2021年8月18日 22時03分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/125264?rct=national
新型コロナウイルスの感染拡大による医療提供体制の逼迫を受け、日本医師会(日医)の中川俊男会長は18日の定例記者会見で、「大規模イベント会場や体育館などを利用して、臨時の医療施設を整備すべきだ」との考えを表明した。
主に中等症患者を治療する。周囲を見渡せる広い空間に患者を集めることで、急な容体悪化に医師が気付きやすいという利点もある。
中川会長によると、各自治体が臨時の医療施設を運用することを想定し、地域の医師会や看護協会が医療従事者の派遣に協力する方針という。利用施設の一例として、東京都江東区の東京ビッグサイトを挙げた。設置場所や箇所数は未定で、できる限り早い運用の開始を提案している。
また、日医は日本経済団体連合会(経団連)に対し、加盟企業の「宿泊研修施設」を臨時の医療施設や宿泊療養施設に利用することを打診しているという。中川会長は記者会見で「前向きに検討していただいている」と話した。
だが、経団連の関係者は「あくまで各企業の判断になる。経団連から研修をやめて施設を提供するようにとは言えない」と説明。依頼のため、各企業がどこまで協力するかは見通せないという。(藤川大樹)
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