岸田首相 衆院解散14日 衆院選公示19日 投票31日 会見で表明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211004/k10013291201000.html
2021年10月4日 21時46分 NHK
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岸田総理大臣は4日午後9時すぎから、総理大臣官邸で就任後初めての記者会見を行い、今月14日に衆議院を解散し、衆議院選挙を19日公示、31日投開票の日程で行う方針を表明しました。また、新型コロナウイルスで大きな影響を受けている人を支援するため、対応策を早急に示すよう関係閣僚に指示したと説明しました。
この中で岸田総理大臣は「喫緊かつ最優先の課題である新型コロナ対策に万全を期す。国民に納得感を持ってもらえる丁寧な説明を行うこと、常に最悪の事態を想定して対応することを基本とする」と述べました。
そのうえで、新型コロナ対策をめぐって、ワクチン接種や医療体制の確保、検査の拡充といった取り組みを強化するとしています。
そして「国民の協力を得られるよう、経済支援をしっかり行い、通常に近い経済・社会を1日も早く取り戻すことを目指す」と述べ、対応策の全体像を早急に示せるよう、関係閣僚に指示したと説明しました。
さらに、これまでの対応や課題を徹底的に分析・検証し、緊急時における人流抑制や病床確保のための法整備、危機管理の司令塔機能の強化など、危機対応を抜本的に強化する考えを示しました。
また岸田総理大臣は、経済政策について「私が目指すのは、新しい資本主義の実現だ。わが国の未来を切りひらくための新しい経済社会のビジョンを示していく」と強調しました。
そのうえで「『成長と分配の好循環』と『コロナ後の新しい社会の開拓』がコンセプトだ。『新しい資本主義実現会議』を立ち上げ、ポストコロナ時代の経済社会ビジョンを策定し、具体的な政策を作り上げる」と述べました。
そして、成長戦略として人工知能や量子など、先端科学技術の研究開発に大胆な投資を行う「科学技術立国の実現」、地方からデジタルの実装を進め、都市との差を縮める「デジタル田園都市国家構想」、戦略物資の確保や技術流出の防止、自律的な経済構造を実現する「経済安全保障」、「勤労者皆保険」の実現に向けて取り組む「人生100年時代の不安解消」の4つを掲げました。
また分配戦略として、働く人への分配機能の強化、中間層の拡大と少子化対策、医師や看護師など、社会の基盤を支える現場で働く人の所得向上に向けた「公的価格」の在り方の抜本的見直し、科学技術の新興や重要なインフラの整備などに計画的に取り組むため「財政単年度主義」の弊害の是正を柱に掲げました。
一方、岸田総理大臣は外交・安全保障政策について「日米同盟を基軸に、世界のわが国への信頼のもと、きぜんとした外交・安全保障を展開する」と述べ、自由で開かれたインド太平洋の推進に加え、防衛力や海上保安能力の強化、拉致問題の早期解決などに取り組む考えを示しました。
さらに岸田総理大臣は、「被爆地広島出身の総理大臣として『核兵器のない世界』に向けて全力を尽くす」と強調しました。
このほか、岸田総理大臣は「私の内閣は『新時代共創内閣』だ」と述べ、デジタル技術を活用した教育の推進や農林水産業の成長産業化などに取り組む考えを示しました。
そして岸田総理大臣は「10月21日に衆議院議員の任期は満了する。可及的速やかに総選挙を行い、国民から信任をいただいて国政を担っていく必要がある。国民の信任を背景に信頼と共感の政治を全面的に動かしていきたい」と述べ、今月14日に衆議院を解散し、衆議院選挙を19日公示、31日投開票の日程で行う方針を表明しました。
いよいよ決戦の時自公を倒して政権交代を実現させよう!!!!目覚めよ日本国民‼️‼
— ⚔抜刀娘/➕⚡ (@Batwumume) October 4, 2021
まだ、総理大臣になって何も仕事してないくせに、もう解散?それで勝てると思ってるからまーすごい
— 車いすの和太鼓奏者 (@rm46DhJd2f5jxXH) October 4, 2021
まー 野党もクソだしなーhttps://t.co/fErF0xUnD6#nhk_video pic.twitter.com/gEQMlBd6MO