岸田内閣、低調な船出 支持率45%・不支持率20% 朝日世論調査
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2021年10月5日 21時42分 朝日新聞
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)。右は茂木敏充外相。左は野田聖子少子化担当相=2021年10月5日午前10時1分、首相官邸、上田幸一撮影
【グラフ】歴代内閣の発足直後の支持率
【グラフ】衆院選 比例区投票先は……
岸田文雄内閣の発足を受け、朝日新聞社は4、5日、全国世論調査(電話)を実施した。内閣支持率は45%で、不支持率は20%だった。発足直後の支持率としては、現在の方法で調査を始めた2001年の小泉内閣以降で、麻生内閣の48%を下回り、最低となった。
衆院選の比例区投票先について「仮に今、投票するとしたら」と聞いたところ、自民は41%で、立憲の13%を引き離した。自民は5〜8月は35%前後だったが、総裁選の動きが活発化した9月中旬の調査では43%に復調。勢いはやや弱まったものの、無党派層の投票先をみると、自民の22%が立憲の13%を上回っている。
岸田内閣の支持率は、菅義偉内閣の退陣表明前の8月の28%に比べると、大きく上回っている。しかし、1年前の菅内閣発足時の65%には及ばず、新政権発足後にしばしば生じる「ご祝儀相場」には遠い。
とはいえ、岸田内閣の不支持率が高いわけではない。「その他・答えない」が35%と、支持・不支持の態度を明確にしない人が3分の1を超えているのが大きな特徴で、過去20年で最多の野田内閣発足時の29%より多かった。
支持政党別にみると、自民支持層の岸田内閣支持率は72%だった。しかし、無党派層の支持率は28%、不支持率は22%で、「その他・答えない」が50%に達した。
岸田内閣を支持する人にその理由を4択で聞くと、「他よりよさそう」が45%と最多で、「自民党中心の内閣」21%、「政策の面」18%と続き、「首相が岸田さん」は13%。これは1年前の「首相が菅さん」の23%と比べて少ない。
岸田首相は総裁に選出された時、「生まれ変わった自民党を国民に示さなければならない」と発言した。新内閣や党役員の顔ぶれをみて「生まれ変わった自民党」を「実現できる」と思うと答えた人は24%で、「実現できない」が54%を占めた。内閣支持層でも「実現できる」「実現できない」がともに41%で並んだ。
岸田首相は、安倍政権や菅政権の路線を「引き継ぐ方がよい」と答えた人は23%で、「引き継がない方がよい」は55%だった。自民支持層に限っても「引き継がない方がよい」がほぼ5割を占めた。
〈調査方法〉コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、4日夕から5日夜にかけて全国の有権者を対象に調査した。固定は有権者がいると判明した684世帯から375人(回答率55%)、携帯は有権者につながった1330件のうち597人(同45%)、計972人の有効回答を得た。
菅内閣発足時の65%から20ポイント低い。過去最低だった麻生内閣発足時を下回る。
— 🌈白石草 (@hamemen) October 5, 2021
岸田内閣、低調な船出 支持率45%・不支持率20% 朝日世論調査 [2021衆院選][岸田政権]:朝日新聞デジタル https://t.co/VuknmMIRrS
【岸田政権発足時朝日世論調査】
— 知足隠遁 (@SukiyakiSong) October 5, 2021
@「内閣支持率」支持45%△17:不支持20%
最低記録、ご祝儀相場には遠い
無回答が過去最多の35%
A「衆院比例区投票先」自民41%:立憲13%
無党派は自民22%:立憲13%
B「生まれ変わった自民党」可能24%:不可能54%
C「安倍菅路線引継」良23%:悪55% https://t.co/SF2QhIo8yb
茶番だった総裁選に踊らされ、支持すると答えた人が45%もいるのか…第三次安倍内閣。 https://t.co/E5cPf16nmA
— 小ブタ (@Beltricefield) October 5, 2021
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<低っ!発足直後では麻生内閣45%に次ぐ低さ>岸田内閣の支持率49% 甘利氏起用「評価せず」54% 本紙世論調査(毎日新聞)
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