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2021年10月02日06時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田「自民党は生まれ変わる」麻生が副総裁や疑惑の甘利の人選で?(まるこ姫の独り言)
岸田「自民党は生まれ変わる」麻生が副総裁や疑惑の甘利の人選で?
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/10/post-bf11dc.html
2021.10.01 まるこ姫の独り言


「聞く力」「生まれ変わった自民党を国民に見せる」「権力の集中と、そして惰性を防いでいきたい」by岸田総裁

「聞く力」は前が悪すぎたから、普通に語ったことがなにかすごくたいそうなことに聞こえるが、前が悪すぎただけの話。

しかも自民党の場合、安倍然り、菅然り、河野然り、自分達に都合の良い事は聞くか、聞きっぱなしで、少しでも批判と捉えると誰も無視、聞かない。

都合の良い「聞く力」だ。

岸田新総裁ががそうならないことを祈る。

もっとも、献金を貰っている方の意見は聞くが、献金を出す金のない一般国民の声を聞かないのも、自民党側にとっては雲の上の一部の人の声を聞くことこそが「聞く力」だと思っていると言う事もある。

国民は多大な期待をいだいたらいけない。

権力者にとっての「聞く力」とはそういう事も加味している。

そして新総裁になった岸田が、生まれ変わった自民党を国民に示すという。

生まれ変わるというからには、変わる前はものすごく酷い自民党と言う自覚があったのか。

岸田新総裁「生まれ変わった自民党を国民に示す」
     9/29(水) 16:19配信 読売新聞オンライン

>菅首相の後継を選ぶ自民党総裁選で29日午後、第27代総裁に選出された岸田文雄・前政調会長(64)は両院議員総会で、「これから衆院選、参院選に臨んでいかなければならない。生まれ変わった自民党をしっかり国民に示し、支持を訴えていかなければならない」とあいさつした。

岸田は81歳の麻生を副総裁に据えた。

岸田は総裁選出馬の意向を示したときに、党の若返りに取り組むと語っていた。

二階を意識した発言と捉えられたが、党の若返りなら当然麻生だって自民党の要職に就けるべきではない

どおりで麻生が「内政にも外政にも明るく、総裁選を通じて総裁の顔になっておられるなという感じがした」と持ち上げる筈だ。

すでに内々で、麻生が副総裁と決定していたのかもしれない。

岸田が生まれ変わった自民党を見せるらしいがこの人選。

幹事長に甘利明




これが一番の驚きだ。

甘利は去年あたりからぼちぼち表に顔を出して来たが、本来なら表に出る前に説明責任をしなければいけない議員なのだ。

甘利の会見では記者は総ツッコミしなければいけない。

PCをドリルで破壊し証拠隠滅を図った小渕も組織運動本部長に。


国対委員長に高木毅 かつて下着泥棒として大騒ぎになった


こんないわくつきの議員しか自民党にはいないのか。。。

今までの自民党が酷いと思っていたからこそ、「自民党は生まれ変わる」と言っているのに、生まれ変わった先がこんな疑惑を持たれたまんまトンズラした議員を選出する悪夢。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/415.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 金銭授受疑惑の甘利明氏が自民幹事長就任 元検事・郷原弁護士は「このままだと示しがつない」(日刊ゲンダイ)
金銭授受疑惑の甘利明氏が自民幹事長就任 元検事・郷原弁護士は「このままだと示しがつない」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/295476
2021/10/02 日刊ゲンダイ


2016年、金銭問題の記者会見で辞任を表明した甘利明経済再生担当相(当時)/(C)日刊ゲンダイ

 野党は手ぐすねを引いて待っているようだ。

 立憲民主、共産、国民民主の3党国対委員長は1日、自民党幹事長に起用される甘利明税制調査会長(72)の金銭授受問題を調査する「野党合同チーム」を来週にも設置する方針を固めた。

 甘利氏の疑惑とは、都市再生機構(UR)との補償交渉を巡り、建設会社から口利きを頼まれた当時の秘書が現金500万円などを受領し、経済再生担当だった甘利氏本人も大臣室などで100万円を受け取っていた問題だ。問題が発覚した2016年当時、甘利氏の疑惑は、あっせん利得処罰法の適用対象になる「ど真ん中のストライクに近い事案」と強く指摘していた元検事の郷原信郎弁護士に聞いた。

 ――甘利氏の幹事長就任を聞いて、どう感じましたか。

 全くとんでもない話。ふざけるな、という思いです。

 ――問題発覚後、甘利氏は閣僚を辞任。「睡眠障害」を理由に国会を欠席し、そのまま公の場から姿を消しました。

 甘利氏は当時の会見で、自分の疑惑について第三者員会が調査して説明する――と言っていました。その後、「(甘利氏の説明によると)元東京地検特捜部の検事である弁護士」が、秘書や経理担当者などの関係者から直接聴取し、関連資料を確認した結果をまとめたという「報告書」をもとに疑惑を否定したのですが、結局、その弁護士名も調査の詳細な内容も明かされませんでした。つまり、いまだに何も分からないままです。

 ――甘利氏と秘書はあっせん利得処罰法違反と政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されましたが、東京地検は不起訴としました。

 不起訴と言っても内容や理由が全く分からないのです。客観的に検証する材料が何も示されていないのは変わりません。

つまびらかに調査内容を公表すべき


郷原信郎氏(C)日刊ゲンダイ

 ――1日の新執行部の会見でも、記者から問題を問われた甘利氏は「事情を知らされていなかった」「根耳に水」と言っていました。野党は早速、追及チームを立ち上げる予定ですが、甘利氏自身はどうするべきだと思いますか。

 まずは調査したという第三者委の弁護士名、報告書の内容をつまびらかに公表するべきでしょう。このままだと示しがつかなくなる。今後、政治資金問題が指摘されても、何も説明せずに公の場から姿を消し、よく分からない第三者委の調査をもとに潔白だといえばいい――となりかねません。「幹事長もやっていますよ」と言われたら、どうするのでしょうか。

(聞き手=遠山嘉之/日刊ゲンダイ)

▽郷原信郎(ごうはら・のぶお) 1955年、島根県生まれ。東大理学部卒。83年、検事任官。東京地検検事、長崎地検次席検事などを経て、桐蔭横浜大大学院特任教授を兼任した。06年、検事退官。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/416.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 立憲より左に 岸田自民党は共和から民主への乗り換えました 
立憲より左に 岸田自民党は共和から民主への乗り換えました
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51998513.html
2021年10月02日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


米軍=共和党指揮下の司法だから
現自民党を威嚇させるかも

政府はマスコミの捏造世論調査を
警戒せよ
立憲を上げ自民をさげるぞ

***

前川喜平氏はじめ 深い知識人たちは
岸田氏を熟知しており

親=麻生・安倍を超えるから
すぐに批判するのでなく見守ろう
としています

望月さんや 野党が命 の偏執知識人たちは
アベアソウの調理人でしかない
と決めつけます

米国民主党はトリクルダウンを否定しています
公共系労働者の賃金上昇 減税他
新自由主義共和党から転換が進んでいます

立憲民主党はトリクルダウンのへの盲信にこだわります
菅直人・岡田・野田・枝野の小沢対決のキーポイントだから
公謝罪できません 財務省を信心し
小沢を民主党から追放してまで消費増税したのですから

共和党系立憲民主党にねじ曲がってしまったのは
米軍日米安保が掌握する連合の配下だからです

自民党はナベツネ・電通を克服し
親米・愛国を両立しようと頑張る政権が成ったのです

立憲民主はダラダラと権力掌握するだけの浮遊政党でしかありません
評論家は立憲民主は左だと思いたいだけです



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/417.html

記事 [政治・選挙・NHK283] A:池上彰さん、経験された接種後発熱は、「副反応」ではなく、ワクチン関連抗原に“感染”した「主反応」による“感染症”(病気)です。

 池上彰さん、2ヶ月ほど前、『週刊文春』8月5日号に掲載されている「池上彰のそこからですか!?」を拝読しました。

※末尾に全文を転載しています。

 貴殿の結論への賛否はともかく、TVの番組で、テーマについて多角的視点から資料を収集し思慮を重ねてまとめ上げている池上さんの内容をけっこう参考にさせてもらっています。ありがとうございます。

 これから二つに分けて取り上げさせていただく『週刊文春』のエッセイは、そのような池上さんのものとしては、残念ながら、あまりに雑ぱくという印象を受けました。


(1)ワクチン接種後の発熱は感染症(病気)

 池上さんは、ご自身のモデルナワクチン接種後の経験として、「私の場合、二回目のワクチン(モデルナ)接種を受けた翌日、三八度台の熱が出ました。」、「この発熱は病気ではなく、副反応ですから、熱が下がれば、いつもの体調に復帰」と書かれています。

 もちろん、モデルナワクチンを接種したために新型コロナウイルスに感染したというわけではありません。
 しかし、その発熱は、モデルナ新型コロナワクチンに関係する抗原に感染したことで発生した病気(感染症)なのです。

 そのような身体の変調が感染症ではないというのなら、新型コロナウイルス感染症も感染症ではないと言うことになります。
 新型コロナウイルス自体に身体を傷つける“毒素”があるわけではなく、新型コロナウイルスが細胞に感染することによる免疫及び身体(とりわけ恒常性維持)機構の反応(働き)が発熱・咳・疼痛などを生じさせているのです。

(メディアは意図的に恐怖を煽っていますが、本物の新型コロナウイルスに感染しても、無症状で終わってしまうひともいますし、発熱などの症状が出てもすぐに軽快するひとが大多数です。そして、熱が下がれば、いつもの体調に復帰する人が大勢います。酸素吸入以上の医学的措置が必要なひとは15%未満です)

 池上さんは、さらに、「副反応は、ワクチンのような予防薬の投与によって起きる症状をいいます。ですから、コロナワクチンで起きるのは副反応というわけです」と続けられています。

 まず、ワクチンは、特定疾病の“予防”を大きな効用として掲げてはいますが、予防薬と言い得るものではありません。せいぜい、特定疾病の“限定的抑制手段”と呼べるものです。

 ワクチンは、ある目的をもって意図的にある特定の抗原に感染させる手段(物質)なのです。

 ゴマカしなのかウソなのか、医学者を筆頭に、池上さんのような症例や疼痛をワクチン接種後に起きるかもしれない「副反応」の一つと表現していますが、それは誤った概念で、正しくは「主反応」の現れです。

 残念なことに、このような理解は、反ワクチンの医学者もしていないようです。彼らも、主流派と同じように、死を含むワクチン接種で生じる変調を副反応ないし副作用と呼んでいます。


(ワクチン接種で「副反応」と言えるのは、気を失い倒れることもある「血管迷走神経反射」くらいです。医学者は、これを精神的な要因として曖昧にしているようですが、原因は、注射針を刺したときに神経や血管を傷つけたことです。今回は筋肉注射ですから、皮下注射に較べ発生頻度が高いはずです。副反応というより「医療過誤」といったほうがいいかもしれませんね。
アナフィラキシーショックも、ワクチン接種の直接的な目的ではないので副反応といえるかもしれませんが、抗原に対する免疫的身体的反応ですから、「主反応」とも言えます)

 池上さんの知性レベルなら、こう聞くと、そうか、確かに「主反応」だなと気づくはずです。

 そう、ワクチンはなんであれ、意図的に感染を引き起こすことで、免疫機構に抗体産生及び免疫機能発動を促すものです。

 ただの異物を注入しただけなら、自然免疫が活発化することはありますが、目的とする抗体(例えば新型コロナウイルス中和抗体)が生み出されることはありません。

 ワクチンは、抗原(新型コロナウイルススパイク(S)タンパク質相等物)に感染させるからこそ、免疫システムが働きはじめ、およそ2週間かけてその抗原特異の抗体が産生されるわけです。

 モデルナやファイザーのmRNAワクチンの場合、接種後、mRNAを包み込んでいる脂質の膜が細胞に侵入、細胞内に侵入したmRNAが細胞内代謝機能を利用して産生し細胞外に放出するSタンパク質が他の細胞に侵入という異なる二つの抗原に“感染”することになります。

(新型コロナウイルスの場合は一つの抗原での感染です)

 よく語られる抗体(中和抗体)は、Sタンパク質を抗原として生み出されるものですから、Sタンパク質に感染しなければ抗体は産生されません。
ワクチンが生み出す抗原への“感染”はワクチンの目的にとって必須条件であり、最重要の出来事ということができます。

 そして、ワクチンは、ヒトの免疫システムを中心とした身体の有機連関的恒常性平衡性維持の働きを正確に細かく制御できるものではありませんから(それどころかエイヤというレベルの雑な操作)、ワクチンの接種によって、無自覚を含め、痛みから死までの様々な「主反応」が現れることになるのです。


(2)ワクチンの身体への悪影響に対する警告や危惧をデマと呼ぶ危険性

 池上さんは、「今回のコロナワクチンを巡っては、おかしな情報がネットに溢れています。たとえば「ワクチンで不妊になる」というデマ。そもそもワクチン接種が始まって、アメリカでも半年経った段階です。何年も経ったわけではないのに、なぜ「不妊になる」と言えるのでしょうか。接種から半年足らずで不妊になってしまった、という人がいるのでしょうか。冷静になって考えればフェイクだとわかります」

 貴殿は、警告や危惧を、安易にデマと非難し排斥しようとしていますが、次に示す投稿で紹介したように、クチン接種後に生殖組織への悪影響が出ています。

「橋下徹さん、娘さんのワクチン接種拒否は合理的で正当:閉経から数年の生理再開、生理不順・無月経・不正出血などが発生」
http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/400.html

 ワクチンを接種したために無月経になり、その状態が長期に亘って続くなら、妊娠することはできないでしょう。
 無月経がどれくらいの期間続くかは個人差もあるでしょうが、無月経が続くあいだは、「接種から半年足らずで不妊になってしまった」と言うこともできるわけです。

 池上さん、今現在でも、「冷静になって考えればフェイクだとわかります」と言い切れますか?

 むろん、例によって、そのような変調はワクチンのせいではないと突っぱねることもできるでしょうが、今回のワクチンの特性からそうなる可能性があることは否定できません。

 とにかく、「ワクチンで不妊になる」と警告を安易に「デマ」と断罪するような態度は、池上さんらしくありませんね。
 せめて、そのような危険もあるかも知れないから注意深く追跡したほうがいいという程度にとどめておくべきです。

(そんなことを書いたら、ワクチン接種を躊躇する人が増え、接種者が激減しまうおそれがあるのでまずいのかも知れませんが)


――他の問題への言及は、Bの投稿で行います。

=============================================================================================
『週刊文春』8月5日号
P.40・41

「池上彰のそこからですか!?一

連載488【ワクチンめぐるフェイク情報拡散】

 新型コロナワクチンの接種は終わりましたか? (私のような)高齢者の間では、これが挨拶代わりになっています。職域接種も進み始めていますが、「接種は受けない」と言う若い人たちも多いようです。もちろん受ける、受けないは個人の自由ですが、中にはネッ卜上に拡散するフェイク情報を真に受ける若者も多いようです。そこで今回は、どんなフェイク情報があるのか、そしてそれはなぜかを考えます。

 まずは「副反応が怖い」という人がいます。私の場合、二回目のワクチン(モデルナ)接種を受けた翌日、三八度台の熱が出ました。事前に予想していましたから、別に慌てませんでした。二回目の接種日が決まってから、翌日と翌々日の予定をすべてキャンセル。解熱剤も入手して発熱に備えていましたので、仕事に支障はありませんでした。

 この発熱は病気ではなく、副反応ですから、熱が下がれば、いつもの体調に復帰。すぐに元気になりました。「副反応で熱が出てねえ」などと言うと、まるで高齢者の「病気自慢」のようになりそうなので、言いふらすのは自粛していますが(と言いながら、ここで公開していますが)。

 ちなみに「副作用」と「副反応」の言葉の使い方の違いをご存じでしょうか。英語ではどちらも「サイド・エフェクト」なのですが、日本語では使い分けています。
 副作用は、特定の病気の治療のために投与された薬によって思わぬ結果が出たときに使います。有名なものではバイアグラがあります。これはファイザー社が狭心症の治療薬を開発していたところ、治療の効果は望めなかったものの、男性の勃起を促進させるという思わぬ副作用が判明。「こうちの方が有望だ」として目的を変えて発売。ヒット商品になりました。こんな副作用もあります。

 話が脱線しました。一方、副反応は、ワクチンのような予防薬の投与によって起きる症状をいいます。ですから、コロナワクチンで起きるのは副反応というわけです。

 こうしたワクチンに対する警戒心を招いたのは、一九九八年にイギリスの医者が発表した捏造論文がきっかけだったと言われています。

 これは、ロンドンのロイヤル・フリー病院のアンドリュー・ウェイクフィールド医師の論文です。麻疹(M)、おたふく風邪(M)、風疹(R)の三種混合ワクチン(MMRワクチン)が自閉症の原因である可能性を指摘した論文を学術誌「ランセット」に掲載したのです。

 その論旨は、ワクチンが異常な免疫反応を引き起こし、その結果、腸管に炎症が起き、炎症で生じた物質が神経組織に障害を与えるという主張でした。

 ウェイクフィールドは、三種混合ワクチンをやめて麻疹単独のワクチンに変更すれば安全と主張しました。実は彼は前年、麻疹単独ワクチンの特許を申請していました。自分の論文によってイギリス政府が三種混合ワクチンの接種を中止し、麻疹単独のワクチンに切り替えたら莫大な利益を得る立場にあったのです。

麻疹ワクチン接種者激減

この論文をきっかけに世界中の研究者たちが検証を試みましたが、論文を裏付ける結果は出ず、批判が続出。最終的に、二〇一〇年に論文は撤回されました。

 しかし、一九九八年の論文発表以降、世界中でワクチン接種が激減。麻疹患者が増え続けています。トランプ前大統領も大統領に就任する前、「ワクチンを打つと自閉症になる」と主張していたほどです。

 この論文が捏造であることを暴いたのは、二〇〇九年の「サンデー・タイムズ」でした。彼が腸炎と自閉症の患者を一例も診ていない段階で論文の筋書きを書き、その筋書きに合わせて症例を作り上げていたことを暴露したのです。

 こんなひどい論文だったのに、それなりの影響力があったのは、三種混合ワクチンの接種時期が生後十二カ月から十五カ月で、ちょうど自閉症の症状が明らかになってくる頃と一致していたことが理由です。たまたま同じ時期だったものが「因果関係あり」と誤解されたのです。

 ただ、ワクチンに対する警戒心は捏造論文にだけ責任があるわけではありません。日本では子宮頸がん予防のワクチンによって重症化する副反応が起きたことがあり、被害者が国と製薬会社の責任を問う集団訴訟を起こし、裁判が続いています。こうしたことから、「ワクチンは怖い」というイメージが形成されたのではないかと指摘する人もいます。

一方、今回のコロナワクチンを巡っては、おかしな情報がネットに溢れています。たとえば「ワクチンで不妊になる」というデマ。そもそもワクチン接種が始まって、アメリカでも半年経った段階です。何年も経ったわけではないのに、なぜ「不妊になる」と言えるのでしょうか。接種から半年足らずで不妊になってしまった、という人がいるのでしょうか。冷静になって考えればフェイクだとわかります。

 さらに荒唐無稽なのは、ワクチンにマイクロチップが仕込んであって、人類を管理しようという陰謀だ、というもの。ファイザーもモデルナも日本に入ってくると、薬剤を小分けにして注射します。その段階で、どうすれば、それぞれの薬剤にマイクロチップが行き渡るようにできるのでしょうか。そもそも、そんなに小さなマイクロチップがいつ開発されたのでしょうか。

 こうしたデマの出所としてロシアと中国が名指しされています。今年四月、EU(欧州連合)は、ロシアと中国の国営メディアが、去年の一二月から今年四月にかけて西側諸国のワクチンに対する不信感を強めるために偽情報を流したという報告書を発表しました。自国製のワクチンの安全性をアピールする意図があったというのです。

「ワクチンは怖い」と言っている人は、ロシアや中国の情報操作にはまっているのかも知れませんよ。」



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/418.html

記事 [政治・選挙・NHK283] アベ巣食う自民党総裁選の茶番 必要なのは悪党を下野させることだ それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)



アベ巣食う自民党総裁選の茶番 必要なのは悪党を下野させることだ それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/295453
2021/10/02 日刊ゲンダイ


誰がなっても…(選出された岸田文雄新総裁)/(C)日刊ゲンダイ

 今回の自民党総裁選で明らかになったのは、誰が総裁になろうが腐敗の大本を断ち切らない限り、国も社会も正常化しないということだ。

 米紙ワシントン・ポストは「日本の指導者コンテストの勝者は安倍晋三だ」と掲げた分析記事(9月16日付電子版)を掲載。それが意味するのは、総裁選の候補者は安倍の影響力から逃れることはできないということだ。

 要するに茶番。結局は自民党中枢に巣くう安倍とその周辺が裏で動いているのだ。

 現在の安倍の行動基準は、森友加計問題、桜を見る会事件、広島巨額買収事件など一連の安倍事件の追及から逃げ切れるかどうかなので、何をしでかすか分からない河野太郎を警戒し、忠犬の高市早苗を推したところまではわかりやすい。岸田文雄はテレビ番組で森友加計問題について「国民が納得するまで努力をすることは大事だ」と発言したが、安倍が激怒すると、わずか4日で再調査はしないと撤回。

 こうした安倍の公私混同も甚だしい汚い手口を、「キングメーカー」だの「軍師」だのともてはやす連中がいるが、愚劣にも程がある。

 報道によると、安倍は党所属議員に電話をかけて高市の応援を依頼しまくり、揚げ句の果てには高市の服装やメークにも口を出しているという。

 なにが軍師か。新型コロナをはじめあらゆる問題に立ち向かうどころか、敵前逃亡を続けた単なるヘタレではないか。

 安倍とその周辺は日本を完全に破壊した。成長率は停滞、賃金は長期低迷、格差は拡大。

 今回、総裁選に立候補した連中も同じ穴のムジナ。

 オンライン討論会で、首相に就任した場合、安倍を外相や防衛相に起用する考えの有無を問われると、河野は「独自に海外へ出て、日本の立場を発信する役割を果たしてもらえる」。岸田は「安倍氏の存在は国際社会で大変大きい」。高市は「手本にしたい外交だ」。野田は「元首相の肩書でさまざまな国のVIP(最重要人物)と外交交渉できる」と礼賛。

 だめだ、こりゃ。北朝鮮拉致問題は放置、北方領土の主権は棚上げ。トランプやプーチン、習近平には媚を売り続け、60兆円を海外にばらまき、「歩くATM」「鴨ネギ」と揶揄された。これが安倍外交の実態だ。

 今、必要なのは悪党を下野させることである。




◆本コラム待望の書籍化!絶賛発売中
それでもバカとは戦え」(日刊現代・講談社 1430円)



適菜収 作家

近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。


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記事 [政治・選挙・NHK283] 人事失策が岸田新体制を揺さぶる(植草一秀の『知られざる真実』)
人事失策が岸田新体制を揺さぶる
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-061936.html
2021年10月 2日 植草一秀の『知られざる真実』


9月29日に投開票された自民党党首選で岸田文雄氏が自民党の新しい党首に選出された。

メディアは河野太郎氏の優勢を報道し続けたが結果は異なった。

河野太郎氏人気を演出した本尊は米国の日本支配勢力であると考えられる。

安倍・菅内閣が賞味期限切れとなり、政権のイメージを刷新する必要が生じた。

日本支配勢力が支配下に置くマスメディアを動員して河野太郎人気を演出した。

しかし、河野太郎氏には人望が欠落していた。

日本支配勢力の全面的支援を得たものの、人望の低さから議員票を獲得できず、党首選惨敗になった。

河野太郎氏と岸田文雄氏を比較した場合、岸田文雄氏がはるかにまとも。

首相として求められる第一の資質は適正な人格。

この面で自民党は賢明な判断を示したと言える。

しかし、岸田文雄氏が党人事、組閣で失敗すれば、一気に逆風に直面することになる。

「禍福はあざなえる縄の如し」。

自民党役員人事が決着し、新内閣の布陣が伝わり始めている。

岸田氏は最重要人事で大失策を演じている。

甘利明氏の幹事長起用。

麻生派のなかで甘利明氏は岸田文雄氏支持を早期に明示した。

このことを重んじて岸田氏は甘利明氏の幹事長起用を決断したと見られる。

しかし、甘利明氏の「政治とカネ」問題がくすぶり続けている。

UR案件で甘利氏は関係者から金品を受領している。

検察当局が適正捜査を行っていれば、収賄等の疑いで甘利明氏が立件されていておかしくない事案。

甘利氏はこの問題について十分な説明責任を果たしていない。

だからこそ、幹事長起用に際しての会見でも、この問題について釈明せざるを得なかった。

野党は甘利明氏疑惑に焦点を絞って追及をする構え。

岸田文雄氏は党人事の要となる幹事長人事で重大な判断ミスを示したと言える。

2002年9月の代表選で三選を果たした民主党の鳩山由紀夫氏は新しい幹事長に中野寛成氏を起用した。

代表選の論功行賞人事だと批判された。

その後、自由党との統一会派問題などもあり、鳩山代表は2002年12月に代表辞任に追い込まれた。

私は鳩山氏が代表辞任を表明した日の夜、鳩山氏と会食した経験を有する。

私は代表を辞任して出直しを図ることが適正であると考えた。

岸田文雄氏は安倍・菅内閣が国民からどのような批判を浴びてきたのかを理解していないように見える。

安倍・菅政治の最大の問題は政治の私物化。

そして、刑事司法の不正支配によって重大刑事事件をもみ消してきたこと。

政治の腐敗、政治の堕落が批判されてきた。

下村博文氏の事案、甘利明氏の事案、安倍晋三氏の事案は、すべて刑事事件として立件されるのが適正と考えられるもの。

それが、刑事司法の不当支配によって闇に葬られてきた。

黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題が国民世論の強い批判を集めたのは、こうした経緯を背景とするもの。

甘利明氏は疑惑に対して十分な説明をすることなく逃げ通した。

説明責任を十分に果たしていない人物を党のナンバー2ポストに起用したことが岸田氏の行く手を阻む最大の障害物になるだろう。

幹事長人事の誤りが政権の命運を左右することも考えられる。

岸田氏は一連の人事で安倍晋三氏と麻生太郎氏と一定の距離を取った。

安倍晋三氏と麻生太郎氏は安倍晋三後継としての岸田文雄氏の首相就任を妨害した。

禅譲路線を歩んだ岸田文雄氏に安倍・麻生両氏は裏切りの仕打ちを示している。

このことから、麻生太郎氏を副総裁に祭り上げ、細田派内の安倍晋三氏と距離のある人物の要職起用を強行した。

しかし、甘利明氏を自民党幹事長に起用したことが大きな問題を生むことになる可能性がある。

野党陣営は自公政権の新体制が新たな躓きを示す点を見落とすべきでない。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a



もぜひご高覧賜りたい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/420.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 傀儡政権じゃなかったの? 安倍前首相が「岸田新体制」にブンむくれのワケ(日刊ゲンダイ)




傀儡政権じゃなかったの? 安倍前首相が「岸田新体制」にブンむくれのワケ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295504
2021/10/02 日刊ゲンダイ


史上最長首相の風格ナシ(C)日刊ゲンダイ

 安倍前首相がまたカリカリしているという。自民党総裁選は思惑通りの展開で、岸田新総裁が誕生。新体制は岸田氏の独自色が見えず、「安倍傀儡政権」と揶揄されるほどなのに、一体何が気に食わないのか。

 党の新執行部が1日、発足した。新たな党四役は、甘利明幹事長(麻生派)、福田達夫総務会長(細田派)、安倍前首相がモーレツに肩入れする高市早苗政調会長(無派閥)、遠藤利明選対委員長(谷垣グループ)。首相の女房役となる官房長官には松野博一元文科相(細田派)が就くことも決まっている。

 安倍氏が実質支配する細田派が党と政権の要を掌握。ついでに言えば、安倍氏が忌み嫌う河野太郎ワクチン担当相(麻生派)は広報本部長となり、事実上の降格だ。

しつこいアベフォンに細田派幹部ウンザリ

「安倍前総理が押し込もうとしていたのは、『高市幹事長』『萩生田官房長官』です。高市陣営を全面支援したことで、憲法改正などに消極的な菅政権下で離れた保守層の引き戻しに成功。だから、衆院選に向けた『党の顔』は高市氏がふさわしいとの理由です。岸田新総裁が選出された直後から細田派幹部に“アベフォン”をかけまくり、高市氏を幹事長に推薦するよう求めたそうですが、高市氏は町村派(現細田派)を飛び出した人。幹部は〈なんで、高市氏をやらなきゃならんのだ〉〈安倍前総理は派閥を離れた立場なのに〉と不満タラタラだった」(自民党関係者)

 結局、高市氏は選挙公約をまとめる政調会長に就任。第2次安倍政権以来2回目で、いわゆる安倍応援団の間からは「格下げだ」「体のいい封じ込めだ」と見当違いの批判が上がっている。

 一方、安倍氏最側近の萩生田の官房長官就任は「新聞辞令」。「既成事実化を狙った安倍前総理サイドが積極リークしていた」(キー局記者)という。起用が決まった松野氏は、政調会長時代の岸田氏に会長代理として仕えた仲だ。

「さすがの岸田総裁も安倍前総理の要望丸のみは拒んだようです。落としどころが甘利幹事長で、麻生新副総裁の手前、安倍前総理も不満をのみ込むしかない」(前出の自民党関係者)

 岸田新総裁の“抵抗力”はいかほどのものか。4日に発表される閣僚人事は見ものだ。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/421.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 岸田体制で “安倍官邸のアイヒマン”元内調・北村滋が官房副長官か…前任の杉田以上の謀略、安倍の意を受けて岸田を監視する役割(リテラ)
岸田体制で “安倍官邸のアイヒマン”元内調・北村滋が官房副長官か…前任の杉田以上の謀略、安倍の意を受けて岸田を監視する役割
https://lite-ra.com/2021/10/post-6036.html
2021.10.01 09:39 岸田総裁が “安倍官邸のアイヒマン”元内調・北村滋を官房副長官に! リテラ

    
     内閣官房HPより

 1200万円賄賂事件で国民への説明から逃げつづけている甘利明氏が幹事長、暴言マシーンの麻生太郎財務相が副総裁と、さっそく安倍政権時の「3A体制」を復権させた岸田文雄・次期首相だが、さらに「安倍政治の復活」を証明するような人事案が飛び出した。

 というのも、事務担当の官房副長官に、安倍政権時代に内閣情報官としてさまざまな謀略を仕掛け「官邸のアイヒマン」と呼ばれてきた北村滋・前国家安全保障局長を起用する方向で検討に入ったというからだ。

 しかし、これも案の定と言わざるを得ない。本サイトではいち早くお伝えしていたように、岸田氏が総裁選への出馬表明をおこなう少し前から、北村氏と、安倍政権で「影の総理」と言われてきた今井尚哉・元首相補佐官が岸田陣営に出入り。自民党議員や党員の情勢情報をあげてきたほか、公安ネットワークを使って石破茂氏や河野太郎氏のスキャンダルを必死で探していると囁かれていた。しかも、北村氏は岸田氏と開成高校の同窓で、北村氏は安倍氏と岸田氏をつなぐパイプ役にもなってきた。

 つまり、安倍晋三・前首相は「高市早苗を新総理に!」と極右・ネトウヨ層を盛り上げる一方、ちゃっかり岸田氏のもとに最側近を送り込んでコントロール。新政権でも暗躍させようというのである。

 しかも、北村氏にとってもこの人事は、権力中枢への念願の返り咲きでもある。

 北村氏は第1次安倍政権で首相秘書官に就任し、安倍首相は北村氏に全幅の信頼を寄せ、側近中の側近として重用してきた。とくに第2次政権で内閣調査室のトップに就任させてからは、まるで私兵のような役割を担わせてきた。内閣情報官の首相への定例報告は週1回程度だったのだが、北村氏はほぼ毎日のように首相と面会。それは2019年に国家安全保障局長に就任させてからもつづいた。

 ところが、菅政権になると一転。安倍政権時から官邸内は「今井・北村」と「菅・杉田」で溝があったため、北村氏と二人三脚で安倍前首相に仕えてきた今井首相補佐官は内閣官房参与へと外され、菅義偉首相は北村氏と同じ元エリート警察官僚である杉田和博官房副長官をそのまま側近として重用。北村氏は国家安全保障局長のままだったが、官邸中枢から遠ざけられるようになった。実際、北村氏は今年7月に股関節の治療を理由に国家安全保障局長を退任したが、これも北村氏本人は退任する気がなかったにもかかわらず、NHKなどが退任の報道を出したことで既成事実化し退任に追い込まれたという話もある。

 つまり、菅首相によって体よく追い払われたものの、安倍前首相の傀儡である岸田氏が次期首相となったことで北村氏は完全復活、めでたく権力中枢に戻ろうとしている……というわけだ。

●危機管理より、野党や反対勢力、官僚のスキャンダルをリークし続けた内調時代の北村滋

 その上、重大なのは、北村氏に用意されようとしているポジションが、前述したように事務担当の官房副長官だということだ。これはまさに、安倍・菅政権で官僚支配の中心的役割を担い、公安警察を使って監視や尾行、周辺の聞き込みなどの行為までおこなってきたと言われる杉田氏の仕事を、今度は北村氏が一手に引き受けるということになる。

 そして、北村氏がそのポジションを引き継ぐということになれば、杉田時代以上に酷い謀略が横行することになるのは火を見るよりも明らかだろう。

 というのも、北村氏は「官邸のアイヒマン」という異名のとおり、内調を謀略機関に変えてしまった人物だからだ。

 内閣情報調査室は、もともと国家や国民のために必要な内外の情報を収集・分析する部署だったが、北村氏が内閣情報調査官に就くと、その性格は一変。安倍政権批判へのカウンター情報や、政権と敵対する野党や官僚、メディア関係者に対してスキャンダルやデマを流すなど、安倍首相のための謀略機関としての役割がメインになった。

 たとえば、2014年に小渕優子衆院議員や松島みどり衆院議員など、当時の安倍政権閣僚に次々と政治資金問題が噴出した直後、民主党(当時)の枝野幸男幹事長、福山哲郎政調会長、大畠章宏・前幹事長、近藤洋介衆院議員、さらには維新の党(当時)の江田憲司・共同代表など、野党幹部の政治資金収支報告書記載漏れが次々と発覚し、御用メディアの読売新聞や産経新聞で大きく報道された。じつはこの時期、内調が全国の警察組織を動かし、野党議員の金の問題を一斉に調査。官邸に報告をあげていたことがわかっている。

 また、その翌年の2015年、沖縄の米軍基地問題で安倍官邸に抵抗していた翁長雄志・沖縄県知事をめぐって、保守メディアによる「娘が中国に留学している」「人民解放軍の工作機関が沖縄入りして翁長と会った」といったデマに満ちたバッシング報道が巻き起こったが、これも官邸が内調に命じてスキャンダル探しをおこない、流したものと言われている。

 ほかにも、2016年に浮上した民進党(当時)の山尾志桜里政調会長のガソリン代巨額計上問題や、民主党代表候補だった蓮舫氏の二重国籍疑惑、安保法制に反対していた学生団体・SEALDsやIS人質殺害事件における人質のネガティブ情報などにも、内調の関与が囁かれた。

●山口敬之が北村滋に送っていた伊藤詩織さんへの“性暴力事件もみ消し”相談メール

 いや、野党や反対勢力だけではない。松坂桃李が内調に出向する官僚役を演じた映画『新聞記者』でも描かれていたが、北村氏率いる内調は“安倍の私兵”として、官僚や自民党議員の監視もおこなっている。2017年には韓国・釜山総領事だった森本康敬氏が更迭されたが、これは森本氏がプライベートの席で慰安婦像をめぐる安倍政権の対応に不満を述べたことを内調がキャッチ。官邸に報告した結果だったと言われる。

 2017年に加計学園をめぐる「総理のご意向」文書を“本物”だと証言した文科省元事務次官の前川喜平氏に対して仕掛けられた「出会い系バー通い」スキャンダルも、映画『新聞記者』とまったく同じで、もとは公安が調査してつかんだものだった。このとき、前川氏に脅しをかけたのは杉田官房副長官だったが、読売新聞や週刊誌に情報を流したのは、北村氏率いる内調だったと言われている。

 さらに、驚いたことに内調の謀略は同じ与党の自民党議員にも向けられていた。2018年の自民党総裁選では、内調のスタッフが全国で票の動向や“演説でウケるネタ”などを探っていただけでなく、安倍首相の対立候補だった石破茂氏の言動の“監視”もおこない、官邸に報告をあげていたという。

 そして、極めつきは、安倍官邸御用達ジャーナリスト・山口敬之氏による伊藤詩織さんへの性暴力事件もみ消し疑惑への関与だ。

 周知のように、この問題は2017年に「週刊新潮」(新潮社)がスクープしたのだが、記事が掲載されると知った山口氏が北村内閣情報官にもみ消し相談をおこなっていた疑惑が続報で暴かれてしまったのだ。

 きっかけになったのは、山口氏が「北村さま」という宛名で〈週刊新潮より質問状が来ました〉〈取り急ぎ転送します〉と書いたメールを「週刊新潮」編集部に誤送信したためだった。北村氏は「週刊新潮」の直撃に「お答えすることはない」と言っただけで否定しておらず、「北村さま」が北村氏であることは間違いないだろう。

 また、山口氏が「週刊新潮」に誤送したメールに、なんの挨拶や前置きもなかったことなどから、山口氏と北村氏は以前から非常に近しい関係にあり、かなり前からこの問題について相談していたことも伺えた。

●安倍人脈に監視され続ける岸田総裁、首相秘書官にも、“今井尚哉の影武者” ・元経済産業事務次官の名前が

 いずれにしても、北村氏はこのように内調を安倍政権や応援団を利する謀略を主任務とする「安倍様の私的諜報機関」に変えた張本人であり、野党や官僚のみならず政権を批判する市民団体をも「政敵」とみなせば、御用新聞だけではなく週刊誌まで使って謀略スキャンダルを仕掛けるという、杉田氏以上の「狂犬」なのである。

 しかも、重要なのは、北村氏は岸田新首相ではなく安倍前首相のための側用人である、ということ。前述してきたような公安警察的な監視の目は岸田新首相にも向けられ、少しでも安倍前首相への裏切りになりかねない内通や謀反の疑いがないか、徹底して安倍前首相に報告があげられることになるだろう。つまり、北村氏にとって岸田新首相は守る対象ではなく、監視対象なのだ。

 その上、岸田官邸にはもうひとり、安倍前首相から送り込まれるお目付役がいる。安倍政権下で今井氏が務めてきた政務担当の首相秘書官には、現在、嶋田隆・元経済産業事務次官の名前が挙がっているが、じつは嶋田氏と今井氏は同期入省組で昵懇の間柄にある人物。ようするに、今井氏に代わって岸田氏を操るための「今井氏の影武者」なのだ。

 北村氏と今井氏の暗躍で、謀略によって権力維持が図られるという地獄のような安倍政権の8年間のつづきが、ついに再びはじまる──。岸田政権は紛れもなく、正統の「第3次安倍政権」なのである。

(田部祥太)

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1002/ltr_211002_1165824013.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/422.html

記事 [政治・選挙・NHK283] <ヤバいことになるぞ>菅首相がトンデモ置き土産 入国水際対策まで大幅緩和で「ポストデルタ株」次々上陸の恐怖(日刊ゲンダイ)



菅首相がトンデモ置き土産 入国水際対策まで大幅緩和で「ポストデルタ株」次々上陸の恐怖
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295446
2021/10/01 日刊ゲンダイ


菅首相、このタイミングで危険を冒し、水際はユルユルに(成田空港の検疫所=左)/(C)共同通信社

 間もなく退陣する菅首相のとんでもない置き土産だ。1日から、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全面解除。飲食店の時短営業など行動制限は段階的に緩和され、ようやく社会経済活動の正常化に向けて踏み出した格好だ。問題は、同時に入国時の水際対策まで大幅に緩めたこと。海外からの感染リスクを高め、新たな変異株も流入しかねない。

 水際対策の緩和は1日から実施。入国者に求める自宅などでの待機期間を、ワクチン接種完了を条件に14日間から最短で10日間に縮める。決めたのは菅政権だ。

 驚くのは変異株流行国の扱いだ。流行国からの帰国者は検疫所の宿泊施設で待機が求められてきた。9月20日に10日間から3日間に大幅短縮されたばかりだが、1日からワクチン接種が完了した入国者については、施設待機が不要になる。

ワクチン効きにくい変異株流入も

「ワクチン2回接種者もうつし、うつされることは明らかです。接種が完了しても、変異株流行国から入国した人の施設待機をやめるのは危険です。海外ではワクチンが効きにくい変異株が見つかっています。この先『第6波』でそのような新たな変異株に置き換わる恐れもある。このタイミングでわざわざ危険を冒すのは理解に苦しみます」(西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏=感染症学)

 ペルー由来のラムダ株は現行ワクチンの有効性を5分の1に、コロンビア由来のミュー株は7分の1に低減させるとの研究がある。

 また、現行のデルタ株に新たな変異が加わった「デルタプラス」も脅威だ。大阪大の研究グループが人工的に実験用ウイルスを作り調べたところ、デルタ株に特定の変異が4つ加わると、感染力は強力になり、ワクチンの効果は大幅に低減する恐れがあるという。4つのうち3つの変異を持つ「デルタ3プラス」はすでにトルコで見つかっている。

 水際緩和により、手ごわいポストデルタ株が次々と上陸し、国内で蔓延してもおかしくないのだ。

「宣言を全面解除し、段階的に行動制限を緩和すれば、当然、国内の感染リスクは高まります。それでも、何とか感染対策を徹底し、社会経済活動を再開させようとしているのに、水際まで緩めてしまうと、火に油を注ぐようなものです」(中原英臣氏)

 いつまで経っても元の日常に戻れない。

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/423.html
記事 [政治・選挙・NHK283] 安倍の前途SOS!<本澤二郎の「日本の風景」(4222)<細田・清和会の党内閣人事は反安倍ばかり=清和会OB分析>
安倍の前途SOS!<本澤二郎の「日本の風景」(4222)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30669977.html
2021年10月02日 jlj0011のblog


<細田・清和会の党内閣人事は反安倍ばかり=清和会OB分析>

 安倍晋三の死闘・七転八倒ぶりを伝えてきた清和会OBの、意外な分析を紹介すると、岸田の安倍傀儡の中身は「空っぽ」という。すなわち「忠臣・高市早苗を幹事長に据えるように必死で叫んだ安倍に対して、細田の清和会は、清和会を飛び出して安倍の私兵となった高市など、清和会は無関係と撥ねつけた。安倍は、さらに官房長官に萩生田を使えと ねじ込んだが、岸田は反安倍の松野を起用、国対委員長の高木も反安倍。岸田人事にびっくりしている。一見して安倍傀儡を誇示するような布陣だが、一皮むくと中身は全く違う」と解説したものだ。

 したがって、安倍は地団太を踏んでいると指摘した。「いい目をみているのは麻生太郎。自ら副総裁と、傷物の甘利を幹事長と、財務相に義兄の鈴木俊一起用でウハウハ。安倍と麻生の分断を実現した」とも。

 安倍は私兵の統一教会や日本会議・神主を動員して、高市に徹底してテコ入れしたものの、岸田と麻生に封じ込められた、というのだ。麻生派重用人事は、大宏池会構想への飛躍を計算に入れた作戦だろうが、その分、宏池会は党の要職全てを手放したことになる。

 岸田の足場は軟弱この上ない。野党が甘利を追及すると、屋台骨がぐらつくことになろうか。地球環境を考慮すると、政府党人事とも原発派が大挙して起用され、原発再稼働支持派ばかりである。本来であれば、脱原発派の河野太郎を幹事長に据えるべきだった。野党との激突の争点となろう。

<忠臣・高市の幹事長起用を一蹴した岸田文雄>

 隣国との戦争も辞さない、危険極まりない反憲法派の安倍側近女議員の登場には反吐が出るが、それにしても、これほどの極右女議員の登場は、自民党史上、初めてのことである。しかも議員票が、安倍の日本会議・統一教会の死闘の結果とはいえ、100票の大台に乗った。この10年の間に極右化した自公体制下の、怖い危険な極右自民党を裏付けている。

 岸田新総裁は、麻生の力も借りて、安倍の高市強要を跳ね返したものの、自民党政策担当の政調会長に起用するしかなかった。不評を買っても、高市を強力に支援し、党の要に押し付けようとした安倍の胸の内を、何人の国民が理解出来たろうか。

 「忠誠を尽くす人間は男にいない」という永田町の雰囲気を伝えているだろう。ちなみに、議員の金庫番というと、ほとんどが女性である。裏切らない女性は、裏返すと、自立しない女性の悲劇と関係している。其の点で、TBS強姦魔に挑戦して、一歩も引かない伊藤詩織さんを評価する所以である。彼女のような人物が、日本のトップに立つことが、民主主義の危機からの卒業を意味するだろう。すべからく日本の女性は、伊藤さんを学ぶ必要がある。

 岸田は、高市の暴走をどう制御するか。麻生と甘利に期待しているのかもしれない。もう一人いる。今回の総裁選で、突然、頭角を現した福田康夫の倅・達夫を総務会長に起用した深謀遠慮に驚く。彼は反安倍の筆頭である。

 宏池会の宮澤喜一が期待した、河野家と福田家の親密な関係を、岸田は今回後者に配慮したものだ。人事は情でも動く。

<福田達夫を三役起用の深謀遠慮>

 極右の安倍外交によって、日本は中国と韓国と北朝鮮を敵視、日本は東アジアから政治的に孤立する状態に追い込まれている。経済界が一番心配する点である。

 靖国参拝派政調会長を抑制する任務を、反安倍の総務会長・福田達夫に期待していると見たい。岸田の深謀遠慮に安倍も驚いているだろう。

 宏池会が最も嫌う岸信介の亜流・政調会長の高市を抑え込む任務が、反安倍で反靖国の総務会長・福田達夫ということになろうか。

<安倍の1・5億円事件を棚上げすると自民党は選挙で激減>

 過去に「犯罪の総合デパート」と揶揄された人物がいる。今もバッジをつけているから、この国の民主主義の危機は止む気配がない。いまやその地位を安倍が占めて恥じない。

 首相を辞めた現在も、林検察・上川法務は、遠慮して手を出そうとしていない。法務検察の堕落が、日本を狂わせている。岸田は分かっているだろうか。聞く耳を持っている、と公言するのであれば、安倍の河井1・5億円の始末をつける責任がある。つけないと総選挙大敗必死だ。

 1・5億円の使途は、安倍の宏池会壊滅作戦に使われた。安倍の祖父・岸の最大のライバルが、宏池会の池田勇人だった。池田の人脈を絶つための河井支援の安倍1・5億円であった。

 河井は、買収に使用していない、と検察に嘘をついた。それを東京地検特捜部は受け入れた。国民を欺いた河井と検察である。このことに国民は、怒り狂っている。「6400万円は機関紙代」といって真実に蓋した。どっこい、機関紙個人版は、党本部の活動費である。それ以外の機関紙代?ありえない。あるというのであれば、現物を見れば、自民党選対経験者なら、偽りを直ちに判別できる。

 河井は、印刷所がどこか、領収書を提示するしかない。河井の大嘘は、安倍への忖度なのだ。この分かりきった河井の大嘘を暴けば、安倍の大嘘も判明する。1・5億円の原資は、政党助成金である。血税なのだ。安倍の財布のカネではない。二階も知っている。自民党の金庫番も知悉している。むろん、菅も、である。

 どっちに転んでも、まず安倍の豚箱行きは確実であろう。清和会OBの見立てだ。日本を駄目にした安倍を逮捕しろ、の怒りの合唱は収まっていない。

<安倍の選挙区に山本太郎が野党統一候補で出馬も!>

 いいニュースも飛び込んできた。行動力と発言力で政界随一の山本太郎を、安倍の選挙区に出そうとする動きが、本格化しているという。

 野党統一候補・山本太郎なら、安倍を落選させることが出来るだろう。相手は神道・日本会議と統一教会である。公明党創価学会は、太田ショウコウを先頭に立ててくるだろうか。「もう大金を懐に入れた太田は、学会内で孤立している。信濃町も逃げるだろう。となると、山本に勝因ありだ」との事情通の分析が正確だ。

 安倍の心臓は、恐怖で高鳴っている!清和会OBの分析に納得したい。

2021年10月2日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


本澤先生、東京スポーツ新聞のデジタル記事を貼り付けます。八千代、青柳

http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/403.html


本澤先生、おはようございます。

東京新聞のデジタル記事です。フェイスブックの方が載せてくれました。

貼り付けました。八千代、青柳

https://www.tokyo-np.co.jp/article/133619


本澤先生、お早うございます。安倍とオウムの話は阿修羅掲示板には載りませんですね?
元オウム信者の名前が(高橋英利)出て来ました
追って調べて見ます。
ttp://www.johoyatai.com/1055


本澤先生、おはようございます。
フェイスブック繋がりの記事を貼り付けます。   八千代、青柳 https://www.facebook.com/groups/631952103603626/permalink/2204963859635768/?sfnsn=mo



http://www.asyura2.com/21/senkyo283/msg/424.html

記事 [政治・選挙・NHK283] 人事はオーナー任せの「雇われ感」…岸田文雄政権が早速ヤバい理由(FRIDAY)
人事はオーナー任せの「雇われ感」…岸田文雄政権が早速ヤバい理由
https://friday.kodansha.co.jp/article/208424
2021年10月01日 FRIDAYデジタル


東京・永田町にある自民党本部。この古い建物の中でなにもかも決まってしまうことに国民は違和感しかない… 撮影:TEN

自民総裁になった岸田文雄執行部の陣容が明らかになった。

「これが、岸田新総裁の考えに考え抜いた渾身の人事なのか…」

岸田総裁に一票を投じたベテラン議員がそう言って、押し黙ってしまった。

麻生太郎副総裁、甘利明幹事長、福田達夫総務会長、高市早苗政調会長…。

「麻生は副総理兼財務相の留任を望んでいた。甘利の幹事長就任は、総裁選のどこかのタイミングで決まっていたんだろう。ふつうは、2〜3人の名前が上がって幹事長候補の情報が流れ、いろいろあってやっと決まるポストだ。幹事長っていうのはこんなふうに『すっと決まる』軽いポストじゃないんだよ。

福田は党風一新の会からのピックアップ。『若手も登用』というポーズだ。若手議員たちに夢と希望を与えたのだろうが、福田は54歳。若手とは言えまい。高市は…いうまでもない」(同議員)

党員人気No.1は「店の客引き」に

河野太郎の「自民党広報本部長」は総選挙対策、そして政権の要である官房長官には松野博一?って誰だっけ?という声が党内のあちこちから聞こえるのだ。

麻生派3人、細田派2人、無所属1人。総裁選が終り、ノーサイドを宣言した岸田総裁が目指したワンチームが「これ」なのだろうか。

「二階派は排除され、菅首相の影響はかけらも見られない。まるで麻生執行部のようで、真の実力者は安倍元首相という、息苦しい人事だ」(閣僚経験者)

「いってみれば、表看板は(株)岸田商店だが、代表権を持っているのは麻生。実態は、全株を掌握している持ち株会社のオーナー安倍が牛耳っている店っていうこと。岸田総裁はただの『雇われマダム』なんだ」

閣僚経験者は苦々しげにそう言い切った。

「河野太郎広報本部長は、よくいえば宣伝マン。まあ、店の客引きだな。痛ましいよ」

メディアも「守れない」新政権の傲慢

「国家観のない、レベルの低い総裁選の結果が、この党役員人事にくっきりあらわれた。新しい自民党どころか、まったくの現状維持か、さらに後退して、これでは安倍政治の亜流でしかない」(自民党有力者)

メディアには、新政権発足時の「100日ルール」という暗黙の掟がある。

閣僚人事を確認したあと、所信表明演説を聞き、政策を吟味し、まずは3ヶ月、新政権をしっかり観察しようというものだ。その間は、とりあえず静観し、多少のごたごたは大目にみて、批判的な報道を抑えるという「ハネムーン期間」だ。アメリカやイギリスでも、新政権の総括は政権発足後100日ほどたってからすることが通例となっている。

「岸田政権で、この掟は破られるかもしれない」

全国紙政治部幹部が厳しい表情でぽつりと言った。「新しく生まれ変わる」といった自民党の新体制は、旧体制の焼き直しでしかない、いくらなんでも、看過できないという。

声が届かない岸田に、党員の失望と苦戦の予感

「岸田総裁は、総裁として党を掌握できていない。『特技は人の話を聞くこと』と言いますが、この人事を見る限り、国民の声ではなく、安倍前首相の言うことしか聞いていないのではないか。

留任を言い張った麻生さんを説得したのは、岸田ではなく安倍さんだったという話も聞こえますすから」(二階派議員)

総裁選4候補のうちただひとり「新しい資本主義を目指す」と明言し、閉塞感に覆われた日本が向かうべき一つの道を示したかに見えた岸田だが、早くも、聞いた相手が間違っていないか? 総裁の決断がおろそかになっていないか? この体制で国民の支持を得て総選挙に勝つことは出来るのか?…という声が党内外から上がっている。

「菅政権で下がった支持率はすでに、おつりが出るほど上昇した。しかし、都市部を中心に自民党に対する失望感は何も変わっていない。選挙は苦戦するよ。党員票が圧倒的に多かった河野を冷遇したダメージがどう影響するか。

岸田総裁は、47都道府県中、8県でしか支持を得られなかったことを、もっと真剣に受け止めなければならない」(自民党選対関係者)

10月4日に船出となる岸田政権だが、自民党総裁は、経営も人事もオーナー任せの「雇われマダム」だった。そんな人事に、ご祝儀ムードはたった1日でしぼんでしまったようだ。党内外の目はすでに厳しい。

取材・文:岩城周太郎


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<たった一日で馬脚>もう消えた 新政権の新鮮味(日刊ゲンダイ)
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記事 [政治・選挙・NHK283] <闇支配を断ち切れるのは世論だけ>岸田新政権 耳を疑うような情けなさ(日刊ゲンダイ)

※2021年10月2日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※文字起こし

 開き直ったということか――。岸田新総裁の人事には、さすがに党内も唖然としているらしい。少しは“岸田カラー”を打ち出し、“安倍傀儡”色を払拭するかと期待されたが、ふたを開けたら全面“安倍カラー”だったからだ。

 安倍前首相の出身派閥である最大派閥の「細田派」と、麻生財務相が率いる第2派閥の「麻生派」の要求を丸のみし、事実上、人事権を放棄してしまった。

 幹事長には麻生派の大幹部・甘利明を起用し、官房長官には細田派の松野博一を就けている。「政権の要」である官房長官と幹事長の2ポストを明け渡すのは、自ら傀儡政権だと認めたようなものだ。さすがに記者会見でも「安倍、麻生に配慮したのではないか」と質問が飛んだ。

 しかも、朝日新聞や読売新聞によると、甘利新幹事長は就任前から幹事長として振る舞い、高市政調会長や河野広報本部長に電話をかけては、人事を発令していたというから前代未聞である。いったい誰が任命権者なのかという話である。

 さらに、官房長官人事をめぐっては、いったん岸田新総裁が決めた人事がひっくり返されている。細田派から「幹事長か官房長官は細田派に任せてもらいたい」と要求されたため、安倍側近の萩生田光一文科相の起用を決めて細田派に伝えたが、細田派内から「衆院当選5回で官房長官は時期尚早だ」との声が上がり、当選7回の松野を起用することになったというのだ。複数のメディアが伝えている。しかし、トップが決めた人事なのに「これはダメだ」と突き返され、「はい、わかりました」と唯々諾々と受け入れるのは、ありえないことだ。

 政調会長に就いた高市の処遇についても、安倍の意向を事前に確認したという。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言う。

「メディアが伝えていることが事実だとしたら、岸田新総裁はあまりにも情けない。スタートする前から巨大派閥に振り回されている。本人は“岸田は変わった”と宣伝していますが、やはり、胆力のなさ、気概のなさ、気弱さは変わっていないのでしょう。しかし、政調会長の人選まで他派閥に押し込まれたら、自分のやりたい政策だって実現しづらいはず。岸田政権は、いまから先が思いやられます」

安倍・麻生にハシゴを外されたらオシマイ

 人事権を放棄し、傀儡政権となった岸田政権は、短命に終わる可能性が高い。巨大派閥の顔色をうかがう政権が長続きするはずがないからだ。都合よく使い捨てにされておかしくない。

 30年前、岸田が率いる名門派閥「宏池会」の会長だった宮沢喜一も、最大派閥「竹下派」の力を借りて総理総裁に就いたが、結局、2年弱の短命で幕を閉じている。安倍・麻生の力を頼った岸田も、宮沢内閣と同じ運命をたどっても不思議はない。

 当時から「宏池会」は、戦闘力がなく、お公家集団と揶揄されていた。

 91年、総裁選に出馬した宮沢は、最大派閥だった「竹下派」の会長代行で、自民党の幹事長も務めた小沢一郎の屈辱的な“面接試験”を受け、念願の首相に選出されている。

 面接を受けた時、絶大な力を持っていた小沢を「大幹事長」とヨイショしたのは、語り草だ。

 ところが、初っぱなから人事でつまずき、最後は竹下派の権力闘争に巻き込まれ、不信任案を可決された揚げ句、政権から転落している。岸田も「宏池会」の大先輩・宮沢の二の舞いを演じる可能性がある。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「竹下派の力を得て発足した宮沢内閣は、竹下派幹部を副総裁と幹事長に就け、閣僚人事でも竹下派の議員を次々に登用しています。政権発足後も実質的に竹下派に政権運営を任せていた。政権維持のためには最大派閥の力を頼る方が得策という判断もあったのでしょう。でも、それが間違いだった。岸田氏も安倍・麻生両氏の力を背景に総裁に就任し、早速、2人にすり寄った人事をやっています。宮沢内閣と同じ轍を踏んでいるようにも見えます」

 傀儡政権はハシゴを外されたらオシマイである。

 しかも、お公家集団の「宏池会」には、参謀も武闘派もいない。今回の総裁選でも、高市陣営が勢いを増すと「高市に負けるかもしれない」「3位になるかも」とオロオロしていたというから話にならない。

 そのうえ、党内には強力な抵抗勢力が出来上がりつつある。人事で冷遇された二階派や河野、石破元幹事長、小泉環境相は、岸田政権が少しでも失政を犯したら、のろしを上げる可能性がある。お公家集団に対抗する胆力があるのかどうか。

 安倍・麻生コンビも、傀儡政権が不要となったら、サッサと切り捨てるに違いない。

3Aが支配する限り自民は変わらない

 岸田新総裁は「新自由主義政策を転換する」「分配なくして次の成長なし」――と訴えているが、巨大派閥が裏から操る傀儡政権では、国民のための政治などやれるはずがない。

 思い切った政策を実行しようと思っても、潰されるのは目に見えている。

 2週間続いた総裁選でよくわかったことは、安倍・麻生・甘利の“3A”が支配している限り、自民党は絶対に変わらないということだ。

 河野本人の資質に、問題があったのは事実だが、「核燃料サイクル政策」の見直しや、「年金制度」の抜本改革を訴えた河野が集中攻撃されたのは、既得権益を壊すことを“3A”を筆頭する連中が許さなかったからだ。

「世論調査でも党員投票でも、自民党の総裁候補のなかで支持を集めていたのは河野さんでした。目の前に衆院選が控えているのだから、普通の感覚なら河野さんを新総裁に選出するのが当然です。でも、議員票は3位に沈んだ。やはり、既得権益を壊そうとした河野太郎は、自民党にとっては“劇薬”なのでしょう。自民党は、ますます国民意識と乖離する政党になっています」(五十嵐仁氏=前出)

 こうなったら、国民の手でキッチリと“闇支配”を断ち切るしかない。折よく、約1カ月後には衆院選が控え、来夏には参院選が予定されている。野党にとっても鉄槌を下す最大のチャンスだ。政治評論家の森田実氏はこう言う。

「権力に上り詰めるために安倍、麻生両氏にすり寄った岸田氏は、ハト派の宏池会出身ながら、すっかり“極右”になり代わっている。野党は『安倍・麻生の傀儡政権を許すな』と追及し続けるべきです。国民も傀儡政権の実態を見抜いています。野党がキチンと“受け皿”をつくれれば、自公は大幅に議席を減らすはずです」

 それでも岸田は、安倍・麻生の言いなりになるつもりなのか。



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