アフガニスタン タリバンが攻勢強める 3万人が国内避難民に/nhk
2021年8月11日 6時01分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210811/k10013193851000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_003
アフガニスタンでは、攻勢を強める反政府武装勢力 タリバンと対抗する政府軍との間で戦闘が激化していて、家を追われた多くの市民が治安が比較的安定している首都カブールに逃れてきています。
国連は1か月の間におよそ3万人が国内避難民になっていると警鐘を鳴らしています。
アフガニスタンでは反政府武装勢力 タリバンが攻勢を強め、10日は西部ファラー州と北部バグラン州の州都を制圧したと宣言し、これまでに合わせて8つの州都がタリバンの支配下に置かれたとみられます。
治安状況が比較的落ち着いている首都カブールには戦闘やタリバンの支配を逃れようと、多くの人たちがやってきていて、10日は数千人が市内の空き地に集まっていました。
タリバンが制圧を宣言した北部タハール州から来た男性は「カップの1つさえ持ち出すことができなかったが、家族の命だけは助けることができた」と話していました。
同じタハール州から来た別の男性は「2日前にたどり着いた。今も戦闘は続いていて、私の家も燃やされた。これからどうしたらよいのかわからず、途方に暮れている」と話していました。
OCHA=国連人道問題調整事務所は、先月3日から今月5日にかけて、家を追われた人はおよそ3万人に上ると分析し、国内避難民の増加に歯止めがかからない状況に警鐘を鳴らしています。
http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/329.html