独立性が失われ、政権の言いなりになりかねません。

 警察は、自覚的に政権とは一定程度の距離を持つことが必要です。警察官僚が自分の出世ばかりに気を取られ、政権の腰巾着となってしまうようでは、とうてい国民の信頼を得ることなんかできません」

 警察官僚にとって、事件は会議室でも現場でもなく、官邸で起きているようだーー。


写真・時事通信



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/648.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <香川>1区で繰り広げられる「ワニ大臣」vs「総理になれない男」の壮絶バトル  国民置き去り総選挙 全289区当落予想(日刊ゲンダイ)



【香川】1区で繰り広げられる「ワニ大臣」vs「総理になれない男」の壮絶バトル 
国民置き去り総選挙 全289区当落予想

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296144
2021/10/18 日刊ゲンダイ


初代デジタル相の平井卓也氏(左)と小川淳也氏(C)日刊ゲンダイ

○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。(前)は比例で当選。

 ◇  ◇  ◇

【香川1区】
▲△平井 卓也63自前
△▲小川 淳也50立(前)
  町川 順子62維新

 初代デジタル相の“ワニ動画男”平井氏は県内シェア6割の四国新聞など地元メディアを牛耳る一族の子息。大臣時代のNTT高額接待を四国新聞はベタ扱い。NEC恫喝も「既得権益に切り込んだ」とスリ替えるなど“身びいき”報道が目立つ。立憲・小川氏の密着映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」は地元でも評判。前回は希望の党騒動に巻き込まれ、約2000票差で敗れて比例復活した。

「豪雨の中、それを上回る5000もの白票を投じた有権者に今回は応えたい」(地元事務所)と意欲を示すも、国民・玉木代表の元秘書、町川氏参戦で一騎打ちは崩壊。小川が旧知の町川氏に直接、出馬断念を迫ったと四国新聞は“奇行”のように報道。強まるネガキャンは有権者にどう映るのか。

【香川2区】
  瀬戸 隆一56自元
○○玉木雄一郎52国前

 玉木氏が落ちれば国民民主は解党危機。

【香川3区】
○○大野敬太郎52自前
  尾崎淳一郎70共新

 後援組織の極端な若返りを断行した大野氏に古参支援者の不満くすぶるも、父・功統氏から35年死守する地盤は揺るがず。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/649.html
記事 [政治・選挙・NHK283] おしくら饅頭押されて泣くな(コラム狙撃兵・長周新聞)
おしくら饅頭押されて泣くな
https://www.chosyu-journal.jp/column/22002
2021年10月18日 コラム狙撃兵 長周新聞



 山口3区の河村建夫と林芳正の自民党公認争いは林芳正に軍配が上がり、河村建夫が無念なのか織り込み済みなのか引退に追い込まれた。自民党山口県連の関係者たちのなかでは「もう3区は林芳正で決まっているのに、なぜか河村がごねてるんだよ…」「息子を国会議員にしたくて、その確約が欲しいがために粘っている」なんて囁かれていた今回の公認争い。二階幹事長の降板もあって形勢逆転となったのか、直前になって保守分裂選挙は回避する運びとなった。自民党本部は河村の長男を比例区から出馬させることを提案したようで、ある意味、河村の“ごね得(ごねて得する)”を見せられたような気がしないでもない。ゴールポストははじめからそこだったんでしょ? とも思ってしまうのである。

 「それにしても息子の評判が…」等々、自民党界隈にもさまざまな思いが交錯しているようで、自民党のお家騒動も大変ですね−−と他人事ながら思う。近い将来の選挙区再編も動くなか、自民党山口県連のなかでもどこか浮いていた河村が排除されるにあたり、最後っ屁で息子を比例候補としてねじ込んだ、そんな光景なのだ。一度振りあげた拳を下げるさいの条件闘争や顔つき、所作などを見ていて、「78歳、粘りましたなぁ…」と評する人がいる一方で、河村が地盤を引き継いだ田中龍夫元代議士は世襲を嫌って河村に譲ったのに、自分は世襲なんかい! というツッコミだってある。恐らく国会議員とは、一度やったら辞められない止まらないカッパえびせんのようなものなのだろう。山口県選出の国会議員ときたら、どいつもこいつも筋金入りの世襲ばかりなのである。

 地盤、看板、カバンがなければ国会議員にはなれないといわれ、代議士ポストが世襲によって特定の一族に私物化される問題については、随分以前から批判がある。ところが、ポッと出の新人が選挙区で10万票を獲得するとなるとハードルは高く、その地域で代議士ポストを頂点にして長年月かけて出来上がった地縁血縁、自治体の首長や県議、市議といった大勢を占めるしがらみ、あるいは取引先の企業の系列など、ピラミッド型のシステムをぶち破っていくのは至難の業だ。

 たとえば山口4区で見ても、東京生まれ東京育ちのいわば“よそ者”にすぎない安倍晋三が選挙区で当選できるのも、一方でそんな地元も東京界隈における岸信介から連なる政界での権力に投機し、その力によってなにがしかの良い思いができるのではないか? 企業であれば省庁に口を利いてもらったり、秘書を可愛がっておけば利権に食い込めるのではないか? とか思惑はさまざま。相互依存の関係で「安倍先生!」と叫んでいる者だって少なくないのだ。それが桜を見る会なんかに呼ばれた日にはもう、お上りさんになって舞い上がっちゃって、「次の選挙も頑張る!」なんてことになるのだから困ったものだ。

 ところで、河村排除によって山口3区は林芳正が晴れて選挙区乗っ取りに成功したとはいえ、人口減少の著しい山口県では近い将来の選挙区再編が待ち構えている。1〜4区だったのが1〜3区へと代議士ポストが減らされ、選挙区調整がおこなわれるという。そうなると安倍、林、高村、岸の4人のうち誰か1人が犠牲になり、誰かと誰かが激突することも避けられない。さながら世襲たちによるおしくら饅頭といおうか、イス取りゲームの幕開けである。郷土の衰退について、これらの世襲たちがどこに目をつけて何を見ていたのかわからないが、疲弊しまくったおかげでみずからの足場も失うのである。その場合、「安倍家は兄弟2人で欲張らず他に譲れ」という世論が自民党山口県連のなかでも起こるだろうし、なんなら安倍vs林だってあり得るのだろう。 

 吉田充春

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/650.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 高市氏“卑怯にやる”宣言か「国会で議論してても全ての方が見ていらっしゃるわけじゃございません」 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)



高市氏“卑怯にやる”宣言か「国会で議論してても全ての方が見ていらっしゃるわけじゃございません」 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296054
2021/10/15 日刊ゲンダイ


高市早苗政調会長(C)日刊ゲンダイ

「国会でずっーと議論してても、全ての方が見ていらっしゃるわけじゃございません。」(高市早苗政調会長・自民党)

 これは自民党の高市政調会長が、10日、NHK「日曜討論」に出たときの発言だ。同日の「デイリー」に、「高市早苗氏vs共産田村智子氏『日曜討論』激突 速攻解散批判に『国会でずっーと議論しても』」という記事があって、まさか本当にそんなことを高市さんはいったのかと思い、録画した番組を確認したらマジでそう言っていた。

 この人、自民党の政調会長。自民党の政策を取りまとめる責任者。その際、少しでも国民に理解してもらって、などという考えはないようだ。うーん、堂々と卑怯にやる宣言か。

 そもそもどうして高市さんの発言が引き出されたかというと、その前に共産党の田村智子政策委員長が、バタバタと決まった衆院解散について、

「国会の中で議論してから選挙を迎えるべきです。(中略)論戦をやってから選挙をやるのは当たり前のこと。それを選挙公約に盛り込みましたでは、あまりに無責任なやり方だと言わざるを得ない」

 と至極まっとうな意見をいった。すると高市氏は「経済を一刻も立て直さないと」というようなことを答えた。

「政策、公約をきっちり作るので、選挙で国民のご判断を仰ぐということが私は正道だと思います」

 そして、冒頭の発言だ。

 嘘くせ〜。経済を一刻も立て直したいのだったら、悠長に総裁選をやらないだろ。それに、選挙となればどの政党も勝ちたいの。だから、一票を持つ有権者に向けて、良いことしかいわない。それは有権者の判断材料にはならないんだよ。

 公約で良いことばかり述べていても、実際にそれができるのか、その話に矛盾はないのか、それをはっきりさせるのが国会の論戦だ。自分らの宣伝を、そのまま信じろって横暴すぎる。てか、自民党がこれまであたしたちに嘘をついたことがなかったとでも?



室井佑月 作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/651.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 警察官僚の資質<本澤二郎の「日本の風景」(4237)<日本で最も尊敬されない中村格・新警察庁長官に公開質問状>
警察官僚の資質<本澤二郎の「日本の風景」(4237)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30836606.html
2021年10月17日 jlj0011のblog


<日本で最も尊敬されない中村格・新警察庁長官に公開質問状>

 新聞テレビは真面目に報道しなかったらしい。ネット情報で新長官が就任の記者会見のことを知ったので、この機会に公開質問状を、多くの国民に代わって提出、真摯な回答を求めたい。

 以前からだが、警察官・警察官僚の不祥事が目に付く。首相官邸の暴走と比例しているのであろうが、官僚は日本国憲法を尊重し、擁護する義務を課されている。同時に全体の奉仕者ゆえに、血税で安穏な生活を約束されている。行政権の行使は、主権者に恥じるようでは、組織全体が壊れる。いまがそうではないのか。

 官邸の政敵潰しや悪党の言い分を受け入れて、正義を押しつぶすことは、断じてあってはならない。以下に3点質問したい。回答文はそっくり本ブログに掲載したい。対応よろしくお願いしたい。

<山口強姦魔の逮捕状を握りつぶした捜査権乱用について>

 多くの国民にとって、中村格という名前はよく知られている。岸田文雄よりも知名度は高い。新聞テレビが真っ当であれば、テレビの視聴率は、14日の解散報道を軽く上回ったはずである。

 そうTBS強姦魔の逮捕を握りつぶした経緯を説明してほしい。国民は、安倍と菅の要請を受けて、あなたが警視庁刑事部長として、捜査権を乱用して強姦魔逮捕を押しつぶした。日本のみならず国際社会でも、大きく報道されたもので、無名の大臣よりも、あなたははるかに有名である。

 警視庁高輪署が徹底捜査した上で裁判所の許可を得て、逮捕状を執行する、その寸前に山口敬之逮捕を阻止した。現場の署の権限を抑え込む権限は、刑事部長にない。東京地裁の判断を、行政官である刑事部長が覆せるわけがない。こんな大それたことを、なぜ事情を全く知らないあなたが強行したのか。あなたは自ら犯罪を行い、逮捕される身となった。それでいて山口を逮捕しなかった。このことに国民、とりわけ日本の女性のみならず、世界の人権団体から非難されている。

 しっかりとした説明を求めたい。

 総選挙目前にして、安倍と菅の犯罪に有権者は苛立っている。お答え願いたい。これらのことは、議会の野党や裁判所、霞が関の無力・衰退とは無関係である。

<木更津レイプ殺人事件捜査ストップ疑惑について>

 第二の質問は、深刻この上ないものである。強姦殺人事件のことである。被害者は戦争遺児である。再婚目前の悲劇的事件だったことも、詳しく分かっている。犯人は、やくざ・暴力団の強姦魔だ。

 被害者は、戦争未亡人(助産婦)の必死の努力もあって、東京農大で栄養士の資格を取った。在学中は、学費を稼ぐため、飲み屋のアルバイトもしながら苦労して資格を取ったものだ。殺害される前は、君津市の「山の手病院」で栄養士として、真面目に働いていた。

 他方、やくざは市民に姿を変えて、JR岩根駅近くで、不可解千万なことに、現在もデーサービス「かけはし」を妻と営業している。木更津市はやくざのメッカで知られるが、被害者は犯人強姦魔の、富津市生まれの小指2本のない浜名の正体を知らずに、近くの知り合い(浜名の配下)のヘルパーに誘われてバイトを始めてレイプ、その後は性奴隷を強いられて自由を奪われてしまった。

 悲しいかな警察に110番通報をしなかった。入れ墨男の脅しに屈してしまったここと、警察を信用できなかったためと思われる。

 この不幸な事件について、繰り返し報じたが、なぜか千葉県警も木更津署も動かない。やむなく森英介元法相秘書官のY氏に声をかけると、同署の署長代理と刑事2課長が捜査を始めてくれたのだが、人事異動が災いしたらしく、後任は「捜査しない」と通告してきた。

 事情通は「政治的圧力」という。犯人は中村格だと?実は、この事件は犯人も被害者も共に公明党創価学会の会員なのだった。たとえそうだとしても、強姦殺人事件を捜査しない千葉県警と木更津署でいいわけがない。

 新長官が動いたのか?説明してもらいたい。

<徳洲会医療事故捜査を止めた疑惑について>

 もう一つ千葉県警と四街道署にからむ、これまた不可解な医療事故捜査についての捜査中止疑惑である。被害者は徳洲会を創立した徳田虎雄の特別顧問だった中原義正氏。元中野四郎・国土庁長官秘書官、福田赳夫副総理(三木内閣)秘書などを歴任した御仁が被害者遺族として、千葉県警にいち早く捜査を依頼した。

 警察について自民党本部職員としても関係していたことから、彼は医療事故死の身内を、直ちに司法解剖するなど、非の打ち所がない対応をして、四街道署からの朗報を待っていた。

 しかし、警察は病院の立場に配慮して捜査を打ち切ってきた。怒った中原氏は、警察庁から官邸、千葉県公安委員会その他に探りを入れた。結果、徳洲会の当時の理事長が、311に関係して中村格との関係を知ることが出来た。

 いわく「徳洲会が中村に手を回して、捜査打ち切りを指示したものだろう。格は、千葉県警捜査二課長という経歴があることが判明した。中村は犯罪者を捉まえるのではなく、反対に官邸と関係のある組織や個人を救済する悪党官僚の代表である」と断罪している。

 権力の中枢で働いてきた御仁の糾弾は、厳しい。これにも回答してもらいたい。一度問題を起こすと、次々と疑惑は膨らむ。安倍事件がそうである。

<疑惑否定ならば再捜査の指示をすべき義務がある!>

 後ろめたいことして、その論功で警察官僚の頂点に立った初の警察庁長官の反論に期待したい。そっくり本ブログに掲載することを約束したい。

 群馬県と長崎県には、警察正常化協議会が結成されている。そこでも新長官の対応を注視してくれているようだ。

 全体の奉仕者であるのであれば、是が非でも公開質問状に回答してもらいたい。

2021年10月17日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


中村格・新警察庁長官は本部長未経験でトップ就任…「一度は現場を」の不文律が崩れ、“政権の腰巾着”だけが出世する(FLASH)

「“あの事件” のことを考えれば、政権に気に入られて出世したにすぎないでしょう」と前出の元記者は指摘する。 “あの事件” とは、2015年に起きた、ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、山口敬之(のりゆき)・元TBSワシントン支局長(53)にホテルで性的暴行を受けたと被害を訴え、山口氏に準強姦の容疑で逮捕状が出されたものの、執行直前、当時警視庁刑事部長だった中村氏の判断で “握りつぶされた” というものだ。

「署長が逮捕状を出すときは、さまざまな捜査を尽くし、また逮捕状を出す反響も踏まえて判を押すんです。それを刑事部長が握りつぶすなどあってはならないこと。所轄の努力や署長の決断を踏みにじる行為ですよ」


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中村格・新警察庁長官は本部長未経験でトップ就任…「一度は現場を」の不文律が崩れ、“政権の腰巾着”だけが出世する(FLASH)
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/648.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/652.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 甘利幹事長がNHK「日曜討論」で上から目線&根拠不明発言連発! 自民議員は「票が減る!」と悲鳴(日刊ゲンダイ)



甘利幹事長がNHK「日曜討論」で上から目線&根拠不明発言連発! 自民議員は「票が減る!」と悲鳴
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296190
2021/10/18 日刊ゲンダイ


自民党関係者も「(甘利明幹事長は)ただでさえ評判悪いのに、余計なことしないで…」/(C)日刊ゲンダイ

「票が減っていく」――と、自民党議員が悲鳴をあげている。17日のNHK「日曜討論」に出演した甘利明幹事長の態度があまりにも酷かったからだ。ただでさえ、大臣室で50万円ものカネを受け取り、しかも国民に説明もしない甘利氏は国民から評判が悪い。毎日新聞と社会調査研究センターの全国世論調査(10月4、5日)では、幹事長に起用した人事を「評価する」はわずか22%、「評価しない」は2倍以上の54%に上っている。

 せめて反省しているポーズを見せればまだしも、この日もエラソーに上から目線だったから、さらに有権者の反発を買っている始末だ。

 ツイッターのトレンドワードに「#日曜討論」や「甘利さん」が、ランキング入りし、批判が殺到。<日曜の朝から、自分の説明責任果たさない甘利さんが出てきて、うだうだ言うこと自体不愉快><今日の#日曜討論でも甘利さんの呼吸をするように嘘を吐くあの態度がどうしても信用できない>などと書き込まれた。

 実際、根拠不明のまま一方的に野党を攻撃したり、自民党の体質は変わっていないと指摘されると「自民党のどこが変わらないのか!」逆ギレしていた。ツイッターでは、すかさず<賄賂を受け取るなど不祥事を起こした人間が、説明責任も果たさないまま要職に起用される腐敗体質です>と反論されている。

本人に嫌われている自覚なし

 さらに、なにが根拠なのか、自分のスマホを手にしながら「世界を席巻しているスマホも、3Dプリンターも電子コンピューターも全部、日本の発明です」と発言。ネット上で「え、スマホそうだったの?」「そうだっけ?」と突っ込まれている。

 自民党関係者がこう言う。

「このまま甘利さんがテレビに出演していると100票、200票と票が減っていく。困ったことに、本人には国民に嫌われている自覚がなく、しかも人前で政策を披歴したがっている。よほどナルシシストなのでしょう。自分のツイッターで“イケメン自慢”までしているありさまです。やっぱり幹事長は“選挙の顔”になる人にすべきだった。でも、人気者の小泉、石破、河野の“小石河連合”は、冷や飯を食わされている。せめて、甘利さんは余計なことをしないで欲しい」

 なぜか野党は、テレビ討論では“50万円”について追及しないが、せっかくのチャンスなのだから本人に問いただすべきだ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/653.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 憎む立憲に縋りつく共産党は「自損行為」です 
憎む立憲に縋りつく共産党は「自損行為」です
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51998959.html
2021年10月18日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


枝野代表は弱い人間を見てニヤっとする
多くの人がこわく感じるのです

小沢パージでの「説明責任」という
悪意に満ちた言辞オーラが原因です

***

日本には談合村が出来ています
共産党が共産党を憎む候補者を推薦する
異常なのです

政治の下流にある官僚と会社と司法が結託し
日本は談合村の蟻塚巣窟が「予算執行機関」です
談合者が
@デタラメ強欲企画をし
A利益を先取り中抜き
B粉飾見積したから
日本は貧困化し GDPが上がらず 科学が衰退しました

談合村八分
はパート・福祉・外人研修生・小企業
です

***

その人たちの期待を背中に受けて立候補したはずなのが
共産党でした

見てください
枝野執行部の蟻塚に 消費増税悪魔の理論「トリクルダウン」=新自由主義の
野田・岡田・玄葉・菅たちが黒幕の裏で息をひそめて
選挙の成り行きに胸を膨らませています

共産党よ「立憲民主党の罠に落ちろ!」
と れいわよ消えてなくなれ!と

***

共産党の正しい戦略は 簡単です
共産党と笑顔で話し合える人(党でなく)と共闘し
憎しみ会う政敵には対抗立候補すればいいのです

志位氏に権限が集中してるから
一人遊びしてしまうのです
純粋培養政治家の狂ったロマンが
日本政治の毒物立憲執行部に水を注いでしまうのです

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/654.html

記事 [政治・選挙・NHK283] “選挙の神様”が占う10.31総選挙の行方「自民党は30議席減がベース、最悪40減もある」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ) 

※2021年10月14日日刊ゲンダイ11面 紙面クリック拡大


“選挙の神様”が占う10.31総選挙の行方「自民党は30議席減がベース、最悪40減もある」 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296050
2021/10/18 日刊ゲンダイ

久米晃(元自民党事務局長)


久米晃氏(C)日刊ゲンダイ

 14日衆議院が解散。いよいよ19日公示・31日投開票の総選挙に突入する。自民党は不人気だった菅前首相から岸田首相に「顔」を代えたものの、内閣支持率は期待したほど高くなかった。自民党職員として長年、選挙対策に携わり、永田町で「選挙の神様」と呼ばれる久米晃氏に、岸田政権の人事や自民党の現状、総選挙の行方について聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 ――岸田首相の人事にはやはり派閥の影が見える。

 もともと派閥って、総裁候補をつくるためのものみたいなところが伝統的にある。例えば細田派は人が多いし人材も多い。ここを無視して他派閥から人を引っ張ってこようとしても人がいない。だから、派閥がどうこうではなく、結果として派閥が人材のプールになっているということなのです。

 ――長期政権の構造は変えられるのでしょうか。

 安倍政権プラス菅政権というのは、僕は個人的には、すごく慌ただしい政権だった気がするんです。つまり敵を見つけてそこを攻撃するみたいな。その手法が8年9カ月続いてきた。そういった意味じゃ岸田さんというのは、悪い言い方すると特徴がないが、逆に言えば落ち着いた感じがする。そこが総裁選挙でも議員の多くが一票を投じた理由だろうと思います。

 ――発足後の内閣支持率は歴代に比べて低い。

 新内閣には、若干当選回数の若い人がいたり、知名度の低い人もいる。ちょっと不安がありますよね。そこが支持率が思ったより低い原因じゃないですかね。朝日新聞の調査では岸田内閣の評価について「分からない」が35%もあった。不支持が増えているわけではなく、まだ分からなくて様子見をしてる人が多い。有権者はこれからをよく見ていくんじゃないかなと思います。

「政治とカネ」はキチッと説明するべき

 ――甘利幹事長の金銭授受問題や河井夫妻の買収事件での党からの1億5000万円など「政治とカネ」は引きずっている。

 甘利幹事長は不起訴になったからそれはもう白なんだと。確かにそうなんだけど、もう一度説明の場を設けて終わらせることも必要だとは思います。そうしたほうが、さっぱりするんじゃないですか。でなければ選挙中もずっと引っ張られますよ。

 ――1億5000万円については?

 河井(克行)さんは、買収で使った二千数百万円は手持ちのお金と証言しています。宣伝広報費で3回くらい全戸配布したそうですが、額としてはまあそのくらいは確実に使っているでしょうね。でも、1億5000万円を党から支出したことそのものが問題だというなら、それは岸田さんじゃなくて当時の執行部の責任ですよね。どちらにしても何か疑いをかけられたら、キチッと説明したほうがいい。そうすれば、野党だって攻撃材料がなくなっちゃうんだから。

 ――岸田首相が選挙日程を1週間前倒し、自民党内でも驚きの声が上がりました。早めたことは勝敗に影響しますか?

 1週間早くてもあまり変わらないんじゃないでしょうか。岸田さんの周辺は「ボロが出る前に」とか言ってる方もいらっしゃいますが、ボロが出るとするなら国会が始まってから。国会自体はもともと短期間の予定でした。有権者にとって投票の基準というのは、期待か不平不満なんですね。菅前首相の時は、申し訳ないけど期待よりも不平不満が上回った。しかし、岸田さんに代わったことによって期待値が大きくなった。そこで選挙情勢が変わったと思います。

 ――自民党の議席はどうなるでしょう。

 4年前の総選挙を基準に考えています。野党は、立憲民主党と希望の党に割れて、共産党からも維新からも候補者が出た。あの時、マスコミの何社かが、仮に野党が統一候補を組んでいたら、あるいは立憲、希望が割れなかったらどうなるかシミュレーションして、自民党はマイナス64になったんです。そこから私は、「野党が統一候補を組んだら1+1=2にならないが、1+1=1.5くらいにはなる。そうすると野党協力が進むという前提で自民党はマイナス30くらいになる」と。それを目算にして判断するという考え方です。マイナス30のベースからどれだけプラスにできるのか、あるいはさらにマイナスが増えるのか。うまくいけばマイナス20や10で済む。ただ、国民の期待と不満がどの程度なのか、まだ分からない。最悪マイナス40もある。これからの戦い方次第です。

野党は出し殻の代表では新しい票は入らない


有権者はまだ様子見(C)日刊ゲンダイ

――野党はどうですか?

 いざとなれば共産党は一方的に候補者を見送ってくると思います。プラス30から、野党もどう積み上げるかというのがスタートラインです。でも、維新やファーストの会のような勢力は自民党にとっても助かります。自民党に入れたくないという人の受け皿になりますからね。野党は、出し殻みたいな人がずっと代表をやっていたら、新しい票なんて入りませんよ。党首を代えようがないなら、周りを取り囲んでいる人を代えればいいじゃないかと思います。何年も同じパターンで自民党攻撃をしているような気がしますね。

 ――野党がダメなら敵失で自民党が優位だと?

 いやそんなことはない。やっぱり候補者の中には例えば地元の県会議員などと折り合いが悪いとか懸念される人もいるわけです。だから自民党の支持率が上がったとしても「この人はちょっと……」というのが多ければ、票にならない。自民党の支持者って政党に対する支持じゃないんですね。政党に期待する部分もありますが、一票を入れるのは最後は候補者の人間性に対する評価だから。

 ――それが自民党という政党の特徴ですか。

 実はいろいろなところで言っていますが、日本にはそもそも政党なんてないと。例えばヨーロッパの国々では、キリスト教民主党や社会民主党など、みんなイデオロギーを持った政党じゃないですか。でも日本の政党は違う。自由民主党だってもともと民主党と自由党が一緒になったんですが、国会議員が集まってつくった政党です。息の合った人、あるいは地域の代表者、そういう人たちが集まって政党と言っているんです。それを、ヨーロッパの選挙制度は素晴らしいからと真似して小選挙区制度を導入した。当時のスローガンは「政権交代可能な2大政党」でしたが、政党がないのに、何? 2大政党って? と思いましたね。

 ――選挙制度を変えるべきだと?

 日本人って何か問題が起こると必ず制度論にすり替えるんです。民間の会社なんかもそうですよね。スキャンダルが起こるとすぐ検証委員会を立ち上げて、制度が悪いから事件が起こったと本筋をねじ曲げるようなことをやってきている。小選挙区制などはその最たるものです。僕は小選挙区制度を見直すべきだと思いますが、無理でしょうね。だって自分たちのつくった選挙制度、自分の陣地を壊すわけはないですから。

日本の選挙は政策や公約より人間で選ぶ

 ――今回、有権者の関心は高まるでしょうか。

 長く選挙に関わってきて思うのは、日本の選挙は政策や公約で選ぶのではなく、人間で選んでいるということです。その人を信用できるかどうかが基本。でも、その信用できる人がだんだんと少なくなっているからどんどん投票率が下がっている。あと、これだけ生活環境が完備されてくると政治に期待するものが減ってしまった。昭和の時代などは投票率が75%もありました。

 ――新型コロナで政治への関心が高まったという見方もありますが。

 コロナはいま、一息ついた感が出てきました。感染者が減ってワクチン接種も増えて、ほっとした感があります。加えて、少なくとも岸田さんに対しては様子見で期待値がまだ高くないとするなら、投票率はそんなに上がらないかもしれませんね。でも、不満はたまっている。飲食店や他にも大勢の人が。国民の不平や不満、怒りがどのくらい残っているか。投票率はもう少し見ないといけませんね。いずれにしても、最後は政党、候補者次第です。夢と希望を語れるか。有権者にそれを信用してもらえるのか。勝敗はそこにかかっていると思います。

(聞き手=小塚かおる/日刊ゲンダイ)

▽久米晃(くめ・あきら) 1954年生まれ。愛知県出身。業界紙記者を経て、80年に自民党本部職員。党選対本部事務部長などを歴任した。2019年に退職。現在は「選挙・政治アドバイザー」。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/655.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍元首相ヒヤヒヤ…自民党「魔の3回生」は7割が落選危機! 権力基盤失えば大打撃(日刊ゲンダイ)




安倍元首相ヒヤヒヤ…自民党「魔の3回生」は7割が落選危機! 権力基盤失えば大打撃
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296192
2021/10/18 日刊ゲンダイ


選挙後は安倍元首相の発言力も低下か(C)日刊ゲンダイ

 10月19日公示、31日投開票の衆院選は戦後最短の日程で行われるため、すでに選挙戦は佳境に入っている。各地で苦戦を強いられているのが、自民党が政権復帰を果たした2012年の衆院選で初当選した当選3回の“安倍チルドレン”たちだ。大量に落選すれば、安倍元首相の権力基盤を揺るがすことになる。

 ◇  ◇  ◇

「気をつけよう、暗い夜道と3回生。あぶねーヤツいる」

 衆院が解散された14日の本会議前、麻生派の会合で、麻生副総裁はこう言って派閥を引き締めた。

「これまでの3回(の衆院選)は、いずれも追い風の選挙だった。今回は初めて順風ではない選挙だ」

 民主党政権への逆風が吹き荒れていた12年の衆院選では、安倍氏の再登板で自民党が圧勝。新人119人を当選させた。その後の14年「アベノミクス解散」、17年「国難突破解散」でも自民は衆院選で大勝。12年初当選の3回生は安倍氏の下での衆院選しか経験していないのだ。

 就任したばかりの岸田首相は人気がイマイチで、思ったほど内閣支持率が上がらない中で迎えた衆院選。野党共闘が進み、289選挙区のうち約220選挙区で統一候補と一騎打ちの構図ができたことも、与党にとって大きな不安材料だ。

「3回生の中には、岸田政権で初入閣した小林鷹之経済安保担当相や牧島かれんデジタル相、党役員に抜擢された福田達夫総務会長など将来を期待される優秀な人材も少なくない。その一方で、3回生の失言や女性問題などが相次いだのも事実です。風に乗っただけで当選した議員の多くは地元活動も熱心にしてこなかったので選挙地盤が弱く、軒並み苦戦しています」(自民党関係者)

 同僚議員だった妻が出産入院中の不倫が発覚して議員辞職した宮崎謙介氏や、秘書に対する「このハゲーーー!」のパワハラで有名になった豊田真由子氏、路チューが報じられた中川郁子氏と門博文氏など、不祥事に事欠かず、「魔の3回生」とも呼ばれた。今年6月に秘書が車検切れの車で当て逃げ事故を起こした時に本人も同乗していた武井俊輔元外務政務官も「魔」の一員だ。

当選確実はわずか23人


自民党総務会長に抜擢の福田達夫氏(左)と“当て逃げ”の武井俊輔氏は苦戦(C)日刊ゲンダイ

 119人の初当選同期生は期を重ねるごとに辞職や落選で脱落していき、今回の衆院選に小選挙区から出馬予定の「魔」は今のところ70人。このうち、政党の情勢調査などで当選確実なのは、牧島氏や福田氏、小林史明デジタル副大臣などわずか23人にとどまっている。現状で明らかに劣勢なのが15人で、接戦で当落線上は32人に上る。実に7割近くが落選危機ということだ。

 派閥別に見ると、落選危機の3回生は細田派が最も多く、次が麻生派だ。

「細田派は安倍元首相の出身派閥ですから、もともと安倍チルドレンが多い。さらには中堅やベテランでも苦戦している議員がいて、5大派閥の中で最も多くの議席を減らしそうなのが最大派閥の細田派です。大幅に減らせば、安倍氏の影響力低下は免れません」(政治評論家・野上忠興氏)

 安倍元首相の力の源泉は党内の“チルドレン”と、最大派閥・細田派の「数の力」だ。その両方の基盤が弱体化すれば、安倍氏もキングメーカー然としていられなくなる。3回生の大量落選で選挙後に自民党内の勢力図が変わるかもしれない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/656.html
記事 [政治・選挙・NHK283] <山本太郎の英断は大きい>岸田ジリ貧 総選挙は地殻変動の予兆(日刊ゲンダイ)

※2021年10月18日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大




※紙面抜粋



※2021年10月18日 日刊ゲンダイ2面



※文字起こし

「自民党、公明党を倒していくためには、野党が塊になって戦っていこうということ」

 19日公示される衆院選(31日投開票)への動向が注目されていた「れいわ新選組」の山本太郎代表が16日、小選挙区ではなく、比例単独で東京ブロックから立候補すると表明した。

 いったん、東京8区での出馬を発表しながら、立憲民主党の候補者との調整が大モメとなり、撤回。他の小選挙区からの出馬も模索したものの、「このタイミングでは、調整が非常に難航するだろう」と、断念した背景に立憲や共産党など他の野党への配慮があったことを明かした。同党の候補者の4割を選挙区から降ろし、野党候補の一本化に最大限協力する大英断だった。

「野党が結束して自民党に立ち向かっている姿を見せることが何より大事だ」

 小池晃書記局長がこう強調していた共産党も、野党共闘への覚悟がハンパない。

 共産は早い段階から、立憲現職のいる選挙区の9割で擁立を見送り、最後まで立憲と競合していた70選挙区のうち21で候補者を取り下げた。結果、立憲、共産、国民民主、れいわ、社民の野党5党で、220の小選挙区での一本化が成立。全289選挙区の実に4分の3に上る。民進党が立憲と希望の党に分裂して戦った前回2017年時の3倍もの選挙区で、与党との戦いの構図が出来上がった。

 共闘において、野党第1党の指導力不足は否めなかったが、国民民主を除く4党が「6項目の共通政策」を締結後は、立憲は政権を取った際の、「限定的な閣外からの協力」で共産と合意。最後は、候補者の大量取り下げという共産とれいわの大局観によって、野党協力は一気に拡大したのである。

野党一本化のムードが全国に伝播

「共産党はどれぐらい候補者を降ろして協力するのか」と気が気じゃなかった自民党は、大慌てだ。

 圧勝に終わった前回衆院選で、維新を除く野党が候補者を一本化できていたら、64選挙区で与党候補が逆転されていたことが分かっている。

 各選挙区に2万票前後とされる共産党の基礎票が立憲候補に乗っかれば、たちまち落選危機に瀕する自民党候補は少なくない。

 岸田政権が発足した直後の今月上旬に自民党が行った情勢調査では、新首相の不人気が影響してか、現有276議席から21減らし、さらに当落線上の接戦区が20あったという。

 この調査結果とみられるコピーが永田町界隈に出回っているが、それを見ると、現状では優勢とはいえ次点と5ポイント以内の僅差の選挙区は30以上もある。白が黒になるオセロゲームが簡単に起こり得るのである。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「共産は5年くらい前の選挙から、野党候補を一本化して与党に立ち向かうという『現実路線』を進めてきた。今回も、多くが『一本化は難しい』と懐疑的に見つめる中、共産は調整できる選挙区を具体的に出して、立憲と話を詰めてきた。立憲は支持母体の連合との関係もあってごちゃごちゃしましたが、菅政権から岸田政権に代わり、『これはマズい』となった。ケガの功名で一気に一本化は加速しました。全体の8割近い選挙区で、維新を除いて1対1の構図が出来上がった意味は極めて大きい。立憲候補が降りたからといって、共産候補が勝てるわけではありませんが、一本化のムードは確実に全国に伝播していきます。早速、地方紙は『一騎打ち』『県内全選挙区で対決構図』などの見出しを打っている。与野党互角の対決構図だと分かれば、無党派層に『与党にお灸を据えよう』という投票行動が生まれます。自民党の情勢調査にも、そうした兆候は既に出ていますよ」

軽すぎる発言に国民の失望感が拡大

 解散から投開票まで17日間という戦後最短の日程で、新政権発足の勢いのまま選挙に突入しようとした岸田首相だが、明らかに計算が狂ってきている。発足時のご祝儀相場がないどころか、わずか10日間で内閣支持率が下がってしまったのだ。

 14、15日に実施された読売新聞の世論調査は、内閣支持率が52%で、4、5日の前回調査から4ポイント下落。衆院選公示を控え、微減とはいえ、自民党にとっては嫌な傾向だろう。

 さらに興味深いのは、16、17日に行った共同通信の世論調査だ。衆院選に向けてのトレンドを知るための調査で、岸田内閣を支持していながらも、そのうちの3割超が、投票先については「未定」と答えている。自民支持層でも比例で自民に投票すると答えたのは6割未満だった。自民幹部は「多くの有権者が様子見をしている。経済政策で方針が安定していないと映っているようだ」と危機感をあらわにしたという。

 この幹部が言うように、岸田のブレブレ経済政策が国民に不安感を生んでいるのは間違いない。総裁選では、格差是正や分配重視を前面に打ち出していたのに、首相に就いた途端、方針転換。「金融所得課税の強化」を撤回したのが象徴的だ。

 これは金持ち優遇策の維持につながるが、驚いたのは、観光支援事業の「GoToトラベル」について、岸田が、平日利用を促す制度に見直す考えを示したことだ。過去の利用状況を見ると、土日や祝日に利用が集中してしまったため、「平日のポイントを深掘り」して集中的な利用を避けるというから呆れてしまう。

 平日に仕事を休んで旅行に行ける人が、どれほどいると思っているのか。ポイント深掘りの恩恵にあずかれるのは、経済的にも時間的にも余裕のある富裕層やリタイア世代ぐらいだろう。またしても、ヒマを持て余す金持ち優遇策を打ち出す岸田に、「分厚い中間層」のための経済政策など、期待できるとは到底思えない。“聞く耳”首相は、一体、誰の声を聞いているのか。

 読売の世論調査で、岸田が掲げる「新しい資本主義」に「期待できない」が52%と半数を超えたのは、首相のトンチンカンを世論が見透かした結果である。

総裁選メディアジャックの反動

 政治評論家の森田実氏はこう言う。

「経済政策についての方針などが、その場その場でコロコロ変わって、岸田首相の発言は一貫性がなく、あまりに軽い。国民の間には、徐々に岸田政権に対する失望感が広がっています。菅前首相から岸田首相に代わった直後は、小さな花火が打ち上がった雰囲気がありましたが、世論もだんだんシラケてきて、今は一種の空白状態。衆院選で投票率が下がらないか心配です」

 自民の足を引っ張るのは、ジリ貧・岸田だけじゃない。金銭授受問題を抱え、ただでさえ批判の対象になっている甘利幹事長は、17日のNHK「日曜討論」でしきりに野党共闘を攻撃。警戒心の裏返しなのだろうが、討論のテーマは「衆院選の争点を問う」である。論点ズレまくりのうえ、幹事長らしい発言に乏しく、ある地方県連幹部は「岸田・甘利コンビで選挙は大丈夫か」と頭を抱えていた。

「世論調査では内閣支持について『わからない』が3割を超えていました。発足直後で判断がつかないからでしょうが、こうした人たちは選挙戦を見ながら投票先を決めることになります。総裁選でメディアジャックして確かに自民党への期待値は上がり、プラスの効果がありました。しかし逆に、岸田首相が発言を翻したり、中身のなさを露呈させれば、一気にマイナスの流れができる。短期決戦は与党に有利と言いますが、ひとたび何かミスがあれば致命的。そのうえ、軌道修正する時間もないのが短期決戦の怖さです」(鈴木哲夫氏=前出)

 与野党互角の対決構図の急拡大と、アベスガ路線踏襲が如実になってきた傀儡政権への失望感によって、衆院選は地殻変動の予兆が出てきた。共同通信の世論調査では「与野党伯仲」の選挙結果を望む人が5割弱で最も多かった。まさかの事態があるかもしれない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/657.html

   

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